JP3134100B2 - 床頭台 - Google Patents

床頭台

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JP3134100B2
JP3134100B2 JP09174974A JP17497497A JP3134100B2 JP 3134100 B2 JP3134100 B2 JP 3134100B2 JP 09174974 A JP09174974 A JP 09174974A JP 17497497 A JP17497497 A JP 17497497A JP 3134100 B2 JP3134100 B2 JP 3134100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド等の傍らに
置いて利用される床頭台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院や老人ホーム等では、ベッドから手
が届く範囲に必要な身の回り品やテレビ等を置いて闘病
生活や療養生活を送ることが多い。床頭台はこのような
場合に利用されるもので、テレビ等を載置する天板や小
物類を入れる引出し等が備え付けられ、利用者の不自由
なきように配慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の床頭台には、下記に述べるような不具合がある。
【0004】床頭台として、単に天板と引き出しとを有
しているだけでは収納機能が不十分であることから、従
来の床頭台には、天板の上方に更に水平に補助板が架設
され、天板上のみならず補助板上をも物品の載置場所と
して利用できるようにしているものがある。特に、その
補助板を昇降可能な可動板として、天板上にテレビ等を
載置した際にテレビのサイズに対応して天板と可動板と
の隙間空間を拡縮できるようにしたものが開発されてい
る。ところが、従来のものは、床頭台本体の左右の側板
にガイド板を昇降可能に嵌装し、このガイド板に可動板
の左右両側縁を前後一定寸法に亘って支持させるように
している。このため、可動板と天板との隙間空間が側方
に対して閉塞され、前後方向にのみ開放されることにな
り、テレビや身の回り品の出し入れができる方向が限定
され、空間の使い勝手が悪いという問題がある。特に、
天板上にはターンテーブルを介してテレビが載置される
ことが少なくないが、この場合にもガイド板が邪魔にな
ってテレビの向きを極めて限定された角度でしか変化さ
せることができない不具合もある。また、従来のもの
は、天板上にテレビを置き、可動板を降下させて天板と
の間に挟み込んで仮保持する機能を有しており、耐震性
を発揮させ得るようにしている反面、可動板にはテレビ
を載置するような耐荷重性が付与されていないため、テ
レビを置く場所が限定され、自由度が低いという不具合
もある。
【0005】本発明は、上記の不具合をことごとく解消
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の不具合を解決する
ために、本発明は、下記に述べる構成を採用することと
している。
【0007】本発明の床頭台は、可動板をフレームを介
してフレームガイドに片持ち的に支持させることにより
昇降機構を構成しているにも拘わらず、そのフレームガ
イドを床頭台本体の左右の側板に取付けられるレール部
材に一体に設けることで可動板を片持支持するフレーム
に作用する倒れモーメントを分散支持することとしてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の床頭台は、床頭台本体の
上方に昇降機構を介して可動板を配設してなるものにお
いて、前記昇降機構を、可動板を片持ち的に支持するフ
レームと、このフレームの鉛直部を上下摺動可能に保持
するフレームガイドと、フレームを所望の高さ位置で固
定するための固定手段とを具備してなるものにし、前記
フレームガイドを床頭台本体の左右の側板に取付けられ
るレール部材に一体に設け、フレームガイドにかかる倒
れモーメントをレール部材を介して床頭台本体に分散支
持させるようにしていることを特徴とする。
【0009】このような構成のものであると、可動板を
片持支持するフレームに大きな倒れモーメントが作用す
るため、このフレームを支持するフレームガイドを単独
で床頭台本体に取着する場合、その取着部分に応力が集
中することになり、大掛かりな補強が必要になる。これ
に対して、本発明の構成によれば、倒れモーメントを、
引出しを支持するために床頭台本体の左右の側板に取付
けたレール部材を介して床頭台本体に分散支持させるこ
とができるため、かかる不具合を解消することができる
とともに、部品点数を少なくすることが可能となる。
【0010】フレームガイドの好ましい取付状態とし
て、フレームガイドの少なくとも側面を、側板の内面に
添設させることが挙げられる。
【0011】このような構成のものであれば、フレーム
