JPH0937084A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0937084A
JPH0937084A JP7185200A JP18520095A JPH0937084A JP H0937084 A JPH0937084 A JP H0937084A JP 7185200 A JP7185200 A JP 7185200A JP 18520095 A JP18520095 A JP 18520095A JP H0937084 A JPH0937084 A JP H0937084A
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JP7185200A
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Koichiro Mori
康一郎 森
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親展文書に付加された電話番号を持つ電話機
もしくはファクシミリ装置に設定された電話番号を持つ
電話機に音声で親展文書の受信を通知する。 【構成】 親展文書の送受信が可能なファクシミリ装置
で、音声メッセージを合成する音声合成部6と音声デー
タを記憶する音声ROM7を有し、PB入力によって電
話機より親展文書の処理を行う機能を持つ。親展文書が
出力、削除もしくは転送されるまで受信者に親展文書の
受信と出力を促し、ファクシミリ装置内に親展文書が長
時間保存されないようにする。電話機からのPB入力で
親展文書の出力、削除もしくは転送が可能になることに
よって、直接ファクシミリ装置を操作することなく迅速
に親展文書の処理ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信した親展文書に付
加された認証番号と受信者が入力した認証番号が一致す
る場合のみ親展文書を出力する機能を有するファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置にあって
は、受信した親展文書に付加された認証番号と受信者が
入力した認証番号とが一致する場合のみ、親展文書を出
力する機能を搭載したものがある。
【0003】この種の先行技術して、特開平4−217
179号公報(以下、先行技術1と称する)には、予め
設定された暗証番号と共に画像情報を受信して画像メモ
リに蓄積し、前記暗証番号と入力暗証番号との照合に基
づいて前記暗証番号と共に受信した画像情報を出力する
ファクシミリ装置が開示されている。
【0004】このファクシミリ装置では、前記暗証番号
及び該暗証番号に対応する電話番号、出力指定時刻など
を操作制御部及びシステム制御部を用いて登録し、受信
画像の蓄積の有無をアナウンスする音声発生回路を設
け、受信した画像情報に付加されている暗証番号と前記
登録番号とが一致したときにシステム制御部は出力指定
時刻の設定に従って前記登録された電話番号を持つ電話
機に対して発信動作を行うと共に、音声発生回路を駆動
して受信情報があることをアナウンスするようにしてい
る。
【0005】また、特開平5−110875号公報(以
下、先行技術2と称する)には、確認手段で親展文書の
受信を確認し、受信された親展文書に付加されている認
識情報に基づき、該認識情報に対応した内線番号を検索
手段で内線番号管理テーブルから検索し、通知手段はそ
の内線番号を持つ電話機に自動的に発呼し、受信者に音
声メッセージによる親展文書の引き出し処理を促すよう
にしたファクシミリ装置が開示されている。
【0006】上記先行技術1では、ファクシミリ装置に
暗証番号及び暗証番号に対応する電話番号を登録する。
受信した親展文書に付加された暗証番号と一致する暗証
番号がファクシミリ装置に登録されている場合、暗証番
号に対応する登録された電話番号を持つ電話機に対して
発呼し、親展文書の受信を音声メッセージを用いて通知
する。
【0007】ファクシミリ装置に出力指定時刻を登録
し、受信した親展文書に付加された暗証番号と一致する
暗証番号がファクシミリ装置に登録されている場合、登
録された出力指定時刻に従って暗証番号に対応する登録
された電話番号を持つ電話機に対して発呼し、親展文書
の受信を音声メッセージを用いて通知する。
【0008】親展文書を受信したことを通知する発信に
対して、相手方から特定の応答があるまで、一定時間間
隔にて通知動作を繰り返す。
【0009】このファクシミリ装置では、各暗証番号ご
とに親展文書を受信したことを通知する発信をしないよ
うに設定することができる。通知の発信をしないモード
中に電話端末から入力した暗証番号に基づき親展文書蓄
積の有無を音声メッセージを用いて通知する。
【0010】一方、先行技術2では、親展文書を受信し
た場合、親展文書に付加されている認証番号に基づい
て、認証番号及び認証番号に対応した内線番号が記録さ
れている内線番号管理テーブルより検索された該当内線
番号を持つ電話機に対して発呼し、親展文書の受信を音
声メッセージを用いて通知する。
【0011】しかしながら、上記先行技術1では、ファ
クシミリ装置に認証番号及び認証番号に対応する電話番
号を登録するために送信者側が受信者の電話番号に対応
する認証番号を用いる必要がある。また、認証番号及び
認証番号に対応する電話番号が一対一で対応するために
認証番号の信頼性が低下する。
【0012】さらに、認証番号と対に登録された電話番
号を持つ電話機に対して通知するので、送信者に通知先
の電話番号を選択する範囲が狭くなる。親展文書の受信
を通知した相手方が応答したとしても、ファクシミリ装
置から親展文書の出力処理を行われなかった場合、いつ
までもファクシミリ装置に親展文書が残ることになる。
【0013】また、上記先行技術2では、親展文書の受
信を、送信者が指定した任意の電話番号を持つ電話機に
通知することができないという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の認証番号の一致
した場合に出力する親展文書を送受信する機能を有する
