JP3135564B2 - 11β―置換16α,17α―メチレン―エストラ―4,9―ジエン―3―オン - Google Patents
11β―置換16α,17α―メチレン―エストラ―4,9―ジエン―3―オンInfo
- Publication number
- JP3135564B2 JP3135564B2 JP02510808A JP51080890A JP3135564B2 JP 3135564 B2 JP3135564 B2 JP 3135564B2 JP 02510808 A JP02510808 A JP 02510808A JP 51080890 A JP51080890 A JP 51080890A JP 3135564 B2 JP3135564 B2 JP 3135564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methylene
- estradi
- group
- dien
- methoxy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07J—STEROIDS
- C07J53/00—Steroids in which the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton has been modified by condensation with a carbocyclic rings or by formation of an additional ring by means of a direct link between two ring carbon atoms, including carboxyclic rings fused to the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton are included in this class
- C07J53/002—Carbocyclic rings fused
- C07J53/004—3 membered carbocyclic rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P13/00—Drugs for disorders of the urinary system
- A61P13/02—Drugs for disorders of the urinary system of urine or of the urinary tract, e.g. urine acidifiers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P15/00—Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P15/00—Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
- A61P15/04—Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for inducing labour or abortion; Uterotonics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/04—Centrally acting analgesics, e.g. opioids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P5/00—Drugs for disorders of the endocrine system
- A61P5/24—Drugs for disorders of the endocrine system of the sex hormones
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Endocrinology (AREA)
- Reproductive Health (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Gynecology & Obstetrics (AREA)
- Pregnancy & Childbirth (AREA)
- Neurology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式I [式中R1はメチル基またはエチル基を表わし、 R2は水素、それぞれ炭素原子数1〜6の炭素鎖を有する
アルキル基、アルコキシメチル基、アルカノイル基、ア
ルコキシカルボニル基、2−メトキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、2−アルカノイルオキシエチル基
(アルカノイル=C1〜C4)または炭素原子数1〜4のア
ルキル基を有するトリアルキルシリル基を表わし、 R3はビニル基、C1〜C6アルキル基またはパラ置換基とし
て−OCH3、−SCH3、−N(CH3)2、−NHCH3、−CN、−
CHO、CH3CO、CH3CHOHまたはCH2OHを有するパラ置換フェ
ニル基を表わし、 R6は水素原子または1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わし、ならびに Xは酸素原子、ヒドロキシ−またはメトキシイミノ基NO
HないしはNOCH3または2または3個の成環炭素原子を有
する環状チオケタールを表わす]で示される11β−置換
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ンに関する。
アルキル基、アルコキシメチル基、アルカノイル基、ア
ルコキシカルボニル基、2−メトキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、2−アルカノイルオキシエチル基
(アルカノイル=C1〜C4)または炭素原子数1〜4のア
ルキル基を有するトリアルキルシリル基を表わし、 R3はビニル基、C1〜C6アルキル基またはパラ置換基とし
て−OCH3、−SCH3、−N(CH3)2、−NHCH3、−CN、−
CHO、CH3CO、CH3CHOHまたはCH2OHを有するパラ置換フェ
ニル基を表わし、 R6は水素原子または1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わし、ならびに Xは酸素原子、ヒドロキシ−またはメトキシイミノ基NO
HないしはNOCH3または2または3個の成環炭素原子を有
する環状チオケタールを表わす]で示される11β−置換
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ンに関する。
殊に望ましくは、本発明による化合物は −17β−エトキシ−11β−(4−メトキシフェニル)−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−エト
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −17β−ブチルオキシ−11β−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−エトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ブチルオキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヘキシルオ
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシエ
チルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン、 −11β−(4−ホルミルフェニル)−17β−メトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −17β−エトキシ−11β−(4−ホルミルフェニル)−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −17β−(ジメチル−t−ブチル−シロキシ)−11β−
(4−メトキシフェニル)−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジ
メチル−t−ブチル−シロキシ)−16α,17α−メチレ
ン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−(ジメチル
−t−ブチル−シロキシ)−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン、 −17β−ヒドロキシ−11β−(4−メトキシフェニル)
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒド
ロキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 −17β−アセトキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン、 −17β−アセトキシ−11β−(4−アセチルフェニル)
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシメチル−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシメ
チル−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシ−16β−メチル−16α,17α−メチレン−エストラ
−4,9−ジエン−3−オンならびに −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ンである。
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−エト
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −17β−ブチルオキシ−11β−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−エトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ブチルオキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヘキシルオ
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシエ
チルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン、 −11β−(4−ホルミルフェニル)−17β−メトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −17β−エトキシ−11β−(4−ホルミルフェニル)−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 −17β−(ジメチル−t−ブチル−シロキシ)−11β−
(4−メトキシフェニル)−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジ
メチル−t−ブチル−シロキシ)−16α,17α−メチレ
ン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−(ジメチル
−t−ブチル−シロキシ)−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン、 −17β−ヒドロキシ−11β−(4−メトキシフェニル)
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒド
ロキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 −17β−アセトキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン、 −17β−アセトキシ−11β−(4−アセチルフェニル)
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシメチル−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン、 −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシメ
チル−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 −11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシ−16β−メチル−16α,17α−メチレン−エストラ
−4,9−ジエン−3−オンならびに −11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ンである。
一般式Iで示される化合物は、ゲスターゲン活性を発
揮することなく、ゲスターゲンレセプターに対して強い
親和力を有する。上記化合物は、プロゲステロンの競合
的拮抗薬(アンチゲスターゲン)であり;妊娠の維持に
必要なプロゲステロンをレセプターから排除するので、
流産惹起のためおよび分娩の誘発のために適当である。
揮することなく、ゲスターゲンレセプターに対して強い
親和力を有する。上記化合物は、プロゲステロンの競合
的拮抗薬(アンチゲスターゲン)であり;妊娠の維持に
必要なプロゲステロンをレセプターから排除するので、
流産惹起のためおよび分娩の誘発のために適当である。
上記適用のほか、本発明による化合物は子宮内膜症、
月経困難症および内分泌ホルモン依存性腫瘍、たとえば
乳癌および髄膜腫の治療のために使用することができ
る。
月経困難症および内分泌ホルモン依存性腫瘍、たとえば
乳癌および髄膜腫の治療のために使用することができ
る。
アンチゲスターゲン作用の特徴を示すためには、該物
質の動物実験で確かめた流産作用が使用される。この目
的のために、体重180g〜200gの雌の妊娠ラッテ(スペル
ミン検出陽性=1妊娠日)に、5〜8妊娠日目に試験化
合物を落花生油に懸濁させて表下注射した。20妊娠日目
の解剖後に子宮を調べた。その際、妊娠した雌の数およ
び妊娠動物あたりの平均胎児数を確認した。抑制効果は
次のように計算した: X=妊娠した雌の数 n=雌の総数 v=実験グループ k=対照グループ 一般式Iで示される本発明による化合物は、医薬製剤
の形で使用することができる。製剤の製造は、自体公知
の方法により生薬を、経腸、経皮または非経口的適用に
適当な有機または無機の不活性担体物質と混合すること
によって行なわれる。
質の動物実験で確かめた流産作用が使用される。この目
的のために、体重180g〜200gの雌の妊娠ラッテ(スペル
ミン検出陽性=1妊娠日)に、5〜8妊娠日目に試験化
合物を落花生油に懸濁させて表下注射した。20妊娠日目
の解剖後に子宮を調べた。その際、妊娠した雌の数およ
び妊娠動物あたりの平均胎児数を確認した。抑制効果は
次のように計算した: X=妊娠した雌の数 n=雌の総数 v=実験グループ k=対照グループ 一般式Iで示される本発明による化合物は、医薬製剤
の形で使用することができる。製剤の製造は、自体公知
の方法により生薬を、経腸、経皮または非経口的適用に
適当な有機または無機の不活性担体物質と混合すること
によって行なわれる。
記載した適応症に対し本発明による化合物の用量は1
日あたり1〜1000mgである。
日あたり1〜1000mgである。
一般式Iで示される化合物は本発明により、一般式XI [式中R1は水素原子またはメチル基を表わし、 R4およびR5はそれぞれメチル基またはエチル基を表わす
かまたは一緒になってエチレン−または2,2−ジアルキ
ルプロピレン基、殊に2,2−ジメチルプロピレン基を表
わし、ならびに R2′およびR3′は式IにおけるR2およびR3と同じものを
表わし、その際場合により存在するケト基は保護されて
いる]で示される化合物を、水と混じる溶媒中での酸処
理によって一般式Iで示される11β−置換16α,17α−
メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オンに変え、
ならびにこれを場合により引き続きオキシム化、チオケ
タール化またはアシル化によって一般式Iで示される他
の化合物に誘導体化することによって製造される。
かまたは一緒になってエチレン−または2,2−ジアルキ
ルプロピレン基、殊に2,2−ジメチルプロピレン基を表
わし、ならびに R2′およびR3′は式IにおけるR2およびR3と同じものを
表わし、その際場合により存在するケト基は保護されて
いる]で示される化合物を、水と混じる溶媒中での酸処
理によって一般式Iで示される11β−置換16α,17α−
メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オンに変え、
ならびにこれを場合により引き続きオキシム化、チオケ
タール化またはアシル化によって一般式Iで示される他
の化合物に誘導体化することによって製造される。
酸処理のための酸としては、たとえば含水酢酸、p−
トルオールスルホン酸、または塩酸、硫酸、リン酸また
は過塩素酸のような鉱酸が使用され、溶媒としては含水
メタノール、エタノールまたはアセトンが使用される。
場合により、酸処理の間、60〜70℃に加熱される。
トルオールスルホン酸、または塩酸、硫酸、リン酸また
は過塩素酸のような鉱酸が使用され、溶媒としては含水
メタノール、エタノールまたはアセトンが使用される。
場合により、酸処理の間、60〜70℃に加熱される。
もう1つの誘導体化は、3位のオキシム化またはチオ
ケタール化により、17β−ヒドロキシ基の存在する場合
には、場合により、該ヒドロキシ基のアシル化によって
行なわれ、その際一般式Iで示される本発明による他の
化合物が生成する。
ケタール化により、17β−ヒドロキシ基の存在する場合
には、場合により、該ヒドロキシ基のアシル化によって
行なわれ、その際一般式Iで示される本発明による他の
化合物が生成する。
場合により、それに必要な17β−ヒドロキシ化合物
は、相応するシリルアルキルエーテルをメタノール中で
ピリジニウムトシレートでけん化することによって製造
される。
は、相応するシリルアルキルエーテルをメタノール中で
ピリジニウムトシレートでけん化することによって製造
される。
チオケタール化は、三フッ化ホウ素のようなルイス酸
の存在でエタンジチオールまたはプロパンジチオールを
用いて行なわれる。
の存在でエタンジチオールまたはプロパンジチオールを
用いて行なわれる。
オキシム化は、アルコール溶液中でNa2CO3、K2CO3、
稀NaOHまたはKOHのような塩基の存在でヒドロキシルア
ミン塩酸塩またはメトキシアミン塩酸塩を用いて行なわ
れる。
稀NaOHまたはKOHのような塩基の存在でヒドロキシルア
ミン塩酸塩またはメトキシアミン塩酸塩を用いて行なわ
れる。
17β−OH基のアシル化は、触媒量のピリジン塩基、た
とえばピリジン自体または4−(ジメチルアミノ)−ピ
リジンの存在で相応する酸無水物または酸塩化物を用い
て行なわれる。
とえばピリジン自体または4−(ジメチルアミノ)−ピ
リジンの存在で相応する酸無水物または酸塩化物を用い
て行なわれる。
本発明により使用される一般式XIで示される出発物質
の製造は下記式によって行なわれる: 所望の17−置換基により a) 一般式IIで示される3−メトキシ−ゴナ−1,3,5
(10)−トリエン−17−オンを、触媒量の酸の存在でア
ルコールを用いて一般式IIIで示される17−ケタールに
変え、 b) このケタールを120℃〜180℃で熱分解により一般
式IVで示される17−アルキルエノールエーテルに変換す
るか、または b′) 一般式IIで示される3−メトキシ−ゴナ−1,3,
5(10)−トリエン−17−オンを塩基の存在でトリアキ
ルシリルハロゲニドまたは−トリフルオロメタンスルホ
ネートで直接に一般式IV(式中R2はトリアルキルシリル
を表わす)で示されるシリルエノールエーテルに変え、 c) 17−エノールエーテルをシモンズ・スミス反応に
より一般式Vで示される16α,17α−メチレン化合物に
変換し、 d) 16α,17α−メチレン化合物をバーチ還元により
一般式VIで示される3−エノールエーテルに還元し、 e) 3−エノールエーテルVIから含水有機溶媒中で触
媒量の酸を用いて一般式VIIで示される3−ケト−5(1
0)化合物を製造し、 f) 3−ケト−5(10)化合物VIIを臭素化/脱臭素
化水素によって一般式VIIIで示される16α,17α−メチ
レン−エストラ−4,9−ジエン−3−オンに変換し、 g) 16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オンVIIIを、触媒量の酸の存在でアルコールと接触
させることによって一般式IX(式中R4=R5=CH3、C
2H5)で示されるケタールまたは2または3C成環原子を
有する環状ケタールに変え、 h) このケタールIXからエポキシ化によって一般式X
で示される5α,10α−エポキシドを製造しかつ i) 5α,10α−エポキシドCuI塩の存在でハロゲン化
アリールマグネシウムを用い反応温度−30℃〜+30℃で
一般式XIで示される11β−アリール−16α,17α−メチ
レン化合物にアリール化する。
の製造は下記式によって行なわれる: 所望の17−置換基により a) 一般式IIで示される3−メトキシ−ゴナ−1,3,5
(10)−トリエン−17−オンを、触媒量の酸の存在でア
ルコールを用いて一般式IIIで示される17−ケタールに
変え、 b) このケタールを120℃〜180℃で熱分解により一般
式IVで示される17−アルキルエノールエーテルに変換す
るか、または b′) 一般式IIで示される3−メトキシ−ゴナ−1,3,
5(10)−トリエン−17−オンを塩基の存在でトリアキ
ルシリルハロゲニドまたは−トリフルオロメタンスルホ
ネートで直接に一般式IV(式中R2はトリアルキルシリル
を表わす)で示されるシリルエノールエーテルに変え、 c) 17−エノールエーテルをシモンズ・スミス反応に
より一般式Vで示される16α,17α−メチレン化合物に
変換し、 d) 16α,17α−メチレン化合物をバーチ還元により
一般式VIで示される3−エノールエーテルに還元し、 e) 3−エノールエーテルVIから含水有機溶媒中で触
媒量の酸を用いて一般式VIIで示される3−ケト−5(1
0)化合物を製造し、 f) 3−ケト−5(10)化合物VIIを臭素化/脱臭素
化水素によって一般式VIIIで示される16α,17α−メチ
レン−エストラ−4,9−ジエン−3−オンに変換し、 g) 16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オンVIIIを、触媒量の酸の存在でアルコールと接触
させることによって一般式IX(式中R4=R5=CH3、C
2H5)で示されるケタールまたは2または3C成環原子を
有する環状ケタールに変え、 h) このケタールIXからエポキシ化によって一般式X
で示される5α,10α−エポキシドを製造しかつ i) 5α,10α−エポキシドCuI塩の存在でハロゲン化
アリールマグネシウムを用い反応温度−30℃〜+30℃で
一般式XIで示される11β−アリール−16α,17α−メチ
レン化合物にアリール化する。
望ましくは工程a)においてアコールとしてメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテルおよび酢酸モノグリコールエステルが使用され、
酸として硫酸およびP−トルオールスルホン酸が使用さ
れ、反応はギ酸トリメチルエステルおよびギ酸トリエチ
ルエステルのような脱水剤の存在ならびに塩化メチレ
