JPH047106Y2 - - Google Patents

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JPH047106Y2
JPH047106Y2 JP1986058081U JP5808186U JPH047106Y2 JP H047106 Y2 JPH047106 Y2 JP H047106Y2 JP 1986058081 U JP1986058081 U JP 1986058081U JP 5808186 U JP5808186 U JP 5808186U JP H047106 Y2 JPH047106 Y2 JP H047106Y2
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lid
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、調理に給排湯を要する即席食品容器
において、上部容器の着脱を不要とし、内容即席
食品を復元すると同時に、調味材料を加温し、簡
単に温かい調理食品を提供することができるよう
にした即席食品容器に関するものである。
[従来技術] 従来、即席食品容器に於いて、即席食品を収納
した容器本体と、調味材料収納凹部を有した容器
あるいは内蓋とを嵌合一体化させた考案として
は、実開昭58−84977号、実開昭58−84978号等が
ある。
また容器内蓋の一部を凹部とし、その周縁上に
排湯孔あるいは空間孔を設けた考案としては、実
公昭54−42864号がある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述した前者(実開昭58−
84977号、実開昭58−84978号)の考案によると、
これを実施する場合、調味材料収納凹部を有した
内装容器を、容器本体から分割し、容器本体に給
湯した後、さらに容器本体に嵌合閉蓋しなければ
ならず、容器の着脱操作がきわめて煩雑であり、
簡便な給排湯操作を行うことができなかつた。
また後者の考案(実公昭54−42864号)は、内
蓋に空気孔及び排湯孔を設けているため、給排湯
については、内蓋の着脱は不要であるが、凹部は
喫食時に調味液を入れる調味液溜であり、液体ま
たは流動状の調味材料等を添付するためには、別
包装にして添付しなければならず、別包装の手間
と包材材料の無駄な浪費が問題となつていた。
そこで本考案者らは、従来品がもつ以上のよう
な問題点を解決し、調理に給排湯を要する即席食
品容器において、調味材料収納凹部を有する内蓋
と上蓋とからなる上部容器の着脱を不要とし、同
時に内蓋に収納された調味材料も加温し簡単に温
かい調理食品をすることができる即席食品容器を
完成した。
[問題点を解決する手段] 本考案の構成要旨とするところは、 『調理に給排湯を要し、且つ給排湯時に上部容器
の着脱を不要とした即席食品容器において、開口
部周縁にフランジを有する即席食品容器本体と、
該容器本体内に膨出して形成された調味材料収納
凹部を有し、容器本体のフランジ周縁部に重合す
るようにフランジを設けた内蓋と少なくとも内蓋
の前記凹部を密封閉塞する上蓋とからなる上部容
器とから構成され、 該上部容器の端部には容器本体内外に連通する
排湯口が形成され、前記凹部を介して排湯口に対
向する上部容器の他の端部は、該凹部上端近傍を
境として上方に折り曲げることにより容器本体内
外に連通する給湯口を形成する折り曲げ部となつ
ており、 該上部容器の上蓋端部が、必要に応じて外拡
し、容器本体及び内蓋のフランジを抱合一体化し
ていることを特徴とする即席食品容器』である。
次に本考案について添付図面に従いながら、さ
らに詳細な説明を以下に行う。ただし添付図面
は、本考案の一実施例を示すものであり、これに
限定されるものではない。
第1図は、本考案における上部容器の平面図で
あり、12は上蓋端部の外拡部、13,13′は、
舌状外拡部である。
第2図において、1は開口部周縁にフランジ2
を有する即席食品容器本体である。3は調味材料
収納凹部4、及び、容器本体1周縁部のフランジ
2に於いて重なるフランジ7を有する内蓋、6は
該内蓋の凹部を密封閉塞する上蓋である。
上部容器は、内蓋3と上蓋6から構成されてい
る。
内蓋3は、そのフランジ7の一端部に容器本体
内外に連通する数個の排湯孔5を設けて排湯口と
し、調味材料収納凹部4を介して該排湯孔5に対
向する他の端部は、該凹部4上端近傍を境とし
