JP3136679B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非水電解液二次電池に関
し、特に正極活物質を改良した非水電解液二次電池に関
する。
【0002】
【従来の技術】リチウムまたはリチウム化合物を負極と
する非水電解液二次電池は、高電圧,高エネルギー密度
となることが期待され、実用化に向けて数多くの研究が
行われている。
【0003】これまでに、この非水電解液二次電池の正
極活物質としてV25,Cr25,MnO2,TiS2
どが知られている。また、最近タックレイらによってL
iMn24が上記電池系の正極活物質になりうることが
報告された(マテリアル リサーチ ブレチン 198
3年18巻461−472ページ)。この正極活物質L
XMn24のX値と開路電位の関係を図2に示す。電
位曲線は4.0V付近と2.8V付近に平坦部をもち、
2段となる。したがって、充放電の電圧範囲を4.5V
から3Vまでとし、4.0V付近の電位平坦部を用い
て、充放電サイクルを行うことにより、4V級の二次電
池として使用することができる。また、正極活物質Li
XCoO2のX値と開路電圧の関係を図3に示した。電位
曲線は4.0V付近と1.2V付近に電位平坦部を持
ち、この場合も上記と同様に4.0V付近の電位平坦部
を用いて充放電サイクルを行うことにより4V級の二次
電池として使用することができる。
【0004】一方、負極としては、金属リチウムが多く
検討されてきた。しかし、充電時にリチウム表面に樹枝
状のリチウムが析出し、充放電サイクルを重ねると充放
電効率の低下、もしくは正極と接することによる内部短
絡を生じるという問題を有していた。そこで、リチウム
の樹枝状成長を抑制し、リチウムを吸蔵,放出できる各
種炭素材料や、アルミニウムなどの金属,合金あるいは
酸化物などの検討がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】炭素材料や、アルミニ
ウム金属などの負極活物質と、正極活物質としてLiM
24またはLiCoO2を用いて電池を構成したと
き、1回目の充電で正極活物質から放出されたリチウム
が、負極活物質に吸蔵され、続く放電ではこの逆反応が
起こり、リチウムイオンは負極活物質から放出され、正
極活物質に吸蔵される。したがって、この電池反応に関
与するリチウムイオンは最初に正極中に存在するリチウ
ムイオンのみとなり、このリチウムイオンの量が電池容
量を決定する。ところが、前記の負極活物質を用いたと
き、1回目の充電で負極活物質中に吸蔵されたリチウム
イオンは、続く放電でそのすべてを放出することができ
ない(1回目の充電で負極活物質に吸蔵されたリチウム
イオン量と1回目の放電で負極活物質中から放出される
リチウムイオン量を比較すると前者の方が大きくなる:
充放電容量差)。このように1回目の充電で負極活物質
に取り込まれ、以後の電池反応に関与しないリチウムイ
オンが存在するため、電池中で可逆的に移動可能なリチ
ウムイオンが減少し、電池の容量が低下する。
【0006】そこで、正極活物質にLiXMn24(1
<X≦2)またはLiXCoO2(1<X≦3)を用い、
負極活物質に吸蔵され、放出されないリチウムイオンを
正極活物質中の過剰のリチウムイオンで補うことが検討
されてきた。この正極活物質を用いることにより、電池
容量の低下を解消することができる。しかし、例えば、
原料合成時に過剰のリチウムを仕込み、900℃の温度
に加熱して得たLiXMn24(1<X≦2)またはL
XCoO2(1<X≦3)は空気中の水分などと反応
し、LiMn24またはLiCoO2とLiOHなどに
分解してしまう。このため、LiXMn24(1<X≦
2)またはLiXCoO2(1<X≦3)を900℃の加
熱によって合成したあと行われる粉砕や分級、電極合剤
作製時に、溶媒として水を使用することができず、さら
にこれらの工程を湿気を取り除いた不活性ガス雰囲気や
乾燥空気中などで行う必要があった。
【0007】これらの課題を解決するため、我々は、こ
れまでにLiMn24またはLiCoO2をn−ブチル
リチウム,sec−ブチルリチウム,tert−ブチル
リチウムまたはフェニルリチウムの群から選ばれる少な
くとも一つを含む液に浸漬することにより、LiXMn2
4(1<X≦2)またはLiXCoO2(1<X≦3)
を合成する方法を提案した。この方法を用いれば、上記
の浸漬工程を活物質作製後、電極作製後、正極と負極を
セパレータを介して対向させた後など自由に設定でき
る。したがって、活物質の粉砕,分級、さらに電極の作
製時に、溶媒として水を使用できる。また、これらの工