ファクシミリ装置は、受信者が親展文書に付加されてい
る認証番号をファクシミリ装置に入力することによって
親展文書の出力を行うことができるが、これでは受信者
が親展文書の出力処理を行うまで、ファクシミリ装置内
に親展文書がいつまでも保存され、ファクシミリ装置の
記憶領域を占有することになる。このため、送受信文書
の蓄積する領域を圧迫し、正常な送受信の妨げになる。
【0015】また、先行技術1のファクシミリ装置で
は、親展文書の受信を、送信者が指定した任意の電話番
号を持つ電話機に通知できない。また、通知先の電話機
で応答があった場合に、ファクシミリ装置内に親展文書
が残っている場合でも通知動作を終了してしまうという
問題がある。
【0016】また、先行技術2のファクシミリ装置で
も、親展文書の受信を、送信者が指定した任意の電話番
号を持つ電話機に通知できないという問題がある。
【0017】本発明の課題は、上記の問題を解決し、親
展文書に付加された電話番号を持つ電話機もしくは予め
設定された電話番号を持つ電話機に音声で親展文書の受
信を通知して、受信者に親展文書の受信出力を促して、
装置内に親展文書が長時間保存されないようにすること
のできるファクシミリ装置を提供することにある。
【0018】尚、特開平3−96173号公報(以下、
先行技術3と称する)に、ISDN網に接続されるファ
クシミリ装置であって、ディジタル符号化した音声情報
をアナログ信号に変換して音声を再生する手段と、親展
受信した前記音声情報を含む通信データを一時記憶し、
親展出力時に前記記憶された通信データに基づくファク
シミリ画像と音声メッセージを共に出力する手段とを備
えるファクシミリ装置が開示されている。
【0019】但し、このファクシミリ装置では、SID
N網を介して親展受信した前記通信データが画像データ
としてファクシミリ符号と音声データとしての音声PC
M符号であり、前記音声を再生する手段は該PCM符号
化された音声信号をアナログ信号に変換し音声出力装置
に供給するPCMコーデック回路を有しており、前記親
展出力時には、ファクシミリ画像の出力と当該PCMコ
ーデック回路及び音声出力装置による音声メッセージの
出力とを同時的に行うことを特徴としている。よって、
この先行技術3は本発明とは目的を異にする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のファクシミリ装置は、装置本体から送信操作や登録
操作を行う操作部と、電話回線との通信を制御する通信
制御部と、前記通信制御部を通じて受信した文書を解析
する文書解析部と、この文書解析部で解析された文書の
画像データ、認証番号、通知先の電話番号を含む文書情
報、及び前記操作部の操作により入力される登録設定情
報を記憶する記憶部と、時間の経過を計測するタイマー
部と、前記記憶部に記憶された文書情報、登録設定情報
を印刷する出力部と、予め音声メッセージの波形データ
が記憶される音声波形記憶部と、この音声波形記憶部か
ら読み出される波形データを音声合成して音声メッセー
ジを送出する音声合成部と、装置全体の制御を行う制御
部とを具備し、前記制御部は、前記通信制御部で受信し
た文書が、前記文書解析部で解析した結果、親展文書で
あるとき、この親展文書に付加された認証番号と受信者
が前記操作部を通じて入力された認証番号とが一致する
場合のみ親展文書を前記出力部から出力する機能を有す
ることを特徴とする。
【0021】特に、前記記憶部には、登録設定情報とし
て、前記親展文書を受信したことを通知先の電話番号を
持つ電話機に対して音声メッセージを用いて通知するか
しないかを設定する親展文書受信通知の項目と、前記親
展文書を受信した直後に通知先の電話番号を持つ電話機
に対して音声メッセージを用いて通知するかしないかを
設定する親展文書受信直後通知の項目と、一定時間の間
に利用者が親展文書の出力を行わず、親展文書が装置内
に残っている場合に、通知先の電話番号を持つ電話機に
対して音声メッセージを用いて通知する時間間隔を設定
する通知時間間隔の項目と、通知しない時間帯を設定す
る非通知時間帯の項目と、受信した親展文書に通知先の
電話番号が付加されていない場合に通知先として利用す
る電話番号を設定する通知先電話番号の項目とを記憶す
るようにしたことを特徴とする。
【0022】また、前記制御部は、前記通信制御部を通
して受信した文書を前記文書解析部で解析した結果、そ
の文書が親展文書であるとき、文書から画像データ、認
証番号、通知先の電話番号を解析して前記記憶部に記憶
させる第1の処理過程と、次に、前記親展文書受信通知
に関連する登録設定情報を前記記憶部から呼び出し、親
展文書受信通知の項目が「する」か否か判断し、「す
る」の場合に、通知先の電話番号を決定する第2の処理
過程と、次に、通話先の電話番号があるか否か判断し、
ある場合に、通知時間間隔の項目が設定されているか否
か判断し、設定されている場合に、前記タイマー部に対
してタイマーを起動させる第3の処理過程と、次に、親
展文書受信直後通知の項目が「する」であるか否か判断
し、「する」の場合に、直ちに親展文書の受信を通知す
るために、前記音声合成部に対して受信通知の音声メッ
セージを合成させ、前記通信制御部に通知先の電話番号
を持つ電話機に対しての発呼を実行させた後、発呼の結
果、通知先の電話番号を持つ電話機で着呼したか否かを
判断し、「着呼」の場合に、音声合成された親展文書の
受信通知のアナウンスを行う第4の処理過程と、次に、
通知先からプッシュボタントーンによる応答があるか否
か判断し、応答がある場合には、プッシュボタン入力に
よる文書処理を実行し、応答がなかった場合には、呼を
切断する第5の処理過程と、次に、前記操作部から親展
文書の出力操作があるか否かを判断する第6の処理過程
と、この処理過程で出力操作がなかった場合には前記タ
イマー部に設定された通知時間間隔が経過したか否かを
判断し、経過していなければ操作待機状態とし、経過し
ている場合には、再度前記音声合成部に通知先に親展文
書の受信と出力処理を促す音声メッセージの合成させ、
前記通信制御部よりアナウンスさせる第7の処理過程
と、前記第6の処理過程で、前記操作部から親展文書の
出力操作があった場合に、装置本体からの操作入力によ
る文書出力処理を実行する第8の処理過程とを備えるこ
とを特徴とする。
【0023】前記第5の処理過程は、前記通信制御部か
らプッシュボタントーン受信の通知を受けたとき、プッ
シュボタントーン入力された認証番号と前記記憶部に記
憶された認証番号とを比較し、合致した場合に、前記音
声合成部に対して親展文書処理のプッシュボタントーン
入力を促す音声メッセージを合成出力させ、前記通信制
御部を通じてアナウンスさせる第9の処理過程と、次
に、前記通信制御部から新分文書処理のプッシュボタン
トーン入力が通知されたとき、その入力が親展文書の出
力処理か、削除か、転送か、終了かを判断する第10の
処理過程と、この処理過程で出力処理と判断されたと
き、前記親展文書の出力処理を行う第11の処理過程
と、前記第10の処理過程で削除処理と判断されたと
き、前記親展文書の削除処理を行う第12の処理過程
と、前記第10の処理過程で転送処理と判断されたと
き、前記親展文書の転送処理を行う第13の処理過程
と、前記第10の処理過程で終了処理と判断されたと
き、前記親展文書の終了処理を行う処理過程とを備える
ことを特徴とする。
【0024】前記第11の処理過程は、前記通信制御部
から通知先の電話機からのプッシュボタントーン入力の
通知を受け、前記第10の処理過程の判断処理で、通知
されたプッシュボタントーンが親展文書の出力処理を指
定していることが検出された場合に、前記記憶部に記憶
されている親展文書の画像データを取り出し、前記出力
部に渡して親展文書を印刷出力し、その印刷終了後、前
記記憶部に記憶されている親展文書の情報を削除し、前
記タイマー部に対してタイマーの停止と初期化を要求し
て、出力処理を終了するようにしたことを特徴とする。
【0025】前記第12の処理過程は、前記通信制御部
から通知先の電話機からのプッシュボタントーン入力の
通知を受け、前記第10の処理過程の判断処理で、通知
されたプッシュボタントーンが親展文書の削除処理を指
定していることが検出された場合に、前記記憶部に記憶
されている親展文書の情報を削除した後、前記タイマー
部に対してタイマーの停止と初期化を要求して、削除処
理を終了するようにしたことをを特徴とする。
【0026】前記第13の処理過程は、前記通信制御部
から通知先の電話機からのプッシュボタントーン入力の
通知を受け、前記第10の処理過程の判断処理で、通知
されたプッシュボタントーンが親展文書の転送処理を指
定していることが検出された場合に、前記音声合成部に
対して親展文書の転送先のファクシミリ装置の電話番号
の入力を促す音声メッセージの合成させ、その音声メッ
セージを前記通信制御部を通してアナウンスする処理過
程と、次に、前記通信制御部からプッシュボタントーン
による転送先の電話番号の通知を受けたとき、前記通信
制御部に対してこの呼の切断を要求し、前記通信制御部
に転送先の電話番号を持つ電話端末に対して発呼させる
処理過程と、この処理過程で、転送先の電話番号を持つ
電話端末からファクシミリ装置の応答があるか否か判断
し、応答があった場合にのみ、前記記憶部に記憶されて
いる親展文書を送信する処理過程と、この処理過程で親
展文書の送信した後、正常に送信できたか否か判断し、
正常に送信できた場合には、前記記憶部に記憶されてい
る親展文書の情報を削除し、前記タイマー部に対してタ
イマーの停止と初期化を要求し、転送処理を終了する処
理過程とを備えることを特徴とする。
【0027】前記第6の処理過程は、前記操作部から親
展文書の認証番号の入力操作があったとき、その入力を
認識し、入力された認証番号と前記記憶部に記憶された
親展文書の認証番号とを比較する処理過程と、この処理
過程で認証番号が合致した場合に、前記記憶部に記憶さ
れている親展文書の情報を印刷出力し、前記タイマー部
に対してタイマーの停止と初期化を要求して、文書出力
処理を終了する処理過程とを備えることを特徴とする。
【0028】前記第3の処理過程は、前記通信制御部で
受信した親展文書に通知先の電話番号が付加されている
か否か判断し、付加されている場合には、その電話番号
を持つ電話機に通知し、受信した親展文書に通知先の電
話番号が付加されていない場合には、前記記憶部に通知
先電話が設定されているか否か判断し、設定されている
場合にはその通知先電話番号を持つ電話機に通知し、い
ずれも通知先の電話番号が決定されない場合には、親展
文書の受信通知の動作を行わないようにしたことを特徴
とする。
【0029】
【作用】上記構成によるファクシミリ装置では、親展文
書の出力を行うための認証番号と受信の通知を行うため
の電話番号を送信側のファクシミリ装置で設定し、親展
文書に付加するようにしているので、認証番号を送信者
側が任意に決定することで認証番号の単純化を防ぎ、認
証番号の信頼性を高めることができる。さらに、通知先
の電話番号を親展文書に付加することで送信者側で意図
した相手に対して親展文書の受信を通知することが可能
になる。
【0030】また、通知先の電話番号は送信者側で設定
することを省略することができる。この場合、受信側の
ファクシミリ装置に設定されている通知先の電話番号を
持つ電話機に対して親展文書の受信を通知する。
【0031】さらに、親展文書が装置内に保存される限
り、ファクシミリ装置の記憶領域が圧迫されるが、この
問題に対して、親展文書が出力されるまで親展文書に付
加された電話番号を持つ電話機に対して任意に設定され
た時間間隔で発呼し、受信の通知と出力処理の催促を行
うようにしている。
【0032】特に、ファクシミリ装置からの親展文書の
受信の通知に対して、受信者は電話機からプッシュ回線
用の信号を用いて、ファクシミリ装置内に保存されてい
る親展文書に対していくつかの処理を行うことができ
る。
【0033】電話端末のプッシュ回線用の信号を用いて
認証番号の入力を行い、親展文書に付加されている認証
番号と合致した場合には、ファクシミリ装置内の親展文
書の出力、親展文書の削除、他ファクシミリ装置への転
送を行うことができる。
【0034】以上の処理によって、より迅速にファクシ
ミリ装置内の親展文書の処理を可能にし、親展文書によ
って占められていたファクシミリ装置の記憶領域を解放
することができる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0036】図1は本発明のファクシミリ装置の構成を
示すものである。図示のファクシミリ装置は、通信制御
部1と、文書解析部2と、記憶部3と、タイマー部4
と、出力部5と、音声合成部6と、音声ROM7と、操
作部8と、制御部9とを具備している。
【0037】通信制御部1は、発呼、着信などの通信を
制御する。文書解析部2は、通信制御部1で受信した文
書に含まれる画像データ、認証番号及び受信通知を行う
電話番号などの情報を解析する。記憶部3は、画像デー
タ、認証番号、装置の設定などの様々な情報を記憶す
る。タイマー部4は、時間の経過を計測する。
【0038】出力部5は、受信文書、装置の設定など様
々な情報を印刷する。音声合成部6は、通知に用いる様
々な音声メッセージを合成する。音声ROM7は、通知
に用いる様々な音声データが記憶されている。操作部8
は、利用者がファクシミリ装置の操作を行うタッチパネ
ル、テンキーなどである。制御部9は、装置全体の制御
を行う。
【0039】上記構成によるファクシミリ装置の設定項
目を図2に示す。すなわち、利用者は親展文書の受信を
音声で通知するという本発明に関連する項目を変更、設
定することで利用者に合った利用をすることができる。
【0040】図2において、「親展文書受信通知」の項
目では、親展文書を受信したことを通知先の電話番号を
持つ電話機に対して音声メッセージを用いて通知するか
しないかを設定する。「する」の場合は通知動作を行
い、「しない」の場合は通知動作を行わない。
【0041】「親展文書受信直後通知」の項目では、親
展文書を受信した直後に通知先の電話番号を持つ電話機
に対して音声メッセージを用いて通知するかしないかを
設定する。「する」の場合は親展文書を受信した直後に
通知する。ただし、「親展文書受信通知」が「しない」
の場合は通知しない。「しない」の場合は通知動作を行
わない。
【0042】「通知時間間隔」の項目では、一定時間の
間に利用者が親展文書の出力を行わず、親展文書がファ
クシミリ装置内に残っている場合に、通知先の電話番号
を持つ電話機に対して音声メッセージを用いて通知する
時間間隔を設定する。設定は「00:00」〜「23:
59」の間である。ただし、「00:00」の場合は一
定時間毎の通知動作を行わない。「親展文書受信通知」
が「する」、「親展文書受信直後通知」が「する」、
「通知時間間隔」が「00:00」の場合は親展文書を
受信直後に通知するだけになる。
【0043】「非通知時間帯」の項目では、深夜、休日
など利用者が通知先の電話番号の電話機の近くにいない
場合などの通知しない時間帯を設定する。設定された時
間帯は通知動作は行わない。
【0044】「通知先電話番号」の項目では、受信した
親展文書に通知先の電話番号が付加されていない場合に
通知先として利用する電話番号を設定する。「通知先電
話番号」も設定されていない場合は通知動作は行わな
い。
【0045】図3は上記親展文書受信通知の設定項目を
設定した場合のタイムテーブルの例である。
【0046】まず、「親展文書受信通知」を「する」、
「親展文書受信直後通知」を「する」、「通知時間間
隔」を「00:20」とし、かつ親展文書受信の通知先
の電話番号がある場合、第1日目の15:00に受信さ
れた親展文書が第2日目の10:00に親展文書を出力
するまでに設定された通知先の電話番号を持つ電話機に
通知される。通知先の電話番号は、図10に示す通知先
の電話番号決定フローチャートで決定される。
【0047】上記項目設定後において、親展文書送受信
機能における制御部9の基本動作を、図4に示すフロー
チャートを参照して順に説明する。
【0048】まず、送信側のファクシミリ装置から通信
制御部1を通して文書を受信し(ステップS1)、文書
解析部2で受信した文書を解析する(ステップS2)。
解析した文書が親展文書であるか否か判断し(ステップ
S3)、親展文書の場合には(Yes)、文書から画像
データ、認識番号、通知先の電話番号を解析し、記憶部
3に記憶する(ステップS4)。親展文書でない場合に
は(No)、この機能の処理を終了する。
【0049】つづいて、親展文書受信通知に関連する装
置設定を記憶部3から呼び出し(ステップS5)、装置
設定項目「親展文書受信通知」が「する」か否か判断し
(ステップS6)、「する」の場合には(Yes)、通
知先の電話番号を図10のフローチャートに示す処理に
より、通知先の電話番号を決定する(ステップS7)。
「しない」の場合には(No)、この機能の処理を終了
する。
【0050】さらに、通話先の電話番号があるか否か判
断し(ステップS8)、ある場合には(Yes)、装置
設定項目「通知時間間隔」が設定されているか否か判断
し(ステップS9)、設定されている場合には、タイマ
ー部4に対してタイマーの起動を要求する(ステップS
10)。
【0051】尚、ステップS8において、通話先の電話
番号がない場合には(No)、この機能の処理を終了す
る。また、ステップS9において、通知時間間隔の設定
がない場合には(No)、タイマー部4に対するタイマ
ーの起動を要求しない。
【0052】その後、装置設定項目「親展文書受信直後
通知」が「する」であるか否か判断し(ステップS1
1)、「する」の場合、直ちに親展文書の受信を通知す
るために、音声合成部6に対して受信通知の音声メッセ
ージの合成を要求する(ステップS12)。これによっ
て、音声合成部6は音声ROM7の音声データを用いて
親展文書受信を知らせる音声メッセージを合成する。
「しない」の場合には、後述のステップS18に移行す
る。
【0053】音声メッセージの合成出力後、通信制御部
1に通知先の電話番号を持つ電話機に対しての発呼を要
求する(ステップS13)。これによって、通信制御部
1は要求された通知先の電話番号を持つ電話機に対して
発呼する。
【0054】発呼の結果、通知先の電話番号を持つ電話
機で着呼したか否かを判断し(ステップS14)、「着
呼」の場合には(Yes)、音声合成された親展文書の
受信通知のアナウンスを行う(ステップS15)。「着
呼」しない場合には(No)、後述のステップS18に
移行する。
【0055】ここで、通知先からプッシュボタントーン
(PB)による応答があるか否か判断し(ステップS1
6)、応答がある場合には、図5のフローチャートに示
すPB入力による文書処理に移行する(ステップS2
0)。ここで、PB入力による文書処理で親展文書が何
らかの処理が行われた場合は、親展文書の受信通知の動
作を終了する。
【0056】この処理の終了後には、親展文書があるか
否か判断し(ステップS21)、ある場合には(Ye
s)、後述のステップS18に移行し、ない場合には
(No)、この機能の処理を終了する。
【0057】ステップS16で、プッシュボタントーン
(PB)による応答がなかった場合には(No)、呼を
切断し(ステップS17)、親展文書の出力操作がある
か否かを判断する(ステップS18)。
【0058】ここで、出力操作がなかった場合には(N
o)、タイマー部4に設定された通知時間間隔が経過し
たか否かを判断し(ステップS19)、経過していなけ
れば(No)、ステップS18に戻り、経過している場
合には(Yes)、ステップS12に戻り、再度通知先
に親展文書の受信と出力処理を促す音声メッセージの合
成を音声合成部6に対して要求し、前述の処理から再ス
タートする。
【0059】また、ステップS18で、利用者により操
作部8から親展文書の出力操作があった場合には(Ye
s)、図9のフローチャートに示す装置からの文書出力
処理に移行する(ステップS22)。この処理で親展文
書が出力された場合は、親展文書の受信通知の動作を終
了する。ここでまた親展文書があるか否かを判断し(ス
テップS23)、親展文書がある場合には(Yes)、
ステップS19の処理に移行し、ない場合には(N
o)、この機能の処理を終了する。
【0060】図5はPB入力による文書処理のフローチ
ャートを示している。
【0061】利用者はファクシミリ装置からの親展文書
の受信通知に対して、プッシュボタントーン(PB)を
入力することによって、ファクシミリ装置内の親展文書
に対して出力、削除または他のファクシミリ装置に転送
することができる。
【0062】まず、利用者がファクシミリ装置から親展
文書の受信通知に対して、親展文書を処理したい場合
は、電話機を利用して、ファクシミリ装置内の親展文書
の認証番号をPBにより入力する。このとき、制御部9
は通信制御部1から入力されたPBの通知を受ける(ス
テップS31)。
【0063】制御部9はPB入力された認証番号と記憶
部3に記憶された認証番号とを比較し(ステップS3
2)、合致した場合には(Yes)、音声合成部6に対
して親展文書処理のPB入力を促す音声メッセージの合
成を要求する(S33)。
【0064】また、認証番号が合致しなかった場合には
(No)、3回まで再度PBによる認証番号の入力を許
可する(ステップS34)。すなわち、認証番号入力回
数が3回目まで至っていない場合には(No)、ステッ
プS32の処理に戻り、認証番号が3回までに合致しな
かった場合には(Yes)、通信制御部1に対してこの
切断を要求する(ステップS46)。
【0065】ステップS32の処理で認証番号の合致が
検出され、ステップS33の処理により音声合成部6が
音声ROM7の音声データを用いて親展文書処理のPB
入力を促す音声メッセージを合成すると、音声合成部6
で合成された音声メッセージを通信制御部1を通して利
用者にアナウンスする(ステップS35)。
【0066】ここで、利用者が親展文書に対して行いた
い処理に対応するPB入力を行い、通信制御部1からP
B入力が通知されると(ステップS36)、制御部9は
そのPB入力が親展文書の出力処理か(ステップS3
7)、削除か(ステップS40)、転送か(ステップS
43)、終了か(S45)を順に判断する。
【0067】ステップS37、S40の処理において、
PB入力が親展文書の出力もしくは削除の場合には(Y
es)、通信制御部1に対してこの切断を要求し(ステ
ップS38、S41)、それぞれ図6のフローチャート
に示すPB入力による出力処理もしくは図7のフローチ
ャートに示すPB入力による削除処理に移行する。ま
た、ステップS43の処理において、PB入力が親展文
書の転送の場合には(Yes)、図8のフローチャート
に示すPB入力による転送処理に移行する。
【0068】ステップS45の処理において、PB入力
が親展文書の処理の終了の場合には(Yes)、通信制
御部1に対してこの切断を要求し(ステップS46)、
PB入力による文書処理の動作を終了する。それ以外の
PB入力の場合には(No)、正しく入力されるまでス
テップS36の処理に移行する。
【0069】図6はPB入力による出力処理のフローチ
ャートを示している。
【0070】利用者はファクシミリ装置からの親展文書
の受信通知に対してプッシュボタントーン(PB)で親
展文書に対して出力することができる。
【0071】まず、通信制御部1から通知先の電話機か
らのPB入力の通知を受け、図5に示したステップS3
7の判断処理で、通知されたPBが親展文書の出力処理
を指定していることが検出された場合には、記憶部3に
記憶されている親展文書の画像データを取り出し、出力
部5に渡して親展文書を印刷出力する(ステップS5
1)。
【0072】親展文書の印刷が終了したら、記憶部3に
記憶されている親展文書の画像データ、認証番号、通知
先の電話番号などの情報を削除し(ステップS52)、
タイマー部4に対してタイマーの停止と初期化を要求し
て(ステップS53)、PB入力による出力処理を終了
する。
【0073】図7はPB入力による削除処理のフローチ
ャートを示している。
【0074】利用者はファクシミリ装置からの進展文書
の受信通知に対してプッシュボタントーン(PB)で親
展文書に対して削除することができる。
【0075】まず、通信制御部1から通知先の電話機か
らのPB入力の通知を受け、図5に示したステップS4
0の判断処理で、通知されたPBが親展文書の削除処理
を指定していることが検出された場合には、記憶部3に
記憶されている親展文書の画像データ、認証番号、通知
先の電話番号などの情報を削除した後(ステップS6
1)、タイマー部4に対してタイマーの停止と初期化を
要求し(ステップS62)、PB入力による削除処理を
終了する。
【0076】図8はPB入力による転送処理のフローチ
ャートを示している。
【0077】利用者はファクシミリ装置からの親展文書
の受信通知に対してプッシュボタントーン(PB)で親
展文書に対して他のファクシミリ装置に転送することが
できる。
【0078】まず、通信制御部1から通知先の電話機か
らのPB入力の通知を受け、図5に示したステップS4
3の判断処理で、通知されたPBが親展文書の転送処理
を指定していることが検出された場合には、音声合成部
6に対して親展文書の転送先のファクシミリ装置の電話
番号の入力を促す音声メッセージの合成を要求し(ステ
ップS71)、音声合成部6で合成された音声メッセー
ジを通信制御部1を通してアナウンスする(ステップS
72)。
【0079】利用者が電話機からPBで親展文書の転送
先の電話番号を入力したことにより、通信制御部1から
PBによる転送先の電話番号の通知を受けると(ステッ
プS73)、通信制御部1に対してこの呼の切断を要求
し(ステップS74)、通信制御部1に転送先の電話番
号を持つ電話端末に対しての発呼を要求する(ステップ
S75)。
【0080】ここで、転送先の電話番号を持つ電話端末
からファクシミリ装置の応答があるか否か判断し(ステ
ップS76)、応答があった場合には(Yes)、記憶
部3に記憶されている親展文書を送信し(ステップS7
7)、応答がなければ(No)、PB入力による転送処
理を終了する。
【0081】親展文書の送信後、正常に送信できたか否
か判断し(ステップS78)、正常に送信できた場合に
は(Yes)、記憶部3に記憶されている親展文書の画
像データ、認証番号、通知先の電話番号などの情報を削
除し(ステップS79)、タイマー部4に対してタイマ
ーの停止と初期化を要求し(ステップS80)、PB入
力による転送処理を終了する。また、ステップS78の
処理で、正常に送信できなかった場合には(No)、そ
のままPB入力による転送処理を終了する。
【0082】図9は装置からの文書出力のフローチャー
トを示している。
【0083】受信した親展文書は、ファクシミリ装置を
操作することで、任意に印刷出力することができる。
【0084】まず、利用者が出力したい親展文書の認証
番号を操作部8のタッチパネル、テンキーを利用して入
力操作すると、制御部9はその入力を認識し(ステップ
S91)、操作部8から入力された認証番号と記憶部3
に記憶された親展文書の認証番号とを比較する(ステッ
プS92)。合致しなかった場合には(No)、再入力
を判断し(ステップS94)、利用者の認証番号の再入
力があった場合には(Yes)、ステップS91の処理
に戻り、再入力がなかった場合には(No)、親展文書
の出力処理を中止する。
【0085】ステップS92の処理で認証番号が合致し
た場合には(Yes)、記憶部3に記憶されている親展
文書の画像データ、認証番号、通知先の電話番号などの
情報を印刷出力し(ステップS93)、タイマー部4に
対してタイマーの停止と初期化を要求して(ステップS
95)、装置入力による文書出力処理を終了する。
【0086】図10は通知先の電話番号決定フローチャ
ートを示している。
【0087】親展文書受信の通知先の電話番号は、付加
されている通知先の電話番号、装置に設定されている電
話番号の順で決定される。
【0088】まず、受信した親展文書に通知先の電話番
号が付加されているか否か判断し(ステップS10
1)、付加されている場合には(Yes)、その電話番
号を持つ電話機に通知する(ステップS102)。
【0089】受信した親展文書に通知先の電話番号が付
加されていない場合には(No)、ファクシミリ装置に
通知先電話番号が設定されているか否か判断し(ステッ
プS103)、設定されている場合には(Yes)、そ
の通知先電話番号を持つ電話機に通知する(ステップS
104)。
【0090】ステップS101及びステップS103い
ずれの処理でも通知先の電話番号が決定されない場合に
は(No)、親展文書の受信通知の動作はいっさい行わ
ない(ステップS105)。
【0091】すなわち、上記のファクシミリ装置では、
親展文書の出力を行うための認証番号と受信の通知を行
うための電話番号を送信側のファクシミリ装置で設定
し、親展文書に付加するようにしているので、認証番号
を送信者側が任意に決定することで認証番号の単純化を
防ぎ、認証番号の信頼性を高めることができる。さら
に、通知先の電話番号を親展文書に付加することで送信
者側で意図した相手に対して通知することが可能にな
る。
【0092】また、通知先の電話番号は送信者側で設定
することを省略することができる。この場合、受信側の
ファクシミリ装置に設定されている通知先の電話番号を
持つ電話機に対して親展文書の受信を通知する。
【0093】さらに、親展文書が装置内に保存される限
り、ファクシミリ装置の記憶領域が圧迫されるが、この
問題に対して、親展文書が出力されるまで親展文書に付
加された電話番号を持つ電話機に対して任意に設定され
た時間間隔で発呼し、受信の通知と出力処理の催促を行
うようにしている。
【0094】特に、ファクシミリ装置からの親展文書の
受信の通知に対して、受信者は電話機からプッシュ回線
用の信号を用いて、ファクシミリ装置内に保存されてい
る親展文書に対していくつかの処理を行うことができ
る。
【0095】電話機のプッシュ回線用の信号を用いて認
証番号の入力を行い、親展文書に付加されている認証番
号と合致した場合には、ファクシミリ装置内の親展文書
の出力、親展文書の削除、他ファクシミリ装置への転送
を行うことができる。
【0096】以上の処理によって、より迅速にファクシ
ミリ装置内の親展文書の処理を可能にし、親展文書によ
って占められていたファクシミリ装置の記憶領域を解放
することができる。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、親展
文書に付加された電話番号を持つ電話機もしくは予め設
定された電話番号を持つ電話機に音声で親展文書の受信
を通知して、受信者に親展文書の受信出力を促して、装
置内に親展文書が長時間保存されないようにすることの
できるファクシミリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における関連するファクシミリ装置の
設定項目を示す図である。
【図3】同実施例における親展文書受信通知のタイムテ
ーブルの例を示す図である。
【図4】同実施例における制御部の基本動作の流れを示
すフローチャートである。
【図5】同実施例における制御部のPB入力による文書
処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】同実施例におけるPB入力による出力処理の流
れを示すフローチャートである。
【図7】同実施例におけるPB入力による削除処理の流
れを示すフローチャートである。
【図8】同実施例におけるPB入力による転送処理の流
れを示すフローチャート。
【図9】同実施例における装置からの入力による文書出
力処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】同実施例における通知先の電話番号決定処理
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信制御部 2 文書解析部 3 記憶部 4 タイマー部 5 出力部 6 音声合成部 7 音声ROM 8 操作部 9 制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 301 H04N 1/32 F H04N 1/32 H04L 9/00 673A 675A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体から送信操作や登録操作を行う
    操作部と、 電話回線との通信を制御する通信制御部と、 前記通信制御部を通じて受信した文書を解析する文書解
    析部と、 この文書解析部で解析された文書の画像データ、認証番
    号、通知先の電話番号を含む文書情報、及び前記操作部
    の操作により入力される登録設定情報を記憶する記憶部
    と、 時間の経過を計測するタイマー部と、 前記記憶部に記憶された文書情報、登録設定情報を印刷
    する出力部と、 予め音声メッセージの波形データが記憶される音声波形
    記憶部と、 この音声波形記憶部から読み出される波形データを音声
    合成して音声メッセージを送出する音声合成部と、 装置全体の制御を行う制御部とを具備し、 前記制御部は、前記通信制御部で受信した文書が、前記
    文書解析部で解析した結果、親展文書であるとき、この
    親展文書に付加された認証番号と受信者が前記操作部を
    通じて入力した認証番号とが一致する場合のみ親展文書
    を前記出力部から出力する機能を有することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部には、登録設定情報として、 前記親展文書を受信したことを通知先の電話番号を持つ
    電話機に対して音声メッセージを用いて通知するかしな
    いかを設定する親展文書受信通知の項目と、 前記親展文書を受信した直後に通知先の電話番号を持つ
    電話機に対して音声メッセージを用いて通知するかしな
    いかを設定する親展文書受信直後通知の項目と、 一定時間の間に利用者が親展文書の出力を行わず、親展
    文書が装置内に残っている場合に、通知先の電話番号を
    持つ電話機に対して音声メッセージを用いて通知する時
    間間隔を設定する通知時間間隔の項目と、 通知しない時間帯を設定する非通知時間帯の項目と、 受信した親展文書に通知先の電話番号が付加されていな
    い場合に通知先として利用する電話番号を設定する通知
    先電話番号の項目とを記憶するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、 前記通信制御部を通して受信した文書を前記文書解析部
    で解析した結果、その文書が親展文書であるとき、文書
    から画像データ、認証番号、通知先の電話番号を解析し
    て前記記憶部に記憶させる第1の処理過程と、 次に、前記親展文書受信通知に関連する登録設定情報を
    前記記憶部から呼び出し、親展文書受信通知の項目が
    「する」か否か判断し、「する」の場合に、通知先の電
    話番号を決定する第2の処理過程と、 次に、通話先の電話番号があるか否か判断し、ある場合
    に、通知時間間隔の項目が設定されているか否か判断
    し、設定されている場合に、前記タイマー部に対してタ
    イマーを起動させる第3の処理過程と、 次に、親展文書受信直後通知の項目が「する」であるか
    否か判断し、「する」の場合に、直ちに親展文書の受信
    を通知するために、前記音声合成部に対して受信通知の
    音声メッセージを合成させ、前記通信制御部に通知先の
    電話番号を持つ電話機に対しての発呼を実行させた後、
    発呼の結果、通知先の電話番号を持つ電話機で着呼した
    か否かを判断し、「着呼」の場合に、音声合成された親
    展文書の受信通知のアナウンスを行う第4の処理過程
    と、 次に、通知先からプッシュボタントーンによる応答があ
    るか否か判断し、応答がある場合には、プッシュボタン
    入力による文書処理を実行し、応答がなかった場合に
    は、呼を切断する第5の処理過程と、 次に、前記操作部から親展文書の出力操作があるか否か
    を判断する第6の処理過程と、 この処理過程で出力操作がなかった場合には前記タイマ
    ー部に設定された通知時間間隔が経過したか否かを判断
    し、経過していなければ操作待機状態とし、経過してい
    る場合には、再度前記音声合成部に通知先に親展文書の
    受信と出力処理を促す音声メッセージの合成させ、前記
    通信制御部よりアナウンスさせる第7の処理過程と、 前記第6の処理過程で、前記操作部から親展文書の出力
    操作があった場合に、装置本体からの操作入力による文
    書出力処理を実行する第8の処理過程とを備えることを
    特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第5の処理過程は、 前記通信制御部からプッシュボタントーン受信の通知を
    受けたとき、プッシュボタントーン入力された認証番号
    と前記記憶部に記憶された認証番号とを比較し、合致し
    た場合に、前記音声合成部に対して親展文書処理のプッ
    シュボタントーン入力を促す音声メッセージを合成出力
    させ、前記通信制御部を通じてアナウンスさせる第9の
    処理過程と、 次に、前記通信制御部から親展文書処理のプッシュボタ
    ントーン入力が通知されたとき、その入力が親展文書の
    出力処理か、削除か、転送か、終了かを判断する第10
    の処理過程と、 この処理過程で出力処理と判断されたとき、前記親展文
    書の出力処理を行う第11の処理過程と、 前記第10の処理過程で削除処理と判断されたとき、前
    記親展文書の削除処理を行う第12の処理過程と、 前記第10の処理過程で転送処理と判断されたとき、前
    記親展文書の転送処理を行う第13の処理過程と、 前記第10の処理過程で終了処理と判断されたとき、前
    記親展文書の終了処理を行う処理過程とを備えることを
    特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記第11の処理過程は、前記通信制御
    部から通知先の電話機からのプッシュボタントーン入力
    の通知を受け、前記第10の処理過程の判断処理で、通
    知されたプッシュボタントーンが親展文書の出力処理を
    指定していることが検出された場合に、前記記憶部に記
    憶されている親展文書の画像データを取り出し、前記出
    力部に渡して親展文書を印刷出力し、その印刷終了後、
    前記記憶部に記憶されている親展文書の情報を削除し、
    前記タイマー部に対してタイマーの停止と初期化を要求
    して、出力処理を終了するようにしたことを特徴とする
    請求項4記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記第12の処理過程は、前記通信制御
    部から通知先の電話機からのプッシュボタントーン入力
    の通知を受け、前記第10の処理過程の判断処理で、通
    知されたプッシュボタントーンが親展文書の削除処理を
    指定していることが検出された場合に、前記記憶部に記
    憶されている親展文書の情報を削除した後、前記タイマ
    ー部に対してタイマーの停止と初期化を要求して、削除
    処理を終了するようにしたことをを特徴とする請求項4
    記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記第13の処理過程は、前記通信制御
    部から通知先の電話機からのプッシュボタントーン入力
    の通知を受け、前記第10の処理過程の判断処理で、通
    知されたプッシュボタントーンが親展文書の転送処理を
    指定していることが検出された場合に、前記音声合成部
    に対して親展文書の転送先のファクシミリ装置の電話番
    号の入力を促す音声メッセージの合成させ、その音声メ
    ッセージを前記通信制御部を通してアナウンスする処理
    過程と、 次に、前記通信制御部からプッシュボタントーンによる
    転送先の電話番号の通知を受けたとき、前記通信制御部
    に対してこの呼の切断を要求し、前記通信制御部に転送
    先の電話番号を持つ電話端末に対して発呼させる処理過
    程と、 この処理過程で、転送先の電話番号を持つ電話端末から
    ファクシミリ装置の応答があるか否か判断し、応答があ
    った場合にのみ、前記記憶部に記憶されている親展文書
    を送信する処理過程と、 この処理過程で親展文書の送信した後、正常に送信でき
    たか否か判断し、正常に送信できた場合には、前記記憶
    部に記憶されている親展文書の情報を削除し、前記タイ
    マー部に対してタイマーの停止と初期化を要求し、転送
    処理を終了する処理過程とを備えることを特徴とする請
    求項4記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記第6の処理過程は、 前記操作部から親展文書の認証番号の入力操作があった
    とき、その入力を認識し、入力された認証番号と前記記
    憶部に記憶された親展文書の認証番号とを比較する処理
    過程と、 この処理過程で認証番号が合致した場合に、前記記憶部
    に記憶されている親展文書の情報を印刷出力し、前記タ
    イマー部に対してタイマーの停止と初期化を要求して、
    文書出力処理を終了する処理過程とを備えることを特徴
    とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の処理過程は、 前記通信制御部で受信した親展文書に通知先の電話番号
    が付加されているか否か判断し、付加されている場合に
    は、その電話番号を持つ電話機に通知し、受信した親展
    文書に通知先の電話番号が付加されていない場合には、
    前記記憶部に通知先電話が設定されているか否か判断
    し、設定されている場合にはその通知先電話番号を持つ
    電話機に通知し、いずれも通知先の電話番号が決定され
    ない場合には、親展文書の受信通知の動作を行わないよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ
    装置。
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