JP3643336B2 - 電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体ならびにその再使用方法 - Google Patents

電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体ならびにその再使用方法 Download PDF

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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、市場の流通に供することができる電子レンジ用加熱容器、およびこの電子レンジ用加熱容器に電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納した電子レンジ加熱用包装体、ならびに使用に供された電子レンジ加熱用包装体の再使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、食品などの被加熱物を電子レンジにより加熱処理するための電子レンジ用加熱容器が知られている。また、このような電子レンジ用加熱容器に予め被加熱物を収納した電子レンジ加熱用包装体とし、この電子レンジ加熱用包装体を電子レンジにより加熱処理することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の電子レンジ用加熱容器においては、被加熱物を電子レンジによる加熱処理に供した場合、調理方法によっては被加熱物を適正に加熱処理することができない場合があるという問題点があった。
【0004】
例えば、被加熱物を生の米とし、この生の米に水を加えて電子レンジによる加熱処理、すなわち炊飯を行うと、炊飯後のご飯の味が、電気炊飯器により炊飯した場合の味に比較して見劣りがする。なぜならば、電気炊飯器においては、炊きあがり、蒸しまでの温度および圧力のパターンが最適に設定されているのに対し、従来の電子レンジ用加熱容器においては、少なくとも圧力を適正に制御することができないからである。
【0005】
もし、電子レンジにおいて電子レンジ用加熱容器を加熱することによって、電気炊飯器と同等の炊飯を行うことが可能となれば、個食化している現代の食生活の趨勢に沿うことができ、その有用性は大きいものとなる。
【0006】
さらに、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物が電子レンジ用加熱容器に収納されている電子レンジ加熱用包装体としても、多種多様の被加熱物が求められており、冷凍食品の調理ではない炊飯や、蒸しものなどの圧力および蒸気を必要とする被加熱物を収納した収納体が求められている。
【0007】
また、近年においては、廃棄物の減量化が求められており、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物が電子レンジ用加熱容器に収納されている電子レンジ加熱用包装体においても、電子レンジによる加熱処理に供されたあとにできるだけ多くの部分を再使用することが求められている。
【0008】
そこで、市場の流通に供することができる電子レンジによる炊飯および蒸しものなどの調理に好適な内圧を制御可能な電子レンジ用加熱容器、およびこの電子レンジ用加熱容器に電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納した電子レンジ加熱用包装体、ならびに使用に供された電子レンジ加熱用包装体の少なくとも一部の再使用を容易に行うことのできる再使用方法が求められている。
【0009】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、市場の流通に供することができ、かつ電子レンジによる炊飯および蒸しものなどの調理に好適な内圧を制御可能な電子レンジ用加熱容器、およびこの電子レンジ用加熱容器に電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納した電子レンジ加熱用包装体、ならびに使用に供された電子レンジ加熱用包装体の少なくとも一部の再使用を容易に行うことのできる再使用方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、中蓋を容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、上蓋に配設され容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し有し、前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、上蓋が容器本体の内部を密封しているので市場の流通に供することができる。さらに、容器本体の底部に被加熱物を収納した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段は、中蓋を容器本体に固定しているので、容器本体の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段は、容器本体の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、容器本体の内部の圧力を容易に制御できる。また、中蓋が容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されているので、容器本体の内部への複数の中蓋の装着を容易にできる。さらにまた、複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられているので、容器本体の内部空間を有効利用できる。
【0011】
請求項2に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し、前記中蓋固定手段が、前記容器本体の内部と前記中蓋との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段を有し、前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、上蓋が容器本体の内部を密封しているので市場の流通に供することができる。さらに、容器本体の底部に被加熱物を収納した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段は、中蓋を容器本体に固定しているので、容器本体の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段は、容器本体の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、容器本体の内部の圧力を容易に制御できる。また、密封手段は、容器本体の内部の圧力を容易かつ確実に保持できる。さらに、中蓋が容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されているので、容器本体の内部への複数の中蓋の装着を容易にできる。さらにまた、複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられているので、容器本体の内部空間を有効利用できる。
【0012】
請求項3に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し、前記中蓋と前記上蓋との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられており、前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、上蓋が容器本体の内部を密封しているので市場の流通に供することができる。さらに、容器本体の底部に被加熱物を収納した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段は、中蓋を容器本体に固定しているので、容器本体の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段は、容器本体の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、容器本体の内部の圧力を容易に制御できる。また、中蓋と上蓋との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられているので、容器本体の内部空間を有効利用できる。さらに、中蓋が容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されているので、容器本体の内部への複数の中蓋の装着を容易にできる。さらにまた、複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられているので、容器本体の内部空間をより有効利用できる。
【0013】
