JP3134667B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP3134667B2
JP3134667B2 JP06121374A JP12137494A JP3134667B2 JP 3134667 B2 JP3134667 B2 JP 3134667B2 JP 06121374 A JP06121374 A JP 06121374A JP 12137494 A JP12137494 A JP 12137494A JP 3134667 B2 JP3134667 B2 JP 3134667B2
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0231Circuits relating to the driving or the functioning of the vehicle
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/183Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は警告表示の認知時間を
短縮することのできる車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の警告表示を行なう車両用表示装置
としては、例えば、図27に示すような速度表示装置が
ある(実開平6−16867号公報参照)。この速度表
示装置は速度信号変換器1からの速度信号を実際速度と
してアナログ表示する速度計3を備えている。また速度
計3の近傍には警報表示を行なう警報表示装置5が設け
られている。警報表示装置5は回転ドラム7を備え、こ
の回転ドラム7の回転による模様または色の変化等を表
示窓9から視認できるようになっている。回転ドラム7
はモータ11によって回転駆動される。モータ11には
比較回路13からの信号が入力されるようになってい
る。比較回路13は実際速度と予め設定した制限速度と
を比較してモータ11に信号を出力するようになってい
る。
【0003】そして車両の走行時に速度信号変換器1か
らの速度信号によって速度計3は実際速度をアナログ表
示する。同時に実際速度が制限速度を上回ると比較回路
13からの信号によってモータ11が駆動されて、回転
ドラム7が回転し、表示窓9から回転ドラム7の模様又
は色の変化を視認することができる。これによって運転
者は実際速度が安全速度であるか否かを認識することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造の場合、運転者がスピードメータ3を確認しなが
ら運転しているとき、その近傍にある表示窓9からの警
報表示の確認は即座に行なうことが可能である。
【0005】しかしながら、運転中は主にフロントガラ
ス前方等を見ており(前方注視)、必ずしもスピードメ
ータ3を見ているとは限らず、またセンターコンソール
の前端部側等に配置されているナビゲーションシステム
や空調装置の表示等を確認していることもある。このよ
うな場合に、乗員が固定的に見ている対象(以下、「固
視対象」と称する。)が前方注視等であって、警報表示
装置5から離れていると、警報表示装置5の回転ドラム
7が回転してからその警報表示に乗員が気付くまで所定
の時間がかかり、警報表示の一早い確認に限界があっ
た。
【0006】そこでこの発明は、運転者がどこを固視対
象としているかに拘らず、所定の警報表示の認知時間を
短縮することのできる車両用表示装置の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、図1のように車両の所定情報を
表示する情報表示手段CL1と、車両の警報を必要とす
る所定状態を検出する警報必要状態検出手段CL2と、
前記警報必要状態検出手段CL2の検出に基づき警報表
示を行なう警報表示手段CL3と、運転者がどこを固視
対象として固定的に見ているかを検出する固視対象検出
手段CL4と、前記警報必要状態検出手段CL2及び固
視対象検出手段からの信号に基づき固視対象及び又はそ
の近傍の情報表示を消去する表示消去手段CL5と、前
記表示消去手段CL5が表示消去を行ってから所定時間
後に前記警報表示手段CL3の警報表示を行なわせる遅
延手段CL6とよりなることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
表示装置であって、前記表示消去手段が表示消去を行な
う直前に固視対象又はその近傍の情報表示に表示変化を
与える注意喚起手段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の車両用表示装置であって、前記遅延手段は、警報
表示の緊急度の違いにより遅延させる所定時間を変更す
ることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記
載のいずれかの車両用表示装置であって、運転者の生理
状態を検出する運転者生理状態検出手段を設け、前記検
出した生理状態に応じて、前記注意喚起手段、遅延手
段、警報表示手段の少なくともいずれか一つを変化させ
る生理応答可変手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1〜請求項4記
載のいずれかの車両用表示装置であって、車速、カーブ
走行等の車両の走行状態を検出する車両状態検出手段を
設け、前記検出した車両状態に応じて、前記注意喚起手
段、遅延手段、警報表示手段の少なくともいずれか一つ
を変化させる車両応答可変手段を設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項6の発明は、請求項1〜5記載のい
ずれかの車両用表示装置であって、雨天、夜間、露、道
路混雑等の車両の走行環境状態を検出する環境状態検出
手段を設け、前記検出した走行環境状態に応じて、前記
注意喚起手段、遅延手段、警報表示手段の少なくともい
ずれか一つを変化させる環境応答可変手段を設けたこと
を特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項2〜請求項6記
載のいずれかの車両用表示装置であって、注意喚起手段
として固視対象又は、その近傍の情報表示の輝度変化,
色,大きさ,点滅の少なくともいずれか1つを行なうこ
とを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1〜請求項7記
載のいずれかの車両用表示装置であって、前記警報表示
手段は、固視対象の違いにより警報表示位置を変化可能
であり、固視対象の違いにより前記警報表示位置を変更
する警報表示位置変更手段を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項8記載の車両用
表示装置であって、前記警報表示手段は、緊急度の違い
に応じて警報表示位置を変化させることを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項9記載の車両
用表示装置であって、前記警報表示手段は、固視対象の
メータクラスタ又はナビゲーションシステムであると
き、緊急度の高くない警報はヘッドアップディスプレイ
上に警報表示し、緊急度の高い警報は固視対象内に警報
表示することを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項8記載の車両
用表示装置であって、前記表示消去手段は、固視対象が
メータクラスタのスピードメータであるとき、スピード
メータ表示を消去した直後、ヘッドアップディスプレイ
上に速度表示することを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項1〜請求項1
1記載のいずれかの車両用表示装置であって、前記表示
消去手段は、固視対象を消去させるとき、警報表示以外
の情報表示の消去又は表示精度低下のいずれかを行なう
ことを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項1〜請求項1
2記載のいずれかの車両用表示装置であって、前記固視
対象検出手段は、視線検出装置を用いることを特徴とす
る。
【0020】請求項14の発明は、請求項1〜請求項1
2記載のいずれかの車両用表示装置であって、前記固視
対象検出手段は、乗員によるスイッチ入力直後の情報表
示を固視対象として判断することを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、請求項1〜請求項1
2記載のいずれかの車両用表示装置であって、前記固視
対象検出手段は、運転者の操作に応じた前記情報表示手
段の情報表示を固視対象として検出し、前記遅延手段
は、緊急度の高くない警報表示のとき所定時間を設定
し、緊急度の高い警報表示のとき所定時間を設定せず、
前記警報表示手段は、緊急度の高くない警報表示を操作
終了後に表示し、且つ緊急度の高い警報表示を前記情報
表示内に操作中に表示することを特徴とする。
【0022】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、車両の所
定情報、例えば車両スピード、燃料残量等は情報表示手
段CL1によって表示することができる。また車両の警
報を必要とする所定状態、例えば車両速度が安全速度を
越えている場合、燃料残量が所定量を下回る状態等を警
報必要状態検出手段CL2によって検出することができ
る。警報必要状態検出手段CL2の検出に基づいて警報
表示手段は所定の警報表示CL3を行なう。この警報表
示手段CL3による警報表示に際しては、運転者が情報
表示手段CL1のどこを固視対象として固定的に見てい
るかを固視対象検出手段CL4によって検出し、次いで
警報必要状態検出手段CL2の検出に基づき、情報表示
手段CL1の固視対象を表示消去手段CL5が表示消去
を行なう。そして、遅延手段CL6により、表示消去手
段CL5が表示消去を行なってから所定時間後に前記警
報表示手段CL3の警報表示を行なわせるのである。す
なわち、警報表示を行なう場合に、まず、固視対象の情
報表示を一旦消去してから所定時間後に警報表示を行な
わせる。従って、運転者の視線が固視対象から解除さ
れ、警報表示へスムーズに移行させることができる。
【0023】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、表示消去手段が表示消去を行なう直前に注意
喚起手段によって固視対象に表示変化を与えることがで
きる。従って、固視対象に対する乗員の視線解除をより
スムーズに行なわせることができる。
【0024】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2の発明の作用に加え、遅延手段により、表示消去から
警報表示までの所定時間を警報表示の緊急度の違いによ
り変更することができる。
【0025】請求項4の発明では、請求項1〜請求項3
のいずれかの発明の作用に加え、運転者の生理状態、例
えば脳波、心拍数等を運転者生理状態検出手段によって
検出し、検出した生理状態に応じて生理応答可変手段が
注意喚起手段、遅延手段、警報表示手段の少なくともい
ずれか一つを変化させることができる。従って、運転者
の生理状態に応じてより大きな注意喚起等を行なうこと
ができる。
【0026】請求項5の発明では、請求項1〜請求項4
のいずれかの発明の作用に加え、車速、カーブ走行等の
車両の走行状態を車両状態検出手段によって検出し、こ
の検出した車両状態に応じて車両応答可変手段により注
意喚起手段、遅延手段、警報表示手段の少なくともいず
れかの一つを変化させることができる。従って、車両の
走行状態に応じてより大きな注意喚起等を与えることが
できる。
【0027】請求項6の発明では、請求項1〜請求項5
のいずれかの発明の作用に加え、雨天、夜間、露、道路
混雑等の車両の走行環境状態を環境状態検出手段によっ
て検出し、この検出した走行環境状態に応じて環境応答
可変手段が注意喚起手段、遅延手段、警報表示手段の少
なくともいずれか一つを変化させることができる。従っ
て、走行環境状態に応じてより大きな注意喚起等を与え
ることができる。
【0028】請求項7の発明では、請求項2〜請求項6
のいずれかの発明の作用に加え、前記注意喚起手段によ
る注意喚起を、情報表示の輝度変化,色,大きさ,点滅
の少なくともいずれか1つで行なうことができる。従っ
て、注意喚起を視覚的刺激によって行なうことができ
る。
【0029】請求項8の発明では、請求項1〜請求項7
のいずれかの発明の作用に加え、警報表示手段は、固視
対象の違いにより警報表示位置を変化させることができ
る。従って、乗員の視線位置に合わせて警報表示を行な
わせることができる。
【0030】請求項9の発明によれば、請求項1〜請求
項8のいずれかの発明の作用に加え、警報表示手段は緊
急度の違いに応じて警報表示位置を変化させることがで
きる。従って、警報表示の緊急度の違いに応じて乗員の
視線に合わせることができる。
【0031】請求項10の発明では、請求項9の発明の
作用に加え、固視対象がメータ内、またはナビゲーショ
ンシステムであるとき緊急度の低い警報はヘッドアップ
ディスプレイ上に警報表示し、緊急度の高い警報は固視
対象内に警報表示することができる。これによって乗員
がメータあるいはナビゲーションシステムを見ていると
きに警報表示の緊急度に応じて警報表示を視線に合わせ
ることができる。
【0032】請求項11の発明では、請求項8の発明の
作用に加え、固視対象がメータ内のスピードメータであ
るとき、表示消去手段はスピードメータ表示を消去した
直後、ヘッドアップディスプレイ上に速度表示すること
ができる。したがって、速度表示を持続させることがで
きる。
【0033】請求項12の発明では、請求項1〜請求項
11のいずれかの発明の作用に加え、表示消去手段は固
視対象を消去するとき警報表示以外の情報表示の消去ま
たは表示輝度低下のいずれかを行なわせることができ
る。従って、警報表示を目立たせることができる。
【0034】請求項13の発明では、請求項1〜請求項
12のいずれかの発明の作用に加え、固視対象検出手段
