JP3135879B2 - 工作装置 - Google Patents

工作装置

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JP3135879B2
JP3135879B2 JP09336114A JP33611497A JP3135879B2 JP 3135879 B2 JP3135879 B2 JP 3135879B2 JP 09336114 A JP09336114 A JP 09336114A JP 33611497 A JP33611497 A JP 33611497A JP 3135879 B2 JP3135879 B2 JP 3135879B2
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良隆 正野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作装置に係わり、
特に加工によって発生した切粉を集塵するとともに、冷
却しつつ加工対象物に加工を施す際に好適な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平6−55402号公報(特公平7
−55437号公報)には、工作機械の冷却集塵装置に
係わる技術が開示されている。該公報の図1に示されて
いるように、この冷却集塵装置では、カッターを取り囲
む冷却集塵ハウジングが可撓性フードを介して被切削材
に圧接されて密閉空間が形成され、冷却集塵ハウジング
に連通されたバキューム式切粉吸引装置によって切削に
よる切粉を吸引して集塵を行う。この際、冷却エアーを
カッターに吹き付けることにより切粉をカッターの上方
に一旦吹き上げてから排出ダクトに集塵するようになっ
ている。
【0003】また、特開平6−71539号公報には、
ワークをX−Y方向に移動させる移動テーブルと、上下
動する工具と、該工具によって切削された切粉を集塵す
る集塵機構が記載されている。この集塵機構は、可動ダ
クトを工具の横方向から接近させ、該可動ダクト内に設
けられたノズルから切削部位にエアーを吹き付け、可動
ダクトに接続される中継ダクトを介して切粉を回収ダク
トに回収する。中継ダクトは工具の上下方向への移動時
には工具の移動とともに回収ダクト内に収納されるよう
になっており、また工具の交換時には可動ダクトが後退
するとともに工具が上昇し、工具交換装置によって工具
が交換されるようになっている。
【0004】また、カッター等の工具およびワークを取
り囲み密閉空間を形成して、かつ、工具の移動に伴い移
動変形し、かつ、カッター等のヘッドに対してマグネッ
ト等により着脱自在とされる集塵カバー等が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
6−55402号公報の冷却集塵装置は、上部取付部材
と中間取付部材と下部取付部材とフード取付部材とから
構成される固定的な冷却集塵ハウジング内でカッターが
移動されて被切削材に切削を施すように構成されてお
り、カッターの上下方向の移動ストロークが冷却集塵ハ
ウジングの高さ寸法等によって制限される。したがっ
て、カッターの上下方向の移動ストロークが小さい板状
の被切削材については効果的に切粉を集塵することが可
能であるが、比較的高さ寸法の大きい立体的な被切削材
については切粉を効果的に集塵することができない。ま
た、冷却エアーのカッターへの吹き付け方向が固定され
ており、可変できるようになっていない。
【0006】特開平6−71539号公報に記載の技術
にあっては、工具全体がダクト等によって覆われている
わけではなく、加工時に工具とワーク(加工対象物)と
の間に隙間が生じるため、該隙間に切粉が対流し易い。
また、横方向への切削加工において、一方向への切削時
には切粉の回収が効果的に行われるが、逆方向への加工
時には切粉を回収しにくい。例えば、右方向にある深さ
で切削を進め、次に90゜方向を変えて切削し、さらに
最初とは逆の方向に切削を行った場合、該逆方向の切削
時において切粉が可動ダクトとは反対の方向に飛散する
ので切粉を効果的に回収することができない。この結
果、装置内部の清掃を頻繁に行う必要が生じる。
【0007】また、上述のカッター等の工具およびワー
クを取り囲み密閉空間を形成して、かつ、工具の移動に
伴い移動変形する集塵カバーにおいては、該集塵カバー
が工具のワークに対する移動を阻害する可能性がある、
切粉が集塵カバーの変形部分やカッター等の軸受け等駆
動部分に付着侵入して、該集塵カバーの移動変形および
駆動部分の駆動が阻害される可能性がある。また、カッ
ター等のヘッドに対して着脱自在とされる集塵カバーに
おいては、マグネット等による着脱機構が、不用意に離
脱してしまう可能性があり、カッター等のヘッドの対す
る集塵カバーの着脱をより確実に行いかつ制御性を向上
したいという要求がある。また、さらに高さ寸法の大き
い立体的な比切削物に対応可能として加工を行いたいと
いう要求がある。
【0008】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的としている。 より高さを有する立体形状の加工対象物に対応して加
工を施すことを可能とすること。 工作によって生じた切粉を効果的に集塵すること。 工具のワークに対する移動をよりスムーズに行うこ
と。 切粉による可動部分への影響を軽減すること。 集塵カバーの着脱における制御性を向上すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段として、例えば1平面開放状態とされる
所定開放状態で工作台上に立設され、加工対象物(ワー
ク)を収納する収納手段と、加工対象物に加工を施す加
工手段(ドリル等)と、該加工手段が装着されて前記収
納手段上に配され、加工手段の移動とともに収納手段上
を移動する移動手段と、前記加工手段と移動手段との間
に介在され、加工手段の移動に応じて伸縮する連結手段
と、前記収納手段と移動手段との間に配され、移動手段
の移動に応じて伸縮すると共に収納手段の所定開放端を
密閉する密閉手段とを具備し、移動手段が、第1のガイ
ドレール上を移動する第1の移動台と、該第1の移動台
上に前記第1のガイドレールに直交して配された第2の
ガイドレール上を移動する第2の移動台とから形成さ
れ、密閉手段が、蛇腹によって形成されるか、弾性材か
らなるシートによって形成されるか、重層配置されて相
互にスライドする複数の板状部材から形成される手段が
選択され、加工手段を構成するカッターに冷却された圧
縮エアー(冷却圧縮エアー)を吹き付ける冷却手段が備
えられ、該冷却手段が、カッターへの冷却圧縮エアーの
吹き付け方向を可変するように形成され、収納手段に
は、該収納手段内の空気を集塵する集塵手段と、加工対
象物を挟んで集塵手段に対向する位置に外気を収納手段
内に取り入れる外気取入手段と、集塵手段の方向に圧縮
空気を吹き付けるエアー吹出ノズルとが備えられ、外気
取入手段が、外気の取入量を可変するように形成され、
集塵手段が、収納手段内の空気の排出量を可変するよう
に形成される技術が採用される。
【0010】収納手段は、工作台に対して密閉状態を維
持してその高さ方向位置を設定可能とする位置設定手段
を介して工作台に立設されるという手段が採用される。
該位置設定手段は、蛇腹によって形成されるか、弾性材
からなるシートによって形成されるか、重層配置されて
相互にスライドする複数の板状部材から形成される手段
が選択される。前記連結手段は、同心状に重層配置さ
れ、中心軸方向に幅寸法内でスライドする複数のリング
から形成され、これら複数のリングでは、内側に位置す
るリングが、スライド時に収納手段から離れて連結手段
の上方位置となる構成とされ、かつ、該連結手段のスラ
イド位置を設定するための位置規制手段が備えられる。
位置規制手段は、移動手段に立設された例えば一対のガ
イド棒とされるガイド機構と、該ガイド機構にスライド
自在に嵌合されて連結手段の上方位置となるリングに接
続される移動部とを具備する。連結手段の最内側に位置
するリングの内面には、加工手段を囲む位置に、該加工
手段を構成するカッタの回転軸に対してエアーを吹き付
ける吹き出し口が配される。加工手段と連結手段とを着
脱可能とする着脱手段が配される。該着脱手段は、連結
手段の上端位置となるリングの周囲に周設されたフラン
ジと、該フランジの下方位置とされる挟持部分を挟持す
る挟持手段と、該挟持手段の開閉をおこなう駆動手段と
を具備するものとされ、挟持手段と駆動手段とが加工手
段と一体に取り付けられるという技術が採用される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る工作装置の一
実施形態について、図面に基づいて説明する。まず、図
1は本実施形態の構成を示す斜視図、図2は図1におけ
る一部断面視した正面図、図3は図1における一部断面
視した側面図である。
【0012】これらの図において、符号1は方形の筒状
に形成されたケース(収納手段)であり、上面が開口し
た状態で、工作台に対して密閉状態を維持してその高さ
方向位置を設定可能とする位置設定手段Jを介して工作
台に立設される。この工作台は、図示しない駆動装置に
よってX−Y平面(水平面)において2次元的に移動す
るものであり、該ケース1内に配置された加工対象物W
をX−Y平面で移動させるようになっている。
【0013】ケース1内には加工対象物Wが配置・固定
され、該ケース1の上部には、1対のガイドレール2
A,2BがX軸方向に設けられる。図2に示すように、
該ガイドレール2A,2Bは、ケース1のX軸方向の寸
法よりも若干長く設定されており、左右に突出するよう
にケース1上に配置される。また、ガイドレール2A,
2Bにおいて、ケース1から突出する部分の下端面に
は、蛇腹下面カバー2C,2Dが設けられる。
【0014】このように構成された該ガイドレール2
A,2B上には、スライドユニット3A1,3A2,3B
1,3B2が設けられた長方形状の移動台4が載置され
る。該移動台4は、各スライドユニット3A1,3A2,
3B1,3B2がガイドレール2A,2Bに対して摺動す
ることによってX軸方向に移動するようになっている。
【0015】この長方形状に形成された移動台4上に
は、Y軸方向に沿って1対のガイドレール6C,6Dが
一定距離を隔てて設けられる。このガイドレール6C,
6Dは、図3に示すように、ケース1のY軸方向の寸法
よりも若干長く設定されており、上下に突出するように
ケース1上に配置される。また、ガイドレール6C,6
Dにおいて、ケース1から突出する部分の下端面には、
蛇腹下面カバー6a,6bが設けられる。
【0016】このガイドレール6C,6D上には、スラ
イドユニット7C1 および図示しない3つのスライドユ
ニットが設けられた移動台8が載置される。この移動台