ン、クロロホルム、ベンゾール、トルオール、キシロー
ルまたはメシチレンのような溶媒の添加下に実施され
る。工程b)においては熱分解は場合によりp−トルオ
ールスルホン酸、硫酸のような酸またはKHSO4の添加下
ならびにトルオールまたはメシチレンのような高沸点共
留剤の添加下に実施され、その際溶媒は場合により減圧
下に連続的に除去される。
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテルおよび酢酸モノグリコールエステルが使用され、
酸として硫酸およびP−トルオールスルホン酸が使用さ
れ、反応はギ酸トリメチルエステルおよびギ酸トリエチ
ルエステルのような脱水剤の存在ならびに塩化メチレ
ン、クロロホルム、ベンゾール、トルオール、キシロー
ルまたはメシチレンのような溶媒の添加下に実施され
る。工程b)においては熱分解は場合によりp−トルオ
ールスルホン酸、硫酸のような酸またはKHSO4の添加下
ならびにトルオールまたはメシチレンのような高沸点共
留剤の添加下に実施され、その際溶媒は場合により減圧
下に連続的に除去される。
最初の両反応工程に対し方法b′)を選択する場合、
つまり一般式IVの化合物中にトリアルキルシリル基が存
在するようにする場合には、とくにトリアルキルシリル
ハロゲニドとしてトリメチルシリル−またはジメチル−
t−ブチルシリルがクロリド、ブロミドまたはヨージド
の形で使用され、その際反応に好都合なトリアルキルシ
リルヨージドはトリアルキルシリルクロリドとNaIから
その場で製造され、トリアルキルシリルトリフルオロメ
タンスルホネートとしてトリメチル−およびジメチル−
t−ブチルシリルトリフルオロメタンスルホネートが使
用され、塩基としてリチウムジイソプロピルアミドまた
はトリエチルアミン、ピリジンおよびイミダゾールのよ
うなアミンが使用され、その際場合によりジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリルまたはN−メチルピロ
リドンのような適当な溶媒中で作業される。
つまり一般式IVの化合物中にトリアルキルシリル基が存
在するようにする場合には、とくにトリアルキルシリル
ハロゲニドとしてトリメチルシリル−またはジメチル−
t−ブチルシリルがクロリド、ブロミドまたはヨージド
の形で使用され、その際反応に好都合なトリアルキルシ
リルヨージドはトリアルキルシリルクロリドとNaIから
その場で製造され、トリアルキルシリルトリフルオロメ
タンスルホネートとしてトリメチル−およびジメチル−
t−ブチルシリルトリフルオロメタンスルホネートが使
用され、塩基としてリチウムジイソプロピルアミドまた
はトリエチルアミン、ピリジンおよびイミダゾールのよ
うなアミンが使用され、その際場合によりジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリルまたはN−メチルピロ
リドンのような適当な溶媒中で作業される。
工程c)において、シモンズ・スミス反応を、Znまた
はZn/Cu−、Zn/Ag−またはZn/Co対のようなZn遷移金属
対の存在で、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ルまたはジメトキシエタンのようなエーテル、および場
合によりベンゾール、トルオールまたは塩化メチレンの
ような溶媒の添加下に実施される。
はZn/Cu−、Zn/Ag−またはZn/Co対のようなZn遷移金属
対の存在で、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ルまたはジメトキシエタンのようなエーテル、および場
合によりベンゾール、トルオールまたは塩化メチレンの
ような溶媒の添加下に実施される。
工程d)において、バーチ還元のために、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノールまたはt−ブ
タノールのようなアルコールの添加下に液体アンモニア
中のアルカリ金属またはアルカリ土類金属、たとえばリ
チウム、ナトリウム、カリウムまたはカルシウムおよび
場合によりジオキサンまたはテトラヒドロフランのよう
な溶媒が使用される。
ル、n−プロパノール、イソプロパノールまたはt−ブ
タノールのようなアルコールの添加下に液体アンモニア
中のアルカリ金属またはアルカリ土類金属、たとえばリ
チウム、ナトリウム、カリウムまたはカルシウムおよび
場合によりジオキサンまたはテトラヒドロフランのよう
な溶媒が使用される。
工程e)において、エノールエーテル脱離のために酸
として酢酸、シュウ酸、ピリジニウムトシレート、p−
トルオールスルホン酸および希硫酸が使用され、含水有
機溶媒として含水アセトン、含水メタノール、または
水、塩化メチレンとt−ブタノールからなる混合溶媒が
使用される。
として酢酸、シュウ酸、ピリジニウムトシレート、p−
トルオールスルホン酸および希硫酸が使用され、含水有
機溶媒として含水アセトン、含水メタノール、または
水、塩化メチレンとt−ブタノールからなる混合溶媒が
使用される。
工程f)において、臭素化/脱臭化水素はピリジンヒ
ドロブロミドペルブロミドまたはピリジン中の臭素が使
用される。
ドロブロミドペルブロミドまたはピリジン中の臭素が使
用される。
工程g)において、3−ケト基のケタール化は、ギ酸
トリメチル−またはギ酸トリエチルエステルのような脱
水剤の存在またはクロロホルム、ベンゾールまたはトル
オールのような水共留剤の存在で実施され、アルコール
としてメタノール、エタノール、エチレングリコールま
たは2,3−ジメチルプロパンジオール、ならびに酸とし
てp−トルエンスルホン酸、シュウ酸またはピリジニウ
ムトシレートが使用される。17−アルコール官能基は、
ケタール化前にエステルまたはジメチル−t−ブチル−
シリルエーテルの形で保護しなければならない。
トリメチル−またはギ酸トリエチルエステルのような脱
水剤の存在またはクロロホルム、ベンゾールまたはトル
オールのような水共留剤の存在で実施され、アルコール
としてメタノール、エタノール、エチレングリコールま
たは2,3−ジメチルプロパンジオール、ならびに酸とし
てp−トルエンスルホン酸、シュウ酸またはピリジニウ
ムトシレートが使用される。17−アルコール官能基は、
ケタール化前にエステルまたはジメチル−t−ブチル−
シリルエーテルの形で保護しなければならない。
工程h)において、エポキシ化は、塩化メチレンまた
はクロロホルム中で、緩衝剤、ならびにNa2HPO4、NaH2P
O4、Na2CO3、NaHCO3、K2CO3ないしはKHCO3の存在で実施
される。
はクロロホルム中で、緩衝剤、ならびにNa2HPO4、NaH2P
O4、Na2CO3、NaHCO3、K2CO3ないしはKHCO3の存在で実施
される。
工程i)においては、グリニャール化は、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサンのような
エーテル中、場合によりベンゾールまたはトルオールの
ような溶解助剤の添加下に実施され、さらにハロゲン化
アリールマグネシウムとしてマグネシウムに対しp位に
OCH3−、SCH3−、N(CH3)2、NHCH3−、CN−、CH3CHO
H−、CH(OR3)(OR4)−またはCH3C−(OR3)(OR4)
基を含有するアリールマグネシウムハロゲニド(ハロゲ
ニド=ブロミドまたはクロリドである)が使用され、Cu
I塩としてCuCN、CuIおよびCuClが使用される。
ーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサンのような
エーテル中、場合によりベンゾールまたはトルオールの
ような溶解助剤の添加下に実施され、さらにハロゲン化
アリールマグネシウムとしてマグネシウムに対しp位に
OCH3−、SCH3−、N(CH3)2、NHCH3−、CN−、CH3CHO
H−、CH(OR3)(OR4)−またはCH3C−(OR3)(OR4)
基を含有するアリールマグネシウムハロゲニド(ハロゲ
ニド=ブロミドまたはクロリドである)が使用され、Cu
I塩としてCuCN、CuIおよびCuClが使用される。
下記実施例は本発明の詳説に使用される。
例 1 a) 3,17,17−トリメトキシ−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン 100mlの三つ口フラスコ中で、3−メトキシ−エスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン5g(17.5mmo
l)、無水メタノール15ml、p−トルオールスルホン酸
0.35gおよびギ酸トリメチルエステル6mlを、水遮断下に
50℃で約2.5時間撹拌する。反応が行なわれた後、反応
混合物を直接に次の工程に使用するかまたは冷後沈殿を
完全にするためにトリエチルアミンおよびヘキサンを加
える。ヘプタンからの再結晶を繰返した後、5.45g(理
論量の94%)が得られる。融点:104℃〜116℃。
−トリエン 100mlの三つ口フラスコ中で、3−メトキシ−エスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−17−オン5g(17.5mmo
l)、無水メタノール15ml、p−トルオールスルホン酸
0.35gおよびギ酸トリメチルエステル6mlを、水遮断下に
50℃で約2.5時間撹拌する。反応が行なわれた後、反応
混合物を直接に次の工程に使用するかまたは冷後沈殿を
完全にするためにトリエチルアミンおよびヘキサンを加
える。ヘプタンからの再結晶を繰返した後、5.45g(理
論量の94%)が得られる。融点:104℃〜116℃。
b) 3,17−ジメトキシ−エストラ−1,3,5(10),16−
テトラエン 3,17,17−トリメトキシ−エストラ−1,3,5(10)−ト
リエンを含有する反応溶液を、不活性ガス下に30〜40分
間140℃〜160℃に加熱する。その際溶媒は徐々に蒸留す
る。最後に、なお2時間真空中この温度で加熱し、得ら
れるエノールエーテルを粗生成物の形で精製せずに次の
工程に使用する。融点:90.5℃〜93℃。IR[cm-1]:161
0,1565,1490(芳香族炭化水素)、1610(エノール、重
なり)。
テトラエン 3,17,17−トリメトキシ−エストラ−1,3,5(10)−ト
リエンを含有する反応溶液を、不活性ガス下に30〜40分
間140℃〜160℃に加熱する。その際溶媒は徐々に蒸留す
る。最後に、なお2時間真空中この温度で加熱し、得ら
れるエノールエーテルを粗生成物の形で精製せずに次の
工程に使用する。融点:90.5℃〜93℃。IR[cm-1]:161
0,1565,1490(芳香族炭化水素)、1610(エノール、重
なり)。
c) 3,17−ジメトキシ−16α,17α−メチレン−エス
トラ−1,3,5(10)−トリエン3,17−ジメトキシ−エス
トラ−1,3,5(10),16−テトラエン10gをトルオール50m
lおよびジメトキシエタン40mlに溶かし、Zn/Cu触媒20g
の添加後まず僅かに加温しながら引き続きヨウ化メチレ
ン15mlを不活性ガス雰囲気中で強力な撹拌下に加える。
その際ヨウ化メチレン添加は、反応温度が50℃を越えな
いようにして行なわれる。発熱反応が停止した後、50℃
で4時間撹拌し、引き続き触媒を濾別する。濾液に塩化
アンモニウム水溶液を加え、ステロイドをトルオールで
抽出する。トルオール抽出物を濃縮した後、残留物を塩
基性酸化アルミニウムでのベンゾール/n−ヘキサン混合
物(1:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーによ
り分離する。
トラ−1,3,5(10)−トリエン3,17−ジメトキシ−エス
トラ−1,3,5(10),16−テトラエン10gをトルオール50m
lおよびジメトキシエタン40mlに溶かし、Zn/Cu触媒20g
の添加後まず僅かに加温しながら引き続きヨウ化メチレ
ン15mlを不活性ガス雰囲気中で強力な撹拌下に加える。
その際ヨウ化メチレン添加は、反応温度が50℃を越えな
いようにして行なわれる。発熱反応が停止した後、50℃
で4時間撹拌し、引き続き触媒を濾別する。濾液に塩化
アンモニウム水溶液を加え、ステロイドをトルオールで
抽出する。トルオール抽出物を濃縮した後、残留物を塩
基性酸化アルミニウムでのベンゾール/n−ヘキサン混合
物(1:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーによ
り分離する。
濃縮した後に得られる粗生成物をヘキサンから晶出さ
せる。16α,17α−メチレン化合物6.5gが得られる。融
点:128℃〜130℃、[α]D=93.5゜。
せる。16α,17α−メチレン化合物6.5gが得られる。融
点:128℃〜130℃、[α]D=93.5゜。
d) 3,17−ジメトキシ−16α,17α−メチレン−エス
トラ−2,5(10)−ジエン テトラヒドロラン175mlと液体アンモニア500mlの溶液
に、保護ガス下−50℃で、小立方体に細断したナトリウ
ム10gを慎重に加える。ナトリウムが溶解した後に、t
−ブタノール70mlを添加し、引き続き3,17−ジメトキシ
−16α,17α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン10gを含有するテトラヒドロフラン溶液75mlを徐々
に滴加する。次いで、約−33℃で4時間撹拌し、その後
メタノール約10mlを加える。その際場合によりなお青色
溶液を脱色する。アンモニアを蒸発させ、水でステロイ
ドを沈殿させる。焼結多孔板を用いて濾過および乾燥し
た後、16α,17α−メチレンエノールエーテル10gが得ら
れ、これはメタノールから晶出させることができる。融
点:136℃〜139℃、IR[cm-1]:1670および1695(エノー
ルエーテル)。
トラ−2,5(10)−ジエン テトラヒドロラン175mlと液体アンモニア500mlの溶液
に、保護ガス下−50℃で、小立方体に細断したナトリウ
ム10gを慎重に加える。ナトリウムが溶解した後に、t
−ブタノール70mlを添加し、引き続き3,17−ジメトキシ
−16α,17α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン10gを含有するテトラヒドロフラン溶液75mlを徐々
に滴加する。次いで、約−33℃で4時間撹拌し、その後
メタノール約10mlを加える。その際場合によりなお青色
溶液を脱色する。アンモニアを蒸発させ、水でステロイ
ドを沈殿させる。焼結多孔板を用いて濾過および乾燥し
た後、16α,17α−メチレンエノールエーテル10gが得ら
れ、これはメタノールから晶出させることができる。融
点:136℃〜139℃、IR[cm-1]:1670および1695(エノー
ルエーテル)。
e) 17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−エスト
ラ−5(10)−エン−3−オン 3,17−ジメトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ
−2,5(10)−ジエン10gを80%の含水アセトン165mlに
懸濁させ、強力な撹拌下に25%の硫酸0.2mlを加える。
引き続き、撹拌しながら水浴(60℃)上で、すべてのス
テロイドが溶解するまで(約30分)加熱する。その後、
室温に冷却し、なお1時間後撹拌する。反応が行なわれ
た後、ステロイドを水の添加によって沈殿させ、分離
し、乾燥する。結晶性16α,17α−メチレン化合物9.5g
が得られ、これを再結晶せずに次の工程に使用した。IR
[cm-1]:1705(3−ケトン)。
ラ−5(10)−エン−3−オン 3,17−ジメトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ
−2,5(10)−ジエン10gを80%の含水アセトン165mlに
懸濁させ、強力な撹拌下に25%の硫酸0.2mlを加える。
引き続き、撹拌しながら水浴(60℃)上で、すべてのス
テロイドが溶解するまで(約30分)加熱する。その後、
室温に冷却し、なお1時間後撹拌する。反応が行なわれ
た後、ステロイドを水の添加によって沈殿させ、分離
し、乾燥する。結晶性16α,17α−メチレン化合物9.5g
が得られ、これを再結晶せずに次の工程に使用した。IR
[cm-1]:1705(3−ケトン)。
f) 17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−エスト
ラ−4.9−ジエン−3−オン 17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−
5(10)−エン−3−オン(粗生成物)9.5gをピリジン
130mlに溶かし、引き続き冷却下(−5℃)にピリジン
ヒドロブロミドペルブロミド11.5gを5分間に加える。
次いで、冷却を行ない、徐々に室温に昇温した反応溶液
を約30分撹拌し、引き続きメチルブテン3mlを加え、そ
の際過剰の臭素化剤が消費される。次に、室温で4時間
撹拌し、その後氷水中へ撹拌混入する。その際ステロイ
ドは油状結晶性の形で沈殿する。完全な晶出のために、
冷蔵庫中で16時間保存し、ステロイドを焼結多孔板を通
して濾過する。結晶性粗生成物8gが得られる。濾液か
ら、塩化メチレンで抽出し、中性酸化アルミニウムでの
ベンゾール/酢酸エステル(20:1〜9:1)を用いるクロ
マトグラフィーにより分離した後、なおジエンオン約1g
を得ることができ、このものはアセトン/n−ヘキサンか
ら晶出させることができる(総収量9g)。融点:117〜12
1℃、[α]D=−203゜。
ラ−4.9−ジエン−3−オン 17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−
5(10)−エン−3−オン(粗生成物)9.5gをピリジン
130mlに溶かし、引き続き冷却下(−5℃)にピリジン
ヒドロブロミドペルブロミド11.5gを5分間に加える。
次いで、冷却を行ない、徐々に室温に昇温した反応溶液
を約30分撹拌し、引き続きメチルブテン3mlを加え、そ
の際過剰の臭素化剤が消費される。次に、室温で4時間
撹拌し、その後氷水中へ撹拌混入する。その際ステロイ
ドは油状結晶性の形で沈殿する。完全な晶出のために、
冷蔵庫中で16時間保存し、ステロイドを焼結多孔板を通
して濾過する。結晶性粗生成物8gが得られる。濾液か
ら、塩化メチレンで抽出し、中性酸化アルミニウムでの
ベンゾール/酢酸エステル(20:1〜9:1)を用いるクロ
マトグラフィーにより分離した後、なおジエンオン約1g
を得ることができ、このものはアセトン/n−ヘキサンか
ら晶出させることができる(総収量9g)。融点:117〜12
1℃、[α]D=−203゜。
g) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,
17α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン 17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−
4,9−ジエン−3−オン8g(結晶性粗生成物)をベンゾ
ール100mlに溶かし、グリコール6.8mlおよびp−トルオ
ールスルホン酸0.2gを加え、強力な撹拌下に2時間水分
離器をつけて煮沸する。引き続き、冷却した溶液を重炭
酸ナトリウムの飽和溶液中へ撹拌混入し、ステロイドを
ベンゼンで抽出する。濃縮した後得られる残留物をエー
テル/n−ヘキサンから晶出させる。その際ケタール7gが
得られる。融点:79℃〜84℃、[α]D=220.6゜。
17α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン 17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−
4,9−ジエン−3−オン8g(結晶性粗生成物)をベンゾ
ール100mlに溶かし、グリコール6.8mlおよびp−トルオ
ールスルホン酸0.2gを加え、強力な撹拌下に2時間水分
離器をつけて煮沸する。引き続き、冷却した溶液を重炭
酸ナトリウムの飽和溶液中へ撹拌混入し、ステロイドを
ベンゼンで抽出する。濃縮した後得られる残留物をエー
テル/n−ヘキサンから晶出させる。その際ケタール7gが
得られる。融点:79℃〜84℃、[α]D=220.6゜。
h) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,
17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストラ−9
(11)−エン (粗生成物)3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),9(1
1)−ジエン9g、無水Na2PHO42gおよびNa2CO3 1gを塩化
メチレン45mlに懸濁させた。室温で撹拌しながら30%の
H2O27.25mlを加え、最後に抱水クロラール1.25mlを加え
る。次に、室温で20時間撹拌し、それに引き続いて炭酸
ナトリウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで
抽出する。有機相を炭酸ナトリウム溶液でなお2回洗浄
し、最後に水で洗浄し、引き続き乾燥し、濃縮する。油
状残留物を塩基性Al2O3でのベンゾール/酢酸エステル
(20:1〜9:1)を用いるクロマトグラフィーにより分離
する。5α,10α−エポキシド6.6gが油状物の形で得ら
れる。
17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストラ−9
(11)−エン (粗生成物)3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),9(1
1)−ジエン9g、無水Na2PHO42gおよびNa2CO3 1gを塩化
メチレン45mlに懸濁させた。室温で撹拌しながら30%の
H2O27.25mlを加え、最後に抱水クロラール1.25mlを加え
る。次に、室温で20時間撹拌し、それに引き続いて炭酸
ナトリウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで
抽出する。有機相を炭酸ナトリウム溶液でなお2回洗浄
し、最後に水で洗浄し、引き続き乾燥し、濃縮する。油
状残留物を塩基性Al2O3でのベンゾール/酢酸エステル
(20:1〜9:1)を用いるクロマトグラフィーにより分離
する。5α,10α−エポキシド6.6gが油状物の形で得ら
れる。
i) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−3,3−
エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メチ
レン−エストル−9−エン−5α−オール マグネシウム0.96g、テトラヒドロフラン5ml、ジブロ
ムメタン0.05mlおよびp−ブロム−ジメチルアミノベン
ゼン8.4gから調製した、テトラヒドロフラン55ml中のグ
リニャール溶液30mlを約−15℃に冷却し、CuCl0.25を加
える。15分後冷時に、テトラヒドロフラン10mlに溶解し
た3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α
−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9(1
1)−エン約2.34gを滴加する。その後、徐々に室温に昇
温させる。1時間後に、すべての出発物質が反応した。
塩化アンモニウム水溶液を加え、ステロイドをエーテル
で抽出する。有機相を水で洗浄し、引き続き乾燥し、濃
縮する。塩基性酸化アルミニウムでのクロマトグラフィ
ー(溶離はベンゾール/酢酸エステル(20:1〜9:1)を
用いて行なう)後に、11β−ジメチルアミノフェニル化
合物2.29gが得られ、このものはメタノールから晶出さ
せることができる。融点:151℃〜156℃、[α]D=43.
6゜。
エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メチ
レン−エストル−9−エン−5α−オール マグネシウム0.96g、テトラヒドロフラン5ml、ジブロ
ムメタン0.05mlおよびp−ブロム−ジメチルアミノベン
ゼン8.4gから調製した、テトラヒドロフラン55ml中のグ
リニャール溶液30mlを約−15℃に冷却し、CuCl0.25を加
える。15分後冷時に、テトラヒドロフラン10mlに溶解し
た3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α
−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9(1
1)−エン約2.34gを滴加する。その後、徐々に室温に昇
温させる。1時間後に、すべての出発物質が反応した。
塩化アンモニウム水溶液を加え、ステロイドをエーテル
で抽出する。有機相を水で洗浄し、引き続き乾燥し、濃
縮する。塩基性酸化アルミニウムでのクロマトグラフィ
ー(溶離はベンゾール/酢酸エステル(20:1〜9:1)を
用いて行なう)後に、11β−ジメチルアミノフェニル化
合物2.29gが得られ、このものはメタノールから晶出さ
せることができる。融点:151℃〜156℃、[α]D=43.
6゜。
j) 11β−(ジメチルアミノフェニル)−17β−メト
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−3,3−エチ
レンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メチレン
−エストル−9−エン−5α−オール0.4gを70%の含水
酢酸7mlに溶かし、水浴温度60℃で1時間撹拌下に加熱
する。反応が行なわれた後、酸を中和するため若干のア
ンモニアを含有する冷水中へ撹拌混入する。沈殿した生
成物を分離し、中性酸化アルミニウムでの、ベンゾール
/酢酸エステル混合物(10:1)を用いるクロマトグラフ
ィーにより分離する。メタノール/水から晶出させた
後、ジメチルアミノフェニル化合物0.3gが得られる。融
点:87℃〜91℃、[α]D=292.5゜。
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−3,3−エチ
レンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メチレン
−エストル−9−エン−5α−オール0.4gを70%の含水
酢酸7mlに溶かし、水浴温度60℃で1時間撹拌下に加熱
する。反応が行なわれた後、酸を中和するため若干のア
ンモニアを含有する冷水中へ撹拌混入する。沈殿した生
成物を分離し、中性酸化アルミニウムでの、ベンゾール
/酢酸エステル混合物(10:1)を用いるクロマトグラフ
ィーにより分離する。メタノール/水から晶出させた
後、ジメチルアミノフェニル化合物0.3gが得られる。融
点:87℃〜91℃、[α]D=292.5゜。
例 2 反応生成物a〜hの製造は例1と類似に行なう。
a) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,
17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,
3′−ジオキソラン−2′−イル)フェニル]−エスト
ル−9−エン−5α−オール テトラヒドロフラン5ml中のマグネシウム削りくず0.7
2gの懸濁液に、ジブロムメタン0.05mlを加え、アルゴン
下に引き続いてp−ブロム−(2′−メチル−1′,3′
−ジオキソラン−2′−イル)−ベンゼン7.35gを含有
するテトラヒドロフラン溶液7.35gを、内温が45℃を上
廻らないように加える。開始相中で僅かに加熱し、グリ
ニャール反応が開始した後、温度をハロゲン化アリール
の添加によって制御する。添加を行なった後、なお2時
間45℃で撹拌する。こうして調製したグリニャール溶液
から37mlを取出し、冷却(−5℃〜−15℃)下にCuCl
0.15gを加える。この温度を維持して15分間撹拌し、次
いで冷時にテトラヒドロフラン10ml中の3,3−エチレン
ジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−5
α,10α−オキシド−エストル−9(11)−エンの溶液
(1h)を、温度が著しくは発熱しないように加える。反
応が行なわれた後、塩化アンモニウム水溶液を加え、ス
テロイドをエーテルで抽出する。濃縮した後、残留物を
塩基性酸化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル
(20:1〜9:1)を用いるクロマトグラフィーにより分離
する。11β−アリール化合物1.5gが得られ、これはエー
テル/n−ヘキサンから晶出させることができる。融点:1
37℃〜144℃、[α]D=31.2゜。
17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,
3′−ジオキソラン−2′−イル)フェニル]−エスト
ル−9−エン−5α−オール テトラヒドロフラン5ml中のマグネシウム削りくず0.7
2gの懸濁液に、ジブロムメタン0.05mlを加え、アルゴン
下に引き続いてp−ブロム−(2′−メチル−1′,3′
−ジオキソラン−2′−イル)−ベンゼン7.35gを含有
するテトラヒドロフラン溶液7.35gを、内温が45℃を上
廻らないように加える。開始相中で僅かに加熱し、グリ
ニャール反応が開始した後、温度をハロゲン化アリール
の添加によって制御する。添加を行なった後、なお2時
間45℃で撹拌する。こうして調製したグリニャール溶液
から37mlを取出し、冷却(−5℃〜−15℃)下にCuCl
0.15gを加える。この温度を維持して15分間撹拌し、次
いで冷時にテトラヒドロフラン10ml中の3,3−エチレン
ジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−5
α,10α−オキシド−エストル−9(11)−エンの溶液
(1h)を、温度が著しくは発熱しないように加える。反
応が行なわれた後、塩化アンモニウム水溶液を加え、ス
テロイドをエーテルで抽出する。濃縮した後、残留物を
塩基性酸化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル
(20:1〜9:1)を用いるクロマトグラフィーにより分離
する。11β−アリール化合物1.5gが得られ、これはエー
テル/n−ヘキサンから晶出させることができる。融点:1
37℃〜144℃、[α]D=31.2゜。
j) 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α
−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,3′−
ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−エストル−
9−エン−5α−オール0.45gを70%の酢酸10mlに溶か
し、水浴上で60℃で約1時間撹拌する。反応が行なわれ
た後、溶液を冷時に水を加える。その際ステロイド0.3g
が無定形結晶性の形で沈殿する。塩基性酸化アルミニウ
ムでのベンゾール/酢酸エステル(20:1)を用いるクロ
マトグラフィー後に4,9−ジエン0.2gが得られ、このも
のはメタノール/水から晶出させる。融点:84℃〜87
℃、[α]D=279.2゜。
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α
−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,3′−
ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−エストル−
9−エン−5α−オール0.45gを70%の酢酸10mlに溶か
し、水浴上で60℃で約1時間撹拌する。反応が行なわれ
た後、溶液を冷時に水を加える。その際ステロイド0.3g
が無定形結晶性の形で沈殿する。塩基性酸化アルミニウ
ムでのベンゾール/酢酸エステル(20:1)を用いるクロ
マトグラフィー後に4,9−ジエン0.2gが得られ、このも
のはメタノール/水から晶出させる。融点:84℃〜87
℃、[α]D=279.2゜。
例 3 反応生成物a〜hの製造を例1と類似に行なう。
i) 11β−[4−(ジエトキシメチル)−フェニル]
−3,3−エチレンジオキシ−17−メトキシ−16α,17α−
メチレン−エストル−9−エン−5α−オール マグネシウム削りくず0.72g、p−ブロム−ジエトキ
シメエチルベンゼン7ml(8.85g、30mmol)からテトラヒ
ドロフラン60mlおよびジブロムエタン0.05ml中45℃の最
高温度で調製したp−ジエトキシメチルフェニルマグネ
シウムブロミド溶液30ml(15mmol)を、ドライアイスを
用いて約−15℃に冷却し、CuCl 0.2gを加える。15分撹
拌した後冷時に、テトラヒドロフラン10mlに溶かした3,
3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メ
チレン−5α,10α−オキシド−エストル−9(11)−
エン1g(油状物;2.79mmol)を滴加する。引き続き、水
分遮断下に1時間撹拌する。その際溶液は室温に昇温す
る。次に、塩化アンモニウム水溶液を加え、ステロイド
をエーテルで抽出する。抽出物を濃縮した後、残留物を
塩基性酸化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル
(10:1)を用いるクロマトグラフィーにより分離する。
目的化合物0.65gが油状物の形で単離する。IR[cm-1]:
1600(芳香族炭化水素)、3500(OH、会合)。
−3,3−エチレンジオキシ−17−メトキシ−16α,17α−
メチレン−エストル−9−エン−5α−オール マグネシウム削りくず0.72g、p−ブロム−ジエトキ
シメエチルベンゼン7ml(8.85g、30mmol)からテトラヒ
ドロフラン60mlおよびジブロムエタン0.05ml中45℃の最
高温度で調製したp−ジエトキシメチルフェニルマグネ
シウムブロミド溶液30ml(15mmol)を、ドライアイスを
用いて約−15℃に冷却し、CuCl 0.2gを加える。15分撹
拌した後冷時に、テトラヒドロフラン10mlに溶かした3,
3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メ
チレン−5α,10α−オキシド−エストル−9(11)−
エン1g(油状物;2.79mmol)を滴加する。引き続き、水
分遮断下に1時間撹拌する。その際溶液は室温に昇温す
る。次に、塩化アンモニウム水溶液を加え、ステロイド
をエーテルで抽出する。抽出物を濃縮した後、残留物を
塩基性酸化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル
(10:1)を用いるクロマトグラフィーにより分離する。
目的化合物0.65gが油状物の形で単離する。IR[cm-1]:
1600(芳香族炭化水素)、3500(OH、会合)。
j) 11β−(4−ホルミルフェニル)−17β−メトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン 11β−[4−(ジエトキシメチル)−フェニル]−3,
3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メ
チレン−エストル−9−エン−5α−オール0.6gを70%
の含水酢酸10mlに溶かし、水浴上70℃で約2時間加熱す
る。次に、水および若干のアンモニアの添加によりステ
ロイドを沈殿させる。単離した粗生成物を中性の酸化ア
ルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)を用
いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離する。
目的化合物0.41gが得られ、これはエーテルまたはアセ
トニトリルから晶出させることができる。融点:196℃〜
199.5℃、[α]D:315.9゜。
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン 11β−[4−(ジエトキシメチル)−フェニル]−3,
3−エチレンジオキシ−17β−メトキシ−16α,17α−メ
チレン−エストル−9−エン−5α−オール0.6gを70%
の含水酢酸10mlに溶かし、水浴上70℃で約2時間加熱す
る。次に、水および若干のアンモニアの添加によりステ
ロイドを沈殿させる。単離した粗生成物を中性の酸化ア
ルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)を用
いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離する。
目的化合物0.41gが得られ、これはエーテルまたはアセ
トニトリルから晶出させることができる。融点:196℃〜
199.5℃、[α]D:315.9゜。
例 4 反応生成物a〜hの製造を例1と類似に行なう。
i) 3,3−エチレンジオキシ−11β−(4−ホルミル
フェニル)−17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−
エストル−9−エン−5α−オール 上記のグリニャール生成物(例3i)をシリカゲル(分
取板、展開剤ベンゾール/酢酸エステル5:1)により精
製する実験の際にジエチルアセテートが脱離して11β−
(4−ホルミルフェニル)−3−ケタールが生じ、これ
はアセトンまたはメタノールから晶出させることができ
る。融点:184℃〜187℃、[α]D=−198.6゜。
フェニル)−17β−メトキシ−16α,17α−メチレン−
エストル−9−エン−5α−オール 上記のグリニャール生成物(例3i)をシリカゲル(分
取板、展開剤ベンゾール/酢酸エステル5:1)により精
製する実験の際にジエチルアセテートが脱離して11β−
(4−ホルミルフェニル)−3−ケタールが生じ、これ
はアセトンまたはメタノールから晶出させることができ
る。融点:184℃〜187℃、[α]D=−198.6゜。
例 5 a) 17,17−ジエトキシ−3−メトキシ−エストラ−
1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン5gを無水エタノール、ベンゾール15mlおよびギ
酸トリエチルエステル6mlに溶かし、p−トルエンスル
ホン酸0.35gの添加後50℃で2.5時間撹拌する。反応の行
なわれた後、反応混合物を直接に次の工程に使用するか
または炭酸ナトリウム溶液中へ撹拌混入し、ステロイド
をベンゾールで抽出する。抽出物を蒸発乾固し、エタノ
ールから晶出させる。その際ジエチルケタール4.8gが得
られる。融点:93℃〜97℃。
1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン5gを無水エタノール、ベンゾール15mlおよびギ
酸トリエチルエステル6mlに溶かし、p−トルエンスル
ホン酸0.35gの添加後50℃で2.5時間撹拌する。反応の行
なわれた後、反応混合物を直接に次の工程に使用するか
または炭酸ナトリウム溶液中へ撹拌混入し、ステロイド
をベンゾールで抽出する。抽出物を蒸発乾固し、エタノ
ールから晶出させる。その際ジエチルケタール4.8gが得
られる。融点:93℃〜97℃。
b) 17β−エトキシ−3−メトキシ−エストラ−1,3,
5(10)−テトラエン 17,17−ジエトキシ−3−メトキシ−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン5gをメシチレン20mlに溶かし、KHSO
40.3gの添加後不活性ガス下に30分〜40分間140℃〜160
℃に加熱する。その際溶剤が徐々に蒸留する。次いで、
真空中でなお2時間この温度で加熱し、残りの溶剤を蒸
留する。残留物を、油状物の形で精製せずに次の工程に
使用する。IR[cm-1]:1500,1575,1620(芳香族化合
物);1620(エノールエーテル重なり)。
5(10)−テトラエン 17,17−ジエトキシ−3−メトキシ−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン5gをメシチレン20mlに溶かし、KHSO
40.3gの添加後不活性ガス下に30分〜40分間140℃〜160
℃に加熱する。その際溶剤が徐々に蒸留する。次いで、
真空中でなお2時間この温度で加熱し、残りの溶剤を蒸
留する。残留物を、油状物の形で精製せずに次の工程に
使用する。IR[cm-1]:1500,1575,1620(芳香族化合
物);1620(エノールエーテル重なり)。
c) 17β−エトキシ−3−メトキシ−16α,17α−メ
チレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 17β−エトキシ−3−メトキシ−エストラ−1,3,5(1
0),16−テトラエン2.5gをベンゾール5mlおよびジメト
キシエタン5mlに溶かし、不活性ガス下にZn/Cu触媒(Le
Goff)5gを加える。この反応混合物に、温和な加熱お
よび強力な撹拌下に引き続きヨウ化メチレン4.5mlおよ
びベンゾール4mlからなる溶液を、反応温度が50℃を上
廻らないように滴加する。発熱反応が停止した後(場合
により添加の際に加熱浴を除かねばならない)、50℃で
4時間撹拌し、引き続き触媒を濾別する。濾液に塩化ア
ンモニウム水浴液を加え、ステロイドをベンゾールで抽
出する。ベンゾール抽出物を濃縮した後、残留物を中性
酸化アルミニウムでのベンゾール/n−ヘキサン(1:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離す
る。16α,17α−メチレン化合物1.7g(理論量の65%)
が得られ、これはメタノールから再結晶することができ
る。融点:89℃〜91.5℃、[α]D=84゜。
チレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 17β−エトキシ−3−メトキシ−エストラ−1,3,5(1
0),16−テトラエン2.5gをベンゾール5mlおよびジメト
キシエタン5mlに溶かし、不活性ガス下にZn/Cu触媒(Le
Goff)5gを加える。この反応混合物に、温和な加熱お
よび強力な撹拌下に引き続きヨウ化メチレン4.5mlおよ
びベンゾール4mlからなる溶液を、反応温度が50℃を上
廻らないように滴加する。発熱反応が停止した後(場合
により添加の際に加熱浴を除かねばならない)、50℃で
4時間撹拌し、引き続き触媒を濾別する。濾液に塩化ア
ンモニウム水浴液を加え、ステロイドをベンゾールで抽
出する。ベンゾール抽出物を濃縮した後、残留物を中性
酸化アルミニウムでのベンゾール/n−ヘキサン(1:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離す
る。16α,17α−メチレン化合物1.7g(理論量の65%)
が得られ、これはメタノールから再結晶することができ
る。融点:89℃〜91.5℃、[α]D=84゜。
d) 17β−エトキシ−3−メトキシ−16α,17α−メ
チレン−エストラ−2,5(10)−ジエン 製造は例1dに応じて行なった。半結晶性の粗生成物を
直接に次の工程に使用した。
チレン−エストラ−2,5(10)−ジエン 製造は例1dに応じて行なった。半結晶性の粗生成物を
直接に次の工程に使用した。
e) 17β−エトキシ−16α,17α−メチレン−エスト
ル−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なった。
ル−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なった。
融点(メタノール):94℃〜96℃、[α]D=174゜。
f) 17β−エトキシ−16α,17α−メチレン−エスト
ラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なった。
ラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なった。
融点(エーテル/ヘキサン):104.5℃〜106.5℃、
[α]D=−160゜。
[α]D=−160゜。
g) 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン 製造は例1gに応じて行なった。
17α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン 製造は例1gに応じて行なった。
融点(ヘキサン):117.5℃〜118℃、[α]D=207
゜。
゜。
h) 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9
(11)−エン 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α
−メチレン−エストル−5(10),9(11)−ジエン6g、
無水のNa2HPO42gおよびNa2CO31gを塩化メチレン30mlに
懸濁させ、撹拌しながら室温で30%のH2O23.5mlを加
え、最後に抱水クローラル1gを加える。次に室温で20時
間撹拌し、引き続き炭酸ナトリウム水溶液を加え、ステ
ロイドを塩化メチレンで抽出する。有機相を炭酸ナトリ
ウム溶液でなお2回洗浄し、最後に水で洗浄し、引き続
き乾燥し、濃縮する。徐々に結晶する粗生成物0.074gが
得られ、これはヘキサンから再結晶することができる。
融点:160℃〜170℃。
17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9
(11)−エン 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α
−メチレン−エストル−5(10),9(11)−ジエン6g、
無水のNa2HPO42gおよびNa2CO31gを塩化メチレン30mlに
懸濁させ、撹拌しながら室温で30%のH2O23.5mlを加
え、最後に抱水クローラル1gを加える。次に室温で20時
間撹拌し、引き続き炭酸ナトリウム水溶液を加え、ステ
ロイドを塩化メチレンで抽出する。有機相を炭酸ナトリ
ウム溶液でなお2回洗浄し、最後に水で洗浄し、引き続
き乾燥し、濃縮する。徐々に結晶する粗生成物0.074gが
得られ、これはヘキサンから再結晶することができる。
融点:160℃〜170℃。
i) 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−11β
−(4−メトキシフェニル)−16α,17α−メチレン−
エストル−9−エン−5α−オール マグネシウム削りくず0.48gおよび4−ブロムアニソ
ール2.36mlをテトラヒドロフラン20ml中で35℃で反応さ
せることによって製造した4−メトキシフェニルマグネ
シウムブロミド溶液から20mlを取り出し、アルゴン下に
−5℃〜−15℃に冷却しながらCuCl 0.1gを加える。冷
時の維持下に15分間撹拌し、次にこれにテトラヒドロフ
ラン3ml中の17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−
16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル
−9(11)−エン1gの溶液を滴加する。引き続き、塩化
アンモニウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレン
で抽出する。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性塩化
アルミニウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸
エステル(20:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィ
ーによって分離する。メタノールから再結晶後、11β−
フェニル化合物0.37g(理論量の27%)が得られる。融
点:144℃〜147℃、[α]D=180.4゜。
−(4−メトキシフェニル)−16α,17α−メチレン−
エストル−9−エン−5α−オール マグネシウム削りくず0.48gおよび4−ブロムアニソ
ール2.36mlをテトラヒドロフラン20ml中で35℃で反応さ
せることによって製造した4−メトキシフェニルマグネ
シウムブロミド溶液から20mlを取り出し、アルゴン下に
−5℃〜−15℃に冷却しながらCuCl 0.1gを加える。冷
時の維持下に15分間撹拌し、次にこれにテトラヒドロフ
ラン3ml中の17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−
16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル
−9(11)−エン1gの溶液を滴加する。引き続き、塩化
アンモニウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレン
で抽出する。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性塩化
アルミニウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸
エステル(20:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィ
ーによって分離する。メタノールから再結晶後、11β−
フェニル化合物0.37g(理論量の27%)が得られる。融
点:144℃〜147℃、[α]D=180.4゜。
j) 17β−エトキシ−11β−(4−メトキシフェニ
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−11β−
(4−メトキシフェニル)−エストル−9−エン−5α
−オール0.5gを、70%の含水酢酸7mlに溶かし、水浴温
度60℃で約2時間加熱する。反応の行なわれた後、水の
添加によりステロイドを沈殿させ、分離した後、中性酸
化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。11β−アニシル−4,9−ジエン0.2gが得られ、これ
はメタノールから晶出させることができる。融点73.5℃
〜74.5℃、[α]D=210.7゜。
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−11β−
(4−メトキシフェニル)−エストル−9−エン−5α
−オール0.5gを、70%の含水酢酸7mlに溶かし、水浴温
度60℃で約2時間加熱する。反応の行なわれた後、水の
添加によりステロイドを沈殿させ、分離した後、中性酸
化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。11β−アニシル−4,9−ジエン0.2gが得られ、これ
はメタノールから晶出させることができる。融点73.5℃
〜74.5℃、[α]D=210.7゜。
例 6 反応生成物a〜hの製造は例5と類似に行なう。
i) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−
エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレ
ン−エストル−9−エン−5α−オール テトラヒドロフラン10ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に、ヨウ化メチル0.05mlを加え、アルゴン
下に引き続きテトラヒドロフラン30ml中のp−ブロム−
ジメチルアミノベンゾール4.2gの溶液に加える。その際
温度は50℃を上廻ってはならない。
エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレ
ン−エストル−9−エン−5α−オール テトラヒドロフラン10ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に、ヨウ化メチル0.05mlを加え、アルゴン
下に引き続きテトラヒドロフラン30ml中のp−ブロム−
ジメチルアミノベンゾール4.2gの溶液に加える。その際
温度は50℃を上廻ってはならない。
こうして製造したp−ジメチルアミノフェニルマグネ
シウムブロミド溶液から24mlを取り出し、冷却(−15
℃)下にCuCl 0.15gを加える。この温度を維持して約1
5分撹拌し、テトラヒドロフラン4ml中の17β−エトキシ
−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−5
α,10α−オキシド−エストル−9(11)−エン含有エ
ポキシド0.75gの溶液を加える。引き続き、約0℃の温
度で4時間撹拌し、その後塩化アンモニウム水溶液を加
え、ステロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃
縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニウム(Greiz−D
oelau)でのフラッシュクロマトグラフィーによって分
離する。移動相としてベンゾール/酢酸エステル(10:
1)を使用する。11β−ジメチルアミノフェニル化合物
0.3gが得られ、これはメタノールから再結晶することが
できる。融点:117℃〜119℃、[α]D=31.8゜。
シウムブロミド溶液から24mlを取り出し、冷却(−15
℃)下にCuCl 0.15gを加える。この温度を維持して約1
5分撹拌し、テトラヒドロフラン4ml中の17β−エトキシ
−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−5
α,10α−オキシド−エストル−9(11)−エン含有エ
ポキシド0.75gの溶液を加える。引き続き、約0℃の温
度で4時間撹拌し、その後塩化アンモニウム水溶液を加
え、ステロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃
縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニウム(Greiz−D
oelau)でのフラッシュクロマトグラフィーによって分
離する。移動相としてベンゾール/酢酸エステル(10:
1)を使用する。11β−ジメチルアミノフェニル化合物
0.3gが得られ、これはメタノールから再結晶することが
できる。融点:117℃〜119℃、[α]D=31.8゜。
j) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−
エトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン 製造は、例1工程jに応じて行なう。
エトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン 製造は、例1工程jに応じて行なう。
融点:84℃〜87℃、[α]D=355.7゜。
例 7 反応生成物a〜hの製造は例5と類似に行なう。
i) 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,
3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−エス
トル−9−エン−5α−オール テトラヒドロフラン13ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に、ヨウ化メチル0.05mlを加え、アルゴン
下に引き続きテトラヒドロフラン27ml中の4−ブロム−
(2′−メチル−1,3−ジオキソラン−2′−イル)−
ベンゾール4.9gの溶液を加える。その際温度は45℃を上
廻ってはならない。マグネシウムの溶解後、4−(2′
−メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)−フ
ェニル−マグネシウムブロミド40mlを取り出し、これに
冷却(−5℃〜−15℃)下にCuCl 0.2gを加える。この
温度を維持して15分撹拌し、次にテトラヒドロフラン5m
l中の17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,1
7α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9
(10)−エン1.69gの溶液を滴加する。その際反応溶液
は徐々に室温に上昇する。反応の行なわれた後、塩化ア
ンモニウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで
抽出する。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化ア
ルミニウム(Greiz−Doelau)でのクロマトグラフィー
によって分離する。移動相としてベンゾール/酢酸エス
テル混合物(20:1)を使用する。11β−アセトフェニル
ケタール化合物1.7gが得られ、これはメタノールから再
結晶することができる。
17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,
3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−エス
トル−9−エン−5α−オール テトラヒドロフラン13ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に、ヨウ化メチル0.05mlを加え、アルゴン
下に引き続きテトラヒドロフラン27ml中の4−ブロム−
(2′−メチル−1,3−ジオキソラン−2′−イル)−
ベンゾール4.9gの溶液を加える。その際温度は45℃を上
廻ってはならない。マグネシウムの溶解後、4−(2′
−メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)−フ
ェニル−マグネシウムブロミド40mlを取り出し、これに
冷却(−5℃〜−15℃)下にCuCl 0.2gを加える。この
温度を維持して15分撹拌し、次にテトラヒドロフラン5m
l中の17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,1
7α−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9
(10)−エン1.69gの溶液を滴加する。その際反応溶液
は徐々に室温に上昇する。反応の行なわれた後、塩化ア
ンモニウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで
抽出する。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化ア
ルミニウム(Greiz−Doelau)でのクロマトグラフィー
によって分離する。移動相としてベンゾール/酢酸エス
テル混合物(20:1)を使用する。11β−アセトフェニル
ケタール化合物1.7gが得られ、これはメタノールから再
結晶することができる。
融点:95℃〜97℃、[α]D=22.5゜。
11β−(4−アセチルフェニル)−17β−エトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例2工程jに応じて行なう。
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例2工程jに応じて行なう。
融点(メタノール/水):86℃〜90℃、[α]D=280
゜。
゜。
例 8 反応生成物a〜hの製造は例5と類似に行なう。
i) 11β−[4−(ジエトキシメチル)−フェニル]
−17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α
−メチレン−エストル−9−エン−5−オール 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α
−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9(1
1)−エン1g(2.69mmol)を、例3工程iと類似に反応
させる。後処理およびクロマトグラフィーによる精製
を、同様に既述したように行なった後、グリニャール生
成物0.9gを油状物の形で単離した。
−17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α
−メチレン−エストル−9−エン−5−オール 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α
−メチレン−5α,10α−オキシド−エストル−9(1
1)−エン1g(2.69mmol)を、例3工程iと類似に反応
させる。後処理およびクロマトグラフィーによる精製
を、同様に既述したように行なった後、グリニャール生
成物0.9gを油状物の形で単離した。
IR[cm-1]:1600(芳香族化合物)、3500(OH、会
合)。
合)。
j) 17β−エトキシ−11β−(4−ホルミルフェニ
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 製造は例3工程jに応じて行なう。
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 製造は例3工程jに応じて行なう。
融点:79℃〜84℃、[α]D=411.1゜。
例 9 反応生成物a〜hの製造は例5と類似に行なう。
i) 17β−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−11β−ビニル−エストル−9−エン−
5α−オール テトラヒドロフラン中のビニルマグネシウムブロミド
0.5m溶液10mlを−30℃に深冷し、不活性ガス下にCuCl
0.1gを加える。この温度で約15分撹拌し、引き続き17β
−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチ
レン−5α,10α−オキシド−エストル−9−エン0.3g
を含有するテトラヒドロフラン溶液5mlを冷時に滴加す
る。次に、最高−15℃で8時間撹拌する。反応の行なわ
れた後、塩化アンモニウム水溶液を加え、ステロイドを
エーテルで抽出する。塩基性酸化アルミニウムでクロマ
トグラフ(溶離剤としてベンゾール/酢酸エステル混合
物(10:1)を使用)分離後、11β−ビニル化合物0.25g
が油状物の形で単離し、これを直接に次の工程に使用す
る。
17α−メチレン−11β−ビニル−エストル−9−エン−
5α−オール テトラヒドロフラン中のビニルマグネシウムブロミド
0.5m溶液10mlを−30℃に深冷し、不活性ガス下にCuCl
0.1gを加える。この温度で約15分撹拌し、引き続き17β
−エトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチ
レン−5α,10α−オキシド−エストル−9−エン0.3g
を含有するテトラヒドロフラン溶液5mlを冷時に滴加す
る。次に、最高−15℃で8時間撹拌する。反応の行なわ
れた後、塩化アンモニウム水溶液を加え、ステロイドを
エーテルで抽出する。塩基性酸化アルミニウムでクロマ
トグラフ(溶離剤としてベンゾール/酢酸エステル混合
物(10:1)を使用)分離後、11β−ビニル化合物0.25g
が油状物の形で単離し、これを直接に次の工程に使用す
る。
IR[cm-1]:1625(ビニル)、3500(OH、会合) j) 17β−エトキシ−16α,17α−メチレン−11β−
ビニル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1工程jに応じて行なう。
ビニル−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1工程jに応じて行なう。
1H−NMR[ppm]:5.61(1H、4−エン)、4.95および
4.77(3H、ビニル)、1.14;1.07;1.00(Mev OC2H5)、
1.03(3H、13−Me)、0.6(2H、シクロプロパン) IR[cm-1]:1600および1660(ジエンオン)。
4.77(3H、ビニル)、1.14;1.07;1.00(Mev OC2H5)、
1.03(3H、13−Me)、0.6(2H、シクロプロパン) IR[cm-1]:1600および1660(ジエンオン)。
例10 反応生成物a〜hの製造は例5と類似に行ない、反応
生成物iおよびjの製造は例1と類似に行なう。
生成物iおよびjの製造は例1と類似に行なう。
k) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−
エトキシ−3,3−エチレンジチオ−16α,17α−メチレン
−エストラ−4,9−ジエン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル−17β−エトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン0.065gをメタノール0.03mlに溶かし、チオグリコ
ール0.03mlおよび三フッ化ホウ素エーテレート0.03mlの
添加後、室温で2.5時間撹拌する。引き続き、水を加
え、ステロイドをエーテルで抽出する。メタノール/水
/アンモニアから沈殿した後、無定形のチオケタール0.
063gが単離する。
エトキシ−3,3−エチレンジチオ−16α,17α−メチレン
−エストラ−4,9−ジエン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル−17β−エトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン0.065gをメタノール0.03mlに溶かし、チオグリコ
ール0.03mlおよび三フッ化ホウ素エーテレート0.03mlの
添加後、室温で2.5時間撹拌する。引き続き、水を加
え、ステロイドをエーテルで抽出する。メタノール/水
/アンモニアから沈殿した後、無定形のチオケタール0.
