JP2002021110A - 掘削機用ふるい装置 - Google Patents

掘削機用ふるい装置

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JP2002021110A
JP2002021110A JP2000203771A JP2000203771A JP2002021110A JP 2002021110 A JP2002021110 A JP 2002021110A JP 2000203771 A JP2000203771 A JP 2000203771A JP 2000203771 A JP2000203771 A JP 2000203771A JP 2002021110 A JP2002021110 A JP 2002021110A
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sieving
sieve container
screen
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Hiroshi Inoue
博 井上
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YAGI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削機のアームに取り付けて使用される掘削
機用ふるい装置において、ふるい効率を向上させる。 【解決手段】 ふるい装置11におけるふるい用容器1
7には、周壁部にふるい用のスクリーンを構成する金網
31を設けると共に開口部26側の端部に掬い部33を
設け、底部となる部位にふるい用の底部スクリーン36
を設けている。被ふるい物を収容したふるい用容器17
を、開口部26が斜め上向きとなるように傾斜させた状
態で、油圧モータ14により回転伝達機構16を介して
回転させることにより、周壁部の金網31と底部スクリ
ーン36との双方において被ふるい物をふるい分けるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削機のアームの
先端部に取り付けて使用される掘削機用ふるい装置に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば瓦礫の混じった
土砂から瓦礫と土砂とを分離する場合、或いは建設廃材
と土砂とを分離したりする場合には、ふるい装置が使用
される。このような場合、ふるい装置の専用機を使用し
ようとすると大掛かりになる。また、ふるい装置の専用
機は高価である。そこで、それらを簡易的に分離するも
のとして、例えば次のようなふるい装置が考えられてい
る。
【0003】すなわち、底部となる部位にふるい用のス
クリーンを有すると共に、開口部側の端部に掬い部を有
するバケットを、バックホーなどの掘削機のアームの先
端部に取り付ける構成とする。このものにおいて、例え
ば瓦礫混じりの土砂から瓦礫と土砂とを分離する場合、
上記掬い部を利用してバケット内に瓦礫混じりの土砂を
掬い取ると共に、そのバケットを振動させるようにす
る。これにより、スクリーンの隙間より小さな土砂など
はふるい落とされると共に、スクリーンの隙間より大き
な瓦礫などはバケット内に残されるようになる。バケッ
ト内に残された瓦礫などは、所定の場所にあけるように
する。このようにすることにより、掘削機を使用する作
業現場で、瓦礫などの大きなものと土砂とを簡易的に分
離することができるようになる。また、バケット内の底
部に回転部材を設け、その回転部材を回転させながら、
ふるうようにしたものも考えられている。
【0004】しかしながら、上記した従来構成のもので
は、ふるう部分がいずれもバケットの底部のみであるた
め、ふるい効率が悪いという欠点がある。
【0005】そこで、本発明者らは、次のような構成の
ふるい装置を考えた。それは、周壁部に金網を張ってふ
るい用のスクリーンを構成とすると共に、開口部側の前
端部に掬い部を設けたかご状のふるい用容器を備え、こ
のふるい用容器を、油圧モータを駆動源とした回転駆動
手段により回転させる構成としたものであり、このよう
な構成のふるい装置を掘削機のアームの先端部に取り付
ける構成とする。
【0006】このものにおいて、例えば瓦礫混じりの土
砂から瓦礫と土砂とを分離する場合、上記掬い部を利用
してふるい用容器内に瓦礫混じりの土砂を掬い取り、そ
のふるい用容器を回転させる。すると、周壁部のスクリ
ーンのふるい用開口部より小さな粒の土砂などはふるい
落とされ、ふるい用開口部より大きな瓦礫などはふるい
用容器内に残されるようになり、これにより瓦礫と土砂
とを分離することができる。このものによれば、ふるい
用容器ごと回転させ、周壁部のスクリーンでふるうの
で、ふるうための面積が大きく、しかも遠心力も利用で
きるので、ふるい効率が良い。また、ふるい用容器の回
転に伴い、ふるい用容器内で大きな瓦礫などが踊るよう
になるので、目詰まりも極力防止できるようになる。
【0007】しかしながら、このような構成のもので
も、次のような不具合があることが分かった。それは、
土砂などをふるう場合、通常はふるい用容器を、これの
開口部が斜め上向きとなるように傾斜させた状態で行う
のであるが、ふるい用容器内の被ふるい物は底部側に集
まりがちとなる。しかしながら、上記した従来のふるい
用容器の底部となる部位は無孔状の端板であるため、そ
の底部の端板部分ではふるうことができない。このた
め、ふるい効率を上げるために、ふるい用容器を、これ
の開口部が横向きに近くなるまで倒して行おうとする
と、ふるいの途中に、ふるい用容器内の被ふるい物が開
口部から外部へ飛び出しやすくなってしまうという不具
合がある。
【0008】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ふるい用容器を回転させること
により、当該ふるい用容器内に収容された被ふるい物を
ふるい分ける構成としたものにおいて、ふるい効率を一
層向上できる掘削機用ふるい装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、掘削機のアームの先端部に取
り付けられる取付けベースと、一端部に被ふるい物出入
用の開口部を有した容器状をなし、周壁部にふるい用の
スクリーンを有すると共に前記開口部側の端部に掬い部
を有し、前記開口部とは反対側の他端部が前記取付けベ
ースに対して回転可能に設けられたふるい用容器と、こ
のふるい用容器を回転させる回転駆動手段とを備え、前
記ふるい用容器の底部となる部位に、ふるい用の底部ス
クリーンを設けたことを特徴とするものである。
【0010】このものによれば、ふるい用容器には、周
壁部のスクリーンに加えて、底部となる部位にもふるい
用の底部スクリーンが設けられているから、その底部ス
クリーンにおいても被ふるい物をふるい分けることがで
きる。このため、ふるい用容器を、これの開口部が斜め
上向きとなるように傾斜させた状態として回転させた場
合でも、周壁部のスクリーンと底部スクリーンとの双方
において被ふるい物をふるい分けることができるため、
ふるい効率が良い。また、ふるい効率を上げるために、
ふるい用容器を、これの開口部が横向きに近くなるまで
倒して行う必要がないため、ふるいの途中で被ふるい物
が開口部から飛び出してしまうようなことも防止でき
る。
【0011】この場合、請求項2の発明のように、ふる
い用容器は、開口部とは反対側の他端部に、底部スクリ
ーンとの間に空間部を形成する無孔状の端板を備える構
成とすることが好ましい。これによれば、底部スクリー
ンを通過した被ふるい物は、底部スクリーンと端板との
間の空間部を通して良好に落下する。また、端板は無孔
状となっているため、その端板により、底部スクリーン
を通過した被ふるい物が取付けベース側に掛かることを
規制することができる。
【0012】また、請求項3の発明のように、底部スク
リーンに、ふるい用容器内に向けて突出し、ふるい用容
器の回転に伴い当該ふるい用容器内に収容された被ふる
い物を掻き上げる掻き上げ用凸部を設けることが好まし
い。これによれば、ふるい用容器の回転に伴い、掻き上
げ用凸部により、当該ふるい用容器内の被ふるい物が掻
き上げられて掻き混ぜられるようになるから、ふるい効
率を一層向上できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。まず、図2において、掘削機
1は油圧式のバックホーであり、旋回台2の上に運転室
3及びブーム4が設けられている。ブーム4の先端部に
はアーム5が回動可能に設けられており、ブーム4及び
アーム5はそれぞれ油圧式のブームシリンダ6、アーム
シリンダ7により回動操作される。この掘削機1は、バ
ックホーとして使用される場合には、アーム5の先端部
に図示しない掘削用のバケットが取り付けられ、そのバ
ケットは油圧式のバケットシリンダ8により、バケット
リンク9を介して接続ピン10を中心に回動されるよう
になっている。
【0014】しかして、この実施例においては、上記ア
ーム5の先端部に、前記バケットに代えて本発明のふる
い装置11が装着されており、以下、このふるい装置1
1について詳述する。
【0015】ふるい装置11の取付けベース12は、円
板状をなす鉄板製のベース板12aと、このベース板1
2aの背面に固着された2枚の鉄板製の取付板12bと
を有していて、取付板12bが上記接続ピン10を介し
てアーム5の先端部に回動可能に取り付けられていると
共に、接続ピン13を介して前記バケットリンク9の先
端部に回動可能に取り付けられている。上記ベース板1
2aの背面において、取付板12b,12b間の外周部
寄りの部位には、図1に示すように、回転駆動手段の駆
動源を構成する油圧モータ14が取り付けられている。
この油圧モータ14は、運転室3側での操作により制御
されるようになっている。
【0016】また、ベース板12aの前面側(図1にお
いて右側の面)には、回転伝達機構16を介してふるい
用容器17が回転可能に設けられている。この場合、ふ
るい用容器17を回転させるための回転駆動手段は、上
記油圧モータ14と回転伝達機構16とから構成されて
いる。
【0017】回転伝達機構16は、図1に示すように、
リング状をなすアウタリング18と、このアウタリング
18の内周部に多数個のボール19を介して回転可能に
配設され、内周部に多数個の歯部20aが形成されたリ
ング状をなすインターナルギヤ20と、このインターナ
ルギヤ20の内側にあって当該インターナルギヤ20の
回転中心Oから偏心した部位に配置されると共に、外周
部の歯部21aがインターナルギヤ20の歯部20aに
歯合するように設けられたピニオン21とから構成され
ていて、ピニオン21が前記油圧モータ14の回転軸に
取着されている。そして、アウタリング18が、前記取
付ベース12のベース板12aにボルト22により固定
され、また、上記ふるい用容器17における底部側の端
部の鉄板製の端板23が、インターナルギヤ20にボル
ト24により固定されている。
【0018】ここで、油圧モータ14によりピニオン2
1が回転されると、インターナルギヤ20が回転され、
このインターナルギヤ20と一体にふるい用容器17が
回転中心Oを中心に回転される。なお、上記した回転伝
達機構16は、バックホーなどの掘削機1において、旋
回台2を回転可能に支持する旋回座軸受と同様な構成の
もので、強度や振動に強く、耐久性に優れている。
【0019】前記ふるい用容器17は、一端部(図1に
おいて右端部)に被ふるい物出入用の開口部26(図3
参照)を有したほぼ円筒容器状をなしていて、詳細には
次のように構成されている。上記端板23の前面側(図
1において右側の面)には、枠27を構成するための軸
方向に延びる複数本の鉄板製の縦部材28の一端部が固
着されていると共に、周壁部の1箇所に位置させるよう
にして軸方向に延びる鉄板製の平板状の補強板29の一
端部が固着されている。縦部材28には、端板23側に
おいてその端板23との間に所定の間隔をおいた部位に
位置させて、底部用枠部材30が縦部材28と交差する
状態で固着されている。この底部用枠部材30は、図1
に示すように、断面がL字状となるように形成されてい
る。
【0020】上記枠27には、周壁部のスクリーンを構
成する金網31がボルトとナットとによる複数個の連結
具32により取り付けられている。この場合、金網31
は、周方向に3枚に分割されていて、それぞれ枠27に
対して交換可能に取り付けられている。各金網31の網
目がふるい用開口部31aとなっている。
【0021】上記補強板29は、円筒状をなす周壁部の
一部(約60度分)を平坦に形成している。補強板29
の開口部26側の端部には、当該補強板29より斜め前
方へ突出するようにして鉄板製の平板状の掬い部33が
固着されていて、補強板29は、端板23と掬い部33
との間を連結している。掬い部33には、複数の爪部3
4が設けられている。開口部26の周縁部には、掬い部
33を除くようにして前フレーム35が取り付けられて
いる。
【0022】上記底部用枠部材30には、ふるい用容器
17の底部を構成する底部スクリーン36が設けられて
いる。この底部スクリーン36は、図4にも示すよう
に、2枚のパンチングプレート37により構成されてい
る。各パンチングプレート37はほぼ半円状をなしてい
て、これには、ふるい用開口部となる多数の孔38が形
成されていると共に、周縁部に複数の取付孔39が形成
され、さらに、直径方向に延びる直線部分に、掻き上げ
用凸部を構成する連結板部40が折曲形成されている。
各連結板部40には、複数の挿通孔41が対向するよう
に形成されている。この場合、パンチングプレート37
の孔38は、周壁部の金網31におけるふるい用開口部
31aよりも小さく形成されている。
【0023】しかして、2枚のパンチングプレート37
は、両連結板部40を重ね合わせ、各挿通孔41を挿通
したボルトとナットによる複数の連結具42により連結
すると共に、周縁部の各取付孔39を挿通したボルトと
ナットによる複数の連結具43により上記底部用枠部材
30に取り付けられている。この取り付け状態で、連結
板部40が、ふるい用容器17内に突出している。ま
た、底部スクリーン36と端板23との間には、空間部
44が形成されている。
【0024】次に上記構成の作用を説明する。被ふるい
物として例えば瓦礫の混じった土砂から、瓦礫と土砂と
を分離する場合には、まず、掬い部29を下側にした状
態で、土砂などを掬い部33を利用してふるい用容器1
7内に掬い取る。このとき、掬い部29は平板状で、か
つ幅広であり、しかも掬い角度が設定されているので、
被ふるい物を容易に、しかも効率良く掬うことができ
る。
【0025】そして、図2に示すように、ふるい用容器
17をアンダーサイズ用貯留部45の上方に位置させた
状態で、ふるい用容器17の傾きを調整しながら、油圧
モータ14を回転させることによりふるい用容器17
を、図2中矢印A方向へ回転させる。すると、図5に示
すように、ふるい用容器17内の被ふるい物は、周壁部
の金網31と底部の底部スクリーン36との双方におい
てふるい分けられ、それら金網31のふるい用開口部3
1a及び底部スクリーン36の孔38より小さな粒の土
砂46などはふるい落とされてアンダーサイズ用貯留部
45に貯留され、また、それらより大きな瓦礫47(図
2参照)などはふるい用容器17内に残されるようにな
る。
【0026】土砂のふるいが終わったら、ふるい用容器
17の回転を止め、ふるい用容器17内に残された瓦礫
47などは、オーバーサイズ用貯留部48にあける。こ
のようにすることにより、大きな瓦礫47などと土砂4
6などとを容易に分離することができるようになる。
【0027】このような実施例によれば、次のような効
果を得ることができる。
【0028】被ふるい物を収容したふるい用容器17ご
と回転させ、ふるい用容器17周壁部の金網31と、底
部の底部スクリーン36との双方においてふるうことが
できるので、ふるうための面積が大きく、しかも遠心力
も利用できるので、ふるい効率が良い。また、ふるい用
容器17の回転に伴い、ふるい用容器17内でふるい用
開口部31aや孔38より大きな瓦礫47などが踊るよ
うになるので、目詰まりも極力防止できるようになり、
ふるい効率を一層向上できるようになる。
【0029】ふるい用容器17を、図5に示すように、
これの開口部26が斜め上向きとなるように傾斜させた
状態で回転させた場合でも、周壁部の金網31と底部ス
クリーン36との双方において被ふるい物をふるうこと
ができるため、ふるい効率を上げるために、ふるい用容
器17を、これの開口部26が横向きに近くなるまで倒
して行う必要がなく、ふるいの途中で被ふるい物が開口
部26から飛び出してしまうようなことも防止できる。
【0030】この場合、底部スクリーン36と端板23
との間には空間部44が形成されているから、底部スク
リーン36を通過した土砂46などは、その空間部44
を通って良好に落下する。また、端板23は無孔状とな
っているため、その端板23により、底部スクリーン3
6を通過した土砂46などが取付けベース12側の、特
に回転伝達機構16部分に掛かることを極力防止するこ
とができる。
【0031】底部スクリーン36には、ふるい用容器1
7内に突出する連結板部40が設けられていて、ふるい
用容器17の回転に伴い、その連結板部40により、当
該ふるい用容器17内の被ふるい物が掻き上げられて掻
き混ぜられるようになるから、ふるい効率を一層向上で
きるようになる。この場合、2枚のパンチングプレート
37を連結するための連結板部40を、掻き上げ用凸部
に利用しているので、掻き上げ用凸部を別途設ける場合
に比べて、強度も強く、構成も簡単である。
【0032】土砂46などを除去した後のふるい用容器
17内に残された物の中に、比較的重量の軽い可燃物の
ような物と、重い瓦礫47がある場合には、ふるい用容
器17を上下に振動させると、重い瓦礫47などは軽い
物(可燃物など)の下に入り込むようになるので、ふる
い用容器17の傾きを調整しながら、上の物(可燃物な
ど)と下の物(瓦礫47など)とを別々に排出すること
により、ふるい用容器17内に残された物の分別も可能
となる。
【0033】また、上記した実施例においては、ふるい
用容器17の周壁部に、当該ふるい用容器17の開口部
26とは反対側の端板23と開口部26側の掬い部33
との間を連結する補強板29を設けた構成としていて、
掬い部33と補強板29と端板23とがほぼL字形に連
なった形態となっているため、土砂などを掬い部33を
利用して掬い取る際の強度を大きくできる利点がある。
【0034】さらに、回転駆動手段の駆動源を構成する
油圧モータ14とふるい用容器17との間に回転伝達機
構16を設けていて、この回転伝達機構16におけるイ
ンターナルギヤ20の回転中心から偏心した部位に配置
したピニオン21を油圧モータ14により回転させるこ
とに基づき、インターナルギヤ20を介してふるい用容
器17を回転させる構成としているので、ふるい用容器
17をこれの回転中心で駆動源により直接回転させる場
合とは違い、ふるい用容器17を比較的小さな駆動力で
回転させることができる。これにより、油圧モータ14
にかかる負担を軽減できる。また、ピニオン21はイン
ターナルギヤ20の内側に配置されているので、そのピ
ニオン21やこれを駆動する油圧モータ14が径方向の
外部に突出しないようにできる。
【0035】また、ふるい用容器17の回転駆動手段と
して油圧モータ14を用いているので、油圧駆動式の掘
削機1の場合には、その油圧モータ14の配管などが容
