JP3135604B2 - 自動車のエアバッグ装置 - Google Patents

自動車のエアバッグ装置

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JP3135604B2 JP03136771A JP13677191A JP3135604B2 JP 3135604 B2 JP3135604 B2 JP 3135604B2 JP 03136771 A JP03136771 A JP 03136771A JP 13677191 A JP13677191 A JP 13677191A JP 3135604 B2 JP3135604 B2 JP 3135604B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝突時に後席乗員を保
護するための、自動車のエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車において、インフレータ
とエアバッグとを有するエアバッグユニットを所定部位
に設け、衝突時等において車体に比較的大きな衝撃力が
作用したとき通常時において折畳み状態にあるエアバッ
グをインフレータの爆発により膨張させて、この膨張し
たエアバッグによって車室内の乗員に作用する衝撃力を
緩和して乗員の保護を図る自動車のエアバッグ装置は知
られている。
【0003】そのようなものにおいて、特に後席乗員を
保護する自動車のエアバッグ装置として、例えば米国特
許第3,779,577 号明細書及び図面に記載されるように、
左右の前席シートのシートバックの背面部にエアバッグ
ユニットを設けたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのように
エアバッグユニットを前席シートのシートバックの背面
部に設けていると、前席シートのシートバックの状態の
変化により、例えば前席シートを前後方向にスライドさ
せてシート前後位置を変化させることにより、エアバッ
グユニットと後席乗員との間隔が変化し、エアバッグに
よる後席乗員の拘束を十分にできない場合が生じる。ま
た、エアバッグユニットをヘッドレストに設けた場合
も、同様な問題がある。特に、シートスライド機構は、
前側になるほど高さが高くなるように傾斜配置されてい
るので、前席シートを前後方向にスライドさせてシート
前後位置を変化させると、それに伴い前席シートの上下
方向の位置も変化するので、エアバッグユニットの、後
席乗員に対する高さが変化し、エアバッグによる後席乗
員の拘束を十分にできない場合が生じる。
【0005】本発明は、前席シートが移動しても、後席
乗員を確実に拘束することができる自動車のエアバッグ
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前席
シートのヘッドレスト又はシートバック背面にエアバッ
グユニットが配設され、該前席シートのヘッドレスト又
はシートバックが調整手段によって調整可能に配設され
た自動車のエアバッグ装置を前提とする。そして、上記
エアバッグユニットは、前席シートのヘッドレスト又は
シートバック背面にエアバッグユニットが配設され、該
前席シートのヘッドレスト又はシートバックが調整手段
によって調整可能に配設された自動車のエアバッグ装置
において、上記エアバッグユニットは、端部が車体側部
材に固定された支持部材により支持されていて、上記調
整手段による前席シートのヘッドレスト又はシートバッ
クの調整位置にかかわりなく、一定位置に固定状態であ
る構成とする。
【0007】請求項2の発明においては、請求項1にお
いて、調整手段が、前席シートのシートバックを回動さ
せるシートバック回動手段であり、請求項3の発明にお
いては、調整手段が、前席シートのヘッドレストを回動
させるヘッドレスト回動手段であり、請求項4の発明に
おいては、調整手段が、前席シートを車体前後方向にス
ライドさせるシートスライド手段であり、請求項5の発
明においては、調整手段が、前席シートのシートバック
を車体上下方向に上下動させるシートバック昇降手段で
あり、請求項6においては、調整手段が、前席シートの
ヘッドレストを上下動させるヘッドレスト昇降手段であ
る。
【0008】また、請求項7の発明は、前席シートのヘ
ッドレスト又はシートバック背面にエアバッグユニット
が配設され、該前席シートのヘッドレスト又はシートバ
ック及びエアバッグユニットが、調整手段によって調整
可能に配設された自動車のエアバッグ装置において、上
記エアバッグユニットに連係され上記エアバッグユニッ
トの所定量以上の調整を規制する規制手段を備える構成
とする。
【0009】そして、請求項8の発明においては、請求
項7において、調整手段が、前席シートのシートバック
を回動させるシートバック回動手段であり、請求項9の
発明においては、調整手段が、前席シートのヘッドレス
トを回動させるヘッドレスト回動手段であり、請求項1
0の発明においては、調整手段が、前席シートを車体前
