JP3139586B2 - 嵩高の定着ロール用クリーニングシート - Google Patents

嵩高の定着ロール用クリーニングシート

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JP3139586B2 JP04343405A JP34340592A JP3139586B2 JP 3139586 B2 JP3139586 B2 JP 3139586B2 JP 04343405 A JP04343405 A JP 04343405A JP 34340592 A JP34340592 A JP 34340592A JP 3139586 B2 JP3139586 B2 JP 3139586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機などの
定着ロール表面に残留したトナーの除去及び離型剤(例
えば、シリコーンオイル)の塗布を行なう、嵩高の定着
ロール用クリーニングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機などに含まれる定着装置
において、定着ロール表面に残留したトナーを除去する
クリーニングウエブとしては、例えば、特開昭58−1
99371号公報に、芳香族ポリアミド樹脂とポリエチ
レンテレフタレート樹脂とからなる不織布に、シリコー
ンオイルなどのオイルを含浸させたウエブが記載されて
いる。しかしながら、このウエブは、厚さが30〜12
0nmの極めて薄いものであり、これを巻付け用シャフ
トにロール状に巻き付けるので、強度保持のために繊維
比率を高くする必要があり、そのためにオイル含浸量が
少なくなり、定着ロールへのオイル塗布量も少なかっ
た。従って、定着ロール単位面積あたりのトナー除去、
及びオイル塗布に必要なクリーニングウエブが長くな
り、ウエブ収納部の容量は限定されているので、シート
ロール全体の寿命が短いという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ウエブ単位長あたりのオイル含有量が多いのでオイ
ル塗布量が多く、従って限定された収容部に収まるシー
トロール全体の寿命が長くなり、しかも多量のオイルを
必要とする高速コピーにも対応することができ、更に、
付け用シャフトにロール状に保存されている際には嵩
高の状態を維持するが、定着ロールと接触すると押し潰
されて、オイルを定着ロール側に塗布すると共に、巻取
りロール上での体積を縮小することのできる嵩高のクリ
ーニングシートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、本発明の
定着ロールとの接触時に溶融しない繊維を主成分とし、
厚さが0.1〜1.0mmで、見掛密度が0.05〜
0.40g/cm3 の不織布が、定着ロール用クリーニ
ングシートの収納部の雰囲気温度で溶融せず、定着ロー
ルの表面温度よりも低い温度で軟化又は溶融する仮固定
剤により仮固定されていることを特徴とする、定着ロー
ル用クリーニングシートによって達成することができ
る。
【0005】本発明のクリーニングシートは、通常、図
1に示すように、巻付け用シャフト1に巻付けたシート
ロール2の形で、複写機などのシート収納部へ取り付け
られる。シートロール2からクリーニングシート3を引
き出し、押圧ロール4と定着ロール5との間に移送す
る。一方、定着ロール5は、コピー紙6上のトナー7を
加圧ロール8と一緒に加熱・加圧して定着する際に、ト
ナーで汚染されるので、クリーニングシート3と接触し
た際に、トナーは定着ロール5からシート3へ、オイル
はシート3から定着ロール5へ移動し、トナーとオイル
との交換が起こる。洗浄に用いたシート3は、巻取用シ
ャフト9に巻き取られる。以下、必要に応じて、本発明
を図1の配置に沿って説明するが、これは単に説明の便
宜のためであり、本発明を図1の態様に限定するもので
はない。
【0006】本発明のクリーニングシート3は、定着ロ
ール5との接触時に溶融しない繊維が主成分(すなわ
ち、不織布構成繊維の50重量%以上を占める)、好ま
しくは70〜100重量%を占める不織布からなる。定
着ロール5の表面温度は、一般に200℃程度であるの
で、前記繊維としては、一般に融点が約210℃以上で
あるか、非溶融性の任意の繊維を用いることができる。
融点が約210℃以上或いは非溶融性の繊維としては、
例えば、オルト系、メタ系若しくはパラ系の芳香族ポリ
アミド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリエ
ステル繊維、又はポリアミド繊維(66ナイロン繊維又
は6ナイロン繊維)を挙げることができる。
【0007】本発明のクリーニングシート3は、厚さが
0.1〜1.0mm(好ましくは、0.2〜0.5m
m)で、見掛密度が0.05〜0.40g/cm3 (好
ましくは、0.10〜0.20g/cm3 )の、嵩高で
密度の高い布からなるので、従来のクリーニングシート
よりもオイルの保持性に優れている。クリーニングシー
トの厚さが0.1mm未満であると、クリーニングシー
ト単位長あたりの体積の絶対量が小さくなるので、保持
することのできるオイルの絶対量も少なくなり、その結
果、定着ロール5へのオイル移行量も少なくなる。ま
た、厚さが1.0mmを越えると、定着ロール5との接
触時に押圧ロール4によるオイルの絞り出しの効率が悪
くなる。見掛密度が0.05g/cm3 よりも低くなる
と、シート強度が不足して破断が起き易くなり、繊維量
が少なく保持性が悪いので、オイル移行量も少なくな
る。逆に、見掛密度が0.40g/cm3 を越えると、
繊維量が多くなり過ぎて、オイル保持量が少なくなり、
オイル移行量も少なくなる。
【0008】本発明のクリーニングシート3は、水流な
どの流体流による絡合や、融点が約210℃以上の熱可
塑性繊維による部分熱圧着により固定した不織布である
ことができる。流体流での絡合により、前記の厚さ及び
見掛密度を有する不織布を常法によって容易に調製する
ことができる。この不織布は、全体的に均一に絡合し、
優れた強度を有するので、シートロール2から引き出さ
れ、定着ロール5と接触し、巻取用シャフト9に引っ張
られても破断することはない。
【0009】融点が約210℃以上の熱可塑性繊維によ
って部分熱圧着により固定した不織布を調製する場合に
は、その熱可塑性繊維30〜70重量%(好ましくは4
0〜60重量%)を含むウエブを形成し、続いて、その
ウエブを部分的(例えば、不連続な点状)に加熱加圧し
て、その加熱加圧部の熱可塑性繊維を溶融又は軟化させ
て相互に結合させる。こうして得られた不織布は、結合
部を有するので充分な強度を有すると共に、非結合部に
は嵩高さを維持する。なお、この部分熱圧着不織布の厚
さは、非結合部の厚さであり、見掛密度は目付量を前記
厚さで除した値である。この熱可塑性繊維としては、ポ
リエステル繊維やポリアミド繊維(66ナイロン繊維又
は6ナイロン繊維)などを使用することができる。この
熱可塑性繊維量が30重量%未満になると、熱可塑性繊
維による結合力が弱くなって定着ロールと接触した際に
破断する恐れがあり、逆に、70重量%を越えると、定
着ロール5の熱によって変形し易くなる。
【0010】記の不織布を、更に仮固定剤によって加
工することにより、有効なクリーニングシートを提供す
ることができる。仮固定剤によって仮固定されている
リーニングシートは、巻付け用シャフト1に巻付けたシ
ートロール2の形態の際には嵩高さを維持してオイルを
多量に保持することができると共に、定着ロール5と押
圧ロール4との間で加圧されると押し潰されて含浸オイ
ルを定着ロール5へ効率良く塗布することができ、更
に、清浄処理後のシートは押し潰された状態で巻取用シ
ャフト9に巻き取られるので、巻取用シャフト9の周囲
に設ける処理済シート収容部の空間を狭くすることがで
きる。
【0011】仮固定剤としては、定着ロール用クリーニ
ングシートの収納部の雰囲気温度で溶融せず、定着ロー
ルの表面温度よりも低い温度で軟化又は溶融する繊維又
は樹脂を用いる。定着ロール用クリーニングシートの収
納部、すなわち、巻付け用シャフト1に巻付けたシート
ロール2を収容する領域は、定着ロール5の表面の熱の
影響で、通常、100〜120℃程度の雰囲気温度を有
する。また、定着ロール5の表面温度は、通常、200
℃程度である。従って、前記の仮固定剤として用いる繊
維及び/又は樹脂は、約120℃以上の融点を有し、約
200℃(好ましくは約150℃)以下の軟化点又は融
点を有するものであればよい。
【0012】前記の仮固定剤は、不織布中に予め繊維と
して混合しておくか、又は、不織布を形成した後に樹脂
として付与することができる。繊維仮固定剤としては、
単一成分からなる繊維、例えば、低融点ポリエステル繊
維若しくは低融点ポリアミド繊維、又は、複合繊維、例
えば、低融点ポリエステル−高融点ポリエステル繊維若
しくは低融点ポリアミド−高融点ポリエステル繊維を挙
げることができる。また、樹脂仮固定剤としては、アク
リル酸エステルエマルジョン、ポリエチレンエマルジョ
ン、120〜200℃で軟化する熱硬化性樹脂(例え
ば、メラミン)、ポリビニルアルコール、低融点ポリア
ミド樹脂、又はエチレン−酢酸ビニル樹脂などを挙げる
ことができる。
【0013】繊維仮固定剤を用いて、押し潰し可能な本
発明のクリーニングシートを調製する場合には、例え
ば、メタ系芳香族ポリアミド繊維70〜80重量%と高
融点ポリエステル−低融点ポリエステル複合繊維(芯鞘
型、鞘成分の溶融温度130℃)30〜20重量%から
なる繊維ウエブを調製し、続いて水圧50〜95kg/
cm3 で水流絡合処理して、厚さ0.1〜1.0mm、
見掛密度0.05〜0.40g/cm3 の不織布を得
る。この不織布を乾燥したり、或いは熱処理により、芯
鞘型複合繊維の低融点成分を融着させて、嵩高の状態で
不織布を仮固定し、クリーニングシートとする。このク
リーニングシートにシリコーンオイルを含浸した後、巻
付け用シャフト1に巻付けると、芯鞘型複合繊維の低融
点成分で融着固定しているため、嵩高さが維持され、オ
イルの遊離は抑えられる。このクリーニングシート3を
定着ロール5の表面(約200℃)に接触させると、仮
固定していた芯鞘型複合繊維が軟化又は溶融すると共
に、押圧ロール4により潰されるので、オイルが絞り出
され、多量のオイルが定着ロールに塗布される。こうし
て体積が減少したシートは、巻取用シャフト9に巻き取
られる。
【0014】また、樹脂仮固定剤を用いて、押し潰し可
能な本発明のクリーニングシートを調製する場合には、
例えば、メタ系芳香族ポリアミド繊維30〜70重量%
と、ポリアミド繊維(66ナイロン繊維又は6ナイロン
繊維)又はポリエステル繊維70〜30重量%とからな
る繊維ウエブを調製し、続いて前記のポリアミド繊維又
はポリエステル繊維が加熱加圧により接着する条件でポ
イントシール加工を施し、厚さ0.1〜1.0mm、見
掛密度0.05〜0.40g/cm3 の不織布を得る。
この不織布に、120〜200℃で軟化又は溶融する前
記の樹脂を付与(例えば、噴霧、含浸、塗布、或いは散
布)して、嵩高の状態で不織布を仮固定し、クリーニン
グシートとする。このクリーニングシートにシリコーン
オイルを含浸した後、巻付け用シャフト1に巻付ける
と、前記樹脂により固定されているため、嵩高さが維持
され、オイルの遊離は抑えられる。このクリーニングシ
ート3を定着ロール5の表面(約200℃)に接触させ
ると、仮固定していた樹脂が軟化又は溶融すると共に、
押圧ロール4により潰されるので、オイルが絞り出さ
れ、多量のオイルが定着ロールに塗布される。こうして
体積が減少したシートは、巻取用シャフト9に巻き取ら
れる。
【0015】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1 メタ系芳香族ポリアミド繊維(2d×38mm)75重
量%と、高融点ポリエステル−低融点ポリエステル複合
繊維〔芯鞘型成分の鞘成分の溶解温度130℃;メルテ
ィー3380(ユニチカ(株)製);4d×51mm〕
25重量%とからなる目付60g/m2 の繊維ウエブを
カード法により得た。この繊維ウエブを水圧90kg/
cm2 で絡合処理して、厚さ0.4mm、見掛密度0.
15g/cm3 の不織布を得た。なお、厚さは20g/
cm2 荷重での値である(以下、厚さは同じ方法による
値である)。この不織布の水分を除去するために、温度
150℃で30秒間乾燥すると同時に、前記芯鞘型複合
繊維の低融点成分(鞘成分)を融着させて、嵩のある状
態(見掛密度0.15g/cm3 )で不織布を仮固定
し、クリーニングシートとした。
【0016】実施例2 (1) メタ系芳香族ポリアミド繊維(1.5d×38m
m)50重量%と、ポリエステル成分をポリアミド(6
ナイロン)成分により接合した断面形状が菊花型繊維
〔2d×38mm:ベリーマX(カネボウ(株)製)〕
50重量%とからなる目付60g/m2 の繊維ウエブを
カード法により得た。この繊維ウエブを水圧90kg/
cm2 で絡合処理して、厚さ0.4mm、見掛密度0.
15g/cm3 の不織布を得た
【0017】(2)実施例2(1)の不織布に、水系メ
ラミン樹脂を含浸し、6g/m2 の量で付着させること
により仮固定し、目付66g/m2 、厚さ0.4mm、
見掛密度0.17g/cm3 のクリーニングシートを得
た。
【0018】実施例3 (1) メタ系芳香族ポリアミド繊維(1.5d×38m
m)50重量%と、未延伸ポリエステル繊維(2d×3
8mm)50重量%とからなる目付45g/m2の繊維
ウエブをカード法により得た。この繊維ウエブを195
℃で千鳥状にポイントシールして、繊維ウエブの25%
を押圧し、凸部の厚さが0.35mmで、全体の見掛密
度が0.13g/cm3 の不織布を得た
【0019】(2)実施例3(1)の不織布に、アクリ
レートラテックス(Tg=40℃;135℃で軟化)を
スプレー法により3g/m2 の量で付着させることによ
り仮固定し、目付48g/m2 、凸部の厚さ0.35m
mで、全体の見掛密度が0.14g/cm3 のクリーニ
ングシートを得た。
【0020】比較例 メタ系芳香族ポリアミド繊維(2d×38mm)50重
量%と、未延伸ポリエステル繊維(5d×38mm)5
0重量%とからなる、目付30g/m2 の繊維ウエブを
カード法により得た。この繊維ウエブを、温度217℃
及び線圧90kg/cmの条件でカレンダーロール間を
通し、厚さ0.08mm、見掛密度0.38g/cm3
の不織布を得た。この不織布をクリーニングシートとし
た。
【0021】参考例1:オイル保持量の測定 実施例1〜及び比較例で調製したクリーニングシート
を、幅0.3mに裁断した後、粘度10,000CS
(センチストークス)のシリコーンオイルを含浸させな
がら、外径10mmの中空アルミニウム製シャフトに、
全体の外径が40mmとなるまで巻回した。得られたシ
ートロールを120℃のオーブン中で30分間放置した
場合に、オイル液滴が落下しない最大含浸量を求め、こ
れをオイル保持量とした。測定結果を、そのシートロー
ルの巻回した長さと共に表1に示す。
【0022】参考例2:オイル移行量の測定 前記参考例1で製造したオイル含浸クリーニングシート
をA4サイズに裁断した。この裁断されたクリーニング
ウエブの下側に、5枚のB4サイズのコピー用紙(重量
は予め測定しておく)、上側にB4サイズのポリエステ
ル樹脂フィルムを積層した後、温度150℃で、10g
/cm2 の荷重下で1分間放置した。その後、5枚のコ
ピー用紙の重量を測定し、その重量増加分をA4サイズ
のオイル移行量とした。このA4サイズのオイル移行量
から、巻回した全クリーニングシートの長さに換算し、
全オイル移行量を求めた。また、この全オイル移行量の
オイル保持量に対する百分率で表したオイル移行率を計
算した。それらの結果を表1に示す。
【0023】参考例3:オイル移行性の測定 実施例のクリーニングシートを用いて参考例1で製造
したオイル含浸クリーニングシートについて、温度を5
0℃とすること以外は前記参考例2と同様の方法でオイ
ル移行量を測定したところ、オイル移行量は148gで
あり、オイル移行率は66.1%であった。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明のクリーニングシートは、嵩高い
ので、オイル保持量が多く、従ってオイル塗布量も増え
る。そのため、カラーコピー機にも対応することができ
る。また、ロール状で高温下に置いても構成繊維によっ
て保持され、オイルが遊離しない。更に、或る程度の剛
性を有するので、トナーをかき取ることができ、しかも
厚いので、かき取ったトナー保持性も向上する。仮固定
剤を用いているので、巻付け用シャフトに巻き付ける際
にオイルが遊離せず、しかも定着ロールと接触した際
に、仮固定剤が軟化又は溶融して加圧されるので嵩高さ
を保持することができなくなり、オイルが絞り出される
ので、多量のオイルを放出することができる。また、定
着ロールと接触した後には、押し潰されて薄くなるの
で、省スペース化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニングシートにより定着ロール
を洗浄する模様を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1・・巻付け用シャフト 2・・シートロール 3・・クリーニングシート 4・・押圧ロール 5・・定着ロール 9・・巻取用シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−199371(JP,A) 実開 平3−103465(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 D04H 1/00 - 18/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ロールとの接触時に溶融しない繊維
    を主成分とし、厚さが0.1〜1.0mmで、見掛密度
    が0.05〜0.40g/cm3 の不織布が、定着ロー
    ル用クリーニングシートの収納部の雰囲気温度で溶融せ
    ず、定着ロールの表面温度よりも低い温度で軟化又は溶
    融する仮固定剤により仮固定されていることを特徴とす
    、定着ロール用クリーニングシート。
  2. 【請求項2】 前記不織布が、流体流によって絡合した
    不織布である、請求項1記載の定着ロール用クリーニン
    グシート。
  3. 【請求項3】 前記不織布が、融点が約210℃以上の
    熱可塑性繊維による部分熱圧着により固定した不織布で
    ある、請求項1記載の定着ロール用クリーニングシー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記仮固定剤が、繊維形態である、請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の定着ロール用クリーニ
    ングウエブ。
  5. 【請求項5】 前記仮固定剤が、樹脂形態である、請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の定着ロール用クリーニ
    ングウエブ。
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