JP3134671B2 - 接続穴合わせ用治具 - Google Patents

接続穴合わせ用治具

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JP3134671B2
JP3134671B2 JP06188233A JP18823394A JP3134671B2 JP 3134671 B2 JP3134671 B2 JP 3134671B2 JP 06188233 A JP06188233 A JP 06188233A JP 18823394 A JP18823394 A JP 18823394A JP 3134671 B2 JP3134671 B2 JP 3134671B2
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holes
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政司 室山
一賢 政本
広美 谷本
保 清板
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接続穴合わせ用治具に関
する。詳しくは、配管等を突き合わせて接続する際等
に、配管のフランジの接続穴(ボルト穴)を正確に合わ
せ、接続用ボルトやリベット等の挿入を容易にする接続
穴合わせ用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】配管等を突き合わせて接続するには、配
管等の端部に形成されたフランジ部の接続穴(ボルト
穴)を正確に合わせ、接続用ボルトを挿入し、ナットで
固定したり、リベットを挿入してかしめ止めすること等
が行われている。しかし、このような、配管等を突き合
わせて接続する作業を実際に行う場合、フランジ部の接
続穴(ボルト穴)の位置が正確に合っていることは殆ど
なく、そのまま接続用ボルト等を挿入して接続作業が行
えることはまずない。
【0003】このため、通常は、突き合わされたフラン
ジの接続穴に、ノシ、片口メガネレンチ、テーパー状の
挿入棒等をこじ入れたり、ハンマー等で叩き込み、対向
するフランジとその接続穴の位置を合わせ、接続用ボル
ト等を挿入するなどの作業が行われている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】この、接続穴の位置合
わせ作業は、上記挿入棒等の外れに起因した打撲事故等
の危険を伴うことは勿論、フランジの合わせ面に傷を生
ずる場合も有り、改善が望まれていた。本発明は、上述
のような、従来の接続穴の位置合わせ作業を、安全にか
つ簡単に行い得る接続穴合わせ用治具を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、接続穴
とほぼ同径で接続穴に挿入可能な径とされた円柱状の
入軸部と、該挿入軸部の一端から挿入軸部の側面のほぼ
延長線上に突出して形成された挿入軸部より細い円柱状
進入片と、挿入軸部の他端側に形成された進入片回転
用頭部とからなり、該挿入軸部の外周と該進入片の外周
とが一点で接していることを特徴とするフランジの接続
穴合わせ用冶具に存する。
【0006】以下、本発明の治具の一例につき、図面を
用いて説明する。図1は本発明の治具の一例の斜視図、
図2〜図5は本発明の治具を用いてフランジの接続穴を
合わせる工程を示す説明図であり、(a)は側面図、
(b)は正面図である。本発明の接続穴合わせ用治具1
は、図1にその一例を示すように接続穴とほぼ同径で接
続穴に挿入可能な径とされた柱状の挿入軸部2と、該挿
入軸部2の一端から挿入軸部の側面のほぼ延長線上に突
出して形成された挿入軸部より細い進入片3と、挿入軸
部2の他端側に形成された進入片回転用頭部4とからな
る。また、図1においては、進入片が円筒状であるの
で、挿入軸部2と進入片3との接合部では、挿入軸部2
の描く円に対し、進入部3の描く円が内接しており、即
ち該挿入軸部の外周と該進入片の外周とが一点で接して
いる。このことが、本発明の治具の大きな特徴である。
【0007】本発明の接続穴合わせ用治具1を用いてフ
ランジの接続穴を合わせる工程を説明する。図2(a)
(b)に示すように接続しようとする配管等のフランジ
5とフランジ6との位置、即ち接続穴7,7’と接続穴
8,8’の位置がずれている場合、このままの状態では
接続用のボルト等は途中で支えてしまい、接続が出来な
い。
【0008】このような場合に本発明の治具1が用いら
れる。図2、図3に示すように、まず、本発明の治具1
の進入片3がフランジ5の接続穴7に、かつ治具1の挿
入軸部2がフランジ6の接続穴8に挿入される。図2、