063gが単離する。
融点:109℃〜114℃、[α]D=262.6゜。
例11 a) 17,17−ジ−n−ブチルオキシ−3−メトキシ−
エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン5gを例1aに応じて反応させる。
エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン5gを例1aに応じて反応させる。
アルコールとしてn−ブタノールを使用する。反応の
行なわれた後、反応混合物を中間後処理なしに直接に次
の工程に使用する。
行なわれた後、反応混合物を中間後処理なしに直接に次
の工程に使用する。
b) 17−n−ブチルオキシ−3−メトキシ−エストラ
−1,3,5(10),16−テトラエン ジ−n−ブチルオキシ−3−メトキシ−エストラ−1,
3,5(10)−トリエンの合成の際に得られる反応混合物
にトリエチルアミン3mlを加え、不活性ガス下に30〜40
分、140℃〜160℃に加熱する。その際溶剤が徐々に留出
する。最後に真空中この室温でなお2時間加熱し、残り
の溶剤を除去する。残留物に冷却後重炭酸ナトリウム溶
液を加え、ステロイドをベンゼンで抽出する。塩基性酸
化アルミニウムでのクロマトグラフィー後(溶離剤とし
てベンゼン/ヘキサン使用)、テトラエン3.95g(理論
値の66%)が得られ、このものは油状物の形でさらに処
理する。
−1,3,5(10),16−テトラエン ジ−n−ブチルオキシ−3−メトキシ−エストラ−1,
3,5(10)−トリエンの合成の際に得られる反応混合物
にトリエチルアミン3mlを加え、不活性ガス下に30〜40
分、140℃〜160℃に加熱する。その際溶剤が徐々に留出
する。最後に真空中この室温でなお2時間加熱し、残り
の溶剤を除去する。残留物に冷却後重炭酸ナトリウム溶
液を加え、ステロイドをベンゼンで抽出する。塩基性酸
化アルミニウムでのクロマトグラフィー後(溶離剤とし
てベンゼン/ヘキサン使用)、テトラエン3.95g(理論
値の66%)が得られ、このものは油状物の形でさらに処
理する。
IR[cm-1]:1575および1620(芳香族化合物)、1620
(エノールエーテル、重なり)。
(エノールエーテル、重なり)。
c) 17β−n−ブチルオキシ−3−メトキシ−16α,1
7α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 製造は例1に応じて行なう。
7α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 製造は例1に応じて行なう。
融点(エタノール):71℃〜72℃、[α]D=80.1
゜。
゜。
d) 17β−ブチルオキシ−3−メトキシ−16α,17α
−メチレン−エストラ−2,5(10)ジエン 製造は例1dに応じて行なう。
−メチレン−エストラ−2,5(10)ジエン 製造は例1dに応じて行なう。
IR[cm-1]:1680および1700(エノールエーテル)。
e) 17β−ブチルオキシ−16α,17α−メチレン−エ
スト−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なう。
スト−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なう。
IR[cm-1]:1705(3−ケトン)。
f) 17β−ブチルオキシ−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なう。
ストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なう。
IR[cm-1]:1600および1655(ジエンオン)。
g) 17β−n−ブチルオキシ−3,3−エチレンジオキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ5(10),9(11)
−ジエン 製造は例1gに応じて行なう。
シ−16α,17α−メチレン−エストラ5(10),9(11)
−ジエン 製造は例1gに応じて行なう。
IR[cm-1]:カルボニルなし h) 17β−n−ブチルオキシ−3,3−エチレンジオキ
シ−16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エス
トル−9(11)−エン 製造は例1hに応じて行なう。
シ−16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エス
トル−9(11)−エン 製造は例1hに応じて行なう。
IR[cm-1]:カルボニルなし i) 17β−n−ブチルオキシ−11β−(4−ジメチル
アミノフェニル)−3,3−エチレンジオキシ−エスト−
9−エン−5α−オール 製造は例1iに応じて行なう。
アミノフェニル)−3,3−エチレンジオキシ−エスト−
9−エン−5α−オール 製造は例1iに応じて行なう。
融点(メタノール):147℃〜151℃、[α]D=22.3
゜。
゜。
j) 17β−n−ブチルオキシ−11β−(4−ジメチル
アミノフェニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−
4,9−ジエン−3−オン 製造は例1jに応じて行なう。
アミノフェニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−
4,9−ジエン−3−オン 製造は例1jに応じて行なう。
融点(メタノール/水):63℃〜68℃、[α]D=28
3.6゜。
3.6゜。
例12 反応生成物a〜hの製造は例11に応じて行なう。
i) 17β−ブチルオキシ−3,3−エチレンジオキシ−1
6α,17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−
1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−
エストル−9−エン−5α−オール 製造は例2iに応じて行なう。
6α,17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−
1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−
エストル−9−エン−5α−オール 製造は例2iに応じて行なう。
融点:77℃〜80℃、[α]D=15゜。
j) 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−n−ブ
チルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン 17β−ブチルオキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,
3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−エス
トル−9−エン−5α−オール0.39gを70%の含水酢酸1
0mlに溶かし、水浴上60%で約1時間撹拌する。反応の
行なわれた後、溶液に冷時に水を加える。その際ステロ
イドは無定形結晶性の形で沈殿し、焼結多孔板で濾過す
ることができる。塩基性酸化アルミニウムでのベンゾー
ル/酢酸エステル(20:1〜9:1)を用いるクロマトグラ
フィーによる分離後、少量の非極性生成物(11β−(4
−アセチルフェニル)−17β−ブチルオキシ−16α,17
α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン−
3−オン)のほかに、メタノール/水を用いる沈殿後に
4,9−ジエン−3−オン約0.25gが無定形粉末の形で得ら
れる。
チルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン 17β−ブチルオキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−11β−[4−(2′−メチル−1′,
3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニル]−エス
トル−9−エン−5α−オール0.39gを70%の含水酢酸1
0mlに溶かし、水浴上60%で約1時間撹拌する。反応の
行なわれた後、溶液に冷時に水を加える。その際ステロ
イドは無定形結晶性の形で沈殿し、焼結多孔板で濾過す
ることができる。塩基性酸化アルミニウムでのベンゾー
ル/酢酸エステル(20:1〜9:1)を用いるクロマトグラ
フィーによる分離後、少量の非極性生成物(11β−(4
−アセチルフェニル)−17β−ブチルオキシ−16α,17
α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン−
3−オン)のほかに、メタノール/水を用いる沈殿後に
4,9−ジエン−3−オン約0.25gが無定形粉末の形で得ら
れる。
融点:63℃〜67℃、[α]D=171.8゜。
例13 a) 17,17−ジ−n−ヘキシルオキシ−3−メトキシ
−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン5g
を例1aに応じて反応させる。アルコールとしてn−ヘキ
サノールを使用する。反応混合物をあらかじめ後処理せ
ずに次の工程に使用する。
−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン5g
を例1aに応じて反応させる。アルコールとしてn−ヘキ
サノールを使用する。反応混合物をあらかじめ後処理せ
ずに次の工程に使用する。
b) n−ヘキシルオキシ−3−メトキシ−エストラ−
1,3,5(10),16−テトラエン 製造は例1bに応じて行なう。
1,3,5(10),16−テトラエン 製造は例1bに応じて行なう。
IR[cm-1]:1575および1620(芳香族炭化水素)、162
0(エノールエーテル、重なり)。
0(エノールエーテル、重なり)。
c) 17β−n−ヘキシルオキシ−3−メトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 製造は例1cに応じて行なう。
α,17α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 製造は例1cに応じて行なう。
融点:38℃〜41℃、[α]D=67.7゜。
d) 17β−n−ヘキシルオキシ−3−メトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−2,5(10)−ジエン 製造は例1dに応じて行なう。
α,17α−メチレン−エストラ−2,5(10)−ジエン 製造は例1dに応じて行なう。
IR[cm-1]:1655および1680(エノールエーテル)。
e) 17β−n−ヘキシルオキシ−16α,17α−メチレ
ン−エストル−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なう。
ン−エストル−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なう。
IR[cm-1]:1705(C=0)。
f) 17β−n−ヘキシルオキシ−16α,17α−メチレ
ン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なう。
ン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なう。
融点(メタノール):57℃〜61℃、[α]D=−163.3
゜。
゜。
g) 3,3−エチレンジオキシ−17−n−ヘキシルオキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),9(1
1)−ジエン 製造は例1gに応じて行なう。
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),9(1
1)−ジエン 製造は例1gに応じて行なう。
IR[cm-1]:カルボニルなし。
h) 3,3−エチレンジオキシ−17β−n−ヘキシルオ
キシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エ
ストル−9(11)−エン 製造は例1hに応じて行なう。
キシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−エ
ストル−9(11)−エン 製造は例1hに応じて行なう。
IR[cm-1]:カルボニルなし。
i) 17β−n−ヘキシルオキシ−3,3−エチレンジオ
キシ−16α,17α−メチレン−11β−[4−(2′−メ
チル−1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニ
ル]−エストル−9−エン−5α−オール 製造は例2iに応じて行なう。
キシ−16α,17α−メチレン−11β−[4−(2′−メ
チル−1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)−フェニ
ル]−エストル−9−エン−5α−オール 製造は例2iに応じて行なう。
IR[cm-1]:1500および1605(芳香族化合物)、3500
(OH,会合)。
(OH,会合)。
j) 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−n−ヘ
キシルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−
ジエン−3−オン 製造は例2jに応じて行なう。
キシルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−
ジエン−3−オン 製造は例2jに応じて行なう。
融点(メタノール):53℃〜58℃。
例14 a) 17,17−ジ−メトキシエチルオキシ−3−メトキ
シ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン5gを例1aに応じて反応させる。アルコールとし
てエチレングリコールモノメチルエーテルを使用する。
シ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン5gを例1aに応じて反応させる。アルコールとし
てエチレングリコールモノメチルエーテルを使用する。
反応混合物をあらかじめ後処理せずに直接に次の工程
に使用する。
に使用する。
b) 3−メトキシ−17β−メトキシエチルオキシ−エ
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 製造は例1bに応じて行なう。
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 製造は例1bに応じて行なう。
IR[cm-1]:1575および1620(芳香族化合物)、1620
(エノールエーテル、重なり)。
(エノールエーテル、重なり)。
c) 3−メトキシ−17β−メトキシエチルオキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 製造は例1cに応じて行なう。
α,17α−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 製造は例1cに応じて行なう。
融点:86.5℃〜89℃、[α]D=78.6゜。
d) 3−メトキシ−17β−メトキシエチルオキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−2,5(10)−ジエン 製造は例1dに応じて行なう。
α,17α−メチレン−エストラ−2,5(10)−ジエン 製造は例1dに応じて行なう。
融点(ヘキサン):80℃〜96℃、[α]D=116.6゜。
e) 17β−メトキシエチルオキシ−16α,17α−メチ
レン−エストル−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なう。
レン−エストル−5(10)−エン−3−オン 製造は例1eに応じて行なう。
IR[cm-1]:1705(C=0) f) 17β−メトキシエチルオキシ−16α,17α−メチ
レン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なう。
レン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造は例1fに応じて行なう。
融点(ヘキサン):88.5℃〜90.5℃、[α]D=160.2
゜。
゜。
g) 1,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシエチル
オキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),9
(11)−ジエン 製造は例1gに応じて行なう。
オキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),9
(11)−ジエン 製造は例1gに応じて行なう。
IR[cm-1]:C=0なし。
h) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシエチル
オキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−
エストル−9,(11)−エン 製造は例1hに応じて行なう。
オキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−オキシド−
エストル−9,(11)−エン 製造は例1hに応じて行なう。
IR[cm-1]:C=0なし。
i) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシエチル
オキシ−16α,17α−メチレン−11β−[4−(2′−
メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)フェニ
ル]−エストル−9−エン−5α−オール 製造は例2iに応じて行なう。
オキシ−16α,17α−メチレン−11β−[4−(2′−
メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′−イル)フェニ
ル]−エストル−9−エン−5α−オール 製造は例2iに応じて行なう。
IR[cm-1]:1475および1595(芳香族化合物)、3480
(OH、会合)。
(OH、会合)。
j) 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキ
シエチルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9
−ジエン−3−オン 製造は例2jに応じて行なう。
シエチルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9
−ジエン−3−オン 製造は例2jに応じて行なう。
融点(メタノール/水):70℃〜73.5℃、[α]D=2
48.3゜。
48.3゜。
例15 a) 17−(ジメチル−n−ブチル−シリルオキシ)−
3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン1.5g(5.27mmol)を、水分を遮断して不活性ガ
ス下に、P2O5上で蒸留した塩化メチレン5mlに溶かし、
トリフルオロメタンスルホン酸ジメチル−t−ブチルシ
リルエステル2.4gおよびトリエチルアミン(KOH乾燥)
1.5mlと反応させる。次いで、室温で12時間放置し、反
応の行なわれた後溶剤を真空中で留去する。残留物を塩
基性酸化アルミニウムでのクロマトグラフィーによって
分離する。移動相として石油エーテルを使用する。シリ
ルエノールエーテル2.07g(理論値の98%)が得られ、
これはn−ヘキサンから晶出することができる。
3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン1.5g(5.27mmol)を、水分を遮断して不活性ガ
ス下に、P2O5上で蒸留した塩化メチレン5mlに溶かし、
トリフルオロメタンスルホン酸ジメチル−t−ブチルシ
リルエステル2.4gおよびトリエチルアミン(KOH乾燥)
1.5mlと反応させる。次いで、室温で12時間放置し、反
応の行なわれた後溶剤を真空中で留去する。残留物を塩
基性酸化アルミニウムでのクロマトグラフィーによって
分離する。移動相として石油エーテルを使用する。シリ
ルエノールエーテル2.07g(理論値の98%)が得られ、
これはn−ヘキサンから晶出することができる。
融点:123℃〜124.5℃。
b) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−3−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−1,
3,4(10)−トリエン 17−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3−
メトキシ−エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン1.6g
を、水分を遮断して撹拌しながら、ジメトキシエタン15
mlおよびジエチルエーテル15ml中のZn/Cu触媒10gの懸濁
液に加え、これにヨウ化メチレン7mlを10分間に滴加す
る。引き続き、50℃で20時間撹拌する。次いで、反応混
合物に冷却下に、ピリジン6ml、ジエチルエーテル10ml
およびペンタン6mlからなる溶剤混合物を慎重に加え、
全混合物を塩基性または中性酸化アルミニウムに通して
濾過し、エーテル/ペンタンで徹底的に後洗浄する。合
した濾液を蒸発乾固し、残留物を塩基性酸化アルミニウ
ムでのフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。移動相としてベンゾール/ペンタン混合物(1:1)
を使用する。ヘキサンないしはエタノールからの再結晶
後、シクロプロパン生成物0.64gが得られる。
−3−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−1,
3,4(10)−トリエン 17−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3−
メトキシ−エストラ−1,3,5(10),16−テトラエン1.6g
を、水分を遮断して撹拌しながら、ジメトキシエタン15
mlおよびジエチルエーテル15ml中のZn/Cu触媒10gの懸濁
液に加え、これにヨウ化メチレン7mlを10分間に滴加す
る。引き続き、50℃で20時間撹拌する。次いで、反応混
合物に冷却下に、ピリジン6ml、ジエチルエーテル10ml
およびペンタン6mlからなる溶剤混合物を慎重に加え、
全混合物を塩基性または中性酸化アルミニウムに通して
濾過し、エーテル/ペンタンで徹底的に後洗浄する。合
した濾液を蒸発乾固し、残留物を塩基性酸化アルミニウ
ムでのフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。移動相としてベンゾール/ペンタン混合物(1:1)
を使用する。ヘキサンないしはエタノールからの再結晶
後、シクロプロパン生成物0.64gが得られる。
融点(エタノールから):106℃〜107℃。
c) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−3−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−2,5
(10)−ジエン 新しく調製したバーチ溶液(テトラヒドロフラン40m
l、アンモニア200ml、t−ブタノール8mlおよびリチウ
ム0.25gからなる)に、17β−(ジメチル−t−ブチル
−シリルオキシ)−3−メトキシ−16α,17α−メチレ
ン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン0.42gを含有する
テトラヒドロフラン溶液5mlを約−35℃で徐々に滴加す
る。
−3−メトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−2,5
(10)−ジエン 新しく調製したバーチ溶液(テトラヒドロフラン40m
l、アンモニア200ml、t−ブタノール8mlおよびリチウ
ム0.25gからなる)に、17β−(ジメチル−t−ブチル
−シリルオキシ)−3−メトキシ−16α,17α−メチレ
ン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン0.42gを含有する
テトラヒドロフラン溶液5mlを約−35℃で徐々に滴加す
る。
還流下に1.5時間撹拌した後、なお青色溶液を、塩化
アンモニウムの添加(過剰)によって脱色し、引き続き
アンモニアを蒸発し去り、残留する懸濁液を中性酸化ア
ルミニウムに通して濾過し、エーテルで徹底的に後洗浄
し、合した濾液を真空中で蒸発乾固する。無色の油状物
0.42gが薄層クロマトグラフィーで単一な生成物として
得られ、この形で次の工程に使用する。
アンモニウムの添加(過剰)によって脱色し、引き続き
アンモニアを蒸発し去り、残留する懸濁液を中性酸化ア
ルミニウムに通して濾過し、エーテルで徹底的に後洗浄
し、合した濾液を真空中で蒸発乾固する。無色の油状物
0.42gが薄層クロマトグラフィーで単一な生成物として
得られ、この形で次の工程に使用する。
IR[cm-1]:1690および1655(ジエノールエーテ
ル)。
ル)。
d) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−16α,17α−メチレン−エストル−5(10)−エン−
3−オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16
α,17α−メチレン−エストラ−2,5(10)−ジエン0.42
gを80%の含水アセトン12mlに懸濁させ、25%の硫酸0.0
12mlを加える。室温で2時間撹拌し、引き続き徐々に氷
水を加える。その際ステロイドが沈殿する。ステロイド
を吸引濾過し、これを重炭酸塩溶液で洗浄し、最後に水
で中性になるまで洗浄する。無定形結晶性の3−ケト−
5(10)−生成物0.3gが得られ、この形で次の工程に使
用する。
−16α,17α−メチレン−エストル−5(10)−エン−
3−オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16
α,17α−メチレン−エストラ−2,5(10)−ジエン0.42
gを80%の含水アセトン12mlに懸濁させ、25%の硫酸0.0
12mlを加える。室温で2時間撹拌し、引き続き徐々に氷
水を加える。その際ステロイドが沈殿する。ステロイド
を吸引濾過し、これを重炭酸塩溶液で洗浄し、最後に水
で中性になるまで洗浄する。無定形結晶性の3−ケト−
5(10)−生成物0.3gが得られ、この形で次の工程に使
用する。
IR[cm-1]:1707(C=0)。
e) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16
α,17α−メチレン−エストル−5(10)−エン−3−
オン0.35gをピリジン(KOH乾燥)10mlに溶かし、−30℃
で不活性ガス下にピリジンヒドロブロミドペルブロミド
0.45gを加える。その後、−5℃で20分撹拌し、引き続
き過剰の臭素化剤を2−メチルブト−2−エンの添加に
より無効にする。次いで、室温で4時間撹拌する。反応
が行なわれた後、氷水中へ撹拌混入し、ステロイドをエ
ーテルで抽出する。濃縮後、残留物を塩基性酸化アルミ
ニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)を用いる
クロマトグラフィーにより分離する。4,9−ジエン−3
−オン−シリルエーテル0.2gが得られ、これは含水メタ
ノールから晶出することができる。
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16
α,17α−メチレン−エストル−5(10)−エン−3−
オン0.35gをピリジン(KOH乾燥)10mlに溶かし、−30℃
で不活性ガス下にピリジンヒドロブロミドペルブロミド
0.45gを加える。その後、−5℃で20分撹拌し、引き続
き過剰の臭素化剤を2−メチルブト−2−エンの添加に
より無効にする。次いで、室温で4時間撹拌する。反応
が行なわれた後、氷水中へ撹拌混入し、ステロイドをエ
ーテルで抽出する。濃縮後、残留物を塩基性酸化アルミ
ニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)を用いる
クロマトグラフィーにより分離する。4,9−ジエン−3
−オン−シリルエーテル0.2gが得られ、これは含水メタ
ノールから晶出することができる。
融点:114.5℃〜115.5℃、[α]D=−138.8゜。
f) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−エス
トラ−5(10),9(11)−ジエン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン
4.3gをベンゾール100mlに溶かし、グリコール5mlおよび
p−トルオールスルホン酸0.2gを加え、1時間水分離器
に付して煮沸する。引き続き、重炭酸ナトリウム飽和溶
液中へ撹拌混入し、ステロイドをベンゾールで抽出す
る。抽出物を濃縮した後、薄層クロマトグラフィーで単
一な油状物残留物を含水メタノール晶出させる。融点:6
8.5℃〜70℃。
−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−エス
トラ−5(10),9(11)−ジエン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン
4.3gをベンゾール100mlに溶かし、グリコール5mlおよび
p−トルオールスルホン酸0.2gを加え、1時間水分離器
に付して煮沸する。引き続き、重炭酸ナトリウム飽和溶
液中へ撹拌混入し、ステロイドをベンゾールで抽出す
る。抽出物を濃縮した後、薄層クロマトグラフィーで単
一な油状物残留物を含水メタノール晶出させる。融点:6
8.5℃〜70℃。
g) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−3,3−エチレンジオキシ−5α,10α−エポキシ−16
α,17α−メチレン−エストル−9(11)−エン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,
3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ
−5(10),9(11)−ジエン1gをアセトニトリル22.5ml
および塩化メチレン10mlに溶かし、氷冷却下にm−クロ
ロ過安息香酸0.722gを加える。冷却を維持して15分撹拌
し、引き続きこれに重炭酸ナトリウム飽和水溶液を加
え、ステロイドを、あらかじめトリエチルアミン3滴を
混合した塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃縮した
後、塩基性酸化アルミニウムでのフラッシュクロマトグ
ラフィーにより分離する。移動相としてベンゾールを使
用する。5α,10α−エポキシド0.8gが油状物の形で得
られ、この形で次の工程に使用する。
−3,3−エチレンジオキシ−5α,10α−エポキシ−16
α,17α−メチレン−エストル−9(11)−エン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,
3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ
−5(10),9(11)−ジエン1gをアセトニトリル22.5ml
および塩化メチレン10mlに溶かし、氷冷却下にm−クロ
ロ過安息香酸0.722gを加える。冷却を維持して15分撹拌
し、引き続きこれに重炭酸ナトリウム飽和水溶液を加
え、ステロイドを、あらかじめトリエチルアミン3滴を
混合した塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃縮した
後、塩基性酸化アルミニウムでのフラッシュクロマトグ
ラフィーにより分離する。移動相としてベンゾールを使
用する。5α,10α−エポキシド0.8gが油状物の形で得
られ、この形で次の工程に使用する。
IR[cm-1]:COなし、OHなし h) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−
(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチ
レンジオキシ−16α,17α−メチレン−エストル−9−
エン−5α−オール テトラヒドロフラン10ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に、1,2−ジブロムメタン0.05mlを加え、ア
ルゴン下に引き続きテトラヒドロフラン30ml中のp−ブ
ロム−ジメチルアミノベンゾール4.2gの溶液を加える。
その際内温は50℃を上廻ってはならない。こうして作っ
たp−ジメチルアミノフェニルマグネシウムブロミド溶
液から30mlを取り出し、冷却(−15℃)下にCuCl 0.18
gを加える。この温度を維持して約15分撹拌し、次いで
これにテトラヒドロフラン6ml中の17β−(ジメチル−
t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレンジオキシ
−16α,17α−メチレン−5α,10α−エポキシ−エスト
ル−9(11)−エン1.8gの溶液を滴加する。引き続き、
約0℃の温度で2.5時間撹拌し、その後塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで抽出す
る。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニ
ウム(Greiz−Doelau)でのフラッシュクロマトグラフ
ィーにより分離する。移動相としてベンゾール/酢酸エ
ステル(40:1)を使用する。高濃度11β−ジメチルアミ
ノ化合物1.7gが得られ、これは油状物として直接にさら
に処理することができる。
(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチ
レンジオキシ−16α,17α−メチレン−エストル−9−
エン−5α−オール テトラヒドロフラン10ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に、1,2−ジブロムメタン0.05mlを加え、ア
ルゴン下に引き続きテトラヒドロフラン30ml中のp−ブ
ロム−ジメチルアミノベンゾール4.2gの溶液を加える。
その際内温は50℃を上廻ってはならない。こうして作っ
たp−ジメチルアミノフェニルマグネシウムブロミド溶
液から30mlを取り出し、冷却(−15℃)下にCuCl 0.18
gを加える。この温度を維持して約15分撹拌し、次いで
これにテトラヒドロフラン6ml中の17β−(ジメチル−
t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレンジオキシ
−16α,17α−メチレン−5α,10α−エポキシ−エスト
ル−9(11)−エン1.8gの溶液を滴加する。引き続き、
約0℃の温度で2.5時間撹拌し、その後塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで抽出す
る。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニ
ウム(Greiz−Doelau)でのフラッシュクロマトグラフ
ィーにより分離する。移動相としてベンゾール/酢酸エ
ステル(40:1)を使用する。高濃度11β−ジメチルアミ
ノ化合物1.7gが得られ、これは油状物として直接にさら
に処理することができる。
IR[cm-1]:3500(OH、会合)、1610および1500(芳
香族化合物)。
香族化合物)。
i) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−
(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16β,17β
−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジ
メチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレン
ジオキシ−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン
−5α−オール0.4gを70%の含水酢酸10mlに溶かし、氷
浴上で2時間60℃で撹拌する。反応の行なわれた後、ス
テロイドを水および若干の稀アンモニア溶液の添加によ
り沈殿させる。こうして得た粗生成物を中性酸化アルミ
ニウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステ
ル(20:1)を用いるクロマトグラフィーによって精製す
る。11β−ジメチルアミノ化合物0.31gが得られ、これ
はメタノール/水から晶出させることができる。
(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−16β,17β
−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジ
メチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレン
ジオキシ−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン
−5α−オール0.4gを70%の含水酢酸10mlに溶かし、氷
浴上で2時間60℃で撹拌する。反応の行なわれた後、ス
テロイドを水および若干の稀アンモニア溶液の添加によ
り沈殿させる。こうして得た粗生成物を中性酸化アルミ
ニウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステ
ル(20:1)を用いるクロマトグラフィーによって精製す
る。11β−ジメチルアミノ化合物0.31gが得られ、これ
はメタノール/水から晶出させることができる。
融点:100℃〜102.5℃、[α]D=222.3゜。
例16 a) 3−メトキシ−17−トリメチルシリルオキシ−エ
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン20.3g(72mmol)を、水分遮断下にアセトニトリ
ル(P2O5およびモレキュラーシーブで乾燥)80ml中に懸
濁させ、内温35℃でトリエチルアミン17.4ml(125mmo
l、KOH上で乾燥)ならびにトリメチルクロルシラン12.2
4ml(96mmol)を加える。引き続き、この懸濁液に、ア
セトニトリル100ml中にNaI 15g(96mmol)(NaIは真空
中140℃で乾燥)を含有するNaI溶液を、反応温度が極端
な発熱なしに35℃に保たれるように滴加する。窒素下に
実施される反応は、強力な撹拌で行なわれる。添加が行
なわれた後に溶解しなかった出発物質が残留することが
認められる。結晶はあとで完全に消失した。1.5時間
後、結晶懸濁液を、トリエチルアミンを加えて氷水中へ
撹拌混入する。その後、濾取し、水で後洗浄し、乾式吸
引濾過し、物質を真空中P2O5上で乾燥する。シリルエノ
ールエーテル25.4gが得られ、これはヘキサンまたはメ
タノールから再結晶することができる。
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン20.3g(72mmol)を、水分遮断下にアセトニトリ
ル(P2O5およびモレキュラーシーブで乾燥)80ml中に懸
濁させ、内温35℃でトリエチルアミン17.4ml(125mmo
l、KOH上で乾燥)ならびにトリメチルクロルシラン12.2
4ml(96mmol)を加える。引き続き、この懸濁液に、ア
セトニトリル100ml中にNaI 15g(96mmol)(NaIは真空
中140℃で乾燥)を含有するNaI溶液を、反応温度が極端
な発熱なしに35℃に保たれるように滴加する。窒素下に
実施される反応は、強力な撹拌で行なわれる。添加が行
なわれた後に溶解しなかった出発物質が残留することが
認められる。結晶はあとで完全に消失した。1.5時間
後、結晶懸濁液を、トリエチルアミンを加えて氷水中へ
撹拌混入する。その後、濾取し、水で後洗浄し、乾式吸
引濾過し、物質を真空中P2O5上で乾燥する。シリルエノ
ールエーテル25.4gが得られ、これはヘキサンまたはメ
タノールから再結晶することができる。
融点:80℃〜84℃。
b) 3−メトキシ−17−トリメチルシリルオキシ−エ
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン10gを、ベンゾー
ル20mlおよびジメトキシエタン20mlに溶かし、不活性ガ
ス下にZn/Cu触媒(Le Goff)20gを加える。この反応混
合物に、僅かな加熱および強力な撹拌下に引き続きヨウ
化メチレン15mlを、50℃の反応温度がほぼ維持されるよ
うに加える。引き続き、50℃で4時間撹拌する。反応の
行なわれた後、触媒を濾別し、濾液に塩化アンモニウム
水溶液を加え、ステロイドをベンゾールで抽出する。抽
出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニウムで
のベンゾール/n−ヘキサン混合物(1:1)を用いるフラ
ッシュクロマトグラフィーにより分離する。16α,17α
−メチレン化合物4.4g(理論値の53%)が得られ、これ
はn−ヘキサンから晶出させることができる。
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン10gを、ベンゾー
ル20mlおよびジメトキシエタン20mlに溶かし、不活性ガ
ス下にZn/Cu触媒(Le Goff)20gを加える。この反応混
合物に、僅かな加熱および強力な撹拌下に引き続きヨウ
化メチレン15mlを、50℃の反応温度がほぼ維持されるよ
うに加える。引き続き、50℃で4時間撹拌する。反応の
行なわれた後、触媒を濾別し、濾液に塩化アンモニウム
水溶液を加え、ステロイドをベンゾールで抽出する。抽
出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニウムで
のベンゾール/n−ヘキサン混合物(1:1)を用いるフラ
ッシュクロマトグラフィーにより分離する。16α,17α
−メチレン化合物4.4g(理論値の53%)が得られ、これ
はn−ヘキサンから晶出させることができる。
融点:118℃〜119℃。
c) 3−メトキシ−16α,17α−メチレン−17β−ト
リメチルシリルオキシ−エストラ−2,5(10)−ジエン 新たに調製した均一なバーチ溶液(テトラヒドロフラ
ン250ml、液体アンモニア650ml、t−ブタノール30mlお
よびリチウム1.9gからなる)に、3−メトキシ−16α,1
7α−メチレン−17β−トリメチルシリルオキシ−エス
トラ−1,3,5(10)−トリエン10gを含有するテトラヒド
ロフラン溶液50mlを約−35℃で徐々に滴加する。4時間
撹拌した後、なお青色溶液を塩化アンモニウム(過剰)
の添加により脱色し、引き続きアンモニアを蒸発除去
し、残留する懸濁液を中性酸化アルミニウムに通して濾
過し、エーテルで徹底的に後洗浄し、合した濾液を真空
中で蒸発乾固する。無色油状物10.3gが得られ、これは
n−ヘキサンから晶出させることができる。
リメチルシリルオキシ−エストラ−2,5(10)−ジエン 新たに調製した均一なバーチ溶液(テトラヒドロフラ
ン250ml、液体アンモニア650ml、t−ブタノール30mlお
よびリチウム1.9gからなる)に、3−メトキシ−16α,1
7α−メチレン−17β−トリメチルシリルオキシ−エス
トラ−1,3,5(10)−トリエン10gを含有するテトラヒド
ロフラン溶液50mlを約−35℃で徐々に滴加する。4時間
撹拌した後、なお青色溶液を塩化アンモニウム(過剰)
の添加により脱色し、引き続きアンモニアを蒸発除去
し、残留する懸濁液を中性酸化アルミニウムに通して濾
過し、エーテルで徹底的に後洗浄し、合した濾液を真空
中で蒸発乾固する。無色油状物10.3gが得られ、これは
n−ヘキサンから晶出させることができる。
融点:107.5℃〜112.5℃。
d) 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エス
トル−5(10)−エン−3−オン 3−メトキシ−16α,17α−メチレン−17β−トリメ
チルシリルオキシ−エストラ−2,5(10)−ジエン3.32g
を80%の含水アセトン40mlに溶かし、20%の硫酸0.16ml
を加える。室温で2時間撹拌し、引き続き徐々に氷水を
加える。その際ステロイドが沈殿する。ステロイドを吸
引濾過し、これを重炭酸塩溶液で洗浄し、最後に水で中
性になるまで洗浄する。3−ケト−5(10)化合物2.3g
が得られ、これは含水メタノールから再結晶することが
できる。
トル−5(10)−エン−3−オン 3−メトキシ−16α,17α−メチレン−17β−トリメ
チルシリルオキシ−エストラ−2,5(10)−ジエン3.32g
を80%の含水アセトン40mlに溶かし、20%の硫酸0.16ml
を加える。室温で2時間撹拌し、引き続き徐々に氷水を
加える。その際ステロイドが沈殿する。ステロイドを吸
引濾過し、これを重炭酸塩溶液で洗浄し、最後に水で中
性になるまで洗浄する。3−ケト−5(10)化合物2.3g
が得られ、これは含水メタノールから再結晶することが
できる。
融点:141℃〜147℃。
e) 17β−アセトキシ−16α,17α−メチレン−エス
トラ−4,9−ジエン−3−オン 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストル
−5(10)−エン−3−オン類似体15e)の臭素化/脱
臭化水素の際に得られるジエンオン約5.2gを、後処理せ
ずに直接、ピリジン溶液中でアセチル化する。その際、
脱臭化水素の停止後、反応混合物に無水酢酸5mlを加
え、室温で16時間撹拌するように実施する。反応の行な
われた後、若干の塩酸の添加された氷水中へ撹拌混入
し、ステロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃
縮した後、残留物を中性酸化アルミニウムでのクロマト
グラフィーにより分離する。移動相としてベンゾール/
酢酸エステル混合物(10:1)を使用する。ヘプタン/ベ
ンゾールから晶出される生成物3.99gが得られる。
トラ−4,9−ジエン−3−オン 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストル
−5(10)−エン−3−オン類似体15e)の臭素化/脱
臭化水素の際に得られるジエンオン約5.2gを、後処理せ
ずに直接、ピリジン溶液中でアセチル化する。その際、
脱臭化水素の停止後、反応混合物に無水酢酸5mlを加
え、室温で16時間撹拌するように実施する。反応の行な
われた後、若干の塩酸の添加された氷水中へ撹拌混入
し、ステロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃
縮した後、残留物を中性酸化アルミニウムでのクロマト
グラフィーにより分離する。移動相としてベンゾール/
酢酸エステル混合物(10:1)を使用する。ヘプタン/ベ
ンゾールから晶出される生成物3.99gが得られる。
融点:137℃〜138.5℃、[α]D=168.1゜。
f) 17β−アセトキシ−3,3−チレンジオキシ−16α,
17α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン 17β−アセトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ
−4,9−ジエン−3−オン5gをベンゾール100mlに溶か
し、グリコール5mlおよびp−トルオールスルホン酸0.2
gを加え、2時間水分離器を付して煮沸する。引き続
き、重炭酸ナトリウム飽和水溶液中へ撹拌混入し、ステ
ロイドをベンゾールで抽出する。塩基性酸化アルミニウ
ムでのクロマトグラフィーにより分離し、溶離物を濃縮
した後、薄層クロマトグラフィーで単一な残留物を直接
に引き続いて処理する。
17α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン 17β−アセトキシ−16α,17α−メチレン−エストラ
−4,9−ジエン−3−オン5gをベンゾール100mlに溶か
し、グリコール5mlおよびp−トルオールスルホン酸0.2
gを加え、2時間水分離器を付して煮沸する。引き続
き、重炭酸ナトリウム飽和水溶液中へ撹拌混入し、ステ
ロイドをベンゾールで抽出する。塩基性酸化アルミニウ
ムでのクロマトグラフィーにより分離し、溶離物を濃縮
した後、薄層クロマトグラフィーで単一な残留物を直接
に引き続いて処理する。
IR:C=0なし g) 17β−アセトキシ−3,3−エチレンジオキシ−5
α,10α−エポキシ−16α,17α−メチレン−エストル−
9(11)−エン 17β−アセトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17
α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン5
g、無水Na2HPO42gおよびNa2CO31gを塩化メチレン45mlに
懸濁させ、室温で撹拌下に30%のH2O2 7.2ml、最後に
抱水クロラール1.25gを加える。次いで、20時間室温で
撹拌し、それに引き続いて重炭酸ナトリウム水溶液を加
え、ステロイドを塩化メで抽出する。有機層を重炭酸ナ
トリウム溶液でなお2回洗浄し、最後に水で洗浄し、引
き続き乾燥し、濃縮する。残留物を、塩基性酸化アルミ
ニウムでのベンゾール/酢酸エステル(20:1〜9:1)を
用いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。5α,10α−エポキシド4.25gが油状物として得ら
れ、これを直接に次の工程に使用する。
α,10α−エポキシ−16α,17α−メチレン−エストル−
9(11)−エン 17β−アセトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17
α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン5
g、無水Na2HPO42gおよびNa2CO31gを塩化メチレン45mlに
懸濁させ、室温で撹拌下に30%のH2O2 7.2ml、最後に
抱水クロラール1.25gを加える。次いで、20時間室温で
撹拌し、それに引き続いて重炭酸ナトリウム水溶液を加
え、ステロイドを塩化メで抽出する。有機層を重炭酸ナ
トリウム溶液でなお2回洗浄し、最後に水で洗浄し、引
き続き乾燥し、濃縮する。残留物を、塩基性酸化アルミ
ニウムでのベンゾール/酢酸エステル(20:1〜9:1)を
用いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。5α,10α−エポキシド4.25gが油状物として得ら
れ、これを直接に次の工程に使用する。
h) 11β−(4−アセチルフェニル)−16α,17α−
メチレン−エストラ−4,9−ジエン−17β−オール 生成物hの製造は例15と類似に行なう。
メチレン−エストラ−4,9−ジエン−17β−オール 生成物hの製造は例15と類似に行なう。
i) 17β−アセトキシ−11β−(4−アセチルフェニ
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 11β−(4−アセチルフェニル)−16α,17α−メチ
レン−エストラ−4,9−ジエン−17β−オール0.4gをピ
リジン2mlに溶かし、無水酢酸1mlおよびジメチルアミノ
ピリジン0.005gの添加後、室温で16時間放置する。引き
続き、氷水中へ撹拌混入し、沈殿する生成物を焼結多孔
板を用いて濾過する。精製のため、粗精製物を中性の酸
化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離す
る。11β−アセトキシ−4,9−ジエン−3−オン0.25gが
得られ、これはメタノールから再結晶することができ
る。
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 11β−(4−アセチルフェニル)−16α,17α−メチ
レン−エストラ−4,9−ジエン−17β−オール0.4gをピ
リジン2mlに溶かし、無水酢酸1mlおよびジメチルアミノ
ピリジン0.005gの添加後、室温で16時間放置する。引き
続き、氷水中へ撹拌混入し、沈殿する生成物を焼結多孔
板を用いて濾過する。精製のため、粗精製物を中性の酸
化アルミニウムでのベンゾール/酢酸エステル(10:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより分離す
る。11β−アセトキシ−4,9−ジエン−3−オン0.25gが
得られ、これはメタノールから再結晶することができ
る。
融点:108℃〜110℃、[α]D=257.3゜。
例17 生成物a〜dの製造は例16と類似に行なう。
e) 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エス
トラ−4,9−ジエン−3−オン 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストル
−5(10)−エン−3−オン2.3gを、KOH上で乾燥した
ピリジン20mlに溶かし、−30℃で乾燥しながらピリジン
ヒドロブロミドペルブロミド2.88gを加える。その後、
約−5℃の温度で約15分撹拌し、引き続き過剰の臭素化
剤をジヒドロピランの添加によって無効とする。次い
で、室温で4時間撹拌し、反応混合物に水を加え、ステ
ロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃縮した
後、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーにより
分離する。移動相としてベンゾール/酢酸エステル混合
物(5:1〜2:1)を使用する。ジエンオン16gが得られ、
これは含水メタノールから晶出させることができる。
トラ−4,9−ジエン−3−オン 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストル
−5(10)−エン−3−オン2.3gを、KOH上で乾燥した
ピリジン20mlに溶かし、−30℃で乾燥しながらピリジン
ヒドロブロミドペルブロミド2.88gを加える。その後、
約−5℃の温度で約15分撹拌し、引き続き過剰の臭素化
剤をジヒドロピランの添加によって無効とする。次い
で、室温で4時間撹拌し、反応混合物に水を加え、ステ
ロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出物を濃縮した
後、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーにより
分離する。移動相としてベンゾール/酢酸エステル混合
物(5:1〜2:1)を使用する。ジエンオン16gが得られ、
これは含水メタノールから晶出させることができる。
融点:191℃〜193℃、[α]D=−139.1゜。
f) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストル
−5(10)−エン−3−オン類似体15e)の臭素化/脱
臭化水素後に得られるジエンオンを、後処理せずに直接
にピリジン溶液中でシリル化する。その際、脱臭化水素
の停止した後にジメチル−t−ブチル−クロルシラン2.
41g(16mmol)およびイミダゾール3.4g(50mmol)を加
え、室温で2〜2.5時間撹拌する。次いで、氷水及び希
塩酸を加え、ステロイドをエーテルで抽出する。濃縮し
た後に得られる残留物を、塩基性酸化アルミニウムでの
ベンゾール/酢酸エステル(10:1)を用いるクロマトグ
ラフィーにより分離する。シリルエーテル2.35g(理論
量の68%)が得られ、これは含水メタノールから晶出さ
せることができる。
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストル
−5(10)−エン−3−オン類似体15e)の臭素化/脱
臭化水素後に得られるジエンオンを、後処理せずに直接
にピリジン溶液中でシリル化する。その際、脱臭化水素
の停止した後にジメチル−t−ブチル−クロルシラン2.
41g(16mmol)およびイミダゾール3.4g(50mmol)を加
え、室温で2〜2.5時間撹拌する。次いで、氷水及び希
塩酸を加え、ステロイドをエーテルで抽出する。濃縮し
た後に得られる残留物を、塩基性酸化アルミニウムでの
ベンゾール/酢酸エステル(10:1)を用いるクロマトグ
ラフィーにより分離する。シリルエーテル2.35g(理論
量の68%)が得られ、これは含水メタノールから晶出さ
せることができる。
融点:114.5℃〜115.5℃、[α]D=−138.8゜。
h) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−3,3−エチレンジオキシ−11β−(4−メトキシ−フ
ェニル)−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン
−5α−オール マグネシウム削りくず0.48gとp−ブロムアニソール
2.36mlとをテトラヒドロフラン20ml中、35℃で反応させ
て製造した4−メトキシ−フェニルマグネシウムブロミ
ド溶液から20mlを取り出し、アルゴン下で−5℃〜−15
℃に冷却しながらCuCl0.1gを加える。冷却を維持して15
分撹拌し、次にこれにテトラヒドロフラン4ml中の17β
−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エ
チレンジオキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−エ
ポキシ−エストル−9(11)−エン1gの溶液を滴加す
る。引き続き、室温で30分撹拌し、その後塩化アンモニ
ウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで抽出す
る。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニ
ウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステル
(40:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーによっ
て分離する。11β−アニシル化合物0.85gが油状物とし
て単離される。
−3,3−エチレンジオキシ−11β−(4−メトキシ−フ
ェニル)−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン
−5α−オール マグネシウム削りくず0.48gとp−ブロムアニソール
2.36mlとをテトラヒドロフラン20ml中、35℃で反応させ
て製造した4−メトキシ−フェニルマグネシウムブロミ
ド溶液から20mlを取り出し、アルゴン下で−5℃〜−15
℃に冷却しながらCuCl0.1gを加える。冷却を維持して15
分撹拌し、次にこれにテトラヒドロフラン4ml中の17β
−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エ
チレンジオキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−エ
ポキシ−エストル−9(11)−エン1gの溶液を滴加す
る。引き続き、室温で30分撹拌し、その後塩化アンモニ
ウム水溶液を加え、ステロイドを塩化メチレンで抽出す
る。抽出物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニ
ウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステル
(40:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーによっ
て分離する。11β−アニシル化合物0.85gが油状物とし
て単離される。
IR[cm-1]:3500(OH、会合)、1605,1580および1500
(芳香族化合物)。
(芳香族化合物)。
i) 17β−ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−11β
−(4−メトキシフェニル)−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,
3−エチレンジオキシ−11β−(4−メトキシフェニ
ル)−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン−5
α−オール0.94gを70%の含水酢酸10mlに溶かし、水浴
上で60℃で2時間撹拌する。反応の行なわれた後、ステ
ロイドを水の添加により沈殿させる。こうして得られる
粗生成物を中性酸化アルミニウム(Greiz−Doelau)で
のクロマトグラフィー(移動相としてベンゾール/酢酸
エステル混合物(3:1)使用)により精製する。11β−
アニシル化合物0.23gが得られ、これはメタノール/水
から晶出させることができる。
−(4−メトキシフェニル)−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,
3−エチレンジオキシ−11β−(4−メトキシフェニ
ル)−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン−5
α−オール0.94gを70%の含水酢酸10mlに溶かし、水浴
上で60℃で2時間撹拌する。反応の行なわれた後、ステ
ロイドを水の添加により沈殿させる。こうして得られる
粗生成物を中性酸化アルミニウム(Greiz−Doelau)で
のクロマトグラフィー(移動相としてベンゾール/酢酸
エステル混合物(3:1)使用)により精製する。11β−
アニシル化合物0.23gが得られ、これはメタノール/水
から晶出させることができる。
融点:107℃〜110℃、[α]D=210.1゜。
例18 生成物a〜gの製造は例15と類似に行なう。
h) 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)
−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−11β
−[4−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−
2′−イル)−フェニル]−エストル−9−エン−5α
−オール テトラヒドロフラン13ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に1,2−ジブロムエタン0.05mlを加え、アル
ゴン下に引き続きテトラヒドロフラン27ml中のp−ブロ
ム−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′−
イル)−ベンゾール4.9gの溶液を加える。その際内温は
45℃を上廻ってはならない。マグネシウムの溶解した
後、4−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−
2′−イル)−フェニル−マグネシウムブロミド溶液30
mlを取り出し、これに冷却(−5℃〜−15℃)しながら
CuCl 0.2gを加える。この温度を維持して15分撹拌し、
次いでこれにテトラヒドロフラン7ml中の17β−(ジメ
チル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレンジ
オキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−エポキシ−
エストル−9(11)−エン1.62gの溶液を滴加する。引
き続き1時間撹拌する。その際反応溶液は徐々に室温に
上昇する。反応の行なわれた後、塩化アンモニウム水溶
液を加え、ステロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出
物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニウム(Gr
eiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステル(20:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。アセトフェニルケタール化合物1.6gが得られ、これ
はメタノールから再結晶することができる。
−3,3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−11β
−[4−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−
2′−イル)−フェニル]−エストル−9−エン−5α
−オール テトラヒドロフラン13ml中のマグネシウム削りくず0.
48gの懸濁液に1,2−ジブロムエタン0.05mlを加え、アル
ゴン下に引き続きテトラヒドロフラン27ml中のp−ブロ
ム−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′−
イル)−ベンゾール4.9gの溶液を加える。その際内温は
45℃を上廻ってはならない。マグネシウムの溶解した
後、4−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−
2′−イル)−フェニル−マグネシウムブロミド溶液30
mlを取り出し、これに冷却(−5℃〜−15℃)しながら
CuCl 0.2gを加える。この温度を維持して15分撹拌し、
次いでこれにテトラヒドロフラン7ml中の17β−(ジメ
チル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレンジ
オキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−エポキシ−
エストル−9(11)−エン1.62gの溶液を滴加する。引
き続き1時間撹拌する。その際反応溶液は徐々に室温に
上昇する。反応の行なわれた後、塩化アンモニウム水溶
液を加え、ステロイドを塩化メチレンで抽出する。抽出
物を濃縮した後、残留物を塩基性酸化アルミニウム(Gr
eiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステル(20:1)
を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって分離す
る。アセトフェニルケタール化合物1.6gが得られ、これ
はメタノールから再結晶することができる。
融点:144〜152℃(半結晶性) i) 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロ
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,
3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−11β−
[4−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′
−イル)−フェニル]−エストル−9−エン−5α−オ
ール0.4gを70%の含水酢酸10mlに溶かし、水浴上で60℃
で2時間撹拌する。反応の行なわれた後、ステロイドを
水の添加により沈殿させる。得られる粗生成物を中性酸
化アルミニウム(Greiz−Doelau)でのクロマトグラフ
ィー(移動相としてベンゾール/酢酸エステル混合物
(5:1)を使用)によって精製する。11β−アセトニト
リル化合物0.28gが得られ、これはメタノール/水から
晶出させることができる。
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 17β−(ジメチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,
3−エチレンジオキシ−16α,17α−メチレン−11β−
[4−(2′−メチル−1′,3′−ジオキソラン−2′
−イル)−フェニル]−エストル−9−エン−5α−オ
ール0.4gを70%の含水酢酸10mlに溶かし、水浴上で60℃
で2時間撹拌する。反応の行なわれた後、ステロイドを
水の添加により沈殿させる。得られる粗生成物を中性酸
化アルミニウム(Greiz−Doelau)でのクロマトグラフ
ィー(移動相としてベンゾール/酢酸エステル混合物
(5:1)を使用)によって精製する。11β−アセトニト
リル化合物0.28gが得られ、これはメタノール/水から
晶出させることができる。
融点:123℃〜128℃、[α]D=268.7゜。
例19 生成物a〜eの製造は例16と類似に行なう。
f) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシメチレ
ンオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),
9(11)−ジエン 17β−アセトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17
α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン3.
6gを、アルゴン下無水テトラヒドロフラン25mlに溶か
し、ナフタリン0.512gおよびリチウム0.2gの添加後、50
℃で3時間撹拌する。室温で冷却し、引き続きクロルメ
チルメチルエーテルを含有するテトラヒドロフラン溶液
1.5mlを加え、夜どおし放置する。引き続き、これに水
を加え、ステロイドをエーテルで抽出する。濃縮した後
に得られる残留物を塩基性酸化アルミニウムでのクロマ
トグラフィーにより分離する。移動相としてベンゾール
/酢酸エステル混合物(10:1)を使用する。17β−メト
キシエチルエーテル2.5gが油状物として得られ、これを
直接に次の工程に使用する。
ンオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−5(10),
9(11)−ジエン 17β−アセトキシ−3,3−エチレンジオキシ−16α,17
α−メチレン−エストラ−5(10),9(11)−ジエン3.
6gを、アルゴン下無水テトラヒドロフラン25mlに溶か
し、ナフタリン0.512gおよびリチウム0.2gの添加後、50
℃で3時間撹拌する。室温で冷却し、引き続きクロルメ
チルメチルエーテルを含有するテトラヒドロフラン溶液
1.5mlを加え、夜どおし放置する。引き続き、これに水
を加え、ステロイドをエーテルで抽出する。濃縮した後
に得られる残留物を塩基性酸化アルミニウムでのクロマ
トグラフィーにより分離する。移動相としてベンゾール
/酢酸エステル混合物(10:1)を使用する。17β−メト
キシエチルエーテル2.5gが油状物として得られ、これを
直接に次の工程に使用する。
IR:COなし g) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシメチレ
ンオキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−エポキシ
−エストル−9(11)−エン 製造は例15g)と類似に行なう。
ンオキシ−16α,17α−メチレン−5α,10α−エポキシ
−エストル−9(11)−エン 製造は例15g)と類似に行なう。
化合物は油状物として単離される。
IR[cm-1]:COなし h) 3,3−エチレンジオキシ−17β−メトキシメチレ
ンオキシ−11β−[4−(2′−メチル−1′,3′−ジ
オキソラン−2′−イル)フェニル]−16α,17α−メ
チレン−エストル−9−エン−5α−オール 製造は例18h)と類似に行なう。
ンオキシ−11β−[4−(2′−メチル−1′,3′−ジ
オキソラン−2′−イル)フェニル]−16α,17α−メ
チレン−エストル−9−エン−5α−オール 製造は例18h)と類似に行なう。
融点(メタノールから):150℃〜155℃、[α]D=4
4.9゜。
4.9゜。
i) 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキ
シメチレンオキシ−16α,17α−メチレンエストラ−4,9
−ジエン−3−オン 製造は例17i)と類似に行なう。
シメチレンオキシ−16α,17α−メチレンエストラ−4,9
−ジエン−3−オン 製造は例17i)と類似に行なう。
融点:70℃〜74℃、[α]D=290.1゜。
例20 生成物a〜hの製造は例15と類似に行なう。
i) 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−
ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジ
メチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレン
ジオキシ−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン
−5α−オール0.5gを、70%の含水酢酸10mlに溶かし、
水浴上室温70℃で10時間撹拌する。反応の行なわれた
後、ステロイドを水および若干の希アンモニア溶液の添
加によって沈殿させる。粗生成物を、中性酸化アルミニ
ウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステル
(5:1)を用いるクロマトグラフィーにより精製する。1
1β−ジメチルアミノフェニル化合物0.3gが得られ、こ
れはメタノール/水から晶出させることができる。
ヒドロキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジ
エン−3−オン 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジ
メチル−t−ブチル−シリルオキシ)−3,3−エチレン
ジオキシ−16α,17α−メチレン−エストル−9−エン
−5α−オール0.5gを、70%の含水酢酸10mlに溶かし、
水浴上室温70℃で10時間撹拌する。反応の行なわれた
後、ステロイドを水および若干の希アンモニア溶液の添
加によって沈殿させる。粗生成物を、中性酸化アルミニ
ウム(Greiz−Doelau)でのベンゾール/酢酸エステル
(5:1)を用いるクロマトグラフィーにより精製する。1
1β−ジメチルアミノフェニル化合物0.3gが得られ、こ
れはメタノール/水から晶出させることができる。
融点:137℃〜140℃、[α]D=287.6゜。
例21 17−アルコキシ−16α,17α−メチレン化合物の製造 a) 3−メトキシ−17−トリメチルシリルオキシ−エ
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン10g(35.2mmol)を、水分遮断下で水活性ガス下
に、P2O5上で蒸留した塩化メチレン30mlおよびトリフル
オロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル10.5g
(47.2mmol、D=1.15)を加える。引き続き、撹拌およ
び温和な冷却下にトリエチルアミン約7ml(KOH乾燥、分
子量101.2:D=0.726)を少量宛加える。その際溶液は明
瞭にアルカリ性反応を示す。次に、室温で12時間放置
し、反応の行なわれた後、溶剤を真空中で蒸留する。粘
液状残留物を不活性ガス下無水エーテル約20mlで3回抽
出する。得られる、ステロイドの存在する溶液を直接に
次の工程に使用する。
ストラ−1,3,5(10),16−テトラエン 3−メトキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
7−オン10g(35.2mmol)を、水分遮断下で水活性ガス下
に、P2O5上で蒸留した塩化メチレン30mlおよびトリフル
オロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル10.5g
(47.2mmol、D=1.15)を加える。引き続き、撹拌およ
び温和な冷却下にトリエチルアミン約7ml(KOH乾燥、分
子量101.2:D=0.726)を少量宛加える。その際溶液は明
瞭にアルカリ性反応を示す。次に、室温で12時間放置
し、反応の行なわれた後、溶剤を真空中で蒸留する。粘
液状残留物を不活性ガス下無水エーテル約20mlで3回抽
出する。得られる、ステロイドの存在する溶液を直接に
次の工程に使用する。
生成物bの製造は例16と類似に行なう。
b′) 17β−ヒドロキシ−3−メトキシ−16α,17α
−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−16α,17α−メチレン−17β−トリメ
チルシリルオキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
0.2gを、メタノール5mlおよびピリジニウムトシレート
0.05gと一緒に水浴上で30分加熱する。けん化の行なわ
れた後、重炭酸ナトリウム溶液を加え、ステロイドを塩
化メチレンで抽出する。抽出物を濃縮した後、メタノー
ル/水から再結晶する。その際17β−ヒドロキシ化合物
0.13gが得られる。
−メチレン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン 3−メトキシ−16α,17α−メチレン−17β−トリメ
チルシリルオキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
0.2gを、メタノール5mlおよびピリジニウムトシレート
0.05gと一緒に水浴上で30分加熱する。けん化の行なわ
れた後、重炭酸ナトリウム溶液を加え、ステロイドを塩
化メチレンで抽出する。抽出物を濃縮した後、メタノー
ル/水から再結晶する。その際17β−ヒドロキシ化合物
0.13gが得られる。
融点:114℃〜116℃。
b″) 3,17−ジメトキシ−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン 17β−ヒドロキシ−3−メトキシ−16α,17α−メチ
レン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン0.1gを、無水
テトラヒドロフラン5mlに溶かし、室温でテトラヒドロ
フラン中の0.5Mのリチウムナフタリド溶液を、溶液がも
はや脱色しなくなるまで滴加する。これに引き続き、ヨ
ウ化メチル0.1mlを加え、温和な加熱下に約30分撹拌す
る。反応の行なわれた後、これに水を加え、ステロイド
をエーテルで抽出する。エーテル抽出物を濃縮した後、
残留物を中性酸化アルミニウムでのクロマトグラフィー
で分離する。溶離はベンゾールを用いて行なう。17β−
メチルエーテル0.1gが得られ、これはメタノールから結
晶させることができる。
ストラ−1,3,5(10)−トリエン 17β−ヒドロキシ−3−メトキシ−16α,17α−メチ
レン−エストラ−1,3,5(10)−トリエン0.1gを、無水
テトラヒドロフラン5mlに溶かし、室温でテトラヒドロ
フラン中の0.5Mのリチウムナフタリド溶液を、溶液がも
はや脱色しなくなるまで滴加する。これに引き続き、ヨ
ウ化メチル0.1mlを加え、温和な加熱下に約30分撹拌す
る。反応の行なわれた後、これに水を加え、ステロイド
をエーテルで抽出する。エーテル抽出物を濃縮した後、
残留物を中性酸化アルミニウムでのクロマトグラフィー
で分離する。溶離はベンゾールを用いて行なう。17β−
メチルエーテル0.1gが得られ、これはメタノールから結
晶させることができる。
融点:128℃〜131.5℃、[α]D=93.5゜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07F 7/18 C07F 7/18 A (72)発明者 クリシュコ,アナトリ ドイツ民主共和国 デーデーエル―6900 イェーナ ヴェステントシュトラーセ 2 アー (72)発明者 ポンゾルト,クルト ドイツ民主共和国 デーデーエル―6900 イェーナ トーマス―マン―シュトラ ーセ 13 アー (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07J 53/00 A61K 31/565 CA(STN)
Claims (6)
- 【請求項1】一般式I [式中R1はメチル基またはエチル基を表わし、 R2は水素、それぞれ炭素原子数1〜6の炭素鎖を有する
アルキル基、アルコキシメチル基、アルカノイル基、ア
ルコキシカルボニル基、2−メトキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、2−アルカノイルオキシエチル基
(アルカノイル=C1〜C4)または炭素原子数1〜4のア
ルキル基を有するトリアルキルシリル基を表わし、 R3はビニル基、C1〜C6−アルキル基またはパラ置換基と
して−OCH3、−SCH3、−N(CH3)2、−NHCH3、−CN、
−CHO、CH3CO、CH3CHOHまたはCH2OHを有するパラ置換フ
ェニル基を表わし、 R6は水素原子または1〜6個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わし、 Xは酸素原子、ヒドロキシ−またはメトキシイミノ基NO
HないしはNOCH3または2または3個の成環炭素原子を有
する環状チオケタールを表わす]で示される11β−置換
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン。 - 【請求項2】R1がメチル基を表わし、 R2水素原子、C1〜C6−アルキル基、炭素原子数1〜4の
アルキル基を有するトリアルキルシリル基、アセチル
基、−CH2OCH3基または−2−メトキシエチル基を表わ
し R3がビニル基またはパラ置換基として−N(CH3)2、
−CHO、−C(O)CH3、−OCH3を有するパラ置換フェニ
ル基を表わし、 R6が水素原子またはメチル基を表わし、 Xが酸素原子を表わす、請求項1による一般式Iで示さ
れる化合物。 - 【請求項3】17β−エトキシ−11β−(4−メトキシフ
ェニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン、 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン、 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−エトキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン、 17β−ブチルオキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン
−3−オン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−エトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ブチルオキシ
−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヘキシルオキ
シ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシエチ
ルオキシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン、 11β−(4−ホルミルフェニル)−17β−メトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン
ならびに 17β−エトキシ−11β−(4−ホルミルフェニル)−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 17β−(ジメチル−t−ブチル−シロキシ)−11β−
(4−メトキシフェニル)−16α,17α−メチレン−エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン、 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−(ジメ
チル−t−ブチル−シロキシ)−16α,17α−メチレン
−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−(ジメチル−
t−ブチル−シロキシ)−16α,17α−メチレン−エス
トラ−4,9−ジエン−3−オン、 17β−ヒドロキシ−11β−(4−メトキシフェニル)−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロ
キシ−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 17β−アセトキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−
3−オン、 17β−アセトキシ−11β−(4−アセチルフェニル)−
16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン、 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メトキ
シメチル−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエ
ン−3−オン、 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシメチ
ル−16α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3
−オン、 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−メトキ
シ−16β−メチル−16α,17α−メチレン−エストラ−
4,9−ジエン−3−オンおよび 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−メトキシ−16
α,17α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オン である、請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】一般式XI [式中R1は水素原子またはメチル基を表わし、R4および
R5はそれぞれメチル基またはエチル基を表わすかまたは
一緒になってエチレン−、または2,2−ジアルキルプロ
ピレン基、殊に2,2−ジメチルプロピレン基を表わし、R
2′およびR3′は式IにおけるR2およびXと同じものを
表わし、その際場合により存在するケト基は保護されて
いる]によって示される化合物を、水と混じる溶媒中で
の酸処理によって一般式Iで示される11β−置換16α,1
7α−メチレン−エストラ−4,9−ジエン−3−オンに変
えるかまたはこれを引き続き場合によりオキシム化、チ
オケタール化またはアシル化によって一般式Iで示され
る他の化合物に誘導することを特徴とする一般式Iで示
される11β−置換16α,17α−メチレン−エストラ−4,9
−ジエン−3−オンの製造方法。 - 【請求項5】一般式Iで示される、プロゲステロン競合
的拮抗薬。 - 【請求項6】一般式Iで示される少なくとも1つの化合
物ならびに薬学的に認容性の担体を含有する、プロゲス
テロン競合的拮抗薬組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DD33148189A DD289536A5 (de) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | Verfahren zur herstellung von 17-alkoxy-11beta-aryl-16alpha, 17alpha-methylen-gona-4,9-dienen |
DD33181989A DD289538A5 (de) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | Verfahren zur herstellung von 11 beta-substituierten 16 alpha, 17 alpha-methylen-gona-4,9-dienen |
PCT/DE1990/000616 WO1991001994A1 (de) | 1989-08-04 | 1990-08-06 | 11β-SUBSTITUIERTE 16α,17α-METHYLEN-ESTRA-4,9-DIEN-3-ONE |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05509287A JPH05509287A (ja) | 1993-12-22 |
JP3135564B2 true JP3135564B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=25748291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02510808A Expired - Fee Related JP3135564B2 (ja) | 1989-08-04 | 1990-08-06 | 11β―置換16α,17α―メチレン―エストラ―4,9―ジエン―3―オン |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5162312A (ja) |
EP (1) | EP0411736B1 (ja) |
JP (1) | JP3135564B2 (ja) |
AT (1) | ATE105299T1 (ja) |
DE (1) | DE59005594D1 (ja) |
DK (1) | DK0411736T3 (ja) |
ES (1) | ES2053091T3 (ja) |
WO (1) | WO1991001994A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0683172B1 (en) * | 1994-05-19 | 1997-08-13 | Akzo Nobel N.V. | 11,21-Bisphenyl-19-norpregnane derivatives |
ES2152671T3 (es) * | 1996-05-01 | 2001-02-01 | Us Gov Health & Human Serv | Derivados de progesterona sustituidos en posicion 21 como nuevos agentes antiprogestacionales. |
US6900193B1 (en) | 1996-05-01 | 2005-05-31 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Structural modification of 19-norprogesterone I: 17-α-substituted-11-β-substituted-4-aryl and 21-substituted 19-norpregnadienedione as new antiprogestational agents |
TW403736B (en) * | 1997-02-21 | 2000-09-01 | Akzo Nobel Nv | Steroid compounds having contraceptive and anti-osteoporosis activity |
US6667299B1 (en) | 2000-03-16 | 2003-12-23 | Hollis-Eden Pharmaceuticals, Inc. | Pharmaceutical compositions and treatment methods |
DE19917979A1 (de) * | 1999-04-21 | 2000-10-26 | Clariant Gmbh | Verfahren zur Herstellung von substituierten Phenyl-boronsäuren |
CA2680119A1 (en) * | 2007-03-07 | 2008-09-12 | Janssen Pharmaceutica N.V. | Steroids derivatives as selective progesterone receptor modulators |
ES2378604T3 (es) | 2009-05-22 | 2012-04-16 | HEYL Chemisch-Pharmazeutische Fabrik GmbH und Co. KG | Método para la síntesis de dienogest a partir de 3-metiléter de estrona |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3646074A (en) * | 1969-11-26 | 1972-02-29 | Searle & Co | 3 17-dioxygenated 16alpha 17alpha-methano-5alpha-androstanes and unsaturated congeners |
DE3111951A1 (de) * | 1981-03-23 | 1982-09-30 | Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen | 7(alpha)-alkoxycarbonyl-15ss-methylen-4-androstene, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung als arzneimittel |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP02510808A patent/JP3135564B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1990-08-06 AT AT9090250202T patent/ATE105299T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-08-06 WO PCT/DE1990/000616 patent/WO1991001994A1/de unknown
- 1990-08-06 DK DK90250202.0T patent/DK0411736T3/da active
- 1990-08-06 ES ES90250202T patent/ES2053091T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-06 DE DE59005594T patent/DE59005594D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-08-06 EP EP90250202A patent/EP0411736B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-15 US US07/567,375 patent/US5162312A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05509287A (ja) | 1993-12-22 |
ES2053091T3 (es) | 1994-07-16 |
EP0411736B1 (de) | 1994-05-04 |
DE59005594D1 (de) | 1994-06-09 |
US5162312A (en) | 1992-11-10 |
DK0411736T3 (da) | 1994-09-19 |
WO1991001994A1 (de) | 1991-02-21 |
ATE105299T1 (de) | 1994-05-15 |
EP0411736A1 (de) | 1991-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2956776B2 (ja) | 13―アルキル―11β―フエニルゴナン | |
AU742834B2 (en) | Antigestagenic steroids with a fluorinated 17alpha-alkyl chain | |
FI85274C (fi) | Foerfarande foer framstaellning av terapeutiskt anvaendbara 11 -(4-isopropenylfenyl) estra-4,9-diener. | |
JP3977462B2 (ja) | 11−(置換フェニル)−エストラ−4,9−ジエン誘導体 | |
JPH0234958B2 (ja) | ||
JPH0443077B2 (ja) | ||
US5739125A (en) | 11 Beta-aryl-gona-4, 9-dien-3-ones | |
HU191739B (en) | Process for producing 11-beta-estradiene derivatives and pharmaceutical compositions containing them | |
CA2019404C (en) | 11 beta-aryl-4-estrenes, process for their production as well as their use as pharmaceutical agents | |
HU191131B (en) | Process for preparing 13-alpha-alkyl-gonanes and pharmaceutical compositions containing such compounds | |
JPS6247878B2 (ja) | ||
JP3462515B2 (ja) | 17−スピロフラン−3′−イリデンステロイド | |
JP3202224B2 (ja) | 11β―アリール―ゴナ―4,9―ジエン―3―オン、その製造方法及びそれを含有する調剤学的調製剤 | |
JP3009169B2 (ja) | アミド又はカルバメート官能基を含有する炭素鎖を11β位置に有する新規の19―ノルステロイド、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物 | |
JP3135564B2 (ja) | 11β―置換16α,17α―メチレン―エストラ―4,9―ジエン―3―オン | |
KR100402636B1 (ko) | 17-스피로메틸렌락톤또는락톨기를갖는스테로이드 | |
JP3061856B2 (ja) | 抗ゲスタゲン性11β―アリール―16α,17α―シクロヘキサノ―エストラ―4,9―ジエン | |
JPH02111787A (ja) | 10β,11β―架橋ステロイド、中間体およびその製法、並びに当該化合物を含有する抗ゲスターゲンおよび抗グルココルチコイド作用薬剤 | |
JPH0649717B2 (ja) | 二重結合又は三重結合を含む基で10位置が置換された新規なステロイド、それらの製造法及び薬剤 | |
JPS5959700A (ja) | 11β−アリ−ル−17α−アルキニル−17β−ヒドロキシ−4,9(10)エストラジエン−3−オン誘導体、その製法及び該誘導体を含有する抗ゲスタゲン作用を有する製薬的調剤 | |
JP3302366B2 (ja) | ゲスターゲン作用を有する19,11−架橋した4−エストレン | |
TWI322813B (en) | Process for the preparation of 7alpha-methylsteroids | |
SK5192003A3 (en) | 17alpha-Fluoroalkyl steroids, method for producing the same and pharmaceutical compositions containing said compounds | |
KR100836323B1 (ko) | 4-(17α-치환된-3-옥소에스트라-4,9-디엔-11β-일)벤즈알데히드-(1E 또는 1Z)-옥심의 제조 방법 | |
JP4331478B2 (ja) | 4−(17α−メチル−置換3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−イル)ベンズアルデヒド−(1Eまたは1Z)−オキシム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |