JP7463248B2 - 積載方法およびバケット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラ等の積載方法とこれに用いるバケット装置に関する。
有筋ガラが発生するRC(鉄筋コンクリート)造やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造の躯体解体工事では、ブレーカーやニブラ等のアタッチメントを装着した解体重機で躯体を壊した後、発生した有筋ガラをパクラ小割機等で小割して分別作業を行い、必要十分なサイズまで小割したガラをダンプトラックで現場外に運搬している。
ガラをダンプトラックに積むための積載方法には様々なものがある。一例として、特許文献1にはガラを積んだ底開きバケットをクレーンで吊り上げて移動させ、バケットの底板を開いてガラを排出することのできる方法が記載されている。この場合、一度に大量のガラを揚重、積載できるので効率が良く、クレーンの拘束時間が短くて済む等のメリットがある。
特開2016-223186号公報
特許文献1では、バケット本体と底板を別々のワイヤでクレーンから同時に吊り、いずれか一方のワイヤを上下動させることで底板の観音開きと観音閉じを実行するようになっているが、バケット本体を中空に吊った状態でワイヤの上下動を行う作業は容易でなく、手間がかかる。
特許文献1には、底板を吊るための吊り天秤を架台の上に載せ、この架台を下降させることでバケットの底板を開くことも記載されているが、この場合底板を開くために油圧シリンダなどの動力付きの架台を要し、底板を開くのに複雑且つ高価な構成が必要となる。
また特許文献1の方法では、荷台の上空でバケット本体の底板を開き、荷台へとガラを排出するため、自由落下したガラが荷台に衝突することで衝撃荷重がかかってしまう。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ガラ等を容易に積載できる積載方法等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、観音開きする底板を有するバケット本体と、吊りビームと、を有するバケット装置を用いた積載方法であって、内容物が積まれた前記バケット本体の前記底板を前記吊りビームによって吊り上げて前記バケット本体を移動させ、積載面に着床する工程(a)と、前記吊りビームに設けた保持部が前記バケット本体に設けた受け部を自動により保持する工程(b)と、前記バケット本体の吊り位置を前記底板に代えて前記受け部とした状態で前記吊りビームを吊り上げることで、前記底板が開いて前記内容物が前記積載面に排出される工程(c)と、を有することを特徴とする積載方法である。
本発明では、バケット本体の移動を、吊りビームによって底板を吊り上げることで底板が閉じた状態で行うことができ、積載面への内容物の積載は、吊りビームの保持部にバケット本体の受け部を自動で保持させ、積載面に着床したバケット本体の吊り位置を底板から受け部に代えて、吊りビームによってバケット本体を吊り上げるだけでよい。これによりガラ等の内容物の積載が容易になり、また積載面の上空で底板を開くこともないので、積載面に衝突荷重がかかることもない。
前記保持部は、上端部同士が回転可能に連結された一対の第1のリンク部材と、それぞれの第1のリンク部材の下端部に回転可能に連結されるとともに、X字状に配置され交差部が回転可能に連結された一対の第2のリンク部材と、を有し、一対の前記第2のリンク部材の下端部に、互いの方向に向かって折れ曲がる折曲部が設けられ、前記受け部は、頂部に山形の斜面を設けた矢印状の鉛直断面を有し、前記工程(b)において、前記吊りビームを下降させることで、一対の前記第2のリンク部材の前記折曲部が前記斜面を滑り降りて外側に拡がり、前記折曲部が前記斜面を滑り降りた後、一対の前記第2のリンク部材が内側に閉じて前記受け部を保持することが望ましい。
この場合、遠隔のクレーン操作により吊りビームを下降させるだけで保持部が自動で受け部を保持し、保持部による受け部の保持を動力によらずに簡易な構成で容易に行うことが可能になる。
