JPH0797246B2 - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JPH0797246B2 JP1472888A JP1472888A JPH0797246B2 JP H0797246 B2 JPH0797246 B2 JP H0797246B2 JP 1472888 A JP1472888 A JP 1472888A JP 1472888 A JP1472888 A JP 1472888A JP H0797246 B2 JPH0797246 B2 JP H0797246B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、接触帯電装置に関するものであり、特に、少
なくとも交流成分を有する電圧を帯電部材に印加して、
例えば電子写真感光体等の被帯電体を所定電圧に帯電す
る接触帯電装置に関するものである。
従来の技術 最近、直流電圧と交流電圧を重畳した電圧を帯電部材に
外部より印加し、この帯電部材を、例えば電子写真感光
体等のような被帯電体に当接させて帯電を行なう接触帯
電方法が、例えば特願昭61-298419号に記載される如く
提案されており、従来のコロナ帯電方法に比較して低い
印加電圧を使用し得る、又オゾンの発生が少ない等とい
った利点を有している。
この接触帯電方法によると、例えば第9図に図示するよ
うに、電子写真感光体ドラム1に帯電部材である帯電ロ
ーラ5を接触従動回転させ、交流電圧Vacと直流電圧Vdc
とを重畳した電圧(Vac+Vdc)3を帯電ローラ5に印加
することにより感光体ドラム1を均一に帯電することが
できる。
発明が解決しようとする課題 本発明者等の研究実験の結果、上述の如き帯電ローラ5
を使用して接触帯電を実施した場合に、芯金5aに印加さ
れた電圧の交流成分Vacのために導電弾性部材5bが振動
し、そして帯電ローラ5と感光体ドラム1とのニップ部
(当接部)で音が発生することを見出した。この騒音の
発生は硬度が大きいとより大きくなり、ゴム硬度がASKE
R(アスカー)−Cで70°の場合には51.2dBにも達した
(第5図を参照せよ)。
又、印加電圧の交流成分Vacをなくせば音の発生はなく
なるが、感光体ドラム5の表面の均一な帯電を得ること
ができず、斑点状の帯電ムラを生じることが分かった。
これは電圧を印加した導電弾性部材5bと、該導電弾性部
材5bに接触する感光体ドラムの両表面には微視的には凹
凸があり、理想的な密着面が得られ難いためと考えられ
る。更に、斑点状帯電ムラ状態の感光体ドラム表面に通
常の電子写真画像形成プロセスを適用しても出力画像は
斑点状帯電ムラに対応した斑点状の黒点画像となり、高
品位な画像を得ることはできない。
音の発生を低減させる他の方法としては、帯電ローラ5
を強く感光体ドラム1の表面に押し付けることである。
この方法により或る程度の効果を得ることはできるが、
帯電ローラ5及び感光体ドラム1の損傷が激しくなり、
両部材の寿命を著しく短くするという欠点が発生する。
上記問題を解決する対策の一つとして、感光体ドラム1
の内部に、つまり導電性基体1aと感光体層1bとの間にゴ
ムなどの振動防止剤層を形成する方法が試みられてい
る。この方法によると、騒音は51.2dBから42.5dBに減少
し、防音の効果が認められるが、振動防止材層としての
防振ゴム部材を感光体内部に挿入することによる感光体
ドラムの変形、重量の増加、更には製造コストの大幅の
上昇を余儀なくし、実際的でない。
更に重要なことは、第9図に示されるように導電性基体
1a上に感光体層1bを形成して構成される感光体ドラム1
において、もし感光体層1bにピンホール等の欠陥が生じ
た場合には該ピンホール部分に帯電ローラ5からリーク
による大電流が流入し高圧電源の出力が低下し、その結