図3から分かるように、進入片3は接続穴7と接続穴8
とが重なって、一部貫通している部分に挿入され、挿入
軸部2は挿入軸部2とほぼ同径の接続穴8にはいること
となる。このように進入片3は、細い貫通孔部分に挿入
されるため挿入軸部2より細くされている必要がある。
【0009】接続穴7と接続穴8に挿入された治具1は
次いで、図4に示されるように回転される。回転は、進
入片回転用頭部4をスパナ等で支持して回せば良い。回
転は挿入軸部2の軸芯を中心に行われるため、挿入軸部
2の側面のほぼ延長線上に突出して形成された進入片3
はフランジ5の接続穴7の内面に当接し、接続穴7を押
し下げる(図4に示したようなずれの場合)。
【0010】更に挿入軸部2を回転すると、図5に示す
ように、接続穴7と接続穴8の位置がぴったり重なるま
でずれることとなる。図5に示すように、接続穴7と接
続穴8の位置がぴったり重なる位置は、即ち、フランジ
5とフランジ6との位置が、ほぼぴったり重なる位置で
もあるから、他の接続穴7’と接続穴8’もまた、ほぼ
ぴったり重なっていることとなる。
【0011】従って、接続穴7と接続穴8以外の接続穴
7’と接続穴8’等にボルトを挿入しナットで固定する
ことは容易に行える。リベット止め等でも同様である。
接続穴7’と接続穴8’等にボルトを挿入しナットで固
定してしまえば、接続穴7と接続穴8から治具1を抜き
さっても接続穴7と接続穴8の位置が再びずれることは
ないので接続穴7と接続穴8にボルトを挿入しナットで
固定すればよい。
【0012】治具1を接続穴7と接続穴8に適用して
も、まだ他の接続穴7’と接続穴8’等がずれているよ
うな場合は、他の接続穴にもう一本治具1を挿入し、接
続穴の位置合わせを行えばよい。この場合例えば、接続
穴7と接続穴8の対角線上の接続穴に治具1を適用する
のがよい。このように、本発明の接続穴合わせ用治具を
用いれば、フランジ等の接続穴同士を安全にかつ簡単、
確実に位置合わせすることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の接続穴合わせ用治具を用いれ
ば、フランジ等の接続穴同士を安全にかつ簡単、確実に
位置合わせすることができる。従って、ハンマー等によ
る打撲事故が無くなり、作業も効率化する等、実用上画
期的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の治具の一例の斜視図
【図2】 本発明の治具の使用時の工程を示す説明図
【図3】 本発明の治具の使用時の工程を示す説明図
【図4】 本発明の治具の使用時の工程を示す説明図
【図5】 本発明の治具の使用時の工程を示す説明図
【符号の説明】
1 接続穴合わせ用治具 2 挿入軸部 3 進入片 4 進入片回転用頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清板 保 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化 成株式会社水島工場内 (56)参考文献 実開 平4−54315(JP,U) 実開 昭58−169210(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 1/00 - 11/02 B25B 23/00 - 33/00 B25H 7/00 F16B 17/00 - 19/14 F16B 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続穴とほぼ同径で接続穴に挿入可能な
    径とされた円柱状の挿入軸部と、該挿入軸部の一端から
    挿入軸部の側面のほぼ延長線上に突出して形成された挿
    入軸部より細い円柱状の進入片と、挿入軸部の他端側に
    形成された進入片回転用頭部とからなり、該挿入軸部の
    外周と該進入片の外周とが一点で接していることを特徴
    とするフランジの接続穴合わせ用冶具。
JP06188233A 1994-08-10 1994-08-10 接続穴合わせ用治具 Expired - Fee Related JP3134671B2 (ja)

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JP6588361B2 (ja) * 2016-03-03 2019-10-09 鹿島建設株式会社 鋼管連結治具及び鋼管連結方法
CN110167715B (zh) * 2017-01-25 2021-08-24 维斯塔斯风力系统有限公司 用于对准结构构件中的孔的对准工具

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