請求項4に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し、前記中蓋固定手段が、前記容器本体の内部と前記中蓋との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段を有し、前記中蓋と前記上蓋との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられており、前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、上蓋が容器本体の内部を密封しているので市場の流通に供することができる。さらに、容器本体の底部に被加熱物を収納した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段は、中蓋を容器本体に固定しているので、容器本体の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段は、容器本体の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、容器本体の内部の圧力を容易に制御できる。また、密封手段は、容器本体の内部の圧力を容易かつ確実に保持できる。さらに、中蓋と上蓋との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられているので、容器本体の内部空間を有効利用できる。さらにまた、中蓋が容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されているので、容器本体の内部への複数の中蓋の装着を容易にできる。またさらに、複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられているので、容器本体の内部空間をより有効利用できる。
【0015】
請求項に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項ないし請求項のいずれか1項において、収納空間の少なくとも1箇所に吸水部材が配置されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、容器本体の内部で発生する蒸気を吸収させることができる。
【0016】
請求項に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項1ないし請求項のいずれか1項において、中蓋が、通気性を有している点にある。そして、このような構成を採用したことにより、中蓋の上部の空間と下部の空間とを容易に連通できるとともに、容器本体の中蓋の下方に位置する空間の内圧が過度に上昇するのを防止できる。
【0017】
請求項に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項において、通気性が、中蓋に厚さ方向に貫通する複数の通気を形成することによって付与されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、中蓋の通気性を容易に得ることができる。
【0018】
請求項に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項において、通気性が、中蓋自身を通気性を具備する素材によって形成することによって付与されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、中蓋の通気性を容易に得ることができる。
【0019】
請求項に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項1ないし請求項のいずれか1項において、容器本体の内壁に、中蓋を載置する段部が形成されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、中蓋の位置決めを容易にできる。
【0020】
請求項10に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項において、中蓋の外周部の上面と容器本体の開口端とが面一に形成されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、容器本体の開口端を閉塞する上蓋によって、容器本体の段部に載置されている中蓋の外周部の上面を上から押えることができ、中蓋の開口端側への移動を防止できる。
【0021】
請求項11に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、上蓋が、容器本体の開口端にヒートシールによって固着されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、容器本体の内部を容易に密封できる。
【0022】
請求項12に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項1ないし請求項11のいずれか1項において、上蓋が、少なくとも上蓋基材層および上蓋樹脂被覆層を具備し、上蓋基材層には、厚さ方向に貫通する上蓋貫通孔が少なくとも1つ形成されており、上蓋樹脂被覆層は、上蓋貫通孔を覆うように形成されており、容器本体の内圧の上昇により上蓋貫通孔を覆う部位の上蓋樹脂被覆部を破損可能とすることで調圧手段が構成されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、上蓋に調圧手段を容易に配設できる。
【0023】
請求項13に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項12において、上蓋基材層および上蓋樹脂被覆層の間に少なくとも一層の上蓋中間樹脂被覆層が設けられており、上蓋貫通孔が上蓋基材層および上蓋中間樹脂被覆層の両者を厚さ方向に貫通して設けられている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、調圧手段を上蓋により確実に配設できる。
【0024】
請求項14に係る本発明の電子レンジ用加熱容器の特徴は、請求項1ないし請求項13のいずれか1項において、上蓋が、再封止可能な給水口を具備している点にある。そして、このような構成を採用したことにより、容器本体の内部に対する給水を電子レンジによる加熱処理の直前に容易にできる。
【0025】
請求項15に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の特徴は、電子レンジ用加熱容器が請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器である点にある。そして、このような構成を採用したことにより、電子レンジ加熱用包装体の電子レンジ用加熱容器は、上蓋が容器の内部を密封しているので市場の流通に供することができ、調圧手段は、内部の圧力を容易に制御する。よって、被加熱物としては、炊飯および蒸しものなどの調理に圧力を必要とするものを含め多種多様のものを用いることができる。
【0026】
請求項16に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の特徴は、請求項15において、被加熱物が炊飯前の既洗米である点にある。そして、このような構成を採用したことにより、電子レンジによる炊飯が容易かつ適正にできる。さらに、吸水部材を配置すると、吸水部材は、蒸らし時における水滴がご飯に垂れるのを防止できるのでご飯がよりおいしくなる。
【0027】
請求項17に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の特徴は、請求項15において、被加熱物がそれぞれ個別に収納される炊飯前の既洗米および炊飯に用いる水であり、この水が密封袋に収納されており、かつ密封袋が電子レンジによる加熱の初期に破裂し、既洗米と混合可能に形成されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、炊飯用の水を注入する操作が不要となり、電子レンジによる加熱処理のみを行うという簡単な操作によって炊飯が容易にできる。
【0028】
請求項18に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の再使用方法の特徴は、電子レンジ加熱用包装体が請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装体であり、電子レンジ加熱用包装体の上蓋と、この上蓋が容器本体の開口端を閉塞するように固着するための締結体とを別個に供給することにより、使用に供した電子レンジ加熱用包装体の容器本体および中蓋が再使用される点にある。このような構成を採用したことにより、使用に供された電子レンジ加熱用包装体の容器本体および中蓋を確実に再使用できる。
【0029】