果感光体ドラム上のピンホール部分での帯電不良が発生
するという問題を有していた。
本発明者等は、上記問題を解決するべく多くの研究、実
験を行なった結果、帯電部材は、被帯電体に接触する高
抵抗体から成る上昇部と、少なくとも交流成分を有した
電圧が印加される導電性の下層部とにて構成し、上層部
の体積抵抗率は4.0×109Ω・cm以上であり、前記下層部
の体積抵抗率は1.0×106Ω・cm以下とし、更に下層部の
ゴム硬度がASKER−Cで60°以下とすることにより騒音
の派生が、実用上問題のない50dB以下となり、更に、例
え被帯電体にピンホール等の欠陥が生じた場合において
も帯電部材から被帯電体へと大電流が流れるのを防止す
ることができることを見出した。
本発明は斯る新規な知見に基づきなされたものである。
発明の目的 本発明の目的は、帯電部材に少なくとも交流成分を有す
る電圧を印加しても、帯電部材及び被帯電体との間で音
が発生することがなく、更に、例え被帯電体にピンホー
ル等の欠陥が生じた場合においても帯電部材から被帯電
体へと大電流が流れることがなく良好な帯電を可能とす
る接触帯電装置を提供することである。
本発明の他の目的は、被帯電体に対し、弱い押圧力で帯
電に充分な接触幅を得ることができ、帯電部材と被帯電
体の当接が確実となり安定した間隙を得ることでき一様
な帯電を可能とし、且つ帯電部材及び被帯電体の損傷、
摩耗を少なくすることのできる接触帯電装置を提供する
ことである。
課題を解決するための手段 上記諸目的は本発明に係る接触帯電装置にて達成され
る。要約すれば本発明は、被帯電体に接触し被帯電体を
帯電する帯電部材を有する接触帯電装置において、前記
帯電部材は、少なくとも交流成分を有する電圧が印加さ
れる導電性基体と、被帯電体に接触する上層部と、前記
導電性基体と前記上層部との間に設けられた下層部と、
を備え、前記上層部の体積抵抗率は4.0×109Ω・cm以上
であり、前記下層部の体積抵抗率は1.0×106Ω・cm以下
であり、かつ前記帯電部材の硬度がASKER−Cで60°以
下であることを特徴とする接触帯電装置である。本発明
の好ましい実施態様によると、下層部は導電性スポンジ
にて形成される。
実施例 次に、本発明に係る接触帯電装置を図面に即して更に詳
しく説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る接触帯電装置の一実施
例を示す。本実施例にて、被帯電体は電子写真感光体ド
ラム1とされ、該感光体ドラム1はアルミニウム製のド
ラム基体1aと、該基体1aの外周面に形成された感光体
層、本実施例では有機光導電体(OPC)1bとから成る。
該感光体ドラム1は、本実施例では外径30mmとされ、矢
印方向に所定の速度で回転される。感光体ドラム1は本
発明に係る接触帯電装置にて帯電される。
本発明に係る接触帯電装置は、感光体ドラム1に所定圧
力をもって接触する帯電部材、本実施例ではローラ形状
とされる帯電ローラ2を有し、感光体ドラム1の回転に
伴ない矢印方向に従動回転する。帯電ローラ2は、金属
製の芯金2aと、該芯金の外周囲に形成された下層部2b
と、該下層部2bの外周囲に形成された上層部2cとを有
し、本実施例では、外径は12mm(芯金2aの直径6mm、上
層部2cの厚さ100μm)とされた。帯電ローラ2には電
源部3より電圧が印加され、少なくとも交流成分Vacを
含んだ、交流電圧Vacと直流電圧Vdcとを重畳した電圧
(Vac+Vdc)が芯金2a、つまり下層部2bに供給される。
下層部2bはEPDM、NBR等の弾性ゴムにカーボン(例えば
神東塗料株式会社製、商品名「シントロン」)を分散さ
せた材料にて形成され、上層部2cはアミラン(6−ナイ
ロンの商品名、東レ株式会社製)等から成る高抵抗材料
にて形成される。本発明に従えば、上層部2cの体積抵抗
