JPH0611945A - 接触帯電装置並びにその帯電部材の形成方法及びプロセスカートリッジ - Google Patents

接触帯電装置並びにその帯電部材の形成方法及びプロセスカートリッジ

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JPH0611945A
JPH0611945A JP16895692A JP16895692A JPH0611945A JP H0611945 A JPH0611945 A JP H0611945A JP 16895692 A JP16895692 A JP 16895692A JP 16895692 A JP16895692 A JP 16895692A JP H0611945 A JPH0611945 A JP H0611945A
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JP16895692A
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Kazue Sakurai
和重 櫻井
Hiroki Kisu
浩樹 木須
Michihito Yamazaki
道仁 山崎
Erika Asano
えりか 浅野
Junichi Kato
淳一 加藤
Masahiro Goto
正弘 後藤
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被帯電体の均一帯電と帯電音の減少を図るこ
とができる接触帯電装置を提供する。 【構成】 被帯電体1に接触してこの被帯電体1を帯電
するシート状又はチューブ状の帯電部材23を、給電部
21にブラシ状に植毛された導電性繊維22の端部に取
り付けた。このため帯電部材23周りは軽くなってお
り、被帯電体1を均一に帯電するための交流電圧に起因
してこの帯電部材23等が振動しても、その振動のエネ
ルギーを小さくでき、帯電音を減少させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やレーザビームプ
リンタ等の画像形成装置に用いられる接触帯電装置並び
にその帯電部材の形成方法及びかかる接触帯電装置を備
えたプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】直流電圧と交流電圧との重畳電圧を導電
性の帯電部材に印加し、この帯電部材を被帯電体に接触
させてその帯電を行なう接触帯電装置は知られている。
この接触帯電装置は従来のコロナ帯電器に比較して、使
用電圧が低く、比較的低電圧の電源が使用できること、
及び帯電にあたってオゾンの発生が少ないこと等の利点
を有しているため近年多く使用されるようになってきて
いる。
【0003】図18はこの接触帯電装置により例えば画
像形成装置の感光ドラムを1次帯電している状態を示し
ている。図中100は芯金101周りが帯電部材102
で覆われた接触帯電装置としての帯電ローラであり、芯
金101には電源110より交流電圧Vacと直流電圧V
dcとの重畳電圧が印加される。そして、この帯電ローラ
100で感光ドラム1の表面の感光層1aを均一に帯電
するには、帯電ローラ100の帯電部材102を感光ド
ラム1に接触させつつ、この帯電ローラ100を感光ド
ラム1の回転に伴なって従動回転させ、芯金101に所
定の直流電圧Vdcに帯電開始電圧の2倍以上のピーク間
電圧Vppを有する交流電圧Vacを重畳した電圧を印加す
ればよい。
【0004】なお、帯電ローラ100の帯電部材102
はEPDM、NBR等の弾性ゴムにカーボン粉末を分散
させた導電性の弾性部材から構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような帯電ローラ100を使用して感光ドラム1を接触
帯電した場合、芯金101に印加した電圧の交流成分V
acに起因して、帯電音と呼ばれる振動音が発生するとい
う不都合がある。また、画像形成装置のプロセスカート
リッジ中にかかる帯電ローラ100を備えた場合、この
帯電ローラ100による帯電音がプロセスカートリッジ
内で共鳴し、その音が更に増幅されてしまうという不都
合がある。
【0006】以下この帯電ローラ100による帯電音の
発生するメカニズムを図19を参照しつつ説明する、な
お、図中1aは感光ドラム1の感光層であり、1bは感
光ドラム1の接地されたアルミニウム製の基層である。
また、感光ドラム1は40mm/sの周速で回転してい
るものとする。
【0007】帯電部材102には芯金101を介して交
流電圧Vacが印加されるため、図19(a)で示される
ように、ある瞬間には、感光ドラム1の感光層1aを挟
んで帯電部材102側にプラス、感光ドラム1の基層1
b側にマイナスの電荷が誘起される。そして、これ等の
電荷は互いに引き合うので、帯電部材102の表面は感
光ドラム1に引き付けられ、太線で示される位置から細
線で示される位置に移動する。
【0008】次に交流電界が逆転を始めると、前記帯電
部材102のプラス電荷及び感光ドラム1の基層1bの
マイナス電荷は図19(b)で示されるように誘起して
きた逆極性の電荷によって打ち消され始める。そして、
交流電界がちょうどプラス側からマイナス側に変わる時
に、帯電部材102上のプラス電荷と感光1ドラムの基
層1bのマイナス電荷は消滅する。この結果帯電部材1
02は図19(b)で示されるように太線の位置から細
線の位置に移動する。更に、交流電界がマイナスのピー
クをむかえるときには、図19(c)で示されるよう
に、帯電部材102側にはマイナス、感光ドラム1の基
層1b側にはプラスの電荷が誘起され、帯電部材102
は再び太線で示される位置から細線で示される位置に移
動する。
【0009】そして、上記現象が繰り返し行なわれるた
め、帯電部材102は振動を始め、その結果、帯電音が
発生するものと考えられる。なお、交流電圧Vacの周波
数をf、帯電部材102の振動周波数をFとすれば、交
流電圧Vacの1周期の間に帯電部材102は2回振動す
ることとなるので、両者の間には2f(Hz)=F(c
/s)の関係がある。
【0010】ここで、交流電圧Vacのピーク間電圧Vpp
を帯電開始電圧の2倍の値より小さくすれば、上記帯電
音を小さくすることができるが、この場合、感光ドラム
1の均一帯電は難しくなり、感光ドラム1上に斑点状の
帯電ムラを生じる。この帯電ムラは、帯電部材102と
感光ドラム1との接触面に微視的に存在する多くの凹凸
がにより、この2者間が理想的な接着面とならないこと
に起因して生じると考えられる。すなわち、ピーク間電
圧を下げるということは、交流電圧を印加することによ
り均一な帯電を行なうという、いわゆる“均し効果”を
無くしてしまうことを意味する。
【0011】従って、斑点状の帯電ムラを有する感光ド
ラム1上に画像を形成しても、この斑点状の帯電ムラが
黒点画像を形成し、かかる感光ドラム1により高品位な
画像を形成することはできない。なお、帯電音を減少さ
せるために、感光ドラム1の内部にゴム等でできた防振
部材を入れる減音手段も提案されているが、感光ドラム
1の変形、重量化、製造コストのアップ等を招くため、
未だ実用化されていない。
【0012】本発明の第1の発明及び第2の発明は上記
問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、被
帯電体を均一に帯電できると共に、帯電音の減少を図る
ことができる接触帯電装置及びこの接触帯電装置を備え
たプロセスカートリッジを提供するにある。
【0013】一方、薄い円筒状の帯電部材を使用し、こ
の帯電部材の振動エネルギーを小さくして、帯電音の減
少を図った中空の帯電ローラもあるが、この帯電ローラ
において帯電部材の厚さが厚ければ、帯電音の減音効果
は一般に小さくなる。従って、かかる帯電ローラにおい
てはできるだけ薄い円筒状の帯電部材を使用することが
必要となるが、種々の材料について、薄い円筒状の帯電
部材を形成することは必ずしも容易でない。
【0014】本発明の第3の発明は上記問題に鑑みてな
されたもので、その目的とする処は、薄い円筒状の帯電
部材を使用して帯電音の減少を図った接触帯電装置に関
し、薄い円筒状の帯電部材を種々の材料について容易に
形成できる接触帯電装置の帯電部材の形成方法を提供す
るにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の第1の発明は、交流成分を有する電圧が印加され
る給電部と、該給電部にブラシ状に植毛される導電性繊
維と、該導電性繊維の端部側に取り付けられ、被帯電体
に接触してこの被帯電体を帯電するシート状又はチュー
ブ状の帯電部材とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明の第1の発明は、像担持体
と、少なくとも該像担持体を帯電する接触帯電装置とを
有し、画像形成装置本体内に着脱自在に配設されるプロ
セスカートリッジにおいて、前記接触帯電装置が、交流
成分を有する電圧が印加される給電部と、該給電部にブ
ラシ状に植毛される導電性繊維と、該導電性繊維の端部
側に取り付けられ、前記像担持体に接触してこの像担持
体を帯電するシート状又はチューブ状の帯電部材とを有
することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成すべく本発明の第2の発明
は、交流成分を有する電圧が印加される帯電部材を被帯
電体に接触させてこの被帯電体を帯電させる接触帯電装
置において、前記帯電部材を多層に構成し、各層の比重
を被帯電体側に向かって順次大きくしたことを特徴とす
る。
【0018】また、本発明の第2の発明は、像担持体
と、少なくとも、交流成分を有する電圧が印加される帯
電部材を前記像担持体に接触させてこの像担持体を帯電
させる接触帯電装置とを有し、画像形成装置本体内に着
脱自在に配設されるプロセスカートリッジにおいて、前
記接触帯電装置の帯電部材を多層に構成し、各層の比重
を像担持体側に向かって順次大きくしたことを特徴とす
る。
【0019】上記目的を達成すべく本発明の第3の発明
は、交流成分を有する電圧が印加される円筒状の帯電部
材を被帯電体に接触してこの被帯電体を帯電させる接触
帯電装置の帯電部材の形成方法であって、導電性の塗布
液を所定形状の基体周りに塗布して塗布膜を形成する膜
形成工程と、この塗布膜を前記基体から分離して前記帯
電部材を形成する膜分離工程とを有することを特徴とす
る。
【0020】
【作用】まず、第1の発明の作用を説明する。被帯電体
に帯電部材を接触させつつこれを帯電する接触帯電装置
では、被帯電体をムラなく均一に一様帯電するため所定
の交流成分を有する電圧が印加される。このため、接触
帯電装置の帯電部材は被帯電体に対して交流成分を有す
る電圧によって誘起される静電気力によって振動を生
じ、帯電音を発生させる。
【0021】従って、この第1の発明の帯電部材等も交
流成分を有する電圧に起因して振動し、帯電音を発生さ
せる。しかし、この場合、帯電部材はシート状又はチュ
ーブ状の形状をしており、かつ、この帯電部材は芯金に
植毛されたブラシ状の導電性繊維により支持されている
ため、帯電部材周りは軽くなっており、この帯電部材等
が振動してもその振動のエネルギーは小さい。このた
め、この接触帯電装置では帯電音を小さく出来る。ま
た、このような接触帯電装置で像担持体を帯電するよう
にしたプロセスカートリッジではこのプロセスカートリ
ッジからの騒音を小さく抑えることができる。
【0022】次に第2の発明の作用を説明する。交流成
分を有する電圧が印加される接触帯電装置が帯電音を発
生させるのは、一般に被帯電体に接触してこれを帯電さ
せる帯電部材が振動することによるものであるが、帯電
部材を例えば2層とし、被帯電体側の層の比重を内側の
層の比重より大きくすれば、交流成分を有する電圧に起
因して帯電部材に振動が発生しようとしても、内側の層
に比べ外側の層の比重が大きいためこの帯電部材には振
動は生じにくくなる。このため、発生する帯電音は小さ
なものとなる。また、かかる接触帯電装置で像担持体を
帯電するようにしたプロセスカートリッジではこのプロ
セスカートリッジからの騒音を小さく抑えることができ
る。
【0023】次に第3の発明の作用を説明する。交流成
分を有する電圧が印加される接触帯電装置の帯電音を減
少させるには、被帯電体に接触してこれを帯電させる帯
電部材を円筒状にして、帯電部材の振動エネルギーを小
さくしてやればよい。この場合、帯電部材の厚さはでき
るだけ薄いほうがよいが、薄い円筒状の帯電部材の形成
は容易でない。
【0024】そこで、本発明では、導電性の塗布液を所
定形状の基体周りに塗布して塗布膜を形成する膜形成工
程と、この塗布膜を基体から分離して帯電部材を形成す
る膜分離工程とを設けて、薄い円筒状の帯電部材を容易
に形成できるようにした。また、この方法によれば種々
の材料にて容易に薄い円筒状の帯電部材を形成できる。
【0025】
【実施例】
[第1の発明]次にこの発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。まず、本発明の第1実施例を図1乃至図
3により説明する。
【0026】図3は電子写真複写機(画像形成装置)の