請求項19に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の再使用方法の特徴は、請求項18において、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物と同一の被加熱物が別個に供給される点にある。そして、このような構成を採用したことにより、使用に供された被加熱物と同一の被加熱物の電子レンジによる加熱処理を、使用に供された電子レンジ加熱用包装体の容器本体および中蓋を再度用いて容易に実施できる。
【0030】
請求項20に係る本発明の電子レンジ加熱用包装体の再使用方法の特徴は、請求項18において、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物と異なる被加熱物が、使用者により使用に供された容器本体に供給される点にある。そして、このような構成を採用したことにより、使用に供された被加熱物と異なる被加熱物の電子レンジによる加熱処理を、使用に供された電子レンジ加熱用包装体の容器本体および中蓋を再度用いて容易に実施できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
【0032】
本発明は、電子レンジによるご飯、麦飯などの各種の炊飯のみならず、炊き込みご飯、こわめしなどの炊飯、焼売、饅頭などの各種の食品の電子レンジによる加熱処理である調理に利用が可能であるが、便宜上、以下の説明においては炊飯に用いるものを例示して説明する。
【0033】
図1は、本発明に係る電子レンジ用加熱容器が適用される電子レンジ加熱用包装体の実施形態を示したもので、本実施形態の電子レンジ加熱用包装体(以下、単に包装体と記す)Pは、電子レンジ用加熱容器(以下、単に加熱容器と記す)Cと、この加熱容器Cの内部、詳しくは底部に収納される被加熱物Rとを主として構成されている。
【0034】
ここで、本実施形態の包装体Pの構成について図1から図11により具体的に説明する。
【0035】
本実施形態の加熱容器Cは、図1に示すように、容器本体1と、中蓋2(符号2は、後述する第1中蓋21および第2中蓋22を総称する)と、上蓋3とを有している。
【0036】
前記容器本体1は、電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物Rを内部に収納するためのものであり、図2に示すように、全体として底部が小径で上部が大径とされ、かつ、容器本体1の図2の上方に示す上端が開口端とされた有底の丼状に形成されている。また、中蓋2を載置して位置決めするための段部11によって、容器本体1の図2の上方に示す開口端側が大径とされた段付きに形成されている。さらに、容器本体1の開口端には、開口端縁から外側に向かって水平に延出された水平部12aと、この水平部12aの先端縁から厚さ方向に対して直交する方向に下方に向かって鉛直に延出された鉛直部12bとからなる環状のフランジ部12が形成されている。なお、段部11としては、容器本体1の開口端側の厚さを、底部側の厚さより薄く形成する構成としてもよく、容器本体1の内壁が段付きに形成されていればよい。
【0037】
本実施形態における容器本体1は、ポリプロピレンを素材とし、ブロー成型加工あるいは射出成型加工により、開口端の内径寸法が160mm程度、段部11の外径寸法が150mm程度、段部11の内径寸法が140mm程度、底部の底面の内径寸法が90mm程度、開口端から段部11までの深さ寸法が20mm程度、段部11から底面までの深さ寸法が60mm程度、肉厚が1mm程度に形成されており、0.5〜2.0合程度の炊飯ができるように、その内容積が1080cc程度に形成されている。なお、容器本体1の内容積および寸法は、炊飯量によって設定すればよい。また、容器本体1の形状としては、丼状に限らず、カップ状、楕円カップ状、箱状、コンテナ状などの各種の形状から設計コンセプトなどの必要に応じて選択することができる。
【0038】
前記容器本体1の素材としては、電子レンジによる加熱、および炊飯時の蒸気により許容以上の熱変形を生じない耐熱性、耐加水分解性を有するとともに、炊飯温度において人体に有害な添加物が溶出しない食品衛生上安全なものであれば特に限定されるものではない。また、容器本体1の内部を密封するための上蓋3を容易に固着することができるという意味で、ヒートシールによる接合が可能な素材を用いることが好ましい。このような素材としては、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、樹脂ラミネート紙などを挙げることができる。
【0039】
また、容器本体1を複層、例えば2層構造としてもよい。このように、容器本体1を2層構造とする場合には、本体基材層、本体被覆層の2層構造とするとよい。この場合の本体基材層としては、樹脂層、発泡樹脂層、紙、紙/発泡樹脂層、樹脂ラミネート紙があげられ、さらに他の層を含んでいてもよい。本体被覆層としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合体など)、ポリエステル、アクリル共重合体をはじめ、上蓋3とのヒートシールによる接合が可能な種々の樹脂の層があげられる。さらに、容器本体1を2層構造とする場合、本体基材層からなる外容器と、本体被覆層からなる内容器とが重なった二重構造としてもよい。さらにまた、容器本体1を2層構造とする場合、本体基材層からなる外容器の上蓋3との接合部位にのみ本体被覆層を設ける構成としてもよい。なお、容器本体1の開口端を上蓋3に固着する方法としてヒートシールを用いずに、接合剤による単なる接着などの他の方法を用いるようにしてもよい。
【0040】
また、容器本体1の内部を径方向に複数に分割するリブを設けることで、複数種の被加熱物R、例えば3色おこわを3箇所で同時に炊飯できるようにしてもよい。このおこわなどの米に混ぜる具は、水を加えることにより原状を回復する乾燥食品を用いるとよい。
【0041】
前記中蓋2は、容器本体1の内部に配置されるものであり、本実施形態の中蓋2は、図1に示すように、容器本体1の底側に配置される第1中蓋21と、その上方に配置される第2中蓋22とにより、容器本体1の深さ方向に沿って2分割されているとともに、これらを一体的に組み立てて形成されている。
【0042】
一方の第1中蓋21は、図1、図3および図4に示すように、中心が下に向かって突出した皿状に形成された第1中蓋基板21aと、この第1中蓋基板21aの外周縁から上方に向かって拡径するように延出された筒状の外側板21bとにより、全体として上部に開口を有するほぼ有底筒状に形成されている。また、第1中蓋基板21aは、その厚さがほぼ1mm程度に形成されている。そして、外側板21bの高さ寸法は、19mm程度に形成されており、第1中蓋基板21aの中心は、外側板21bの上端面からの深さが27mm程度に形成されている。さらに、第1中蓋基板21aの中心部には、メッシュ状に形成された厚さ方向に貫通する直径22mm程度のメッシュ内孔21cが形成されている。
【0043】
前記第1中蓋基板21aの中心と外周とのほぼ中間位置には、複数、本実施形態においては3つの第1中蓋小孔21dおよび被係止体21eがそれぞれ設けられている。これらの第1中蓋小孔21dおよび被係止体21eは、第1中蓋小孔21dと被係止体21eとが交互に位置するように第1中蓋基板21aの中心から同心円上に角度分配置されている。そして、第1中蓋小孔21dは、厚さ方向に貫通する直径5mm程度の円形に形成されている。また、被係止体21eは、雄継手として機能するものであり、第1中蓋基板21aの上面に突設されている。この被係止体21eは、図3および図4に示すように、全体として先端たる上端が水平な外径10mm程度で内径8mm程度の円筒状に形成されてり、その先端面は、外側板21bの上端面からの深さが12mm程度に形成されている。さらに、被係止体21eの外周面の先端側には、径方向外側に1mm程度突出する断面半円形の突起からなる被係止部21eaが形成されている。また、被係止体21eの先端は、正面ほぼ縦長矩形状の4つの溝によって切り欠かれて4つの舌片状に形成されており、それぞれの先端である自由端は、第1中蓋基板21aとの接続部位に位置する円筒状の基端部を支点として径方向内外に向かって弾性変形可能に形成されている。また、被係止部21eaの形状としては、断面半楕円形、断面三角形、断面D字形などの各種の形状から選択使用できる。なお、被係止部21eaは、図5に示すように、後述する第2中蓋22を一体化(結合)する場合に、第2中蓋22の係止体22iの係止部22iaを係止する箇所である。また、第1中蓋基板21aの形状としては、本実施形態の下方に凸とするだけでなく、平板状としても、上方に凸としてもよい。
【0044】
