JP3497565B2 - 電磁調理用食品ケース - Google Patents

電磁調理用食品ケース

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JP3497565B2 JP15909294A JP15909294A JP3497565B2 JP 3497565 B2 JP3497565 B2 JP 3497565B2 JP 15909294 A JP15909294 A JP 15909294A JP 15909294 A JP15909294 A JP 15909294A JP 3497565 B2 JP3497565 B2 JP 3497565B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷凍食品や保存食品、
あるいは冷えた米飯のような食品を電子レンジで再加熱
して食膳に供するための加熱ケースに関するもので、特
に、それら食品を包装し加熱する手順を容易にするため
の電磁調理用食品ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍食品などを加熱調理する手段
として電子レンジは日常生活で慣用されている。また、
その電子レンジは無水加熱であるため、食品がの水分が
蒸発して粘りのないものになる傾向があった。また、そ
のような不具合を解消すべく、食品ケースの中に予め水
を蓄えておき、それを蒸発させることとも考慮された
が、その水を適当な量だけ食品に加えることが容易でな
かった。
【0003】そこで、出願人はそのような不具合を解消
する技術を先に開示した(特開平5−268885号公
報および特開平5−268885号公報)。すなわち、
閉じ蓋を有する箱体に食品と容器に入れた水、あるいは
水を浸した吸水紙を入れて閉じ、次いで、これを電子レ
ンジに入れて双方を加熱し、食品を熱するとともに吸水
紙の水を加熱し、その蒸発した水によって内部の食品を
蒸し上げるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、単に水を容器や食品ケースの凹所に入れて置いた
り、吸水紙を使用する場合にも、吸水紙に水を浸して容
器の内部に置いたり、容器の内面に張ったりしたので、
これらを電子レンジで加熱したとき、蒸気の発生するま
での時間が長くかかったり、蒸気が十分に食品に回らな
いなど、機能上の問題を有していた。さらに、使用に際
して水に浸した吸水紙を食品ケースの内部に設置するの
が容易でなく、底面に置いたりしていたので、蒸気の発
生および発生した蒸気がケース内を充たすまでの時間が
長くなった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
消すべく、食品を入れる受け箱とその受け箱の上面開口
部に被せる覆い蓋を備え、覆い蓋の内面に吸水紙を支持
するための補助蓋を着脱自在に設け、覆い蓋と補助蓋と
の間に形成される空間を受け箱の内部に連通させてあ
る。具体的には、これに加えて、覆い蓋は周縁に係合部
を設けると共に、前記受け箱と補助蓋とに前記係合部に
係合および係脱可能な係止部を設けてあり、また、覆い
蓋は受け箱の開口部より大きく作られ、その内面に受け
箱と同じ形の補助蓋を受け箱と向い合わせに配してあ
る。更に、覆い蓋は受け箱より大きく作られ、その内面
に受け箱と同じ形の補助蓋を受け箱と向い合わせに配す
るとともに、前記補助蓋はその頂面に受け箱内に開く通
気孔を形成してある。
【0006】
【作用】補助蓋は受け箱と同じ形をなし、同じ成形型に
よって成形された後、その中央部に通気孔を穿設して補
助蓋とされる。使用に際しては、まず、受け箱に食品を
入れ、その上に補助蓋を向かい合わせて重ね合わせる。
ついで、その上に水を浸した吸水紙を置く。そして、そ
の上らか覆い蓋を被せ、覆い蓋の周縁に設けた係合部
に、受け箱と補助箱とに設けた係止部を係合させれば、
それらは相互関係が固定され、吸水紙は覆い蓋の内面に
補助蓋によって支持される。この状態で電子レンジによ
り加熱すると、吸水紙に含ませた水が蒸発し、通気孔を
経て食品の上面に一様に作用して、食品に加水する。吸
水紙に吸水された水は吸水紙の上下の面から同時に蒸発
するので、蒸気の発生する当初の蒸発量が多く、急速に
容器の内部を蒸気で充填する。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図中、10はこの発明に係る電磁調理用の食品ケ
ースである。食品ケース10は合成樹脂を発泡させて成
形したもので、全体として略四角形に形成されている。
丁度、スーパーマーケットで野菜や魚類を包装するのに
使われる四角形のトレイの2個を向かい合わせて固定し
たような形状をなしている。食品ケース10をなす合成
樹脂は、無架橋の押出し発泡体であり、140℃の耐熱
性を有している。
【0008】すなわち、食品Fを入れる受け箱11と、
その受け箱11の上面に開く開口部11aを覆う覆い蓋
12を備えており、それらはが薄い皿形をなしている点
は前述の通りで、その寸法はおよそ縦13cm、横10
cm、厚さ4cmであり、覆い蓋12はそれより一回り
大きく作られている。
【0009】覆い蓋12は同様に下面が開くトレイ状の
四角形をなし、その内面には、その内面と略相似形をし
た補助蓋15が、下方に開く形で重ね合わされている。
すなわち、覆い蓋12は補助蓋15と略相似形をなし、
それより大きく作られている。前記覆い蓋12と補助蓋
15との間には薄く広い隙間が形成され、その隙間は吸
水紙17を収容するための収容空間とされる。なお、補
助蓋15は前記受け箱11と略同形の輪郭を持ってお
り、後述する通気孔18を有する点でのみ相違してい
る。この実施例の吸水紙は1枚が100cmであり、
この紙が吸収する水の量はおよそ5gである。
【0010】18は前記収容空間16を受け箱11内に
連通させる通気孔である。通気孔18は補助蓋15の頂
部に形成されている。すなわち、補助蓋15や受け箱1
1にはその頂面あるいは底面が略板厚程度、四角形に外
方へ膨出しており、通気孔18はその膨出した部分に2
個が形成されている。このように、膨出させた箇所に通
気孔を設けることにより、膨出部の背面は吸水紙17が
室内に露出するので、蒸発面が増加する利点がある。
【0011】次に、前記覆い蓋12と補助蓋15、ある
いは覆い蓋12と受け箱11とを相互に固定する固定手
段について説明する。前記覆い蓋12はその周縁の開口
部に鍔部12aが形成され、鍔部12aは周縁の全周に
亘って外側へ拡がって設けられている。そして、覆い蓋
12はその鍔部12aのつけ根の部分に透孔12bが形
成されており、透孔12bは補助蓋15に対して係合お
よび係脱が可能な係止部をなしている。
【0012】これに対して、受け箱11と補助蓋15に
は係合突起11b、15aが形成されている。すなわ
ち、係合突起11b、15aは受け箱11と補助蓋15
の周縁に形成れており、前記透孔(係止部)12bに挿
通されて係合したり、抜脱して係脱される、すなわち、
係合部が形成されている。かくて、受け箱11と補助蓋
15は周縁を手で挟んで押し縮めるることによって前記
係合突起11b、15aを後退させ、覆い蓋12側の透
孔(係止部)12bの前面に案内した上で、手を離せば
前記係合突起11b、15a(係合部)が前進して透孔
(係止部)12bに挿通し係合する。
【0013】図3は、食品ケース10に食品Fたる米飯
を詰めて市販される一例を示す。すなわち、受け箱11
の中に食品Fを詰め、透明ラップ19をかけ受け箱の縁
11cに粘着させ、その上から覆い蓋12を被せてあ
る。また、収容空間16には吸水紙17が収めてある。
そこで、食用に際しては前記透明ラップ19を取り除
き、吸水紙17を水に浸して、調理するものである。
【0014】この実施例は以上のように構成されている
ので、これを用いて食品Fを蒸かすには、まず、受け箱
11に食品Fを入れ、補助蓋15を被せる。これによっ
て、それぞれに設けられた係合突起11b、15aが重
ね合わされる。ついで、吸水紙17に水を含ませ補助蓋
15の上に載せ、受け箱11を掌に載せてその上から覆
い蓋12を被せる。そして、受け箱11をもった側の指
で周縁を抑え、前記したように係合突起11b、15a
を後退させて、覆い蓋12に設けた透孔(係止部)12
bに係合する。かくて、加熱の準備が完了する。
【0015】食品ケース10をこの状態で電子レンジに
入れて加熱すると、電子レンジの電磁波は食品ケース1
0を透過して、水分を含む食品Fに直接作用し、これを
加熱すると同時に、水を含ませた吸水紙17を加熱す
る。吸水紙17に含まれた水は吸水紙17の形態に倣っ
て薄い状態にあるため、迅速に加熱されて沸騰し、その
表面から蒸気を放出する。放出された蒸気は通気孔18
を経て受け箱11内に入り、内部を蒸気の雰囲気とする
ので、食品Fはその蒸気を吸収し、あるいは、内部の水
分の蒸発量が減じるから、水分を減じることなく蒸し上
げられ、その食味の劣化が最少に止められる。
【0016】なお、上記実施例では、平面形状が四角形
のトレイ形をした例を示したが、この発明はこれに限ら
ず、平面形状が円形その他、異形の場合にも適用でき
る。また、吸水紙17の収容空間は覆い蓋12と補助蓋
15との間の空間を示しているが、一層多量の蒸気を必
要とするときは、この他に受け箱11の内部に置くこと
もできる。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように、吸水紙17か
ら水分が蒸発する迄の時間が最短となり、食品F中の水
分が蒸発するのを最少にすることができる。よって、電
子レンジによる加熱で食品Fの食味を低下させることが
ない。また、吸水紙の設置位置や態様が予め準備されて
いるので、その調理のため手順が簡略となる便宜がある
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、食品ケース
の断面図である。
【図2】その食品ケースに食品を詰め、蓋を開いた状態
を示す外観図である。
【図3】食品ケースに食品が詰められて販売される状態
の、食品と食品ケースの外観図である。
【符号の説明】
10・・・・(電磁調理用の)食品ケース 11・・・・受け箱 11a・・・開口部 11b・・・係合突起(係合部) 11c・・・縁部 12・・・・覆い蓋 12a・・・鍔部 12b・・・透孔(係止部) 15・・・・補助蓋 15a・・・係合突起(係合部) 16・・・・収容空間 17・・・・吸水紙 18・・・・通気孔 19・・・・透明ラップ F・・・・食品
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−226477(JP,A) 特開 昭63−108123(JP,A) 実開 平2−34483(JP,U) 実開 平3−23087(JP,U) 実開 平5−67287(JP,U) 特公 平6−84185(JP,B2) 実公 平7−48195(JP,Y2) 特許2757100(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/34 A47J 36/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を入れるため上面が開口した受け箱
    と、その受け箱の上面開口部に被せる覆い蓋を備え、覆
    い蓋の内面に吸水紙を支持するための補助蓋を着脱自在
    に設け、覆い蓋と補助蓋との間に形成される空間を受け
    箱の内部に連通させてなる電磁調理用食品ケース。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記覆い蓋は補助蓋に
    対して係合および係脱が可能な係止部を設けてなる電磁
    調理用食品ケース。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記覆い蓋は周縁に係
    止部を有し、前記補助蓋と受け箱とに前記係止部と係合
    および係脱が可能な係合部を設けてなる電磁調理用食品
    ケース。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記覆い蓋は受け箱の
    開口部より大きく作られ、その内面に受け箱と同じ形の
    補助蓋を受け箱と向い合わせに配し、てなる電磁調理用
    食品ケース。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記覆い蓋は受け箱よ
    り大きく作られ、その内面に受け箱と同じ形の補助蓋を
    受け箱と向い合わせに配するとともに、前記補助蓋はそ
    の頂面に受け箱内に開く通気孔を形成してなる電磁調理
    用食品ケース。
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GB0026401D0 (en) * 2000-10-28 2000-12-13 R & B Dunstable Ltd Packaging for food product
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JP2757100B2 (ja) 1992-10-07 1998-05-25 日本水産株式会社 電子レンジ調理用揚げ麺食品の加熱調理方法

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