JP2737822B2 - 転倒装置付ベッセル - Google Patents
転倒装置付ベッセルInfo
- Publication number
- JP2737822B2 JP2737822B2 JP6581794A JP6581794A JP2737822B2 JP 2737822 B2 JP2737822 B2 JP 2737822B2 JP 6581794 A JP6581794 A JP 6581794A JP 6581794 A JP6581794 A JP 6581794A JP 2737822 B2 JP2737822 B2 JP 2737822B2
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- Japan
- Prior art keywords
- vessel
- suspension
- wire
- hanging
- winch
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転倒装置付ベッセルに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】大深度、直掘りの場合の掘削土の搬出設
備としては、例えば、図５に示す走行式テルハで大容量
油圧グラブを吊り、揚土する技術は知られている。
備としては、例えば、図５に示す走行式テルハで大容量
油圧グラブを吊り、揚土する技術は知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においては、ガーダー２１の組立て、クレーンレー
ル２２の敷設やトロリー２３、ウインチ２４の設置等の
大規模基礎・設備一式の組立てに長期間（２か月以上）
を要する。また、テルハの場合は法的に資格のあるオペ
レータが必要であり、面倒である。
技術においては、ガーダー２１の組立て、クレーンレー
ル２２の敷設やトロリー２３、ウインチ２４の設置等の
大規模基礎・設備一式の組立てに長期間（２か月以上）
を要する。また、テルハの場合は法的に資格のあるオペ
レータが必要であり、面倒である。
【０００４】さらに、大容量油圧グラブ自体の重量が大
であり、効率が悪いという問題がある。
であり、効率が悪いという問題がある。
【０００５】また、本出願人による実公昭５４−４４９
２６号公報の技術があるが、吊りワイヤが三角形状にな
りホイルローダ等による積込み作業性がよくないと言う
問題がある。
２６号公報の技術があるが、吊りワイヤが三角形状にな
りホイルローダ等による積込み作業性がよくないと言う
問題がある。
【０００６】したがって、本発明は、設備が簡単で稼動
までの時間が短く、重量が軽い作業性のよい転倒装置付
ベッセルを提供することを目的としている。
までの時間が短く、重量が軽い作業性のよい転倒装置付
ベッセルを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、土砂等
を収容するよう構成されたベッセルと、クレーン等のフ
ックに掛けられる吊り金具と玉掛吊りワイヤとを有する
吊りビームと、その吊りビームと前記ベッセルとを連結
する少なくとも３本以上の吊りワイヤとを備え、それら
の吊りワイヤはほぼ平行になるよう設けられ、前記吊り
ビーム上に転倒用ウインチを設け、その吊りビームの下
部に上部滑車を枢着し、前記転倒用ウインチに巻き取ら
れるワイヤは前記ベッセルに設けられた下部滑車に一端
が固定され、上部滑車と下部滑車とに巻掛けられてい
る。
を収容するよう構成されたベッセルと、クレーン等のフ
ックに掛けられる吊り金具と玉掛吊りワイヤとを有する
吊りビームと、その吊りビームと前記ベッセルとを連結
する少なくとも３本以上の吊りワイヤとを備え、それら
の吊りワイヤはほぼ平行になるよう設けられ、前記吊り
ビーム上に転倒用ウインチを設け、その吊りビームの下
部に上部滑車を枢着し、前記転倒用ウインチに巻き取ら
れるワイヤは前記ベッセルに設けられた下部滑車に一端
が固定され、上部滑車と下部滑車とに巻掛けられてい
る。
【０００８】また、ベッセルは方形の箱型に形成され、
４本の吊りワイヤにより吊りビームと連結されている。
４本の吊りワイヤにより吊りビームと連結されている。
【０００９】
【作用効果の説明】本発明は上記のように構成されてい
るので、現場からダンプトラック等で集められた土砂を
ベッセルに積込む際は、方形状のベッセルの３方が開い
ており（一方は転倒ワイヤと下部滑車で塞がってい
る）、かつ、吊りビームとベッセルとを連結する吊りワ
イヤはほぼ平行であるから、ホイルローダのバケットが
ワイヤに邪魔されることがなく積込み作業が容易であ