て、上方に折り曲げることにより、容器本体内外
に連通する給湯口を形成する折り曲げ部8を構成
するものである 更に、該折り曲げ部8基部には下方から切り込
み溝9を設けて、折り曲げを容易にすることもで
きる。
ここで排湯口については調理時の排湯の際に即
席食品が流出しない程度にフランジ一端部上面を
隆起させ、容器本体内外に連通する排湯口とする
こともでき(第6図)、また、容器本体周縁部の
一部に切り込み部を設けて排湯口とすることもで
きる。(第7図)。
調味材料収納凹部4の形状としては、側壁を即
席食品内に没入するように形成してもよく(第4
図)また、底面を波状としてもよく、即ち復元時
に該凹部4に収納された調味材料の熱吸収性を向
上させる形状であり、該内蓋が容器本体に嵌合可
能な形状であれば差し支えない。上蓋6は該内蓋
3の凹部4を密封閉塞するように内蓋上端面フラ
ンジ7に接着する上蓋であり、給湯口側と排湯口
側に、容器本体に係止する舌状外拡部13及び1
3′を設け、必要に応じ上蓋外周縁上に容器本体
と内蓋のフランジを抱合一体化し得るよう適所に
外拡部12を設けることもできる。
該容器本体1に使用される材質としては、発泡
性熱可塑性樹脂であるポリスチレン系樹脂、即ち
ポリスチレン単体、あるいはスチレン重合体、メ
チルスチレン重合体、スチレンアクリロニトリル
重合体、スチレンとアクリル酸エステルとの共重
合体等があり、その他、ガスバリアー性を考慮す
ると、ポリ塩化ビニリデン、延伸または無延伸ポ
リプロピレン、低密度ポリエチレン、ポリカーボ
ネイト、ポリエチレンテレフタレート、エチレン
ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル等との積
層構造を有することができる。また断熱性を具備
している容器とすることが好ましい。
該内蓋3に使用される材質としては、アルミニ
ウム等の金属とプラスチツク基材の積層体、プラ
スチツクの多層体、あるいはアルミニウム等の金
属であり、レトルト殺菌の可能なものとする。そ
の他バリアー性を考慮すると、多層の中間層にポ
リ塩化ビニリデンまたはエチレンビニルアルコー
ル共重合体等を有し、ポリプロピレン、ポリカー
ボネイト等を外内層に用いた多層体とすることが
好ましい。該上蓋6に使用される材質としては、
アルミニウム等の金属箔材を基材とする積層体よ
りなり折り曲げによる弾性回復がないものとし、、
容器本体と内蓋のフランジを抱合一体化し得るよ
うする。
ここで内蓋の材質としてプラスチツクの多層体
を使用した場合は、該容器本体フランジに嵌合係
止するように、内蓋のフランジ周縁に嵌合部を設
けることもできるが、この場合折り曲げ部及び排
湯口部の周縁部には該嵌合部を設けないことが好
ましい。
[作用] 本考案の実施に於いては、該内蓋3の凹部4に
調味ソースやカレールーなどの調味材料11を充
填し、該内蓋3のフランジ7上面に上蓋を接着す
ることにより、凹部開口部を完全密封し上部容器
とする。ここで、該フランジ7と上蓋6の接着に
つき、フランジ7の排湯孔5を設けた端部は必ず
しも接着しなくてもよく、接着する場合には、他
部より接着力を弱くしておくことが好ましい。
また該上部容器は、収納された調味材料11の
保存性に応じ、必要であればレトルト殺菌され
る。
次に、該上部容器は即席食品10を充填した該
容器本体1に嵌合一体化されるのであるが、その
一体化の方法としては、上蓋6周縁に必要に応じ
て設けた外拡部12を容器本体フランジ2下部に
巻き込むか、あるいは該上部容器外周縁を上方か
ら加熱し、容器本体フランジ2上面に熱接着する
ことがきでる。
ここで、熱接着により一体化する場合は、該折
り曲げ部8周縁を他部に比べ、接着力を弱くして
おくことが好ましい。
また、内蓋のフランジ周縁に嵌合部を設けた場
合であれば、該嵌合部を以て上部容器を容器本体
に嵌合一体化できる。
その他、上部容器上方から該容器本体フランジ
周縁部に嵌合係止する嵌合部を設けたかぶせ蓋に
より、一体化することもできるが、この場合かぶ
せ蓋は、上部容器の折り曲げ部及び排湯口に当た
る部分を切除したものが好ましい。
[効果] 本考案によれば、喫食に際し、折り曲げ部8を
上蓋6と一体的に上方に折り曲げ、容器本体内に
熱湯を随時必要量注湯する。次に該折り曲げ部8
を折り返し、舌状外拡部13を容器本体フランジ
下部に折り込むことにより、折り曲げ部の上方へ
の反り返りを防止して再蓋し、3〜5分間放置す
る。即席食品が復元すれば、該上蓋6の排湯孔5
側の端部を、舌状外拡部13′を持つて、排湯孔
が露出するまで上方に折り曲げるか、あるいは内
蓋から剥離し、容器全体を傾斜させて排湯する。
また、あるいは、内蓋のフランジ端部上面を隆
起させるか、容器本体上端部に切り込み部を形成
するかして、容器本体内外に連通する排湯口を設
けた場合には、上蓋の舌状外拡部13′を折り曲
げあるいは剥離をすることなく、容器本体を傾斜
させるだけで排湯することができる。さらに即席
食品11がライスの場合には、排湯後容器を転倒
させ蒸らす。この段階で、調味材料は凹部側底壁
を通して、熱湯あるいは復元した米によつて加温
されており、内蓋を容器本体から分割し、復元、
調整された即席食品に、上記加温された調味材料
をかけることにより喫食することができる。
以上のように、本考案による容器は、熱湯の給
排湯による即席食品の復元に於いて、上部容器の
容器本体からの脱着を必要とせず、同時に該上部
容器に収納された調味材料も加温するものであ
り、簡単に温かい調理食品を提供することができ
る。
本考案は、カレー、どんぶり類、焼きそば、ス
パゲテイー等の別添レトルト調理済の調味材料を
使用する食品で、別途加熱操作を必要としていた
食品に用いた場合に、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に於いて、上蓋と内
蓋を接着した上部容器の平面図である。第2図は
第1図に示す上部容器を容器本体に嵌合一体化し
た場合のA−A′縦断面図であり、調味材料、即
席食品を収納した場合の一実施例である。第3図
は本考案の一実施例を示す斜視図、第4,5図は
本考案に於ける他の実施例を示す断面図、第6,
7図は本考案の他の実施例に於ける排湯口部の拡
大断面図である。 1……容器本体、2……フランジ、3……内
蓋、4……調味材料収納凹部、5……排湯孔、6
……上蓋、7……フランジ、8……折り曲げ部、
9……切り込み溝、10……即席食品、11……
調味材料、12……外拡部、13……舌状外拡
部、13′……舌状外拡部、14……容器本体、
15……内蓋、16……上蓋、17……容器本
体、18……内蓋、19……上蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 調理に給排湯を要し、且つ給排湯時に上部容器
    の着脱を不要とした即席食品容器において、開口
    部周縁にフランジを有する即席食品容器本体と、
    該容器本体内に膨出して形成された調味材料収納
    凹部を有し、容器本体のフランジ周縁部に重合す
    るようにフランジを設けた内蓋と少なくとも内蓋
    の前記凹部を密封閉塞する上蓋とからなる上部容
    器とから構成され、該上部容器の端部には容器本
    体内外に連通する排湯口が形成され、前記凹部を
    介して排湯口に対向する上部容器の他端部は、該
    凹部上端近傍を境として上方に折り曲げることに
    より容器本体内外に連通する給湯口を形成する折
    り曲げ部となつており、 該上部容器を容器本体フランジ部に熱接着し、
    あるいは、上部容器の上蓋端部が、必要に応じて
    外拡し、容器本体及び内蓋のフランジを抱合一体
    化していることを特徴とする即席食品容器。
JP1986058081U 1986-04-17 1986-04-17 Expired JPH047106Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986058081U JPH047106Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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JPS62168371U JPS62168371U (ja) 1987-10-26
JPH047106Y2 true JPH047106Y2 (ja) 1992-02-26

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ID=30888358

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JPS62168371U (ja) 1987-10-26

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