JP3332372B1 - スケルトンバケットおよびこれを使用したふるい分け方法 - Google Patents

スケルトンバケットおよびこれを使用したふるい分け方法

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JP3332372B1 JP2001309259A JP2001309259A JP3332372B1 JP 3332372 B1 JP3332372 B1 JP 3332372B1 JP 2001309259 A JP2001309259 A JP 2001309259A JP 2001309259 A JP2001309259 A JP 2001309259A JP 3332372 B1 JP3332372 B1 JP 3332372B1
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Abstract

【要約】 【課題】 一のスケルトンバケットを揺動して複数のふ
るいを実行する。 【解決手段】 スケルトンバケットは、第1のスケルト
ンバケット10の投入口以外の部分に第2のスケルトン
バケット20が脱着可能な状態で連結されている。第1
のスケルトンバケットは、略平行に離間して一対に配置
される第1の側面部11と、少なくとも一方を投入口1
として開口するように第1の側面部と直交する方向に一
対の第1の側面部を接続した第1の底面部とを備え、第
1の底面部に第1の開口部を複数設けている。また第2
のスケルトンバケットは、略平行に離間して一対に配置
される第2の側面部21と、少なくとも一方を受け口2
として開口するように第2の側面部と直交する方向に一
対の第2の側面部を接続した第2の底面部22とを備
え、第2の底面部22は第1の開口部よりも大きい第2
の開口部23を複数設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ふるい機能を備え
るスケルトン型の有孔バケットに関するものであり、例
えば油圧ショベルのアームやブームなどに装着し、スケ
ルトンバケットですくい取った土砂、破砕物などをふる
い分けるバケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の解体時に発生する石材、
コンクリート材などのガラは、まずクラッシャーで砕い
た後、図1(a)、(b)に示すような底面部に格子状
のフレーム19を設けたスケルトンバケット10Aを使
って破砕物をすくいとり、このスケルトンバケット10
Aを取り付けた油圧ショベルのアーム5を作動させるこ
とにより、スケルトンバケット10Aのフレームで仕切
られた穴より所要の大きさの破砕物を落下させて、破砕
物の大きさに応じたふるい分けが行われていた。また上
記のような破砕物に限らず、玉石、砂利採取、土砂など
のふるい分け作業も、上記と同様にスケルトンバケット
を用いて行われていた。
【0003】このようなふるい機能を備えるスケルトン
バケットおよびこれに関連する装置は、例えば特開平1
1−323996号公報(ふるい装置付きスケルトンバ
ケット)、特開2000−336689号公報(作業車
両の作業装置)、特開2001−74398号公報(地
雷処理兼農地改良装置)、実開平07−17849号公
報(有孔バケット兼無孔バケット組み合わせ体)、実開
昭62−228533号公報(礫選別器)、特開平08
−60694号公報(作業用自走車の掘削篩い選別装
置)、特開平09−189045号公報(旋回篩式クラ
ムバケット)、特開2000−279890号公報(土
砂ふるい落とし装置)、特開2000−319919号
公報(除礫用バケット)、特開2001−98575号
公報(バックホウにおけるパワーショベルのつかみフォ
ークアタッチメント)に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載される技術は、いずれも一のバケットを利用し
て、すくい取った破砕物などをスケルトンバケットで揺
動しふるい分けするものであった。このため、選別する
破砕物の大きさを変えてふるい分けするには、バケット
を変更する必要があった。アームやブームなどの先端に
装着するバケットは一般にアタッチメント式に取り替え
可能となってはいるものの、その交換は極めて時間のか
かる面倒な作業であった。特にバケットは可動部分を有
するため、可動軸や駆動パイプの取付が必要となり、作
業が繁雑となっていた。したがって、選別する破砕物の
サイズをまず大きなものを選別し、次に選別された破砕
物からさらに小さなものを選別するような場合は、一旦
大きい開口部を有するバケットをアームに装着してふる
い分け、その後バケットを小さい開口部を有するものに
交換してから、再度ふるい分けを行う必要があり、時間
と手間のかかる作業となっていた。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものである。本発明の主な目的は、複数のふ
るい分けを一度に行うことのできるスケルトンバケット
およびこれを使用したふるい分け方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、本発明の請求項1に記載されるスケルトンバケット
は、複数の開口部を有する。このスケルトンバケット
は、第1のスケルトンバケット10と第2のスケルトン
バケット20を備えている。第1のスケルトンバケット
10は、略平行に離間して一対に配置される第1の側面
部11と、少なくとも一方を投入口1として開口するよ
うに前記第1の側面部11と直交する方向に前記一対の
第1の側面部11を接続した第1の底面部12とを備
え、前記第1の底面部12は第1の開口部13を複数設
けている。また第2のスケルトンバケット20は、略平
行に離間して一対に配置される第2の側面部21と、少
なくとも一方を受け口2として開口するように前記第2
の側面部21と直交する方向に前記一対の第2の側面部
21を接続した第2の底面部22とを備え、前記第2の
底面部22は前記第1の開口部13よりも小さい第2の
開口部23を複数設けている。このスケルトンバケット
は、前記第1のスケルトンバケット10の投入口1以外
の部分に前記第2のスケルトンバケット20が脱着可能
な状態で連結されていることを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に記載されるスケ
ルトンバケットは、請求項1に記載される特徴に加え
て、前記第1の底面部12および第2の底面部22の少
なくとも一方は、前記第1の側面部11または第2の側
面部21の略端縁に沿って固定されていることを特徴と
する。
【0008】さらに、本発明の請求項3に記載されるス
ケルトンバケットは、請求項1または2に記載される特
徴に加えて、前記一対の第1の側面部11同士の間隔
と、一対の第2の側面部21同士の間隔がほぼ同じで、
前記第1の側面部11と第2の側面部21が略同一の平
面となるように前記第1のスケルトンバケット10と第
2のスケルトンバケット20が連結されていることを特
徴とする。
【0009】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
るスケルトンバケットは、請求項1から3のいずれかに
記載される特徴に加えて、前記第1のスケルトンバケッ
ト10がすくい方向に対し突出するように、第1のスケ
ルトンバケット10と第2のスケルトンバケット20と
が連結されることを特徴とする。
【0010】さらにまた、本発明の請求項5に記載され
るスケルトンバケットは、請求項1から4のいずれかに
記載される特徴に加えて、前記第2のスケルトンバケッ
ト20が第1のスケルトンバケット10に固定されてい
ることを特徴とする。
【0011】さらにまた、本発明の請求項6に記載され
るスケルトンバケットは、複数の第1の開口部13を有
する第1のスケルトンバケット10に装着可能な第2の
スケルトンバケット20である。このスケルトンバケッ
トは、略平行に離間して一対に配置される第2の側面部
21と、少なくとも一方を受け口2として開口するよう
に前記第2の側面部21と直交する方向に一対の第2の
側面部21を接続した第2の底面部22とを備え、前記
第2の底面部22は前記第1の開口部13よりも小さい
第2の開口部23を複数備えている。
【0012】さらにまた、本発明の請求項7に記載され
るスケルトンバケットは、請求項1からのいずれかに
記載される特徴に加えて、前記第1のスケルトンバケッ
ト10と第2のスケルトンバケット20との連結部分3
で相互に摺動可能としたことを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明の請求項8に記載され
るスケルトンバケットは、請求項1からのいずれかに
記載される特徴に加えて、前記第2のスケルトンバケッ
ト20の第2の側面部21は、少なくとも一方に山形に
突出する形状であることを特徴とする。
【0014】ここで山形に突出する形状は、下方に突出
する逆台形、逆三角形、半円形などとすることができ
る。また受け口2を構成する辺に対し交差する辺の少な
くとも一方を傾斜させることもできる。
【0015】さらにまた、本発明の請求項9に記載され
るスケルトンバケットは、請求項1から6または8のい
ずれかに記載される特徴に加えて、前記第2のスケルト
ンバケット20の第2の側面部21は、下方に突出する
逆台形状であって、前記逆台形はすくい方向に位置す
る前面側と、逆方向に位置する背面側を傾斜させてお
り、前面側の第1の傾斜が、背面側の第2の傾斜よりも
受け口2を構成する辺に対して鋭角であることを特徴と
する。
【0016】さらにまた、本発明の請求項10に記載さ
れるスケルトンバケットは、請求項1から9のいずれか
に記載される特徴に加えて、前記第2のスケルトンバケ
ット20の第2の側面部21は、前面側の第1の傾斜が
受け口2を構成する辺とがなす角が15°〜60°であ
ることを特徴とする。
【0017】さらにまた、本発明の請求項11に記載さ
れるスケルトンバケットは、請求項9または10のいず
れかに記載される特徴に加えて、前記第2のスケルトン
バケット20の第2の側面部21は、背面側の第2の傾
斜が受け口2を構成する辺とがなす角が45°〜80°
であることを特徴とする。
【0018】さらにまた、本発明の請求項12に記載さ
れるスケルトンバケットは、請求項1から11のいずれ
かに記載される特徴に加えて、前記側面部が開口部を有
しない平板であることを特徴とする。
【0019】さらにまた、本発明の請求項13に記載さ
れるスケルトンバケットは、請求項1から11のいずれ
かに記載される特徴に加えて、前記第2の側面部21
が、前記第2の開口部23と同様の開口部を複数有する
ことを特徴とする。
【0020】さらにまた、本発明の請求項14に記載さ
れるスケルトンバケットを使用したふるい分け方法は、
複数の開口部を有するスケルトンバケットを2段以上連
結し、破砕物4を投入する第1のスケルトンバケット1
0の開口部よりも、次段に連結されたスケルトンバケッ
トの開口部を小さくして、次段のスケルトンバケットに
設けた開口部を前段のスケルトンバケットの開口部より
も徐々に小さくすることによって、前記スケルトンバケ
ット全体を揺動させることにより一のふるい動作で同時
に複数のふるいを通すことを可能としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術的思想を具体化するためのスケルトン
バケットおよびこれを使用したふるい分け方法を例示す
るものであって、本発明はスケルトンバケットおよびこ
れを使用したふるい分け方法を以下のものに特定しな
い。
【0022】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面
が示す部材の大きさや位置関係などは、説明を明確にす
るため誇張していることがある。
【0023】また本明細書では、ふるい分けの対象とな
るスケルトンバケット内にすくい取った土砂、破砕物、
残土のガラ等の選別対象物を総称して「破砕物」と呼
ぶ。また、特に区別しない限り、第1のスケルトンバケ
ット10および第2のスケルトンバケット20両者につ
いての説明をまとめて行っている。したがって、例えば
底面部というときは、第1のスケルトンバケット10を
構成する第1の底面部12と、第2のスケルトンバケッ
ト20を構成する第2の底面部22の両者を指す。
【0024】[実施例1] 以下、本発明の実施例1として、第1のスケルトンバケ
ット10に装着する第2のスケルトンバケット20の斜
視図を図2に、第1のスケルトンバケット10に第2の
スケルトンバケット20を装着した状態を示す斜視図を
図3に、それぞれ示す。これらの図に示すスケルトンバ
ケットは、一方を投入口1または受け口2として開口す
る容器状で、略平行に離間された一対の側面部と、側面
部に沿って底部分を閉塞するように設けられた底面部で
構成されている。図に示す実施例では側面部は平板であ
り、一方底面部には、図4、図5に示すように複数の開
口部が設けられる。これらのスケルトンバケットは、硬
質の鉄板や鉄筋、鉄骨など十分な強度を備える材質で構
成される。
【0025】第1のスケルトンバケット10は、図1
(a)、(b)に示したものや、その他の標準型のスケ
ルトンバケットとほぼ同様の構成のものが使用できる。
図1(b)に示す第1のスケルトンバケット10は、略
三角形状の左右の側面部、上面フレーム、底面先端フレ
ームにより形成される。これらの面やフレームによって
破砕物4の投入口1、および背面から底面にかけて投下
口を構成している。また第1のスケルトンバケット10
の背面部および底面部に格子状フレーム19を設けて、
第1のスケルトンバケット10の剛性を高めると共に第
1の開口部13を構成している。また第1のスケルトン
バケット10の底面先端フレームの先端には、すくい用
爪18を所定間隔をおいて突設している。また、上面フ
レームのバケット外側には、油圧ショベルのアーム5へ
の取付ブラケットを突設し、バケット内側には、駆動用
主軸を装架するための一対のブラケットを左右側面部の
内面側に沿って突設している。
【0026】一方、第2のスケルトンバケット20は、
第1のスケルトンバケット10よりも大きい、全体に細
長い形状としている。これは、第1のスケルトンバケッ
ト10からふるい分けられて落下する破砕物4を第2の
スケルトンバケット20が確実に捕捉できるよう、第2
のスケルトンバケット20が上面に開口する受け口2の
面積を広くとっているためである。
【0027】[側面部] 第2のスケルトンバケット20の第2の側面部21の形
状は、逆台形状である。ただ、好ましくは先鋭な頂点を
設けることなく、頂点付近を湾曲させた曲面で構成す
る。頂点を設けないことで、破砕物4をすくう動作が頂
点部分でつっかえることなくスムーズに行え、また選別
した破砕物4を排出する際も、破砕物4が頂点部分でつ
っかえてせき止められないよう、曲面とすることにより
破砕物4を転がりやすくしている。また頂点部分は突出
して摩耗し易いため、これを防ぐという意味もある。
【0028】図2に示すように、第2のスケルトンバケ
ット20の第2の側面部21の上端縁には、第1のスケ
ルトンバケット10と連結または固定するための連結穴
24が所定位置に複数設けられている。第1のスケルト
ンバケット10と第2のスケルトンバケット20とは、
ボルトでネジ止めする方法や切り込み部を設けフック、
ピンなどを係止、保持する方法、狭着などが使用でき
る。図3の例では、第1のスケルトンバケット10の側
面から第2のスケルトンバケット20との接合部分に張
り出し部を設け、これをボルトで連結穴24に締め付け
る連結部分3を介して脱着可能としている。
【0029】この構成では、第1のスケルトンバケット
10に第2のスケルトンバケット20を装着する形態で
あるため、スケルトンバケット自体をアーム5から取り
外して別のバケットに交換する作業よりも極めて簡単に
取り付けできる。スケルトンバケットを油圧ショベルの
アーム5から取り外し、別のブラケットに交換して取り
付けるには、取付ブラケットの駆動軸やボルトを一旦分
解し、再度締め付ける必要があり、極めて手間がかかっ
ていた。これに対し本発明の実施例では、バケットの側
面から連結部分3を操作して簡単に装着、分離が可能と
なっている。このため第1のスケルトンバケット10は
通常通り使用でき、必要に応じて第2のスケルトンバケ
ット20を装着してふるい分け作業を簡便に行うことが
できる。
【0030】[実施例2] なお、第1のスケルトンバケット10に第2のスケルト
ンバケット20を溶接や接着などにより固定して一のス
ケルトンバケットとした形態としてもよい。連結部分3
には、第2のバケット自体の重さに加えて、バケットに
収納する破砕物4の重量や、揺動のための衝撃などかな
りの加重がかかるため、溶接によって十分な強度を持た
せてもよい。この形態のスケルトンバケットは、予め第
1のスケルトンバケット10と第2のスケルトンバケッ
ト20とを溶接などにより強固に固定しているため、バ
ケット同士の連結部分3のゆるみや故障などのトラブル
を回避でき、さらに第1のスケルトンバケット10と第
2のスケルトンバケット20との連結作業を不要にでき
るメリットを有する。
【0031】第1のスケルトンバケット10と第2のス
ケルトンバケット20との連結位置は、図3に示すよう
に第1のスケルトンバケット10が第2のスケルトンバ
ケット20の先端に位置するように構成されている。こ
れは、連結されたバケットを使って破砕物4をすくい上
げ、ふるい分け後に排出する動作がスムーズに行えるよ
う考慮したものである。すなわち、すくい動作時には、
第1のスケルトンバケット10を前方に突出させること
で破砕物4を捉えて第1のスケルトンバケット10内に
案内し易くできる。一方、第2のスケルトンバケット2
0から選別された破砕物4を排出するために、第2のス
ケルトンバケット20を後方に突出させて、第2のスケ
ルトンバケット20の後方上面に排出口を設けることが
できる。
【0032】[実施例3] 連結部分3は必ずしもバケット同士を固定する必要はな
い。例えば相互に摺動可能としてもよい。例えば図6に
示すように、第2のスケルトンバケット20の第2の側
面部21にそれぞれレール25を設け、第1のスケルト
ンバケット10にレール25に沿って摺動するローラ2
6を複数設けて、レール25にローラ26を案内させて
摺動させる構成とすることも可能である。レール25の
端部には、ローラ26が脱線しないようにストッパを設
ける。この構成では、第1のスケルトンバケット10を
アーム5で揺動させたとき、慣性により第2のスケルト
ンバケット20をレール25に沿って摺動させて大きく
揺動させ、ふるい分けの動作を大きくすることができ
る。揺動させる際、レール25の端部のストッパにロー
ラ26が衝突するときの衝撃を和らげるために、弾性ゴ
ムなどの緩衝パッキンを設けてもよい。また摺動機構は
ローラに限らず、例えばレールとこれに係止するフック
や凸条、T字型レール、ベアリングなどが利用できる。
さらに、摺動のための駆動部を設けて、連結部分3で第
2のスケルトンバケット20が動力により摺動する機構
を設けてもよい。
【0033】[開口部] 図4および図5(a)、(b)、(c)は第1および第
2のスケルトンバケットの底面部として利用できるパタ
ーンの平面図を示している。図4は実施例1の開口部を
示しており、図のように矩形状をしている。円柱状の鉄
筋や角柱状の鉄材、硬質ワイヤなどを所定間隔で平行に
離間させ、さらにこれと交差する方向にも所定間隔で鉄
筋などを格子状に配列し、溶接することによって網目状
の開口部を複数構成している。好ましくは、長方形もし
くは正方形状の開口部とする。開口部の大きさは、ふる
い分けしたい破砕物4の大きさによって所望の大きさに
設定することができる。複数の大きさの開口部を有する
スケルトンバケットを用途に応じて使い分けることもで
きる。
【0034】また第1のスケルトンバケット10に設け
る第1の開口部13の大きさよりも、第2のスケルトン
バケット20に設ける第2の開口部23の大きさを小さ
くする。これによって、第1のスケルトンバケット10
でふるい分けられ、第2のスケルトンバケット20に落
下した破砕物4をさらに細かくふるい分けすることがで
きる。
【0035】[実施例4] なお、鉄筋の間隔を変更できるように構成することもで
きる。例えば、鉄筋を挿通して保持するための挿通穴を
側面部に所定間隔で複数設け、挿通穴を1つおき、2つ
おきなどの間隔で鉄筋を配列することにより、開口部の
大きさを調整できるように構成してもよい。
【0036】[実施例5、6、7] また、本発明の他の実施例に係るスケルトンバケットと
して、底面部のパターンを変更した実施例5、6、7を
それぞれ図5(a)、(b)、(c)に示す。図5
(a)では鉄筋を斜めに交差させて開口部を菱形として
いる。図5(b)では、鉄板に円形もしくは楕円形の開
口部を打ち抜きや穿孔によって設けている。また図5
(c)の例では、同じく鉄板の底面部に三角形の開口部
を打ち抜きなどにより複数設けている。これらのパター
ンは一例であり、例えば六角形その他の多角形状のパタ
ーンや半円形、扇形、台形、スリット状などとすること
もできる。これらの開口部の形状や大きさは、それぞれ
多少の誤差を除いてほぼ一定とし、底面部にできるだけ
均一に分布させる。開口部は、第1のスケルトンバケッ
ト10と第2のスケルトンバケット20にそれぞれ設け
るが、必ずしも同じパターンに統一する必要はない。な
お本発明に係る実施例ではふるい分けの大きさを規定す
ることが特徴でなく、複数のふるい分けを同時に行うこ
とが特徴であるから、各々のふるい分けのための具体的
な形状や手法は特定されない。ふるい分けのための形状
や構造は従来使用されているものおよび将来開発される
ものが適宜利用できる。
【0037】底面部は、図2および図3に示すように側
面部と直交する方向に設けられる。これらの図に示す底
面部は、側面部の端縁に沿って連続して設けられてい
る。第2のスケルトンバケット20の第2の側面部21
は、図7に示すように下方に突出する逆台形状として傾
斜を設けている。これらの傾斜は、すくい方向に位置す
る前面側、すなわち図7において右側の斜面が、側面部
の上端縁で受け口2を構成する辺となす角をθ1とし、
同様に左側の斜面が側面部の上端縁となす角をθ2とす
る。図7の例では、θ1とθ2が異なるように構成して
おり、θ1の方がθ2よりも鋭角である。好ましくは前
方のθ1が15°〜60°とする。この範囲の角度で
は、図17に示すように破砕物4をすくい易くできる。
逆にこれよりも角度が大きいと、第1のスケルトンバケ
ット10で破砕物4をすくおうとするとき、第2のスケ
ルトンバケット20が邪魔になってしまう。よって、好
ましくは上記の角度範囲とし、さらに好ましくは40°
〜45°とする。
【0038】また、後方のθ2は、好ましくは45°〜
80°とする。θ1よりも若干鈍くなっているのは、後
述する図17に示すように選別した破砕物4を排出する
ときに排出し易くするためである。逆にこれよりも角度
を小さくすると、ふるい分けの揺動時に破砕物4が外部
にこぼれやすくなってしまう。よって、好ましくは上記
の角度範囲とし、さらに好ましくは60°とする。た
だ、θ1とθ2は、必ずしもθ2がθ1よりも大きくな
るようにする必要はなく、上記角度の範囲内であれば図
8(a)に示すように等しくしてもよい。また図8
(b)に示すように、半円形状とすることもできる。
【0039】[実施例8] なお、底面部は必ずしも側面部の端縁に沿って設ける必
要はなく、例えば図9の断面図に示すように、側面部の
端縁に余白を設けるように、端縁から離れた位置に底面
部を固定する構成としてもよい。この構成は、側面部の
余白部分を下方に落下する破砕物4が周囲に飛び散るの
を防止するガイド板として利用することができる。
【0040】[実施例9] さらにまた、第2のスケルトンバケット20の形状は図
10に示すように、後端部分を上方に跳ね上げた形状と
することもできる。図10(a)は開口端辺の後端を折
曲して突出させ、図10(b)は後端を湾曲させてい
る。この構造は、第1のスケルトンバケット10からふ
るい分けられて背面付近から遠方に放出される破砕物4
を、上方に跳ね上げられた第2のスケルトンバケット2
0がより確実に捕捉することができる。また、跳ね上が
りの方法は図10(a)に示すように直線上に折曲させ
ることも、あるいは図10(b)に示すように湾曲させ
て跳ね上げるものでもよい。揺動してふるい分けを行う
際、破砕物4が第1のスケルトンバケット10から飛び
出するを確実に捉えると共に、第2のスケルトンバケッ
ト20を揺動する際に破砕物4が外部にこぼれ出さない
ように確実に捕捉することが可能となる。特に図10
(b)に示す第2のスケルトンバケット20は、第1の
スケルトンバケット10の背面から底面にかけて広い面
積を覆うように連結されており、第1のスケルトンバケ
ット10でふるい分けられた破砕物4をより確実に第2
のスケルトンバケット20で受けることができる。この
構成は、特に実施例8のように傾斜角度が浅くふるい分
け時に破砕物4がバケット外に飛び出しやすいような場
合には、効果的に破砕物4の飛び出しを防止して確実に
ふるい分けができるというメリットがある。湾曲して跳
ね上げられた第2のスケルトンバケット20の背面部分
が、揺動時に勢いよく飛び出しそうになる破砕物4を確
実に捕捉できるからである。さらに図10(b)の例で
は、底面部も湾曲させているため、破砕物4の取り出し
時に折曲部で阻害されることなくスムーズに排出される
というメリットがある。さらに図10(b)は、底面部
の湾曲する斜面を緩やかにし、かつ受け口2側の飛び出
しを急峻にすることで、下方でふるい分けの面積を広く
とると共に、上方では破砕物4の飛び出しを効果的に防
止するという2つの特徴を同時に実現している。
【0041】なお、第2のスケルトンバケット20から
第2の選別物を排出する際は、後述する図17の場合よ
りもスケルトンバケットをより回動させて、第2のスケ
ルトンバケット20の開口端から排出する。特に図10
(b)のように後端の突出する度合いが大きい場合は、
底面部の形状もこれに合わせて湾曲させ、排出時に第2
の選別物が湾曲面に沿って転がりやすくスムーズに排出
されるようにしている。
【0042】また、飛び出し防止板を別部材として、第
2の側面部21に設けてもよい。さらに、図示しないが
バケットの後端に蓋を設けて、下方への落下は妨げず、
上方から横方向への飛び出しを防止することができる。
蓋は、取り外し可能としたり、ロック機構によって揺動
時は閉塞状態を保ち、排出時にロックを解除して自重で
開くようにすることもできる。
【0043】[実施例10、11] さらにまた実施例10として、側面部を平板でなく、図
11に示すように底面部と同様に複数の開口部が設けた
ものを使用してもよい。例えば、図12に示すように、
第1のスケルトンバケット110は上記と同様に側面部
を平板で閉塞し、第2のスケルトンバケット120で側
面部を底面部とほぼ同様の構成で、鉄筋などにより第2
の開口部23と同じ大きさの開口部を複数設けたものと
する。あるいは実施例11として、図13、図14に示
すように、第1のスケルトンバケット210および第2
のスケルトンバケット220共に側面部に第1、第2の
開口部と同様の開口部をそれぞれ設けたものを使用する
ことも可能である。この場合は、第1のスケルトンバケ
ット210の側面からも破砕物4がふるい分けられるた
め、第2のスケルトンバケット220は第1のスケルト
ンバケット120よりも幅員を大きくとって、横方向に
飛散する破砕物4を捉えるようにしている。
【0044】[実施例12、13] また、第2のスケルトンバケット20は、第1のスケル
トンバケット10に対して図3に示すように底面のみを
覆う形で連結させる方法に限定されない。図15や図1
6に示すように、背面または背面から底面にかけて覆う
ように連結する形態としてもよい。図15に示す第2の
スケルトンバケット320は、第1のスケルトンバケッ
ト310の背面の曲面部に合致するような形状として、
第1のスケルトンバケット310との連結面を構成して
いる。この形態のバケットでは、第2のスケルトンバケ
ット320が下方に突出しないため、破砕物4のすくい
動作時に第2のスケルトンバケット320が邪魔になら
ず、スムーズにすくえるというメリットがある。また図
16に示す第2のスケルトンバケット420は、第1の
スケルトンバケット410の背面から底面にかけての曲
面部に合致するような形状で第1のスケルトンバケット
410との連結面を構成している。
【0045】[ふるい作業] 以上の実施例に係るスケルトンバケットを使用した選別
作業は、図17に示すような流れとなる。まず、図17
(a)に示すように、スケルトンバケットを装着したア
ーム5と、バケットの回動を利用して、第1のスケルト
ンバケット10で破砕物4をすくう。
【0046】そして、図17(b)に示すように、アー
ム5を揺すってふるい分けを行う。これによって、第1
のスケルトンバケット10に設けられた第1の開口部1
3を通過できない大きな破砕物4Aは第1のスケルトン
バケット10に残る。そして第1の開口部13を通過し
た破砕物の内、第2のスケルトンバケット20に設けら
れた第2の開口部23を通過できない小さな破砕物4B
は第2のスケルトンバケット20に残る。最後に、第2
の開口部23よりも小さい、細かな破砕物4Cや土砂が
ふるい分けられて、スケルトンバケットから下方に落下
する。このようにして、大、小、細の三種類の大きさに
破砕物は選別される。
【0047】まず、下方に落下して地面に堆積した最も
小サイズの細かな破砕物4Cを集める。次に、図17
(c)に示すようにスケルトンバケットを手前に回動さ
せて、小さな破砕物4Bを第2のスケルトンバケット2
0から地面に排出する。例えば、細かな破砕物4Cが落
下した位置と別の位置にアーム5を移動させて、細かな
破砕物4Cと混合されないように小さな破砕物4Bを地
面に積み上げる。
【0048】最後に、第1のスケルトンバケット10に
残った最も大きな破砕物4Aを排出する。スケルトンバ
ケットを逆向きに回動させることで、大きな破砕物4A
は地面に落下する。この結果、第1のスケルトンバケッ
ト10で保持される比較的サイズの大きな破砕物と、第
1のスケルトンバケット10を通過して第2のスケルト
ンバケット20で保持される小さな破砕物4Bと、さら
に第2のスケルトンバケット20の第2の開口部23を
通過して落下する細かな破砕物4Cという、3種類の選
別を同時に行うことができる。またそれぞれ選別された
破砕物を互いに混合されることなく回収することができ
る。
【0049】[実施例14] なお本発明の実施例では、開口部の異なるスケルトンバ
ケットを2段連結した例を示しているが、図18に示す
ように、3段以上を連結することも可能である。この場
合、1段目に位置する第1のスケルトンバケット510
の開口部を大きくし、2段目の第2のスケルトンバケッ
ト520、3段目の第3のスケルトンバケット530と
開口部を徐々に小さくすることによって、それぞれのバ
ケットで開口部に応じた破砕物4の選別が可能となる。
またバケットの外形は、前段のバケットから落下する破
砕物4を確実に捕捉するために、後段に連結するバケッ
トをより大きくすることが望ましい。ただ、バケットの
連結段数をあまり多くすると、それだけバケット全体の
重さが重くなってアーム5や連結部、駆動部に負担がか
かる。またバケット全体のサイズも肥大化するため、シ
ャベルによる破砕物4のすくいや排出の操作が難くなる
という問題もある。したがって、好ましくはスケルトン
バケットは3段以下、最も好ましくは2段とする。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスケルト
ンバケットおよびこれを使用したふるい分け方法によれ
ば、一のふるい分け作業で同時に複数の選別を実行でき
るという特長を実現する。それは、本発明のスケルトン
バケットおよびこれを使用したふるい分け方法が、それ
ぞれ大きさの異なる開口部を有するスケルトンバケット
を多段に連結する独特の構成により、一の揺動でそれぞ
れのスケルトンバケットに設けた開口部の大きさに応じ
た選別を同時に実行できるからである。例えば第1、お
よび第2のスケルトンバケットを二段に連結すると、1
回の選別作業で3種類の破砕物を選別することができ
る。この構成によって、従来のように複数種類のスケル
トンバケットで複数回にわたってすくい、揺動、排出
し、さらにスケルトンバケットを交換して再度すくいだ
しから行うという繰り返し作業を省くことができる。特
に従来の方法では一度選別されたものをさらに選別しよ
うとすれば、再度すくう作業から始めなければならず、
非能率的な作業となっていた。これに対し本発明の構成
によれば、選別の度毎に排出する必要がなく、第1のス
ケルトンバケットで選別された破砕物がそのまま第2の
スケルトンバケットに送出されるため、繰り返し作業を
省略して選別作業を工程面でも時間面でも短縮すること
ができる。
【0051】さらにまた、本発明のスケルトンバケット
およびこれを使用したふるい分け方法によれば、開口部
の大きさの異なる複数種類のスケルトンバケットをふる
い分けの度に交換する必要がないため、面倒なスケルト
ンバケットの取り替え作業を省くことができる。アーム
などの先端に固定されたバケットを分離、交換する作業
は、バケットがアームとの間で可動部分を有しており、
さらに油圧ピストンなど駆動部分との連結が必要で、極
めて煩雑でかつ時間のかかる作業であった。これに対し
本発明では、複数段のバケットを利用することで交換、
装着する手間を省くことができる。また選別作業の現場
からバケットの取り替え作業のために一々装置を移動さ
せる必要もない。一方でスケルトンバケットを作業現場
で自由に移動させることができ、便利で使い勝手の良い
環境を提供する。
【0052】また本発明ではバケット同士の連結作業を
容易に行うことができるメリットもある。アームの先端
にバケットを装着する際には回動部分や駆動部分などが
あるため煩雑になるが、本発明では既にアームなどに連
結されているスケルトンバケットに対し、アタッチメン
トのように第2のスケルトンバケットを装着する方式で
あるため、容易に脱着することができる。このため、時
間のかかるバケット交換作業を大幅に短縮して、さらに
作業を簡単かつ迅速に行えるというメリットを享受でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る第1のスケルトンバケ
ットの一例を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る第2のスケルトンバケ
ットを示す概略斜視図である。
【図3】図2に示す第2のスケルトンバケットを、第1
のスケルトンバケットに装着した状態を示す概略斜視図
である。
【図4】開口部を設けたスケルトンバケットの底面部を
示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る開口部を設けたスケ
ルトンバケットの底面部を示す平面図である。
【図6】本発明の実施例3に係る連結部分に摺動機構を
設けたスケルトンバケットを示す概略斜視図および側面
図である。
【図7】図2の第2のスケルトンバケットの側面部を示
す側面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例に係る第2のスケル
トンバケットの側面部を示す側面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例に係るスケルトンバ
ケットの側面部を示す断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例に係る第2のスケ
ルトンバケットの側面部を示す断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例に係る第2のスケ
ルトンバケットを示す概略斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例に係るスケルトン
バケットを示す側面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例に係るスケルトン
バケットを示す側面図である。
【図14】図13に示すスケルトンバケットの概略斜視
図である。
【図15】本発明のさらに他の実施例に係るスケルトン
バケットの側面部を示す断面図である。
【図16】本発明のさらに他の実施例に係るスケルトン
バケットの側面部を示す断面図である。
【図17】本発明の実施例に係るスケルトンバケットを
使用した選別作業の流れを示す模式図である。
【図18】本発明のさらに他の実施例に係るスケルトン
バケットの側面部を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・投入口 2・・・受け口 3・・・連結部分 4・・・破砕物 4A・・・大きな破砕物 4B・・・小さな破砕物 4C・・・細かな破砕物 5・・・アーム 10・・・第1のスケルトンバケット 10A・・・スケルトンバケット 11・・・第1の側面部 12・・・第1の底面部 13・・・第1の開口部 18・・・すくい用爪 19・・・格子状フレーム 20・・・第2のスケルトンバケット 21・・・第2の側面部 22・・・第2の底面部 23・・・第2の開口部 24・・・連結穴 25・・・レール 26・・・ローラ 110、210、310、410、510・・・第1の
スケルトンバケット 120、220、320、420、520・・・第2の
スケルトンバケット 530・・・第3のスケルトンバケット

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部を有するスケルトンバケッ
    トにおいて、 略平行に離間して一対に配置される第1の側面部(11)
    と、少なくとも一方を投入口(1)として開口するように
    前記第1の側面部(11)と直交する方向に前記一対の第1
    の側面部(11)を接続した第1の底面部(12)とを備え、前
    記第1の底面部(12)は第1の開口部(13)を複数設けてい
    る第1のスケルトンバケット(10)、 略平行に離間して一対に配置される第2の側面部(21)
    と、少なくとも一方を受け口(2)として開口するように
    前記第2の側面部(21)と直交する方向に前記一対の第2
    の側面部(21)を接続した第2の底面部(22)とを備え、前
    記第2の底面部(22)は前記第1の開口部(13)よりも小さ
    第2の開口部(23)を複数設けている第2のスケルトン
    バケット(20)とを備え、 前記第1のスケルトンバケット(10)の投入口(1)以外の
    部分に前記第2のスケルトンバケット(20)が脱着可能な
    状態で連結されていることを特徴とするスケルトンバケ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記第1の底面部(12)および第2の底面
    部(22)の少なくとも一方は、前記第1の側面部(11)また
    は第2の側面部(21)の略端縁に沿って固定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のスケルトンバケット。
  3. 【請求項3】 前記一対の第1の側面部(11)同士の間隔
    と、一対の第2の側面部(21)同士の間隔がほぼ同じで、
    前記第1の側面部(11)と第2の側面部(21)が略同一の平
    面となるように前記第1のスケルトンバケット(10)と第
    2のスケルトンバケット(20)が連結されていることを特
    徴とする請求項1または2記載のスケルトンバケット。
  4. 【請求項4】 前記第1のスケルトンバケット(10)がす
    くい方向に対し突出するように、第1のスケルトンバケ
    ット(10)と第2のスケルトンバケット(20)とが連結され
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    スケルトンバケット。
  5. 【請求項5】 前記第2のスケルトンバケット(20)が第
    1のスケルトンバケット(10)に固定されていることを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載のスケルトン
    バケット。
  6. 【請求項6】 複数の第1の開口部(13)を有する第1の
    スケルトンバケット(10)に装着可能な第2のスケルトン
    バケットであって、 略平行に離間して一対に配置される第2の側面部(21)
    と、少なくとも一方を受け口(2)として開口するように
    前記第2の側面部(21)と直交する方向に前記一対の第2
    の側面部(21)を接続した第2の底面部(22)とを備え、前
    記第2の底面部(22)は前記第1の開口部(13)よりも小さ
    第2の開口部(23)を複数備えている第2のスケルトン
    バケット。
  7. 【請求項7】 前記第1のスケルトンバケット(10)と第
    2のスケルトンバケット(20)との連結部分(3)で相互に
    摺動可能としたことを特徴とする請求項1からのいず
    れかに記載のスケルトンバケット。
  8. 【請求項8】 前記第2のスケルトンバケット(20)の第
    2の側面部(21)は、少なくとも一方に山形に突出する形
    状であることを特徴とする請求項1からのいずれかに
    記載のスケルトンバケット。
  9. 【請求項9】 前記第2のスケルトンバケット(20)の第
    2の側面部(21)は、下方に突出する逆台形状であって、
    前記逆台形はすくい方向に位置する前面側と、逆方向
    に位置する背面側を傾斜させており、前面側の第1の傾
    斜が、背面側の第2の傾斜よりも受け口2を構成する辺
    に対して鋭角であることを特徴とする請求項1から6ま
    たは8のいずれかに記載のスケルトンバケット。
  10. 【請求項10】 前記第2のスケルトンバケット(20)の
    第2の側面部(21)は、前面側の第1の傾斜が受け口(2)
    を構成する辺とがなす角が15°〜60°であることを
    特徴とする請求項に記載のスケルトンバケット。
  11. 【請求項11】 前記第2のスケルトンバケット(20)の
    第2の側面部(21)は、背面側の第2の傾斜が受け口(2)
    を構成する辺とがなす角が45°〜80°であることを
    特徴とする請求項9または10に記載のスケルトンバケ
    ット。
  12. 【請求項12】 前記側面部が開口部を有しない平板で
    あることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記
    載のスケルトンバケット。
  13. 【請求項13】 前記第2の側面部(21)が、前記第2の
    開口部(23)と同様の開口部を複数有することを特徴とす
    る請求項1から11のいずれかに記載のスケルトンバケ
    ット。
  14. 【請求項14】 複数の開口部を有するスケルトンバケ
    ットを2段以上連結し、破砕物(4)を投入する第1のス
    ケルトンバケット(10)の開口部よりも、次段に連結され
    たスケルトンバケットの開口部を小さくして、次段のス
    ケルトンバケットに設けた開口部を前段のスケルトンバ
    ケットの開口部よりも徐々に小さくすることによって、
    前記スケルトンバケット全体を揺動させることにより一
    のふるい動作で同時に複数のふるいを通すことが可能な
    スケルトンバケットを使用したふるい分け方法。
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