JP3135645U - シート切断補助器具。 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの切断が更に容易であるとともに、シートを切断しやすいように切断刃の形状を変更できるシート切断補助器具を提供する。
【解決手段】ウェブ状に巻かれて収納ケース12に収納されたラップフィルム(シート)14を切断するために、収納ケース12の蓋16の開口端18に沿った長手方向に延びる鋸刃形状を有する切断刃20を補助するシート切断補助器具を、収納ケース12の蓋16及び切断刃20の表面側に貼着することにより、切断刃20よりも切断刃20の短手方向に突出する状態に収納ケース12に固定するように構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、収納ケースに収納されたシートを、該収納ケースの蓋の開口端に沿った長手方向に延びる切断刃によって切断するために、該切断刃を補助するシート切断補助器具に関する。
従来から、食品を覆って保存することにより食品の鮮度を保持するラップフィルム(シート)が使用されている。このラップフィルムは、通常、ウェブ状に巻かれて、図19に示すような収納ケース1に収納された状態で販売される。収納ケース1は、蓋2の開口端3に沿った長手方向に延びる切断刃4を備えており、ラップフィルム5の先端を開口端3の外へ引き出した状態でラップフィルム5を切断刃4により一定長さに切断できる。なお、収納ケースに関して、ラップフィルム5を切断しやすくする等の観点から、種々の案出がなされている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、ラップフィルムの切断が更に容易な収納ケースが望まれている。また、従来の切断刃は、形状が一定であるため、ラップフィルムを切断しやすいように形状を変更することができなかった。
特開昭63−272656号公報
本発明は、シートの切断が更に容易であるとともに、シートを切断しやすいように切断刃の形状を変更できるシート切断補助器具を提供することを目的とする。
本考案のシート切断補助器具は、収納ケースに収納されたシートを切断するために、該収納ケースの蓋の開口端に沿った長手方向に延びる切断刃を補助するシート切断補助器具であり、該切断刃よりも該切断刃の短手方向に突出する状態に該収納ケースに固定する固定部を備えたことを特徴とする。
また、本考案のシート切断補助器具は、前記シート切断補助器具において、前記突出する側に鋸刃を備えることを特徴とする。
また、本考案のシート切断補助器具は、前記シート切断補助器具において、前記収納ケースの切断刃が鋸刃形状を有し、該収納ケースに固定したとき、前記突出する側に備える鋸刃が該収納ケースの切断刃の鋸刃形状に連続することを特徴とする。
また、本考案のシート切断補助器具は、前記シート切断補助器具において、前記固定部を前記収納ケースに貼着手段により固定することを特徴とする。
また、本考案のシート切断補助器具は、前記シート切断補助器具において、前記収納ケースの蓋の表面側に貼着することにより前記収納ケースに固定することを特徴とする。
また、本考案のシート切断補助器具は、前記シート切断補助器具において、前記収納ケースに固定したとき、中間部が両端部よりも該切断刃の短手方向に突出する先鋭形状であることを特徴とする。
また、本考案のシート切断補助器具は、前記シート切断補助器具において、前記切断刃に複数個固定することを特徴とする。
本考案のシート切断補助器具によれば、切断刃よりも切断刃の短手方向に突出する状態に収納ケースに固定することにより、シートを切断する際には、シート切断補助器具をシートに突刺して裂け目を形成した後に、切断刃により、この裂け目に連続した切断端を形成しながらシートを切断することができる。特に、鋸刃が収納ケースの切断刃の鋸刃形状に連続するシート切断補助器具によれば、この裂け目に連続した切断端を形成しながらシートを切断することをスムーズに行うことができ、綺麗な切断端を得ることができる。このため、シート切断補助器具による裂け目を契機として容易にシートを切断することができる。また、本考案のシート切断補助器具によれば、収納ケースに収納された市販のシートを購入して、その収納ケースに固定すれば、収納ケースに収納された市販のシートを切りやすくすることができる。
また、貼着することにより収納ケースに固定するシート切断補助器具によれば、粘着テープ等により容易に収納ケースに固定することができる。また、通常は紙から構成されている収納ケースの蓋の表面側に粘着テープ等で貼着すれば、より強固に固定できる。すなわち、通常は蓋の裏面側には金属製の切断刃が備えられているため、裏面側に貼着すれば貼着力が弱くなる一方で、通常は紙から構成されている蓋の表面側に粘着テープ等で貼着すれば強固に固定できる。
以下、本考案のシート切断補助器具の実施形態について、図面に基づき説明する。図1において、符号10は、本考案のシート切断補助器具を示す。シート切断補助器具10は、ウェブ状に巻かれて収納ケース12に収納されたラップフィルム(シート)14を切断するために、収納ケース12の蓋16の開口端18に沿った長手方向に延びる鋸刃形状を有する切断刃20を補助するシート切断補助器具である。本考案のシート切断補助器具10の特徴点は、収納ケース12に後付けできることである。
シート切断補助器具10は、シート切断補助器具10を収納ケース12に貼着するための固定部を裏側に備え、この固定部を収納ケース12の蓋16及び切断刃20の表面側に貼着することにより、切断刃20よりも切断刃20の短手方向に突出する状態に収納ケース12に固定するように構成され、突出する側に鋸刃11を有している。固定部は、シート切断補助器具10の裏面の平面部により構成され、その裏面の一部であっても全部であってもよい。この鋸刃11は、切断刃20の鋸刃形状に連続している。また、シート切断補助器具10は、収納ケース12に固定したとき、中間部が両端部よりも切断刃20の短手方向に突出する先鋭形状に構成されている。なお、シート切断補助器具10を収納ケース12に貼着する貼着手段は、片面粘着テープ、両面粘着テープ又は接着剤等、特に限定されない。また、シート切断補助器具10の材質は、樹脂、紙又は金属等、特に限定されない。
このような構成のシート切断補助器具10の作用について以下に説明する。
まず、ラップフィルム14が、収納ケース12に収納された状態で購入され、包装が取り去られ切断刃カバーが切り取られることにより、切断刃20が表れる。次に、シート切断補助器具10に予め貼着されている粘着テープの台紙が剥がされ、又は、シート切断補助器具10に両面粘着テープが貼着されて、シート切断補助器具10が収納ケース12の蓋16及び切断刃20の表面側に貼着される。
シート切断補助器具10が収納ケース12の蓋16の表面側に貼着された状態で、ラップフィルム14を所定長さLだけ抜き出し、図2に示すように、ラップフィルム14を上へ引き上げることにより、シート切断補助器具10がラップフィルム14の中間部に突き刺さる。続いて、シート切断補助器具10及び切断刃20によりラップフィルム14の中間部から両側端へ向って切断されていく。ここで、シート切断補助器具10が収納ケース12の蓋16及び切断刃20の表面側に貼着されることにより、鋸刃11が切断刃20の鋸刃形状に連続することとなるため、シート切断補助器具10による裂け目に連続した切断端を形成しながらシートを切断することをスムーズに行うことができ、綺麗な切断端を得ることができる。
このようなシート切断補助器具10によれば、切断刃20よりも切断刃20の短手方向に突出する状態に収納ケース12に固定することにより、ラップフィルム14を切断する際には、シート切断補助器具10をラップフィルム14に突刺して裂け目を形成した後に、切断刃20により、この裂け目に連続した切断端を形成しながらシートを切断することができる。このため、シート切断補助器具10による裂け目を契機として容易にラップフィルム14を切断することができる。また、シート切断補助器具10によれば、収納ケース12に収納された市販のラップフィルム14を購入して、その収納ケース12に固定すれば、収納ケース12に収納された市販のラップフィルム14を切りやすくすることができる。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上述の実施形態には限定されない。
例えば、図3に示すように、3枚のシート切断補助器具10を、収納ケース12の開口端18の中間部及び両端部に貼着してもよい。このように貼着することにより、ラップフィルム14の中間部及び両側端から綺麗に切断することができる。この場合、図4(a)に示すように、切取線30を設けておき、図4(b)に示すように、切取線30から容易に切り取ることができるように構成することが好ましい。
また、切断刃20の両端付近において、刃の磨耗等により切断し難い場合には、図5に示すように、切断刃20の両端部にのみシート切断補助器具10を固定してもよい。また、切断刃20の全体において切断し難い場合には、図6に示すように、切断刃20全体に渡って複数枚のシート切断補助器具10を固定してもよい。
また、本考案のシート切断補助器具の形状及び寸法は特に限定されず、図7に示すようなシート切断補助器具40であってもよい。このシート切断補助器具40はシート切断補助器具10よりも寸法が大きいとともに、指を添える目印42が設けられている。このようなシート切断補助器具40によれば、目印42に指を沿えてラップフィルム14を引上げることにより、開口端18が弛むのを防止して、容易にラップフィルム14を切断できる。
また、本考案のシート切断補助器具は、図8に示すシート切断補助器具50であってもよい。このシート切断補助器具50は、図8に示すように、切断刃20全体に渡って2枚を固定しても、図9に示すように、中間部及び両端部に3枚を固定しても、図10に示すように、両端部に2枚を固定してもよい。
また、本考案のシート切断補助器具は、図11に示すように、湾曲形状から構成されることにより、切断刃20よりも切断刃20の短手方向に突出する状態に収納ケース12に固定できるシート切断補助器具60であってもよい。このシート切断補助器具60は、図11に示すように、切断刃20の両端部に2枚を固定しても、図12に示すように、中間部に1枚を固定してもよい。
なお、シート切断補助器具が切断刃20よりも切断刃20の短手方向に突出する突出長さHを、切断しやすい長さに調節してもよい。例えば、図13及び14に示すシート切断補助器具70の場合、切り裂きやすいラップフィルム14の場合又は安全性を重要視する場合には、突出長さHが小さくなるように図13のように収納ケース12に貼着し、切り裂きにくいラップフィルム14の場合には、突出長さHが大きくなるように図14のように収納ケース12に貼着してもよい。図13のように貼着した場合には、図15のように切断端が表れ、図14のように貼着した場合には、図16のように切断端が表れる。図16の場合の方が図15の場合よりも、切断端の中間部の凸部72が大きく、次回使用するときに、切断端を見つけ出しやすい。このように、本考案のシート切断補助器具は収納ケースに適宜貼着して使用するものであるため、突出長さHや凸部72の大きさを自由に調節できる。
また、本考案のシート切断補助器具は、図17に示すように、台紙82に複数枚貼着されて販売されるシート切断補助器具80であってもよい。このシート切断補助器具80は、台紙82から必要な数だけ剥がして、糊代84を収納ケース12に貼着して使用することができる。
また、本考案のシート切断補助器具は、中心部の一つの刃90が他の刃92よりも突出するとともに鋭利な図18(a)に示すシート切断補助器具94、又は中心部の二つの刃96が他の刃98よりも突出するとともに鋭利な図18(b)に示すシート切断補助器具100であってもよい。これらシート切断補助器具94又は100によれば、ラップフィルム14を切断する際に、最初の引っ掛かりをよくすることができる。また、他の刃92又は98が中心部に向って倒れるような形状となっており、これによっても切断する際の引っ掛かりをよくすることができる。
以上、本考案の実施形態について図面に基づいて説明したが、本考案は、その要旨を逸脱しない範囲で、当業者の創意と工夫により、適宜に改良、変更又は追加をしながら実施されるものである。例えば、本考案のシート切断補助器具を、クッキングシート、クッキングペーパー、クッキングホイル等の切断のために使用してもよい。また、本考案のシート切断補助器具を使用する収納シート及び切断刃の形態は特に限定されない。また、本考案のシート切断補助器具は、使い捨て方式のものであっても再利用方式のものであってもよい。
本考案のシート切断補助器具によれば、切断刃よりも切断刃の短手方向に突出する状態に収納ケースに固定することにより、容易にシートを切断することができる。このため、ラップフィルム又はクッキングシート等のシートの切断のために広く利用できる。
本考案に係るシート切断補助器具について、一の実施形態を示す正面図である。 図1のシート切断補助器具について、使用状態を示す側面断面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、他の実施形態を示す正面図である。 図3のシート切断補助器具について、、使用状態を説明するための図であり、同図(a)は一部を切り取る前の拡大正面図であり、同図(b)は一部を切り取った後の拡大正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 図13のシート切断補助器具について、使用状態を説明するための正面図である。 図14のシート切断補助器具について、使用状態を説明するための正面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す平面図である。 本考案に係るシート切断補助器具について、更に他の実施形態を示す正面図である。 従来のラップフィルムを示す斜視図である。
符号の説明
10、40、50、70、80、94、100:シート切断補助器具
11:鋸刃
12:収納ケース
14:ラップフィルム(シート)
16:蓋
18:開口端
20:切断刃

Claims (7)

  1. 収納ケースに収納されたシートを切断するために、該収納ケースの蓋の開口端に沿った長手方向に延びる切断刃を補助するシート切断補助器具であり、該切断刃よりも該切断刃の短手方向に突出する状態に該収納ケースに固定する固定部を備えたシート切断補助器具。
  2. 前記突出する側に鋸刃を備える請求項1に記載するシート切断補助器具。
  3. 前記収納ケースの切断刃が鋸刃形状を有し、該収納ケースに固定したとき、前記突出する側に備える鋸刃が該収納ケースの切断刃の鋸刃形状に連続する請求項2に記載するシート切断補助器具。
  4. 前記固定部を前記収納ケースに貼着手段により固定する請求項1〜請求項3のいずれかに記載するシート切断補助器具。
  5. 前記収納ケースの蓋の表面側に貼着することにより前記収納ケースに固定する請求項4に記載するシート切断補助器具。
  6. 前記収納ケースに固定したとき、中間部が両端部よりも該切断刃の短手方向に突出する先鋭形状である請求項1〜請求項5のいずれかに記載するシート切断補助器具。
  7. 前記切断刃に複数個固定する請求項1〜請求項6のいずれかに記載するシート切断補助器具。
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