からフレームガイドに作用する左右方向の倒れモーメン
トをレール部材とは異なる位置において側板に支持させ
ることができるため、フレームに対する支持状態をより
安定、確実なものにすることができる。
【0012】フレームガイドのさらに好ましい取付状態
として、上述の状態でフレームガイドの後端面を、左右
の側板の背面側に配設される背板に添設させることが挙
げられる。
【0013】このような構成のものであれば、前後方向
の倒れモーメントに対しても、背板に支持させることが
できるためフレームに対する支持状態をさらに安定、確
実なものにすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0015】この実施例の床頭台は、図1〜図3に示す
ように、床頭台本体1の前面に引出し2、芯出しテーブ
ル3及び扉4を配設し、上面に天板5を載置し、側面に
タオルハンガ6を取り付けるとともに、前記天板5の更
に上方に昇降機構7を介して可動板8を昇降可能に支持
させてなるものである。
【0016】床頭台本体1は、図4及び図5に示すよう
に、板金製の底板11の上面に、同じく板金製の左右の
側板12及び背板13を平面視コ字形に連結して立設す
ることにより構成されている。
【0017】底板11は、下面の前部両隅近傍にロック
機能付きの偏平キャスタ11aと、下面の後部両隅近傍
にロック機能無しの偏平キャスタ11aaとを取着した
もので、床頭台本体1を滑動可能に支持している。この
ロック機能付きの偏平キャスタ11aは、図4、図2
4、図25に示すように、下面が開口した円筒状のケー
ス11a1と、このケース11a1に旋回可能に支持さ
せた車輪11a2および補助車輪11a3と、ケース1
1a1の上面に突没可能に装着した円柱状のロック操作
用釦11a4とを具備してなる。そして、このロック操
作用釦11a4を押して図25に示す没入状態にすると
車輪11a2がロックされ、没入状態からもう一度ロッ
ク操作用釦11a4を押すと図24に示すように突出状
態となり、車輪11a2のロックが解除される構造を有
している。本実施例では、図4に示すように底板11の
下面前部に上面が開口するキャスタ保持用チャンネル材
11Aを配設し、このチャンネル材11Aの両端部に偏
平キャスタ11aを取着するとともに、底板11の偏平
キャスタ11aを取着する位置に貫通孔11Bを設け、
この貫通孔11Bからロック操作用釦11a4を底板1
1の上面に突没可能に表出させている。偏平キャスタ1
1aの取着位置は、図24に示すように、ロック解除状
態でロック操作用釦11a4が底板11の上面よりも突
出するようにし、図25に示すようにロック状態でその
上面が底板11の上面と略面一となるように設定してい
る。キャスタ保持用チャンネル材11Aは、図24,2
5に示すように例えば二重底構造のもので、下側の底板
11Cにはケースが嵌入し得る孔11Dが穿設してあ
り、上側の底板11Eには、ロック操作用釦11a4が
挿入できる孔11Fが穿設してある。しかして、この孔
11Dからキャスタ11aを嵌入して、ケース11a1
上面を上側の底板11E下面に当接させキャスタ11a
を保持する。なお底板11には単に貫通孔11Bを穿設
しておくだけでも構わないが、図24、25に示すよう
に、この貫通孔11Bにブッシング11Gを嵌め込んで
もよい。このようにしたうえで、このブッシング11G
にロック操作用釦11a4を挿入するようにすれば、ロ
ック操作用釦11a4がブッシング11Gに案内されガ
タなくスムーズに動くので使い勝手がさらに良くなる。
また、図24、25で貫通孔11Bの周囲に凹み11H
を設けているのは、ブッシング11Gの上面を底板11
の上面と略面一にするためである。
【0018】側板12は、面板部の前縁に内側後方に屈
曲する前折曲部12aを有し、上縁に内方へ屈曲する上
折曲部12bを有し、内面に内方端を上向係合片12c
とする横断面Z形のレール支持部材12dを取着してな
るもので、左右の側板12の前上部間及び前中間部間を
それぞれ横桟14、15によって連結するとともに、面
板部の内面に引出し2及び芯出しテーブル3をスライド
可能に支持するレール部材16を取着している。レール
部材16は、横断面E字形をなす樹脂一体成形品で、そ
のE字部分に長手方向に沿って伸びる上レール部16a
及び下レール部16bを設定するとともに、上端近傍に
上向爪16cを外側方に向けて突設し、前端に前向爪1
6dを前方に向けて突設し、下端に下向爪16eを外側
方に向けて突設し、後端に後述する昇降機構7の構成要
素であるフレームガイド71を一体突設している。そし
て、このレール部材16を若干傾けて先ずその上向爪1
6cを上折曲部12bの内面に係合させ、前向爪16d
を前折曲部12aに設けたスリット12eに通過させた
後、下向爪16eをレール支持部材12dの上向係合片
12cに係合させて、所要部位をビス16fによりレー
ル支持部材12dに止着している。必要であればこのレ