後方向にスライドさせるシートスライド手段であり、請
求項11の発明においては、調整手段が、前席シートの
シートバックを車体上下方向に上下動させるシートバッ
ク昇降手段であり、請求項12においては、調整手段
が、前席シートのヘッドレストを上下動させるヘッドレ
スト昇降手段である。
【0010】請求項13の発明は、前席シートのヘッド
レスト又はシートバック背面にエアバッグユニットが配
設され、該前席シートのヘッドレスト又はシートバック
及びエアバッグユニットが調整手段によって調整可能に
配設された自動車のエアバッグ装置において、上記エア
バッグユニットは、該エアバッグユニットを前後方向に
移動調整する第1調整部材と該エアバッグユニットを上
下方向に移動調整する第2調整部材とを備えた調整手段
によって位置調整可能とされており、上記エアバッグユ
ニットは、前席シートのヘッドレスト又はシートバック
の位置に応じて上記第1調整部材及び/又は第2調整部
材により位置調整されて一定位置に保持される構成とす
る。
【0011】そして請求項14の発明においては、請求
項13において、調整手段が、前席シートのシートバッ
クを回動させるシートバック回動手段であり、請求項1
5の発明においては、調整手段が、前席シートのヘッド
レストを回動させるヘッドレスト回動手段であり、請求
項16の発明においては、調整手段が、前席シートを車
体前後方向にスライドさせるシートスライド手段であ
り、また請求項17の発明においては、調整手段が、前
席シートのシートバックを車体上下方向に上下動させる
シートバック昇降手段であり、請求項18においては、
調整手段が、前席シートのヘッドレストを上下動させる
ヘッドレスト昇降手段である。
【0012】請求項19の発明は、前席シートのヘッド
レスト又はシートバック背面にエアバッグユニットが配
設され、該前席シートがシートスライド手段によって車
体前後方向に位置調整可能に配設された自動車のエアバ
ッグ装置を前提とし、上記前席シートの調整位置を検出
するシート調整位置検出手段と、上記エアバッグユニッ
トを上下方向において移動又は回動させるユニット調整
手段と、上記シート調整位置検出手段の出力を受け、前
席シートの前方へのスライド時には上記前席シートの調
整位置に応じてユニット調整手段によってエアバッグユ
ニットを下方向に移動又は下向きに回動させる一方、前
席シートの後方へのスライド時には上記前席シートの調
整位置に応じてユニット調整手段によってエアバッグユ
ニットを上方向に移動又は上向きに回動させるユニット
調整制御手段とを備える構成とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、エアバッグユニット
は、車体側部材に固定された支持部材に支持されて、調
整手段による前席シートのヘッドレスト又はシートバッ
クの調整位置にかかわりなく、一定位置に固定状態であ
るので、ヘッドレスト又はシートバックの調整によって
もエアバッグユニットの位置が変化しないので、エアバ
ッグユニットと後席乗員との間隔が常に一定となり、衝
突時にエアバッグの膨張により後席乗員が確実に拘束さ
れる。
【0014】また、請求項2〜請求項6の発明によれ
ば、調整手段によって、前席シートのシートバックが回
動され、前席シートのヘッドレストが回動され、前席シ
ートが車体前後方向にスライドされ、前席シートのシー
トバックが車体上下方向に上下動され、又は前席シート
のヘッドレストが上下動されても、その調整量にかかわ
りなく、エアバッグユニットは一定位置にあるので、エ
アバッグユニットと後席乗員との間隔が常に一定とな
り、衝突時にエアバッグの膨張により後席乗員が確実に
拘束される。
【0015】請求項7の発明によれば、エアバッグユニ
ットは、規制手段によって所定量以上の移動が規制され
るので、ヘッドレスト又はシートバックの調整によって
もエアバッグユニットの位置はあまり変化しない。よっ
てエアバッグユニットと後席乗員との間隔が常に略一定
となり、衝突時にエアバッグの膨張により後席乗員が確
実に拘束される。
【0016】請求項8〜請求項12の発明によれば、調
整手段によって、前席シートのシートバックが回動さ
れ、前席シートのヘッドレストが回動され、前席シート
が車体前後方向にスライドされ、前席シートのシートバ
ックが車体上下方向に上下動され、又は前席シートのヘ
ッドレストが上下動されても、エアバッグユニットは所
定量以上の移動が規制されて略一定位置にあることとな
るので、エアバッグユニットと後席乗員との間隔が常に
略一定となり、衝突時にエアバッグの膨張により後席乗
員が確実に拘束される。
【0017】請求項13の発明によれば、エアバッグユ
ニットは、前席シートのヘッドレスト又はシートバック
の位置に応じて第1調整部材及び/又は第2調整部材に
より位置調整されて一定位置に保持されるので、ヘッド
レスト又はシートバックの調整によってもエアバッグユ
ニットの位置は変化しない。よってエアバッグユニット