易にできる。しかも、油圧モータ14は、正転及び逆転
も容易に切り替えることができるため、使い勝手も良
い。
【0036】本発明の掘削機用ふるい装置11は、上記
した場合の他にも、例えば、ゴミ混じりの残土からゴミ
を除去する場合、或いは建設廃材から土砂を除去する場
合、山砂採取場で山砂を選別する場合、砂利採取場で砂
利を選別する場合などにも利用できる。
【0037】また、金網31の網目のサイズの違う物を
複数種類用意しておき、用途に応じて交換することがで
きる。このようにした場合には、選別を一層良好に行う
ことができると共に、一層いろいろな用途に利用するこ
とができるようになる。
【0038】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものではなく、次のように変形または拡張することが
できる。回転駆動手段の駆動源としては、油圧モータ1
4に代えて電動モータを用いても良い。底部スクリーン
36は、パンチングプレート37に代えて、周壁部と同
様な金網を用いることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の掘削機用ふるい装置によれば、ふるい用容器には、周
壁部のスクリーンに加えて、底部となる部位にもふるい
用の底部スクリーンを設けたことにより、その底部スク
リーンにおいてもふるうことができるようになり、ふる
い効率を一層向上できるようになる。
【0040】請求項2の掘削機用ふるい装置によれば、
ふるい用容器は、開口部とは反対側の他端部に、底部ス
クリーンとの間に空間部を形成する無孔状の端板を備え
る構成としたことにより、底部スクリーンを通過した被
ふるい物は、その空間部を通して良好に落下するように
なり、また、端板により、底部スクリーンを通過した被
ふるい物が取付けベース側に掛かることを規制すること
ができる。
【0041】請求項3の掘削機用ふるい装置によれば、
底部スクリーンに掻き上げ用凸部を設けたことにより、
ふるい用容器の回転に伴い、その掻き上げ用凸部によ
り、当該ふるい用容器内の被ふるい物が掻き上げられて
掻き混ぜられるようになるから、ふるい効率を一層向上
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断側面図
【図2】掘削機に取り付けた使用状態での斜視図
【図3】破断正面図
【図4】底部スクリーンの分解斜視図
【図5】作用説明用の側面図
【符号の説明】
図面中、1は掘削機、5はアーム、11はふるい装置、
12は取付けベース、14は油圧モータ(回転駆動手
段)、16は回転伝達機構(回転駆動手段)、17はふ
るい用容器、18はアウタリング、20はインターナル
ギヤ、21はピニオン、23は端板、26は開口部、3
1は金網(スクリーン)、33は掬い部、36は底部ス
クリーン、37はパンチングプレート、40は連結板部
(掻き上げ用凸部)、44は空間部、46は土砂、47
は瓦礫を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機のアームの先端部に取り付けられ
    る取付けベースと、 一端部に被ふるい物出入用の開口部を有した容器状をな
    し、周壁部にふるい用のスクリーンを有すると共に前記
    開口部側の端部に掬い部を有し、前記開口部とは反対側
    の他端部が前記取付けベースに対して回転可能に設けら
    れたふるい用容器と、 このふるい用容器を回転させる回転駆動手段とを備え、 前記ふるい用容器の底部となる部位に、ふるい用の底部
    スクリーンを設けたことを特徴とする掘削機用ふるい装
    置。
  2. 【請求項2】 ふるい用容器は、開口部とは反対側の他
    端部に、底部スクリーンとの間に空間部を形成する無孔
    状の端板を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    掘削機用ふるい装置。
  3. 【請求項3】 底部スクリーンに、ふるい用容器内に向
    けて突出し、ふるい用容器の回転に伴い当該ふるい用容
    器内に収容された被ふるい物を掻き上げる掻き上げ用凸
    部を設けたことを特徴とする請求項1記載の掘削機用ふ
    るい装置。
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JP2017009148A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 雨宮 清 地雷対応の分別処理機
SE1950913A1 (sv) * 2019-08-05 2021-02-06 Bo Johansson Stensorterarskopa och metod för dess användning

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