ール部材16の上縁側を上折曲部12bに止着してもよ
い。この状態において、前向爪16dはスリット12e
に対する位相が上下方向にずれて再度の抜出が防止さ
れ、レール部材16の上端16gは側板12の上折曲部
12bの上面と略面一なる位置に配設される。
【0019】背板13は、面板部の上縁に内側下方に屈
曲する上折曲部13aを有している。
【0020】天板5は、図5〜図7に示すように、上面
中央に凹み51を有し、下面に格子状にリブ52を突設
した樹脂素材からなる偏平筐状のもので、この天板5の
リブ52の下端52aを前記側板12及び背板13の各
上折曲部12b、13a並びに横桟14の上面にそれぞ
れ添設して、その肉厚内に設けたビス挿通孔53に挿通
したビス53aを横桟14に設けたビス孔14aに締着
している。この天板5の中央には後述するターンテーブ
ル9を選択的に取り付けるための厚み方向に貫通するテ
ーブル取付部90が下端にナット90aを付帯させた状
態で設けられ、後端隅部近傍には後述する昇降機構7の
構成要素であるフレーム70を挿通するためのボス孔5
5が下方に向けて突設されている。この天板5は、床頭
台本体1や引出し2、芯出しテーブル3等に対してオー
バハングさせてある。
【0021】引出し2は、図1、図2、図3、図5及び
図8に示すように、引出し本体21と、鏡板22とを具
備してなる。引出し本体21は、中央に物品収納用の凹
部21aを有し、左右の側壁21bの上縁部に水平外側
方に突出する突条21cが設けられた樹脂一体成形品
で、その突条21cが左右のレール部材16の下レール
部16bにスライド可能に係合保持される。この引出し
本体21の前壁上部21dは前壁下部21eに対して前
方に突出しており、その前壁上部21dに前面及び上面
に開口する取手用凹陥部21fが形成されている。この
凹陥部21fの前縁中央部分には該凹陥部21fの横幅
寸法よりも短寸な指掛用の突条21gが設けられてお
り、突条21gが設けられていない前縁左右両端部分は
凹陥部21fの奥部に滑らかに連続している。鏡板22
は、引出し本体21の前壁下部21eに、その前面が前
壁上部21dの前面に対して面一となるように取着され
る木製のもので、木目その他適宜仕様のものが選択され
る。しかして、この引出し2には、錠機構23が設けら
れている。錠機構23は、図5及び図9に示すように、
二重筒構造をなす本体部23aの後端に取付板部23b
を有したもので、鏡板22及び引出し本体21の前壁下
部21eに連通して設けられた貫通孔23cに後方から
本体部23aを差し込んでそのキー差込口23dを前面
側に表出させ、且つ取付板部23bを前壁下部21eの
背面に当接させて、鏡板22から挿通した図示しないビ
スにより取付板部23bを前壁下部21eの背面に引き
付けて定着している。この錠機構23は、キー差込口2
3dにキーを差し込んでロック/ロック解除操作を行う
と、本体部23aの後端側より側方に向けてレバー23
fが突没し、このレバー23fが側板12の前折曲部1
2aの内面に設けられている前記とは異なるスリット1
2fに係脱される。また、この錠機構12は、別のマス
ターキーを差し込んで所定の操作をすることにより、本
体部23aから内筒のみを取り出して交換可能とされて
いる。
【0022】芯出しテーブル3は、図1、図2、図3、
図5及び図8に示すように、引出し2の前壁上部21d
と横桟14との隙間から床頭台本体1内に挿入されるも
ので、少なくとも上面が偏平な板状をなす樹脂一体成形
品であり、その左右の縁部31が対応するレール部材1
6の上レール部16aにスライド可能に係合保持される
とともに、芯出しテーブル3に設けられた抜止機構32
により該芯出しテーブル3を所定の引き出し位置で抜出
不能に係止するようにしている。この抜止機構32は、
芯出しテーブル3の後端近傍の左右二箇所に突設され前
方斜面が後方斜面よりも高傾斜である山形の弾性突起3
2aと、下面がこの弾性突起32aよりも低い位置にあ
る前記横桟14とから構成される。弾性突起32aは、
図21に拡大して示すように、下端32bが前下方に伸
びて芯出しテーブル3の下面よりも低い位置にまで垂下
している。この芯出しテーブル3を床頭台本体1に向か
って押し込むと、弾性突起32aを経過的に没入させな
がら横桟14の下方を通過する位置にまで芯出しテーブ
ル3が移動した時点で弾性突起32aが突出位置に復帰
し、再度芯出しテーブル3を引き出してもこの弾性突起
32aの斜面が横桟14の後端面に当接してその抜出防
止が図られる。この芯出しテーブル3は、下方に配設さ
れる引出し2が前方に引き出されている図8の状態で、
引出し2の開口から手を差し込んで弾性突起32aの下
端32bに爪や指を引っ掛けて下方へ押し下げることに
より、横桟14との係合を解除して床頭台本体1から抜
き取ることができる。
【0023】扉4は、図1〜図3並びに図10〜図12
に示すように、床頭台本体1の下半部の開口端面に右側
縁4a又は左側縁4bを選択して蝶持機構40により蝶