率は4.0×109Ω・cm以上とされ、下層部2bの体積抵抗率
は1.0×106Ω・cm以下とされる。
本発明者等の研究実験の結果によると、表1に示すよう
に、帯電ローラ5の上層部2cの体積抵抗率が4.0×109Ω
・cm以上とされた場合に、例え感光体ドラム1上にピン
ホールが生じたときにも帯電ローラ5と感光体ドラム1
との間にリークは発生せず、感光体ドラム1への良好な
帯電が可能であることが分った。
ところで、帯電ローラ5の高抵抗層の抵抗値R1と低抵
抗層の抵抗値R2の和(R1+R2)と、感光体ドラム1
の静電容量Cとの積(R1+R2)×Cは、感光体ドラム
1が所定の電位に帯電されるのに要する時間(充電時
間)を示す。ここで帯電ローラ5の抵抗(R1+R2)が
大きくなると充電時間が長く必要となり感光体ドラム上
に必要な電位を時間内に帯電できなくなる。このことか
ら高抵抗層の上限は4.0×1012Ω・cm程度と考えられ
る。従って帯電ローラ5の抵抗値はなるべく小さいこと
が望まれる。しかしながら、帯電ローラ5の高抵抗層は
リーク対策のためにこれ以上抵抗値を小さくすることは
できない。そこで低抵抗層の抵抗値R2を高抵抗層の100
分の1以下にすることで低抵抗層の抵抗値が充電時間に
与える影響を無視しうるレベルにすることができる。
従って、導電層つまり下層部2bの抵抗は上層部2cの100
部の1以下とされる。但し、現在実用上市販されている
導電層を形成する物質から考えて101Ω・cmが下限値と
考えられる。
今、上層部の体積抵抗率が4×109Ω・cm、膜厚100μ
m、帯電ローラの直径12mm、芯金の直径6mm、下層部の
肉厚2.9mmとした場合、下層部の体積抵抗率を求めてみ
る。
先ず、第10図に示すようにローラを軸方向と垂直な断面
で見たときの斜線部分の層の感光体ドラムとのニップの
長手方向部分での抵抗は、 で求められる。このとき、dはニップ幅、lはニップ部
の長手方向長さ、ρは体積抵抗率、r1はローラを軸方
向と垂直な断面で見たときのローラの中心から抵抗を求
める層の内側までの半径、r2は同じくローラの中心か
ら抵抗を求める層の外側までの半径を表わす。
従って、下層部の抵抗を上層部の抵抗の100分の1以下
とすることから下層部の体積抵抗をρ(Ω・cm)とする
と、 ρ≦1.0×106(Ω・cm) となる。従って、下層部の体積抵抗率は1.0×106Ω・cm
以下とする必要がある。
上述のように、下層部2bの体積抵抗率は1.0×106Ω・cm
以下とする必要があるが、このような下層部を形成する
ためにカーボンの含有量をふやすと、帯電ローラ5自体
の硬度が増大し、上述のように騒音を発生することとな
する。本発明者等の研究実験の結果によると、第5図に
示されるように、ゴム硬度をASKER−Cで60°以下とす
ることにより騒音を実用上問題のない50dBより小さくす
ることが可能となった。しかしながら、ゴム硬度をASKE
R−Cで5°以下にすると帯電ローラ表面にシワが発生
し帯電不良が起きた。従って、ゴム硬度の下限は5°と
考えられる。
尚、帯電部材のゴム硬度は、第6図に図示されるよう
に、帯電部材2の芯金2aを両端の支持部で水平に保ち、
次に300gの荷重を負荷したASKER−C硬度計100を用い、
帯電部材2の中央と左右においてそれぞれ円周方向に3
点づつ合計9点を測定し、平均を求めたゴム硬度とし
た。
以上の構成にて、感光体ドラム1を周速20mm/secで回転
し、帯電ローラ2に電源部3から、−700Vの直流電圧Vd
cと、ピーク間電圧1500V、周波数1000Hzの交流電圧Vac
を印加すると、感光体ドラム1は大略−700Vに均一に帯
電された。しかも、帯電ローラ2と感光体ドラム1との
振動による音は、第5図に示す通り、ゴム硬度がASKER
−Cで60°以下となった場合には45dB以下に抑えること
ができ、実用上問題がなかった。
本発明によれば帯電ローラ2は十分な弾性を有している
ために、感光体ドラム1に適切な圧力で十分に押し付け
られ、外部から交流電圧が印加され振動を開始したとし
ても、帯電ローラ2の上層部2aが感光体ドラム1から離
れることはなく、その結果帯電ローラ2と感光体ドラム
1との間に空気をはさみ込むことがなく、音の発生が抑
えられるものと考えられる。
第3図及び第4図に本発明の接触帯電装置の他の実施例
が示される。
本発明によれば、下層部2bは第2図に図示するように、
1層にて構成する必要はなく、第3図に図示されるよう
に、柔軟部2b−1と導電部2b−2とにて構成することも
可能である。柔軟部2b−1は、EPDM、NBR等の弾性ゴム
又は熱可塑性エラストマー等にてゴム硬度がASKER−C
で60°以下となるように形成し、又導電部2b−2は導電
塗料、例えばシントロン(商品名、神東塗料株式会社
製)等を塗布厚10μmにて塗布することにより形成する
ことができる。本発明に従えば、上層部2cの体積抵抗率
は4.0×109Ω・cm以上とされ、下層部2b−2の体積抵抗
率は1.0×106Ω・cm以下とされる。
斯る構成によると、柔軟部2b−1には導電性を付与する
ためのカーボンを含有させる必要がなく、帯電ローラは
十分の弾性を有し、且つ導電部2b−2を設けることによ
り下層部の抵抗を必要十分にまで下げることができると
いう特長を有する。
第4図の実施例によると、下層部2bは導電性スポンジと
することも可能である。導電性スポンジは、EPDM等の弾
性ゴム基材にカーボン(例えばライオンアクゾ株式会社
製、商品名「ケッチェンブラック」)等の導電性物質
と、発泡剤(例えば三共化成株式会社製、商品名「セル
マイク」)とを混入して作製することができる。
本実施例によると、下層部2bの抵抗を体積抵抗率が1.0
×106Ω・cm以下となるまで下げても硬度は十分にASKER
−Cで60°以下とすることができ、騒音を50dB以下に抑
え、且つ良好な帯電を達成することができる。又、第3
図の実施例に比較し、導電層2b−2を塗布する必要もな
く、帯電ローラ2の製作費が易くなるという利点もあ
る。
本発明に係る接触帯電装置は、ロール形状ではなく、ブ
レード形状とすることもでき、その一実施例が第7図及
び第8図に示される。
第7図において、接触帯電装置は帯電ブレード4を有
し、感光体ドラム1に所定圧力をもって順方向に当接さ
れる。又、ブレード4は、電源部(図示せず)から電圧
が供給される金属指示部材4aに、本実施例では長さ30m
m、肉厚4mmの矩形横断面を有した下層部、つまり柔軟部
4b−1と導電部4b−2とが支持され、更にその外周囲に
上層部4cが被覆されて構成される。柔軟部4b−1は、EP
DM、NBR等の弾性ゴム又は熱可塑性エラストマー等にて
製造され、ブレードのゴム硬度がASKER−Cで60°以下
となるように形成し、又導電部4b−2は導電塗料、例え
ばシントロン(商品名、神東塗料株式会社製)等を塗布
厚10μmにて塗布することにより形成することができ
る。又、上層部4cは、上記各実施例と同様に、アラミン
(6−ナイロンの商品名、東レ株式会社製)等から成る
高抵抗材料にて形成される。本発明に従えば、上層部4c
の体積抵抗率は4.0×109Ω・cm以上とされ、下層部4b−
2の体積抵抗率は1.0×106Ω・cm以下とされる。
本発明の他の実施例によれば、第8図に図示されるよう
に、帯電ブレード4は、下層部4bを導電性スポンジとす
ることも可能である。導電性スポンジは、EPDM等の弾性
ゴム基材にカーボン(例えばライオンアクゾ株式会社
製、商品名「ケッチェンブラック」)等の導電性物質
と、発泡剤(例えば三共化成株式会社製、商品名「セル
マイク」)とを混入して作製することできる。
勿論、本実施例においても、下層部4bの体積抵抗率は1.
