JP3182104U - 食品包装体および加熱用包装食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気の膨張や蒸気発生による袋の破裂を防止でき、しかも、大気圧よりも高い圧力下で加熱することができる食品包装体および加熱用包装食品を提供する。
【解決手段】食品包装体1は、包装体本体部2と、包装体本体部2に設けられた空気排出孔3と、空気排出孔3をふさぐ圧力調整シールを有し、包装体本体部2と圧力調整シールの接着面には弱粘着性部4aと、弱粘着性部4aの両側に設けられ弱粘着性部4aよりも粘着性が強い強粘着性部4bがあり、空気排出孔の外周には強粘着性部に入らない部分がある。
【選択図】図1

Description

この考案は、電子レンジでの加熱に適した加熱用包装食品およびこれに用いる 食品包装体に関する。
プラスチックの包装体で包装された冷凍食品では、包装されたまま電子レンジで加熱できるものが製造販売されている。このような冷凍食品では、加熱による蒸気の発生で内圧が上昇して袋が破裂するのを防止するために、予めフォークなどで袋に孔を開けるようになっている。また、小さな孔が開けられた内袋に食品を包装し、さらにそれを外袋で密封しておき、使用時には外袋を取り除いて加熱するものもある。
特許文献1や特許文献2には、内容物を充填しやすく、内容物がこぼれることなく安全に加熱調理できる電子レンジ加熱用包装袋として、ポイントシール部の最下部より速やかに蒸気が排出され、自動的に内圧を低下させることが記載されている。ポイントシール部は、また、ベタシールや内部に未シール部を設けたものが記載されている。
特許文献3には、底部形状を安定した形状に保つ自立包装袋が記載されており、所定の圧力が越えるとシール部が破断して圧力を解放する蒸気抜きシール部が設けられている。この蒸気抜きシールは、環状の外シール部と、外シール部によって囲まれる領域に設けられる貫通孔あるいは半貫通孔等の開口部とを有する構成である(同文献0021段落)。
特開2005−306426号公開特許公報 特開2005−324846号公開特許公報 特開2005−306426号公開特許公報
従来の冷凍食品のように、あらかじめ袋に孔を開けておけば蒸気を逃すことができ、袋の破裂を防止することができる。しかし、孔によって袋の内部は外気と通じているので、袋の内部も大気圧状態である。
特許文献1〜3に記載されている電子レンジ加熱用包装袋は、加熱前は密封状態である。しかし、加熱により蒸気が発生するとシールが剥がれ、やはり袋の内部は大気圧状態になる。したがって、大気圧以上の圧力を加えた状態で加熱を続けることができない。しかも、加熱中に大量の蒸気の排出が続き、多くの熱量も袋の外に失われる。
この考案は、空気の膨張や蒸気発生による袋の破裂を防止でき、しかも、大気圧よりも高い圧力下で加熱することができる食品包装体および加熱用包装食品を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、この考案の食品包装体は、包装体本体部と、包装体本体部に設けられた空気排出孔と、空気排出孔をふさぐ圧力調整シールを有し、包装体本体部と圧力調整シールの接着面には弱粘着性部と、弱粘着性部の両側に設けられ弱粘着性部よりも粘着性が強い強粘着性部があり、空気排出孔の外周には強粘着性部に入らない部分がある。包装体本体部は左右の両縁部に接続部を有する封筒状のプラスチック袋とすることにより、テトラパックを形成することができる。
また、この考案の加熱用包装食品は、上述の包装体本体部で食品を密封したものである。特に包装体本体部は左右の両縁部に接続部を有する封筒状のプラスチック袋により食品を包装し、包装体本体部の上辺部が下辺部に対して直角な方向に閉じ合わされテトラパックに形成されている。
この考案の食品包装体は、内圧が上昇したときに内部の空気を排出することにより包装体の破裂を防止できるとともに、外気よりも高い圧力を保ち続けることができ、効果的な加熱調理ができるという効果を有する。
食品包装体を示す平面図である。 圧力調整シールを示す拡大平面図である。 加熱用包装食品を示す斜視図である。
この考案を実施するための形態について図面に基づいて説明する。図1は食品包装体を示す平面図である。食品包装体1は、包装体本体部2と、包装体本体部2に設けられた空気排出孔3と、空気排出孔3をふさぐ圧力調整シール4を有する。
包装体本体部は、食品を密封状態で収納でき、しかも加熱できるものであれば、さまざまなものが使用できる。プラスチックシートにより作られたものでもよく、紙とプラスチック材の複合シートなどでもよい。
図1に示す例では、包装体本体部は左右の両縁部に接続部5を有する封筒状のプラスチック袋である。下辺部6はプラスチックシートの折り返し部である。この状態では、上辺部7は開口している。左右の両縁部に接続部5は熱圧着で成形されている。また、上の両隅にはそれぞれ円の四分の一の形状の切り込み8が設けられている。
包装体本体部の中心線上に空気排出孔3が設けられている。空気排出孔3の形状に特に制約はないが、ここでは円形の孔が設けられている。この空気排出孔3は概ね包装体本体部2の中央あるいはそれより若干下方に設けられている。また、空気排出孔3はどちらか一方のシート面に設けてもよく、両方に設けてもよい。
図2は圧力調整シールの取り付け部を示す拡大平面図である。圧力調整シールは弾性を有するプラスチック板よりなる。包装体本体部2と圧力調整シール3の接着面には圧力調整シールは弱粘着性部4aと強粘着性部4bがある。
図2(a)に示す例では、弱粘着性部4aは中央部に帯状に形成されている。この弱粘着性部4aにおいては、接着性はやや弱く、ある程度強い圧力が内側からかかると剥離するようになっている。この弱粘着性部4aの左右両側には、やはり帯状に強粘着性部4bが形成されている。この強粘着性部4bにおいては、弱粘着性部4aよりも接着性が強くなっている。
空気排出孔3の外周には強粘着性部4bに入らない部分がある。図2の例では、空気排出孔3は完全に弱粘着性部4aの中に入っていて、強粘着性部4bにかかる部分はない。しかし、弱粘着性部4aの中に入っていていない部分があれば、一部強粘着性部4bにかかっていてもよい。
図2(b)には圧力調整シールの別の例を示す。この例では、弱粘着性部4aと強粘着性部4bに加えて、接着剤が塗布されていない非接着部4cが圧力調整シールの中心部に形成されている。そして、空気排出孔3は非接着部4cの中に入っていている。
次に、この考案の加熱用包装食品の例について説明する。図3は加熱用包装食品を示す斜視図である。加熱用包装食品10は、包装体本体部2と圧力調整シール3の接着面に弱粘着性部4aと強粘着性部4bを有する食品包装体で食品xを密封したものである。
食品としては、たとえば冷凍食品、惣菜などの加工食品があり、この例ではゆでた枝豆である。
食品包装体1は図1に示したものを使用している。食品包装体にゆでた枝豆などの食品xを入れ、上辺部7を閉じる。このとき、上辺部7を図1に示した状態で閉じてピロー状の包装にしてもよいが、図3の例においては、中心線CLで上辺部7を折り返し、上辺部7が下辺部6に対して直角な向きになるように閉じ合わせている。こうして、四面体状のテトラパックが形成される。
形成された四面体の内の2つの面11では、食品包装体1の両縁部にあった接続部5が中央に沿って現れる。また、食品包装体1の上隅にあった切り欠き8が新たな上辺部7の中央に現れて半円状の切り欠きを形成し、接続部5の上に位置する。
空気排出口3および圧力調整シール4は、接続部5がある面11とは異なる面12の中心付近に現れる。この面12を商品の正面となるように、商品名や図形などを印刷しておくことができる。加熱用包装食品10を店頭に陳列するときは、この面11が見えやすいように置く。
つぎに、この加熱用包装食品10の加熱方法について説明する。消費者は、この加熱用包装食品10を電子レンジに入れて、そのまま加熱することができる。このとき、空気排出口3および圧力調整シール4が下にならないように置く。食品包装体の両側に空気排出口3および圧力調整シール4を設けておけば、どのようにおいても一つの空気排出口3および圧力調整シール4は上向きになる。
加熱が始まると、内部の空気が膨張し、さらに蒸気が発生することにより食品包装体の内圧が上昇する。これにより、圧力鍋のように高い圧力で食品を加熱・調理することができる。そして、内圧が上昇し、弱接着性部4aの接着力を上回ると弱接着性部4aにおいて、圧力調整シール4が包装体本体部2の表面から剥離する。一方、強接着性部4bは、接着したままである。上昇した内圧により圧力調整シール4が弱接着性部4aにおいて浮き上がり、圧力調整シール4の外部に通じる気体の流路が形成される。この流路を通って、内部の空気や蒸気が外へ排出されるので、内圧はこれ以上上昇せず、食品包装体の破裂は防止される。
しかし、空気や蒸気が外へ排出されても食品包装体の内圧は大気圧までには下がらない。圧力調整シール4は完全には剥離せず、弱接着性部4aの両側にある強接着性部4bにおいて接続されているので、内圧が低下すれば圧力調整シール4は弾性により復元し、空気排出口3は閉じられる。こうして、圧力調整シール4は圧力鍋の圧力弁のように作用し、食品包装体の内圧は大気圧より高い状態に保たれる。内部の食品は高温・高圧の空気や蒸気にさらされて効率的に加熱される。したがって、少ないエネルギー消費で短時間に加熱・調理することができる。
加熱を終えたら、加熱用包装食品10を電子レンジから取り出し、開封する。本例では、上辺部7をつまんで、左右に引っ張ることにより開封する。上辺部7の中央には切り欠き8が形成されているので、ここから簡単に切り裂くことができる。接続部5が切り離され、完全に開封される。開封されたとき、食品包装体は受け皿の形状となるので、そのまま中の食品を取り出して食べることができる。
この食品包装体1および加熱用包装食品10は簡単な構造であり、高価な部材を使用しておらず、低コストで実施することができる。
1.食品包装体
2.包装体本体部
3.空気排出孔
4.圧力調整シール
4a.弱接着性部
4b.強接着性部
5.接続部
6.下辺部
7.上辺部
8.切り欠き
10.加熱用包装食品
11.接続部のある面
12.圧力調整シールのある面
x.食品

Claims (4)

  1. 包装体本体部と、包装体本体部に設けられた空気排出孔と、空気排出孔をふさぐ圧力調整シールを有し、
    包装体本体部と圧力調整シールの接着面には弱粘着性部と、弱粘着性部の両側に設けられ弱粘着性部よりも粘着性が強い強粘着性部があり、
    空気排出孔の外周には強粘着性部に入らない部分がある食品包装体。
  2. 包装体本体部は左右の両縁部に接続部を有する封筒状のプラスチック袋である請求項1に記載の食品包装体。
  3. 請求項1に記載の包装体本体部により密封された加熱用包装食品。
  4. 請求項2に記載の封筒状の包装体本体部により密封された加熱用包装食品であり、上辺部が下辺部に対して直角な方向に閉じ合わされテトラパックに形成されている加熱用包装食品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD811240S1 (en) 2016-08-08 2018-02-27 Mito Saien Corporation Packaging container
JP2020192999A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 大日本印刷株式会社 包装材料並びに袋及び包装体

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