着される。この扉4は、周縁を折り曲げて背面側に下端
面41、上端面42及び側端面43を枠状に突出させた
板金製のもので、前面側の上縁に樹脂製の上部扉受け部
材49を前面が面一となるように取着している。蝶持機
構40は、扉4の下端面41を下側から支持すべく床頭
台本体1に突設された左右一対の下ヒンジ部材45と、
扉4の上端面41を上側から支持すべく床頭台本体1の
開口端面から突設された上ヒンジ部材46と、扉4の右
側縁4a又は左側縁4bを対応する下ヒンジ部材45に
軸着する下鉛直軸47と、扉4の右側縁4a又は左側縁
4bを前記上ヒンジ部材46に軸着する上鉛直軸48と
を具備してなる。下ヒンジ部材45は、右端近傍部及び
左端近傍部にそれぞれ鉛直方向の軸孔45aが開口する
平滑面45bを有した上半部と、斜下前方に向いて設け
られた傾斜面45cを有する下半部とからなるバンパー
状のもので、上半部の背面に図示しない上向きの係合爪
を突設し、下半部の背面に下向きの弾性突起45eを突
設し、下半部の傾斜面45cに背面側に貫通するボルト
挿通孔45fを設けている。一方、床頭台本体1の開口
端面たる底板11の前端面には、その右側縁近傍及び左
側縁近傍に対をなす取付孔11b及び係止孔11cがそ
れぞれ設けてある。そして、前記係合爪45dを取付孔
11bの上縁側に係合させた後、下向きの弾性突起を係
止孔11cに向けて押圧することによってその下縁に弾
性係合させ、その位置でボルト挿通孔45fに前面側か
ら挿通したボルト45gで下半部を底板11の前端面方
向に締め付けることにより、該下ヒンジ部材45を底板
11の前端面よりも前方へ突出した位置に止着してい
る。その際、ボルト45gを締め込むと、それに応じて
下ヒンジ部材45の下半部が底板11の前端面に近づ
き、その反力で上半部が底板11の前面から前方に浮き
上がるため、このような傾動動作を利用して微小なレベ
ル調整が可能である。なお、左右の下ヒンジ部材45は
互いに同一形状のものとされている。上ヒンジ部材46
は、右端近傍部及び左端近傍部にそれぞれ鉛直方向の軸
孔46aを有した平板部46bと、この平板部46bの
後方から垂下する取付片46cとを具備してなるもの
で、その平板部46bを床頭台本体1の開口端面たる横
桟15の前端面の左右両側縁近傍に設けたスリット15
aの何れか一方に後方から挿入して先端を前方に延出さ
せた後、横桟15に設けられたビス挿通孔15bに前面
側から挿通したビス46dにより前記取付片46cを横
桟15の背面に引き付けて、該上ヒンジ部材46を横桟
15の前端面よりも前方へ突出した位置に取り付けてい
る。そして、扉4の下端面41の左右両側縁近傍に設け
た左右一対の軸孔42aの一方に上方から下鉛直軸47
を挿通し、その下鉛直軸47をワッシャー47aを介し
て対応する位置にある下ヒンジ部材45の外側の軸孔4
5aに装着するとともに、同じ側縁上にある上ヒンジ部
材46の外側の軸孔46aに上方から上鉛直軸48を挿
通し、その上鉛直軸48を上扉受け部材49を貫通して
扉4の上端面42の側縁近傍に設けられた対応する軸孔
42aに装着することにより、該扉4の側縁4a又は4
bを鉛直軸回りに軸着し、床頭台本体1の下部空間を開
閉可能に蝶着するようにしている。この実施例では、扉
4の吊元が右側縁に設定されている。吊元を変更すると
きは、ビス46dを外し、上ヒンジ部材46ごと付け替
える。また、前記上ヒンジ部材46は、引出し2を押し
込んだときにその引出し2の鏡板22に設けられている
下面及び背面に開放された凹部22aによって干渉が防
止されると同時に前方及び側方からの目視が遮断される
設計になっている。前記上扉受け部材49には、前面及
び上面に開放された取手用凹陥部49aが形成されると
ともに、この凹陥部49aの前縁中央部分に該凹陥部4
9aの横幅寸法よりも短寸な指掛用の突条49bが設け
られ、突条49bが設けられていない前縁左右両端部分
は凹陥部49aの奥部に滑らかに連続している。突条4
9bには樹脂製のマーカ49cが左右移動可能に装着さ
れ、扉4の開成時に指を掛けるべき位置を明示してい
る。なお、前記床頭台本体1の下部空間の奥には空間利
用効率を高めるための棚板17が配設されている。
【0024】タオルハンガ6は、図1並びに図13〜図
15に示すように、線条体を平面視コ字形に折曲げ、更
に基端部61に上方に屈曲する屈曲部分62を設けてな
るもので、天板5の側壁5aに側方へ引き出し可能に保
持される。即ち、天板5の側壁5aにはタオルハンガ6
の基端部61を挿入するための挿入孔56が設けられ、
また側壁5aの内方にリブ52の一部を切欠することに
より係止リブ57が形成されていて、天板5の挿通孔5
6に挿通したタオルハンガ6の基端部61を係止リブ5
7に係止させ、屈曲部分62をその係止リブ57よりも
内方に位置させた状態で、天板5を床頭台本体1に装着
することにより、タオルハンガ6の基端部61を側板1
2の上折曲部12bにより下側から当接支持し、かつ係
止リブ57により屈曲部分62を係止して、タオルハン
ガ6を抜止不能に保持している。
【0025】可動板8は、図1、図16及び図17に示
すように、上面中央に凹み81を有し、下面に格子状に
リブ82を突設した樹脂素材からなる偏平筐状のもの
で、左右の側壁8aとリブ82の一部との隙間に前後方
向に伸びるフレーム装着部83を形成している。このフ
レーム装着部83の後端は鉛直な支持面へと連なってい
る。
【0026】昇降機構7は、図1〜図5、図18及び図
19に示すように、可動板8を片持ち的に支持するフレ
ーム70と、このフレーム70の鉛直部を摺動可能に保
持するフレームガイド71と、フレーム70を所要の高
さ位置でフレームガイド71に固定する固定手段72と
を具備してなる。フレーム70は、水平部70bと鉛直
部70aの間が緩やかに湾曲したスチールパイプ製のも
ので、その水平部70bを前記可動板8のフレーム装着
部83に装着して可動板8の裏面から挿通したビス83
aにより可動板8の下面に止着され、鉛直部70aを下
方に垂下させて配設された逆L字状のものである。フレ
ームガイド71は、前述したレール部材16の後端に一
体成形されてなるもので、天板5のボス孔55の内周に
連続するフレーム挿通孔71aを有した筒状のものであ
る。フレーム挿通孔71aの上端近傍はボス孔55の外
径に略等しい程度にまで拡径させてあるとともに、開口
端に更に拡径したテーパ面71bが設けてあり、ボス孔
55の一部が容易に挿入可能となっている。固定手段7
2は、フレーム70の鉛直部70aの後縁に一定間隔で
設けたネジ孔72aと、ボス孔55の前記ねじ孔72a
に連通し得る位置に設けたネジ挿通孔55aと、天板5
の後壁5bの前記ネジ挿通孔55aに連続する位置に設
けたネジ挿通孔55bと、基端にグリップ73aを有す
るネジ73とを具備してなるもので、このネジ73を前
記天板5及びフレームガイド71の各挿通孔71a、5
5aに挿通してフレーム70のねじ孔72aに螺合させ
締め付けることによって、フレーム70を引き寄せ、フ
レームガイド71の内周面に密着させて固定するように
している。フレームガイド71はレール部材16に一体
に設けられているため、レール部材16が適正に取り付
けられている限り、フレームガイド71もフレーム70
を安定して支持する。なお、このフレームガイド71
は、取付位置でその後端面71cが背板13の前面に添
設され、側面71dが該側面71dに設けたリブ71e
を介して側板12の内面に添設する。しかして、固定機
構12によりフレーム70を固定し得る位置は、図8に
おいて可動板8がA、B、Cそれぞれの位置に来たと
き、詳述すればターンテーブル9までの隙間寸法が44
0mm、320mm、150mmとなるように設定さ
れ、更にDの位置にあるときにその隙間が狭小となるよ
うに設定される。440mmは14インチのテレビTV
が配置可能な寸法に、320mmは10inchのテレ
ビTVが配置可能な寸法に、150mmは缶ジュースが
配置可能な寸法にそれぞれ対応している。また、図2、
図3及び図22に示すようにテレビTVを置いた状態で
該テレビTVの上面と可動板8との間には僅かの隙間が
確保されるように設定してあり、前記空間に対するテレ
ビTVの出し入れ容易性と、地震発生時におけるテレビ
TVの落下防止とが両立されている。最下位置Dは床頭
台全体を梱包するときの便宜を考慮してのものである。
また、可動板8の耐荷重は、本実施例の場合20kg前
後が確保され、図23に示すように可動板8の上にもテ
レビTV等を十分載置できる強度が付与されている。な
お、この床頭台は天板5及び可動板8に図7及び図17
に示すようにテーブル取付部90を設け、このテーブル
取付部90にターンテーブル9を着脱可能に保持させる
ようにしている。テーブル取付部90は、天板5及び可
動板8の上面中心部に設けた軸孔状のもので、そのテー
ブル取付部90の下面にナット90aが固設してある。
一方、ターンテーブル9は、図1及び図20に示すよう
に、下面に少なくとも同心円状に複数の円形リブ91を
有した樹脂成形品とされており、その下端91aをテフ
ロン等の滑動性のある素材からなるシート部材93を介
して天板5の上面又は可動板8の上面に添設し、テーブ
ル取付部90に筒状の取付具94を挿入した後、その取
付具94に上方から挿入したボルト95を天板5又は可
動板8の下面に固設したナット90aに螺装して締め付
けることにより、ターンテーブル9を回転可能に取り付
けるようにしている。ターンテーブル9はシート部材9
3を介して比較的小さな摺動抵抗で天板5上又は可動板
8上を回転することができる。
【0027】本実施例は、以上説明した構成からなるも
のであり、以下に記載される作用効果を奏する。
【0028】(1)本実施例の床頭台は、床頭台本体1
の上方に昇降機構7を介して可動板8を配設してなるも
のにおいて、前記昇降機構7を、可動板8を片持ち的に
支持するフレーム70と、このフレーム70の鉛直部7
aを上下摺動可能に保持するフレームガイド71と、フ
