JP3132268U - 容器の水切り構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】モズクやトコロテンなどのような水切りを要する製品の入った容器における水切り構造に関し、強度の強い容器側壁に排水孔を配設可能とすることで、排水孔の強度上の不安を解消し、信頼性の高い水切り構造を実現することで消費者に安心感を与える。
【解決手段】本考案は、容器の開口封止用の薄いシートやフィルムではなく、強度と剛性に富んだ容器側壁に水切り用の排水孔を開けてあるため、水や製品の重みで排水孔が容易に変形したり損傷する恐れはなく、信頼性の高い排水孔となる。しかも、剛性の高い容器側壁からは、止水ステッカーが剥がし易いので、排水時の傾け角度が小さいことと相まって、子どもや高齢者でも容易に取り扱える。さらに、容器側壁に排水孔が開いているので、容器中の残存水の水位設定がより容易になる。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えばモズクやトコロテンなどのような、水切りを要する製品の入った容器における水切り構造に関する。
特開平11-59749号において、モズクやトコロテン等が入れられている容器で、特に、食する際に水を排出させることが必要な水切り容器を改良すべく、収納部の開口縁を閉じた薄膜カバーに流出口を形成し、前記流出口に剥離可能にシールを貼着してなる水切り容器の構成が提案されている。
特開平11-59749号
しかしながら、特許文献1のように、収納部の開口縁をシールして密封している薄膜カバーに流出口を形成してあるため、水や製品の重みで薄膜カバーの排水用の流出口が破損する恐れがある。少なくとも、薄膜カバーは薄いために、水や製品の重みで容易に変形したり、撓んだりするので、消費者が見ていると、不安であるし、強度の上で信頼性に欠ける。本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、強度の強い容器側壁に排水孔を配設可能とすることで、排水孔の強度上の不安を解消し、信頼性の高い水切り構造を実現することで消費者に安心感を与えることにある。
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、上端開口が薄いシートないしフィルムで密封され、しかも水切りを要する製品を収納する容器において、
前記容器の上端開口寄りの側壁に、水切り用の排水孔を開けてあることを特徴とする水切り構造である。
水の重みや製品の重みで容易に変形しやすい薄いシートやフィルムに水切り用の排水孔を設けてあると、水や製品の重みで排水時に排水孔が容易に変形したり破損する恐れがあり、信頼性に欠けるし、薄くて剛性の低い開口封止シートの上からは、止水シールが剥がし難い。これに対し、請求項1のように、開口封止用の薄いシートやフィルムではなく、強度と剛性に富んだ容器側壁に水切り用の排水孔を開けてあるため、水や製品の重みで排水孔が容易に変形したり損傷する恐れはなく、信頼性の高い排水孔となる。しかも、剛性の高い容器側壁からは、排水孔を塞ぐ止水ステッカーが剥がし易いので、排水時の傾け角度が小さいことと相まって、子どもや高齢者でも容易に取り扱える。さらに、容器側壁に排水孔が開いているので、容器中の残存水の水位設定が容易になる。
請求項2は、前記の排水孔が、容器側壁の平坦部および/又はコーナー部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の水切り構造である。強度の高い容器側壁に排水孔を設ける場合は、請求項2のように、前記排水孔を、容器側壁の平坦部に設けることもできるし、コーナー部に配設することもでき、自由度が高まり、しかも排水孔を複数か所に形成できる。また、排水孔を、容器側壁の平坦部とコーナー部の双方に配設する場合は、片方が内容物で詰まりそうになったら、他方の排水孔側が低くなるように倒し、他方の排水孔が詰まりそうになったら、前記片方の排水孔側が低くなるように交互に傾ければ、常に詰まるのを防止しながら、円滑に排水できる。
請求項3は、前記の排水孔が、図3のように、S字状ないし〜状に曲がった形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水切り構造である。このように、前記の排水孔がS字状ないし〜状に曲がった形状であるため、モズクなどがS字状や〜状に変形して、排水孔を塞いでしまうという恐れは少なく、柔軟性の高い紐状のモズクによって排水孔が塞がってしまうといった問題が解消される。
請求項4は、前記排水孔を構成する単一の排水孔の幅又は内径が、0.5mm以下のサイズであることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の水切り構造である。モズクの太さは、殆どが0.6mm以上であるため、前記のように、単一の排水孔の幅又は内径が0.5mm以下のサイズであると、モズクが排水孔から漏れ出す恐れがない。
請求項5は、側壁外面の排水孔より下側の位置に、水位用の目印を付けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の水切り構造である。このように、側壁外面の排水孔より下側の位置に、水位用の目印を付けてあるので、容器内側からも排水孔がよく見えて水位の目安になることと相まって、残存水位の確認が容易で、たれなどを追加したりする場合にも役立つ。
請求項1のように、開口封止用の薄いシートやフィルムではなく、強度と剛性に富んだ容器側壁に水切り用の排水孔を開けてあるため、水や製品の重みで排水孔が容易に変形したり損傷する恐れはなく、信頼性の高い排水孔となる。しかも、剛性の高い容器側壁からは、止水ステッカーが剥がし易いので、排水時の傾け角度が小さいことと相まって、子どもや高齢者でも容易に取り扱える。さらに、容器側壁に排水孔が開いているので、容器中の残存水の水位設定がより容易になる。
容器側壁に排水孔を設ける場合は、請求項2のように、前記排水孔を、容器側壁の平坦部に設けることもできるし、コーナー部に配設することもでき、自由度が高まり、しかも排水孔を複数か所に形成できる。また、排水孔を、容器側壁の平坦部とコーナー部の双方に配設する場合は、片方の排水孔と他方の排水孔が交互に低くなるように揺らせば、常に詰まるのを防止しながら、円滑に排水できる。
請求項3のように、前記の排水孔がS字状ないし〜状に曲がった形状であるため、モズクなどがS字状や〜状に変形して、排水孔を塞いでしまうという恐れは少なく、柔軟性の高い紐状のモズクによって排水孔が塞がってしまうといった問題が解消される。
モズクの太さは、殆どが0.6mm以上であるため、請求項4のように単一の排水孔の幅又は内径が0.5mm以下のサイズであると、モズクが排水孔から漏れ出す恐れが少ない。
請求項5のように、側壁外面の排水孔より下側の位置に、水位用の目印を付けてあるので、容器内側からも排水孔がよく見えて水位の目安になることと相まって、残存水位の確認が容易で、たれなどを追加したりする場合にも役立つ。
次に本考案による容器の水切り構造が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は本考案による水切り構造を実施した容器1の斜視図で、合成樹脂製の底壁と側壁によって四角筒状に形成されている。上部開口は、薄い金属箔や合成樹脂のシート2などで封止されている。この封止シート2には、容器1の一のコーナー部C1側につまみ片21を設けてある。
そして、このつまみ片21と反対側の対角線上のコーナー部C2の容器側壁において、開口寄りに水切り用の排水孔Hを開けてある。図示例の排水孔Hは、スリット状の貫通孔を水平方向に5本開けてある。これらの貫通孔H…の上に、鎖線で示す止水ステッカー3を貼り着け固定することで、排水孔Hを塞いで水漏れを阻止している。容器1中を排水する際は、つまみ片31を指で引っ張れば、止水ステッカー3を容器1側壁から容易に剥がして、排水孔Hを開けることができる。
この排水孔Hの開いたコーナー部C2と隣接する平坦部4には、多数の小孔h…からなる排水孔を開けてあり、その上に、鎖線で示す止水ステッカー5を貼り着け固定することで、水漏れを阻止している。51は剥離用のつまみ片である。各小孔h…の形状は円形が適しているが、円形に限定はされない。なお、この容器1の中には、生のモズクが入っており、日持ちを良くするために水もタップリと入れてある。モズクの使用に際しては、一部を排水して水加減をすると共に、添付のたれを加えて味付けして食べる。
排水に際しては、図2のように、排水孔H側のコーナー部C2又は平坦部4側を下向きに倒して、止水ステッカー3および/又は5を剥がして、排水孔Hおよび/又はhを開ける。また、反対側のシートつまみ片21を引き剥がして、容器1の上端開口を部分的に開けると、外気が入るので、排水孔Hおよび/又はhから円滑に排水可能となる。容器側壁に排水孔Hを設けてあるため、図2のように容器1を傾けた際に側壁排水孔Hにかかる水圧が、従来のように開口シートに開けた排水孔より大きいので、排水が容易になる。加えて、従来より排水時の傾け角αが小さくてすみ、子どもや高齢者でも容易に扱える。
排水の際に、排水孔Hやhが内部のモズクなどで塞がってしまって円滑に排水されない場合は、排水孔Hとhの両方を開けると効果的である。そして排水中に、例えばコーナー部C2側の排水孔Hが低いためにモズクで塞がってしまって排水困難になると、矢印a1方向に容器1を傾けて排水孔Hを上側に、排水孔h側を低くすると、排水孔h側から排水されて、塞いでいた側のモズクも下側の排水孔h側に移動して来るので、排水孔Hが開く。したがって、次は、排水孔h側が塞がって排水困難となるので、今度は矢印a2方向に容器を傾けると、モズクが少なくなった排水孔Hから容易に排水される。
そのため、容器1を矢印a1・a2方向に交互に傾けるだけで、常にどちらかの排水孔H又はhから円滑に排水される。排水孔が1か所しか無い場合は、容器全体を倒したり、起こして元に戻したりする必要があったが、二つの排水孔H・hを開けて揺動すれば、交互に排水されるので、排水が確実かつ容易になる。
平坦部4の排水孔hの両側のコーナー部C2・C3それぞれに排水孔Hを設けると、排水がさらに確実かつ容易になる。この場合は、図2のように傾けた状態で、両方のコーナー部C2とC3が交互に上昇、下降するように揺らせば、三つの排水孔H・h・Hから排水される。排水孔H・h・Hを閉止するステッカーは、大型サイズ1枚で足りるし、その方がステッカー剥がしが簡便である。図1の閉止ステッカー3と5も一体化してもよい。
以上のように、容器側壁に排水孔が開いているので、排水孔H・hによって、容器1中の残存水の水位設定も容易になる。すなわち、添付のたれを添加して味付けするような場合、排水量が少ないと味が薄過ぎるが、容器1を立てた状態の排水孔H・hから溢れ出さなくなるまで予め排水すれば、排水不足を防止でき、たれによる味付けが薄過ぎるような問題は発生しない。なお、前記排水孔Hは容器1の内側からもよく見えるので、容器1内の残存量や残存水位の確認が容易で、内側の水位目印としても機能するが、容器1の外面に水位マーク6を設けておくと、より便利で、たれなどを追加する際にも有効である。
容器1の平面形状は、正方形でも長方形でもよい。円筒状や楕円形も可能である。材質は、合成樹脂製の0.1〜0.5mm程度の薄い板状が適しているが、発泡樹脂製でもよい。ただし、発泡樹脂製は強度に劣るので、厚めにする必要がある。容器中で焼きそばを湯で加熱する場合は、高温の湯を入れたり排水するので、断熱効果の高い発泡樹脂製が適している。
容器中に収納する品物がモズクの場合は、図3(3)のようにモズクmの太さが0.6〜1.5mmと細く、しかも柔軟性に富んでいるため、直線状の排水孔Hはモズクで塞がり易いという問題があるので、排水孔Hの形状を図3(1)のようにS字状に形成すると効果的である。モズクが丁度S字状に変形してS字状の排水孔Hを塞ぐことは少ないからである。図3(2)のような「〜」状の波形に形成してもよい。また、排水孔H・hからモズクが漏れ出さないように、排水孔H・hの幅をモズクの太さより小さくする必要があるので、単一の排水孔Hの幅は0.5mm以下のサイズにする必要がある。また、小孔hの場合は、その内径を0.5mm以下にする。排水孔H・hの孔開けは、容器1の成型後にプレスしてもよいが、容器成型時に孔開けしてもよい。
以上のように、本考案は、水切りを要する容器自体の上端開口寄りの側壁に水切り用の排水孔を開けてあるため、強度の強い容器側壁に排水孔を開けることになり、排水孔の強度向上が可能となるので、排水時に変形や損傷する恐れの少ない、信頼性の高い水切り構造を実現でき、消費者に安心感を与えることができる。
本考案による水切り構造を実施した容器の斜視図である。 図1の容器の排水状態を示す斜視図である。 モズクの形状と排水孔の形状を示す平面図である。
符号の説明
1 容器
2 封止シート
21 つまみ片
H・h 排水孔
C1・C2・C3 コーナー部
3・5 排水孔封止ステッカー
31・51 つまみ片
4 平坦部
m モズク
6 水位マーク

Claims (5)

  1. 上端開口が薄いシートないしフィルムで密封され、しかも水切りを要する製品を収納する容器において、
    前記容器の上端開口寄りの側壁に、水切り用の排水孔を開けてあることを特徴とする水切り構造。
  2. 前記の排水孔が、容器側壁の平坦部および/又は隣接するコーナー部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の水切り構造。
  3. 前記の排水孔が、S字状ないし〜状に曲がった形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水切り構造。
  4. 前記排水孔を構成する単一の排水孔の幅又は内径が、0.5mm以下のサイズであることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の水切り構造。
  5. 側壁外面の前記排水孔より下側の位置に、水位用の目印を付けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の水切り構造。
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