JP3137217B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP3137217B2
JP3137217B2 JP05039320A JP3932093A JP3137217B2 JP 3137217 B2 JP3137217 B2 JP 3137217B2 JP 05039320 A JP05039320 A JP 05039320A JP 3932093 A JP3932093 A JP 3932093A JP 3137217 B2 JP3137217 B2 JP 3137217B2
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frame
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林太郎 小原
健 吉村
英俊 白川
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フオスター電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反発磁界を利用してな
る薄型で軽量のスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非磁性体製のスペーサをはさん
で、その両側に薄円板状またはリング状の2枚のマグネ
ットを、同じ極性を対向させて配置して形成した、薄型
で軽量のマイクロホンやスピーカとしては、特公昭40
−25922号公報,実公平2−30957号公報,文
献「JASコンファレンス ’92予稿集 反発磁界を
応用した超軽量スピーカ(熊倉弘幸氏ほか3名共著 株
式会社ケンウッド発行)」に記載の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
ではそのいずれも、ボイスコイルから振動板への駆動力
の伝達ロスが多いという問題があり、また、ボイスコイ
ルの支持系がローリングメカニズムになっていて、高精
度,高音質が得られないという問題もあった。さらに、
アウターヨーク(リングヨーク)を組み合わせた構成で
あるため、界磁部からストローク分離して振動板が結合
される構造となり、薄型化に限界がある。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、薄型かつ軽量で、しか
もボイスコイルから振動板への駆動力の伝達ロスを著し
く減少でき、従来のローリングメカニズムから解放し、
高精度,高音質が得られる、振動板がコーン型のスピー
カを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はフレーム1内の中央部に、2枚のマグネッ
ト3,4を互いに反発する磁気方向に配置することによ
り反発磁界を形成し、この反発磁界に、ボイスコイルボ
ビン7の外周のほぼ中央部に巻回されたボイスコイル6
を設置し、このボイスコイル6のほぼ中央部を前記フレ
ーム1にダンパ12を介して支持するとともに、前記ボ
イスコイル6のほぼ中央部とフレーム1間に、コーン型
の振動板8を設けたものである。
【0006】
【作用】本発明では、例えばスペーサをはさんで2枚の
マグネット3,4を互いに反発する磁気方向に配置して
反発磁界を形成し、この反発磁界にボイスコイル6を設
置し、動電型に構成し、ヨーク(継鉄)レスとしている
ので、極めて薄型で軽量に形成することが可能となる。
特に、本発明ではボイスコイル6に振動板8を直結して
いるので、ボイスコイル6から振動板8への駆動力の伝
達ロスを殆どなくすことができ、したがってボイスコイ
ル6への入力信号に対する振動板の立ち上がりを極めて
忠実に行うことができ、かつこのボイスコイル6の外周
のほぼ中央部にコーン型の振動板8を結合しているの
で、コーン型の振動板8を有するスピーカにおいて薄型
で軽量に形成することができる。また、ボイスコイル6
のほぼ中央部をダンパ12により支持していて、ボイス
コイル6の作動の中心点を支えているので、従来のロー
リングメカニズムから解放され、高精度,高音質を得る
ことが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の第1実施例を説
明する。図中1は窓1aを有するほぼ椀状のフレーム
で、このフレーム1の中心部にスペーサ2を挟んでマグ
ネット3,4が配置されている。この磁気回路を構成す
るマグネット3,4はディスク型に形成され、かつ厚さ
方向に着磁されている。これらのマグネット3,4は、
好ましくは異方性焼結磁石(ネオジムマグネット)を使
用する。
【0008】そして、前記マグネット3,4はスペーサ
2を介した対向面が互いに反発する磁気方向に、つまり
N極−N極のごとく対向させて配置されていて、周囲に
反発磁界5が形成されている。なお、スペーサ2には、
SS41等の磁性体で形成されているが非磁性体で形成