レーム70を所望の高さ位置で固定するための固定手段
72とを具備してなるものにし、前記フレームガイド7
1を床頭台本体1の左右の側板12に取付けられるレー
ル部材16に一体に設け、フレームガイド71にかかる
倒れモーメントをレール部材16を介して床頭体本体1
に分散支持させるようにしている。
【0029】しかして、可動板8を片持支持するフレー
ム70に大きな倒れモーメントが作用するため、このフ
レーム70を支持するフレームガイド71を単独で床頭
台本体1に取着する場合、その取着部分に応力が集中す
ることになり、大掛かりな補強が必要になる。これに対
して、本実施例の構成によれば、倒れモーメントをレー
ル部材16を介して床頭台本体1に分散支持させること
ができるため、かかる不具合を解消することができると
ともに、部品点数を少なくすることが可能となる。
【0030】また、フレームガイド71の後端面71c
を、左右の側板12の背面側に配設される背板13に添
設させているため、フレーム70からフレームガイド7
1に作用する前後方向の倒れモーメントを背板13によ
っても支持することができ、フレーム70に対する支持
状態をより安定、確実なものにすることができる。
【0031】さらに、フレームガイド71の側面71d
を、側板12の内面に添設させているため、フレーム7
0からフレームガイド71に作用する左右方向の倒れモ
ーメントを長尺構成部品とは異なる位置において側板1
2に支持させることができるため、フレーム70に対す
る支持状態をより一層安定、確実なものにすることがで
きる。
【0032】さらにまた、天板5及び可動板8にテーブ
ル取付部90を設け、各テーブル取付部90にターンテ
ーブル9を着脱可能に取り付け得るようにしており、テ
レビTV等を天板5上若しくは可動板8上の何れに載置
しても看者から見やすい方向に位置調整することができ
るので、床頭台の利便性を更に有効に高めることができ
る。
【0033】この場合、ターンテーブル9の下端91a
を滑動性のあるシート部材93を介して天板5又は可動
板8の上面に摺動可能に添設しているため、簡単な構成
でターンテーブル9の機能を容易に確保することができ
る。特に、ターンテーブル9をローラ等で支持する場合
に比べて、上載荷重を天板5上若しくは可動板8上にお
いて分散し、局所的に荷重が集中することを回避するこ
とができるので、天板5や可動板8を損傷から有効に保
護することができる。 (2)本実施例の床頭台は、床頭台本体1の開口端面に
扉の右側縁4a又は左側縁4bを蝶持機構40を介して
選択的に蝶着し得るようにしたものであり、蝶持機構4
0が、扉4の下端面41を下側から支持すべく床頭台本
体1の開口端面に突設されたバンパー状をなす左右一対
の下ヒンジ部材45と、扉4の上端側42を支持すべく
前記開口端面に突設された上ヒンジ部材46と、扉4の
下端面の左右側縁近傍に設けた左右一対の軸孔42aの
一方に挿通され、扉4の右側縁4a又は左側縁4bを対
応する下ヒンジ部材45に軸着する下鉛直軸47と、扉
4の上端面の左右側縁近傍に設けた左右一対の軸孔の一
方に挿通され、扉4の右側縁4a又は左側縁4bを前記
上ヒンジ部材46に軸着する上鉛直軸48とを具備して
いる。
【0034】このため、扉4の開成方向を自由に選択で
き、床頭台をベッドの右に置くか左に置くかによって使
い勝手が変わるのを防止することができるだけでなく、
下ヒンジ部材45が開口端面からバンパー状に突出して
いるため、格別なプロテクト部材を設けることなく床頭
台本体1や扉4の下端部41を保護することができる。
【0035】また、下ヒンジ部材45を、右端近傍部と
左端近傍部にそれぞれ下鉛直軸47を挿入するための軸
孔45aを有したものとし、左右の下ヒンジ部材45を
同一形状のものにしているため、右用のヒンジ部材45
と、左用のヒンジ部材45を各別に製造する必要がな
く、製造に要する工数を削減することができる上に、組
付ミスを防止することが可能となる。
【0036】さらに、下ヒンジ部材45を、前面下半部
に斜下前方を向く傾斜面45cを有するとともに、背面
上半部に床頭台本体1の開口端面に設けた取付孔11b
に係合する係合爪45dを備えてなるものとし、前記傾
斜面45cに設けたボルト挿通孔45fに挿入したボル
ト45gで、該下ヒンジ部材45の下半部を前記開口端
面方向に締め付けるようにしているため、ボルト45g
の緊締度合を加減することによって、扉4のレベル調整
を行うことができる上に、ボルト45gを傾斜面のボル
ト挿通孔45fに装着することで、そのボルト45gが
使用者の視線に晒されることがなく、格別な目隠材を設
ける必要もなくなる。 (3)本実施例の床頭台は、床頭台本体1に、芯出しテ
ーブル3と、この芯出しテーブル3の真下に位置する引
出し2とを設けたものであって、前記引出し2に、該引
出し2を押込み位置で床頭台本体1にロックするための
錠機構23を設けるとともに、前記芯出しテーブル3
に、該芯出しテーブル3を所定の引き出し位置で係止す
