JP3139525U - 堤防・護岸の応急復旧用資材の投入器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダンプトラックやブームの短いクレーン等の建設機械が近づけない被災個所でも迅速かつ安全、確実に応急復旧用資材を投入できるようにする。
【解決手段】上方を開放した有底の箱形で、かつこれの周壁3の一部を開放した本体1と、本体の周壁の上部で、かつ周壁の開放部と対向する奥側と、開放部近くの両側とに固着した少なくとも3個の吊金具5a,5b,5bと、各吊金具に連結されたワイヤロープ6a,6b,6bとからなる構成にした。
【選択図】図1
【解決手段】上方を開放した有底の箱形で、かつこれの周壁3の一部を開放した本体1と、本体の周壁の上部で、かつ周壁の開放部と対向する奥側と、開放部近くの両側とに固着した少なくとも3個の吊金具5a,5b,5bと、各吊金具に連結されたワイヤロープ6a,6b,6bとからなる構成にした。
【選択図】図1
Description
本考案は、災害にて決壊したり破損した堤防や護岸の被災部分に応急復旧資材を投入する投入器具に関するものである。
台風や豪雨によって河川や海岸の堤防や護岸が決壊したり破損した場合、この被災部分にコンクリートブロックや、内部に石材または砂を充填した鉄線カゴや袋詰材を応急復旧資材として投入し、これ以上の被害の拡大を防ぐ必要がある。
従来のこの種の応急復旧工事では、一般にダンプトラックやクレーン等の建設機械が用いられており、例えばダンプトラックでは上記被災地近くまで走行してベッセルに積んだ応急復旧資材を被災個所に一気に投入し、またクレーンでは上記資材を充填した鉄線カゴや袋詰材をブームにて吊り下げ設置するようにしている。
上記復旧工事において、復旧資材をダンプトラックで運搬できる場合には、これのベッセルに搭載した大量の復旧資材を被災個所に一気に投入することができ極めて有効であるが、被災個所によっては被災個所までダンプトラックが近づくことができない場合が多く、このダンプトラックを使用できる現場は多くなかった。
一方、クレーンを用いる場合には、これのブームを長くして、被災個所から数十メートル離れた位置で、上記鉄線カゴや袋詰材を所定の個所にワイヤロープにて吊り下げ設置することができるが、この場合ワイヤロープの一端にフックを取り付けて外しやすくしていても、上記鉄線カゴや袋詰材にあっては自らこれを上記フックから外すための機能を備えていないため、これをフックから外すための作業員を上記設置個所に配置しなければならず、作業員の安全性に極めて大きな問題があった。
本考案は上記のことに鑑みなされたもので、ダンプトラックが近くまでいけない被災個所であっても、長いブームを用いたクレーンにて、あるいはヘリコプターにて投入個所に作業員を配置することなく、安全に応急復旧資材を繰り返し投入できるようにした堤防・護岸の応急復旧資材の投入器具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案に係る堤防・護岸の応急復旧資材の投入器具は、上方を開放した有底の箱形で、かつこれの周壁の一部を開放した本体と、本体の周壁の上部で、かつ周壁の開放部と対向する奥側と、開放部近くの両側とに固着した少なくとも3個の吊金具と、各吊金具に連結されたワイヤロープとからなる構成になっている。
上記構成の投入器具によれば、台風や豪雨により、河川や海岸の堤防・護岸が被災し、ダンプトラックやブームの短いクレーン等の建設機械が、この被災現場に近づけないような悪条件においても、長いブームを有するクレーンやヘリコプターにより、投入個所に作業員を配置することなく、迅速かつ安全、確実に応急復旧用資材としてコンクリートブロックや内部に石材または砂を充填した鉄線カゴや袋詰材を繰り返し投入することができ、住民の生命、財産の保全を図ることに寄与することができる。
図1は本考案に係る堤防・護岸の応急復旧用資材の投入器具(以下単に投入器具という)Aの一例を示すもので、図中1は本体であり、この本体1は底板2と周壁3とからなる上方を開放した箱形で、かつこれの周壁3の一部が開放部4にて開放された形状になっている。この実施の形態では、平面形状が四角形になっていて、これの一辺が開放部4となっている。
上記本体1の周壁3の上端で、開放部4と対応する奥側の周壁と、両側の周壁のそれぞれに吊金具5a,5b,5bが固着されている。上記奥側の吊金具5aは本体1の幅方向中央に、また両側の吊金具5b,5bは、本体1の奥行きをDとしたときに、一例として奥側の吊金具5aから2/3Dの位置に設けられている。
上記各吊金具5a,5b,5bのそれぞれにはワイヤロープ6a,6b,6bが連結してある。そして奥側の吊金具5aに連結したワイヤロープ6aの先端には1つの吊環7aが、また両側の各吊金具5b,5bは同一長さになっており、それぞれの先端は1つの吊環7bにまとめて連結されている。
上記のように構成された投入器具Aは、例えば図2に示すように、長いブームを備えた移動式のクレーン8のブーム9の先端に吊り下げて用いられる。
このときのクレーン8には、それぞれ別々に巻き上げられるようにした2本の巻き上げロープ10a,10bを用い、その一方の巻き上げロープ10aの先端に、例えば上記投入器具Aの奥側の吊金具5aに連結した1本のワイヤロープ6aの先端に連結した吊環7aを連結し、他方の巻き上げロープ10bの先端に投入器具Aの両側の吊金具5b,5bに連結した2本のワイヤロープ6b,6bの先端に連結した吊環7bを連結する。
次に上記構成の投入器具Aの使用状態を説明する。図2に示したクレーン8のブーム9を岸側に旋回すると共に、両巻き上げロープ10a,10bを繰り出し、あるいは/及びブーム9を倒伏して投入器具を地上に降ろし、これの本体1内に応急復旧資材であるコンクリートブロック11を入れる。その後、両巻き上げロープ10a,10bの巻き上げあるいは/及びブーム9を上方へ起して投入器具Aを吊り上げる。このとき、本体1内のコンクリートブロック11が開放部4から落下するのを防止するために、クレーン8の両巻き上げロープ10a,10bの相対巻き上げ長さを変えて投入器具Aの本体1の姿勢を図3に示すように開放部4が少し高くなるようにする。
ついでブーム9を起伏及び旋回すると共に必要に応じてクレーン8を移動及びブーム9を伸長して、上記投入器具Aを応急復旧個所の上方に移動すると共に所定の高さに降ろす。
このようになった状態でクレーン8の2本の巻き上げロープ10a,10bの長さを操作して、例えば投入器具Aの奥側の吊金具5aを上昇させるか、両側の吊金具5b,5bを下げて、投入器具Aの本体1を図4に示すように、これの開放部4が低くなるように傾斜させる。
かくすることにより、本体1内のコンクリートブロック11が本体1より滑り落ちて上記応急復旧個所に投入される。
このときにおいて、クレーン8にて吊り下げられた投入器具Aをクレーン8の巻き上げロープ10a,10bの操作で傾動することにより、この投入器具Aの姿勢が制御されて、作業員によることなくこの投入器具A内のコンクリートブロック11を投入することができる。このことにより、上記投入地点に作業員を配置する必要はない。
上記実施の形態では投入器具Aの本体1の平面形状を四角形にした例を示したが、これは図5(a),(b)に示した投入器具A1,A2のように開口部4に対して半円形にしてもよく、また三角形であってもよい。また、吊金具の数も3個に限るものではなく、強度上必要であれば奥側及び両側ともに複数ずつ設けてもよい。
この投入器具Aの使用状態の説明において、上記実施の形態ではブーム9が長い移動式のクレーン8を用いた例を示したが、このクレーン8でも届かない被災個所の場合はヘリコプターを用いてもよい。
この場合は、ヘリコプターの機上にて奥側の吊金具5aに連結したワイヤロープ6aと両側の吊金具6b,6bとの吊り下げ長さを操作して上記クレーン8の場合と同様の作業を行う。
さらに上記した各投入器具A,A1,A2は鉄板にて構成されるものであるが、底板2あるいは底板2と周壁3をパンチメタルあるいは所定の剛性を有する網体であってもよい。
また周壁3に設けられる吊金具5a,5b,5bは、必ずしも周壁3の上端でなくてもよく、周壁3の上端部の側面であってもよい。
さらに各吊金具5a,5b,5bに連結するワイヤロープ6a,6b,6bの先端部は吊環によることなく、クレーンやヘリコプター等の吊り上げ機側の吊り下げ機材に直接連結するようにしてもよい。
A…投入器具、1…本体、2…底板、3…周壁、4…開放部、5a,5b,5b…吊金具、6a,6b,6b…ワイヤロープ、7a,7b…吊環、8…クレーン、9…ブーム、10a、10b…巻き上げロープ、11…コンクリートブロック。
Claims (1)
- 上方を開放した有底の箱形で、かつこれの周壁の一部を開放した本体と、
本体の周壁の上部で、かつ周壁の開放部と対向する奥側と、開放部近くの両側とに固着した少なくとも3個の吊金具と、
各吊金具に連結されたワイヤロープとからなることを特徴とする堤防・護岸の応急復旧用資材の投入器具。
Priority Applications (1)
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JP2007009199U JP3139525U (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 堤防・護岸の応急復旧用資材の投入器具 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023895A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Hokkaido Kawasaki Wire Netting Co Ltd | ふとん篭の吊上用架台および当該吊上用架台を用いたふとん篭の敷設方法 |
CN108657945A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-16 | 中交天航港湾建设工程有限公司 | 防波堤护底抛石装置及施工方法 |
KR101977910B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2019-05-21 | 주식회사 경신산기 | 유리 창틀 설치용 크레인 시스템 |
CN109893796A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-06-18 | 陕西铁路工程职业技术学院 | 一种高铁架桥机过跨作业防坠落安全绳装置 |
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2007
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