る。そして、ベッセルの内容物を放出する際は、転倒用
ウインチを駆動して転倒ワイヤを巻上げ、ベッセルを転
倒すれば容易に内容物を放出できる。そして、クローラ
クレーン等の揚重機が使用でき、オペレータもクレーン
のオペレータが作業できるので便利である。また、ベッ
セルに吊りビームと転倒用ウインチとの重量が追加され
る程度であるため重量が軽い。
るので、現場からダンプトラック等で集められた土砂を
ベッセルに積込む際は、方形状のベッセルの３方が開い
ており（一方は転倒ワイヤと下部滑車で塞がってい
る）、かつ、吊りビームとベッセルとを連結する吊りワ
イヤはほぼ平行であるから、ホイルローダのバケットが
ワイヤに邪魔されることがなく積込み作業が容易であ
る。そして、ベッセルの内容物を放出する際は、転倒用
ウインチを駆動して転倒ワイヤを巻上げ、ベッセルを転
倒すれば容易に内容物を放出できる。そして、クローラ
クレーン等の揚重機が使用でき、オペレータもクレーン
のオペレータが作業できるので便利である。また、ベッ
セルに吊りビームと転倒用ウインチとの重量が追加され
る程度であるため重量が軽い。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
明する。
【００１１】図１において、クレーンＣには吊りワイヤ
１３とフックＣ５にて全体を符号Ａで示す転倒装置付ベ
ッセルが吊り金具４により懸吊されている。そして、図
２〜図４をも参照して、吊りビーム３ａと本体３ｂとで
構成され、全体を符号３で示す吊りビームには、その本
体３ｂ上に転倒用ウインチ６とトランス１４とが設けら
れ、そのトランス１４はキャプタイヤコード１１でガイ
ドプーリ１２を介して電動式ケーブルリールＣ１に巻取
られている。なお、符号３ｃは台木、符号Ｃ２は制御
盤、符号Ｃ３はケーブルガイド、符号Ｃ４は受発電盤を
それぞれ示している。
１３とフックＣ５にて全体を符号Ａで示す転倒装置付ベ
ッセルが吊り金具４により懸吊されている。そして、図
２〜図４をも参照して、吊りビーム３ａと本体３ｂとで
構成され、全体を符号３で示す吊りビームには、その本
体３ｂ上に転倒用ウインチ６とトランス１４とが設けら
れ、そのトランス１４はキャプタイヤコード１１でガイ
ドプーリ１２を介して電動式ケーブルリールＣ１に巻取
られている。なお、符号３ｃは台木、符号Ｃ２は制御
盤、符号Ｃ３はケーブルガイド、符号Ｃ４は受発電盤を
それぞれ示している。
【００１２】また、前記吊りビーム３には方形の箱型に
形成されたベッセル１が４本の吊りワイヤであるペンダ
ントワイヤ２により懸吊されている。そして、そのベッ
セル１の一辺の両端部１ａ、１ａは吊りワイヤ１０、１
０により下部滑車であるシーブ（図示の例は３車）８に
連結されている。
形成されたベッセル１が４本の吊りワイヤであるペンダ
ントワイヤ２により懸吊されている。そして、そのベッ
セル１の一辺の両端部１ａ、１ａは吊りワイヤ１０、１
０により下部滑車であるシーブ（図示の例は３車）８に
連結されている。
【００１３】また、吊りビーム本体３ｂの中央部には上
部滑車であるシーブ（図示の例は２車）９が枢着され、
シーブ８に取付けられたウエッジソケット８ａに固着さ
れた転倒ワイヤ７はシーブ９、８および摺動シーブ１５
を介して吊りビーム本体３ｂに設けられた転倒用ウイン
チ６に巻取られるよう巻掛けられている。
部滑車であるシーブ（図示の例は２車）９が枢着され、
シーブ８に取付けられたウエッジソケット８ａに固着さ
れた転倒ワイヤ７はシーブ９、８および摺動シーブ１５
を介して吊りビーム本体３ｂに設けられた転倒用ウイン
チ６に巻取られるよう巻掛けられている。
【００１４】そして、吊りビーム３は玉掛け吊ワイヤ５
で吊金具４に連結されている。したがって、吊り金具４
をクレーンＣのフックＣ５に玉掛けし、ベッセルに積込
んだ内容物である例えば土砂を所望の位置まで吊りワイ
ヤ１３を巻上げて揚重し、キャプタイヤケーブル１１で
送電して転倒用ウインチ６を駆動し、転倒ワイヤ７を巻
上げれば、ベッセル１は鎖線で示すＢ（図１および図
３）のように転倒し、積込んでいた土砂を放出すること
ができる。
で吊金具４に連結されている。したがって、吊り金具４
をクレーンＣのフックＣ５に玉掛けし、ベッセルに積込
んだ内容物である例えば土砂を所望の位置まで吊りワイ
ヤ１３を巻上げて揚重し、キャプタイヤケーブル１１で
送電して転倒用ウインチ６を駆動し、転倒ワイヤ７を巻
上げれば、ベッセル１は鎖線で示すＢ（図１および図
３）のように転倒し、積込んでいた土砂を放出すること
ができる。
【００１５】したがって、掘削現場において集土した土
砂をホイルローダでベッセルに積込み、クレーンで地上
