JP2523849B2 - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP2523849B2
JP2523849B2 JP2418189A JP2418189A JP2523849B2 JP 2523849 B2 JP2523849 B2 JP 2523849B2 JP 2418189 A JP2418189 A JP 2418189A JP 2418189 A JP2418189 A JP 2418189A JP 2523849 B2 JP2523849 B2 JP 2523849B2
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energization
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water storage
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忠男 保田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気温水器に関するものである。
(従来の技術) 以下、図面を参照しながら、従来の電気温水器の一例
を説明する。
第3図は、従来の電気温水器のシステム構成図であ
る。1は貯湯タンク、2は貯湯タンク1の下部に設けた
給水管、3は給水管の途中に設けた減圧弁であり、水道
水は、減圧弁3、給水管2を通って、貯湯タンク1内に
給水される。4は貯湯タンク1内の水を排水する排水
弁、5は貯湯タンク1上部に設けた給湯口、6は給湯口
に取付けた安全弁、7は給湯管である。8は貯湯タンク
1の下部に設けたヒータ、16はヒータ8に設けた保安
器、10は貯湯タンク1下部に設けた湯温サーミスタ、11
は制御器である。なお、12は給湯弁、13は元栓、14は貯
湯タンク1を防食するための電極である。
以上のように構成された電気温水器について以下その
動作を説明する。
まず、元栓13を開くと、水道水は減圧弁3で0.6kg/cm
2に減圧されて給水管2から貯湯タンク1内に通水さ
れ、貯湯タンク1が満水になると給湯口5、給湯管7を
通って、台所等に給湯される。給湯弁12を閉じると給湯
は停止する。次に、制御器11を入にすると、ヒータ8が
通電され、貯湯タンク1内の水を設定沸上げ温度まで沸
き上げる。沸上げ中は安全弁6が働いて膨張水を排出し
貯湯タンク1内を0.9kg/cm2に調圧している。
湯温サーミスタ10が設定された抵抗値になると制御器11
が沸上がりを検知してヒータ8への通電を停止する。保
安器16は湯温サーミスタ10及び制御器11が故障した時
に、ヒータ8の通電を停止する安全装置である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記のような構成では、使い始めに水が
貯湯タンク1内に入っていないのにヒータ8へ通電され
てヒータ8が空焼になり、故障する場合がある。又、長
期間使用しない時など貯湯タンク1内が、汚れるため、
貯湯タンク1内の水を全て排水する必要があり、その時
も同様に空焼事故が発生する危険があった。
空焼になるとヒータ8の表面に設けた保安器16が動作
して通電を停止する。保安器16はバイメタルを内蔵した
手導復帰タイプの保安器が用いられるのがほとんどであ
る。
したがってヒータ8の発熱を伝熱作用により検知して動
作させているため、動作遅れが生じてヒータ8の熱変形
及び、絶縁低下を防止することができずヒータ8の交換
をする必要があった。
本発明は上記課題に鑑み、安全性の高い電気温水器を
提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明の電気温水器は貯湯
タンクと、ヒータと、ヒータへの通電を検出する通電検
出手段と、ヒータへの通電を停止する制御手段を備え、
制御手段は通電検出手段により異なる時間に得た複数の
通電電流データを演算しその結果を利用してヒータへの
通電を制御するものである。
(作用) 上記した構成によってヒータの空焼が発生した時に、
ヒータ発熱線の抵抗値変化を電力(電流値)変化として
検出し、制御するためヒータが空焼通電して温度が上が
りすぎて故障する前に通電を停止する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来と同一部品には、同一符
号を付け、その詳細な説明を省略する。
第1図、第2図において、ヒータ8への通電検出手段
9を設ける。また通電検出手段9の検出時期を制御する
制御手段15を設ける。制御手段15はヒータ8に通電開始
されたことを検知し、ある時間t1経過後、通電検出手段
9でヒータ8へ流れる電流値A1を検出する。更に時間t2
が経過すると、再び通電検出手段9で電流値A2を検出す
る。このA1,A2の電流値の差の比較判定を制御器11で行
うことにより通常の沸上げか空焼きかを、瞬時に判断
し、ヒータ8の制御を行う。
以上のように構成された本実施例について、以下その
動作について説明する。
制御手段15にヒータ8へ通電開始されたことが検知さ
れると、タイマー部がカウントを始め、ある時間t1(本
実施例では3秒)経過後、ヒータ8へ流れる電流値A1
通電検知手段9で検出し、メモリー部に記憶させる。さ
らに時間t2(本実施例でA2は15秒)経過後、通電検知手
段9は電流値A2を検出する。それから演算部がΔA=A2
−A1を計算し、比較部がΔAと予め入力されている基準
値ΔA0とを比較する。本実施例ではヒータ8は700wであ
り、空焼時は、A1=6.9A,A2=6.7A,ΔA=0.2Aが生じ
る。また通常の沸上げ特はA1=7A,A2=7A,ΔA=0であ
り、変化しない。
このため、制御手段15の比較部は、ΔA>ΔA0(0.1
A)と仮に判定基準をおいて、この電流値変化が生じた
時は、異常空焼と判断し、駆動部に信号を送り制御器11
を介してヒータ8の通電を停止する。
ヒータ8は短時間(30秒程度)以内の空焼であれば、
ヒータ表面のメッキ等の破壊もなく、絶縁封口部のシリ
コン・エポキシ樹脂の劣化もなく使用上問題ない。
以上のように、異常空焼が生じた場合でも、極く短時
間内にヒータ8の通電を停止できるため、空焼事故によ
る危険を未然に防止できる。
(発明の効果) 以上の実施例の説明より明らかなように本発明による
と下記の効果を得ることができる。
(1)従来のバイメタル式保安器に比べて高精度の保安
機能を実現できるため、空焼ヒータ破壊を防止でき安全
性に優れる。
(2)空焼になっても、空焼検知が即座に行えるので、
ヒータの損傷がなく従来のようにヒータ交換が不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す電気温水器のシステ
ム構成図、第2図は同電気温水器の時間−電流特性図、
第3図は従来の電気温水器のシステム構成図である。 1……貯湯タンク、8……ヒータ、9……通電検出手
段、11……制御器、15……制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯タンクと、ヒータと、前記ヒータへの
    通電を検出する通電検出手段と、前記ヒータへの通電を
    停止する制御手段を備え、前記制御手段は通電検出手段
    により異なる時間に得た複数の通電電流データを演算
    し、その結果を利用してヒータへの通電を制御すること
    を特徴とする電気温水器。
JP2418189A 1989-02-02 1989-02-02 電気温水器 Expired - Lifetime JP2523849B2 (ja)

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US6646237B2 (en) * 2002-03-05 2003-11-11 Daniel Liu Safety control circuit for electric water heater

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