第2の発明は、観音開きする底板を有するバケット本体と、吊りビームと、を有し、前記底板には、前記バケット本体が積載面に着床するまで、前記底板を前記吊りビームから吊るための吊部が設けられ、前記バケット本体は、前記バケット本体を前記吊りビームによって前記積載面から吊り上げるための受け部を有し、前記吊りビームには、前記受け部を自動により保持し、前記バケット本体の吊り位置を前記吊部から前記受け部に変更する保持部が設けられることを特徴とするバケット装置である。
第2の発明は、第1の発明の積載方法に用いるバケット装置である。
本発明により、ガラ等を容易に積載できる積載方法等を提供することができる。
バケット装置1を示す図。 バケット装置1によるガラGの積載方法を示す図。 把持金具17による受け金具12の把持について説明する図。 底板15の開閉について説明する図。 把持金具17、フック装置17a、把持金具17bを示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るバケット装置1を示す図である。図1(a)はバケット本体11の短辺方向を見た側面図であり、図1(b)はバケット本体11の長辺方向を見た側面図である。
図1に示すように、バケット装置1は、バケット本体11、受け金具12、底桁13、ブラケット14、底板15、把持金具17、吊りビーム18、解除部19等を有する。
バケット本体11は、地上や地下の躯体解体後のガラGを収容するものである。バケット本体11は、底部が底板15で閉じられ、頂部が開放された平面矩形状の函型の部材である。ただしこれに限ることはなく、バケット本体11は、短辺方向に沿った鉛直断面が下方に向かって窄まる盃形状であっても良い。
受け金具12は、バケット本体11の長辺方向の両側で、バケット本体11の短辺方向の側面に沿って立設される柱状の部材である。受け金具12は把持金具17によって保持される受け部であるが、その詳細については後述する。
底桁13は、バケット本体11の長辺方向の側面の下部で、当該長辺方向に沿って設けられる。底桁13の側面には、底板15を取り付けるためのブラケット14が設けられる。ブラケット14は、バケット本体11の長辺方向に複数設けられる。
底板15は、バケット本体11の底部を構成する板状の部材である。底板15はバケット本体11の短辺方向の側面(図1(a)参照。以下短側面という)を見たときに左右一対設けられており、それぞれの底板15の上記短側面における外側の端部がブラケット14にヒンジ接合されることで、観音開きすることが可能な構成となっている。なお、「外側」とはバケット本体11の平面中心から遠い側を指すものとする。逆に、バケット本体11の平面中心に近い側は「内側」という。
底板15は、キャスター151、吊部152、接続部153、取付板154、脚部155等を有する。
キャスター151は、底板15の上記短側面における内側の端部において、その小口面(端面)と下面にそれぞれ設けられる(図1(a)または図4参照)。これらのキャスター151は、各底板15の長辺方向の複数箇所に設けられる。例えば各底板15の長辺方向の4箇所に設けられるが、その数は特に限定されず、機能を発揮する限りにおいてこれより多くても少なくてもよい。
吊部152は底板15を吊るためのものであり、底板15の前記短側面における内側の端部において、その上面に設けられる。吊部152は底板15の長辺方向の両端部に設けられる。
吊部152にはワイヤw1の下端が取り付けられ、ワイヤw1の上端は接続部153に取り付けられる。接続部153は、後述する吊りビーム18の接続部182と接続するためのものである。
取付板154は、底板15をブラケット14に取り付けるためのものであり、底板15の前記短側面における外側の端部において、その小口面に設けられる。取付板154は、ブラケット14の位置に対応して、底板15の長辺方向に複数設けられる。
脚部155はバケット本体11を着床させるためのものであり、底板15の下面から下方に突出するように設けられる。
把持金具17(保持部)は、バケット本体11の受け金具12を把持するものであり、これにより受け金具12を保持することができる。把持金具17の詳細については後述する。
吊りビーム18は、バケット本体11を吊るためのものであり、クレーン(不図示)からワイヤw2によって吊り下げられる。吊りビーム18はバケット本体11の長辺方向に沿って延びる天秤状の部材であり、前記の把持金具17は、受け金具12の位置に対応して、吊りビーム18の長手方向の両端部で吊りビーム18の下面に設けられる。
吊りビーム18は、吊り金具181、接続部182、吊部183等を有する。
吊り金具181は、バケット本体11の底板15を吊るためのものであり、吊りビーム18の長手方向の両端部に設けられる。
吊り金具181からはワイヤw3が垂下し、その下端に接続部182が取り付けられる。接続部182は前述した底板15側の接続部153に接続され、これにより両底板15がワイヤw1、w3で吊られることになる。
吊部183は、クレーンからワイヤw2で吊りビーム18を吊るためのものである。吊部183は吊りビーム18の長手方向の両端部に設けられる。
解除部19は、把持金具17による受け金具12の把持を解除するためのものである。解除部19は、吊りビーム18の長手方向の把持金具17に対応する位置に設けられる。解除部19の詳細については後述する。
図1は、ガラGが積まれたバケット本体11の底板15を吊りビーム18によって吊り上げた状態を示しており、この後、図2(a)に示すように、バケット本体11を、ガラGを積載する積載面であるダンプトラックの荷台2の位置まで移動させ、バケット本体11を荷台2に着床する。
そして、図2(b)に示すように吊りビーム18を下降させる。すると、ワイヤw1が緩まって(後述する図4(a)の(i)参照)底板15が吊りビーム18から吊られた状態が解除され、把持金具17が受け金具12を保持することで、バケット本体11の吊り位置が底板15から受け金具12へと変更される。
図3(a)に示すように、把持金具17はパンタグラフ状のリンク機構を備える。すなわち、把持金具17を吊りビーム18に取り付けるためのブラケット176の位置で、左右一対のリンク部材171a(第1のリンク部材)の上端部同士がジョイント172aにより回転可能に連結され、さらに、左右一対のリンク部材171aのそれぞれの下端部に、リンク部材171b(第2のリンク部材)がジョイント172bにより回転可能に連結される。
これら一対のリンク部材171bはX字状に交差し、その交差部がジョイント172cにより回転可能に連結される。各リンク部材171bの下端部は、互いの方向に向かって内側に折れ曲がり、この折曲部173の先端同士が当接する。
折曲部173の先端の上部には、上方に突出する突出部174が設けられる。また各リンク部材171bの折曲部173の先端の下部が切り欠かれることにより、折曲部173の先端同士の当接箇所の下部に窪み175が形成される。
一方、受け金具12は、ウェブ121の両側にフランジ122を設けたものであり、頂部123とウェブ121が矢印状の鉛直断面を構成する。頂部123には山形の斜面が設けられ、この斜面は下方に行くにつれ外側に向かうように傾斜する。
頂部123の下端には、当該下端から外側に突出する裾部124が設けられ、この裾部124の上面も、下方に行くにつれ外側に向かうように傾斜する。
本実施形態では、前記した図2(b)の工程において、吊りビーム18を吊り降ろすことで、まず図3(b)に示すように把持金具17の下端の窪み175が受け金具12の頂部123の先端に接する。
そのまま吊りビーム18を下降させると、両リンク部材171bの折曲部173が頂部123の斜面に沿って滑り降り、図3(c)に示すように両リンク部材171bが外側に広がるように変形する。
さらに吊りビーム18を下降させると、両リンク部材171bの折曲部173はさらに裾部124の斜面を滑り降りる。この斜面を滑り降りるとリンク部材171bが内側に閉じ、図3(d)に示すように一対のリンク部材171bがウェブ121を挟むように配置される。
このように、本実施形態では、吊りビーム18を下降させるだけで、把持金具17が自動(人力によらずに自ら動作すること)で受け金具12を把持する。なお図3(d)では突出部174が裾部124とウェブ121の間の空間に嵌り込むことで、把持状態が解除されるのを防止できる。
この後、本実施形態では、吊りビーム18を吊り上げるだけで、底板15が自然に開いてガラGが荷台2に排出される。