として、視線検出装置を用いることができる。従って、
乗員の視線を判断することにより固視対象の検出を行な
うことができる。
【0035】請求項14の発明では、請求項1〜請求項
12のいずれかの発明の作用に加え、乗員によるスイッ
チ入力直後の情報表示を固視対象として判断することが
できる。すなわち、スイッチ入力の信号を用いて固視対
象の検出を行なうことができる。
【0036】請求項15の発明では、請求項1〜請求項
12のいずれかの発明の作用に加え、固視対象検出手段
は運転者の操作に応じた情報表示手段の情報表示を固視
対象として検出する。遅延手段は、緊急度の低い警報表
示のとき所定時間を設定し緊急度の高い警報表示の時所
定時間を設定しない。警報表示手段は、緊急度の低い警
報表示を情報表示以外に表示し、緊急度の高い警報表示
を情報表示内に表示する。従って、運転者の操作による
情報表示を固視対象として検出し、且つ緊急度の低い警
報表示は固視対象を消去した後、所定時間後に表示する
ことができ、緊急度の高い警報表示のときには固視対象
を消去した後、直ちに情報表示内に表示することができ
る。
【0037】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0038】図2は、この発明の第1実施例に係る車両
用表示装置の全体ブロック図を示している。この車両用
表示装置は、マイクロコンピュータで構成された制御装
置15を備えている。制御装置15はCPU17や図示
しないインタフェース等の他、表示消去回路19、遅延
回路21を有している。また制御装置15は、警報必要
状態検出装置23や視線検出装置25からの信号を入力
するようになっている。また制御装置15は情報表示装
置27や警報表示装置29、さらには警報装置30へ信
号を出力するようになっている。
【0039】前記情報表示装置27は車両の所定情報を
表示する情報表示手段CL1(図1)を構成する。車両
の所定情報としては種々存在するが、一実施例として、
図3に、メータクラスタ31に電子表示されるスピード
メータ表示33、エンジン回転数表示35、ナビゲーシ
ョンシステム37による地図情報表示(図示省略)を示
す。
【0040】図2の前記警報必要状態検出装置23は、
車両の警報を必要とする所定状態を検出する警報必要状
態検出手段CL2(図1)を構成する。この車両の警報
を必要とする所定状態も種々存在するが、この実施例に
おいては歩行者の近接状態を検出するものとする。従っ
て、この警報必要状態検出装置23は、超音波センサ等
によって構成している。
【0041】前記警報表示装置29は警報表示手段CL
3(図1)を構成し、前記警報必要状態検出装置23の
検出に基づき警報表示を行なう。警報表示は、絵、文字
等、種々のものが考えられるが、一例としてヘッドアッ
プディスプレイ(以下、「HUD」と称す。)による歩
行者近接情報表示39を示す。
【0042】前記視線検出装置25は固視対象検出手段
CL4(図1)を構成し、運転者が情報表示装置27等
のどこを固視対象として固定的に見ているかを検出す
る。この実施例では、図4のような視線検出装置25を
用いている。
【0043】この視線検出装置25は、アイカメラ41
を有している。アイカメラ41は、例えば自動車のイン
ストルメント43に取付けられている。アイカメラ41
の信号は、A/D変換器45に入力されるようになって
いる。A/D変換器45からは、画像メモリ47,眼球
存在位置規定回路49,視線位置検出判断回路51へと
順次出力され、制御回路へと入力されるようになってい
る。
【0044】前記アイカメラ41は、運転者の顔面に向
けて照射される光に同期して運転者の眼画像情報をA/
D変換器45を介して画像メモリ47へ入力する。画像
メモリ47は運転者の顔画像をモード階調情報として眼
球存在位置規定回路49へ送る。眼球存在位置規定回路
49では、入力された画像の二つの所定領域を操作して
所定領域のそれぞれにおける所定値以上の濃度の画素数
を計数する。この画素数の計数値に基いて、入力画像の
明るさが不均一であるか否かを判定し、眼球の存在領域
を特定する。前記2つの所定領域の特定は、入力画像の
明るさが不均一でないと判断したとき顔画像全面を眼球
検索範囲とし、不均一であると判断したときは顔画像の
片側のみを眼球検索範囲とするものとした。
【0045】次いで視線位置検出判断回路51におい
て、運転者の黒目の位置が眼の領域のどこにあるかで、
どこを見ているかを決定する。なお、この場合、視線の
変化や頭の動き、個人の体格差などを考慮することもで
きる。
【0046】図5は前記画像メモリ47の出力画像であ
る。
【0047】図6は眼球位置と視線位置との関係を示し
ている。図6(a)は前方注視時、(b)はHUD(ヘ
ッドアップディスプレイ)注視時、(c)はセンターク
ラスタ注視時、(d)はメータクラスタ注視時、(e)
は脇見時、(f)は居眠り時などと判断している。
【0048】前記図2の表示消去回路19は、前記表示
消去手段CL5(図1)を構成し、前記警報必要状態検
出装置23の検出に基づき運転者の固視対象の情報表示
を消去する。
【0049】前記図2の遅延回路21は、遅延手段CL
6(図1)を構成し、表示消去回路19が表示消去を行
なってから所定時間後に警報表示を行なわせるものであ
る。
【0050】次に、図7の制御フローチャートを用いて
作用を説明する。
【0051】図7のフローチャートが実行されると、ま
ずステップS1において、警報必要状態検出値の読み込
みが行われる。この読み込みは警報必要状態検出装置2
3からの信号に基づいている。ここでは、一例として車
両前方に歩行者が近付いているか否かを読み込んでい
る。
【0052】ステップS2では、警報必要状態を検知し
たか否かが判断される。検知していなければ、警報の必
要がないため判断はNOとなり、このフローは終了す
る。警報必要状態であると検知された時にはYESとな
りステップS3へ移行する。
【0053】ステップS3では運転者の固視対象を判断
する。この判断は、視線検出装置25からの信号による
もので、例えば運転者がナビゲーションシステムを見て
いるかメータを見ているかHUDを見ているか、さらに
は前方を注視しているかが判断される。ナビゲーション
システムを固視対象としている場合には、ステップS4
の判断が行なわれ、メータクラスタを固視対象としてい
る時には、ステップS5の判断が行なわれ、HUDを固
視対象としている時にはステップS6の判断が行なわ
れ、前方注視を行なっているときにはステップS7の判
断が行われる。尚、前方注視の場合は、固視対象をHU
Dとしている場合と同様に運転者前方のフロントガラス
方向を見ているため、ステップS7の判断はステップS
6に含められる。
【0054】こうした判断の後、ステップS8において
固視対象の表示消去が行なわれる。この表示消去は表示
消去回路19の出力に基づいている。
【0055】次いで、ステップS9において、表示消去
の後、所定時間(遅延時間)Tms後に固視対象の周辺
視野内に警報表示を行なう。この警報表示は警報表示装
置29に基づき、また遅延時間Tmsは遅延回路21の
出力に基づいている。このような制御により警報の必要
が生じた場合に、その時の運転者の固視対象の情報を消
去し、遅延時間Tms後に歩行者が近接した旨の警報表
示を行なわせることができる。
【0056】図8は、タイムチャートを示している。上
下中央に時間軸を示しその上側に固視対象表示を示し、
下側に警報表示を示している。すなわちこのタイムチャ
ートのように固視対象表示を表示消去(消す)してから
T=200〜250ms後に警報表示を行なっている
(点灯)。
【0057】図9は、運転者の固視対象がスピードメー
タ表示33である場合の例を示している。運転者は、図
9(a)においてメータクラスタ31の特にスピードメ
ータ表示33を見ている。そして、車両前方に歩行者が
存在する時警報が必要であるとし、まず運転者の固視対
象であるスピードメータ表示33が特定される。次い
で、図9(b)のように固視対象であるスピードメータ
表示が消去される。更に、遅延時間Tms後に図9
(c)のようにHUD上に歩行者近接情報表示39が警
報表示される。
【0058】このように図9(c)の歩行者近接情報表
示39を警報表示する場合に図9(b)の状態である固
視対象の消去を行なうと、図9(a)においてスピード
メータ表示33を固視対象としている場合でも、歩行者
近接情報表示39が表示されてからこれを認識するまで
の時間を極めて短縮することができ、運転者は一早く次
の動作、例えば制動動作等に移ることができるのであ
る。
【0059】この作用は、注意の高速移動EAS(Ex
press Attentional Shift)と
呼ばれる視覚心理学上の知見を応用したものである。す
なわち、特定の条件で固視点を一旦消し、一定時間(約
200〜250ms)後に固視点の周辺視野内にターゲ
ットを提示すると、ターゲットを速く認知できるとする
ものである。
【0060】図10は、EASの実験結果を示してい
る。実験方法はCRT上に形状、場所、色等の異なるタ
ーゲットを提示し、その弁別または単純性質を被験者に
行なわせ、弁別(検出)速度を求めている。すなわち、
(a)でCRT上に固視点表示を行ない、(b)で固視
点消去を行なう。この固視点消去から遅延時間T=20
0〜250ms後に(c)のターゲット表示を行なう。
【0061】このような実験結果を図11,図12に示
している。まず図11では、縦軸に反応時間RTmsを
示している。この反応時間はターゲット表示が行なわれ
てから認識されるまでの時間を表している。この図11
では、実験結果として〜まで表されているが、ここ
では,について着目し、,については後述す
る。
【0062】まずは固視点持続条件における結果であ
り、は固視点消失条件における結果である。固視点持
続条件とは例えば図10において(a)の固視点表示を
行なってから(c)のターゲット表示を行なうまでの間
に(b)の固視点消去を行なわない場合を言う。
【0063】の固視点消失条件とは、図10において
(b)の固視点消去を行なう場合を言う。そして、,
を比較すると明らかなように、の場合は反応時間が
約500msであるのに対して、の場合は約450m
sであり、の場合が50ms程度反応時間が速くなっ
ている。
【0064】次に図12は、固視点消失条件において
固視点を消去してから直ちにターゲット表示を行なう場
合の反応時間と、固視点を消去して例えばT=200m
s時間後にターゲット表示を行なう場合の反応時間の差
を比較したものである。この場合T=200ms時間後
にターゲット表示するものと特に比較するのは以下の理
由による。
【0065】すなわち、この図12では、縦軸に反応時
間RTを取り、横軸には固視点消失させてから遅延時間
T後にターゲット表示を行なう場合の所定時間Tを5
0,200,350と変化させた結果を示しており、こ
のグラフから明らかなようにT=200msが最も反応
時間が速くなっているからである。
【0066】なお、この図12においてもの固視点消
失条件について着目し、については後述する。
【0067】そして、この図12のの結果からその線
分を破線のように延長すると、T=0の場合の反応時間
RTを推測することができる。すなわち、図12におい
てポイントPはほぼT=0の場合を示し、この時の反応
時間はRT=500msと推測することができる。この
結果から固視点消去を行なって直ちにターゲット表示を
行なう場合と固視点消去を行なってから200ms時間
後にターゲット表示を行なう場合の反応時間の差を見る
とRT=150msとなる。したがって、図11ので
示す固視点持続条件の場合と、固視点消失条件下で図1
2のようにT=200ms後にターゲット表示を行なう
場合とを比較すると、後者は前者に対して図11で得ら
れた時間差50msと図12で得られた時間差150m
sとの合計時間200msだけ速くなっている。すなわ
ちEASは、単にターゲット表示を行なう場合に比較し
て200ms程度速くターゲットを認識することができ
るのである。
【0068】このような結果から上記図9のように固視
点消去(b)を行なってから所定時間後に警報表示
(c)を行なうと、固視点消去を行なわない場合に比較
して、この実施例の警報表示である歩行者近接情報表示
39を表示されてからの時間を比較すると、200ms
程度速く認識することができるのである。従って、自動
車に対する歩行者の近接,エンジン不調等の警報表示を
一早く認識することができ、制動等の適確な動作を素早
く行なうことが可能となる。
【0069】つぎに他の実施例を説明する。なお、上記
第1実施例と同一構成部分には同符号を付し、重複した
説明は省略する。
【0070】図13は、この発明の第2実施例に係るブ
ロック図を示している。この実施例では情報表示の表示
消去を行なう直前に固視対象の情報表示に表示変化を与
える。従って、この実施例では注意喚起手段を構成する
注意喚起回路53が設けられている。
【0071】図14は第2実施例のフローチャートを示
している。基本的なステップは前記第1実施例の図7の
ステップと同一であり同符号をもって示している。そし
て、この第2実施例では、特にステップS10を加えて
いる。このステップS10は固視対象の情報表示に対し
消去直前に50ms程度の注意喚起表示を行なうように
したものである。
【0072】この場合のタイムチャートを図15に示し
ている。この図15のように固視対象表示を消去(消
す)する直前に50ms程度の注意喚起を与えている。
【0073】したがって、この場合の表示変化は図16
のようになる。この図16は前記第1実施例の図9に対
応している。図9と比較して異なる所は図16の(a)
においてスピードメータ表示33の指針表示されている
80の文字が消去直前に50msの間光る点である。
【0074】このように図16(b)の表示消去の直前
に(a)のような固視対象の情報表示に注意喚起を与え
ると警報表示の認知までの反応時間がより短くなるので
ある。したがって、運転者にはより適確な動作をより速
く行なわせることができる。
【0075】この反応時間の短縮は、東京大学の下條先
生が発見したSEAS(SuperExpress A
ttentional Shift)の理論を応用した
ものである。
【0076】図17はSEASをCRTを用いて実験し
たものを示している。すなわち(a)では、CRT上に
固視点表示を行ない、(b)では50msだけ固視点の
輝度を高めて注意喚起を行ない、その後(c)において
固視点消去を行ない、T=200〜250ms時間後に
(d)のターゲット表示を行なうようにしている。すな
わち、図10の場合と比較すると、図17の場合は、
(b)の固視点に注意喚起を与えるステップを付加して
いる。
【0077】この結果は、前記図11,図12に示され
ている。すなわち図11のが固視点輝度上昇消失条件
の場合、すなわち固視対象の情報表示を消去直前に所定
時間光らせる等して注意喚起を与え、その後消去して所
定時間後に警報表示を行なわせる場合の結果を示してい
る。同図は固視点輝度上昇持続条件の場合、すなわち
注意喚起を行なうが警報表示までに固視対象の情報表示
を消去しない場合の結果を示している。図11で明らか
なようにの場合が最も反応時間が短く、の固視点消
失条件(注意の高速移動EAS)の反応時間よりも速く
なっている。また図12ののように固視点輝度上昇消
失条件では固視点消失条件の場合と比較してさらに反
応時間が短く消失時間(遅延時間)T=200msの時
はRT=300msを下回るものとなっている。
【0078】したがって、このような結果を自動車の警
報装置して応用した第2実施例においては、上記作用効
果を確実に達成することができるのである。
【0079】なお、注意喚起を与える手段としては固視
対象の情報表示の輝度を変える他、表示色を変えたり、
表示文字の大きさを変え、コントラストを変え、表示周
辺に点滅信号を与える等種々のものがある。
【0080】図18は、第3実施例に係るタイムチャー
トを示している。この実施例では、警報表示の緊急度の
違いにより遅延時間Tを変更するものである。この第3
実施例における構成は第1実施例に係る図2の構成とほ
ぼ同一である。ただし、遅延手段CL6を構成する遅延
回路21は前記のように遅延時間Tを警報表示の緊急度
の違いにより変更する構成となっている。ここで、緊急
度の違いとは歩行者検知、エンジン警告、油圧警告等の
場合に緊急度の高い警報表示となり、シートベルト未装
着、燃料警告等の場合は緊急度の高くない通常の警報表
示となる。
【0081】すなわち、図18(a)のように警報表示
が緊急度の高い場合には固視対象の表示消去(消す)を
行なうと同時に警報表示を行なう(点灯)。また緊急度
の高くない警報表示の場合には、前記実施例と同様に固
視対象の情報表示を消去(消す)してから遅延時間T=
200〜250ms後に警報表示を行なう(点灯)。こ
のようにすることにより緊急度の高い警報表示の場合に
は、運転者に少しでも早く警報状態を認識させることが
できる。
【0082】ただし、図18(a),(b)の警報表示
に対する気付き時間の違い、すなわち警報を必要とする
状態の検出から運転者が警報表示に気付くまでの時間の
違いは100〜150ms程度であり、図18(b)の
場合にも前記各実施例と同様に注意の高速移動により警
報表示の素早い認識ができることは勿論である。また図
18(a)と同(b)とを比較した場合に、警報表示が
行われてから(点灯)、運転者がこれを認識するまでに
要する時間は(b)の方が短く、認識に要する無意識の
労力が(a)に比較して削減され、それだけ疲労度も少
なくすることができるのである。尚、このようなことは
前記各実施例及び以下の各実施例においても同様であ
る。
【0083】図19は第4実施例に係る車両用表示装置
のブロック図を示している。
【0084】この実施例の構成も第1実施例の図2の構
成と基本的には同様である。一方、この実施例では運転
者の生理状態を検出する運転者生理状態検出手段として
運転者生理状態検出器55が設けられている。この運転
者生理状態検出器55は運転者の脳波、心拍数、脈、瞬
き、その他により運転者の生理状態を検出し、制御装置
15へ入力するものである。制御装置15には生理応答
可変回路57が設けられている。この生理応答可変回路
57は生理応答可変手段を構成するもので、前記のよう
に検出して入力された生理状態に応じて注意喚起回路5
3、遅延回路21、警報表示装置29の少なくともいず
れか一つを変化させるものである。具体的には、運転者
の脳波のアルファー波に関するパワー値の増加や、瞬き
回数等により運転者の覚醒度を検出したり、心拍数やア
ルファー波などから緊張度を検出する。そして覚醒度の
低い状態や疲労時にはより大きな注意喚起を引き起こす
ような刺激、例えば情報表示装置27による情報表示の
消去直前の輝度変化として通常より大きい変化を与え
る。また緊急時にも注意喚起回路53及び遅延回路21
をこれに対応して適正に動作させ警報表示を行なうよう
にするのである。したがって、この実施例では運転者の
生理状態に応じてより適確に警報表示を認識させること
ができる。
【0085】図20は、この発明の第5実施例に係る車
両用表示装置のブロック図を示している。この実施例に
おいても基本的な構成は図2の第1実施例とほぼ同様で
ある。一方、この実施例では、車両状態検出器59が設
けられている。この車両状態検出器59は車両状態検出
手段を構成するもので、車両の速度、操舵角、ブレー
キ、その他の状態を検出して車速、カーブ走行、等の車
両の走行状態を検出し、制御装置15へ入力するもので
ある。制御装置15には車両応答可変回路61が設けら
れている。車両応答可変回路61は車両応答可変手段を
構成するもので、前記のように検出して入力された車両
状態に応じて注意喚起回路53、遅延回路21、警報表
示装置29の少なくともいずれか一つを変化させるもの
である。車両走行状態としては、速度センサによる高低
速走行状態、ステアリング操舵角センサによるカーブ走
行状態、シフト変化パターンやブレーキ回数等による運
転に集中した市街地走行状態等を検出する。例えば、安
全に運転することを第一に考え、高速走行時には注意喚
起回路53によってより強い注意刺激を与える。これ
は、高速走行時の単純運転で乗員の緊張感が弱まってい
ると考えられるからである。また、カーブ走行や混雑し
た市街地走行時には通常より少ない注意喚起を引き起こ
すような刺激、例えば輝度変化として通常より少ない変
化を与えるのである。これによって車両の走行状態に応
じてより適確な警報表示の認識を行なうことができるの
である。
【0086】図21は、この発明の第6実施例に係る車
両用表示装置のブロック図を示している。この実施例に
おいても基本的な構成は図2の第1実施例とほぼ同様で
ある。一方、この実施例では環境状態検出器63が設け
られている。この環境状態検出器63は環境状態検出手
段を構成するもので、雨量、日射量、その他の検出によ
って雨天、夜間、霧、道路混雑等の車両の走行環境状態
を検出して制御装置15へ入力する。制御装置15には
環境応答可変回路65が設けられている。この環境応答
可変回路65は環境応答可変手段を構成するもので、前
記検出して入力された走行環境状態に応じて注意喚起回
路53、遅延回路21、警報表示装置29の少なくとも
いずれか一つを変化させるものである。具体的には、走
行環境状態として雨滴感知センサによる雨天、ヘッドラ
イトのオン・オフによる昼夜の別、フォグランプのオン
・オフによって霧状態等を検出する。そして、雨天や霧
等の悪天候時には注意喚起回路53によってより強い注
意刺激を与え、遅延回路21による遅延時間Tも0秒と
して極力早く運転者に警報表示を認識させる。また、夜
間においては、注意喚起回路53による注意喚起として
色の変化や輝度変化を使用し、昼間等の明るい時には表
示の大きさ等光の影響を受けないものを使用する。した
がって、この実施例では、走行環境状態に応じてより適
確な警報表示の認識を行なうことができるのである。
【0087】図22は、第7実施例に係る車両用表示装
置のブロック図を示している。この実施例においても基
本的な構成は図2の第1実施例とほぼ同様である。一
方、この実施例においては警報表示装置29が固視対象
の違いにより警報表示位置を変化可能な構成となってい
る。また、制御装置15は警報表示位置変更回路67を
備えている。この警報表示位置変更回路67は警報表示
位置変更手段を構成するもので、固視対象の違いにより
警報表示位置を変更するものである。すなわち、警報表
示位置変更回路67は固視対象がHUDかメータかナビ
ゲーションシステムか前方注視かによって警報表示位置
を決定する。
【0088】図23は、警報表示位置変更のフローチャ
ートである。基本的な制御は第1実施例の図7のフロー
チャート等によって行なわれ、これに加えるものとし
て、図23のフローチャートが存在する。まず、ステッ
プS11では、固視対象の読み込みが行なわれる。ステ
ップS12では固視対象がメータクラスタあるいはナビ
ゲーションシステムか否かの判断が行なわれる。固視対
象がメータクラスタあるいはナビゲーションシステムで
ない場合にはステップS13へ移行し、固視対象内に警
報表示が行なわれ、このフローは終了する。ステップS
12において、固視対象がメータクラスタあるいはナビ
ゲーションシステムであると判断されればステップS1
4へ移行し、表示すべき警報が緊急度の高いものか否か
が判断される。緊急度の高い警報表示の場合にはステッ
プS15において固視対象、すなわちメータクラスタ内
かナビゲーションシステム内に警報表示が行なわれる。
また、緊急度が高くない警報表示の場合にはステップS
16においてHUD上に表示され、前方視野が促され
る。
【0089】このような制御により運転者が運転正面の
右方に表示されているHUDを見ている時には正面寄り
のHUD上に警報表示を行なう。また、運転者がナビゲ
ーションシステムやメータクラスタを見ている時にはメ
ータクラスタ内、あるいはナビゲーションシステムの表
示上部内に警報表示を行なう。更に、固視対象がメータ
クラスタやナビゲーションシステムである時、前方視野
から極力目を離さないようにするために警報の緊急度の
違いにより緊急度の低い場合はHUD上に表示し、緊急
度の高い場合は固視対象内に表示するのである。したが
って、この実施例によれば緊急度の違いによって警報表
示を素早く認識することができ、且つ、運転者に極力前
方視野を促すことができ、運転に際しての視野向上を図
ることができる。
【0090】図24は第8実施例に係り、警報表示位置
変更のフローチャートの他の例を示している。この図2
4のフローチャートにおいて図23と同一ステップにつ
いては同符号を付して重複した説明は省略する。一方、
この図24のフローチャートではステップS21におい
て固視対象がスピードメータ表示であるか否かの判断を
行なっている。そして、スピードメータ表示であると判
断されればステップS14の緊急度の判断を経てステッ
プS22に移行する。ステップS22では、EASやS
EASを達成するためのスピードメータ表示消去(速度
表示消去)を行なうと同時に速度表示をHUD上に表示
する。次いで、緊急度が高い警報表示の場合には、固視
対象内に遅延時間(所定時間)T=0で表示し、緊急度
が高くない場合にはステップS24においてHUD上に
遅延時間T=0で警報表示を行なう。このようにして、
固視対象がスピードメータ表示である場合には、メータ
クラスタ内でのスピードメータ表示を消去してもHUD
上に速度表示を持続することができる。また、緊急度の
高い警報の場合には遅延時間T=0で固視対象、すなわ
ちスピードメータ内に警報表示を行なうことができ、そ
の認識を著しく早く行なわせることができる。また、緊
急度の高くない警報表示の場合には、HUD上にT=0
で表示することによって前方視野を促し、且つ警報表示
の早い認識を可能とする。
【0091】前記第7,第8実施例において、警報表示
を固視対象内に表示するような場合に、警報表示以外の
不必要な情報表示、例えば速度表示以外のエンジン回転
数表示やオーディオ・エアコン表示、時計等も同時にす
べて消去、あるいは表示輝度を低く設定すること等もで
きる。この場合は、警報表示をより目立たせることがで
き、より早い認識を可能とする。
【0092】図25は第9実施例に係るフローチャート
を示している。基本的な制御は図7の第1実施例等に基
づいている。この実施例では乗員が情報表示のために操
作したスイッチ入力直後の情報表示を固視対象として判
断するものである。
【0093】まず、ステップS31では運転者が情報表
示装置に関するスイッチを入力したか否かが判断され、
スイッチ入力があればステップS32においてスイッチ
入力後一定時間t(例えば5秒間)を経過したか否かが
判断される。これは、スイッチ入力後5秒以内程度であ
れば乗員はスイッチに関連して表示される情報表示を見
ていると考えらるからである。従って、t秒以内である
と判断されれば、ステップS33においてスイッチで入
力した情報表示を固視対象と判断する。すなわち、ナビ
ゲーションシステムのように運転者がスイッチ入力する
ことによって表示画面に情報が提示される表示装置に対
してスイッチ入力直後はその表示を見ていると考えられ
るから、これを固視対象として判断し、上記第1実施例
等の制御に用いる。このように、スイッチ入力を固視対
象判断に用いることによって構造が極めて簡単となり安
価に製造することができる。
【0094】図26は、第10実施例に係るフローチャ
ートを示している。この実施例においても基本的な制御
は図7の第1実施例等のフローチャートに基づいてい
る。この実施例では運転者の操作に応じた情報表示を固
視対象とし、緊急度の低い警報表示を情報表示手段の操
作終了後に表示し、且つ緊急度の高い警報表示を情報表
示内に操作中に表示するようにした。すなわち、ステッ
プS41において運転者が表示を伴う操作をしているか
どうかが判断される。操作が行なわれている場合には、
ステップS42において警報表示が必要か否かが判断さ
れ、必要である時にはステップS43において緊急度が
判断される。緊急度が高ければステップS44において
操作中の表示装置内に警報表示が行なわれる。この場
合、図2で示す遅延回路21での遅延時間Tは設定され
ないことになる。また、緊急度が高くない場合には、ス
テップ45において操作終了後に警報表示が行なわれ
る。この場合は遅延時間Tの設定が行なわれることにな
る。従って、緊急度の高い警報表示の場合には運転者が
操作中に見ている表示装置内に警報が行なわれ、直ちに
その認識をおこなわせることができる。また、緊急度が
高くない場合には、操作終了後に表示装置外等に警報表
示を行なわせ、乗員の運転中の視野を拡大することがで
きる。尚、前述の実施例では固視対象そのものの表示を
消去したが、固視点は個人によるバラツキなどもあり一
義的な範囲でないため、その近傍であれば差し支えな
い。
【0095】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、固視対象となっている情報表示の表示消去
と表示消去から警報表示までの所定時間とによって警報
表示の認識を素早く行なわせることができる。しかも、
警報表示が行なわれてからこれを認識するまでの時間を
短縮することができるので、認識に要する乗員の無意識
の労力は軽減され、疲労度も少なくなる。従って、自動
車に対する歩行者の近接、エンジン不調、油圧低下、シ
ートベルト未装着、燃料減少等に対して適確な動作を素
早く行なうことが可能となる。
【0096】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、注意喚起によって固視対象に対する視線
解除をよりスムーズに行なわせることができ、警報表示
の認識をより早めることができる。従って、より適確な
対応が可能となる。
【0097】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加え、表示消去から警報表示まで
の所定時間を警報表示の緊急度の違いによって遅延させ
るようにしたので、緊急度の高い場合には直ちに警報表
示を行なわせることができ、緊急度の高さに対処するこ
とができる。
【0098】請求項4の発明によれば請求項1〜請求項
3のいずれかの発明の効果に加え、運転者の緊張状態等
の生理状態に応じて注意喚起状態等を変更することがで
き、生理状態に応じたより適確な認識を行なわせること
ができる。
【0099】請求項5の発明によれば請求項1〜請求項
4のいずれかの発明の効果に加え、車速、カーブ走行等
車両の走行状態に応じて注意喚起等を変更することがで
き、走行状態に応じたより適確な認識を行なわせること
ができる。
【0100】請求項6の発明では、請求項1〜請求項5
のいずれかの発明の効果に加え、雨天、夜間等車両の走
行環境状態に応じて注意喚起等を変更することができ、
環境状態に応じたより適確な認識を行なわせることがで
きる。
【0101】請求項7の発明では、請求項2〜請求項6
のいずれかの発明の効果に加え、注意喚起を情報表示の
輝度変化等の視覚的刺激によって確実に行なうことがで
き、より適確な認識を行なうことができる。
【0102】請求項8の発明では、請求項1〜請求項7
のいずれかの発明の効果に加え、固視対象の違いによっ
て警報表示位置を変化させることができ、固視対象に応
じたより早い認識を行なわせることができる。
【0103】請求項9の発明では、請求項8の発明の効
果に加え、緊急度の違いに応じて警報表示位置を変化さ
せることができる。従って、緊急度の高い場合には、直
ちに認識させるように警報表示を行なうことができ、且
つ、緊急度が高くない場合には素早い認識を可能としな
がら前方視野を促す等の警報表示を行なわせることがで
きる。
【0104】請求項10の発明では、請求項9の発明の
効果に加え、緊急度の高くない警報はヘッドアップディ
スプレイ上に警報表示して前方視野を促すことができ、
また緊急度の高い警報はメータクラスタやナビゲーショ
ンシステムに表示することによって直ちに認識させるこ
とができる。
【0105】請求項11の発明では、請求項8の発明の
効果に加え、固視対象がメータクラスタのスピードメー
タである時、スピードメータ表示を消去してもヘッドア
ップディスプレイ上に速度表示を行なうことができ、速
度表示を常に維持することができる。
【0106】請求項12の発明では、請求項1〜請求項
11のいずれかの発明の効果に加え、警報表示以外の情
報表示の消去又は表示輝度低下の少なくともいずれかを
行なうことにより警報表示を目立たせることができ、認
識をより円滑に行なわせることができる。
【0107】請求項13の発明では、請求項1〜請求項
12のいずれかの発明の効果に加え、固視対象を視線検
出装置によって検出することができ、適確な検出を行な
うことができる。
【0108】請求項14の発明では、請求項1〜請求項
12のいずれかの発明の効果に加え、乗員のスイッチ入
力によって固視対象を検出することができ、簡単な構造
で検出を行なうことができる。従って、装置の著しいコ
ストダウンを図ることができる。
【0109】請求項15の発明では、請求項1〜請求項
12のいずれかの発明の効果に加え、運転者の操作に応
じた情報表示を固視対象として検出し、緊急度の高くな
い警報表示を操作終了後に表示することによって、前方
視野等を促すことができ、緊急度の高い警報表示の場合
には操作中の情報表示内に表示することによって一早い
認識を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成図である。
【図2】第1実施例に係るブロック図である。
【図3】第1実施例に係る情報表示手段等を示す車室内
の説明図である。
【図4】固視対象検出手段のブロック図である。
【図5】解析画像の説明図である。
【図6】固視対象の説明図である。
【図7】第1実施例に係るフローチャートである。
【図8】同タイムチャートである。
【図9】作用説明図である。
【図10】EASの説明図である。
【図11】EAS及びSEASの実験結果のグラフであ
る。
【図12】EAS及びSEASの実験結果のグラフであ
る。
【図13】第2実施例に係るブロック図である。
【図14】第2実施例に係るフローチャートである。
【図15】同タイムチャートである。
【図16】第2実施例に係る作用説明図である。
【図17】SEASの説明図である。
【図18】第3実施例に係るタイムチャートである。
【図19】第4実施例に係るブロック図である。
【図20】第5実施例に係るブロック図である。
【図21】第6実施例に係るブロック図である。
【図22】第7実施例に係るブロック図である。
【図23】第7実施例に係るフローチャートである。
【図24】第8実施例に係るフローチャートである。
【図25】第9実施例に係るフローチャートである。
【図26】第10実施例に係るフローチャートである。
【図27】従来例に係るブロック図である。
【符号の説明】
19 表示消去回路(表示消去手段CL5) 21 遅延回路(遅延手段CL6) 23 警報必要状態検出装置(警報必要状態検出手段C
L2) 25 視線検出装置(固視対象検出手段CL4) 27 情報表示装置(情報表示手段CL1) 29 警報表示装置(警報表示手段CL3) 53 注意喚起回路(注意喚起手段) 55 運転者生理状態検出器(運転者生理状態検出手
段) 57 生理応答可変回路(生理応答可変手段) 59 車両状態検出器(車両状態検出手段) 61 車両応答可変回路(車両応答可変手段) 63 環境状態検出器(環境状態検出手段) 65 環境応答可変回路(環境応答可変手段) 67 警報表示位置変更回路(警報表示位置変更手段)
フロントページの続き (72)発明者 八木橋 渉 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−201642(JP,A) 実開 平6−16867(JP,U) 実開 平5−30796(JP,U) 実開 平2−104496(JP,U) 実開 昭64−22315(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 19/00 - 31/00 G01B 11/00 G01D 7/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の所定情報を表示する情報表示手段
    と、 車両の警報を必要とする所定状態を検出する警報必要状
    態検出手段と、 前記警報必要状態検出手段の検出に基づき警報表示を行
    なう警報表示手段と、 運転者がどこを固視対象として固定的に見ているかを検
    出する固視対象検出手段と、 前記警報必要状態検出手段及び固視対象検出手段からの
    信号に基づき固視対象又はその近傍の情報表示を消去す
    る表示消去手段と、 前記表示消去手段が表示消去を行ってから所定時間後に
    前記警報表示手段の警報表示を行なわせる遅延手段とよ
    りなることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用表示装置であっ
    て、 前記表示消去手段が表示消去を行なう直前に固視対象又
    はその近傍の情報表示に表示変化を与える注意喚起手段
    を設けたことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用表示
    装置であって、 前記遅延手段は、警報表示の緊急度の違いにより遅延さ
    せる所定時間を変更することを特徴とする車両用表示装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載のいずれかの車
    両用表示装置であって、 運転者の生理状態を検出する運転者生理状態検出手段を
    設け、 前記検出した生理状態に応じて、前記注意喚起手段、遅
    延手段、警報表示手段の少なくともいずれか一つを変化
    させる生理応答可変手段を設けたことを特徴とする車両
    用表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4記載のいずれかの車
    両用表示装置であって、 車速、カーブ走行等の車両の走行状態を検出する車両状
    態検出手段を設け、 前記検出した車両状態に応じて、前記注意喚起手段、遅
    延手段、警報表示手段の少なくともいずれか一つを変化
    させる車両応答可変手段を設けたことを特徴とする車両
    用表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載のいずれかの車両用表
    示装置であって、 雨天、夜間、露、道路混雑等の車両の走行環境状態を検
    出する環境状態検出手段を設け、 前記検出した走行環境状態に応じて、前記注意喚起手
    段、遅延手段、警報表示手段の少なくともいずれか一つ
    を変化させる環境応答可変手段を設けたことを特徴とす
    る車両用表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6記載のいずれかの車両用表
    示装置であって、 注意喚起手段として固視対象又は、その近傍の情報表示
    の輝度変化,色,大きさ,点滅の少なくともいずれか1
    つを行なうことを特徴とする車両用表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7記載のいずれかの車
    両用表示装置であって、 前記警報表示手段は、固視対象の違いにより警報表示位
    置を変化可能であり、 固視対象の違いにより前記警報表示位置を変更する警報
    表示位置変更手段を設けたことを特徴とする車両用表示
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の車両用表示装置であっ
    て、 前記警報表示手段は、緊急度の違いに応じて警報表示位
    置を変化させることを特徴とする車両用表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の車両用表示装置であっ
    て、 前記警報表示手段は、固視対象がメータクラスタ又はナ
    ビゲーションシステムであるとき、緊急度の高くない警
    報はヘッドアップディスプレイ上に警報表示し、緊急度
    の高い警報は固視対象内に警報表示することを特徴とす
    る車両用表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の車両用表示装置であっ
    て、 前記表示消去手段は、固視対象がメータクラスタのスピ
    ードメータであるとき、スピードメータ表示を消去した
    直後、ヘッドアップディスプレイ上に速度表示すること
    を特徴とする車両用表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項11記載のいずれか
    の車両用表示装置であって、 前記表示消去手段は、固視対象を消去させるとき、警報
    表示以外の情報表示の消去又は表示輝度低下のいずれか
    を行なうことを特徴とする車両用表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項12記載のいずれか
    の車両用表示装置であって、 前記固視対象検出手段は、視線検出装置を用いることを
    特徴とする車両用表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜請求項12記載のいずれか
    の車両用表示装置であって、 前記固視対象検出手段は、乗員によるスイッチ入力直後
    の情報表示を固視対象として判断することを特徴とする
    車両用表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜請求項12記載のいずれか
    の車両用表示装置であって、 前記固視対象検出手段は、運転者の操作に応じた前記情
    報表示手段の情報表示を固視対象として検出し、 前記遅延手段は、緊急度の高くない警報表示のとき所定
    時間を設定し、緊急度の高い警報表示のとき所定時間を
    設定せず、 前記警報表示手段は、緊急度の高くない警報表示を操作
    終了後に表示し、且つ緊急度の高い警報表示を前記情報
    表示内に操作中に表示することを特徴とする車両用表示
    装置。
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