断面を示している。図中1は矢印方向に回転される像担
持体である感光ドラムであり、そのアルミニウム製の基
層1aの外表面上に電子写真用の感光層1bが形成され
ている。この感光ドラム1の周りには接触帯電装置であ
る1次帯電手段としての帯電ローラ20、現像手段とし
ての現像器3、転写手段としての転写帯電器4及びクリ
ーニング手段としてのクリーニング器5が配設されてい
る。そして、感光ドラム1の給紙側には給紙ローラ6、
給紙カセット7、レジストローラ8が配設され、感光ド
ラム1の排紙側には定着器9が配設されている。
【0027】上記感光ドラム1、帯電ローラ20、現像
器3及びクリーニング器5はカートリッジ容器10aに
取り付けられ、装置本体11に対して一体として着脱さ
れるプロセスカートリッジ10を形成している。このプ
ロセスカートリッジ10は、装置本体11の支持部1
3,14を介して装置本体11に着脱容易に支持されて
いて、例えば現像器3内のトナーが使い尽されたり、ク
リーニング器5内が廃トナーで一杯になった場合等に、
個々の機器を交換するのでなくこのプロセスカートリッ
ジ10全体を交換することによりメンテナンスの容易化
等を図るためのものである。なお、10bはプロセスカ
ートリッジ10が装置本体11外にある場合に感光ドラ
ム1を保護するドラムカバーである。
【0028】上記帯電ローラ20はその詳細については
後述するが、所定圧で感光ドラム1に当接しつつ感光ド
ラム1の回転に伴なって従動回転し、この感光ドラム1
を一様に1次帯電するものである。現像器3は内部にト
ナーTを保有するトナー保有部3aと、該トナー保有部
3a内のトナーTを感光ドラム1側に供給する現像部3
bとから構成されていて、トナー保有部3a内のトナー
Tは撹拌棒3cにより現像部3bに供給され、現像部3
b内のトナーTは感光ドラム1と対向して回転する現像
スリーブ3dの外周面に吸着されて感光ドラム1側に供
給される。なお、3eは現像スリーブ3d上のトナーT
の層厚を規制する現像ブレードである。
【0029】転写帯電器4はコロナ放電タイプの帯電器
であり、感光ドラム1上のトナー像を転写紙P上に転写
させるものである。またクリーニング器5は感光ドラム
1に摺擦するクリーニングブレード5aにより感光ドラ
ム1上の残留トナーを掻き落とし、この掻き落とされた
廃トナーをクリーニング器本体5b内に貯蔵するもので
ある。
【0030】次にこの画像形成装置による画像形成工程
を説明する。帯電ローラ20により一様帯電された感光
ドラム1にスキャナユニット(不図示)から画像光Lが
露光されると、この感光ドラム1上には静電潜像が形成
される。この静電潜像は感光ドラム1の回転と共に現像
器3の現像スリーブ3dの方へ向けられ、該現像スリー
ブ3dによりトナーTが供給されてトナー像として顕像
化される。そして、このトナー像は転写帯電器4の方へ
向けられ、該転写帯電器4により転写材P上に転写され
る。また、転写の終了した感光ドラム1はクリーニング
器5によりその残留トナーがクリーニングされ、次の画
像形成のために備えられる。
【0031】一方、給紙カセット7内の転写材Pは給紙
ローラ6により一枚ずつ取り出された後レジストローラ
8の方へ送られ、該レジストローラ8よりタイミングを
合わされて感光ドラム1側へ供給される。そして、感光
ドラム1からトナー像の転写を受けた転写紙Pは定着器
9に送られ、該定着器9によりそのトナー像が加熱・加
圧されて溶解固着され、永久像として定着される。
【0032】次に帯電ローラ20について図1及び図2
を参照しつつ更に説明する。帯電ローラ20は給電部と
なる例えばステンレス棒から構成される中心部の芯金2
1と、この芯金21周りにブラシ状に植毛されている所
定長さの導電性繊維22と、この導電性繊維22の円柱
状に形成された端部を覆い、被帯電体である感光ドラム
1帯電用の帯電部材となるチューブ状の表面層23とか
ら構成されている。
【0033】芯金21には電源12から交流電圧Vac
(ピーク間電圧Vpp=2.0KV、周波数f=600H
z)と直流電圧Vdcの重畳電圧が印加される。導電性繊
維22は芯金21に印加された電圧を帯電部材22に伝
えると共に、帯電部材22に対するクッションとしての
機能を有するもので、導電性を有する繊維状の細長い材
料から構成されるものである。例えばこの導電性繊維2
2としてカーボン繊維、繊維状ステンレス、又はアセテ
ート、ナイロン、ビニロン、ポリ塩化ビニル、ビニリデ
ン、ポリエステル類、アクリル等の化学繊維を導電化し
たものが使用できる。表面層23は被帯電体である感光
ドラム1に接触しつつこの感光ドラム1を帯電する変形
容易な弾性材からなるもので、導電性カーボン、酸化ス
ズ、酸化チタン等の導電性粉体をEDPMやウレタンに
分散させたものを一定厚さのチューブ状に形成したもの
である。
【0034】次にこの帯電ローラ20の作用を説明す
る。従来技術等の項で説明したように、接触帯電装置2
であるこの帯電ローラ20には電源12を介して交流電
圧Vacと直流電圧Vdcとの重畳電圧が印加されるが、帯
電ムラを無くすため、交流電圧Vacのピーク間電圧Vpp
は帯電開始電圧の2倍以上とされる。このため、帯電ロ
ーラ20には振動が生じ、この帯電ローラ20は帯電音
を発生させる。
【0035】一方、帯電ローラ20はその芯金21の外
方部が導電性繊維22とチューブ状の表面層23とから
構成されているため、全体的に軽くなっており、かつ、
感光ドラム1と接触する表面層23は導電性繊維22の
変形等により非常に柔らかくなっている。従って、帯電
ローラ20の導電性繊維22や表面層23に交流電圧V
acに起因して振動が生じても、その振動のエネルギー
は、例えば図18で示される従来の帯電ローラ100に
比べて小さくなっており、この帯電ローラ20に生じる
帯電音は結果として非常に小さなものとなる。具体的に
は、図1で示される系全体を無響室にセットしISO7
779の6項にしたがった騒音レベルの測定を行なった
ところ、図18で示される従来の帯電ローラ100では
55dBあった騒音レベルを、この帯電ローラ20では
35dBまで下げることができた。
【0036】以上のようにこの帯電ローラ20では被帯
電体である感光ドラム1に帯電ムラを生じさせることな
く、この感光ドラム1を所定の電位に均一に帯電できる
と共に、帯電にあたっても帯電音を小さく抑えることが
できる。
【0037】また、本発明に係る帯電ローラ20ではブ
ラシ状の導電性繊維22の一端部側が表面層23にて覆
われているため、この帯電ローラ20では、従来のブラ
シ状帯電手段の欠点となっていたスジ状の帯電ムラや植