8は、ガイドレール6C,6Dに対して各スライドユニ
ット7C1 および図示しない3つのスライドユニットが
摺動することによってY軸方向に移動するようになって
いる。なお、上記ガイドレール2A,2Bとスライドユ
ニット3A1,3A2,3B1,3B2と移動台4、及びガ
イドレール6C,6Dとスライドユニット7C1 および
図示しない3つのスライドユニットと移動台8とは移動
手段を構成するものである。
【0017】ここで、このようにケース1上をX軸方向
に移動する移動台4と該ケース1との間には蛇腹B1,
B2(密閉手段)が介在され、移動台4上をY軸方向に
移動する移動台8と該移動台4との間には蛇腹B3,B4
(密閉手段)が介在される。この蛇腹B1,B2,B3,
B4は、ゴム等の弾性材を成形したものである。
【0018】すなわち、蛇腹B1,B2は、X軸方向に伸
縮自在となるようにガイドレール2A,2Bの各端部と
移動台4の両端面との間にケース1の上面を覆うように
配される。例えば、図2において、移動台4がX軸の正
方向(右方向)に移動した場合、蛇腹B1は折り畳まれ
て収縮し、蛇腹B2は伸張してケース1の上面を覆う。
一方、移動台4がX軸の負方向(左方向)に移動した場
合、蛇腹B2 は折り畳まれて収縮し、蛇腹B1 は伸張し
てケース1の上面を覆うようになっている。なお、蛇腹
B1,B2は、移動台4及びケース1に対して着脱自在に
連設されるようになっている。
【0019】蛇腹B3,B4は、ゴム等の弾性材をY軸方
向に伸縮自在となるようにガイドレール6C,6Dの各
端部と移動台8の両端面との間にケース1の上面を密閉
状に覆うように配される。例えば、図3において、移動
台8がY軸の正方向(右方向)に移動した場合、蛇腹B
3は折り畳まれて収縮し、蛇腹B4は伸張してケース1の
上面を覆う。一方、移動台8がX軸の負方向(左方向)
に移動した場合、蛇腹B4は折り畳まれて収縮し、蛇腹
B3は伸張してケース1の上面を覆うようになってい
る。上記蛇腹B1〜B4は、移動台4,8の移動を可能と
すると共に、ケース1の上方開口端の密閉状態を確保す
るものである。
【0020】位置設定手段Jは、ケース1の下端を工作
台にZ方向の位置設定可能に接続する接続部J1と、ケ
ース1の下端と工作台との間を密閉状態として接続する
蛇腹J2とによって構成される。接続部J1は、ケース
1の略4隅の位置として作業台上に、互いに平行に立設
・固定されたスタンドJ1aと、該スタンドJ1aにス
ライド自在としてケース1の下端に固定されたスライド
部J1bとからなり、該スライド部J1bが、ネジJ1
c等によりスタンドJ1aに位置設定可能として固定さ
れる。蛇腹J2は、ゴム等の弾性材を成形したもので、
Z軸方向に伸縮自在となるようにケース1の下端と作業
台との間に配され、接続部J1によるケース1のZ方向
の移動に伴って伸縮自在とされる。また、蛇腹J2のか
わりに弾性材からなるシートによって形成されるか、重
層配置されて相互にスライドする複数の板状部材から形
成される構成としてもよい。
【0021】さらに、移動台8上には、円筒状のスピン
ドルカバー9(連結手段)が設けられ、該スピンドルカ
バー9を介して円筒状のスピンドルヘッド10が装着さ
れるようになっている。スピンドルヘッド10には、中
央部にスピンドル11が固定され、該スピンドル11の
先端部にはカッター12が装着される。このスピンドル
11は、図示しない移動装置によってZ軸方向に移動さ
れるようになっている。なお、これらスピンドルヘッド
10とスピンドル11とカッター12とは、加工手段を
構成している。
【0022】なお、上記移動台4において、ガイドレー
ル6C,6Dの間に位置する帯状の部分は空洞状に形成
されており、スピンドルカバー9にスピンドルヘッド1
0が装着された場合に、カッター12が加工対象物Wに
対向するようになっている。
【0023】上記スピンドルカバー9は、図4,図5に
示すように、同心状の複数のリング9a〜9fが重層状
に重ね合わされて、かつ各リング9a〜9fの両端部を
L字型に成形し、該各リング9a〜9fの端部が当接す
ることによりスライド中心軸方向に所定寸法スライドす
るように形成され、これら複数のリング9a〜9fで
は、最内側に位置するリング9aが、スライド時にケー
ス1から離れてスピンドルカバー9の上端位置となり、
かつ、これら複数のリング9a〜9fのうち、それぞれ
内側に位置するリングが外側位置のリングよりも上側に
位置するよう構成され、かつ、該スピンドルカバー9の
スライド位置を設定するための位置規制手段Gが備えら
れる。位置規制手段Gは、図1,図3に示すように、移
動台8に立設された一対のガイド棒(ガイド機構)G
1,G1と、該ガイド棒G1にスライド自在に嵌合され
てスピンドルカバー9の上端位置となるリング9aに接
続される移動部G2とを具備する。一対のガイド棒G
1,G1は、平行状態として移動台8に例えば垂直に立
設され、その上端が、移動部G2の移動位置の上端を規
制するストッパーG3により接続される。また、リング
9a〜9fのうちリング9b〜9fには、外周に沿って
等間隔を隔てた4箇所に、上下方向に長円状の溝9を各
々形成し、この溝に、互いに隣り合うリング9a〜9e
に設けられたガイドピンを嵌合する構成としてもよい。
【0024】このようにスピンドルカバー9と位置規制
手段Gとを構成することにより、各リング9a〜9f
は、その一部が重なり合った状態で上下方向に延展する
ので、ケース1内の密閉状態を保持したままカッター1
2を上下方向に移動させることができ、かつ、その嵌合
されたスライド部分がリングの下側に位置しているため
に、切粉がスライド部分に入り込むことがない。
【0025】リング9aの内面には、図1,図4に示す
ように、カッター12を囲む位置として、該カッター1
2に対してエアーを吹き付ける複数の吹き出し口Hが配
される。これら複数の吹き出し口Hは、図1,図4に示
すように、リング9aの内面にいずれも水平位置として
等間隔に位置されて、それぞれが、例えば、後述する冷
却エアーノズル16a,16bと同様に図示しないドラ
イ圧縮エアー供給源に接続され、スピンドルヘッド10
がスピンドルカバー9に対して装着された際に、カッタ
ー12におけるスピンドル11より下側にエアーを吹き
付けることにより、スピンドルカバー9内部において、
スピンドルヘッド11と加工対象物Wとの間の位置にエ
アーカーテンを形成して切粉のスピンドルヘッド11へ
の接近を阻止するものとされる。
【0026】リング9aには、図1,図4,図6に示す
ように、加工手段としてのスピンドルヘッド10と連結
手段としてのスピンドルケース9とを着脱可能とする着
脱手段Mが配される。該着脱手段Mは、連結手段の上端
位置となるリング9aの周囲に周設されたフランジM1
と、該フランジM1の下方位置とされる挟持部分M2を
挟持する挟持手段M3と、該挟持手段M3の開閉をおこ
なう駆動手段M4とを具備するものとされる。挟持手段
M3は、リング9aの挟持部分M2を外方両側から挟持
するための略半円形のブラケットM3a,M3bと、該
ブラケットM3a,M3bの一端と一体とされて互いに
噛み合わされる歯車M3c,M3dと、該歯車M3dと
同軸に配されて該歯車M3cを駆動するためのピニオン
M3eと、該ピニオンM3eに噛み合わされたラックM
3fとを有し、該ラックM3fには、例えばエアシリン
ダとされて、ラックM3fを往復駆動させ、該往復駆動
によりピニオンM3eと歯車M3c,M3dとを介して
ブラケットM3a,M3bを開閉動作するための駆動手
段M4が接続され、これら挟持手段M3と駆動手段M4
とが、スピンドルヘッド10と一体に取り付けられる。
【0027】また、リング9aには、一対のエアークー
ラー15a,15bにそれぞれ連通する冷却エアーノズ
ル16a,16bが固定される。該冷却エアーノズル1
6a,16bは、屈曲性を有する金属等によって成形さ
れており、エアークーラー15a,15bから送り込ま
れた冷却エアーを吹き付け方向を調節してカッター12
に吹き付けるものである。エアークーラー15a,15
bは、図示しないドライ圧縮エアー供給源から送り込ま
れたドライ圧縮エアーを冷却して冷却エアーノズル16
a,16bに送り出す。このエアークーラー15a,1
5bと冷却エアーノズル16a,16bとは、カッター
12を冷却する冷却手段を構成する。
【0028】図2に示すように、上記ケース1内には右
側角部近傍に圧縮空気を吹き出す1対のエアー吹出ノズ
ル17a,17bが配される。該エアー吹出ノズル17
a,17bには、図示しない圧縮空気供給源から管路1
8を介して圧縮空気が供給されるようになっている。こ
のエアー吹出ノズル17a,17bは、圧縮空気の吹き
出し方向が該エアー吹出ノズル17a,17bに対向し
て設けられた集塵口(後述する)に向けられている。
【0029】なお、図3に示すように、ケース1におい
て上記エアー吹出ノズル17a,17bが配された面の
下端部には、矩形状の外気取入口19が形成される。こ
の外気取入口19の上部には、L字型に折り曲げられた
スライド板20が1対の調整ノブを介してケース1から
突設した風量調整アングル22にネジ止めされる。すな
わち、この調整ノブを操作することにより、スライド板
20が上下動して外気取入口19の面積を調節できるよ
うになっている。上記外気取入口19とスライド板20
と調整ノブと風量調整アングル22とは、外気取入手段
を構成している。
【0030】ケース1において外気取入口19の対向面
には、該外気取入口19と同様に形成された集塵口23
が設けられる。すなわち、ケース1の下端部に矩形状に
形成された集塵口23の上部には、L字型に折り曲げら
れたスライド板24が1対の調整ノブ25a,25bを
介してネジ止めされ、調整ノブ25a,25bを操作す
ることにより、スライド板24が上下動して集塵口23
の面積を調節できるようになっている。
【0031】また、ケース1には、スライド板24を挟
んで集塵口23に連通するフード26が設けられる。こ
のフード26は、図示しない集塵装置に接続された集塵
ダクト27に連通する。上述した集塵口23とスライド
板24と調整ノブ25a,25b、及びフード26と集
塵ダクト27とは、集塵手段を構成している。
【0032】さらに、ケース1の角部には上方に突出す
るボールプランジャー28が設けられると共に、上記移
動台8には下方に突出するボールボタンが設けられる。
すなわち、ボールプランジャー28がボールボタンに嵌
合することにより、移動台8が基準位置に位置決めされ
るようになっている。
【0033】次に、上記工作装置を用いた工作手順につ
いて説明する。まず、移動装置の作動によりあるいは手
動操作により移動台8が上記基準位置に位置決めされ、
蛇腹B2 と移動台4との接合が解除されてケース1の上
面が開放状態とされる。この状態において、加工対象物
Wがケース1内に配置・固定され、工作台が駆動手段に
よって駆動されることにより移動台8が移動されてスピ
ンドルカバー9がスピンドル11の直下に配置される。
次いで、位置設定手段Jのスライド部J1bをスタンド
J1aに対してネジJ1cにより固定することにより、
加工対象物Wの高さに従ってケース1のZ方向位置を設
定する。ここで、移動装置の作動によってスピンドル1
1が降下されて、スピンドルヘッド10が、スピンドル
カバー9に当接するとともに、図6(a),(b)に示
すように、着脱手段Mの駆動手段M4によりラックM3
fが往復駆動され、該ラックM3fの往復移動によりピ
ニオンM3eが回転駆動され、該ピニオンM3eの回転
により歯車M3c,M3dを介して、ブラケットM3
a,M3bが回動し、スピンドルカバー9のリング9a
の周囲に周設されたフランジM1の下方位置とされる挟
持部分M2を挟持することによって、スピンドルヘッド
10がスピンドルカバー9に装着される。
【0034】続いて、蛇腹B2 と移動台4とが連結され
てケース1上面が閉鎖される。このとき、調整ノブが操
作されて外気取入口19が所定幅で開口されてケース1
内に外気が取り込まれると共に、エアー吹出ノズル17
a,17bからは圧縮空気が加工対象物Wに向けて噴射
される。また、集塵ダクト27に連通する集塵装置が作
動され、ケース1内の空気が集塵口23及びフード26
を介してケース1内から回収される。また、吹き出し口
Hからカッター12におけるスピンドル11より下側に
エアーが吹き付けられて、スピンドルカバー9内部にお
いて、スピンドルヘッド11と加工対象物との間の位置
にエアーカーテンが形成される。
【0035】この状態で移動装置が作動されることによ
り、スピンドル11がX軸方向とY軸方向とZ軸方向に
自在に移動されて加工対象物Wに加工が施される。この
とき、スピンドル11はスピンドルカバー9および位置
規制手段Gのガイド棒G1を介して移動台8に装着され
ているので、移動台8及び移動台4は、スピンドル11
のX−Y軸方向の移動に応じてガイドレール2A,2
B,6C,6D上を移動することになる。そして、この
移動台8及び移動台4の移動に伴って、蛇腹B1〜B4が
伸縮にてケース1の上面は閉鎖状態が保たれることにな
る。また、位置規制手段Gにより、スピンドルカバー9
のリング9a〜9fの移動が規制されるため、スピンド
ル11のZ方向の移動に伴う移動台8に対するスピンド
ルカバー9の伸縮を確実におこなってケース1の閉鎖状
態を維持するとともに、かつ、該スピンドル11のZ方
向の移動に関わらず、一対のガイド棒G1と移動部G2
とにより、スピンドル11のX−Y軸方向の移動に移動
台8および移動台4を追従させることが容易となる。ま
た、各リング9a〜9fは、その嵌合されたスライド部
分がリングの下側に位置しているために、切粉がスライ
ド部分に入り込むことなしにケース1の閉鎖状態を維持
する。
【0036】また、スピンドル11の移動と共に、カッ
ター12によって加工対象物Wに加工が施される。この
とき、カッター12には冷却エアーノズル16a,16
bから冷却エアーが吹き付けられてカッター12の発熱
が抑えられると共に、加工によって生じた切粉が加工対
象物Wの加工部位から吹き上げられてケース1内に飛散
される。このケース1内に飛散された切粉は、上記エア
ー吹出ノズル17a,17bから噴射された圧縮空気に
よって集塵口23の方向に移送されると共に、集塵装置
によって集塵口23から排出される空気の流れによって
集塵口23に集められる。このとき、吹き出し口Hから
吹き出したエアーにより形成されたエアーカーテンによ
り、吹き上げられた切粉がスピンドルヘッド11に対し
て接近することが阻止される。
【0037】そして、集塵口23に集められた切粉は、
フード26及び集塵ダクト27を介してケース1外に排
出される。なお、集塵口23の面積は、調整ノブ25
a,25bを操作することによって可変できるようにな
っているので、集塵口23を通過する空気(切粉を含ん
だ空気)の流量並びに流速は、調整ノブ25a,25b
によって調節することができる。すなわち、切粉の集塵
能力は、調整ノブ25a,25bによって調節すること
が可能である。
【0038】このように本実施形態の工作装置によれ
ば、切粉は、冷却エアーノズル16a,16bによって
一旦吹き上げられた後、エアー吹出ノズル17a,17
bから噴射された圧縮空気によって集塵口23に集めら
れるので、ケース1内への滞留が抑えられて効果的に集
塵・回収され、かつ、このとき吹き出し口Hから吹き出
したエアーにより形成されたエアーカーテンにより、吹
き上げられた切粉がカッター12の軸受等に侵入するこ
とが防止された状態として、集塵口23側に吹き付けら
れて集塵を積極的におこなわれ、さらに、吹き出し口H
から吹き出したエアーによりカッター12の冷却能力を
高めることができる。
【0039】ところで、上述したように工作台のX軸及
びY軸方向への移動とスピンドル11の上下動によって
カッター12が加工対象物Wに対して3次元移動されて
加工対象物Wに加工が施されるが、加工途中においてカ
ッター12を交換する必要が生じる場合がある。この場
合、スピンドル11は基準位置aに移動されて、ボール
プランジャー28がボールボタン8aに嵌合することに
より、移動台4及び移動台8が固定される。そして、ス
ピンドル11が上昇される。
【0040】このとき、スピンドルカバー9のリング9
aは、着脱手段Mの駆動手段M4によりラックM3fが
往復駆動され、該ラックM3fの往復移動によりピニオ
ンM3eが回転駆動され、該ピニオンM3eの回転によ
り歯車M3c,M3dを介してブラケットM3a,M3
bが回動し、該ブラケットM3a,M3bによるリング
9aの挟持部分M2の挟持が解除され、リング9aの周
囲に周設されたフランジM1により装着状態とされてい
たスピンドルカバー9がスピンドルヘッド10から離脱
する。この結果、スピンドルカバー9の各リング9a〜
9fは、それぞれ収納されて収縮状態に復帰する。
【0041】スピンドルカバー9から離脱したスピンド
ル11(正確にはスピンドルヘッド10)は、所定位置
まで移動されて、図示しないカッター取換手段によって
カッター12が自動的に交換される。そして、再び基準
位置aの上方に位置されて降下されることによりスピン
ドルカバー9に装着される。以下、上述したように新し
いカッターによって加工対象物Wに加工が施される。
【0042】上記実施形態の工作装置によれば、蛇腹B
1〜B4が伸縮することによって各移動台4,8はケース
1に対して水平面(X−Y平面)内を移動する。この場
合、各蛇腹B1,B2はガイドレール2A,2B上を水平
面内のX軸方向のみに伸縮し、蛇腹B3,B4はガイドレ
ール6C,6D上を水平面内のY軸方向のみに伸縮す
る。すなわち、蛇腹B1〜B4には、伸張状態及び収縮状
態の何れにおいても伸縮方向に対して直交する重力が均
等に作用する状態でガイドレール2A,2Bあるいはガ
イドレール6C,6Dに沿って伸縮するので、蛇腹B1
〜B4は移動台4,8の移動に対して安定した状態で伸
縮する。したがって、蛇腹B1〜B4は移動台4,8の移
動に対して応答性良く伸縮するので、作業性の良い加工
を加工対象物Wに施すことができる。
【0043】また、上記実施形態の工作装置によれば、
スピンドルカバー9とスピンドルヘッド10との着脱
が、着脱手段MのブラケットM3a,M3bの回動によ
るリング9aの挟持部分M2の挟持によっておこなわれ
るため、確実におこなうことができる。また、上記実施
形態の工作装置によれば、吹き出し口Hから吹き出した
エアーにより形成されたエアーカーテンにより、吹き上
げられた切粉がカッター12の軸受等に侵入することが
防止されるとともに、カッター12の冷却能力を高める
ことができる。また、各リング9a〜9fの嵌合された
スライド部分がリングの下側に位置しているために、ス
ピンドルカバー9の構造が極めて単純になり、耐久性の
向上並びに工作装置のコストを低減することができ、切
粉がスライド部分に入り込むことがなく、スムーズに伸
縮することができ、かつ、位置規制手段Gにより、スピ
ンドル11の移動に伴ったスピンドルカバー9および移
動台4,8の移動を規制することができるので、密閉状
態を維持しつつ応答性よく移動台8及び移動台4を移動
させることができ、作業性の良い加工を加工対象物Wに
加工を施すことができる。
【0044】なお、上述の如く、本願発明の実施形態に
ついて説明したが、本願発明はこれに限定されるもので
はなく、以下のような実施形態も本発明の範囲に属する
ものである。
【0045】(1)上記実施形態では、加工対象物Wに
対して上方から加工を施すタイプの工作装置について説
明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、
側方あるいは斜め方向から加工対象物に加工を施すタイ
プの工作装置についても適用することができる。
【0046】例えば、側方から加工対象物Wに加工を施
すタイプの工作装置にあっては、方形のケースの側方面
を開口面とし、該開口面にガイドレールを設け、さらに
ガイドレールに沿って移動自在な移動台を設けてカッタ
ーを備えたスピンドルを該移動台に装着する。そして、
開口面に沿った垂直面内でスピンドルを加工対象物に対
して移動させることにより加工を施す。但し、この場
合、移動台が垂直面内で移動することになるので、移動
台がガイドレールから離脱しないようにスライドユニッ
トを形成する必要がある。
【0047】(2)上記実施形態ではブラケットM3
a,M3bによってスピンドルカバー9とスピンドルヘ
ッド10とを結合する手段を採用したが、該ブラケット
M3a,M3bに代えて、スピンドルヘッド10の側面
においてリング9aと重なり合う部分にリング9aに貫
通するとともにスピンドルヘッド10においては所定深
さとなる孔を形成し、該孔にピンを水平方向から差し込
むことによってスピンドルカバー9とスピンドルヘッド
10とを結合状態に保つ手段が考えられる。
【0048】この場合、上記孔はリング9a及びスピン
ドルヘッド10の外周に複数個が設けられ、スピンドル
カバー9とスピンドルヘッド10とが安定して結合され
る。例えば、上記ピンの挿入は、スピンドルヘッド10
に軸が水平方向に移動するシリンダを設け、該シリンダ
を作動させることによって軸の先端が上記孔に挿入され
ることによって実現することが考えられる。
【0049】(3)密閉手段として、上記蛇腹に代えて
ゴム等の伸縮性を有する弾性材から形成された平板なシ
ートを用いることが考えられる。該シートが延び縮みす
ることによってケースの上方開口端の密閉状態を保持し
た状態で移動台の動きを可能とする。
【0050】(4)また、上記実施形態ではスピンドル
カバー9を構成する各リング9a〜9eを円筒形に成形
したが、円筒形に代えて方形あるいは多角形状のリング
を適用することが考えられる。
