JP3134205B2 - 電動式パチンコ機の打球装置 - Google Patents

電動式パチンコ機の打球装置

Info

Publication number
JP3134205B2
JP3134205B2 JP03210233A JP21023391A JP3134205B2 JP 3134205 B2 JP3134205 B2 JP 3134205B2 JP 03210233 A JP03210233 A JP 03210233A JP 21023391 A JP21023391 A JP 21023391A JP 3134205 B2 JP3134205 B2 JP 3134205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hitting
motor
ball
permanent magnet
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03210233A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0531228A (ja
Inventor
西川  豊
Original Assignee
西川 豊
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 西川 豊 filed Critical 西川 豊
Priority to JP03210233A priority Critical patent/JP3134205B2/ja
Publication of JPH0531228A publication Critical patent/JPH0531228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3134205B2 publication Critical patent/JP3134205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転駆動によ
り打球を自動弾発する電動式パチンコ機の打球装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式パチンコ機の打球装置は、
図10に示すようにコイルスプリング101によって一
方向に付勢された打球杆102に係合ピン103を設
け、該係合ピン103をモータ104によって回転する
カム105に係合させ、それによって打球杆102を往
復回動して発射位置106の打球を弾発する構成のも
の、又は図11に示すように打球杆201に交互に磁極
が配列された環状の永久磁石202を固着すると共に、
モータ203の出力軸204に前記永久磁石202と同
じ構成の環状の永久磁石205を相対するように固着
し、モータ203の回転に伴なう両永久磁石202,2
05の吸引反発作用によって打球杆201を往復回動し
て発射位置206の打球を弾発する構成のものが知られ
ている(例えば特公昭57−11673号公報及び特開
昭63−164978号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で述べたもの
のうち前者においては、係合ピン103又はカム105
が摩耗すると打球杆102の往復回動が一定せず球飛び
にムラが生じて安定した打球の飛送が得られなかった。
また係合ピン103とカム105とが係合した状態で停
止しているとき、モータ104を駆動させるためにはそ
の係合に伴なう摩擦抵抗によつて大きなトルクを必要と
するため、どうしても大型のモータを使用しなければな
らずコストが高くつく上、モータがパチンコ機の後方に
大きく出張るために輸送或いは設置に邪魔になることが
多いという問題点があった。
【0004】また後者においては、打球の弾発力の調節
は操作ハンドル207の回動軸208に磁性体からなる
シールド板209を固着し、該シールド板209を両永
久磁石202,205の間に介在させ、そのシールド板
209の回動によって両永久磁石202,205の反発
力を加減することによって行うものであるから、シール
ド板209の回動による磁力の変化が非常に微妙で打球
の弾発力の微調節が困難な上、シールド板209の回動
により打球の弾発に必要な磁力の変化を付与するために
は両永久磁石202,205の径を大きくしなければな
らないため、どうしても装置全体が大きなものにならざ
るを得なかった。また打球の弾発力は両永久磁石20
2,205の反発力のみによつて得るものであるから、
強い永久磁石を使用しなければならず、そのため必然的
に高トルクのモータを必要として前者と同じように大型
のモータを使用せざるを得ないという問題点があった。
【0005】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするころ
は、小型のモータを使用可能として装置全体をコンパク
トにでき、しかも良好な球飛びが得られるような電動式