と後席乗員との間隔が常に一定となり、衝突時にエアバ
ッグの膨張により後席乗員が確実に拘束される。
【0018】請求項14〜請求項18の発明によれば、
調整手段によって、前席シートのシートバックが回動さ
れ、前席シートのヘッドレストが回動され、前席シート
が車体前後方向にスライドされ、前席シートのシートバ
ックが車体上下方向に上下動され、又は前席シートのヘ
ッドレストが上下動されても、エアバッグユニットは一
定位置にあるので、エアバッグユニットと後席乗員との
間隔が常に一定となり、衝突時にエアバッグの膨張によ
り後席乗員が確実に拘束される。
【0019】請求項19の発明によれば、前席シートが
前方へスライド移動したときには、上記前席シートの調
整位置に応じてユニット調整手段によってエアバッグユ
ニットが下方向に移動又は下向きに回動される。一方、
前席シートが後方へスライド移動したときには上記前席
シートの調整位置に応じてユニット調整手段によってエ
アバッグユニットが上方向に移動又は上向きに回動され
る。これによって、フロアが前上がり傾斜している場
合、前席シートの位置を調整しても、ヘッドレスト又は
シートバックが上下に移動することの影響を受けない。
【0020】
【発明の効果】請求項1〜請求項6の発明は、エアバッ
グユニットが、調整手段による前席シートのヘッドレス
ト又はシートバックの調整位置にかかわりなく、一定位
置に固定状態であるので、エアバッグユニットと後席乗
員との間隔が常に一定に保持されることとなり、衝突時
における後席乗員の拘束性能を損なうことがない。
【0021】請求項7〜請求項12の発明は、エアバッ
グユニットの所定量以上の調整が規制手段によって規制
されるようにしたから、エアバッグユニットと後席乗員
との間隔が略一定に保持されることとなり、前席シート
の状態にかかわりなく、衝突時における後席乗員の拘束
性能が確保される。
【0022】請求項13〜請求項18の発明は、エアバ
ッグユニットが、調整手段による前席シートのヘッドレ
スト又はシートバックの調整位置にかかわりなく、一定
位置に保持されるので、エアバッグユニットと後席乗員
との間隔が常に一定に保持されることとなり、衝突時に
おける後席乗員の拘束性能を損なうことがない。
【0023】請求項19の発明は、前席シートの調整に
応じて、エアバッグユニットを回動又は移動させるよう
にしたので、エアバッグユニットと後席乗員との相対位
置関係が常に一定に保たれることとなり、フロアが前上
がり傾斜している場合に前席シートの位置を調整して
も、ヘッドレスト又はシートバックが上下に移動するこ
との影響を受けない。よって、衝突時において、後席乗
員は確実に拘束され、保護される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0025】自動車のルーフ部の一部を切除して示す図
1において、1,1はそれの左右の前席シートで、その
シートバック2,2の上部にヘッドレスト3,3が設け
られている。そして各ヘッドレスト3内には、エアバッ
グユニット4が内蔵されている。5,5は左右の前席シ
ート2,2の後方に配置された左右の後席シートで、シ
ートクッション6,6の略中央部に、乗員が着座してい
るときにON作動するシートスイッチ7,7が配設され
ている。
【0026】また、上記自動車の車体の前端部付近に1
対の加速度感応型の第1衝撃検知センサ8,8が、イン
ストルメントパネル9付近に他の1対の加速度感応型の
第2衝撃検知センサ10,10がそれぞれ、左右方向に
所定間隔を存して配設されている。第1衝撃検知センサ
8は比較的感度が低く設定され、衝突時の衝撃力が比較
的小さい場合でもON作動するように構成されている。
第2衝撃検知センサ10は比較的感度が高く設定され、
衝突時の衝撃力が所定値以上であるときにのみON作動
するように構成されている。そして、衝突時に、第1及
び第2衝撃検知センサ8,10が共にON作動し、かつ
左右のシートスイッチ7,7の一方又は両方がON作動
した場合に、エアバッグユニット4を所定のタイミング
で作動させて、乗員が着座している後席シート5に対応
するエアバッグユニット4のエアバッグ11を膨張展開
するようになっている。膨張展開したエアバッグ11に
よって後席乗員が前席シート1のシートバック2に衝突
するのが防止される。
【0027】上記エアバッグユニット4のケーシング2
0は、図2〜図4に示すように、開口部を有する金属製
の内側ケーシング部材21と、合成樹脂製の外側ケーシ
ング部材22とからなり、そしてその内部に、インフレ
ータ23と、折り畳まれた状態で収納された上記エアバ
ッグ11とを有する。
【0028】外側ケーシング部材22は可撓性膜部材で
形成され、内側ケーシング部材21の開口部21aを縦
壁部22aで閉塞するように内側ケーシング部材21に
外嵌固定され、その上壁部と下壁部とにおいて複数のビ
ス24で内側ケーシング部材21に固定され、エアバッ
グ11は、気密状となるように上下左右の端縁がビス2