この際、図4(a)の(i)~(iv)に示すように、底板15の自重とガラGの重量により底板15が取付板154の位置を中心にして外側に回転し、まず荷台2に接地した底板15の下面のキャスター151が矢印aに示すように外側に転がり、その後、底板15の小口面のキャスター151が荷台2に接地して矢印bに示すように外側に転がる。
図4(a)の符号21は荷台2のあおり(荷台2を囲む側板)であり、底板15があおり21に当たって底板15が開かなくなることが無いよう、底板15は回転時にあおり21と干渉しないように寸法等を設計する。また底板15の回転によってワイヤw1は伸びるが、このワイヤw1が短いと底板15の回転を妨げる。そのため、ワイヤw1の長さは、底板15の回転を妨げないようにワイヤw3の長さ等も考慮して設計する。
バケット本体11に収容されたガラGを荷台2に排出した後、バケット本体11はそのままクレーンで移動させて元の位置に着床させる。
この際、吊りビーム18を吊り降ろすと、図4(b)の(i)~(iv)に示すように、図4(a)とは逆の手順でバケット本体11の底板15を自然に閉じることができる。すなわち、底板15が取付板154の位置を中心にして内側に回転し、まず地上に接地した底板15の小口面のキャスター151が矢印cに示すように内側に転がり、その後、底板15の下面のキャスター151が接地して矢印dに示すように内側に転がる。
前記の解除部19は、この後、把持金具17による受け金具12の把持を解除するために設けられている。図5(a)に示すように、解除部19は、吊りビーム18から側方に延びるアーム191にチェーンブロック192を取り付けたものであり、チェーンの一端が、把持金具17の下部のリンク部材171bの一方に設けられた取付部193に取り付けられる。
矢印eに示すようにチェーンの他端を引っ張ることで、リンク部材171bが矢印fに示すように外側に広がり、把持金具17による把持を解除できる。この作業は人力を要するが、高所作業や吊り荷直下での作業ではなく、地上に着床したバケット本体11に対して行える低所作業のため、危険性は低い。
さらに接続部153、182の接続も解除することで、吊りビーム18とバケット本体11が切り離され、図2(c)に示すように吊りビーム18を撤去し、接続部153を受け金具12に固定する。固定手段は特に問わないが、本実施形態では接続部153に設けられた貫通孔(不図示)にピン156を通し、その先端を受け金具12に設けられた穴(不図示)に挿入する。これにより、接続部153を受け金具12に固定することができる。
この後、バケット本体11にガラGを再度積んだ際は、吊りビーム18の接続部182を上記の接続部153に接続し、ピン156による接続部153の固定を解除してバケット本体11の底板15を再度吊り上げればよい。以降の手順は図1、2で説明したものと同様である。
以上説明したように、本実施形態では、バケット本体11の移動を、吊りビーム18によって底板15を吊り上げることで底板15が閉じた状態で行うことができ、荷台2へのガラGの積載は、吊りビーム18の把持金具17にバケット本体11の受け金具12を自動で保持させ、荷台2に着床したバケット本体11の吊り位置を底板15から受け金具12に代えて、吊りビーム18によってバケット本体11を吊り上げるだけでよい。これによりガラGの積載が容易になり、また荷台2の上空で底板15を開くこともないので、荷台2に衝突荷重がかかることもない。
また把持金具17は前記したようにパンタグラフ状のリンク機構とし、受け金具12は頂部123に山形の斜面を設けた矢印状の鉛直断面とすることで、遠隔のクレーン操作により吊りビーム18を下降させるだけで把持金具17が自動で受け金具12を保持し、把持金具17による受け金具12の保持を動力によらずに簡易な構成で容易に行うことが可能になる。そのため、維持も容易で環境面でも優れ、構成の簡易化により軽量化も実現されるので、使用クレーンのサイズを小型化できコスト減にもなる。
しかしながら、本発明が以上の実施形態に限られることはない。例えば本実施形態ではダンプトラックの荷台2に躯体解体後のガラGの積載を行う例を説明したが、積載対象となるバケット本体11の内容物はガラGに限らず、掘削工事における土砂搬出などにも利用可能である。
また本実施形態では、ガラGを積んだバケット本体11を移動させる際にワイヤw1、w3を用いてバケット本体11を吊り上げているが、その他の線材、例えばチェーンを用いても良い。
また把持金具17の代わりに、バケット本体11の受け部を自動で保持できるその他の保持部を用いてもよい。例えば、図5(b)に示すように、吊りビーム18からワイヤw4で吊り下げて用いるフック装置17aを保持部として使用することができる。このフック装置17aは、クレーン操作によりバケット本体11に設けた金属製の吊りリング12a(受け部)をフック装置17aの磁石Mに引き寄せた後、遠隔のリモコン操作によりフック装置17aのフックHを矢印gに示すように回転させて吊りリング12aに引っ掛けることで、自動で吊りリング12aの保持を行うことができる。
ただしこの場合、吊りビーム18の両端で同時にフックHを吊りリング12aにひっかけるのが難しかったり、リモコンの誤操作等によりフックHが吊りリング12aから外れてしまう懸念があるため、その点で把持金具17のほうがより確実かつ安全な機構と言える。
その他、解除部19の構成もチェーンブロックを用いるものに限定されず、例えば動力を使用した人力を要しない機構としてもよい。また図5(c)に示すように、左右のリンク部材171bを手で広げて把持金具17bによる把持を解除し、両リンク部材171bに設けた固定板178の孔(不図示)を連通させ、これらの孔にピン179を差し込んで、リンク部材171bが広がった状態で固定できるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:バケット装置
2:荷台
11:バケット本体
12:受け金具
12a:吊りリング
13:底桁
14:ブラケット
15:底板
17、17b:把持金具
17a:フック装置
18:吊りビーム
19:解除部
121:ウェブ
122:フランジ
123:頂部
124:裾部
151:キャスター
152:吊部
153:接続部
154:取付板
155:脚部
156:ピン
171a、171b:リンク部材
172a、172b、172c:ジョイント
173:折曲部
174:突出部
175:窪み
176:ブラケット
178:固定板
179:ピン

Claims (3)

  1. 観音開きする底板を有するバケット本体と、吊りビームと、を有するバケット装置を用いた積載方法であって、
    内容物が積まれた前記バケット本体の前記底板を前記吊りビームによって吊り上げて前記バケット本体を移動させ、積載面に着床する工程(a)と、
    前記吊りビームに設けた保持部が前記バケット本体に設けた受け部を自動により保持する工程(b)と、
    前記バケット本体の吊り位置を前記底板に代えて前記受け部とした状態で前記吊りビームを吊り上げることで、前記底板が開いて前記内容物が前記積載面に排出される工程(c)と、
    を有することを特徴とする積載方法。
  2. 前記保持部は、
    上端部同士が回転可能に連結された一対の第1のリンク部材と、
    それぞれの第1のリンク部材の下端部に回転可能に連結されるとともに、X字状に配置され交差部が回転可能に連結された一対の第2のリンク部材と、
    を有し、
    一対の前記第2のリンク部材の下端部に、互いの方向に向かって折れ曲がる折曲部が設けられ、
    前記受け部は、頂部に山形の斜面を設けた矢印状の鉛直断面を有し、
    前記工程(b)において、前記吊りビームを下降させることで、一対の前記第2のリンク部材の前記折曲部が前記斜面を滑り降りて外側に拡がり、前記折曲部が前記斜面を滑り降りた後、一対の前記第2のリンク部材が内側に閉じて前記受け部を保持することを特徴とする請求項1記載の積載方法。
  3. 観音開きする底板を有するバケット本体と、
    吊りビームと、
    を有し、
    前記底板には、前記バケット本体が積載面に着床するまで、前記底板を前記吊りビームから吊るための吊部が設けられ、
    前記バケット本体は、前記バケット本体を前記吊りビームによって前記積載面から吊り上げるための受け部を有し、
    前記吊りビームには、前記受け部を自動により保持し、前記バケット本体の吊り位置を前記吊部から前記受け部に変更する保持部が設けられることを特徴とするバケット装置。
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