毛パターンによる帯電ムラを感光ドラム1に生じさせる
ことはない。
【0038】更に、上記帯電ローラ20を組み込んだプ
ロセスカートリッジ10では、帯電ローラ20による帯
電音が減少する分、カートリッジ容器10a内でのその
反響音が減少し、騒音の少ないプロセスカートリッジと
なる。なお、プロセスカートリッジ10は像担持体(感
光ドラム1)の他、少なくとも接触帯電装置(帯電ロー
ラ20)を有して構成されるものであればよい。
【0039】次にこの発明の第2実施例を図4及び図5
を参照しつつ説明する。なお、第1実施例に係るものと
同一機能を有するものには同一符号を付しその説明を省
略する。
【0040】本実施例では芯金21周りに導電性繊維2
2がブラシ状に植毛された帯電ローラ20の外面部の帯
電部材が、最外層部となる高抵抗層24と導電性繊維2
2と接する低抵抗層25の2層から構成される場合であ
る。高抵抗層24はヒドリンゴムや紙等から構成され、
感光ドラム1上のピンホール部に帯電ローラ20が対向
した場合、この帯電ローラ20からの異常放電を防止す
るものであり、低抵抗層25は例えばEPDMに多量の
カーボンを含ませてその抵抗を小さくした弾性材から構
成され、高抵抗層24の裏面側に導電性繊維22を介し
て電源12からの重畳電圧を均一に印加するためのもの
である。
【0041】以上のように帯電ローラ20の帯電部材が
2層から構成される場合であっても、この帯電ローラ2
0では第1実施例と同様に被帯電体である感光ドラム1
を均一に帯電できると共に、帯電時の帯電音の発生を小
さく抑えることができる。また、プロセスカートリッジ
10にこの帯電ローラ20を組み込めば、騒音の少ない
プロセスカートリッジが提供できることとなる。更に、
この帯電ローラ20では従来のブラシ状帯電手段で生じ
ていた帯電ムラを防止できる。なお、帯電部材は必要に
応じて3層、4層と多層にしても、この帯電ローラ20
にて帯電音の発生を小さく抑えることができるのは勿論
である。
【0042】次にこの発明の第3実施例を図6及び図7
を参照しつつ説明する。なお、第1実施例に係るものと
同一機能を有するものには同一符号を付しその説明を省
略する。
【0043】本実施例では接触帯電装置が帯電ブレード
30である場合である。この帯電ブレード30は給電部
となる例えばステンレス板から構成される板状電極31
と、この板状電極31の下面側にブラシ状に植毛されて
いる所定長さの導電性繊維32と、該導電性繊維32の
曲面状に形成された端部を覆い、被帯電体である感光ド
ラム1帯電用の帯電部材となるシート状の表面層33と
から構成されている。この場合、導電性繊維32と表面
層33の材質及び機能等は第1実施例の帯電ローラ20
の導電性繊維22や表面層23と同一である。
【0044】帯電ブレード30はその表面層33が被帯
電体である感光ドラム1に摺擦することにより、この感
光ドラム1を均一に帯電するものであるが、かかる帯電
ブレード30においても電源12から板状電極31に交
流電圧Vacと直流電圧Vdcの重畳電圧が印加され、帯電
ローラ20と同様に帯電ムラを無くすため、交流電圧V
acのピーク間電圧Vppは帯電開始電圧の2倍以上とされ
る。従って、この帯電ブレード30にも帯電ローラ20
と同様に振動が生じ、この帯電ブレード30は帯電音を
発生させる。
【0045】一方、この帯電ブレード30では、板状電
極31の被帯電体である感光ドラム1側が導電性繊維3
2とシート状の表面層33とから構成されているため、
全体的に軽くなっており、かつ、感光ドラム1と接触す
る表面層33は導電性繊維32の変形等により非常に柔
らかくなっている。従って、帯電ブレード30の導電性
繊維32や表面層33に交流電圧Vacに起因して振動が
生じても、その振動のエネルギーは帯電ローラ20の場
合と同様に非常に小さなものとなる。このため、この帯
電ブレード30に生じる帯電音は結果として非常に小さ
なものとなる。また、この帯電ブレード30では帯電ロ
ーラ20の場合と同様に従来のブラシ状帯電手段の欠点
であった帯電ムラの発生を防止できる。また、プロセス
カートリッジ10にかかる帯電ブレード30を組み込め
ば、騒音の少ないプロセスカートリッジ10を提供でき
ることとなる。 [第2の発明]次にこの発明の第2の発明の実施例を図
面に基づいて説明する。まず、本発明の第1実施例を図
8乃至図12を参照しつつ説明する。なお、1の発明に
おいて説明したものと同一機能を有するものには同一の
符号を付しその説明を省略する。
【0046】図12は給紙カセット7内の転写紙Pが、
給紙ローラ6、レジストローラ8、定着器9を介して水
平方向に搬送されるレーザビームプリンタ(画像形成装
置)を示している。このレーザビームプリンタの装置本
体11の中央には像担持体である感光ドラム1が配設さ
れており、この感光ドラム1の周りには接触帯電装置で
ある1次帯電手段としての帯電ローラ40、現像手段と
しての現像器3、転写手段としての転写帯電器4、クリ
ーニング手段としてのクリーニング器5が配設されてい
る。なお、この現像器3はトナー保有部3a内に直接現
像スリーブ3dが配設された形式のものである。
【0047】そして、上記感光ドラム1、帯電ローラ4
0、現像器3、クリーニング器5はカードリッジ容器1
0aに取り付けられ、装置本体11に対して一体として
着脱されるプロセスカートリッジ10を形成し、メンテ
ナンスの容易化が図られている。ここで、図12中1
5、16、17は装置本体11側のプロセスカートリッ
ジ10の支持部材である。なお、このレーザビームプリ
ンタによる画像形成工程は第1の発明のそれと同一であ
るため、ここではその説明を省略する。
【0048】次に帯電ローラ40につき更に詳細に説明
する。帯電ローラ40は被帯電体である感光ドラム1に
所定圧で当接しつつこの感光ドラム1の回転にしたがっ
て従動回転し、電源12より帯電開始電圧の2倍以上の
ピーク間電圧Vppを有する交流電圧Vacと直流電圧
Vdcとの重畳電圧が印加されて、この感光ドラム1を
均一かつ一様に1次帯電するものである。そして、この
帯電ロー40は図8で示されるように、給電部となる金
属製の芯金41と、この芯金41周りを覆う1層目の帯
電部材である導電弾性体層42と、該導電弾性体層42
を覆い、被帯電体に接触する2層目の帯電部材である導
電層43とから構成されている。そして、この場合、導
電層43の材料の比重は導電弾性体層42の材料の比重
より大きく構成されている。なお、この帯電ローラ40
は、例えば芯金41の外径が6mm、導電弾性体層42
の厚さが2.7mm、導電層43の厚さが0.3mmで
その全体外径は12mmとなっている。
【0049】ここで上記導電弾性体層42はエチレンー
プロピレンゴム、エチレンープロピレンージエンゴム、
ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ポリノ
ルボルネン等の比重が0.85〜1程度の比較的比重の
小さい弾性体に、カーボン、酸化チタン、酸化スズ等の
導電性粉末を分散して形成したものであり、上記導電層
43はフッ化ビニリデン系ゴム、四フッ化エチレンープ
ロピレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム
等の比重が1.26〜2.0程度の比較的比重の大きな
ゴムやフッ化樹脂等にカーボン、酸化チタン、酸化スズ
等の導電性粉末を分散して形成したものである。
【0050】また、帯電ローラ40は、その硬度を芯金
41に導電弾性体層42のみ有した状態ではASKER
ーCで60度以下とし、導電層43を有した状態ではA
SKERーCで68度以下とした。この場合、帯電ロー
ラ40の硬度をASKERーCで5度未満とすれば帯電
ローラ40の両端部側で導電層43がしわ状になり帯電
不良を発生させるため、硬度は5度以上必要である。
【0051】なお、硬度は、図9で示されるように、帯
電ローラ40の芯金41の両端を水平に支持した後、3
00gの荷重を負荷したASKBRーC硬度計を用い
て、帯電ローラ40の中央部と左右部をそれぞれ3点ず
つ合計9点測定しその平均値により求めるようにした。
【0052】次にこの帯電ローラ40の作用を説明す
る。感光ドラム1を周速47mm/sで回転しつつ、帯
電ローラ40に電源12から−600Vの直流電圧Vdc
と、ピーク間電圧Vppが1800Vで周波数が400H
zの交流電圧Vacとの重畳電圧を印加したところ、感光
ドラム1は略−600Vに均一に帯電された。また、帯
電時の振動に起因する帯電音は45dB以下の実用上問
題のない静かな値であった。
【0053】従来技術等の項において、帯電ローラに発
生する帯電音は、交流電圧に起因して帯電ローラの帯電
部材が振動することにより発生することを説明したが、
この場合、被帯電体である感光ドラムにも振動は生じて
いる。しかし、帯電部材全体がその材料の比重が等しい
弾性体の場合、感光ドラム側に発生する振動の振幅は小
さく、帯電部材側に発生する振動の振幅は大きいため、
その帯電音は帯電部材側に起因して生じる。
【0054】一方、帯電ローラ40の帯電部材を比重の
小さい内側の導電弾性体層42と比重の大きい外側の導
電層43とに分けた場合、導電層43の厚さが所定値よ
り大きくなると、帯電ローラ40の帯電部材及び被帯電
体である感光ドラム1の両方の振動が抑えられ、帯電音
が減少すると考えられる。以下このことを図10及び図
11により更に詳細に説明する。なお、この場合、帯電
ローラ40の外径は12mm、芯金41の直径は6mm
の一定値とする。
【0055】図10は導電層43の厚さを0、0.1、
0.2、0.3、0.4、0.5、1、2、3mmと変
化させた場合の、帯電ローラ40の表面の振動の振幅と
感光ドラム1の表面の振動の振幅を示しており、図11
は導電層43の厚さを同様に変化させた場合の、帯電時
の音圧を示している。図10より導電層43の厚さが増
すにつれて帯電ローラ40の表面の振動の振幅は小さく
なっていることがわかる。これは、導電層43の比重が
導電弾性体層42の比重に比べてて大きいので、交流電
圧Vacによる静電気力が帯電ローラ40の表面に働いて
も、この帯電ローラ40の表面が振動しにくくなってい
るためと考えられる。
【0056】一方、図10より導電層43の厚さが増す
につれて感光ドラム1の表面の振動は大きくなっている
ことがわかる。これは、導電層43の全体質量がその厚
さにしたがって大きくなってくるので、交流電圧Vacに
よる静電気力によって帯電ローラ40から感光ドラム1
側への衝撃力が大きくなってくるためと考えられる。
【0057】また、図11より帯電時の音圧は、導電層
43の厚さが増加するにつれて減少し、厚さが0.5m
mで最小となるが、更に厚さが増加すると増大すること
がわかる。これは、導電層43の厚さが小さい場合は帯
電ローラ40の表面の振動により大きな帯電音が発生
し、導電層43の厚さが厚い場合は感光ドラム1の振動
により大きな帯電音が発生するからであると考えられ
る。そして、導電層43の厚さが0.2mm〜1mmの
範囲では帯電音は45dB以下の実用上問題のない静か
な値となる。
【0058】以上のように帯電ローラ40の帯電部材の
被帯電体側のものを芯金41側のものと比べ比重の大き
な材料で構成したため、この帯電ローラ40により被帯
電体である感光ドラム1に帯電ムラを生じさせることな
く、この感光ドラム1を所定の電位に均一帯電できると
共に、帯電にあたっても帯電音を小さく抑えることがで
きる。また、かかる帯電ローラ40を組み込んだプロセ
スカートリッジ10では、帯電ローラ40による帯電音
が減少する分、カートリッジ容器10a内でのその反響
音が減少し、騒音の少ないプロセスカートリッジを提供
できることとなる。なお、プロセスカートリッジ10は
像担持体(感光ドラム1)の他、少なくとも接触帯電装
置(帯電ローラ40)を有して構成されるものであれば
よい。
【0059】ところで、導電弾性体層42の硬度は低い
ほど帯電音の発生防止効果は大きく、硬度がASKER
−Cで50度以下であれば、導電層43の厚さを0.1
〜2mmとしても帯電音はほとんど発生しなかった。こ
れは、交流電圧による帯電ローラ40の振動が導電弾性
体層42のみで生じ、この振動が表面まで及ばないため
であるからと考えられる。
【0060】次にこの発明の第2実施例を図13を参照
しつつ説明する。なお、第1実施例に係るものと同一機
能を有するものには同一符号を付しその説明を省略す
る。
【0061】本実施例は帯電ローラ40の芯金41周り
の1層目の帯電部材をスポンジ状の発泡タイプ導電ゴム
より形成される導電スポンジゴム層44から構成し、2
層目の帯電部材をこの導電スポンジゴム層44よりは比
重の大きい導電ゴム45から構成した場合である。な
お、1層目の帯電部材にはほかに、スポンジ状のウレタ
ンゴムやシリコンゴム等が使用できる。
【0062】以上のように1層目の帯電部材を導電スポ
ンジゴム層44としているため、その嵩比重を容易に小
さくすることができ、2層目の帯電部材の材料の選定の
幅を大きくすることができる。また、導電スポンジゴム
層44はその硬度を容易に低くでき、その硬度がASK
ER−Cで20度以下では、実施例1と同様な帯電開始
電圧の2倍以上のピーク間電圧Vppを有する交流電圧V
acをこの帯電ローラ40に印加した場合、振動は導電ス
ポンジゴム層44内のみで生じ、帯電ローラ40の表面
側では振動が生じにくいため、帯電音の発生は極めて小
さくなる。なお、この場合、芯金41を図中A矢印方向
に充分にに移動可能に構成すれば、導電スポンジゴム層
44の振動が帯電ローラ40の表面側に伝わりにくくな
り、より効果的に帯電音の発生を防止できる。
【0063】以上のように帯電ローラ40についても第
1実施例の帯電ローラ40と同一理由により、帯電にあ
たって帯電音を小さく抑えることができると共に、この
帯電ローラ40に必要な交流電圧Vacと直流電圧Vdcと
の重畳電圧を印加できるため、被帯電電体である感光ド
ラム1を帯電ムラなく均一に1次帯電できる。また、こ
の帯電ローラ40をプロセスカートリッジ10に備えれ
ば、騒音の少ないプロセスカートリッジ10を提供でき
ることとなる。
【0064】次にこの発明の第3実施例を図14を参照
しつつ説明する。尚、第1実施例に係るものと同一NO
機能を有するものには同一符号を付しその説明を省略す
る。
【0065】本実施例では感光ドラム1を1次帯電する
接触帯電装置を帯電ブレード50とした場合である。こ
の帯電ブレード50は給電部となる金属支持部材51
と、この金属支持部材51の下面側に取り付けられる例
えば長さ15mm厚さ1.5mmの矩形状横断面を有す
る1層目の帯電部材としての導電性ゴム52と、該導電
性ゴム52の下面に取り付けられ、この導電性ゴム52
により比重の大きい感光ドラム1側の2層目の帯電部材
としての導電性ゴム層53とから構成されている。
【0066】この帯電ブレード50はその導電性ゴム層
53が被帯電体である感光ドラム1に所定圧で摺擦する
ことにより、この感光ドラム1を均一に帯電するもので
あるが、かかる帯電ブレード50においても電源12か
ら金属支持部材51に交流電圧Vacと直流電圧Vdcとの
重畳電圧が印加され、帯電ローラ40と同様に帯電ムラ
を無くすため、交流電圧Vacのピーク間電圧Vppは帯電
開始電圧の2倍以上の電圧とされる。従って、この帯電
ブレード50にも帯電ローラ40と同様な振動が生じ、
この帯電ブレード50は帯電音を発生する。
【0067】一方、この帯電ブレード50では帯電部材
の被帯電体側のもの(導電性ゴム層53)が金属支持部
材51側のもの(導電性ゴム52)に比べ比重の大きな
材料で構成されているため、交流電圧Vacの印加に伴な
う帯電ブレード50及び感光ドラム1の振動をともに小
さく制御でき、結果として帯電によって生じる帯電音を
小さく抑えることができる。また、かかる帯電ブレード
50をプロセスカートリッジ10に備えれば、騒音の少
ないプロセスカートリッジ10を提供できることとな
る。
【0068】なお、2層目の帯電部材に導電性ゴム52
の代わりにこれをスポンジ状としたスポンジ状導電性ゴ
ムを使用してもよい。この場合、スポンジ状導電性ゴム
の硬度が低い場合には、感光ドラム1の回転に伴ない帯
電ブレード50にビビリ振動が生じ、これに起因して騒
音が発生しやすくなるため、このビビリ振動を防止する
ため、感光ドラム1に接する導電性ゴム層53の表面は
充分に平滑とするか、又は潤滑性のよい樹脂(例えばフ
ッソ樹脂等)により被覆するようにする必要がある。
【0069】上記第1乃至図第3実施例においては帯電
ローラ40や帯電ブレード50の帯電部材を2層とした
がこれに限らず3層以上とし、各層の比重を被帯電体に
近ずくに従って大きくするようにしても、同様の効果を
得ることができる。また、従来の帯電ローラや帯電ブレ
ードの被帯電体との接触面に金属粉等の比重の大きなフ
ィラーを分散させるようにしても、同様な効果を得るこ
とができる。 [第3の発明]次にこの発明の第3の発明の実施例を図
15乃至図17に基づいて説明する。なお、第1の発明
において説明したものと同一機能を有するものには同一
の符号を付しその説明を省略する。
【0070】図16及び図17は画像形成装置の像担持
体である感光ドラム1を1次帯電するための接触帯電装
置である帯電ローラ60を示している。この帯電ローラ
60は被帯電体である感光ドラム1に所定圧で当接しつ
つこの感光ドラム1の回転にしたがって従動回転し、電
源12より帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vpp
を有する交流電圧Vacと直流電圧Vdcとの重畳電圧が印
加されて、感光ドラム1を均一かつ一様に1次帯電する
ものである。
【0071】帯電ローラ60は給電部となる例えばステ
ンレス棒から構成される芯金61と、この芯金61の両
端部側に取り付けられた導電性の円板状支持部材62、
62と、この支持部材62、62周りに取り付けられた
帯電部材である薄い円筒状の外面部材63とから構成さ
れており、中空の外面部材63を感光ドラム1に当接さ
せつつ、芯金61に印加された前記重畳電圧を支持部材
62、62を介して外面部材63に伝えて、感光ドラム
1を均一かつ一様に1次帯電する。
【0072】ところで、一般に帯電ローラでは、印加さ
れる交流電圧に起因して帯電時に帯電音を発生させるた
め、種々の帯電音減少対策がとられているが、この帯電
ローラ60においてもこの帯電音減少対策がとられてい
る。すなわち、外面部材63は薄く、かつ、この外面部
材63内は空間Sとなっているため、外面部材63が交
流電圧Vacに起因して振動しても、振動するのは薄い外
面部材63のみであり、その振動エネルギーは小さい。
従って、この帯電ローラ60により発する帯電音も小さ
なものとなる。なお、空間S内には、外面部材63の振
動を芯金61に伝えないスポンジ状のバックアップ材を
入れてもよい。
【0073】一方、上記のような中空の帯電ローラ60
では、その外面部材63を充分に薄くしなければ充分な
る帯電音の減少は得られないが、継目のない薄い円筒状
の外面部材63を形成するのは容易でない。本発明は中
空の帯電ローラ60の継目のない薄い円筒状の外面部材
63を容易に形成できる、この外面部材63の形成方法
に関するものであり、以下その内容を説明する。
【0074】この外面部材63の形成方法は、薄い円筒
状の塗布膜を形成する膜形成工程と、形成された塗布膜
を基体から分離する膜分離工程とからなっており、図1
5(a)は膜形成工程を示しており、図15(b)は膜
分離工程を示している。図15(a)中70はダイス、
71は撹拌槽であり、撹拌槽71内で撹拌された塗布液
73はポンプ72でダイス70内に送られた後、再び撹
拌槽71に戻されるようになっている。また、ダイス7
0内には円筒状の基体74がダイス70内に通されて移
動可能となっており、ダイス70内の塗布液73が基体
74の外周面上に塗布されるようになっている。そし
て、基体74上に塗布された塗布液73は時間の経過と
ともに乾燥して薄い塗布膜75となる。
【0075】基体74周りの塗布膜75は図15(b)
で示されるように、エアガン76による空気圧によって
基体74から分離され、この基体74周りから継目のな
いチューブ状薄膜として取り外される。そしてこのチュ
ーブ状薄膜は所定の長さに切断されて外面部材63とな
り、芯金61の両端部側に取り付けられた支持部材6
2、62周りに取り付けられる。
【0076】ここで、基体74は塗布液73を所望の形
に成形できるものであればどのようなものでもよいが、
ステンレスやアルミニウム等の金属や塗布液73の溶剤
に不溶な樹脂等が一般的に使用される。また塗布液73
は樹脂溶液中に導電性粒子を分散したものであり、例え
ば樹脂としては、Nーメトキシメチル化ナイロン、ポリ
ビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン酢
酸ビニル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、ポリメチルメ
タクリレート樹脂等があり、導電性粉体としては導電性
カーボン、酸化スズ、酸化チタン、酸化インジウム等が
ある。
【0077】以上のように円筒状の基体74に所定の塗
布液73を塗布して乾燥させ、形成された塗布膜75を
基体74から取り外して継目のないチューブ状の薄膜を
形成し、この薄膜を帯電ローラ60の外面部材63とし
て使用するようにしているため、種々の塗布液73に対
して薄く継目のない外面部材63が容易に形成できるこ
ととなり、この帯電ローラ60による帯電音の減少効果
も大きくなる。また、このようにして外面部材63を形
成した帯電ローラ60を第1の発明の第1実施例で説明
したプロセスカートリッジ10に組み込むようにすれ
ば、軽量で、かつ、騒音の少ないプロセスカートリッジ
10を提供できることとなる。
【0078】なお、塗布液73を基体74に塗布する方
法には、上記基体74をダイス70に通す方法以外に
も、基体74の形状に応じて種々の公知の方法がある。
例えば、浸漬法、スプレー法、ビーム法、ロールコート
法、ブレードコート法がある。また、基体74から塗布
膜75を分離する方法には、上記空気圧による方法以外
にも、基体74と塗布膜75の熱膨張係数が異なってい
る場合、温度を変化させる方法もある。
【0079】また、基体74上に複数種の塗布液73を
重ねて塗布して、例えば、電極層、高抵抗層、離型層の
ように機能の異なる複数層の塗布膜75を形成し、これ
を帯電ローラ60の外面部材63として使用するように
してもよい。
【0080】次に種々の塗布液73からこの形成方法に
より外面部材63を形成し、この外面部材63により帯
電ローラ60を構成した場合について、具体例を挙げて
説明する。
【0081】[具体例1] Nーメトキシメチル化ナイ
ロン(東レ社製AQーナイロンー90)70部、導電性
カーボン(ライオンアクゾ社製ケッチェンブラックE
C)30部、メタノール300部を直径1mmのガラス
ビーズを入れたサンドミルにて6時間分散して塗布液7
3をつくる。次に基体74をダイス70に通す方法に
て、この塗布液73を直径14mm長さ1mのアルミパ
イプの基体74上に200μm の厚さ塗布する。そして
乾燥後、エアガン76による空気圧を使用した方法で、
基体74から塗布膜75を分離して取り外し、この塗布
膜75によりに直径14mm、長さ310mmの外面部
材63Aを形成する。そして、この外面部材63Aを芯
金61の両端部に取り付けられた支持部材62、62に
取り付けて中空の帯電ローラ60Aを製作する。
【0082】[具体例2] ポリウレタン樹脂(日本ポ
リウレタン社製ニッポランNー2304)70部、導電
性カーボン(ライオンアクゾ社製ケッチェンブラックE
C)30部、ポリイソシアネート架橋剤(日本ポリウレ
タン社製コロネートL)20部、MEK/トルエン(1
/1溶液)300部を直径1mmのガラスビーズを入れ
たサンドミルにて6時間分散して塗布液73をつくる。
次にロールコート法にてこの塗布液73を直径14mm
長さ1mのアルミパイプの基体74上に250μm の厚
さ塗布する。そしてこれを乾燥した後、50℃の常温槽
に24時間放置し、エアガン76による空気圧を使用し
た方法で基体74から塗布膜75を分離して取り外し、
この塗布膜75により直径14mm長さ310mmの外
面部材63Bを形成する。そして、この外面部材63B
を芯金61の両端に取り付けられた支持部材62、62
に取り付けて中空の帯電ローラ60Bを製作する。
【0083】[具体例3] Nーメトキシメチル化ナイ
ロン(東レ社製AQーナイロンー90)60部、導電性
カーボン(ライオンアクゾ社製ケッチェンブラックE
C)40部、メタノール300部を直径1mmのガラス
ビーズを入れたサンドミルにて6時間分散して塗布液7
3Aをつくる。また、エピクロルヒドリンゴム(日本ゼ
オン社製ゼクロン1000)50部をMEK200部に
溶かして塗布液73Bをつくる。更に、Nーメトキシメ
チル化ナイロン(東レ社製AQーナイロンー90)60
部、導電性カーボン(ライオンアクゾ社製ケッチェンブ
ラックEC)20部、メタノール300部を直径1mm
のガラスビーズを入れたサンドミルにて6時間分散して
塗布液73Cをつくる。
【0084】次に浸漬法にてこの3つの塗布液73A,
73B,73Cをこの順番で直径14mm長さ1mのア
ルミパイプの基体74上にそれぞれ100μm 、50μ
m 、20μm ずつ3層になるよう塗布する。そして乾燥
後、エアガン76による空気圧を使用した方法で基体7
4からこの3層の塗布膜75を分離して取り外し、この
塗布膜75により直径14mm、長さ310mmの外面
部材63Cを形成する。そして、この外面部材63Cを
芯金61の両端に取り付けられた支持部材62,62に
取り付けて中空の帯電ローラ60Cを製作する。
【0085】[比較例1] クロロプレンゴム100重
畳部に導電性カーボン10重量部を溶解混練したものを
直径8mm長さ340mmのステンレス棒の周りに取り
付け、外径14mm長さ310mmの弾性層を形成す
る。次にこの弾性層の外面に具体例1の塗布液73を浸
漬法により塗布して、厚さ30μm の表面層を有する帯
電ローラを製作する。
【0086】上記具体例1、2、3で製作した帯電ロー
ラ60A,60B,60Cと比較例1で製作した帯電ロ
ーラを例えば第1の発明の第1実施例で説明されたプロ
セスカートリッジ10内の帯電ローラとして用い、この
等の帯電ローラに電源12からピーク間電圧Vpp=2.
0KV、周波数f=600Hzの交流電圧Vacを印加
し、発生する帯電音を無響室にて測定した。測定法はI
SO7779の6項にしたがって行ない、その結果は表
1に示されている。なお、測定は正面から25cm、高
さ1.2mの位置からマイクを30度下向きにして行な
った。この場合、暗騒音は28dBであった。
【0087】
【表1】 表1から明らかなように、この発明による方法で外面部
材63を形成した具体例1、2、3の場合では、比較例
1の従来タイプの帯電ローラの帯電音が56dBあるの
に対し、その帯電音を事実上問題のない45〜48dB
に抑えることができる。これは外面部材63をミクロン
オーダーの薄い膜で構成できるため、帯電ローラ60の
外面部材63に振動が生じても、この振動のエネルギー
を小さく抑えることができるからであると考えられる。
【0088】
【発明の効果】第1の発明においては、被帯電体に接触
してこの被帯電体を帯電するシート状又はチューブ状の
帯電部材を、給電部にブラシ状に植毛された導電性繊維
の端部側に取り付けるようにしたため、この接触帯電装
置により交流成分を有する電圧に起因した帯電音の発生
を小さく抑えることができると共に、被帯電体を均一に
帯電することができることとなる。また、この接触帯電
装置を備えたプロセスカートリッジでは、騒音の減少を
図ることができる。
【0089】第2の発明においては、被帯電体に接触し
てこの被帯電体を帯電する帯電部材を多層に構成し、各
層の比重を被帯電体側に向かって順次大きくしたため、
この接触帯電装置により、交流成分を有する電圧に起因
した帯電音の発生を小さく抑えることができると共に、
被帯電体を均一に帯電することができることとなる。ま
た、この接触帯電装置を備えたプロセスカートリッジで
は、騒音の減少を図ることができる。
【0090】第3の発明においては、所定の膜形成工程
と所定の膜分離工程により被帯電体に接触してこの被帯
電体を帯電する円筒状の帯電部材を形成するようにして
いるため、薄い円筒状の帯電部材が種々の材料について
容易に形成できる。このため、かかる帯電部材を有する
接触帯電装置により、交流成分を有する電圧に起因した
帯電音の発生をより小さく抑えることができると共に、
被帯電体を均一に帯電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1実施例に係る帯電ローラ等の
正面図である。
【図2】同帯電ローラの側断面図である。
【図3】同帯電ローラを備えた画像形成装置の断面図で
ある。
【図4】第1の発明の第2実施例に係る帯電ローラ等の
正面図である。
【図5】同帯電ローラの側断面図である。
【図6】第1の発明の第3実施例に係る帯電ブレード等
の正面図である。
【図7】同帯電ブレードの側面図である。
【図8】第2の発明の第1実施例に係る帯電ローラ等の
正面図である。
【図9】同帯電ローラの硬度測定の説明図である。
【図10】同帯電ローラの導電層の厚さに応じた、帯電
ローラと感光ドラムの振動の振幅の大きさの変化を示す
グラフである。
【図11】同帯電ローラの導電層の厚さに応じた、帯電
時に帯電ローラと感光ドラムから発する音圧の変化を示
すグラフである。
【図12】同帯電ローラを備えた画像形成装置の断面図
である
【図13】第2の発明の第2実施例に係る帯電ローラ等
の正面図である。
【図14】第2の発明の第3実施例に係る帯電ブレード
等の正面図である。
【図15】第3の発明に係る帯電ローラの帯電部材の形
成方法に関する説明図であり、(a)は膜形成工程の説
明図、(b)は膜分離工程の説明図である。
【図16】第3の発明に用いられる帯電ローラ等の正面
図である。
【図17】同帯電ローラ2の側断面図である。
【図18】従来技術に係る帯電ローラ等の正面図であ
る。
【図19】帯電ローラ2の帯電音の発生メカニズムの説
明図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体、被帯電体) 10 プロセスカートリッジ 11 装置本体(画像形成装置本体) 20 帯電ローラ(接触帯電装置) 21 芯金(給電部) 22 導電性繊維 23 表面層(帯電部材) 30 帯電ブレード(接触帯電装置) 31 板状電極(給電部) 32 導電性繊維 33 表面層(帯電部) 40 帯電ローラ(接触帯電装置) 41 芯金(給電部) 42 導電弾性体層(帯電部材) 43 導電層(帯電部材) 50 帯電ブレード(接触帯電装置) 51 金属支持部材(給電部) 52 導電性ゴム(帯電部材) 53 導電性ゴム層(帯電部材) 60 帯電ローラ(接触帯電装置) 63 外面部材(帯電部材) 73 塗布液 74 基体 75 塗布膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 えりか 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 加藤 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 後藤 正弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流成分を有する電圧が印加される給電
    部と、該給電部にブラシ状に植毛される導電性繊維と、
    該導電性繊維の端部側に取り付けられ、被帯電体に接触
    してこの被帯電体を帯電するシート状又はチューブ状の
    帯電部材とを有することを特徴とする接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、少なくとも該像担持体を帯
    電する接触帯電装置とを有し、画像形成装置本体内に着
    脱自在に配設されるプロセスカートリッジにおいて、前
    記接触帯電装置が、交流成分を有する電圧が印加される
    給電部と、該給電部にブラシ状に植毛される導電性繊維
    と、該導電性繊維の端部側に取り付けられ、前記像担持
    体に接触してこの像担持体を帯電するシート状又はチュ
    ーブ状の帯電部材とを有することを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 交流成分を有する電圧が印加される帯電
    部材を被帯電体に接触させてこの被帯電体を帯電させる
    接触帯電装置において、前記帯電部材を多層に構成し、
    各層の比重を被帯電体側に向かって順次大きくしたこと
    を特徴とする接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 像担持体と、少なくとも、交流成分を有
    する電圧が印加される帯電部材を前記像担持体に接触さ
    せてこの像担持体を帯電させる接触帯電装置とを有し、
    画像形成装置本体内に着脱自在に配設されるプロセスカ
    ートリッジにおいて、前記接触帯電装置の帯電部材を多
    層に構成し、各層の比重を像担持体側に向かって順次大
    きくしたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 交流成分を有する電圧が印加される円筒
    状の帯電部材を被帯電体に接触してこの被帯電体を帯電
    させる接触帯電装置の帯電部材の形成方法であって、導
    電性の塗布液を所定形状の基体周りに塗布して塗布膜を
    形成する膜形成工程と、この塗布膜を前記基体から分離
    して前記帯電部材を形成する膜分離工程とを有すること
    を特徴とする接触帯電装置の帯電部材の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記膜形成工程にて、性質の異なる複数
    の導電性の塗布液を所定形状の基体周りに重ねて塗布
    し、多層の塗布膜を形成することを特徴とする請求項5
    記載の接触帯電装置の帯電部材の形成方法。
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