4で内側ケーシング部材21に固着されている。
【0029】外側ケーシング部材22の縦壁部22aに
は、図2に一点鎖線で示したようにミシン目22bが形
成されている。インフレータ23は、内側ケーシング部
材21の左右の側壁部間に固定され、インフレータ23
内には、衝撃検知センサ8,10がON作動したときに
作動する発火装置14が内装されている。
【0030】また、前席シート1は車体前後方向におい
てスライド可能となっている。具体的には、例えば図4
に示すスライド機構等によってスライド可能とされてい
る。前席シート2のシートクッション12は、該シート
クッション12の左右側縁部に車両前後方向に延びる1
対のロアレール131,131が平行に配設され、該ロ
アレール131の前後端部を支持する弾性支持部材13
2を介して各ロアレール131はフロアパネルに固定さ
れている。
【0031】ロアレール131は、溝型断面部分の上端
両側部に沿ってフランジ部を一体成形してなり、各ロア
レール131には、その上側面と両フランジ部を覆うよ
うにC型断面のアッパレール133がベアリングやロー
ラを介して前後摺動自在に係合され、これら左右1対の
アッパレール133上に前席シート2のシートクッショ
ン12が固定支持されている。
【0032】そして、アッパレール133を車体前後方
向に駆動するため、各ロアレール131の内側近傍には
各ネジシャフト134がロアレール131の全長に沿っ
て平行に配設されている。各ネジシャフト134の両端
部は、各弾性支持部材132を介して弾性支持されてい
る。
【0033】さらに、上記各アッパレール133の長手
方向中間部の内側にボックス状のギヤ取付部135が設
けられ、そのギヤ取付部135内でネジシャフト134
にはナットが螺着されている。このナットの前端面と後
端面にはギヤが螺着され、ナットを回転駆動するための
回転伝動軸136が左右のアッパレール133のギヤ取
付部135間に架設され、回転伝動軸136の軸端に設
けられたウォームギヤが各ナットに回転伝動可能に噛合
し、回転伝動軸136の両軸端は左右1対のアッパレー
ル133にそれぞれ軸支されている。
【0034】そして、回転伝動軸136を回転駆動する
ためのスライドモータ137が、回転伝動軸136の軸
上に介装され、このスライドモータ137は回転伝動軸
136が挿通している固定部材138でギヤ取付部13
5の側壁に回転不能に連結される。
【0035】また、上記前席シート1のシートバック2
は、ナックルモータ144によって車両の前後方向に回
動可能になっており、その機構について、図5に沿って
説明する。
【0036】前席シート1のシートクッション12に固
定アーム141が、シートバック2に傾動アーム142
がそれぞれ取付けられ、これらアーム141,142の
接合部間に、シートバック駆動機構143が介設されて
いる。
【0037】上記シートバック駆動機構143は、正
転、逆転するナックルモータ144の主軸端部に連結さ
れたウォーム145が、固定アーム141に軸支された
ウォームギヤ146と噛合し、このウォームギヤ146
の反対面側のギヤ部には変位ギヤ147が噛合される。
この変位ギヤ147は大径ギヤ148と小径ギヤ149
とを備えて、傾動アーム142に軸支されており、大径
ギヤ148がウォームギヤ146に噛合し、小径ギヤ1
49が固定アーム141に形成された円弧形ギヤ150
に噛合する。この円弧形ギヤ150は、円弧形長孔の片
面にギヤを形成してなり、変位ギヤ147を円弧線上を
変位可能に設けている。
【0038】これにより、ナックルモータ144の出力
に基づいて、変位ギヤ147は回転しながら、ウォーム
ギヤ146の軸心が支点に円弧形ギヤ150に沿って円
弧線上を変位し、この円弧形変位により変位ギヤ147
と一体の傾動アーム142を介したシートバック2が車
両の前後方向に対して自在に傾動されるようになってい
る。
【0039】なお、具体的に図示していないが、前席シ
ート1は、モータによってリンク機構などを介して車体
上下方向に昇降可能となっている。
【0040】また、ヘッドレスト3は、図6に示すよう
に、ヘッドレスト3に固定されたギヤ151が、ヘッド
レストポール31の上端部に形成されたギヤ部153に
噛合しており、上記ギヤ151にモータ154によって
回転駆動させるギヤ155を噛合させることで、モータ
154の駆動によりヘッドレスト3が車体前後方向に回
動するようになっている。それと共に、ヘッドレスト3
のヘッドレストポール31に、歯部156が形成され、
該歯部156にギヤ157が噛合され、該ギヤ157に
モータ158によって回転駆動されるギヤ159が噛合
され、該モータ158を回転駆動することにより、ヘッ
ドレスト3をシートバック2(シートバックフレーム1
60)に対して昇降可能となっている。
【0041】100はコントロールユニットで、図8に
示すように、衝突センサ8,10からの出力を受け衝突
を検出する衝突判定手段100aと、シートスイッチ
7,7からの出力を受け後席シート5に乗員が着座して