0×106Ω・cm以下とされ、且つブレードの硬度はASKER
−Cで60°以下とされる。
上記実施例の帯電ブレードによっても、上記帯電ローラ
と同様に騒音を50dB以下に抑え、且つ良好な帯電を達成
することができる。
尚、本実施例におけるブレード状帯電部材のゴム硬度
は、平板上に水平に載置し、次に300gの荷重を負荷した
ASKER−C硬度計を用い、帯電部材の中央と左右におい
てそれぞれ3点づつ合計9点を測定し、平均を求めてゴ
ム硬度とした。
又、前述した実施例では、被帯電体としてOPC感光体を
使用したが、被帯電体はこれに限定されるものでなく、
a−Si感光体、Se感光体等各種感光体を使用した電子写
真技術の分野、その他の技術分野にても本発明は好適に
採用し得る。
発明の効果 以上の如くに構成される本発明に係る接触帯電装置は、
帯電部材に少なくとも交流成分を有する電圧を印加して
も帯電部材と被帯電体の振動による音の発生を有効に防
止することができ、更に、例え被帯電体にピンホール等
の欠陥が生じた場合においても帯電部材から被帯電体へ
と大電流が流れることがなく良好な帯電を可能とする。
又、帯電部材の押圧力、つまり両部材間の当接力は弱い
ものでよく、帯電部材と被帯電体の当接が確実となり安
定した間隙を得ることができ一様な帯電を達成すること
ができ、更には帯電部材及び被帯電体の損傷、摩耗を少
なくすることができるという利点がある。
更に本発明の接触帯電装置によると、高抵抗部材が下層
の導電性部材を被覆して上層部として形成されるため
に、下層部を形成する導電性材料内の可塑剤、オイル等
が使用中に外部に浸み出し、被帯電体を汚損したり、電
子写真装置の帯電装置として使用された場合には静電潜
像を乱すといった従来装置が有した問題点を解決し、
又、従来の帯電装置にて導電性部材が表面に露出いてい
た場合に頻繁に生じていた導電性材料の毛羽立ちによる
異常放電(リーク)を防止することもできるという利点
も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る接触帯電装置の一実施例の断面
図である。 第2図から第4図は、本発明に係る接触帯電装置の他の
実施例の部分断面図である。 第5図は、帯電部材の硬度と音の大きさの関係を示すグ
ラフである。 第6図は、ゴム硬度の測定方法を示す概略図である。 第7図及び第8図は、本発明に係る接触帯電装置の他の
実施例の断面図である。 第9図は、従来の接触帯電装置の断面図である。 第10図は、帯電ローラの体積抵抗率を求めるための接触
帯電装置の概略図である。 1:被帯電体 2、4:帯電部材 2c、4c:上層部 2b、4b:下層部 2b−1、4b−1:柔軟層 2b−2、4b−2:導電層 3:電源部
フロントページの続き (72)発明者 宮本 敏男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 友行 洋二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 荒矢 順治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−66673(JP,A) 特開 平1−191880(JP,A) 実開 昭57−199349(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体に接触し被帯電体を帯電する帯電
    部材を有する接触帯電装置において、 前記帯電部材は、少なくとも交流成分を有する電圧が印
    加される導電性基体と、被帯電体に接触する上層部と、
    前記導電性基体と前記上層部との間に設けられた下層部
    と、を備え、前記上層部の体積抵抗率は4.0×109Ω・cm
    以上であり、前記下層部の体積抵抗率は1.0×106Ω・cm
    以下であり、かつ前記帯電部材の硬度がASKER−Cで60
    °以下であることを特徴とする接触帯電装置。
  2. 【請求項2】前記下層部は導電性スポンジであることを
    特徴とする請求項1の接触帯電装置。
JP1472888A 1988-01-27 1988-01-27 接触帯電装置 Expired - Lifetime JPH0797246B2 (ja)

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