JP3140148U - バケット型ふるい装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のバケット型ふるい装置に比べ、ふるい時間を短縮して迅速に行うとともに、ふるい部材の目詰まりを防止することができるバケット型ふるい装置を提供する。
【解決手段】バケット型ふるい装置Rは、被ふるい物(掘削物)の取入口である上端開口を有する筒状のバケット本体1と、バケット本体1に対して回転可能にバケット本体1の内部に設けられる筒状の回転筒2と、回転筒2の下部であって内側面間に延びて固設される鎖状の攪拌部材17と、回転筒2の下端開口および攪拌部材17とわずかな隙間を有して対向するようにバケット本体1に設けられる網状のふるい網3と、バケット本体1に対して回転筒2を回転駆動させる駆動機構とを有し、前記駆動機構により回転する回転筒2および攪拌部材17が、上端開口からバケット本体1の内部に取り入れた被ふるい物を攪拌しながらふるい網3上を移動させるように構成される。
【選択図】図1
【解決手段】バケット型ふるい装置Rは、被ふるい物(掘削物)の取入口である上端開口を有する筒状のバケット本体1と、バケット本体1に対して回転可能にバケット本体1の内部に設けられる筒状の回転筒2と、回転筒2の下部であって内側面間に延びて固設される鎖状の攪拌部材17と、回転筒2の下端開口および攪拌部材17とわずかな隙間を有して対向するようにバケット本体1に設けられる網状のふるい網3と、バケット本体1に対して回転筒2を回転駆動させる駆動機構とを有し、前記駆動機構により回転する回転筒2および攪拌部材17が、上端開口からバケット本体1の内部に取り入れた被ふるい物を攪拌しながらふるい網3上を移動させるように構成される。
【選択図】図1
Description
本考案は、油圧ショベル機のブーム先端に取り付けられるバケット型ふるい装置に関する。
従来、この種のバケット型ふるい装置として、バケット底部を網状にしたスケルトンバケットと、バケット底部にふるい網を装備し、このふるい網を駆動モータや油圧シリンダを用いて振動もしくは回転させるトロンメル型のふるい装置が知られている(例えば、特許文献1もしくは特許文献2を参照)。このようなバケット型ふるい装置では、コンクリート片や岩等を含む土砂などの掘削物がふるい網上に位置した状態で、ふるい網を振動もしくは回転させてふるい網の網目より小さな物(土砂や小石など)をその自重でふるい落とし、所定以上の大きさの物(コンクリート片や岩など)を選別/除去するふるい作業を行う。
このような従来のバケット型ふるい装置では、ふるい部材を振動もしくは回転させてふるい部材の網目より小さな物をその自重で網下に落下させるため、ふるい効率が良くないという問題があった。特に、湿気を含んだ掘削物のふるい作業を行った場合には、ふるい部材の網目に湿った土砂が付着および堆積して網目を塞ぐため、ふるい効率がさらに悪化するという問題があった。
本考案は、以上のような問題に鑑みてなされたものであり、従来のバケット型ふるい装置に比べ、ふるい時間を短縮して迅速に行うとともに、ふるい部材の目詰まりを防止することができるバケット型ふるい装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係るバケット型ふるい装置は、被ふるい物(例えば、実施形態における掘削物)の取入口である上端開口を有する筒状のバケット本体と、前記バケット本体の内部に設けられ、前記バケット本体に対して回転可能な筒状の回転筒と、前記回転筒の下部であって内側面間に延びて固設される鎖状の攪拌部材と、前記回転筒の下端開口および前記攪拌部材とわずかな隙間を有して対向するように前記バケット本体に設けられる網状のふるい部材(例えば、実施形態におけるふるい網3)と、前記バケット本体に対して前記回転筒を回転駆動させる駆動機構とを有し、前記駆動機構により回転する前記回転筒および前記攪拌部材が、前記上端開口から前記バケット本体の内部に取り入れた前記被ふるい物を攪拌しながら前記ふるい部材上を移動させるように構成される。
また、上記構成のバケット型ふるい装置において、前記ふるい部材が、弾性部材を介して前記バケット本体に設けられ、前記バケット本体に対して上下動可能に構成されることが好ましい。
上記構成の本考案に係るバケット型ふるい装置によれば、バケット本体の内部に取り入れた被ふるい物は、駆動機構により回転する回転筒および攪拌部材によって攪拌されながらふるい部材上を移動する。その際、被ふるい物は攪拌部材とふるい部材との間に入り込み、ふるい部材の網目から被ふるい物を押し出す作用が発生する。そのため、この押し出し作用によってふるい効率が増進するとともに、被ふるい物が湿気を含んだ土砂などであっても円滑にふるい部材の網目から押し出すことができ、ふるい部材の目詰まりを防止することができる。
また、弾性部材によりふるい部材がバケット本体に対して上下動可能な構成によれば、被ふるい物のうちふるい部材を通過することができない大きな混入物が攪拌部材とふるい部材との間に入り込んだ場合に、ふるい部材が下方に移動してふるい部材の損傷を防ぐとともに、ふるい部材の上下動することによりふるい効率が上がり、ふるい作業に要する時間がさらに短縮される。
以下、本考案の好ましい実施形態について図1から図5を参照して説明する。本考案に係るバケット型ふるい装置Rは、筒状のバケット本体1と、バケット本体1の内部に回転可能に設けられる回転筒2と、バケット本体1の下端側開口を塞ぐように設けられるふるい網3と、回転筒2を回転駆動させる駆動機構4とを主体に構成される。なお、説明の便宜上、図中に付記する前後、左右および上下の指す方向をそれぞれ、前後方向、左右方向および上下方向と称して説明する(図1を参照)。
バケット本体1は、図1等に示すように、下端および上端が開口した筒状に形成されており、後方側面に左右一対の板状のブラケット11,11が上下に延びて溶接されている。このブラケット11には左右貫通した貫通孔11a,11bが上下に並んで形成されており、この貫通孔11aを用いてバケット本体1が油圧ショベル機のブーム先端(図示せず)に揺動可能に軸支されるとともに、油圧ショベル機のブームに固設された油圧シリンダのロッド(図示せず)が貫通孔11bに連結される。また、バケット本体1の前方側面は、上部が外方に傾斜して形成されており、その先端に掬い取り部10が設けられている。
バケット本体1の内部には、図2に示すように、上端開口から中間部まで延びる内側筒12が設けられており、この内側筒12の下端開口と連結するように回転筒2が設けられる。回転筒2は、バケット本体1の内側面にボールベアリング13を介して取り付けられ、バケット本体1(内側筒12)に対して回転可能に設けられている。この回転筒2を回転駆動させる駆動機構4は、バケット本体1の内部(バケット本体1の内側面と回転筒2(内側筒12)の外側面とで形成される空間)に設けられた駆動モータ14、駆動モータ14の軸端に結合されたスプロケット15、および回転筒2の外周面に固設されたチェーン16から構成されている。なお、回転筒2の駆動機構は、上記のようなスプロケットおよびチェーンによる構成に限らず、公知の種々の駆動機構を用いることができる。
回転筒2の内側面の下方には、鎖状の撹拌部材17が上下方向から見てY字状(図3(a)を参照)に固設されており、この撹拌部材17は回転筒2とともにバケット本体1に対して回転するように構成されている。また、回転筒2の下端開口および回転筒2内の下方に設けられた撹拌部材17とわずかな隙間を有して対向する位置にはふるい網3が設けられている。
ふるい網3は、全体として円盤状に形成されており、薄板環状の枠部材18および、枠部材18の開口を塞ぐ複数の丸棒を編んだ形状(図5(a)を参照)の網部材19から構成される。ふるい網3は、図4に示すように、バケット本体1の内側面にスプリング部材20を介して取り付けられており、バケット本体1(回転筒2の下端開口)に対して上下方向に移動可能に構成されている。なお、ふるい網3は、上記のように複数の丸棒を編んだ形状の網部材19からなる構成に限らず、図5(a),(b)に示すように、表面に複数の貫通穴である丸穴21もしくは角穴22を有した円盤状のふるい網3b,3cに、土砂等の掘削物に応じて交換することができる。
このように構成されたバケット型ふるい装置Rでは、図示しない油圧ショベル機のブーム先端に揺動可能に軸支されたバケット本体1を、ブームに固設された油圧シリンダの作動により往復揺動して、例えば、コンクリート片や岩等の瓦礫を含む土砂などの掘削物を掬い取り部10を用いて掬い取る。このとき、掬い取られた掘削物の大部分は、バケット本体1の上端開口から内側筒12内を通ってふるい網3(網部材19)上に位置し、周囲を回転筒2の内側面に囲まれた状態で留まる。
この状態で駆動モータ14を駆動し、スプロケット15およびチェーン16を介して回転筒2および撹拌部材17を回転することにより、ふるい網3上に位置する掘削物は攪拌されながらふるい網3上を移動する。また、攪拌部材17により掘削物内に混入するコンクリート片や岩等の瓦礫を粉砕する。その際、掘削物は攪拌部材17とふるい網3との間に入り込み、ふるい網3の網目から掘削物を押し出す作用が発生する。そのため、この押し出し作用によってふるい効率が増進するとともに、掘削物が湿気を含んだ土砂などであっても円滑にふるい網3の網目から押し出すことができ、ふるい網3の目詰まりを防止することができる。
