JP3132739B2 - Ｆａｘ情報送信法及びそれに用いるｆａｘ情報送信装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＦＡＸ情報を送信する
ＦＡＸ情報送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、送信先のＦＡＸ番号に、そのＦＡ
Ｘ番号を用いて発呼し且つＦＡＸ情報を送信する種々の
ＦＡＸ情報送信法が提案されているが、そのようなＦＡ
Ｘ情報送信法において、送信先へのＦＡＸ情報を送信先
との間で予め暗証番号を有している者のみが受信できる
ように、ＦＡＸ情報の送信毎に、送信先に、送信先との
間で予め決められた暗証番号を送信し、また、送信先へ
のＦＡＸ情報を、送信先において、記憶装置に記憶させ
るようにし、そして、その記憶装置から、暗証番号を用
いて、送信されたＦＡＸ情報を読出すようにした方法
が、ＦＡＸ情報の内容に秘密を確保させるために提案さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法による場合、送信先において、用いるＦ
ＡＸ情報受信装置が、暗証番号によっても動作する機能
を有していなければならない、という欠点を有してい
た。

【０００４】また、送信先へのＦＡＸ情報の送信毎に、
送信先に暗証番号を送信する必要がある、という欠点を
有していた。

【０００５】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規なＦＡＸ情報送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送
信装置を提案せんとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本願第１番目の発明によ
るＦＡＸ情報送信法は、（ａ）送信先の電話番号または
ＦＡＸ番号の入力にもとずき、送信先の電話番号に自動
的に発呼し、（ｂ）その発呼に送信先が応答した場合、
送信先に暗証番号の入力を自動的に促し、（ｃ）送信先
からの暗証番号を受信し、その暗証番号が送信先との間
で予め決められた暗証番号と一致している場合、送信先
のＦＡＸ番号に、自動的に発呼し且つＦＡＸ情報を送信
する。

【０００７】本願第２番目の発明によるＦＡＸ情報送信
装置は、（ａ）ＦＡＸ情報を記憶するＦＡＸ情報記憶手
段と、（ｂ）少なくとも送信先の電話番号及びＦＡＸ番
号と、暗証番号とを記憶する番号記憶手段と、（ｃ）上
記番号記憶手段に記憶されている送信先の電話番号及び
暗証番号を、送信先の電話番号またはＦＡＸ番号によっ
て検索する番号検索手段と、（ｄ）送信先に暗証番号の
入力を促すためのガイダンス情報を発生するガイダンス
情報発生手段と、（ｅ）上記番号検索手段によって検索
された送信先の電話番号への発呼、その発呼に送信先が
応答したか否かの検出、その検出による送信先の上記発
呼への応答の検出に応じた上記ガイダンス発生手段から
のガイダンス情報の発信を行う発呼・応答検出・発信手
段と、（ｆ）発信先に、上記発呼・応答検出・発信手段
によって、上記ガイダンス情報発生手段からのガイダン
ス情報を発信して後、予定の時間までの間において、送
信先からの暗証番号の入力があったか否かを検出する暗
証番号入力検出手段と、（ｇ）上記暗証番号入力検出手
段によって暗証番号の入力があったことを検出した場
合、その暗証番号が上記番号検索手段によって検索され
ている暗証番号と一致しているか否かを検出する暗証番
号一致検出手段と、（ｈ）上記暗証番号一致検出手段に
よって、送信先からの暗証番号が上記番号検索手段によ
って検索されている暗証番号と一致していることを検出
した場合、その暗証番号に対応している送信先のＦＡＸ
番号に、上記番号入力手段にＦＡＸ情報の送信時におい
て入力されたＦＡＸ番号または上記番号検索手段によっ
て検索されたＦＡＸ番号を用いて発呼し且つ上記ＦＡＸ
情報記憶手段に記憶されているＦＡＸ情報を送信するＦ
ＡＸ番号発呼・ＦＡＸ情報送信手段とを有する。

【０００８】

【作用・効果】本願第１番目の発明によるＦＡＸ情報送
信法によれば、前述した従来のＦＡＸ情報送信法の場合
と同様に、送信先のＦＡＸ番号に、ＦＡＸ情報を、予め
決められた暗証番号を有する者のみが受信できるよう
に、送信することができる。

【０００９】しかしながら、本願第１番目の発明による
ＦＡＸ情報送信法の場合、送信先において、用いるＦＡ
Ｘ情報受信装置が、暗証番号によっても動作する機能を
有しなくてもよく、従って、送信先において、簡易なＦ
ＡＸ情報受信装置を用いてＦＡＸ情報を受信させること
ができる。

【００１０】また、送信側において、送信先の電話番号
またはＦＡＸ番号を入力すれば、送信先に、送信先との
間で予め決められた暗証番号を送信しなくても、送信先
において、予め決められた暗証番号を有する者がその暗
証番号を送信者側に送信する限り、その暗証番号を有す
る者に、ＦＡＸ情報を、送信させることができる。

【００１１】また、本願第２番目の発明によるＦＡＸ情
報送信装置によれば、本願第１番目の発明によるＦＡＸ
情報送信法を、そのＦＡＸ情報送信法の上述した優れた
作用効果を有して、容易に実施することができる。

【００１２】

【実施例１】次に、図１〜図３を伴って、本発明による
ＦＡＸ情報送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置
の実施例を述べよう。

【００１３】図１〜図３に示す本発明によるＦＡＸ情報
送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置は、送信者
側ＦＡＸ端末（図示せず）から、ＦＡＸ情報を、送信先
側ＦＡＸ端末（図示せず）に、電話回線７及び送信先側
電話端末（図示せず）を利用して送信する場合の実施例
で、送信者が、送信先に、ＦＡＸ情報を送信するのに先
立ち、送信先の電話番号及びＦＡＸ番号と、送信先との
間で予め決められた暗証番号とを、送信者側端末に有す
る番号入力装置１を用いて、同じく送信者側端末に有す
る中央演算処理装置（ＣＰＵ）３の助けを借りて、図２
に示すように、互に関連づけて、予め記憶させておく。

【００１４】そして、送信先に、ＦＡＸ情報を送信する
に際し、そのＦＡＸ情報（画像情報）を、送信者側端末
に有する送信先に送信するＦＡＸ情報を入力するＦＡＸ
情報入力装置４を用い、同じく送信者側端末に有するＦ
ＡＸ情報記憶装置５に、中央演算処理装置３の助けを借
りて、記憶させる。

【００１５】次で、送信者が、送信先の電話番号（また
はＦＡＸ番号）を、上述した番号入力装置１を用いて入
力すれば、その電話番号（またはＦＡＸ番号）によっ
て、上述した番号記憶装置２に上述したように予め記憶
されている送信先のＦＡＸ番号（または電話番号）及び
暗証番号を、中央演算処理装置３の助けを借りて検索さ
せ、そして、このときの送信先の電話番号を用いて、送
信先の電話番号に、送信者側端末に有する回線制御装置
６及びそれから送信先が加入している電話網側に延長し
ている回線７を用い且つ中央演算処理装置３の助けを借
りて発呼させる。

【００１６】一方、その発呼に対し、送信先が応答した
か否かを、回線制御装置６を用い且つ中央演算処理装置
３の助けを借りて検出させ、回線制御装置６によって、
送信先が上述した発呼に応答したことを検出した場合、
その検出出力にもとずき、送信者側端末に有するガイダ
ンス情報発生装置８から、送信先に、発信先との間で予
め決められた暗証番号の入力を促すガイダンス情報を、
回線制御装置６を用い且つ中央演算処理装置３の助けを
借りて、送信する。

【００１７】また、そのガイダンス情報の送信に対し、
送信先が、ガイダンス情報の送信後、予定の時間までの
間において、暗証番号を入力するか否かによって、送信
者側に暗証番号の入力があったか否かを、回線制御装置
６を介して、受信装置９を用い且つ中央演算処理装置３
の助けを借りて検出させ、受信装置９が送信先からの暗
証番号の入力を検出した場合、その暗証番号が、上述し
た送信先のＦＡＸ番号（または電話番号）及び暗証番号
を検索したときの暗証番号と一致しているか否かを、中
央演算処理装置３を用いて検出させ、一致している場
合、送信先のＦＡＸ番号に、回線制御装置６を用いて、
発呼し且つＦＡＸ情報記憶装置４から、送信装置１０を
用いて、ＦＡＸ情報を送信させる。

【００１８】なお、回線制御装置６によって、送信先か
らの送信者の発呼に対する応答を検出しなかった場合、
送信先からの暗証番号の入力があったことを検出しなか
った場合、及び送信先からの暗証番号が、番号記憶装置
２に記憶されている暗証番号と一致していない場合、回
線制御装置６を用いて、発呼状態を解除させる。

【００１９】以上で、本発明によるＦＡＸ情報送信法及
びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置の第１の実施例が明
らかとなった。

【００２０】図１〜図３に示す本発明によるＦＡＸ情報
送信法は、（ａ）送信先の電話番号（またはＦＡＸ番
号）の入力にもとずき、送信先の電話番号に自動的に発
呼し、（ｂ）その発呼に送信先が応答した場合、送信先
に暗証番号の入力を自動的に促し、（ｃ）送信先からの
暗証番号を受信し、その暗証番号が送信先との間で予め
決められた暗証番号と一致している場合、送信先のＦＡ
Ｘ番号に、自動的に発呼し且つＦＡＸ情報を送信する。

【００２１】このため、図１〜図３に示す本発明による
ＦＡＸ情報送信法によれば、前述した従来のＦＡＸ情報
送信法の場合と同様に、送信先のＦＡＸ番号に、ＦＡＸ
情報を、予め決められた暗証番号を有する者のみが受信
できるように、送信することができる。

【００２２】しかしながら、図１〜図３に示す本発明に
よるＦＡＸ情報送信法の場合、送信先において、用いる
ＦＡＸ情報受信装置が、暗証番号によっても動作する機
能を有しなくてもよく、従って、送信先において、簡易
なＦＡＸ情報受信装置を用いてＦＡＸ情報を受信させる
ことができる。

【００２３】また、送信側において、送信先の電話番号
（またはＦＡＸ番号）を入力しさえすれば、送信先に、
送信先との間で予め決められた暗証番号を送信しなくて
も、送信先において、予め決められた暗証番号を有する
者がその暗証番号を送信者側に送信する限り、その暗証
番号を有する者に、ＦＡＸ情報を、送信させることがで
きる。

【００２４】また、図１〜図３に示す本発明によるＦＡ
Ｘ情報送信装置は、（ａ）ＦＡＸ情報を記憶するＦＡＸ
情報記憶手段（ＦＡＸ情報記憶装置５）と、（ｂ）少な
くとも送信先の電話番号及びＦＡＸ番号と、暗証番号と
を記憶する番号記憶手段（番号記憶装置２）と、（ｃ）
上記番号記憶手段に記憶されている送信先の電話番号及
び暗証番号を、送信先の電話番号またはＦＡＸ番号によ
って検索する番号検索手段（中央演算処理装置３を含む
手段）と、（ｄ）送信先に暗証番号の入力を促すための
ガイダンス情報を発生するガイダンス情報発生手段（ガ
イダンス情報発生装置８）と、（ｅ）上記番号検索手段
によって検索された送信先の電話番号への発呼、その発
呼に送信先が応答したか否かの検出、その検出による送
信先の上記発呼への応答の検出に応じた上記ガイダンス
発生手段からのガイダンス情報の発信を行う発呼・応答
検出・発信手段（回線制御装置６）と、（ｆ）発信先
に、上記発呼・応答検出・発信手段によって、上記ガイ
ダンス情報発生手段からのガイダンス情報を発信して
後、予定の時間までの間において、送信先からの暗証番
号の入力があったか否かを検出する暗証番号入力検出手
段（受信装置９）と、（ｇ）上記暗証番号入力検出手段
によって暗証番号の入力があったことを検出した場合、
その暗証番号が上記番号検索手段によって検索されてい
る暗証番号と一致しているか否かを検出する暗証番号一
致検出手段（中央演算処理装置３を含む手段）と、
（ｈ）上記暗証番号一致検出手段によって、送信先から
の暗証番号が上記番号検索手段によって検索されている
暗証番号と一致していることを検出した場合、その暗証
番号に対応している送信先のＦＡＸ番号に、上記番号入
力手段にＦＡＸ情報の送信時において入力されたＦＡＸ
番号または上記番号検索手段によって検索されたＦＡＸ
番号を用いて発呼し且つ上記ＦＡＸ情報記憶手段に記憶
されているＦＡＸ情報を送信するＦＡＸ番号発呼・ＦＡ
Ｘ情報送信手段（送信装置１０）とを有する。

【００２５】このため、図１〜図３に示す本発明による
ＦＡＸ情報送信法を、容易に実施させることができる。

【００２６】

【実施例２】次に、図４〜図６を伴って本発明によるＦ
ＡＸ情報送信法及びそれを用いたＦＡＸ情報送信装置の
第２の実施例を述べよう。

【００２７】図４において、図１との対応部分には同一
符号を付して示す。

【００２８】図４〜図６に示す本発明によるＦＡＸ情報
送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置は、送信者
側ＦＡＸ端末１５からＦＡＸ情報を送信先側ＦＡＸ端末
１１に、交換網１３におけるＦＡＸ送信センタ１４及び
送信先側電話端末１２を利用して送信する場合の実施例
で、送信者が、ＦＡＸ情報を送信するのに先立ち、ＦＡ
Ｘ送信センタ１４において、送信者の電話番号と、送信
先の電話番号及びＦＡＸ番号と、送信先との間で予め決
められた暗証番号とを、図５に示すように、互に関連づ
けて、予め記憶させておく。

【００２９】そして、送信者によって、ＦＡＸ端末１５
を用いて、ＦＡＸ送信センタ１４に、発呼させる。

【００３０】一方、その発呼に対し、ＦＡＸ送信センタ
１４は、それが有するガイダンス情報発生装置８から、
発信者のＦＡＸ端末１５に、送信者の電話番号及び送信
先の電話番号の入力を促すガイダンス情報を、回線制御
装置６を用い且つ中央演算処理装置３の助けを借りて、
送信する。

【００３１】これに応じて、送信者が、そのガイダンス
情報を、送信者側のＦＡＸ端末１５を用いて受信する。
そして、発信者は、そのガイダンス情報の内容に応じ
て、送信者の電話番号及び送信先の電話番号を、ＦＡＸ
送信センタ１４に、送信側のＦＡＸ端末１５を用いて送
信する。

【００３２】これに応じて、ＦＡＸ送信センタ１４は、
それら送信者からの送信者及び送信先の電話番号を受信
する。

【００３３】そして、ＦＡＸ送信センタ１４は、ガイダ
ンス情報発生装置８から、発信者のＦＡＸ端末１５に、
ＦＡＸ情報の送信を促すガイダンス情報を、回線制御装
置６を用い且つ中央演算処理装置３の助けを借りて、送
信する。

【００３４】これに応じて、送信者は、ＦＡＸ端末１５
を用いてＦＡＸ情報を、ＦＡＸ送信センタ１４に送信す
る。

【００３５】ＦＡＸ送信センタ１４は、送信されたＦＡ
Ｘ情報（画像情報）を、ＦＡＸ情報記憶装置５に、中央
演算処理装置３の助けを借りて、記憶させる。

【００３６】また、ＦＡＸ送信センタ１４は、上述した
ようにして送信者側から受信した電話番号によって、番
号記憶装置２に記憶されている送信先のＦＡＸ番号及び
暗証番号を、中央演算処理装置３の助けを借りて検索さ
せる。そして、図１〜図３に示す実施例１の場合に準じ
て、そのときの電話番号を用いて、送信先の電話番号
に、送信者側端末に有する回線制御装置６及びそれから
送信先が加入している電話網側に延長している回線７を
用い且つ中央演算処理装置（ＣＰＵ）３の助けを借りて
発呼させる。

【００３７】一方、ＦＡＸ送信センタ１４は、図１〜図
３に示す実施例１の場合に準じて、その発呼に対し、送
信先が応答したか否かを、回線制御装置６を用い且つ中
央演算処理装置３の助けを借りて検出し、回線制御装置
６によって、送信先が上述した発呼に応答したことを検
出した場合、その検出出力にもとずき、送信者側端末に
有するガイダンス情報発生装置８から、送信先に、発信
先との間で予め決められた暗証番号の入力を促すガイダ
ンス情報を、回線制御装置６を用い且つ中央演算処理装
置３の助けを借りて、送信する。

【００３８】また、ＦＡＸ送信センタ１４は、図１〜図
３に示す実施例１の場合に準じて、ガイダンス情報の送
信に対し、その送信後、送信先が、ガイダンス情報の送
信後予定の時間までの間において、暗証番号を入力する
か否かによって、暗証番号の入力があったか否かを、回
線制御装置６を介して、受信装置９を用い且つ中央演算
処理装置３の助けを借りて検出し、受信装置９が送信先
からの暗証番号の入力を検出した場合、その暗証番号
が、上述した送信先のＦＡＸ番号及び暗証番号を検索し
たときの暗証番号と一致しているか否かを中央演算処理
装置３を用いて検出し、一致している場合、送信先のＦ
ＡＸ番号に、回線制御装置６を用いて発呼し且つＦＡＸ
情報記憶装置４から、送信装置１０を用いて、ＦＡＸ情
報を送信させる。

【００３９】なお、図１〜図３に示す実施例１の場合と
同様に、回線制御装置６によって、送信先からの送信者
の発呼に対する応答を検出しなかった場合、送信先から
の暗証番号の入力があったことを検出しなかった場合、
及び送信先からの暗証番号が、番号記憶装置２に記憶さ
れている暗証番号と一致していない場合、回線制御装置
６を用いて、発呼状態を解除させる。

【００４０】以上で、本発明によるＦＡＸ情報送信法及
びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置の第２の実施例が明
らかとなった。

【００４１】図４〜図６に示す本発明によるＦＡＸ情報
送信法も、図１〜図３に示す実施例１の場合に準じて、
（ａ）送信先の電話番号の入力にもとずき、送信先の電
話番号に自動的に発呼し、（ｂ）その発呼に送信先が応
答した場合、送信先に暗証番号の入力を自動的に促し、
（ｃ）送信先からの暗証番号を受信し、その暗証番号が
送信先との間で予め決められた暗証番号と一致している
場合、送信先のＦＡＸ番号に、自動的に発呼し且つＦＡ
Ｘ情報を送信する。

【００４２】このため、図４〜図６に示す本発明による
ＦＡＸ情報送信法による場合も、図１〜図３に示す実施
例１の場合と同様に、送信先のＦＡＸ番号に、ＦＡＸ情
報を、予め決められた暗証番号を有する者のみが受信で
きるように、送信することができる。

【００４３】また、図４〜図６に示す本発明によるＦＡ
Ｘ情報送信法の場合、図１〜図３に示す実施例１の場合
と同様に、送信先において、用いるＦＡＸ情報受信装置
が、暗証番号によっても動作する機能を有しなくてもよ
く、従って、送信先において、簡易なＦＡＸ情報受信装
置を用いてＦＡＸ情報を受信させることができる。

【００４４】さらに、図１〜図３に示す実施例１の場合
に準じて、送信側において、送信者及び送信先の電話番
号を入力すれば、送信先に、送信先との間で予め決めら
れた暗証番号を送信しなくても、送信先において、予め
決められた暗証番号を有する者がその暗証番号を送信先
に送信する限り、その者に、ＦＡＸ情報を、送信させる
ことができる。

【００４５】また、図４〜図６に示す本発明によるＦＡ
Ｘ情報送信装置は、図１〜図３に示す実施例１の場合に
準じて、（ａ）ＦＡＸ情報を記憶するＦＡＸ情報記憶手
段（ＦＡＸ送信センタ１４におけるＦＡＸ情報記憶装置
５）と、（ｂ）少なくとも送信先の電話番号及びＦＡＸ
番号と、暗証番号とを記憶する番号記憶手段（ＦＡＸ送
信センタ１４における番号記憶装置２）と、（ｃ）上記
番号記憶手段に記憶されている送信先の電話番号及び暗
証番号を、送信先の電話番号またはＦＡＸ番号によって
検索する番号検索手段（ＦＡＸ送信センタ１４における
中央演算処理装置３を含む手段）と、（ｄ）送信先に暗
証番号の入力を促すためのガイダンス情報を発生するガ
イダンス情報発生手段（ＦＡＸ送信センタ１４における
ガイダンス情報発生手段８）と、（ｅ）上記番号検索手
段によって検索された送信先の電話番号への発呼、その
発呼に送信先が応答したか否かの検出、その検出による
送信先の上記発呼への応答の検出に応じた上記ガイダン
ス発生手段からのガイダンス情報の発信を行う発呼・応
答検出・発信手段（ＦＡＸ送信センス１４における回線
制御装置６）と、（ｆ）発信先に、上記発呼・応答検出
・発信手段によって、上記ガイダンス情報発生手段から
のガイダンス情報を発信して後、予定の時間までの間に
おいて、送信先からの暗証番号の入力があったか否かを
検出する暗証番号入力検出手段（ＦＡＸ送信センタ１４
における受信装置９）と、（ｇ）上記暗証番号入力検出
手段によって暗証番号の入力があったことを検出した場
合、その暗証番号が上記番号検索手段によって検索され
ている暗証番号と一致しているか否かを検出する暗証番
号一致検出手段（ＦＡＸ送信センタ１４における中央演
算処理装置３を含む手段）と、（ｈ）上記暗証番号一致
検出手段によって、送信先からの暗証番号が上記番号検
索手段によって検索されている暗証番号と一致している
ことを検出した場合、その暗証番号に対応している送信
先のＦＡＸ番号に、上記番号入力手段にＦＡＸ情報の送
信時において入力されたＦＡＸ番号または上記番号検索
手段によって検索されたＦＡＸ番号を用いて発呼し且つ
上記ＦＡＸ情報記憶手段に記憶されているＦＡＸ情報を
送信するＦＡＸ番号発呼・ＦＡＸ情報送信手段（ＦＡＸ
送信センタ１４における送信装置１０）とを有する。

【００４６】このため、図４〜図６に示す本発明による
ＦＡＸ情報送信法を、図１〜図３に示す実施例１の場合
と同様に、容易に実施させることができる。

【００４７】

【実施例３】次に、本発明によるＦＡＸ情報送信法及び
それに用いるＦＡＸ情報送信装置の第３の実施例を述べ
よう。

【００４８】本発明によるＦＡＸ情報送信法及びそれに
用いるＦＡＸ情報送信装置の第３の実施例は、図示詳細
説明は省略するが、次の事項を除いて、図４〜図６に示
す本発明によるＦＡＸ情報送信法及びそれに用いるＦＡ
Ｘ情報送信装置と同様である。

【００４９】すなわち、ＦＡＸ送信センタ１４の番号記
憶装置２に、送信者の電話番号、送信先の電話番号及び
ＦＡＸ番号、及び暗証番号を予め記憶させておくのに代
え、送信者のＦＡＸ番号、送信先の電話番号及びＦＡＸ
番号、及び暗証番号を予め記憶させておく。

【００５０】また、送信者がＦＡＸ端末１５を用いて、
ＦＡＸ送信センタ１４に、送信者及び送信先の電話番号
を送信し、そして、ＦＡＸ送信センタ１４において、送
信された電話番号によって、送信先のＦＡＸ番号及び暗
証番号を検索するのに代え、ＦＡＸ送信センタ１４にお
いて、その回線制御装置６を用いて、送信者のＦＡＸ端
末１５のＦＡＸ番号を取得させるようにし、従って、送
信者がＦＡＸ端末を用いて、ＦＡＸ送信センタ１４に、
送信先の電話番号は送信するが、送信者の電話番号を送
信させなくてすむようにし、そして、ＦＡＸ送信センタ
１４において、回線制御装置６を用いて取得した送信者
のＦＡＸ番号によって、送信先のＦＡＸ番号及び暗証番
号を検索するようにしたことを除いて、図４〜図６に示
す本発明によるＦＡＸ情報送信法及びそれに用いるＦＡ
Ｘ情報送信装置と同様である。

【００５１】このような本発明によるＦＡＸ情報送信法
及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置によれば、詳細説
明は省略するが、図４〜図６に示す本発明によるＦＡＸ
情報送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置の場合
と同様の作用効果を得ることができるとともに、送信者
からＦＡＸ端末１５を用いて送信者の電話番号を送信し
なくてすむ。

【００５２】なお、上述においては、本発明によるＦＡ
Ｘ情報送信法及びそれに用いるＦＡＸ情報送信装置のそ
れぞれについて、わずかな例を示したに留まり、例え
ば、図４〜図６に示す本発明による実施例２において、
送信者側のＦＡＸ端末１５から、送信者の電話番号を送
信するようにし（なお、この場合、ＦＡＸ送信センタ１
４には送信者の電話番号に代えＦＡＸ番号を記憶してお
く）、そして、図４〜図６の場合と同様の作用効果を得
るようにすることもでき、その他、本発明の精神を脱す
ることなしに、種々の変型、変更をなし得るであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるＦＡＸ情報送信法及びそれに用い
るＦＡＸ情報送信装置の第１の実施例の説明に供する系
統図である。

【図２】図１に示す本発明によるＦＡＸ情報送信法及び
それに用いるＦＡＸ情報送信装置に用いている番号記憶
装置に記憶されている送信先のＦＡＸ番号及び電話番
号、及び暗証番号の例を示す図である。

【図３】図１に示す本発明によるＦＡＸ情報送信法及び
それに用いるＦＡＸ情報送信装置の説明に供する処理の
流れを示す図である。

【図４】本発明によるＦＡＸ情報送信法及びそれに用い
るＦＡＸ情報送信装置の第２の実施例の説明に供する系
統図である。

【図５】図４に示す本発明によるＦＡＸ情報送信法及び
それに用いるＦＡＸ情報送信装置に用いている番号記憶
装置に記憶されている送信者の電話番号、送信先のＦＡ
Ｘ番号及び電話番号、及び暗証番号の例を示す図であ
る。

【図６】図４に示す本発明によるＦＡＸ情報送信法及び
それに用いるＦＡＸ情報送信装置の説明に供する処理の
流れを示す図である。

【符号の説明】

１ 番号入力装置 ２ 番号記憶装置 ３ 中央演算処理装置 ４ 入力装置 ５ 記憶装置 ６ 回線制御装置 ７ 回線 ８ ガイダンス情報発生装置 ９ 受信装置 １０ 送信装置 １１ 送信先側ＦＡＸ端末 １２ 送信先電話端末 １３ 交換網 １４ ＦＡＸ送信センタ １５ 送信者側ＦＡＸ端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 （ａ）送信先の電話番号またはＦＡＸ番
   号の入力にもとずき、送信先の電話番号に自動的に発呼
   し、（ｂ）その発呼に送信先が応答した場合、送信先に
   暗証番号の入力を自動的に促し、（ｃ）送信先からの暗
   証番号を受信し、その暗証番号が送信先との間で予め決
   められた暗証番号と一致している場合、送信先のＦＡＸ
   番号に、自動的に発呼し且つＦＡＸ情報を送信すること
   を特徴とするＦＡＸ情報送信法。
2. 【請求項２】 （ａ）ＦＡＸ情報を記憶するＦＡＸ情報
   記憶手段と、 （ｂ）少なくとも送信先の電話番号及びＦＡＸ番号と、
   暗証番号とを記憶する番号記憶手段と、 （ｃ）上記番号記憶手段に記憶されている送信先の電話
   番号及び暗証番号を、送信先の電話番号またはＦＡＸ番
   号によって検索する番号検索手段と、 （ｄ）送信先に暗証番号の入力を促すためのガイダンス
   情報を発生するガイダンス情報発生手段と、 （ｅ）上記番号検索手段によって検索された送信先の電
   話番号への発呼、その発呼に送信先が応答したか否かの
   検出、その検出による送信先の上記発呼への応答の検出
   に応じた上記ガイダンス発生手段からのガイダンス情報
   の発信を行う発呼・応答検出・発信手段と、 （ｆ）発信先に、上記発呼・応答検出・発信手段によっ
   て、上記ガイダンス情報発生手段からのガイダンス情報
   を発信して後、予定の時間までの間において、送信先か
   らの暗証番号の入力があったか否かを検出する暗証番号
   入力検出手段と、 （ｇ）上記暗証番号入力検出手段によって暗証番号の入
   力があったことを検出した場合、その暗証番号が上記番
   号検索手段によって検索されている暗証番号と一致して
   いるか否かを検出する暗証番号一致検出手段と、 （ｈ）上記暗証番号一致検出手段によって、送信先から
   の暗証番号が上記番号検索手段によって検索されている
   暗証番号と一致していることを検出した場合、その暗証
   番号に対応している送信先のＦＡＸ番号に、上記番号入
   力手段にＦＡＸ情報の送信時において入力されたＦＡＸ
   番号または上記番号検索手段によって検索されたＦＡＸ
   番号を用いて発呼し且つ上記ＦＡＸ情報記憶手段に記憶
   されているＦＡＸ情報を送信するＦＡＸ番号発呼・ＦＡ
   Ｘ情報送信手段とを有することを特徴とするＦＡＸ情報
   送信装置。