することもできるし、特にスペーサ2を介在させず空隙
のみを形成することもできる。しかして、反発磁界5に
は、ボイスコイル6が設置されている。このボイスコイ
ル6は、マグネット3,4の外周において振動可能に設
けられたボイスコイルボビン7の外周のほぼ中央部に巻
回され、形成されている。
【0009】前記ボイスコイル6の外周の中央部には、
コーン状の振動板8の内周部が結合されている。この振
動板8の外端部は、エッジ9を介してフレーム1の外周
部に接続されている。
【0010】また、振動板8の前方側の中央部には小径
であって円錐状のサブコーン10が設けられている。こ
のサブコーン10の内周部の首部はボイスコイル6の外
周に結合され、かつサブコーン10の中央部には防塵用
のセンターキャップ11が設けられている。なお、ボイ
スコイル6の外周のほぼ中央部にダンパ12の内周部が
接続され、ダンパ12の外周部はフレーム1に形成され
た段部からなる支持部1bに接続されている。また、磁
気回路はフレーム1の底部中央に形成された凸段部から
なる支持部1c上に固定されている。
【0011】以上のように本発明では、磁気回路の構成
にヨークを使っていないため、その分、薄型化,軽量化
を図ることができる。また、この実施例ではコーン型の
振動板8をボイスコイル6の外周に直結しているので、
ボイスコイル6から振動板8への駆動力の伝達ロスが殆
どなく、入力信号に対する振動板8の立ち上がりを忠実
に行うことができる。
【0012】さらに、ダンパ12によりボイスコイル6
の作動の中心点を支えているので、従来技術でのローリ
ングメカニズムから解放され、高精度,高音質を得るこ
とができる。なお、この実施例において、ボイスコイル
6と振動板8との間にメカニカルフィルタを設ければ低
域特性を向上させることができる。
【0013】図2は本発明の第2実施例を示す縦断面図
である。この図2に示す実施例では、ボイスコイルボビ
ン7とサブコーン10とが一体に形成され、前記ボイス
コイルボビン7にボイスコイル6が巻回されている。し
たがって、ボイスコイル6によりサブコーン10を直接
的に駆動することができ、サブコーン10の機能をより
一層高めることができる。なお、他の構成および作用に
ついては、前記第1実施例と同様である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2枚のデ
ィスク型マグネット3,4を互いに反発する磁気方向に
配置して反発磁界を形成し、この反発磁界にボイスコイ
ル6を設置し、このボイスコイル6にコーン型の振動板
8を結合しており、このコーン型の振動板8を有するス
ピーカをヨークレスとしているので、その分薄型化およ
び軽量化を図り得る効果がある。また、前記ボイスコイ
ル6の外周のほぼ中央部にコーン型の振動板8を直結し
ているので、ボイスコイル6から振動板8への駆動力の
伝達ロスを殆どなくすことができ、したがってボイスコ
イル6への入力信号に対する振動板の立ち上がりを極め
て忠実に行い得る効果がある。さらに、前記ボイスコイ
ルボビン7の外周のほぼ中央部にボイスコイル6を巻回
し、このボイスコイル6のほぼ中央部をダンパ12によ
り支持しており、ボイスコイル6の作動の中心点を支持
することができるので、従来技術のローリングメカニズ
ムから解放され、高精度,高音質が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1a 窓 1b 支持部 1c 支持部 2 スペーサ 3,4 マグネット 5 反発磁界 6 ボイスコイル 7 ボイスコイルボビン 8 振動板 9 エッジ 10 サブコーン 11 センターキャップ 12 ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−7395(JP,A) 特開 昭59−148500(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/04 105 H04R 9/02 102 H04R 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内の中央部に、2枚のマグネッ
    トを互いに反発する磁気方向に配置することにより反発
    磁界を形成し、この反発磁界に、ボイスコイルボビンの
    外周のほぼ中央部に巻回されたボイスコイルを設置し、
    このボイスコイルのほぼ中央部を前記フレームにダンパ
    を介して支持するとともに、前記ボイスコイルのほぼ中
    央部とフレーム間に、コーン型の振動板を設けたことを
    特徴とするスピーカ。
JP05039320A 1993-02-03 1993-02-03 スピーカ Expired - Fee Related JP3137217B2 (ja)

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