また、スプリング部材20によりふるい網3がバケット本体1に対して上下動可能な構成によれば、掘削物のうちふるい網3を通過することができない大きな混入物が攪拌部材17とふるい網3との間に入り込んだ場合に、ふるい網3が下方に移動してふるい網3の損傷を防ぐとともに、ふるい網3の上下動によりふるい効率が上がり、ふるい作業に要する時間がさらに短縮される。
1 バケット本体
2 回転筒
3 ふるい網(ふるい部材)
4 駆動機構
17 攪拌部材
2 回転筒
3 ふるい網(ふるい部材)
4 駆動機構
17 攪拌部材
Claims (2)
- 被ふるい物の取入口である上端開口を有する筒状のバケット本体と、
前記バケット本体の内部に設けられ、前記バケット本体に対して回転可能な筒状の回転筒と、
前記回転筒の下部であって内側面間に延びて固設される鎖状の攪拌部材と、
前記回転筒の下端開口および前記攪拌部材とわずかな隙間を有して対向するように前記バケット本体に設けられる網状のふるい部材と、
前記回転筒を前記バケット本体に対して回転駆動させる駆動機構とを有し、
前記駆動機構により回転する前記回転筒および前記攪拌部材が、前記上端開口から前記バケット本体の内部に取り入れた前記被ふるい物を攪拌しながら前記ふるい部材上を移動させるように構成したことを特徴とするバケット型ふるい装置。 - 前記ふるい部材は、弾性部材を介して前記バケット本体に設けられ、前記バケット本体に対して上下動可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のバケット型ふるい装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009914U JP3140148U (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | バケット型ふるい装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009914U JP3140148U (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | バケット型ふるい装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3140148U true JP3140148U (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=43290295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007009914U Expired - Lifetime JP3140148U (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | バケット型ふるい装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3140148U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114029228A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-11 | 王玉林 | 一种煤矸石用收集装置 |
CN117531691A (zh) * | 2024-01-09 | 2024-02-09 | 山西德康元科技有限公司 | 一种感冒退热颗粒的精滤装置及其使用方法 |
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2007
- 2007-12-26 JP JP2007009914U patent/JP3140148U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114029228A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-11 | 王玉林 | 一种煤矸石用收集装置 |
CN117531691A (zh) * | 2024-01-09 | 2024-02-09 | 山西德康元科技有限公司 | 一种感冒退热颗粒的精滤装置及其使用方法 |
CN117531691B (zh) * | 2024-01-09 | 2024-03-19 | 山西德康元科技有限公司 | 一种感冒退热颗粒的精滤装置及其使用方法 |
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