【0051】(5)上記実施形態では、工作台が水平面
内で移動することによってカッターに対する加工対象物
の相対位置が移動されて該加工対象物に加工が施される
ように構成したが、移動装置によってスピンドルを3次
元移動させることによりカッターと加工対象物の相対位
置を変えるように構成しても良い。この場合、上記移動
装置の構成が複雑になるが、工作台に駆動装置を設ける
必要がなくなるので工作装置のコストを削減することが
可能である。
【0052】(6)上記実施形態では、蛇腹B2 と移動
台4との接合が解除されてケース1の上面が開放状態と
されて加工対象物Wがケース1内に配置・固定される
が、ケースの側面を開閉口を設け、この開閉口から加工
対象物をケース内に挿入配置するようにしても良い。例
えば、ケース1において外気取入手段及び集塵手段が設
けられる面以外の面に開閉口を設けることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる工
作装置によれば、以下のような効果を奏する。 (1)着脱手段により加工手段に装着された連結手段に
より、収納手段が工作台に対して密閉状態を維持してそ
の高さ方向位置を設定可能となるため、より高さを有す
る立体形状の加工対象物に対応して加工を施すことを可
能とすることができる。 (2)連結手段の最内側に位置するリングの内面に吹き
出し口が配され、該吹き出し口から吹き出すエアーによ
り形成されるエアーカーテンにより、切粉を集塵手段の
方向に吹き付けるために、工作によって生じた切粉を効
果的に集塵することができる。 (3)着脱手段により加工手段に装着された連結手段に
おいて、位置規制手段により、移動手段に立設されたガ
イド機構に対して移動部が移動することにより連結手段
の移動位置を規制するとともに、加工手段の移動を移動
手段に確実に伝達することが可能なため、工具のワーク
に対する移動をよりスムーズに行うことができる。 (4)連結手段の最内側に位置するリングの内面に吹き
出し口が配され、該吹き出し口から吹き出すエアーによ
り加工手段に対して切粉の接近を阻止するエアーカーテ
ンを形成可能なため、切粉による可動部分への影響を軽
減することができる。 (5)連結手段において、同心状に重層配置されてスラ
イドする複数のリングのうち内側に位置するリングが、
スライド時に収納手段から離れて連結手段の上端位置と
なり、スライド部が各リングの嵌合された下側に位置す
るために、切粉がスライド部分に入り込むことがなく、
スムーズに伸縮することができるため、切粉による可動
部分への影響を軽減することができる。 (6)挟持手段により連結手段を挟持することで該連結
手段の着脱をおこなう着脱手段により、連結手段の着脱
を任意に行うことができるため、集塵カバーの着脱にお
ける制御性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る工作装置の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】 本発明に係る工作装置の一実施形態における
一部断面視した正面図である。
【図3】 本発明に係る工作装置の一実施形態における
一部断面視した側面図である。
【図4】 本発明に係る工作装置の一実施形態におい
て、スピンドルヘッドと連結手段と連結状態を示す図で
ある。
【図5】 本発明に係る工作装置の一実施形態において
スピンドルカバーを示す正面図である。
【図6】 本発明に係る工作装置の一実施形態において
着脱手段の詳細構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
W……加工対象物,B1〜B4……蛇腹(密閉手段),1
……ケース(収納手段),2A,2B……ガイドレール
(移動手段,第1のガイドレール),6C,6D……ガ
イドレール(移動手段,第2のガイドレール),2C,
2D,6a,6b……蛇腹下面カバー,3A1,3A2,
3B1,3B2,7C1 ……スライドユニット(移動手
段),4……移動台(移動手段,第1の移動台),8…
…移動台(移動手段,第2の移動台),9……スピンド
ルカバー(連結手段),10……スピンドルヘッド,1
1……スピンドル,12……カッター,9a〜9f……
リング,15a,15b……エアークーラー(冷却手
段),16a……冷却エアーノズル(冷却手段),17
a,17b……エアー吹出ノズル,18……管路,19
……外気取入口(外気取入手段),20……スライド板
(外気取入手段),22……風量調整アングル(外気取
入手段),23……集塵口(集塵手段),24……スラ
イド板(集塵手段),25a,25b……調整ノブ(集
塵手段),26……フード(集塵手段),27……集塵
ダクト(集塵手段),28……ボールプランジャー,J
……位置設定手段,J1……接続部,J1a……スタン
ド,J1b……スライド部,J1c……ネジ,J2……
蛇腹,G……位置規制手段,G1……ガイド機構(ガイ
ド棒),G2……移動部,G3……ストッパー,H……
吹き出し口,M……着脱手段,M1……フランジ,M2
……挟持部分,M3……挟持手段,M3a,M3b……
ブラケット,M3c,M3d……歯車,M3e……ピニ
オン,M3f……ラック,M4…駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 11/00 B23Q 11/08 B23Q 11/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が開放面とされて工作台上に立設さ
    れ、加工対象物を収納する収納手段と、前記工作台に対
    して3次元的に相対移動して加工対象物に加工を施す加
    工手段と、前記工作台と加工手段との相対移動に伴って
    前記開放面上を移動する移動手段と、1端が前記加工手
    段に連結されると共にもう1端が移動手段に連結され
    加工手段の前記開放面に直交する方向の移動に伴って該
    開放面に直交する方向に伸縮する連結手段と、前記収納
    手段と移動手段との間に配され、移動手段の移動に伴っ
    て該移動の方向に伸縮すると共に前記開放面を密閉する
    密閉手段とを具備する工作装置であって、収納手段が、
    工作台に対して密閉状態を維持してその高さ方向位置を
    設定可能とする位置設定手段を介して工作台に立設され
    ることを特徴とする工作装置。
  2. 【請求項2】 位置設定手段が、蛇腹によって形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の工作装置。
  3. 【請求項3】 位置設定手段が、弾性材からなるシート
    によって形成されることを特徴とする請求項1記載の工
    作装置。
  4. 【請求項4】 位置設定手段が、重層配置されて相互に
    スライドする複数の板状部材から形成されることを特徴
    とする請求項1記載の工作装置。
  5. 【請求項5】 一面が開放面とされて工作台上に立設さ
    れ、加工対象物を収納する収納手段と、前記工作台に対
    して3次元的に相対移動して加工対象物に加工を施す加
    工手段と、前記工作台と加工手段との相対移動に伴って
    前記開放面上を移動する移動手段と、1端が前記加工手
    段に連結されると共にもう1端が移動手段に連結され
    加工手段の前記開放面に直交する方向の移動に伴って該
    開放面に直交する方向に伸縮する連結手段と、前記収納
    手段と移動手段との間に配され、移動手段の移動に伴っ
    て該移動の方向に伸縮すると共に前記開放面を密閉する
    密閉手段とを具備する工作装置であって、前記連結手段
    が、同心状に重層配置され、中心軸方向に幅寸法内でス
    ライドする複数のリングから形成され、これら複数のリ
    ングにおいて、内側に位置するリングが、スライド時に
    収納手段から離れて連結手段の上端位置となることを特
    徴とする工作装置。
  6. 【請求項6】 前記連結手段には、該連結手段のスライ
    ド位置を設定するための位置規制手段が備えられること
    を特徴とする請求項5記載の工作装置。
  7. 【請求項7】 位置規制手段は、移動手段に立設された
    ガイド機構と、該ガイド機構にスライド自在に嵌合され
    て連結手段の上方位置となるリングに接続される移動部
    とを具備することを特徴とする請求項6記載の工作装
    置。
  8. 【請求項8】 一面が開放面とされて工作台上に立設さ
    れ、加工対象物を収納する収納手段と、前記工作台に対
    して3次元的に相対移動して加工対象物に加工を施す加
    工手段と、前記工作台と加工手段との相対移動に伴って
    前記開放面上を移動する移動手段と、1端が前記加工手
    段に連結されると共にもう1端が移動手段に連結され
    加工手段の前記開放面に直交する方向の移動に伴って該
    開放面に直交する方向に伸縮する連結手段と、前記収納
    手段と移動手段との間に配され、移動手段の移動に伴っ
    て該移動の方向に伸縮すると共に前記開放面を密閉する
    密閉手段とを具備する工作装置であって、前記連結手段
    の上方部の内面に、加工手段を囲む位置として、該加工
    手段に対してエアーを吹き付ける吹き出し口が配される
    ことを特徴とする工作装置。
  9. 【請求項9】 一面が開放面とされて工作台上に立設さ
    れ、加工対象物を収納する収納手段と、前記工作台に対
    して3次元的に相対移動して加工対象物に加工を施す加
    工手段と、前記工作台と加工手段との相対移動に伴って
    前記開放面上を移動する移動手段と、1端が前記加工手
    段に連結されると共にもう1端が移動手段に連結され
    加工手段の前記開放面に直交する方向の移動に伴って該
    開放面に直交する方向に伸縮する連結手段と、前記収納
    手段と移動手段との間に配され、移動手段の移動に伴っ
    て該移動の方向に伸縮すると共に前記開放面を密閉する
    密閉手段とを具備する工作装置であって、加工手段と連
    結手段とを着脱可能とする着脱手段が配されることを特
    徴とする工作装置。
  10. 【請求項10】 着脱手段が、連結手段の上端位置の周
    囲に周設されたフランジと、該フランジの下方位置とさ
    れる挟持部分を挟持する挟持手段と、該挟持手段の開閉
    をおこなう駆動手段とを具備するものとされることを特
    徴とする請求項9記載の工作装置。
  11. 【請求項11】 挟持手段と駆動手段とが、加工手段に
    一体として取り付けられることを特徴とする請求項10
    記載の工作装置。
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