JP3132231U - 接地安定盤付き刈込鋏 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の刈込鋏を用いて雑草刈り作業をする場合に、切刃を地面に当てて刃を損傷してしまったり、切刃の止め軸のボルト及びナットが地面にこすり付けられて磨耗する不都合と、切刃を損傷しないように地面に対して水平に保って草刈り作業をすると無理な姿勢になり、作業者に負担がかかる不都合を解消すること。
【解決手段】 刈込鋏の切刃の止め軸の下側に、金属製の接地安定盤を取り付けることと、刈込鋏の柄を２段階に曲げた毛絵以上にすることにより、この問題を解決する。
【選択図】図１

Description

本考案は、草刈作業の作業機能を向上させる、接地安定盤付き刈込鋏に関するものである。

従来、雑草刈りを行う場合、草刈鎌を用いることが多いが、特に集団で草刈りを行う場合には、誤って自分や隣の作業者を草刈鎌で傷つけてしまう危険性が高く、草刈鎌の使用は敬遠される傾向にある。そこで、より安全な作業のできる刈込鋏を草刈作業に使う機会が増えてきている。

１） 従来の刈込鋏で草を根元から刈ろうとすると、切刃を地面に当ててしまい、刃を損傷することが多く、また切刃の止め軸のボルトやナットが地面にこすり付けられて磨耗してしまう。
２） 従来の刈込鋏で、切刃を地面に当てないように、切刃を地面に対して水平に保って草刈りをするためには、腰を極端に低くした姿勢で作業しなければならず、作業者の負担になる。

１） 切刃の止め軸の下に、軸ボルト及びナットの保護を兼ねた金属製の接地安定盤を取り付ける。
２） 草を根元から切りやすいように、柄を２段階に曲げた形にする。

１） 接地安定盤を地面に接地させた状態で、地面の上を水平に滑らせるようにして草刈り作業ができ、誤って切刃を地面に当てて刃を損傷することが防げるので、安心して草刈り作業ができる。また、切刃の止め軸の下側のボルトやナットが地面にこすり付けられて磨耗することもない。
２） 柄を２段階に曲げることで、切刃を地面に対して水平に保って草刈りをする場合、従来の刈込鋏を使用するより、柄を把持する位置が地面から高くなるので、腰を極端に低くした姿勢で作業する必要がなく、作業者の負担が大幅に軽減される。

本考案に係る接地安定盤付き刈込鋏１は、図１のように切刃の止め軸の下側に、中央部に窪みを持つ椀状の接地安定盤２が装着されている。そして柄は、３の部分で上方向にほぼ９０度の角度に弧を描いた形で曲げられており、そして４の部分で逆方向に曲げられている。
接地安定盤は、図３のように中央部で底の平坦な窪みが形成されており、この窪みの部分に大小の穴がつながった形の穴があけられている。大きいほうの穴５に、刈込鋏の切刃の止め軸のナットを通し、そして横にずらして小さいほうの穴６にボルトが通る状態でナットを締めて固定される。
材質は、錆びにくく、薄い金属板で、長期間地面に接触しても磨耗しない強度のあるもので、一体成型が望ましい。

本考案に係る接地安定盤付き刈込鋏の断面図である。 本考案に係る接地安定盤付き刈込鋏の平面図である。 本考案に係る接地安定盤の断面図である。 本考案に係る接地安定盤の平面図である。

符号の説明

１ 接地安定盤付き刈込鋏
２ 接地安定盤
３ 曲げ部１
４ 曲げ部２
５ 穴大
６ 穴小
ａ ボルト
ｂ ナット

Claims (2)

1. 刈込鋏の切刃の止め軸の下に、軸ボルト及びナットの保護を兼ねた、刈込鋏を地面に接地させて草刈り作業ができるようにするための、金属製の接地安定盤の付いた刈込鋏。
2. 草刈りの作業者が、楽な姿勢で草を根元から切りやすいようにするため、切刃を地面に水平に保つように、柄を２段階に曲げた形の刈込鋏。