まで揚土し、仮置き場において転倒用ウインチを駆動し
てベッセルを転倒すれば容易に土砂を放出する事がで
き、大規模設備の必要はない。
砂をホイルローダでベッセルに積込み、クレーンで地上
まで揚土し、仮置き場において転倒用ウインチを駆動し
てベッセルを転倒すれば容易に土砂を放出する事がで
き、大規模設備の必要はない。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、以下の優れた効果を奏する。
ので、以下の優れた効果を奏する。
【００１７】（１） クレーンのオペレータだけで操作
でき、荷の積卸し場所に人手を要しない。
でき、荷の積卸し場所に人手を要しない。
【００１８】（２） テルハ等の大規模設備を必要とせ
ず、短時間で稼働開始でき、通常のクレーンが使用でき
る。
ず、短時間で稼働開始でき、通常のクレーンが使用でき
る。
【００１９】（３） ベッセルの吊りワイヤがほぼ平行
に吊られるので、ホイルローダのバケット作業の邪魔に
なることがなく、作業性がよい。
に吊られるので、ホイルローダのバケット作業の邪魔に
なることがなく、作業性がよい。
【００２０】（４） したがって、工期が短縮でき、費
用が安くできる。
用が安くできる。
【図１】本考案の一実施例を示す転倒装置付ベッセルを
クレーンに装備した態様を示す図。
クレーンに装備した態様を示す図。
【図２】図１の転倒装置付ベッセルの詳細を示す正面
図。
図。
【図３】図２の側面図。
【図４】図２の平面図。
【図５】従来の技術の例を示す側面図。
【符号の説明】 １…ベッセル ２…ペンダントワイヤ ３…吊りビーム ４…吊り金具 ５…玉掛吊りワイヤ ６…転倒用ウインチ ７…転倒ワイヤ ８…下部シーブ ９…上部シーブ １０、１３…吊りワイヤ １１…キャプタイヤケーブル ２１…ガーダ ２３…トロリー ２４…ウインチ
Claims (2)
- 【請求項１】 土砂等を収容するよう構成されたベッセ
ルと、クレーン等のフックに掛けられる吊り金具と玉掛
吊りワイヤとを有する吊りビームと、その吊りビームと
前記ベッセルとを連結する少なくとも３本以上の吊りワ
イヤとを備え、それらの吊りワイヤはほぼ平行になるよ
う設けられ、前記吊りビーム上に転倒用ウインチを設
け、その吊りビームの下部に上部滑車を枢着し、前記転
倒用ウインチに巻き取られるワイヤは前記ベッセルに設
けられた下部滑車に一端が固定され、上部滑車と下部滑
車とに巻掛けられている事を特徴とする転倒装置付ベッ
セル。 - 【請求項２】 ベッセルは方形の箱型に形成され、４本
の吊りワイヤにより吊りビームと連結された請求項１に
記載の転倒装置付ベッセル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6581794A JP2737822B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 転倒装置付ベッセル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6581794A JP2737822B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 転倒装置付ベッセル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07268904A JPH07268904A (ja) | 1995-10-17 |
| JP2737822B2 true JP2737822B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13297965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6581794A Expired - Fee Related JP2737822B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 転倒装置付ベッセル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2737822B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP6581794A patent/JP2737822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07268904A (ja) | 1995-10-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |