JP3132761B2 - 通水式熱交換器の異常及び流水確認方法並びに運転制御方法並びに通水加熱装置 - Google Patents

通水式熱交換器の異常及び流水確認方法並びに運転制御方法並びに通水加熱装置

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JP3132761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽水を循環追焚きす
る風呂釜、あるいは給湯器ないし給湯器つき風呂釜など
の通水式熱交換器の流水確認方法および装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】浴槽水を循環追焚きする風呂釜あるいは
給湯器などにおいては、熱交換器への流水を確認してか
ら器具を運転するように構成されている。そして、従来
の通水確認手段には、通水の有無によって開閉するドア
にマグネットを取付けておき、通水によってドアが開く
と通水路外に配設した近接スイッチにマグネットが近接
して近接スイッチを作動させる機械的構造の所謂流水ス
イッチと、通水すると回転する羽根車にマグネットを取
付けておき、通水によって羽根車が回転すると通水路外
に配設したホールICとによりその回転数を検出し、加
熱装置をも制御するマイコン制御部により演算して通水
量を認識する機械的構造とマイコンとからなる所謂フロ
ーセンサとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記流水スイッチにお
いては、ドアの開閉部に異物が付着して開閉を固着させ
たり、近接スイッチとマグネットとの間に異物が付着す
るなどして、通水の有無にかゝわらずオンのまゝの状態
あるいはオフの状態となるオン故障,オフ故障が生ずる
という問題がある。また、前記フローセンサにおいて
は、異物が羽根車にからみつくことによる回転低下や固
着によって正確な通水量を検出できなくなることがあ
る。
【0004】本発明は、前記の如き異物による機械的故
障を無くするため、機械的構造を全く使用することなく
流水の有無を検出することができる通水式熱交換器の流
水確認方法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の如き目
的を達成するため、通水式熱交換器の上流側と下流側の
湯温を検出し、その下流側湯温と上流側湯温との差およ
び時間に基づいて湯温上昇率を演算し、その湯温上昇率
を予め設定した設定温度上昇率と比較し、湯温上昇率が
設定温度上昇率のある範囲内にあれば通水ありと判断す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】通水式熱交換器の下流側湯温と上流側湯温との
差および時間に基づく湯温上昇率は、正常な通水量があ
る場合にはその器具によって定まるほゞ一定した温度上
昇率を示す。本発明はこの点に着目し、熱交換器の下流
側湯温と上流側湯温との差および時間に基づく湯温上昇
率を演算し、その湯温上昇率を予め設定した設定温度上
昇率と比較し、湯温上昇率が設定温度上昇率のある範囲
内であれば通水ありと判断する。湯温上昇率が設定温度
上昇率より低いときは通水なしのまゝの空焚きであると
判断し、また、湯温上昇率が設定温度上昇率より高いと
きはゴミづまりなどによる流量減少で沸騰の危険ある
と判断し、何れの場合も器具の運転を停止させる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面について本発明の一実施例を
説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を示すフローチャ
ート、図2は設定温度上昇率と検出した湯温上昇率との
関係を示す説明図、図3は本発明を適用する器具の一例
を示す構成図である。
【0009】図3において、1は浴槽水の強制循環追焚
き管路に配設したポンプ、2は同じく熱交換器、3は上
流側湯温検出センサ(以下入口サーミスタという)、4
は下流側湯温検出センサ(以下出口サーミスタとい
う)、5は燃焼装置、6はマイコン制御部、7はリモコ
ンであって、リモコン7に沸き上り希望湯温を設定した
後追焚きスイッチをオンすると、マイコン制御部6によ
りポンプ1を駆動して浴槽水を循環させ、その浴槽湯温
を入口サーミスタ3により検出し、浴槽湯温が設定湯温
より低いときはマイコン制御部6により燃焼装置5を燃
焼させて設定湯温に達するまで運転を行なうように構成
されている。本発明においては、熱交換器の下流側側に
も出口サーミスタ4を配設して入口サーミスタ3と出口
サーミスタ4とによりそれぞれ上流側湯温と下流側湯温
とを検出し、以下述べるようにして流水の確認を行な
う。
【0010】次に、図1および図2について本発明の一
実施例を説明する。
【0011】通水式熱交換器の下流側湯温と上流側湯温
との差および時間に基づく湯温上昇率は、正常な通水量
がある場合はその器具によって定まるほゞ一定した温度
上昇率を示す。本発明においては、この正常な温度上昇
率(図2に示す)をマイコン制御部6に記憶させてお
く。その具体的な方法は、例えば、器具設置時の最初の
運転に際し温度上昇率を検出し、これにある幅をもたせ
たものをマイコン制御部に記憶させておく。あるいは、
特定の器具を量産する場合には出荷時からある幅をもっ
た温度上昇率を記憶させておく。
【0012】図1に示すように、追焚きスイッチをオン
すると、ポンプ1などの通水機器を作動させ、次いで、
入口サーミスタ3と出口サーミスタ4がオープンショー
トしていないことを確認し、さらに、入口サーミスタ3
の出力と出口サーミスタ4の出力がほゞ等しいかどうか
を検出する。これはサーミスタが正常かどうかの初期チ
ェックであって、若し異常の場合には加熱動作を行なう
ことなくリモコン7に異常を表示する。正常な場合は、
入口サーミスタ3の出力がリモコンに設定した設定温よ
り低いことを確認した後燃焼装置5を作動させて追焚き
運転を行ない、その燃焼開始からx秒(例えば5〜10
秒)経過後入口サーミスタ3と出口サーミスタ4により
検出した湯温および時間に基づいた湯温上昇率をマイコ
