JP3104766U - 防液槽 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各種機器またはタンクを載置する槽体の側壁に、槽体に載置された各種機器またはタンク周りに生じる槽体の開口部を開閉可能に塞ぐ蓋体を槽体の各辺に備えた防液槽Aにおいて、槽体に、積み重ねられる槽体1相互の積み重ね状態を保持する保持手段3を備えたことである。保持手段は、槽体相互の積み重ね状態を保持するものであればよいが、槽体相互の保持作業を容易に行うという観点から、たとえば、保持手段は、槽体の外側底部に、槽体の開口部に嵌合する嵌合突起を、開口部の上側内周縁部に接触または近接するように設ける。
【選択図】図2
Description
さらに、槽体相互の保持作業を容易に行い、その上で、槽体相互の保持をより確実に行うという観点から、槽体の開口部の上側内周縁部を槽体の内側へ延長して、当該延長部分を前記嵌合突起の外側に位置する槽体の外側底部が載置される載置面とする(請求項3)ことが好ましい。
請求項1に考案によれば、積み重ねられた防液槽相互は、保持手段によって正常な積み重ね状態を保持することができる。
また、請求項2の考案によれば、防液槽を相互に積み重ねることにより、嵌合突起が開口部の上側内周縁部に接触又は近接して開口部に嵌合するので、正常な積み重ね状態を容易に行うことができる。
さらに、請求項3の考案によれば、防液槽の積み重ね時に、嵌合突起が開口部に嵌合されるとともに、嵌合突起の外側に位置する槽体の外側底部が載置面に載置されるので、正常な積み重ね状態をより確実に保持することができる。
また、請求項4の考案によれば、防水性の確実性が向上する。
なお、本実施例では、各種機器のうち液化燃料で作動する発電機を載置するタイプの防液槽を例示する。
本実施例の防液槽Aは、発電機Bを載置する槽体1と、槽体1に載置された発電機Bの周りに生じる槽体1の開口部12を開閉可能に塞ぐ蓋体2と、槽体1相互を積み重ねる際に正常な積み重ね状態を保持する保持手段3とを備えている。
また、槽体1の上側外周縁部13には蓋体2を軸支してある。
符号10は、槽体1内の液体を放出するための開閉バルブである。
また、符号11は、防液槽Aを吊り下げるためのフックであり、符号11Aは、発電機Bを載せるための基台である。
蓋体2の形状は、閉状態において、蓋体2の先端縁部21が発電機Bの側面B1に接触するとともに、各蓋体2の隣り合う側端縁部22相互が近接または接触し、さらに、外側へ向かって下向き傾斜するような大きさを有する略台形状である。
隣り合う蓋体2の一方の蓋体2(図面上短手側の蓋体)の先端縁部21と左右の側端縁部22には、パッキング3が装着されており、このパッキング3が、発電機Bの側面B1に対する先端縁部21の接触および各蓋体2の隣り合う側端縁部22相互の接触における密着性を高めている。
また、隣り合う蓋体2の他方の蓋体2(図面上長手側の蓋体)の先端縁部21には、前記と同様に作用するパッキングPが装着され、左右の側端縁部22には、シート状の防水カバーP1が固着されており、この防水カバーP1が、各蓋体2の閉じ状態時において、短手側の蓋体2の下側に位置するとともに、その蓋体2の側端縁部22で挟むことによって、前記パッキングPの密着による防水性を高めている。
パッキングP及び防水カバーP1は、ゴム材や軟質の合成樹脂材からなるものである。このような蓋体2とすることによって、蓋体2が前記開口部12の全域を塞ぐとともに、その前記傾斜によって蓋体2表面の水分を速やかに流し落とすので、外部からの槽体1への水分の流入を大きく抑制することができる。
嵌合突起31は、槽体1を積み重ねる際に、積み重ねられる槽体1の開口部12に嵌合するものである。(図2参照)
嵌合突起31は、開口部12の上側内周縁部14に近接するように、開口部12の平面面積よりもやや小さい平面面積として設けられており、この嵌合突起31が上側内周縁部14に接触することによって槽体1相互のずれが抑制される。
また、前記構成の嵌合突起31は、地面への載置時における台座としても機能する。
載置面32は、前記嵌合突起31が開口部12に嵌合された状態において、嵌合突起31の外側に位置する槽体1の外側底部16が載置されるようにしている。
そして、前記最下部となる槽体1に次の槽体1を重ねる際に、当該積み重ねる槽体1のすべての蓋部2を開状態とし、嵌合突起31を最下部となる槽体1の開口部12に嵌合することによって正常な積み重ね状態が保持される。
前記したような槽体1の積み重ねを3段目以降同様にすることによって多段状の積み重ね状態を正常に保持することができる。
B:発電機(各種機器の一例)
1:槽体
12:開口部
14:上側内周縁部
16:外側底部
2:蓋体
3:保持手段
31:嵌合突起
32:載置面
P1:防水カバー
Claims (4)
- 各種機器またはタンクを載置する槽体の側壁に、槽体に載置された各種機器またはタンク周りに生じる槽体の開口部を開閉可能に塞ぐ蓋体を槽体の各辺に備えた防液槽において、
槽体に、積み重ねられる槽体相互の積み重ね状態を保持する保持手段が備えられていることを特徴とする防液槽。 - 保持手段は、槽体の外側底部に、槽体の開口部に嵌合する嵌合突起を、開口部の上側内周縁部に接触または近接するように設けていることを特徴とする請求項1に記載の防液槽。
- 槽体の開口部の上側内周縁部を槽体の内側へ延長して、当該延長部分を前記嵌合突起の外側に位置する槽体の外側底部縁が載置される載置面としていることを特徴とする請求項2に記載の防液槽。
- 前記各辺の隣り合う蓋体の端部のいずれか一方に防水カバーを設け、蓋体を閉じた際に前記防水カバーを他方の防水カバーが設けられていない蓋体の内側に位置させることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか1項に記載の防液槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002204U JP3104766U (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 防液槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002204U JP3104766U (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 防液槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3104766U true JP3104766U (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=43258162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004002204U Expired - Lifetime JP3104766U (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 防液槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104766U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05251734A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-28 | Sharp Corp | 光結合装置 |
JP2011102130A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Kyosei Rentemu:Kk | 防液槽 |
-
2004
- 2004-04-21 JP JP2004002204U patent/JP3104766U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05251734A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-28 | Sharp Corp | 光結合装置 |
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