他方の第2中蓋22は、その厚さがほぼ1mm程度に形成されており、図1および図6から図8に示すように、全体として中央部と外周部の上端につばをもつほぼ有底筒状に形成されている。詳しくは、第2中蓋22は、円環状に形成された第2中蓋基板22aを有しており、この第2中蓋基板22aの外周縁には、上方に向かって拡径するように延出された筒状の外側板22bが配設されている。そして、外側板22bの上端縁には、第2中蓋基板22aに対して平行に延在するように径方向外側に向かってほぼ水平に延出された環状の外上板22cが配設されており、この外上板22cは、第2中蓋22の外周部に設けられた環状の水平延出部となっている。さらに、外上板22cの下面の外周縁近傍には、第1中蓋21に第2中蓋22を載置する際の位置決めに用いるための下方に向けて凸の環状突起22caが配設されている。また、第2中蓋基板22aの内周縁には、上方に向かって延出された筒状の内側板22dが配設されている。この内側板22dの上端縁には、第2中蓋基板22aに対して平行に延在するように径方向内側に向かってほぼ水平に延出された環状の内上板22eが配設されている。この内上板22eの内周縁には、第2中蓋基板22aの上面に向かって近づくにつれて徐々に縮径するように下方に向かって延出されたさらばね状の傾斜板22fが配設されており、この傾斜板22fの内周縁には、第2中蓋基板22aの上面に向かって垂直に延出された筒状の内側筒板22g配設形成されている。したがって、第2中蓋22の中心に位置する内孔は、傾斜板22fおよび内側筒板22gによりロート状に形成されており、このロート状の形成部は、後述する上蓋3の給水口32から吸水された水の内部供給孔とされている。
【0045】
前記外上板22cの外径寸法は、第1中蓋21の外側板21bの外径寸法とほぼ同一寸法形成されている。また、外側板22bの高さ寸法は、19mm程度に形成されており、第2中蓋22の外上板22cの下面の外周縁部を、第1中蓋21の外側板21bの上端面に載置することができるようになっている。さらに、第2中蓋22を第1中蓋21に載置した状態において、中蓋2の全体の高さが20mm程度になるように形成されている。さらにまた、第2中蓋22の内側板22dの高さ寸法は、外側板22bの高さ寸法より大きく形成されており、内上板22eの上面が、外上板22cの上面より、例えば3mm程度上方に位置するように形成されている。
【0046】
前記第2中蓋基板22aの中心側と外周側との中間には、厚さ方向に貫通する3つの第2中蓋小孔22hが中心から同心円上に角度分配置されている。
【0047】
また、前記第2中蓋基板22aの下面の第2中蓋小孔22hより外側には、全体としてほぼ円筒状をなすように突設された複数、本実施形態においては3つの係止体22iが中心から同心円上に角度分配置されている。これらの係止体22iは、雌継手として機能するものであり、図5に詳示するように、第2中蓋基板22aとの接続部位に位置する基端部側が大径で、下方に示す先端部側が小径の段付き円筒状に形成されている。そして、基端側に位置する大径部の内径寸法は、第1中蓋基板21aに形成されている被係止体21eの被係止部21eaの自由状態における周方向を結ぶ直径寸法とほぼ同等もしくは若干小さな直径12mm程度に形成されており、その長さ寸法は、被係止部21eaの軸方向の長さ寸歩より長く形成されている。また、被係止体21eの先端側に位置する小径部の内径寸法は、被係止体21eの外径寸法と同様、もしくは若干小さな直径10mm程度に形成されている。そして、被係止部21eaの大径部の内孔により、係止部22iaが形成されている。こられの係止部22ia内には、図5に詳示するように、前記第1中蓋21の被係止部21eaが係止されるようになっている。すなわち、被係止体21eの外周面に対して係止体22iの内周面を押しつけると、被係止体21eの被係止部21eaが径方向内側に縮径するように内側に弾性変形して、被係止部21eaが係止体22iの小径部をその先端側から基端部側に向かって通過し、被係止部21eaが大径部の内孔である係止部22ieに到達した時点で、被係止体21eの被係止部21eaが径方向外側に拡径するように弾性変形し、これにより、被係止部21eaと係止部21eaとが係止されるようになっている。したがって、第1中蓋21と第2中蓋22とは、はめ込みによって容易に一体化できるように構成されている。なお、第1中蓋21と第2中蓋22とを、相互に離間するように操作することで、係止部21eaが被係止部21eaから容易に離脱できるようになっている。すなわち、第1中蓋21と第2中蓋22とは、容易に着脱できるように構成されている。
【0048】
前記被係止体21eの被係止部21eaおよび係止体22iの係止部22iaにより、本実施形態の複数の中蓋2の相互に隣位する相互間を着脱可能に係止する係止手段23が構成されている。
【0049】
なお、係止手段としては、第1中蓋21と第2中蓋22の両者を相対回転させることによりスライド嵌合する構成、例えば、一方に溝を形成し、他方に溝を径方向内外から挟持可能な挟持体を設ける構成としてもよい。
【0050】
前記メッシュ内孔21c、第1中蓋小孔21dおよび第2中蓋小孔22hは、中蓋2を介してその上下の空間を連通するものであり、メッシュ内孔21c、第1中蓋小孔21dおよび第2中蓋小孔22hにより、本実施形態の中蓋2に通気性を付与するための通気孔24が形成されている。
【0051】
前記中蓋2に設ける第1中蓋小孔21dおよび第2中蓋小孔22hの形状としては、円形、半円形、楕円、半楕円、三角形、四角形、多角形、星形、ハート形、溝、湾曲溝、C字状、L字状などを単独もしくは組み合わせて用いることができる。また、一つの第1中蓋小孔21dの面積としては、3〜30平方ミリメートルとすることが好ましい。さらに、第1中蓋21に設ける第1中蓋小孔21dの数としては、1〜数十個とすることができる。また、第1中蓋小孔21dの配置パターンには、多種多様のバリエーションが可能である。なお、第1中蓋小孔21dと第2中蓋小孔22hとは、係止状態において第1中蓋小孔21dと第2中蓋小孔22hとが対向しないように、その配設位置をずらすことが、炊飯をより適正に行ことができるという意味で好ましい。
【0052】
また、前記第2中蓋22の中心部に形成されている内側筒板22gの内孔は、炊飯用の水を供給する際の内部供給孔として機能するようになっている。
【0053】
本実施形態における中蓋2は、ポリプロピレン、詳しくはポリプロピレンホモポリマーを素材とし、射出成型加工により、容器本体1の段部11によって下方から支持される大きさ、すなわち、中蓋2の外径寸法が容器本体1の開口端の内径寸法(段部11の外径寸法)と同等、もしくは若干小さい大きさで、肉厚が1.0mm程度となるように形成されている。また、第2中蓋22を第1中蓋21に載置した状態において、容器本体1の段部11に載置される中蓋2、詳しくは中蓋の外周部の全体の高さが20mm程度になるように形成されており、中蓋2の外周部の上面、詳しくは、第2中蓋22の外上板22cの上面と、容器本体1の開口端とが面一になるように形成されている。すなわち、第1中蓋21の外側板21bの高さ寸法と第2中蓋22の外上板22cの外周縁近傍の厚さ寸法とを加算した寸法が、容器本体1の開口端から段部11までの深さ寸法と等しくなるように形成されている。なお、後述するように、第2中蓋22の外上板22cの上面を容器本体1の開口端より若干高くする構成としてもよい。
【0054】
前記中蓋2の素材としては、電子レンジによる加熱、および炊飯時の蒸気により許容以上の熱変形を生じない耐熱性、耐加水分解性を有するとともに、炊飯温度において人体に有害な添加物が溶出しない食品衛生上安全なものであれば、特に限定されるものではない。このような素材としては、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、樹脂ラミネート紙などを挙げることができる。
【0055】
また、中蓋2としては、不織布、抄紙体のように、連続気泡を有する構成とし、中蓋2自身が通気性を具備するようにしてもよい。この場合、中蓋2に炊飯により発生する水蒸気を吸収させることもできる。さらに、第1中蓋小孔21dおよび第2中蓋小孔22hなどは必要に応じて形成すればよい。
【0056】
さらにまた、中蓋2としては、容器本体1の深さ方向に沿って2分割した構成の他に、単数としたり、3以上の複数に分割することもできる。
【0057】
本実施形態の中蓋2は、第1中蓋21と第2中蓋22とを係止手段23により一体化して容器本体1の内部に配置すると、図1に示すように、中蓋2と上蓋3との相互間、詳しくは第2中蓋22の第2中蓋基板22aと上蓋3の下面との相互間、および、中蓋2の相互間、詳しくは第1中蓋21の第1中蓋基板21aと第2中蓋22の第2中蓋基板221aとの相互間には、空間がそれぞれ形成されており、これらの空間を必要に応じて他の被加熱物Rを収納する収納空間25a,25bとして利用することができることができるようになっている。
【0058】
これらの収納空間25a,25bに収納される他の被加熱物Rとしては、炊飯に用いる水あるいは調味液などを加熱により開口する袋に詰めたものなどがあげられる。この場合、第2中蓋基板22aを円板状に形成することで、中心部の内孔を省くこともできる。また、本実施形態における中蓋2の相互間に設けられた収納空間25bには、図1に示すように、被加熱物Rではなく、環状に形成された吸水部材26が配置されている。この吸水部材26は、容器本体1の内部で発生する蒸気、例えば炊飯用の水から発生する水蒸気などを吸収させためのものであり、食品安全衛生上安全な素材、例えばシリコーンゴムなどの素材により形成されたスポンジが一般的に用いられる。
【0059】
なお、収納空間25(符号25は収納空間25aおよび収納空間25bを総称する)に収納するものとしては、被加熱物R、吸水部材26などの電子レンジでの加熱に必要な各種のものから、設計コンセプトなどの必要に応じて選択するとよい。このように、収納空間25を設けることで、容器本体1の内部空間を有効利用できる。
【0060】
前記上蓋3は、容器本体1に固着され容器本体1の開口端を閉塞するためのものであり、本実施形態の上蓋3は、円形のシート状に形成されている。また、上蓋3の外径寸法は、容器本体1の開口端を閉塞できる大きさ、例えばフランジ部12の水平部12aの外周縁を結ぶ外径寸法とほぼ等しい大きさに形成するとよい。さらに、上蓋3の引き剥がしを容易にするため、上蓋3の外周縁に、電子レンジでの加熱による炊飯後に上蓋3を容易に引きはがすための引き剥がし用の舌状部(図示せず)を設けてもよい。
【0061】
前記上蓋3には、図1に示すように、炊飯時の容器本体1の内部の圧力が上昇したときに、加熱容器Cの内部の圧力が一定の圧力を越えないように蒸気を外部に放出するための調圧手段31と、容器本体1の内部に炊飯用の水を供給するための再封止可能な注ぎ口となる給水口32が形成されている。また、調圧手段31は、上蓋3の中心から外れた位置に配置されており、給水口32は、上蓋3の中心位置に配置されている。
【0062】
本実施形態における上蓋3は、図9に示すように、厚さ25μm程度の二軸延伸ポリエステルシートからなる上蓋基材層3aと、厚さ30μm程度の無延伸ポリプロピレンからなる上蓋中間樹脂被覆層3bと、厚さ15μm程度のポリプロピレンからなる上蓋樹脂被覆層3cとを積層した層構造とすることにより形成されている。この上蓋3の上蓋樹脂被覆層3cを、図11に示すように、容器本体1のフランジ部12の水平部12aの上面との間でヒートシールさせることにより、容器本体1の開口端を閉塞するようにされている。そして、上蓋基材層3aと上蓋中間樹脂被覆層3bの2層部分を貫通して厚み方向に、打ち抜きあるいは切り込みによる小さな蒸気の抜き孔となる上蓋貫通孔3dが設けられている。
【0063】
前記上蓋基材層3aとしては、単層あるいは複層の樹脂シートが好適である。このような樹脂シートとしては、二軸延伸ポリアミドシート、二軸延伸ポリプロピレンシート、二軸延伸ポリエステルシート、無軸延伸ポリアミドシート、無軸延伸ポリプロピレンシート、無軸延伸ポリエステルシート、あるいはこれらと他の層との積層シートを用いるとよい。上蓋基材層3aの厚みは特に限定されないが、9〜50μm程度の範囲で用いるとよい。また、上蓋基材層3aとしては、紙やアルミニウムなどの金属箔を用いることもできる。
【0064】
前記上蓋中間樹脂被覆層3bおよび上蓋樹脂被覆層3cとしては、ポリオレフィン(ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレンなど)、ポリエステル、アクリル共重合体をはじめ、上蓋3とのヒートシールによる接合が可能な種々の樹脂の層が挙げられる。
【0065】
前記上蓋基材層3aに対する上蓋中間樹脂被覆層3bの積層は、共押出し、コーティング、エクストルージョンコーティング、ドライラミネートなどの各種の方法により行うことができる。上蓋中間樹脂被覆層3bは、単層であっても複層であってもよい。
【0066】
前記上蓋樹脂被覆層3cとしては、容器本体1(容器本体1を多層とした場合にはヒートシールを行う部位の表面に配置されている本体被覆層)の素材と同種の素材にするとヒートシールを容易かつ確実にできるという意味で特に好ましい。なお、上蓋3の上蓋樹脂被覆層3cと容器本体1との素材を、ヒートシールを行う部位において異種とする場合には、ヒートシールを行う部位の相互間における密着性のよい組み合わせを選択することが好ましい。
【0067】
前記上蓋中間樹脂被覆層3bの厚さとしては、12〜80μmの範囲とすることが好ましく、また、上蓋樹脂被覆層3cの厚さとしては、12〜40μmの範囲とすることが好ましく、12〜25μmの範囲が特に好ましい。
【0068】
前記上蓋樹脂被覆層3cは、上蓋中間樹脂被覆層3bとの密着性および製造工程などを勘案すると、上蓋基材層3aに上蓋中間樹脂被覆層3bを積層形成した中間積層体を得た後、打ち抜きあるいは切り込みによる上蓋貫通孔3dを設けるとともに、その上蓋中間樹脂被覆層3b上から全面に亘って(場合により上蓋貫通孔3dの形成箇所をとり囲む包範囲の領域のみを覆うように部分的に)エクストルージョンコーティングすることで形成されるのが現実的である。
【0069】
前記上蓋貫通孔3dは、打ち抜きあるいは切り込みにより設けられ、打ち抜きの場合には、円形、半円形、楕円形、長孔形、三角形、四角形、多角形などとすることができる。切り込みの場合には、アスタリスク状、十字形、C字形、Ω字形などのとすることができる。また、上蓋貫通孔3dは、1個ないし数個とするとよい。
【0070】
前記上蓋貫通孔3dの大きさ(切り込みの場合には開いた状態の大きさ)は、面積で5〜300平方ミリメートルの範囲が好ましく、10〜120平方ミリメートルの範囲が特に好ましい。この範囲より上蓋貫通孔3dの面積が小さいと、電子レンジによる加熱時に上蓋貫通孔3dを閉塞している上蓋樹脂被覆層3cが円滑に破裂しがたく、この範囲より上蓋貫通孔3dの面積が大きいと、その部分の強度が小さくなるので、流通過程において破裂し内部の密封性が損なわれる場合が生じ、また、加熱時に蒸らし効果が薄れる傾向がある。
【0071】
特に好ましい態様は、上蓋貫通孔3dの大きさが5〜300平方ミリメートルの円形あるいは円形に近似した形状とした打ち抜き孔であり、かつ中間積層体の上蓋中間樹脂被覆層3b上にエクストルージョンコーティングにより厚さ12〜40μm、好ましくは12〜25μmの上蓋樹脂被覆層3cを形成した場合である。このように上蓋貫通孔3dの大きさと、上蓋樹脂被覆層3cの厚さとを設定すると、バランスがとられ、加熱容器Cの密封性を確保しながら、電子レンジによる炊飯時に包装体Pの周縁、詳しくは上蓋3と容器本体1との接合部であるヒートシール部を破壊することなく上蓋貫通孔3dのみを破裂させることができる。
【0072】
前記上蓋貫通孔3dおよびこれを閉塞するように覆う上蓋樹脂被覆層3cにより、本実施形態の上蓋3に配設され容器本体1の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段31が構成されている。
【0073】
前記調圧手段31としては、本実施形態の上蓋貫通孔3dに限定されるものではなく、電子レンジでの加熱による炊飯に際して内圧が上昇したときに、自動的に蒸気を外部に逃がす、すなわち、容器本体1の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体1の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以内に保持する逆止弁などのような多種多様の構成から選択使用できる。
【0074】
本実施形態における上蓋3に設ける再封止可能な給水口32は、容器本体1の内部に炊飯に用いる水を供給するためのものであり、図10に示すように、上蓋3を厚さ方向に貫通する貫通孔32aを設け、この貫通孔32aの外部側に位置する開口端を塞ぐように強粘着性を具備するラベル33を上蓋3に貼着することにより構成されている。すなわち、貫通孔32aの外部側に位置する開口端が給水口32とされ、貫通孔32aを覆うように貼着されるラベル33が再封止手段とされている。なお、再封止可能な給水口32としては、密栓可能な栓タイプのものや、柔軟なシュートないしホッパー型で再封止可能なものなどを用いることもできる。
【0075】
前記炊飯に用いる水としては、本発明の加熱容器Cまたは電子レンジ加熱用包装体Pに付設したもの、消費者が普段使用している水道水あるいはボトル入りの水、各地の銘水、海洋深層水などを用いることができる。
【0076】
本実施形態の加熱容器Cは、容器本体1の段部11に中蓋2を装着した状態において、図11に示すように、中蓋2の外周部の上面、詳しくは、第2中蓋22の外上板22cの上面と、容器本体1の開口端とが面一に形成されている。このため、ヒートシールによって上蓋3を容器本体1に接合して包装体Pを形成すると、第1中蓋21の下面の外周部分が容器本体1の段部11と密着し、第2中蓋22の外上板22cの上面が上蓋3と密着し、中蓋2が上下方向へ移動するのを防止することができるとともに、中蓋2の下方で生じる炊飯時の蒸気が、中蓋2と容器本体1との固定部、すなわち、中蓋2の外周を通過して上蓋3側に漏洩するのを防止できるようになっている。
【0077】
前記中蓋2の上面と容器本体1の開口端とを面一に形成する構成により、本実施形態の中蓋2を容器本体1の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段41が構成されている。
【0078】
前記中蓋2の第1中蓋21の下面の外周部分を容器本体1の段部11に常に密着させる構成により、本実施形態の容器本体1の内部と中蓋2との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段42が構成されている。
【0079】
なお、密封手段42による密封性を向上させるため、第2中蓋22の外上板22cの上面を容器本体1の開口端より若干高くする構成としたり、第1中蓋21の下面と容器本体1の段部11との当接部分にガスケットを配設したり、第1中蓋21の下面と容器本体1の段部11との当接部分の少なくとも一方に環状の突起を設たりしてもよい。また、突起を中蓋2の外周部分と容器本体1の内壁との対向部分の一方に設ける構成としてもよい。
【0080】
また、炊飯に用いる被加熱物Rとしては、生の米や麦を例示できる。必要に応じて小豆、具などを併用することができる。被加熱物Rは、お米を水中でこすり合わせて洗う必要のない炊飯前の既洗米(洗い済みの米)であることが特に好ましい。被加熱物Rの量は、容器容量に応じて、5勺、8勺、1合、1合5勺、2合などというようにすることができる。
【0081】
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の電子レンジ加熱用包装体Pの作用について説明する。
【0082】
本実施形態の包装体Pは、市場に供給して流通に供することができる。この時、包装体Pは密閉されているので流通過程において内部が汚染されることがない。
【0083】
本実施形態の包装体Pを購入した消費者は、上蓋3の給水口32を覆っているラベル33を一部あるいは全部剥離し、給水口32から被加熱物Rの量に見合った所定量の水を注ぐ。すると、給水口32から注がれた水は、第2中蓋22の中心部に形成されている傾斜板22fおよび内側筒板22gによりロート状に形成された内部供給孔を上方から下方に通過して第1中蓋21の上面に流下する。この第1中蓋21の上面に流下した水は、第1中蓋21の皿状に形成されている第1中蓋基板21aの底部の中心部に設けられているメッシュ内孔21cを通過して容器本体1の底部に流下し、中蓋2の下方である容器本体1の底部に収納されている被加熱物Rとしての既洗米と混合する。そして、所定量の水を注ぎ終わったら、ラベル33を貼り直して上蓋3の給水口32を再封止した後、電子レンジに入れて加熱する。なお、再封止がラベル33以外の他の構成である場合には、それに見合った操作法をとる。
【0084】
そして、電子レンジで加熱することで炊飯が行われる。すなわち、電子レンジでの加熱により、加熱容器Cの内部に注入した水の温度が上昇して水蒸気が発生し、上蓋3によって覆われた容器本体1の内部である加熱容器Cの内部の圧力が上昇する。この場合、中蓋2の通気孔24である第1中蓋小孔21dの直上に第2中蓋小孔22hが配置されないようにその配置位置をずらしてあり、また、第1中蓋21の第1中蓋基板21aの上面と、第2中蓋22の第2中蓋基板221aとの相互間の内周側に吸水部材26が配設されているので、中蓋2を下方から上方へ向かって移動する水蒸気は、メッシュ内孔21cを通過したものは吸水部材26を介してから第2中蓋小孔22hを通過し、第1中蓋小孔21dを通過したものは第2中蓋小孔22hを通過することになる。すなわち、中蓋2を下方から上方へ向かって移動する水蒸気は、第1中蓋21と第2中蓋22との相互間において迷路状に通過するように形成してあるので、加熱容器C内に適度の圧力が得られ、おいしいご飯が炊けることになる。この時、中蓋固定手段41によって、中蓋2が容器本体1の内部の段部11に固定されていて上下に移動しないこと、および、密封手段42によって、水蒸気が中蓋2の外周と容器本体1の内壁との間を通過しないことにより、中蓋2を下方から上方へ向かって移動する時の水蒸気は、第1中蓋21と第2中蓋22との相互間を迷路状に通過し、その後、第2中蓋小孔22hを下方から上方へ通過して上蓋3側に通過できるようにされる。また、メッシュ内孔21cは、その下方に位置する被加熱物Rが中蓋2を下方から上方に向かって通過するのを確実に防止する。このため、メッシュの隙間の大きさを被加熱物Rの大きさより小さくすることが肝要である。
【0085】
そして、炊飯が進行し、加熱容器C内の圧力が所定の圧力に到達すると、上蓋貫通孔3dを覆っている上蓋中間樹脂被覆層3bが破れることで、上蓋3に設けてある調圧手段31が作動し、加熱容器C内の圧力を逃がすので、内容物が噴き出したり飛び散ったりするおそれがない。したがって、調圧手段31を設けることにより、加熱温度が高かったり、昇温速度が急で、内圧が予想外に高くなった場合であっても、何のトラブルも生じない。本実施形態における炊飯時間は、1合炊きの場合で約15分程度である。そして、炊飯終了後は、数分間放置して蒸らしを行う。この時、吸水部材26が水蒸気を吸収するので、蒸らし時における水滴がご飯に垂れるのを防止できるのでご飯がよりおいしくなる。このようにして炊飯されたご飯は、電気炊飯器で炊いたものと同等のおいしさを有する。
【0086】
また、炊飯されたご飯は、上蓋3を容器本体1から引きはがした後、中蓋2を容器本体1から取り外すことにより、食用に供される。
【0087】
なお、本実施形態の炊飯におけるお米の量と水の量と炊飯時間との関係について消費電力500Wの電子レンジにより調査したところ、お米の量をx(g)、水の量をy(g)、加熱時間をt(min)とした場合、お米と水の量との相互間においてy=2x、お米と加熱時間との相互間においてt=(x/10)+1の関係とすることが、おいしいご飯を炊くために必要であることが判明した。この試験結果に基づいて、電子レンジ加熱用包装体Pに収納するお米と水のそれぞれの量を設定することで、電子レンジでの加熱によるおいしいご飯の炊飯が確実にできることになる。
【0088】
また、本発明の包装体Pの内部に収納する被加熱物Rとしては、炊飯に用いるお米に限らず、焼売、中華饅頭などの蒸しものや、おでん種などの煮物の種を用いてもよい。すなわち、調理時において圧力および水蒸気を必要としたり、内圧および水蒸気を付与することで調理時間を短縮することのできる各種のものを被加熱物Rとして加熱容器Cの内部に収納した包装体Pとすることができる。
【0089】
このように、本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2を容器本体1の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段41と、上蓋3に配設され容器本体1の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段31とを有している構成とすることで、上蓋3が容器本体1の内部を密封しているので市場の流通に供することができる。さらに、容器本体1の底部に被加熱物Rを収納した状態で電子レンジによる加熱処理を行うと、中蓋固定手段41は、中蓋2を容器本体1に固定しているので、容器本体1の内部の圧力を保持させるように働く。また、調圧手段31は、容器本体1の内部の圧力が所定の圧力以上となった場合に作動して、容器本体1の内部の圧力を所定の値あるいは所定の圧力以下に保持するように働く。よって、電子レンジによる加熱時において、容器本体1の内部の圧力を容易かつ適正に制御できる。
【0090】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋固定手段41が、容器本体1の内部と中蓋2との固定部における流体である水蒸気の漏洩を防止する密封手段42を有する構成とすることで、電子レンジによる加熱時に、容器本体1の内部の圧力を容易かつ確実に保持できる。
【0091】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2と上蓋3との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間25aが設けられている構成とすることで、収納空間25aに多種多様のものを必要に応じて収納することができるので、容器本体1の内部空間を有効利用できる。
【0092】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2が、容器本体1の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段23によって一体化されている構成とすることで、容器本体1の内部への複数の中蓋2の装着を容易にできる。
【0093】
本実施形態の加熱容器Cによれば、複数の中蓋2の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間25bが設けられている構成とすることで、収納空間25bに多種多様の被加熱物Rを必要に応じて収納することができるので、容器本体1の内部空間を有効利用できる。
【0094】
本実施形態の加熱容器Cによれば、収納空間25の少なくとも1箇所に吸水部材26が配置されている構成とすることで、容器本体1の内部で発生する蒸気を吸収させることができる。
【0095】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2が、通気性を有している構成とすることで、中蓋2の上部の空間と下部の空間とを容易に連通できるとともに、容器本体1の中蓋2の下方に位置する空間、すなわち被加熱物Rが収納される空間の内圧が過度に上昇するのを防止できる。
【0096】
本実施形態の加熱容器Cによれば、通気性が、中蓋2に厚さ方向に貫通する複数の通気孔24、すなわち第1中蓋小孔21dおよび第2中蓋小孔22hを形成することによって付与されている構成とすることで、中蓋2の通気性を容易に得ることができる。
【0097】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋自身を通気性を具備する素材、詳しくは不織布、抄紙体のように、連続気泡を有する構成によって形成することによって、通気性を付与する構成とすることで、中蓋2の通気性を容易に得ることができる。
【0098】
本実施形態の加熱容器Cによれば、容器本体1の内壁に中蓋2を載置する段部11が形成されているので、中蓋2の位置決めを容易にできる。
【0099】
本実施形態の加熱容器Cによれば、中蓋2の外周部の上面と容器本体1の開口端とが面一に形成されているので、容器本体1の開口端を閉塞する上蓋3によって、容器本体1の段部11に載置されている中蓋2の上面を上から押えることができ、中蓋2の開口端側への移動を防止できる。
【0100】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋3が、容器本体1の開口端にヒートシールによって固着されている構成とすることで、容器本体1の内部を容易に密封できる。
【0101】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋3が、少なくとも上蓋基材層3aおよび上蓋樹脂被覆層3cを具備し、上蓋基材層3aには、厚さ方向に貫通する上蓋貫通孔3dが少なくとも1つ形成されており、上蓋樹脂被覆層3cは、上蓋貫通孔3dを覆うように形成されており、容器本体1の内圧の上昇により上蓋貫通孔3dを覆う部位の上蓋樹脂被覆部3cを破損可能とすることで調圧手段31が構成されている構成とすることで、上蓋3に調圧手段31を容易に配設できる。
【0102】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋基材層3aおよび上蓋樹脂被覆層3cの間に少なくとも一層の上蓋中間樹脂被覆層3bが設けられており、上蓋貫通孔3dが上蓋基材層3aおよび上蓋中間樹脂被覆層3bの両者を厚さ方向に貫通して設けられている構成とすることで、調圧手段31を上蓋3により確実に配設できる。
【0103】
本実施形態の加熱容器Cによれば、上蓋3が、再封止可能な給水口32を具備している構成とすることで、容器本体1の内部に対する給水を電子レンジによる加熱処理の直前に容易にできる。
【0104】
本実施形態の包装体Pによれば、包装体Pの加熱容器Cは、上蓋3が容器、詳しくは容器本体1の内部を密封している構成とされているので、市場の流通に供することができ、調圧手段31は、内部の圧力を容易に制御する。よって、被加熱物Rとしては、炊飯および蒸しものなどの調理に圧力を必要とするものを含め多種多様のものを用いることができる。
【0105】
本実施形態の包装体Pによれば、被加熱物Rが炊飯前の既洗米である構成とすることで、電子レンジによる炊飯が容易かつ適正にできる。さらに、吸水部材26を配置すると、吸水部材26は、蒸らし時における水滴がご飯に垂れるのを防止できるのでご飯がよりおいしくなる。
【0106】
本実施形態の包装体Pによれば、被加熱物Rがそれぞれ個別に収納される炊飯前の既洗米および炊飯に用いる水であり、この水が密封袋に収納されており、かつ密封袋が電子レンジによる加熱の初期に破裂し、既洗米と混合可能に形成されている構成とすることで、水を注入する操作を必要としないで、電子レンジによる加熱処理のみを行うという簡単な操作によって炊飯が容易にできる。
【0107】
つぎに、本実施形態の電子レンジ加熱用包装体Pの再使用方法について具体的に説明する。
【0108】
本発明の包装体Pは、再使用することができる。この包装体Pの再使用は、包装体Pの上蓋3と、この上蓋3が前記容器本体1の開口端を閉塞するように固着するための図示しない締結体とを別個に供給(別売)することにより行う。すなわち、電子レンジによる加熱処理に供された容器本体1と中蓋2とを再使用する。この場合、電子レンジによる加熱処理に供された前記被加熱物Rと同一の被加熱物Rを別個に供給(別売り)することが消費者による米の研ぎなどの手間を省くことができ、包装体Pの再使用をより容易にできるという意味で好ましい。また、再使用する容器本体1に対する新たな被加熱物Rの収納、再使用する中蓋2の装着、新たに供給される上蓋3の締結体による容器本体1への固着は、消費者によって行われることになる。なお、締結体としては、ドラム缶やペール缶などの蓋と本体との当接部の周囲を簡単な操作で密封固定することのできるクリップバンド、帽子の大きさを調整するアジャスター様のものを例示できる。
【0109】
また、包装体Pを再使用するにあたり、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物Rである既洗米と異なる被加熱物Rが、使用者により使用に供された容器本体1に供給(収納)されてもよい。このような被加熱物Rとしては、異なる種類のお米の既洗米や、焼売、肉饅頭などの蒸しものや、おでんなどの煮物を例示することができる。これにより、使用に供された包装体Pの少なくとも一部である容器本体1および中蓋2の再使用を容易にできるとともに、再使用時の電子レンジによる加熱処理に、多種多様の被加熱物Rを供することができる。
【0110】
このように、本実施形態の包装体Pの再使用方法によれば、包装体Pの上蓋3と、この上蓋3が容器本体1の開口端を閉塞するように固着するための締結体とを個別に供給することにより、使用に供した包装体Pの容器本体1および中蓋2が再使用される構成とすることで、使用に供された包装体Pの容器本体1および中蓋2を確実に再使用できる。
【0111】
本実施形態の包装体Pの再使用方法によれば、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物Rと同一の被加熱物Rが別個に供給される構成とすることで、使用に供された被加熱物Rと同一の被加熱物Rの電子レンジによる加熱処理を、使用に供された包装体Pの容器本体1および中蓋2を再度用いて容易に実施できる。
【0112】
本実施形態の包装体Pの再使用方法によれば、電子レンジによる加熱処理に供された被加熱物Rと異なる被加熱物Rが、使用者により使用に供された容器本体1に供給される構成とすることで、使用に供された被加熱物Rと異なる被加熱物Rの電子レンジによる加熱処理を、使用に供された包装体Pの容器本体1および中蓋2を再度用いて容易に実施できる。
【0113】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。また、本発明は、将来、宇宙食に適用することもできるであろう。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電子レンジ用加熱容器および電子レンジ加熱用包装体によれば、市場の流通に供することができ、かつ電子レンジでの加熱により、内部に収納してある被加熱物の加熱処理である調理を容易かつ適正に実施できるなどの極めて優れた効果を奏する。
【0115】
また、本発明に係る電子レンジ加熱用包装体の再使用方法によれば、使用に供された電子レンジ加熱用包装体の少なくとも一部の再使用を容易に行うことができるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子レンジ用加熱容器が適用される電子レンジ加熱用包装体の実施形態の要部を示す断面図
【図2】 図1の電子レンジ用加熱容器の容器本体を示す断面図
【図3】 図1の電子レンジ用加熱容器の第1中蓋を示す断面図
【図4】 図3の平面図
【図5】 図1の電子レンジ用加熱容器の係止手段による第1中蓋と第2中蓋との係止状態を示す要部の部分拡大断面図
【図6】 図1の電子レンジ用加熱容器の第2中蓋を示す断面図
【図7】 図6の平面図
【図8】 図6の下面図
【図9】 図1の電子レンジ用加熱容器の上蓋の要部を調圧手段とともに示す拡大部分断面図
【図10】 図1の電子レンジ用加熱容器の上蓋の要部を給水口とともに示す拡大部分断面図
【図11】 図1の電子レンジ用加熱容器の容器本体と上蓋とのヒートシール状態を示す部分拡大断面図
【符号の説明】
1 容器本体
2 中蓋
3 上蓋
3a 上蓋基材層
3b 上蓋中間樹脂被覆層
3c 上蓋樹脂被覆層
3d 上蓋貫通孔
11 段部
12 フランジ部
21 第1中蓋
21c メッシュ内孔
21d 第1中蓋小孔
21e 被係止体
21ea 被係止部
22 第2中蓋
22h 第2中蓋小孔
22i 係止体
22ia 係止部
23 係止手段
24 通気孔
25、25a、25b 収納空間
26 吸水部材
31 調圧手段
32 給水口
32a 貫通孔
33 ラベル
41 中蓋固定手段
42 密封手段
C 電子レンジ加熱用容器
P 電子レンジ加熱用包装体
R 被加熱物

Claims (20)

  1. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、
    前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、
    前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し
    前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、
    前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられていることを特徴とする電子レンジ用加熱容器。
  2. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、
    前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、
    前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し、
    前記中蓋固定手段が、前記容器本体の内部と前記中蓋との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段を有し
    前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、
    前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられていることを特徴とする電子レンジ用加熱容器。
  3. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、
    前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、
    前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し、
    前記中蓋と前記上蓋との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられており、
    前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、
    前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられていることを特徴とする電子レンジ用加熱容器。
  4. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物を収納可能な有底の容器本体と、この容器本体の内部に配置される中蓋と、前記容器本体に固着され前記容器本体の開口端を閉塞する上蓋とを有する電子レンジ用加熱容器であって、
    前記中蓋を前記容器本体の内部の所定位置に固定する中蓋固定手段と、
    前記上蓋に配設され前記容器本体の内部の圧力を所定の圧力に保持するための調圧手段とを有し、
    前記中蓋固定手段が、前記容器本体の内部と前記中蓋との固定部における流体の漏洩を防止する密封手段を有し、
    前記中蓋と前記上蓋との相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられており、
    前記中蓋が、前記容器本体の深さ方向に複数に分割されているとともに相互間を係止する係止手段によって一体化されており、
    前記複数の中蓋の相互間に、少なくとも1箇所の収納空間が設けられていることを特徴とする電子レンジ用加熱容器。
  5. 前記収納空間の少なくとも1箇所に吸水部材が配置されていることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  6. 前記中蓋が、通気性を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  7. 前記通気性が、前記中蓋に厚さ方向に貫通する複数の通気を形成することによって付与されていることを特徴とする請求項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  8. 前記通気性が、前記中蓋自身を通気性を具備する素材によって形成することによって付与されていることを特徴とする請求項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  9. 前記容器本体の内壁に、前記中蓋を載置する段部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  10. 前記中蓋の外周部の上面と前記容器本体の開口端とが面一に形成されていることを特徴とする請求項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  11. 前記上蓋が、前記容器本体の開口端にヒートシールによって固着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  12. 前記上蓋が、少なくとも上蓋基材層および上蓋樹脂被覆層を具備し、前記上蓋基材層には、厚さ方向に貫通する上蓋貫通孔が少なくとも1つ形成されており、前記上蓋樹脂被覆層は、前記上蓋貫通孔を覆うように形成されており、前記容器本体の内圧の上昇により前記上蓋貫通孔を覆う部位の上蓋樹脂被覆層を破損可能とすることで前記調圧手段が構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  13. 前記上蓋基材層および上蓋樹脂被覆層の間に少なくとも一層の上蓋中間樹脂被覆層が設けられており、前記上蓋貫通孔が前記上蓋基材層および上蓋中間樹脂被覆層の両者を厚さ方向に貫通して設けられていることを特徴とする請求項12に記載の電子レンジ用加熱容器。
  14. 前記上蓋が、再封止可能な給水口を具備していることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器。
  15. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物が電子レンジ用加熱容器に収納されている電子レンジ加熱用包装体であって、
    前記電子レンジ用加熱容器が請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の電子レンジ用加熱容器であることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体。
  16. 前記被加熱物が炊飯前の既洗米であることを特徴とする請求項15に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  17. 前記被加熱物がそれぞれ個別に収納される炊飯前の既洗米および炊飯に用いる水であり、この水が密封袋に収納されており、かつ密封袋が電子レンジによる加熱の初期に破裂し、前記既洗米と混合可能に形成されていることを特徴とする請求項15に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  18. 電子レンジによる加熱処理に供される被加熱物が電子レンジ用加熱容器に収納されている電子レンジ加熱用包装体の再使用方法であって、
    前記電子レンジ加熱用包装体が請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用包装体であり、
    前記電子レンジ加熱用包装体の上蓋と、この上蓋が前記容器本体の開口端を閉塞するように固着するための締結体とを別個に供給することにより、使用に供した前記電子レンジ加熱用包装体の容器本体および中蓋が再使用されることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体の再使用方法。
  19. 電子レンジによる加熱処理に供された前記被加熱物と同一の被加熱物が別個に供給されることを特徴とする請求項18に記載の電子レンジ加熱用包装体の再使用方法。
  20. 電子レンジによる加熱処理に供された前記被加熱物と異なる被加熱物が、使用者により使用に供された前記容器本体に収納されることを特徴とする請求項18に記載の電子レンジ加熱用包装体の再使用方法。
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