制御部6により演算させ、その湯温上昇率をマイコン
制御部に記憶させておいた設定温度上昇率と比較し、正
常の場合には引続き追焚き運転を行ない、設定湯温に達
したことを検出するとポンプ1および燃焼装置5を停止
させて追焚き運転を終了する。
【0013】検出された湯温上昇率が設定温度上昇率よ
り低くて図2のA域の場合には、加熱しているにもかゝ
わらずある時間で温度上昇が得られないことから空焚き
と判断し、器具の運転を停止させ、かつ、この状態であ
ることをリモコン7に表示する。また、検出された湯温
上昇率が設定温度上昇率より高く図2のB域の場合に
は、ゴミづまりやポンプ故障などによる流量減少で沸騰
の危険があると判断し、器具の運転を停止させ、かつ、
この状態であることをリモコン7に表示する。
【0014】なお、前記の実施例は、強制循環式追焚き
装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、例えば給湯器
ないし給湯器つき風呂釜にそのまゝ適用することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、機
械的構造物を全く使用することなく流水を確認すること
ができるので、機械的構造物を不必要にしたことによる
コストの低減と共に、異物などによる機械的故障をなく
すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート。
【図2】設定温度上昇率と検出した湯温上昇率との関係
を示す説明図。
【図3】本発明を適用する器具の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…ポンプ、2…熱交換器、3…入口サーミスタ、4…
出口サーミスタ、5…燃焼装置、6…マイコン制御部、
7…リモコン。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水式熱交換器の上流側と下流側の
    を検出し、その下流側温と上流側温との差から温度
    上昇を検出し、その温度上昇を予め設定した温度上昇の
    範囲と比較し、前記検出した温度上昇が予め設定した温
    度上昇の範囲より大きい又は小さいときに流水の異常と
    判断することを特徴とする通水式熱交換器の異常確認方
    法。
  2. 【請求項2】 通水式熱交換器の上流側と下流側の水温
    を検出し、その下流側水温と上流側水温との差から温度
    上昇率を検出し、その温度上昇率を予め設定した温度上
    昇率の範囲と比較し、前記検出した温度上昇率が予め設
    定した温度上昇率の範囲より大きい又は小さいときに流
    水の異常と判断することを特徴とする通水式熱交換器の
    異常確認方法。
  3. 【請求項3】 通水式熱交換器の上流側と下流側の水温
    を検出し、その下流側水温と上流側水温との差から温度
    上昇率を検出し、その温度上昇率を予め設定した温度上
    昇率の範囲と比較し、前記検出した温度上昇率が予め設
    定した温度上昇率の範囲より大きい又は小さいときに流
    水の異常と判断することを特徴とする通水式熱交換器の
    流水確認方法。
  4. 【請求項4】 通水式熱交換器の上流側と下流側の湯温
    を検出し、その下流側湯温と上流側湯温との差および時
    間に基づいた湯温上昇率を演算し、その湯温上昇率を予
    め設定した設定温度上昇率と比較し、湯温上昇率が設定
    温度上昇率のある範囲内にあれば通水ありと判断して器
    具の運転を継続し、湯温上昇率が設定温度上昇率のある
    範囲以下のときは空焚きと判断し、湯温上昇率が設定温
    度上昇率のある範囲以上のときは異物による流量減少と
    判断し、その何れの場合も器具の運転を停止することを
    特徴とする通水式熱交換器の運転制御方法。
  5. 【請求項5】 通水式熱交換器の上流側と下流側の水温
    を検出する温度検出手段を備える通水式熱交換器を具備
    した通水加熱装置において、前記温度検出手段により検
    出した下流側水温と上流側水温との差から温度上昇を検
    出し、その温度上昇を予め設定した温度上昇の範囲と比
    較し、前記検出した温度上昇が予め設定した温度上昇の
    範囲より大きい又は小さいときに流水の異常と判断する
    ことを特徴とする通水式熱交換器を具備した通水加熱装
    置。
  6. 【請求項6】 通水式熱交換器の上流側と下流側の水温
    を検出する温度検出手段を備える通水式熱交換器を具備
    した通水加熱装置において、前記温度検出手段が検出し
    た下流側水温と上流側水温との差から温度上昇率を検出
    し、その温度上昇率を予め設定した温度上昇率の範囲と
    比較し、前記検出した温度上昇率が予め設定した温度上
    昇率の範囲より大きい又は小さいときに流水の異常と判
    断することを特徴とする通水式熱交換器を具備した通水
    加熱装置
  7. 【請求項7】 通水式熱交換器の上流側と下流側の湯温
    を検出する温度検出手段を備える通水式熱交換器を具備
    した通水加熱装置において、前記温度検出手段が検出し
    た下流側湯温と上流側湯温との差および時間に基づいた
    湯温上昇率を演算し、その湯温上昇率を予め設定した設
    定温度上昇率と比較し、湯温上昇率が設定温度上昇率の
    ある範囲内にあれば通水ありと判断して器具の運転を継
    続し、湯温上昇率が設定温度上昇率のある範囲以下のと
    きは空焚きと判断し、湯温上昇率が設定温度上昇率のあ
    る範囲以上のときは異物による流量減少と判断し、その
    何れの場合も器具の運転を停止することを特徴とする通
    水式熱交換器を具備した通水加熱装置。
  8. 【請求項8】通水式熱交換器の最初の運転時の温度上昇
    率を前記設定温度上昇率として記憶することを特徴とす
    る請求項5又は請求項6又は請求項7記載の通水式熱交
    換器を具備した通水加熱装置。
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