いるか否かを判定する着座判定手段100bと、上記衝
突判定手段100a及び着座判定手段100bの出力を
受けエアバッグユニット4を作動させる作動制御手段1
00cとを有する。
【0042】続いて、上記コントロールユニット100
の制御について、図9に沿って説明する。
【0043】まず、スタートすると、衝突センサ8,1
0からの信号にて衝突か否かを判定し(ステップS1
)、衝突でなければ、この判定を繰返す。
【0044】自動車が所定値以上の衝撃力で衝突する衝
突時であれば、シートスイッチ7,7からの信号にて後
席シート5に乗員が着座しているか否かを判定し(ステ
ップS2 )、着座していれば、後席乗員を保護する必要
があるので、エアバッグユニット4を作動させる(ステ
ップS3 )一方、着座していなければ、ステップS1に
戻る。
【0045】そして、エアバッグユニット4において発
火装置14が作動すると、インフレータ23から瞬時に
多量のガスが発生し、そのガスの圧力により外側ケーシ
ング部材22のミシン目22bを突き破ってエアバッグ
11が膨張展開するようになっている。なお、エアバッ
グ11には、複数のベントホール(図示せず)が形成さ
れており、ベントホールを介してガスが排出することに
より、エアバッグ11は膨張展開後、所定時間で収縮す
るようになっている。 −実施例1− 本例は、前席シート1が移動しても、エアバッグユニッ
ト4が定位置に固定されるものである。
【0046】図10〜図12に示すように、ヘッドレス
ト3内に、エアバッグユニット4が浮游した状態で配置
されている。エアバッグユニット4のケーシング20の
左右側面より下方に支持部材としてのアーム35,35
が延設され、その下端部がフロアに固定されたロアレー
ル131に固着されている。
【0047】したがって、前席シート1が例えばスライ
ド機構により車体前後方向に移動しても、エアバッグユ
ニット4はアーム35,35を介してロアレール13
1,131に支持され、後席乗員を効果的に拘束できる
所定位置より移動することがない。なお、具体的に図示
していないが、ヘッドレスト3の昇降に応じてアーム3
5の長さが変化するようになっている。
【0048】したがって、自動車が所定値以上の衝撃力
で衝突し、後席シート5に乗員が着座しているときに
は、後席シート5に着座している乗員に対向するエアバ
ッグユニット4の発火装置14を作動させ、エアバッグ
11が膨張展開して後席シート5の乗員を保護し、乗員
が前席シート1のシートバック2に衝突するのが防止さ
れる。このとき、エアバッグユニット4は定位置に固定
されているので、エアバッグユニット4と後席乗員との
位置関係は一定であり、乗員の頭部を確実に拘束するこ
とができる。
【0049】その後、エアバッグ11は、ベントホール
からガスが抜けることにより収縮するようになってい
る。 −実施例2− 本例は、エアバッグユニット4が、前席シート1の動き
に伴って所定範囲内でしか移動しないものである。
【0050】図13〜図15に示すように、ヘッドレス
トポール31が立設されたフレーム42上に、前後方向
に延びる長孔43aを有する第1ガイドブラケット43
が立設され、該第1ガイドブラケット43の長孔43a
に可動プレート44より双方に立設されたガイドピン4
5,45,45,45がスライド可能に係合している。
可動プレート44には下面にラック46が設けられ、該
ラック46に、フレーム42上に載置された第1駆動モ
ータ47によって回転されるピニオン48が噛合して、
可動プレート44が前後方向に移動するようになってい
る。
【0051】また、可動プレート44上には、上下方向
に延びる長孔49aを有する第2ガイドブラケット49
が立設され、該長孔49aに、エアバッグユニット4の
側面より立設されたガイドピン50,50がスライド可
能に係合している。一方の第2ガイドブラケット49に
は、第2駆動モータ51が固設され、その駆動モータ5
1によって回転駆動されるピニオン52がエアバッグユ
ニット4側面のラック53と噛合し、エアバッグユニッ
ト4を上下動させるようになっている。
【0052】そして、前席シート1の状態を検出する各
種センサ61,65,71,75,81は、次に示すよ
うに構成され、該各センサ61,65,71,75,8
1からの信号をコントロールユニット100Aが受け
て、前席シート1のシート状態を検出し、その結果に応
じてエアバッグユニット4の位置が所定範囲内となるよ
うに上記両駆動モータ47,51によって調整されるよ
うに構成されている。 (1) 前席シート1のシートバック2の回動角を検出する
シートバック回動角検出センサ61 図16に示すように、シートバック2とシートクッショ
ン12とを回動可能に結合するヒンジ手段62に対し、
シートバック2の回動角(リクライニング角)を検出す
るシートバック回動角検出センサ61が設けられてい
る。
【0053】このセンサ61は、シートクッション12
側ヒンジ部材62aに固定端子61aが設けられ、シー
トバック2側ヒンジ部材62bに、シートバック2の回
動中心を中心とする円周上に配設された可動端子61b
が設けられ、シートバック2の回動により可動端子61
bが回動して固定端子61aとの接触点がシートバック
2の回動角度に応じて変化し、それによって固定端子6
1a及び可動端子61b間の抵抗値が変化するので、そ
の変化を抵抗検出器61cによって読み取る。そして、
その抵抗の変化がシートバック2の回動角に対応してい
るので、その抵抗の変化を通じてシートバック2の回動
角度を検出するようになっている。 (2) ヘッドレスト3の回動角を検出するヘッドレスト回
動角検出センサ65 図17に示すように、ヘッドレスト3の回動中心となる
ヘッドレストポール31の上端部に対して固定端子65
aが設けられ、ヘッドレスト3側(例えばヘッドレスト
フレーム)に、上記回動中心を中心とする円周上に配設
された可動端子65bが設けられ、ヘッドレスト3の回
動により固定端子65aと可動端子65bとの接触点が
変化し、それによって両端子65a,65b間の抵抗値
が変化するので、その変化を抵抗検出器65cによって
読み取ることによってヘッドレスト3の回動角度を検出
するようになっている。 (3) 前席シートの前後スライド量を検出するシートスラ
イド量検出センサ71 図18に示すように、フロア側に支持部材132,13
2を介して支持されるロアレール131に固定端子71
aを設ける一方、該ロアレール131に対し前後方向に
スライドするアッパレール133に可動端子71bを設
け、それらの間の抵抗の変化を抵抗検出器71cによっ
て検出し、前後スライド量を検出するようになってい
る。 (4) シートバック2の上下移動量を検出するシートバッ
ク上下動量検出センサ75 図19に示すように、フロア側に支持部材132,13
2を介して支持されたロアレール131に対してスライ
ド可能なアッパレール133に固定端子75aを設け、
該アッパレール133に、リンク79,79を介して上
下動するシートクッション12(例えばシートクッショ
ンフレーム)に可動端子75bを設け、それらの間の抵
抗の変化を抵抗検出器75cによって検出することによ
ってシートクッション12したがってシートバック2の
上下移動量を検出するようになっている。 (5) ヘッドレスト3の上下移動量を検出するヘッドレス
ト上下動量検出センサ81 図20に示すように、シートバック2(例えばシートバ
ックフレーム82に固設された取付部材83)側に固定
端子81aを設け、ヘッドレスト3のヘッドレストポー
ル31に上記固定端子81aが接触する可動端子81b
を設け、それらの間の抵抗の変化を抵抗検出器81cに
よって検出することによりヘッドレスト3の上下移動量
を検出するようになっている。
【0054】100Aはコントロールユニットで、図2
1に示すように、各センサ61,65,71,75,8
1からの信号を受けエアバッグユニット4が所定範囲内
にあるか否かを判定する判定手段100dと、該判定手
段100dの出力を受け、エアバッグユニット4が所定
範囲がとなったときに上記第1及び第2モータ47,5
1を駆動することで、エアバッグユニット4を常に所定
範囲とする制御手段100eとを有する。
【0055】続いて、上記コントロールユニット100
Aの制御について、図22に沿って詳細に説明する。一
例として、シートバック2を前後方向に回動させた場合
について説明する。
【0056】まず、スタートすると、センサ61によっ
てシートバック2の回動角を検出し(ステップS11)、
そのシートバック2の回動角が所定範囲を越えたか否か
を判定する(ステップS12)。所定範囲を越えている場
合には、第1及び第2駆動モータ47,51を駆動制御
して、その越えた量だけ、エアバッグユニット4を移動
させる(ステップS13)一方、所定範囲内であれば、シ
ートバック2の回動によりエアバッグ4bの後席乗員の
拘束性能は影響を受けないので、モータ47,51を駆
動することなく、ステップS11に戻る。
【0057】それから、再び所定範囲内であるか否かを
判定し(ステップ14)、所定範囲内であれば、モータ4
7,51の作動を停止し(ステップS15)、終了する一
方、所定範囲内になければ、ステップS13に戻り、所定
範囲内となるまで、モータ47,51を作動させる。
【0058】また、上記シートバック2の回動角のほ
か、ヘッドレスト3の回動量、シートスライド量、シー
トバック2の昇降量、ヘッドレスト3の昇降量について
も、同様に、単独又は組合わせて制御することができ
る。
【0059】上記実施例では、エアバッグユニット4
が、後席乗員を確実に拘束することができる所定範囲内
に位置するようにしエアバッグユニット4の位置が変化
するようにしているが、同様の手段を用いて、エアバッ
グユニット4が常に一定位置になるように制御し、エア
バッグユニット4が後席乗員との位置関係が常に一定の
関係となるようにすることもできる。
【0060】また、一般に、前席シート1のスライド機
構は、運転性の点から、前側になるほど高い位置を取る
ようにスライド移動させられるようになっているので、
シートスライド位置を例えばシートスライド量検出セン
サ71によって検出し、前席シート1が前側位置になる
ほどエアバッグユニット4の位置を下げ或いはエアバッ
グユニット4が下を向くように上記第1及び第2駆動モ
ータ47,51を駆動制御するようにすることもでき
る。この場合においてコントロールユニット100B
は、図23に示すように、シートスライド量検出センサ
71の出力を受け、シートスライド位置を検出する位置
検出手段100fと、該位置検出手段100fの出力を
受け、エアバッグユニット4の上下位置を演算する演算
手段100gと、該演算手段100gの出力を受け、モ
ータを駆動し、前席シートの前方へのスライド時には上
記前席シートの調整位置に応じてエアバッグユニットを
下方向に移動又は下向きに回動させる一方、前席シート
の後方へのスライド時には上記前席シートの調整位置に
応じてエアバッグユニットを上方向に移動又は上向きに
回動させるユニット調整制御手段100hとを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のルーフ部の一部を切除して示す平面図
である。
【図2】エアバッグユニットの正面図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】前席シートのシートスライド機構の斜視図であ
る。
【図5】前席シートのシートリクライニング機構の斜視
図である。
【図6】ヘッドレストの回動機構の概略図である。
【図7】ヘッドレストの昇降機構の概略図である。
【図8】コントロールユニットのブロック図である。
【図9】制御の流れを示す流れ図である。
【図10】前席シートの一部を断面にして示す側面図で
ある。
【図11】前席シートのヘッドレスト付近の側面図であ
る。
【図12】前席シートの一部を断面にして示す背面図で
ある。
【図13】他の実施例の、エアバッグユニットの支持機
構の正面図である。
【図14】他の実施例の、エアバッグユニットの支持機
構の側面図である。
【図15】他の実施例の、エアバッグユニットの支持機
構の分解斜視図である。
【図16】シートバック回動角検出センサの説明図であ
る。
【図17】ヘッドレスト回動角検出センサの説明図であ
る。
【図18】シートスライド量検出センサの説明図であ
る。
【図19】シートバック上下動量検出センサの説明図で
ある。
【図20】ヘッドレスト上下動量検出センサの説明図で
ある。
【図21】別のコントロールユニットのブロック図であ
る。
【図22】制御の流れを示す流れ図である。
【図23】さらに別のコントロールユニットのブロック
図である。
【符号の説明】
1 前席シート 2 シートバック 3 ヘッドレスト 4 エアバッグユニット 137 スライドモータ 144 ナックルモータ 154 モータ 158 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 成史 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−356239(JP,A) 特開 昭62−64650(JP,A) 実開 平4−128954(JP,U) 実開 昭48−104038(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72 B60R 21/22

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前席シートのヘッドレスト又はシートバ
    ック背面にエアバッグユニットが配設され、該前席シー
    トのヘッドレスト又はシートバックが調整手段によって
    調整可能に配設された自動車のエアバッグ装置におい
    て、 上記エアバッグユニットは、端部が車体側部材に固定さ
    れた支持部材により支持されていて、上記調整手段によ
    る前席シートのヘッドレスト又はシートバックの調整位
    置にかかわりなく、一定位置に固定状態であることを特
    徴とする自動車のエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 調整手段は、前席シートのシートバック
    を回動させるシートバック回動手段であるところの請求
    項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 調整手段は、前席シートのヘッドレスト
    回動させるヘッドレスト回動手段であるところの請求
    項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 調整手段は、前席シートを車体前後方向
    にスライドさせるシートスライド手段であるところの請
    求項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 調整手段は、前席シートのシートバック
    を車体上下方向に上下動させるシートバック昇降手段で
    あるところの請求項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 調整手段は、前席シートのヘッドレスト
    を上下動させるヘッドレスト昇降手段であるところの請
    求項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 前席シートのヘッドレスト又はシートバ
    ック背面にエアバッグユニットが配設され、該前席シー
    トのヘッドレスト又はシートバック及びエアバッグユニ
    ットが、調整手段によって調整可能に配設された自動車
    のエアバッグ装置において、 上記エアバッグユニットに連係され上記エアバッグユニ
    ットの所定量以上の調整を規制する規制手段を備えるこ
    とを特徴とする自動車のエアバッグ装置。
  8. 【請求項8】 調整手段は、前席シートのシートバック
    を回動させるシートバック回動手段であるところの請求
    項7記載の自動車のエアバッグ装置。
  9. 【請求項9】 調整手段は、前席シートのヘッドレスト
    回動させるヘッドレスト回動手段であるところの請求
    項7記載の自動車のエアバッグ装置。
  10. 【請求項10】 調整手段は、前席シートを車体前後方
    向にスライドさせるシートスライド手段であるところの
    請求項7記載の自動車のエアバッグ装置。
  11. 【請求項11】 調整手段は、前席シートのシートバッ
    クを車体上下方向に上下動させるシートバック昇降手段
    であるところの請求項7記載の自動車のエアバッグ装
    置。
  12. 【請求項12】 調整手段は、前席シートのヘッドレス
    トを上下動させるヘッドレスト昇降手段であるところの
    請求項7記載の自動車のエアバッグ装置。
  13. 【請求項13】 前席シートのヘッドレスト又はシート
    バック背面にエアバッグユニットが配設され、該前席シ
    ートのヘッドレスト又はシートバック及びエアバッグユ
    ニットが調整手段によって調整可能に配設された自動車
    のエアバッグ装置において、 上記エアバッグユニットは、該エアバッグユニットを前
    後方向に移動調整する第1調整部材と該エアバッグユニ
    ットを上下方向に移動調整する第2調整部材とを備えた
    調整手段によって位置調整可能とされており、上記エア
    バッグユニットは、前席シートのヘッドレスト又はシー
    トバックの位置に応じて上記第1調整部材及び/又は第
    2調整部材により位置調整されて一定位置に保持される
    ことを特徴とする自動車のエアバッグ装置。
  14. 【請求項14】 調整手段は、前席シートのシートバッ
    クを回動させるシートバック回動手段であるところの請
    求項13記載の自動車のエアバッグ装置。
  15. 【請求項15】 調整手段は、前席シートのヘッドレス
    回動させるヘッドレスト回動手段であるところの請
    求項13記載の自動車のエアバッグ装置。
  16. 【請求項16】 調整手段は、前席シートを車体前後方
    向にスライドさせるシートスライド手段であるところの
    請求項13記載の自動車のエアバッグ装置。
  17. 【請求項17】 調整手段は、前席シートのシートバッ
    クを車体上下方向に上下動させるシートバック昇降手段
    であるところの請求項13記載の自動車のエアバッグ装
    置。
  18. 【請求項18】 調整手段は、前席シートのヘッドレス
    トを上下動させるヘッドレスト昇降手段であるところの
    請求項13記載の自動車のエアバッグ装置。
  19. 【請求項19】 前席シートのヘッドレスト又はシート
    バック背面にエアバッグユニットが配設され、該前席シ
    ートがシートスライド手段によって車体前後方向に位置
    調整可能に配設された自動車のエアバッグ装置におい
    て、 上記前席シートの調整位置を検出するシート調整位置検
    出手段と、 上記エアバッグユニットを上下方向において移動又は回
    動させるユニット調整手段と、 上記シート調整位置検出手段の出力を受け、前席シート
    の前方へのスライド時には上記前席シートの調整位置に
    応じて上記ユニット調整手段によってエアバッグユニッ
    トを下方向に移動又は下向きに回動させる一方、前席シ
    ートの後方へのスライド時には上記前席シートの調整位
    置に応じて上記ユニット調整手段によってエアバッグユ
    ニットを上方向に移動又は上向きに回動させるユニット
    調整制御手段とを備えることを特徴とする自動車のエア
    バッグ装置。
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