程を湿気を取り除いた不活性ガス雰囲気や乾燥空気中な
どで行う必要がないという利点を有していた。
【0008】しかしながら、n−ブチルリチウム,se
c−ブチルリチウム,tert−ブチルリチウムまたは
フェニルリチウムを含む溶液は、酸素と反応し乾燥空気
中では時間とともに反応性が低下する。したがって望ま
しくは不活性ガス雰囲気で取り扱う必要があり作業性に
問題があった。本発明はこのような課題を解決するもの
で、高容量で容量ばらつきの小さい非水電解液二次電池
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の非水電解液二次電池は、LiMn24
たはLiCoO2をリチウムアセチリド−エチレンジア
ミン錯体またはリチウムアセチリド−プロピレンジアミ
ン錯体を含む液に浸漬し、あらかじめ充放電容量差分の
リチウムを吸蔵させたLiXMn24(1<X≦2)ま
たはLiXCoO 2(1<X≦3)を活物質とする正極を
具備するものである。
【0010】
【作用】この構成により本発明の非水電解液二次電池
は、LiMn24またはLiCoO2を、リチウムアセ
チリド−エチレンジアミン錯体またはリチウムアセチリ
ド−プロピレンジアミン錯体を含む液に浸漬した正極活
物質を具備することにより、従来提案していたLiMn
24またはLiCoO2をn−ブチルリチウム,sec
−ブチルリチウム,tert−ブチルリチウムまたはフ
ェニルリチウムを含む溶液に浸漬してリチウムを吸蔵さ
せたと同様に、LiXMn24(1<X≦2)またはL
XCoO2(1<X≦3)を得ることができる。またリ
チウムアセチリド−エチレンジアミン錯体またはリチウ
ムアセチリド−プロピレンジアミン錯体を含む液は、n
−ブチルリチウム,sec−ブチルリチウム,tert
−ブチルリチウムまたはフェニルリチウムを含む液より
酸素との反応が小さく、長時間乾燥空気中で放置もしく
は取り扱っても反応性が低下することが少なく、反応浴
の管理が簡単で、リチウム吸蔵量の一定したLiXMn2
4(1<X≦2)またはLiXCoO2(1<X≦3)
を得ることができる。すなわち高容量で、容量ばらつき
の小さい電池が得られる。また不活性ガスを使用しない
ことから製造コストを低減できることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の非水電解液二次電
池を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】(実施例1)LiMn24は、Li2CO3
とMn34とを3:4の重量比で混合し、900℃で加
熱することによって合成した。またLiCoO2は、L
2CO3とCoCO3を1:2の重量比で混合し、90
0℃で加熱することによって合成した。さらに、これら
を粉砕し、100メッシュ以下に分級したものを正極活
物質とした。
【0013】次に、上記の正極活物質LiMn24を、
調整直後の0.1モル/lのリチウムアセチリド−エチ
レンジアミン錯体のジメチルスルホキシド溶液に1時
間、ならびに2時間浸漬し、2種類のLiXMn24
作製した。(表1)に上記条件で作製したX値を示す。
またLiCoO2は、0.1モル/lリチウムアセチリ
ド−エチレンジアミン錯体のジメチルスルホキシド溶液
に1.5時間、ならびに2.5時間浸漬し、2種類のL
XCoO2を作製した。(表2)に上記条件で作製した
X値を示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】次に、0.1モル/lリチウムアセチリド
−エチレンジアミン錯体のジメチルスルホキシド溶液を
乾燥空気中に24時間放置後、上記と同様の条件で正極
活物質LiMn24とLiCoO2を処理した。処理後
のX値を(表1),(表2)に示す。
【0017】また比較例として、0.1モル/l,n−
ブチルリチウムのヘキサン溶液で、上記条件で処理した
LiMn24とLiCoO2のX値を(表3),(表
4)に示す。
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】LiMn24を調整直後(放置0時間)の
リチウムアセチリド−エチレンジアミン錯体溶液を用い
て浸漬1時間処理した場合、X値は1.15と調整直後
のn−ブチルリチウム溶液を用いた場合と同量のリチウ
ムが吸蔵されている。一方24時間放置後の溶液で処理
した場合を比較すると、リチウムアセチリド−エチレン
ジアミン錯体溶液を用いて1時間処理したものは、調整
直後とほぼ同等のリチウムが吸蔵されているのに対し
て、n−ブチルリチウムを用いた場合は、X値が1.0
8と50%近くリチウム吸蔵量が低下している。浸漬2
時間処理の場合も、リチウムアセチリド−エチレンジア
ミン錯体溶液を用いた場合は、調整直後,放置24時間
後ともリチウム吸蔵量に差は認められないものの、24
時間放置後のn−ブチルリチウムを用いた場合は、リチ
ウム吸蔵量が低下している。
【0021】正極活物質にLiCoO2を用いた場合
も、ほぼ同様の結果が得られ、リチウムアセチリド−エ
チレンジアミン錯体溶液を用いた場合は、24時間放置
後の溶液を用いてもリチウム吸蔵量はほとんど低下しな
いのに対して、n−ブチルリチウムを用いた場合は、5
0%程度リチウム吸蔵量が低下している。このようにリ
チウムアセチリド−エチレンジアミン錯体溶液を用いる
ことで、乾燥空気中でも安定にリチウムを吸蔵できるこ
とがわかる。
【0022】(実施例2)本実施例では、実施例1で作
製したLiXMn24またはLiXCoO2を正極活物質
に用い、負極活物質に炭素材料である黒鉛あるいはアル
ミニウム粉末を用いて電池を構成し検討した。
【0023】この正極活物質は水分と容易に反応するた
め正極合剤作製時には、非水系の溶媒を用いて行った。
【0024】電池を以下の手順により作製した。正極活
物質100gに対して導電剤として炭素粉末を10g、
結着剤としてポリふっ化ビニリデンを5g加え、ジメチ
ルホルムアミドを用いてペースト状にし、チタニウムの
芯材に塗布し、乾燥して正極とした。
【0025】負極としては、活物質(黒鉛またはアルミ
ニウム)100gに対して結着剤としてポリふっ化ビニ
リデン10gを加え、ジメチルホルムアミドを用いてペ
ースト状にし、これをニッケルの芯材に塗布,乾燥した
ものを用いた。
【0026】図1において、電極体はスポット溶接にて
取り付けた芯材と同材質の正極リード4を有する正極板
1と、負極リード5を有する負極板2間に、両極板より
幅の広い帯状の多孔性ポリプロピレン製セパレータ3を
介在して全体を渦巻状に捲回して構成する。さらに、上
記電極体の上下それぞれにポリプロピレン製の絶縁板
6,7を配して電槽8に挿入し、電槽8の上部に電槽8
の側部を内方に屈曲して段部8aを形成した後、非水電
解液として、1モル/lの過塩素酸リチウムを溶解した
プロピレンカーボネート溶液を注入し、封口板9で密閉
して電池とする。
【0027】上記に示した手順で(表5)に示す正極活
物質,負極活物質の組合せの円筒形電池(A),
(B),(C),(D),(E),(F),(G),
(H)を作製した。また(表5)には、これら電池の充
放電試験の電圧範囲も同時に示した。電池を作製する
際、負極の容量や充放電容量差を考慮し、負極活物質と
して黒鉛を用いた場合は、浸漬時間が1時間の正極活物
質LiXMn24または浸漬時間が1.5時間のLiX
oO2を、負極活物質がアルミニウム粉末の際は、浸漬
時間が2時間のLiXMn24または浸漬時間が2.5
時間のLiXCoO2を用いた。
【0028】また比較例として、n−ブチルリチウムで
処理した正極活物質LiMn24またはLiCoO2
用い、負極活物質に黒鉛,アルミニウム粉末を用いた電
池(I),(J),(K),(L),(M),(N),
(O),(P)を作製した。
【0029】
【表5】
【0030】これら作製した電池を(表5)に示す電圧
範囲で、充放電電流を0.5mA/cm 2として充放電を行
った。(表6)にこの結果をまとめた。
【0031】
【表6】
【0032】負極に黒鉛を用い、正極に調整直後のリチ
ウムアセチリド−エチレンジアミン錯体溶液で作製した
Li1.15Mn24ならびに24時間乾燥空気中に放置し
た溶液で作製したLi1.14Mn24を用いた本実施例電
池(A),(C)は、1サイクル目の充電容量が490
mAh程度であるのに対し、放電容量は407mAh程度と、
充電と放電の容量差が83mAh程度であった。この1サ
イクル目で生じた充放電容量差83mAh分のリチウムは
負極活物質である黒鉛中に吸蔵され、以後の充放電反応
には関与しないが、あらかじめ正極中に83mAh程度の
リチウムが吸蔵されているため、2サイクル目以降の電
池容量は1サイクル目の放電容量と同じ407mAh程度
となる。一方、負極に黒鉛を用い、正極に調整直後のn
−ブチルリチウム溶液で作製したLi1.15Mn24なら
びに24時間乾燥空気中に放置した溶液で作製したLi
1.08Mn24を用いた比較例電池(I),(K)は、比
較例電池(I)に関しては、電池(A),(C)とほぼ
同じ充放電容量を示したが、比較例電池(K)に関して
は、黒鉛に起因する充放電容量差分のリチウムが正極中
に吸蔵されていないため、1サイクル目以後の放電容量
は、369mAhと電池(A),(C),(I)に比べて
著しく容量が減少している。
【0033】同様に、負極に黒鉛を用い、正極にLiX
CoO2を用いた本実施例電池(E),(G)、ならび
に比較例電池(M)は、1サイクル目以後の放電容量が
450mAh程度得られるのに対して、比較例電池(O)
は、412mAhと著しく低下している。
【0034】また負極にアルミニウム粉末を用いた場合
も、24時間乾燥空気中に放置したn−ブチルリチウム
を用いた場合の比較例電池(L),(P)だけ、他の電
池と比較して容量が50mAh程度低下している。
【0035】このようにリチウムアセチリド−エチレン
ジアミン錯体溶液は、24時間乾燥空気中に放置したあ
とでも、調整直後の溶液を用いた場合とほぼ同量のリチ
ウムをLiMn24またはLiCoO2に吸蔵させるこ
とができ、したがって24時間放置後の溶液を用いても
高容量な電池が得られる。すなわち乾燥空気中での長時
間の作業においても安定した反応浴を提供することがで
きる。
【0036】実施例では、浸漬工程を正極活物質LiM
24またはLiCoO2作製後に行ったが、電極作製
後、正極と負極をセパレータを介して対向させた後な
ど、いずれの場合においても同様の効果が得られること
を確認している。
【0037】またリチウムアセチリド−エチレンジアミ
ン錯体溶液のみならず、リチウムアセチリド−プロピレ
ンジアミン錯体でも同様の効果が得られることを確認し
ている。
【0038】さらに実施例では、電解液として1モル/
lの過塩素酸リチウムを溶解したプロピレンカーボネー
ト溶液を用いた場合の結果であるが、電解液としてこれ
以外に、溶質として過塩素酸リチウム,6ふっ化燐酸リ
チウムやトリフロロメタンスルフォン酸リチウム,ほう
ふっ化リチウム、溶媒としてプロピレンカーボネート,
エチレンカーボネートなどのカーボネート類、ガンマ−
ブチルラクトン,酢酸メチルなどのエステル類を用いた
電解液でも同様の結果を得た。
【0039】なお、黒鉛,アルミニウム粉末に限らず、
充放電容量差を有するリチウムを吸蔵,放出する物質た
とえばアルミ合金,WO2,Fe23などにも、この発
明は有効であることはいうまでもない。また、実施例で
は円筒形電池で説明したが、コイン形,角形などの形状
によって変わるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に、本発明の非水電解液二次電池によれば、リチウムア
セチリド−エチレンジアミン錯体またはリチウムアセチ
リド−プロピレンジアミン錯体を含む液を用いること
で、乾燥空気中でもリチウム吸蔵量が一定したLiX
24(1<X≦2)またはLiXCoO2(1<X≦
3)を得ることができる。すなわち高容量で容量ばらつ
きの小さな電池を提供することが可能となり、産業上の
意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の非水電解液二次電池におけ
る試験に用いた電池の縦断面図
【図2】正極活物質LiXMn24の活物質中のLi量
Xと開路電位の関係を示したグラフ
【図3】正極活物質LiXCoO2の活物質中のLi量X
と開路電位の関係を示したグラフ
【符号の説明】
1 正極 2 負極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美藤 靖彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 豊口 吉徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−282560(JP,A) 特開 平1−264172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/02 - 4/04 H01M 4/48 - 4/58 H01M 10/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LiMn24またはLiCoO2を、リチ
    ウムアセチリド−エチレンジアミン錯体またはリチウム
    アセチリド−プロピレンジアミン錯体を含む液に浸漬
    し、作製したLiXMn24(1<X≦2)またはLiX
    CoO2(1<X≦3)を用いた正極と、充電でリチウ
    ムを吸蔵し、放電でリチウムを放出する負極と、リチウ
    ム塩を含む非水電解液とを具備した非水電解液二次電
    池。
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