るための抜止機構32を設けておき、前記引出し2を押
込み位置から前方に引き出した場合にだけ、前記抜止機
構32の係止機能を解除して芯出しテーブル3を床頭台
本体1から抜き取ることができるように構成している。
【0037】このため、引出し2をロックすることがで
きるため病院等での貴重品の保管に重宝がられるだけで
なく、芯出しテーブル3を抜き取られることによって、
引出し2に錠をかけたことが無為に帰すのを防止するこ
とができる。しかも、このような安全対策を講じている
にも拘らず、ロックを解除して引出し2を引き出しさえ
すれば、芯出しテーブル3を取り外すことができるた
め、芯出しテーブル3や引出し2の清掃に不具合が生じ
ることもなくなる。 (4)本実施例の床頭台は、床頭台本体1の上面に、下
方に開放された偏平筐形をなす合成樹脂製の天板5を装
着し、その天板5の側壁5aにタオルハンガ6を側方へ
引き出し可能に保持させてなるものにおいて、前記天板
5の側壁に前記タオルハンガ6の基端部61を挿入する
ための挿入孔56を設けるとともに、前記床頭台本体1
の側板12上端縁に内方へ屈曲する折曲部12bを設け
ておき、前記天板5を床頭台本体1に装着した状態で前
記挿入孔56から挿入されたタオルハンガ6の基端部6
1が前記折曲部12bにより下側から当接支持され得る
ように構成し、さらにタオルハンガ6の基端部61に上
方に屈曲する屈曲部分62を設けるとともに、天板5の
側壁5a内方に下方に垂下する係止リブ57を設けてお
き、屈曲部分62を係止リブ57よりも内方に位置させ
た上で天板5を床頭台本体1に装着することにより、前
記タオルハンガ6を抜出不能に保持し得るように構成し
ている。このため、タオルハンガ6に作用する下向きの
荷重を、床頭台本体1の折曲部12bに支持させること
ができ、合成樹脂製の天板5のみでタオルハンガ6を保
持する場合に比べて丈夫なものにすることができる。ま
た、天板5を床頭台本体1に装着するだけで、タオルハ
ンガ6をも抜出不能な状態で天板5に取付けることがで
きるため、組立工数を削減することが可能となる。 (5)本実施例の床頭台は、床頭台本体1に保持される
引出し2の鏡板上縁に、前面及び上面に開放された取手
用凹陥部21fを形成するとともに、この凹陥部21f
の前縁部分に該凹陥部21fの横幅寸法よりも短寸な指
掛用の突条21gを設けているため、上から指をかけて
引出し2の牽引操作をすることが可能になり、ベッドに
寝転んだままでの引き出し操作が下側から手を掛ける通
常の取手よりも容易になる。しかも、突条21gの端部
と凹陥部21fの端部間に隙間が形成されるため、凹陥
部21fに溜まった埃等を容易に排出することが可能に
なる。 (6)同様に、本実施例の床頭台は、床頭台本体1に蝶
着された扉4の上縁に、前面及び上面に開放された取手
用凹陥部49aを形成するとともに、この凹陥部49a
の前縁部分に該凹陥部49aの横幅寸法よりも短寸な指
掛用の突条49bを設けているため、上から指をかけて
扉4の牽引操作をすることが可能になり、ベッドに寝転
んだままでの扉4の開閉操作が通常の取手よりも容易に
なる。しかも、突条49bの端部と凹陥部49aの端部
間に隙間が形成されることになるため、凹陥部49aに
溜まった埃等を容易に排出することが可能になる。 (7)扉4の右側縁4a又は左側縁4bのいずれか一方
を床頭台本体1に選択的に蝶着し得るようにしたもので
あり、扉4の上縁に、前面及び上面に開放された取手用
凹陥部49aを形成するとともに、この凹陥部49aの
前縁部分に該凹陥部49aの横幅寸法よりも短寸な指掛
用の突条49bを設け、その突条49bに、開成時に指
を掛けるべき位置を指示するためのマーカ49cを、左
右移動可能に装着しているため、吊元を変更できる扉4
であっても、操作位置を明示することができるため、操
作ミスを防止することができる。 (8)上述した(1)〜(7)の構成に加え、本実施例
の床頭台は、底板11の前縁側に位置する偏平キャスタ
11aのロック操作用釦11a4を、ロックが解除され
た状態で、底板11の上面よりも突出させ、偏平キャス
タ11aがロックされた状態で、ロック操作用釦11a
4の上面を底板11の上面と略面一となるように設定し
ている。したがって、ロック状態か否かは一目で判別で
きるだけでなく、偏平キャスタ11aのロックおよびロ
ック解除操作も行い易い。特にその操作は、ロック操作
用釦11a4を押すだけで行えるようにしているので、
老人や病人にも極めて扱い易いものとなっている。ま
た、物品を出し入れする際等には通常ロック状態にして
おくが、この時ロック解除状態であると、物品を出し入
れに突出したロック操作用釦11a4が邪魔となる。そ
のため、使用者は自然にロックするようになり、ロック
し忘れの防止ができる。もちろん、ロック状態ではロッ
ク操作用釦11a4の上面が底板11の上面と略面一と
なるようにしているので、物品の出し入れの邪魔にもな
らず、利便性を損なうこともない。 (9)以上に加えて、本実施例では、引出し2や芯出し
テーブル3を樹脂一体成形品としているため、これを水
洗いすることにより埃や汚れを簡単に落とすことがで
き、衛生上好ましいものとなる。また、引出し2に付帯
して設けている錠機構23を、二重筒構造にして内筒の
みを交換可能としているため、利用者が頻繁に入れ替わ
る病院等ではキー紛失に容易且つ速やかな対応が可能と
なる。さらに、床頭台本体1を支持するキャスタに偏平
キャスタ11aを用いているため、埃の侵入を極力防い
で適正な機能を長期に亘って確保することができると同
時に、キャスタ11aが外部から隠蔽されて外観の良好
なものとなるほか、通常のキャスタに比べて床頭台全体
の重心が低くなるため安定性を向上させる上で有効なも
のとなる。さらにまた、天板5が床頭台本体1や引出し
2、芯出しテーブル3等に対してオーバーハングさせて
あるため、天板5上で発生する水漏れ等に起因した被害
を回避する上で有効なものとなる。
【0038】なお、各部の具体的構成は、上述した実施
例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】本発明の床頭台は、可動板をフレームを介
してフレームガイドに片持ち的に支持させることにより
昇降機構を構成しているにも拘わらず、そのフレームガ
イドを床頭台本体の左右の側板に取付けられるレール部
材に一体に設け、フレームガイドにかかる倒れモーメン
トをレール部材を介して床頭台本体に分散支持させるよ
うにしているため、可動板を片持支持するフレームに大
きな倒れモーメントが作用しても、その倒れモーメント
を長尺方向に沿って無理なく分散支持することができ、
可動板の下方空間を開放して良好な使い勝手を得ると同
時に、可動板にも有効な耐荷重性を付与することがで
き、部品点数の削減も図ることが可能になる。
【0041】フレームガイドは、その後端面を左右の側
板の背面側に配設される背板に添設させたり、側面を左
右の側板の内面に添設させるという簡単な構成を付加す
るだけで、可動板に対する支持状態を一層安定したもの
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同正面図。
【図3】同右側面図。
【図4】同実施例の床頭台本体を示す分解斜視図。
【図5】図4を更に分解した斜視図。
【図6】同実施例の天板を示す底面図。
【図7】同側断面図。
【図8】同実施例の作用を示す右側面図。
【図9】同実施例の錠機構を示す図。
【図10】同実施例の扉部分を示す分解斜視図。
【図11】同部分側断面図。
【図12】同部分側面。
【図13】同実施例におけるタオルハンガの取付構造を
示す要部拡大斜視図。
【図14】同部分正断面。
【図15】図14に対応して取付手順を示す図。
【図16】同実施例の可動板を示す正面図。
【図17】図16に対応した正断面図。
【図18】同実施例の昇降機構を示す要部縦断面図。
【図19】同要部平断面図。
【図20】同実施例の全体縦断面図。
【図21】同実施例の要部断面図。
【図22】同実施例の使用状態を示す斜視図。
【図23】同実施例の他の使用状態を示す斜視図。
【図24】同実施例のキャスタのロック解除状態を示す
部分断面図。
【図25】同実施例のキャスタのロック状態を示す部分
断面図。
【符号の説明】
1・・・床頭台本体 8・・・可動板 12・・・左右の側板 13・・・背板 16・・・レール部材 70・・・フレーム 70a・・・フレームの鉛直部 71・・・フレームガイド 71c・・・フレームガイドの後端面 71d・・・フレームガイドの側面 72・・・固定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 79/00 A47B 9/00 A47B 23/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床頭台本体の上方に昇降機構を介して可動
    板を配設してなるものにおいて、 前記昇降機構を、可動板を片持ち的に支持するフレーム
    と、このフレームの鉛直部を上下摺動可能に保持するフ
    レームガイドと、フレームを所望の高さ位置で固定する
    ための固定手段とを具備してなるものにし、前記フレー
    ムガイドを床頭台本体の左右の側板に取付けられるレー
    ル部材に一体に設け、フレームガイドにかかる倒れモー
    メントをレール部材を介して床頭台本体に分散支持させ
    るようにしていることを特徴とする床頭台。
  2. 【請求項2】フレームガイドの少なくとも側面を、側板
    の内面に添設させるようにしていることを特徴とする請
    求項1記載の床頭台。
  3. 【請求項3】フレームガイドの後端面を、左右の側板の
    背面側に配設される背板に添設させるようにしているこ
    とを特徴とする請求項2記載の床頭台。
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