パチンコ機の打球装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における電動式パチンコ機の打球装置は、前
面枠の裏面に取付けられる取付プレートに打球杆と回転
円板を同心的に設けると共に、該打球杵には、複数の磁
極が交互に配列された環状の永久磁石を別体にて固着
し、前記回転円板には、複数の磁極が交互に配列された
環状の永久磁石を固着し、また前記取付プレートには、
打球杆の回動範囲を規制するストッパ部材と回転円板を
回転させるモータを取付けると共に、打球杆には弾発力
調節用のコイルスプリングの一端を連結し、一方、前面
枠の前面には操作ハンドルを設けると共に、該操作ハン
ドルの回動軸と前記打球杆のコイルスプリングとをワイ
ヤを介して連結した電動式パチンコ機の打球装置であっ
て、前記打球杆の回動軸と前記モータの回転軸とが、
位置に軸支されると共にギヤ、ベルト、チェーン等の
駆動力伝達手段により連結されたことを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】モータの駆動によつて回転する回転円板の永久
磁石と打球杆に固着した永久磁石とが互いに吸引し合
い、この磁着力によつて打球杆がコイルスプリングの引
張力に抗して後方(弾発方向と反対方向)に回動され
る。そして、打球杆がストッパ部材に当接してその回動
が阻止されると該打球杆は両永久磁石の反発力及びコイ
ルスプリングの引張力によって急激に前方(弾発方向)
に回動し発射位置の打球を弾発する。また、操作ハンド
ルを回転することによってコイルスプリングの張力が加
減され、それによって打球杆の弾発力を自由に調節する
ことができる。また、打球杵が回転円板とは一体的に固
着されず、別体に固着されているので、駆動装置である
モータを取り外すという煩雑な作業を行うことなく打球
杵のみを容易に取り外すことができる。また、駆動装置
であるモータの配置場所に拘わらず打球杵を偏芯位置に
軸支しているので、駆動装置の配置場所の制約を受けず
に打球杵を配置でき打球杵の配置自由度が増す。また、
打球杵に固定される環状の永久磁石を、打球杵と別体に
て固定しているので、永久磁石とは別に打球杵のみを取
り外すことが容易となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る打球装置の斜視図、図2はそ
の分解斜視図である。この打球装置は、パチンコ機の前
面枠a(図5参照)の裏面下方部に固着される取付プレ
ート1を備える。取付プレート1のほぼ中央には軸受2
が形成され、その軸受け2に支軸3が回転自在に支持さ
れている。そして、取付プレート1の後面側に突出する
支軸3には打球杆4の基部をナット5により固着してい
る。6,6及び7は打球杆4の回動範囲を45度程度に
規制するため取付プレート1の後面に固着されたゴム製
のストッパ部材である。なお、8は打球杆4の先端に設
けられた打球ヘッドで、該打球ヘッド8は打球弾発時に
遊技盤b上に固着された発射レール9の打球保持孔10
に臨んで打球を弾発する。
【0009】11は取付プレート1の前面側に突出する
支軸3に固着された円筒状ケースで、その内部に交互に
磁極が配列された環状の永久磁石12を固着している。
13は前記円筒状ケース11を覆うように取付プレート
1の前面に固着されたケーシングで、該ケーシング13
に設けられた軸受14に支軸15が回転自在に支持さ
れ、該支軸15には前記永久磁石12に相対するように
該永久磁石12と同じ構成の環状の永久磁石16を配設
した円筒状の回転円板17を固着している。なお、回転
円板17の外側には歯車18をビス止めによつて一体に
固着している。19は取付プレート1の後面に固着され
たモータで、該取付プレート1の前面に突出するモータ
軸20には原動歯車21が固着されており、該原動歯車
21と前記回転円板17の歯車18とを噛合させてい
る。
【0010】一方、前面枠aの前面には操作ハンドル2
2が設けられ、該操作ハンドル22の握り部に回動自在
に設けられた弾発力調節用のレバー23の回動軸24に
プーリ25が止着される。なお、レバー23の回動軸2
4後端は取付プレート1の前面に形成された軸受筒26
に挿入されて回動自在に支持される。27は取付プレー
ト1の前面に形成された鉤形の支持片28で、これに支
持軸29が固定され、該支持軸29にはプーリ30とば
ね調節部材31がそれぞれ別々に回転可能なように遊装
されている。
【0011】ばね調節部材31は、第1円状板32aと
第2円状板32b及び操作摘み33とで大略構成され
る。第1円状板32aは中心に軸筒部34を突設してそ
の軸筒部34の軸孔35を支持軸29に挿通することに
より回動及び軸方向に摺動可能に支持され、第2円状板
32bは中心の軸孔36を第1円状板32aの軸筒部3
4外周に嵌挿して回動及び軸方向に摺動可能に支持され
ている。また、第1円状板32aと第2円状板32bの
相対する面には互いに噛合する鋸歯状の係合部37a,
37bを同心的に形成し、支持軸29に通した押圧用の
コイルばね38によつて両者を緊密に噛合させて一体化
するようにしている。前記第1円状板32aの軸筒部3
4先端にはDカットを施こした嵌合部が形成され、この
嵌合部に操作摘み33の嵌合孔38を嵌合させている。
そして、この操作摘み33と第2円状板32bとの間に
コイルばね39が装着され、該コイルばね39によつて
第2円状板32bを常に押圧付勢させている。40は操
作摘み33の抜止め用のEリング、41は第2円状板3
2bの突出片42に当接してその回動範囲を規制するス
トッパ部である。また、第1円状板32a及び第2円状
板32bにはそれぞれ側方に突出する腕43a及び43
bが形成されている。
【0012】しかして、前記打球杆4と一体の円筒状ケ
ース11に付勢用のコイルスプリング44の一端が係止
され、該コイルスプリング44の他端は前記プーリ30
の外周面に巻回して第1円状板32aの腕43aに突設
したピン45に係止させている。また、第2円状板32
bの腕43bに突設したピン49にワイヤ46の一端を
接続し、該ワイヤ46の他端は操作ハンドル22のレバ
ー23の回動軸24に固定したプーリ25に止着させて
いる。
【0013】次に、以上の構成よりなる本発明の打球装
置の作用について説明する。モータ19の回転駆動で原
動歯車21、歯車18を介して回転円板17と一体に永
久磁石16が回転する。該永久磁石16が回転するとこ
れの吸引作用で円筒状ケース11と一体の永久磁石12
が同期して回転し、該円筒状ケース11と一体の打球杆
4が図4実線位置から鎖線位置まで回動してストッパ部
材7に当接し、その回動が阻止される。一方、回転円板
17の永久磁石16は回転を続け、該回転円板17の永
久磁石16と打球杆4の永久磁石12とが同極で対向し
たとき、打球杆4はその反発力とコイルスプリング44
の引張力とによって急激に図4鎖線位置から実線位置に
戻りその先端の打球ヘッド8で発射レール9の打球保持
孔10に保持された打球を弾発する。
【0014】一方、遊技客が操作ハンドル22のレバー
23を図3矢印方向に回動するとワイヤ46が引かれて
第2円状板32bが回転し、同時に係合部37a,37
bの係合により第1円状板32aが第2円状板32bと
一体になつて回転する。この第1円状板32aの回転に
よつてコイルスプリング44がプーリ30の外周に捲き
つけられながら伸張してその引張力が強められるもの
で、レバー23の回動度合によって打球の弾発力を自由
に調節することができる。そして、打球杆4の初期弾発
力を調節する場合には、先ず操作摘み33を押圧して第
1円状板32a及び第2円状板32bの係合部37a及
び37bの係合を外し、次いで操作摘み33と一緒に第
1円状板32aを回動させて第2円状板32bとの係合
位置を変えることによってコイルスプリング44の張力
を自由に変化させることができるもので、これによって
打球杆4の初期弾発力の調節を容易に行うことができ
る。なお、上記実施例においては、モータ19のモータ
軸20に固着した原動歯車21と回転円板17に固着し
た歯車18とを噛合させることによって回転円板17の
永久磁石16を回転させるように構成したが、例えばモ
ータ軸20と回転円板17とをチェーン又はベルトによ
って連係させて回転円板17の永久磁石16を回転させ
るように構成しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動式パ
チンコ機の打球装置は、打球杆の後方回動(発射準備動
作)を打球杆と一体の永久磁石とモータによつて回転さ
れる回転円板の永久磁石相互の吸引作用によって行わせ
ると共に、打球杆の前方回動(発射動作)を打球杆に連
結したコイルスプリングの引張力で行わせるようにした
ものであるから、モータによって回転させられる回転円
板の永久磁石は打球杆と一体の永久磁石を吸引して該打
球杆を後方回動させるだけの比較的弱い磁力のもので足
りるため、低トルクのモータを使用することが可能とな
り、コストを安くすることができる。
【0016】また、打球杆の弾発力の調節をコイルスプ
リングの引張力の強弱によって行なうようにしたもので
あるから、磁力を遮閉するためのシールド部材が不要と
なるため、永久磁石の径を小さくすることが可能とな
り、従来技術に比べて装置全体をコンパクトにすること
ができる。さらに、磁界の変化に影響されることなく打
球の弾発力の調節ができるため、常に安定した球飛びが
得られる等種々の有益な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動式パチンコ機の打球装置の一実施
例を示した斜視図である。
【図2】図1の装置の分解斜視図である。
【図3】図1の装置の裏面から見た斜視図である。
【図4】図1の装置の正面図である。
【図5】図1の装置を前面枠に取付けた状態の要部の断
面図である。
【図6】図1の装置を前面枠に取付けた状態の要部の断
面図である。
【図7】従来技術を説明する斜視図である。
【図8】従来技術を説明する斜視図である。
【符号の説明】
a 前面枠 1 取付プレート 4 打球杆 6,6,7 ストッパ部材 11 回転円板 12,16 永久磁石 19 モータ 22 操作ハンドル 44 コイルスプリング 46 ワイヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面枠の裏面に取付けられる取付プレート
    に打球杆と回転円板を同心的に設けると共に、該打球杵
    には、複数の磁極が交互に配列された環状の永久磁石を
    別体にて固着し、前記回転円板には、複数の磁極が交互
    に配列された環状の永久磁石を固着し、また前記取付プ
    レートには、打球杆の回動範囲を規制するストッパ部材
    と回転円板を回転させるモータを取付けると共に、打球
    杆には弾発力調節用のコイルスプリングの一端を連結
    し、一方、前面枠の前面には操作ハンドルを設けると共
    に、該操作ハンドルの回動軸と前記打球杆のコイルスプ
    リングとをワイヤを介して連結した電動式パチンコ機の
    打球装置であって、 前記打球杆の回動軸と前記モータの回転軸とが、偏芯位
    置に軸支されると共にギヤ、ベルト、チェーン等の駆動
    力伝達手段により連結されたことを特徴とする電動式パ
    チンコ機の打球装置。
JP03210233A 1991-07-26 1991-07-26 電動式パチンコ機の打球装置 Expired - Fee Related JP3134205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03210233A JP3134205B2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 電動式パチンコ機の打球装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03210233A JP3134205B2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 電動式パチンコ機の打球装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0531228A JPH0531228A (ja) 1993-02-09
JP3134205B2 true JP3134205B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=16585993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03210233A Expired - Fee Related JP3134205B2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 電動式パチンコ機の打球装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3134205B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0531228A (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI279229B (en) Massager
CA2595737A1 (en) Wrist exerciser with auxiliary starting force
JP3134205B2 (ja) 電動式パチンコ機の打球装置
JPH0415709B2 (ja)
KR100857414B1 (ko) 연속 수평 메커니즘의 가변속 트레이닝 장치
JPH0644462Y2 (ja) 電動式パチンコ機における打球杆の弾発力調節装置
JP3082108B2 (ja) 電動式パチンコ機の打球装置
JPS6377470A (ja) 電動式打球装置
JP4517186B2 (ja) 遊技機
JP3074514B2 (ja) パチンコ機の玉発射装置
JPH0866517A (ja) 電動式パチンコ機における操作レバーの回動軸取付構造
JP3113061B2 (ja) パチンコ機における打球杆の初期弾発力調節装置
JP2001187193A (ja) パチンコ機のハンドル装置
JP2004337435A (ja) パチンコ機のハンドル装置およびこれを用いたパチンコ機
CN220735766U (zh) 一种震动按摩器
JP2002085661A (ja) パチンコ機の打球発射装置
JPH0533177Y2 (ja)
JP2879461B2 (ja) パチンコ機における打球杆の緩衝装置
JPH0432126Y2 (ja)
JPH0724144Y2 (ja) パチンコ機の発射操作ハンドル
JP3011197U (ja) パチンコ遊技機の手動発射装置
JPS6021063Y2 (ja) ベルトマツサ−ジ機
JPH063650Y2 (ja) パチンコ機用弾球装置
JPH11128454A (ja) パチンコ機の打球発射装置
JPH05245251A (ja) 電動式パチンコ機における操作ハンドル

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees