JP6259971B2 - 洗濯機用防水パン - Google Patents

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本発明は、洗濯機を載置する洗濯機用防水パンに関するものである。
従来の洗濯機用防水パンは、四隅に洗濯機を載置するための足置き台が設けられているとともに、防水パン本体上に生じた排水や、洗濯機の使用により生じた排水を処理するために、排水トラップが取り付けられている。当該排水トラップは防水パン本体の底面に設けられた開口部に取り付けられており、封水椀、防臭筒等、内部の部材を取り外して清掃することが可能となっている。
しかし、従来の洗濯機用防水パンにおいては、上方に洗濯機が載置されているために排水トラップの部材を取り外すことが可能な程度の隙間がなく、排水トラップを取り外して清掃することが困難であった。
又、同様に、上方に洗濯機が載置されていることから、洗濯機用防水パン自体の清掃が困難であった。
そこで、特許文献1や特許文献2に記載の洗濯機用防水パンにおいては、洗濯機が載置される足置き台の高さを高くすることによって、排水トラップの部材を引き抜くことが可能な程度の隙間を形成することで、排水トラップの取り外しや洗濯機用防水パン自体の清掃が可能となった。
上記の足置き台の高さを高くした洗濯機用防水パンは従来の洗濯機用防水パンが有する問題点を解決したが、一方で、足置き台の間の隙間が大きくなっていることから、排水トラップや防水パン本体の底面が露出するため見栄えが悪く、又、当該隙間より埃やペットが侵入する等、足置き台の高さを高くして隙間を確保したことによる新たな問題が生じた。
そこで、上記各特許文献においては、意匠性の向上、埃やペットの侵入防止、漏水の防止等を目的として、防水パン本体にカバー部材を設けて足置き台の隙間を覆う構造となっている。
特許第4634255号公報 特許第4866193号公報
しかし、各特許文献に記載のカバーは以下のような問題点を有している。
特許文献1に記載のカバー部材は、足置き台間の凹条の窪みの中(足置き台間の隙間の中)に載置される構造であるため、カバー部材の形状は上記隙間と完全に同一の形状をしていなければ隙間を埋めることが不可能な構成になっている。カバー部材は比較的大きな薄板状の成型品であるため成型後に反り等が発生しやすく、カバー部材の形状を上記隙間と完全に同一にすることは困難であった。従って、特許文献1に記載の洗濯機用防水パンは、防水パン本体とカバー部材との間に隙間が残ってしまうため、意匠性が悪かった。
一方、特許文献2に記載のカバー部材は、両端を湾曲させながら足置き台の内面に設けたスリットに挿入する構造である。従って、上記特許文献1に記載の洗濯機用防水パンよりも足置き台間の隙間を覆い易いが、両端を湾曲させながらスリットに挿入する構造は施工性が非常に悪い。
本発明は上記問題点に鑑み発明されたものであって、意匠性・施工性等を向上させた洗濯機用防水パンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、排水用の開口部を有する底面と、
底面の周囲から上方に向かって立設する周壁と、
洗濯機を載置する複数の足置き台を有する防水パン本体と、
足置き台間の隙間を覆うカバー部材と、
からなる洗濯機用防水パンにおいて、
前記カバー部材が、前記足置き台の外側面に取り付けられて、前記隙間を防水パン本体の外側から覆う外壁部を有することを特徴とする洗濯機用防水パンである。
請求項2に記載の本発明は、前記カバー部材の縦幅及び横幅が、防水パン本体の縦幅及び横幅と略同一であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機用防水パンである。
請求項3に記載の本発明は、防水パン本体の隣接する2つ以上の外側面に前記カバー部材が取り付けられた場合において、当該取り付けられたカバー部材同士が干渉しない形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗濯機用防水パンである。
請求項4に記載の本発明は、前記カバー部材の外壁部端部が、平面視略45°以下に傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の洗濯機用防水パンである。
請求項5に記載の本発明は、前記足置き台はその上面において、前記カバー部材上端が係止することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パンである。
請求項6に記載の本発明は、前記防水パン本体は側面下端に係合部を有し、
前記カバー部材下端が上記係合部に係合することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パンである。
請求項7に記載の本発明は、前記カバー部材が、防水パン本体の内側へ向けて突設する目隠し板部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パンである。
請求項8に記載の本発明は、前記カバー部材が、目隠し板部上にこぼれた排水等が外部へ漏水することを防止する、漏水防止機構を有することを特徴とする請求項7に記載の洗濯機用防水パンである。
請求項9に記載の本発明は、前記カバー部材について、複数のカラー等のバリエーションを用意し、使用者が当該バリエーションより任意のカバー部材を選択可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パンである。
請求項1に記載の本発明においては、足置き台間の隙間を防水パン本体の外側から覆うため、当該隙間を残すことなく完全に覆うことができる。
請求項2に記載の本発明においては、カバー部材を防水パン本体に取り付けた際において、カバー部材が防水パン本体の前面を全て覆うため、従来のように、カバー部材と防水パン本体との継ぎ目などが生じず、意匠性が高い。
請求項3、請求項4に記載の本発明においては、防水パン本体の二面以上にカバー部材と取り付けた際において、各カバー部材の端部同士が干渉せず、さらに意匠性が向上する。
請求項5、請求項6に記載の本発明は、カバー部材の取り付け方法を明確にすることができる。又、カバー部材の上端と下端が防水パン本体に取り付けられた場合、防水パン本体によって、カバー部材の反りを抑えることが可能となる。
請求項7に記載の本発明は、目隠し板部によって排水トラップや防水パン本体の底面が覆われるため、更に意匠性が向上する。
請求項8に記載の本発明は、目隠し板部に漏水防止機構を設けることにより、洗濯機用防水パンの性能を向上させることができる。
請求項9に記載の本発明は、カバー部材にバリエーションを持たせることで、使用者が好むカバー部材を選択し、部屋等との調和を図ることができる。
洗濯機用防水パンを示す分解斜視図である。 カバー部材の取り付け状態を示す斜視図である。 防水パン本体を示す斜視図である。 排水トラップを示す断面図である。 カバー部材を示す(a)斜視図、(b)(a)とは異なる向きから見た斜視図である。 カバー部材を示す側面図である。 カバー部材を示す平面図である。 洗濯機を設置している状態を示す正面図である。 防水パン本体の二面にカバー部材を取り付けた状態を示す平面図である。 図9の一部拡大平面図である。 カバー部材の変形例を防水パン本体に取り付けた状態を示す一部拡大平面図である。 漏水防水機構を有するカバー部材を示す(a)斜視図、(b)(a)とは異なる向きから見た斜視図である。 カバー部材が溝に係止する構造を示す断面図である。 カバー部材が溝に係止している状態を示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明は実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって本発明が制限して理解されるものではない。又、以下の説明では、特に断りの無い限り、図2の状態を基準として上下左右を説明する。
図1乃至図8に示す本発明の第一実施形態に係る洗濯機用防水パン1は防水パン本体2、排水トラップ20、及びカバー部材30より構成されている。
防水パン本体2はFRP等の樹脂材料によって形成され、平面視略正方形形状であり、底面3、足置き台4、周壁5、係合部6、開口部7より構成されている。
足置き台4は底面3の四隅より上方へ向けて立設されているとともに平面視略正方形形状であり、上面において滑り止め8、突条9がさらに上方へ向けて立設されている。尚、滑り止め8は足置き台4の上面全体に形成されており、突条9は防水パン本体2の側面から連続して、足置き台4の周縁に沿って形成されている。
周壁5は防水パン本体2の足置き台間の周縁を囲うように立設されて、底面3上に生じた排水が防水パン本体2の外側へと飛び出することを防ぐ壁体であり、その端部は足置き台4の側面と連続している。周壁5は上記突条9と同様に、防水パン本体2の側面から連続して形成されているが、周壁5の内側は、後述する排水トラップ20の部材を取り出しやすい様、なだらかに傾斜している。
係合部6は防水パン本体2の外周下端に形成された切り欠きであり、一面について3箇所設けられている。尚、係合部6は後述するカバー部材30の突部34に対応して係合可能となっている。
開口部7は足置き台4間に形成された円形の開口であって、排水トラップ20が取り付けられている。開口部7近傍は周囲より一段低く、排水トラップ20が取り付けられた際に、排水トラップ20の上面が底面3と略面一になるように形成されている。
ここで、底面3は開口部7へ向けて緩やかに傾斜しており、底面3上に生じた排水は開口部7へと導かれるとともに、開口部7より排水トラップ20に流入し、下水側へ排出される。
排水トラップ20は、トラップ本体21、フランジ部材22、封水椀23、防臭筒24、洗濯機用接続管25、目皿28より構成される。
トラップ本体21は有底略円筒状にして、上方に開口を備えるとともに、側方において排出口26を備えている。また、前記上方の開口の内周面には雌螺子が形成されており、フランジ部材22と螺合することで防水パン本体2の開口部7の周縁を挟持し、固定することができる。
フランジ部材22は略円筒形状であって、外周面に上記トラップ本体21に形成された雌螺子と螺合する雄螺子が形成されている。又、内周面において、後述する防臭筒24が係合可能な突起を有するとともに、内周面下端に、防臭筒24と水密に当接するための内向きフランジと、封水椀23をつり下げる突起を有している。
封水椀23は、上方が開放された有底筒状の椀形状であり、側面に開口を備えている。また、封水椀23はその上方がフランジ部材22につり下げられるように構成されている。
防臭筒24は略円筒状であって、その上方部分はすり鉢形状をしている。また、施工完了時において、防臭筒24の上端は前記フランジ部材22と水密に係合するとともに、下端は封水椀23内部であって、封水椀23側面の開口よりも下端に配置される。
洗濯機用接続管25は、直管部分を有するとともに、下端が分岐する略T字形状の管体である。洗濯機用接続管25は施工時において、直管部分が防臭筒内に配置され、分岐部分は防臭筒24よりも下方且つ封水椀23の底面より上方に配置される。尚、洗濯機用接続管25は、その上端において、エルボ部材27を介して洗濯機100と連結する。
目皿28は複数の孔を有する円形の部材であって、フランジ部材22に取り付けられて、排水中の大きなゴミ等を分離・捕集する機能を有している。
施工状態において、洗濯機用接続管25はエルボ部材27を介して洗濯機100と連結されているが、洗濯機用接続管25とエルボ部材27との連結を解除することで、足置き台4間の隙間より上記排水トラップ20を構成する各部材のうち、封水椀23、防臭筒24、洗濯機用接続管25、目皿28を防水パン本体2より取り外すことが可能となっている。
カバー部材30は正面視矩形且つ側面視略L字状の板部材であって、外壁部31と、該外壁部31より屈曲して形成された目隠し板部32より構成される。
外壁部31は正面視略長方形形状であって、上端及び下端において係止部33及び突部34を有している。外壁部31の横幅(長辺)W1及び縦幅(短辺)H1は、それぞれ防水パン本体2の横幅W2及び縦幅H2と略同一となるよう形成されているとともに、平面視における外壁部31端部の外壁部31に対する角度θは略45°となっている。(具体的には、カバー部材30の横幅W1は防水パン本体2の横幅W2よりもやや小さく、カバー部材30の縦幅H1は防水パン本体2の縦幅H2よりもやや大きい。)
係止部33は外壁部31の上端に形成され、外壁部31を180°折り返すことによって形成され、後述するように、足置き台4の突条9に引っ掛けることで係止可能となっている。突部34は外壁部31下端に3箇所形成されており、前記防水パン本体2の係合部6と係合可能となっている。
目隠し板部32は外壁部31の上端中央より、カバー部材30の背面方向に向けて約90°屈曲し、足置き台4間の隙間を覆い隠す位置に形成されている。
以下に、上記カバー部材30の取り付けについて記載する。尚、カバー部材30は防水パン本体2の外側面に取り付けられるが、本実施形態において、当該カバー部材30が取り付けられる外側面は、洗濯機100の使用時に使用者が立っている側(前面)であって、開口部7が設けられている側の外側面である。
まず、防水パン本体2の上方より、カバー部材30の係止部33を足置き台4の突条9に引っ掛けて係止させる。この時、カバー部材30の上端を下方に向けてやや傾斜させつつ作業を行うと、目隠し板部32が洗濯機100に干渉することなく、係止を行い易い。
次に、係止部33を突条9に係止させた状態で、該係止箇所を軸としてカバー部材30を回転させ、カバー部材30の下端に設けられた突部34を防水パン本体2の下端に形成された係合部6に係合させる。
本発明の洗濯機用防水パン1においては、以上の動作のみで防水パン本体2の外側面にカバー部材30を取り付けることができる。尚、取り付け完了時において、カバー部材30はその上端と下端が防水パン本体2に係止・係合されるため、カバー部材30の反り等を抑えることができる。
ここで、図2、図8に示すように、カバー部材30が防水パン本体2に取り付けられた際において、外壁部31が足置き台4間の側方の隙間を完全に覆うとともに、目隠し板部32が足置き台4間の上方の隙間を完全に覆うように配置される。従って、本発明の洗濯機用防水パン1においては足置き台4間の隙間がカバー部材30によって完全に覆われるため意匠性が高い。又、カバー部材30の横幅W1及び縦幅H1はともに防水パン本体2の横幅W2及び縦幅H2と略同一であることから、カバー部材30は防水パン本体2の全面をほぼ完全に覆い、非常に意匠性が高い。
尚、カバー部材30を取り外す際には上記取り付け時と反対の動作を行うだけで良く、施工性に優れている。
カバー部材30を取り外した状態においては、前述の排水トラップ20の部材(封水椀23、防臭筒24、洗濯機用接続管25、目皿28)を防水パン本体2より取り外すことができる。この時、周壁5の内側はなだらかに傾斜しているため、排水トラップ20の各部材が周壁5に引っ掛かることなく、傾斜に沿って取り外すことができる。
上記図1乃至図8において、カバー部材30は四面ある外側面の一面にのみ取り付けられていたが、本発明の洗濯機用防水パン1においては、カバー部材30を防水パン本体2の二面以上に取り付けても良い。この場合、防水パン本体2が平面視略正方形形状であるため、同一形状のカバー部材30を二枚使うことで対応することができる。
カバー部材30の外壁部31端部は平面視において、外壁部31に対して約45°となるよう形成されているため、防水パン本体2の二つ以上の隣接する側面にカバー部材30を取り付けた際には、図9、図10に示すように、互いのカバー部材30の端部が干渉することがなく、防水パン本体2のコーナーをぴったりと覆うことができる。洗濯機用防水パン1を部屋の角部分等に配置した時等においては、上記のようにカバー部材30同士の端部が防水パン本体2の角をぴったりと覆う構造は、特に有効である。
本発明の第一実施形態に係る洗濯機用防水パン1は以上であるが、本発明は上記第一実施形態に係る構造に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更が可能である。
例えば、第一実施形態においてはカバー部材30の外壁部31端部を平面視において約45°となるよう形成しているが、カバー部材30の形状はこれに限られるものではない。即ち、平面視において、防水パン本体2の対向する頂点同士を繋ぐことで四等分される領域内にカバー部材30が収まり、他の領域内に干渉することのない形状であれば、同形状のカバー部材30を複数防水パン本体2に取り付けても互いが干渉することなく収まるものである。(特に、外壁部31端部は平面視において45°以下であればより干渉が生じにくい。)一方で、図11に示すように、カバー部材30の突き当たる端部の形状が互いに相違している場合には、同一の形状のカバー部材30を二枚使用しても良く、形状の異なるカバー部材30を一枚ずつ使用しても良い。(尚、図11(a)においては一方の端部が約30°、他方が約60°となっている。又、図11(b)においてはお互いが対応する凹凸を形成している。)
又、上記第一実施形態に記載のカバー部材30においては、目隠し板部32上に排水が生じた場合に洗濯機用防水パン1の外に排水が飛び出す(漏水する)恐れがある。従って、図12に示すように、漏水防止機構として、目隠し板部32上に、足置き台4の突条9と同様の突条36を設けても良い。又、第一実施形態に係る目隠し板部32は略水平に延びているが、目隠し板部32を下方に向けて傾斜させる等することによって漏水防止機構を形成しても良い。
又、上記実施形態に記載したカバー部材30の目隠し板部32は、足置き台4の上面よりも高い位置に配置されていたが、足置き台4の上面と同一、及び足置き台4の上面よりも低い位置に配置されていても良い。
又、上記第一実施形態において、足置き台4は防水パン本体2と一体であったが、特許第4634237号(特開2007−2614)に記載の洗濯機用防水パンのように、足置き台4が防水パン本体2とは別パーツとなっている洗濯機用防水パンにおいても当然に使用することが可能である。
又、カバー部材30は足置き台4に設けられた突条9に係止する構造となっていたが、本発明は突条9に係止される構造に限定されるものではなく、例えば図13及び図14に示すように、足置き台4に設けられた溝11に係止されるなど、種々の改良を施しても良い。
又、カバー部材30の形状においては、出荷時において、防水パン本体2の内部にカバー部材30が配置されて梱包可能な形状になっていることが好ましい。
又、本発明のカバー部材30は防水パン本体2の全面を覆う構成となることから、赤・黄・青等、様々なカラーや模様、又は防カビ・撥水・親水コーティング等、カバー部材30のバリエーションを用意し、使用者が任意のカラー等を選択可能とすることで、さらに意匠性を向上させることができる。
1 洗濯機用防水パン
2 防水パン本体
3 底面
4 足置き台
5 周壁
6 係合部
7 開口部
8 滑り止め
9、36 突条
20 排水トラップ
21 トラップ本体
22 フランジ部材
23 封水椀
24 防臭筒
25 洗濯機用接続管
26 排出口
27 エルボ部材
28 目皿
30 カバー部材
31 外壁部
32 目隠し板部
33 係止部
34 突部
100 洗濯機

Claims (9)

  1. 排水用の開口部を有する底面と、
    底面の周囲から上方に向かって立設する周壁と、
    洗濯機を載置する複数の足置き台を有する防水パン本体と、
    足置き台間の隙間を覆うカバー部材と、
    からなる洗濯機用防水パンにおいて、
    前記カバー部材が、前記足置き台の外側面に取り付けられて、前記隙間を防水パン本体の外側から覆う外壁部を有することを特徴とする洗濯機用防水パン。
  2. 前記カバー部材の縦幅及び横幅が、防水パン本体の縦幅及び横幅と略同一であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機用防水パン。
  3. 防水パン本体の隣接する2つ以上の外側面に前記カバー部材が取り付けられた場合において、当該取り付けられたカバー部材同士が干渉しない形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗濯機用防水パン。
  4. 前記カバー部材の外壁部端部が、平面視略45°以下に傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の洗濯機用防水パン。
  5. 前記足置き台はその上面において、前記カバー部材上端が係止することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パン。
  6. 前記防水パン本体は側面下端に係合部を有し、
    前記カバー部材下端が上記係合部に係合することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パン。
  7. 前記カバー部材が、防水パン本体の内側へ向けて突設する目隠し板部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パン。
  8. 前記カバー部材が、目隠し板部上にこぼれた排水等が外部へ漏水することを防止する、漏水防止機構を有することを特徴とする請求項7に記載の洗濯機用防水パン。
  9. 前記カバー部材について、複数のカラー等のバリエーションを用意し、使用者が当該バリエーションより任意のカバー部材を選択可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の洗濯機用防水パン。
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