JP4158991B2 - 草刈り・稲刈り用の刃物 - Google Patents

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本発明は、草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の線材刃と、草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の勾玉状でなる平板刃とを個別又は選択可能とする構成の草刈り・稲刈り用の刃物に関する。
この種の草刈り機の草刈り・稲刈り用の刃物は、従来の円板刃物、例えば、特開平11−332347の「草刈機」に開示されているものが知られている(参考文献とする)。この草刈り刃物は、円板刃物であり、草刈りの効率化と、その植物の葉、小枝等の如く、比較的柔らかいものから、茎等の如く、硬いものまで満遍なく行える特徴を有するが、作業に熟練を要すること、危険性があること、また円板刃物が高価であること、刃物破損時の取扱いが面倒であること等の改良点がある。
従って、昨今は、円板刃物の代替品として、例えば、線材刃物(線材刃)や、勾玉状の刃物(平板刃)が市販される等の状況であって、それなりに重宝されている。従って、この線材刃、平板刃等に関する先行文献が色々散見されるが、以下、本発明と関連性がある発明、考案を説明する。
まず文献(1)に、特開2001−16945の「草刈機用回転刃」がある。この発明は、回転円盤に取付け孔、枢支部と、前後ストッパーとを設け、この枢支部に棒刃(線材刃と同じ)の基端部を固定ネジで枢支し、この棒刃は、平面視して略く字形であって、回転円盤の回転で、遠心力が働く構成であり、この遠心力を利用し、棒刃の先端部が、回転円盤の外側に突出し、かつ後ストッパーに衝止する。尚、棒刃が復帰した時に、前ストッパーに衝止するとともに、棒刃の先端部が、回転円盤の内側に収容される。この発明では、棒刃に強靭性を付与すること、棒刃の離脱を防止すること等を意図する。
また文献(2)に、実開平6−5413の「円板型草刈刃」がある。この考案は、基板に、その軸心方向に長く開口された複数の長孔を設け、この長孔に可動自在に緊締具を設け、この緊締具に線材刃を着脱自在に係止する構成であり、線材刃を、基板の半径方向に可動自在とし、この線材刃に祐度を付与すること、線材刃の取替えの容易化を図ること等を意図する。
さらに文献(3)に、特開平11−346531の「ナイロンカッターコード式回転刃」がある。この発明は、上下部円盤で構成された基板に、ガイドピンを介して線材刃(ナイロンカッターコード)と、平板刃(プラスチックブレード刃)とを並設可能とするとともに、この線材刃と、平板刃との弛緩防止用の金属製線材を設ける構成であり、線材刃の長さ調整と、弛緩防止、又は両刃の併用で、草刈りの効率化を図ることを意図する。
また文献(4)に、特開2000−50717の「草刈用回転刃」がある。この発明は、上下盤間で、かつこの上下盤の周辺部に、複数の円板刃物(プラスチック製切断手段で平板刃と同じ)を回転自在に設けた構成であり、この上下盤及び複数の円板刃物の回転を利用して草刈りを行うことを特徴とする。
特開2001−16945 実開平6−5413 特開平11−346531 特開2000−50717
以上の文献(1)〜(3)は、基板の取付け孔の近傍に設けた線材刃及び/又は平板刃等の草刈り刃物の取付け基端を係止する係止部、孔等の取付け部と、この取付け部に螺入又は緊締する止め具、緊締具等の取付け具とを主構成とする。この文献(1)〜(3)の構成では、線材刃及び/又は平板刃の取付け位置が、基板のセンターに設けた取付け孔の近傍であるので、草の条件(堅軟、長短、太い、細い、密度等)によっては、その根元からの刈取りが困難視される。勿論、この線材刃及び/又は平板刃の基板より突出する長さに関係するが、通常の形態では、前述の如く、困難性が考えられる。
そして、線材刃の構成では、この線材刃を直接、かつ基板の上面と取付具の下端で圧着して取付ける構成でないので、この線材刃の安定性に欠けること、また離脱する虞があって、危険を伴うこと等の改良点が考えられる。
また線材刃を取付けるに際して、貫通孔に線材刃を貫通して圧着する方法でなく、例えば、この線材刃の環状部を形成しての取付けか、又は捲装しての取付け等の方法であるので、前述の如く、この線材刃の安定性に欠けること、また離脱する虞があって、危険を伴うこと等の改良点が考えられる。
尚、文献(4)は、上下盤の周辺部にガイドピンを介して取付ける構成である。しかし、この文献(4)は、円盤形状の平板刃であり、線材刃及び/又は平板刃の取付け基端を、基板の周辺部に取付ける構造とは、全く異なること、及び/又は草の条件に係らず、その根元からの刈取りが困難視されること等の課題が考えられる。
請求項1の発明は、次の「イ」〜「チ」の目的を意図する。
「イ」 線材刃の取付け基端を、基板の周辺部に設けた取付け突起と固定具で、この基板の周辺部に設ける構成とし、草の条件(堅軟、長短、太い、細い、密度等)に係らず、その根元から刈取りを行うことを意図する。
「ロ」 線材刃を、取付け突起の貫通孔に貫通し、この貫通した線材刃を、直接、かつ底部と螺杆の下端で圧着して取付ける構成とし、この線材刃の安定性の向上を図ること、また離脱防止及び/又は危険性を回避すること等を意図する。
また「ハ」 線材刃を、取付け突起の貫通孔に貫通し、この貫通した線材刃を、前述の如く取付ける構成とし、この線材刃の取付けの容易化、迅速化、又は簡便化等を図りつつ、取扱いの容易な線材刃を提供することを意図する。
「ニ」 平板刃の取付け基端を、基板の周辺部に設けた取付け突起と固定具で、この基板の周辺部に設ける構成とし、草の条件に係らず、その根元から刈取りを行うことを意図する。
「ホ」 平板刃を、取付け突起に遊嵌し、この取付け突起が設けられた基板の上面と、取付け突起の螺子部に螺合する螺杆を備えた固定具の下面で、直接緊締して取付ける構成とし、この平板刃の安定性を確保すること、また離脱防止及び/又は危険性を回避すること等を意図する。
また「ヘ」 平板刃を、基板の上面と、螺杆を備えた固定具の下面で、直接緊締して取付ける構成とし、この平板刃の取付けの容易化、迅速化、又は簡便化等を図りつつ、取扱いの容易な平板刃を提供することを意図する。
尚、「ト」 平板刃の取付け用の孔を、長孔とし、この平板刃の前進及び/又は後退を可能としたので、衝撃時の平板刃の緩衝効果と、破損の防止を図ること、又は作業者への衝撃の緩和効果等を図ることを意図する。
さらに、「チ」 線材刃と平板刃との切替えを可能として、利便性と、汎用性の向上と、全ての植物、又は枝葉、低木等の刈取りに有益な草刈り・稲刈り用の刃物を提供すること等を意図する。
請求項1は、センターに取付け孔を開設した基板と、この基板の上面に対称位置関係となる内側に螺子部を刻設した複数の取付け突起を形成するとともに、この取付け突起に貫設し、かつ前記基板のセンターに向かって開設してなる貫通孔と、前記取付け突起の螺子部に螺合する螺杆を備え、かつその上面に把持突条、嵌合溝の可動手段を設けた固定具と、で構成した草刈り・稲刈り用の刃物であって、
この草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の線材刃を、前記取付け突起の貫通孔に、それぞれ貫設し、かつこの取付け突起の螺子部に螺合する固定具の螺杆で緊締するに際し、この取付け突起の螺子部に、この固定具の螺杆を螺入し、この螺杆の下端で、前記線材刃を、圧着して緊締する構成と、
またこの草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の勾玉状でなる平板刃の取付け孔を、この取付け突起に、それぞれ遊嵌し、かつこの取付け突起の螺子部に固定具の螺杆を緊締し、この固定具の下面を、前記取付け突起の上面に接触し、この固定具の下面と、この基板の上面で、平板刃を取付ける構成と、
を必要時に、それぞれ選択可能とすることを特徴とする構成とした草刈り・稲刈り用の刃物である。
請求項1の発明は、センターに取付け孔を開設した基板と、この基板の上面に対称位置関係となる内側に螺子部を刻設した複数の取付け突起を形成するとともに、この取付け突起に貫設し、かつ前記基板のセンターに向かって開設してなる貫通孔と、前記取付け突起の螺子部に螺合する螺杆を備え、かつその上面に把持突条、又は嵌合溝等の可動手段を設けた固定具と、で構成した草刈り・稲刈り用の刃物であって、
この草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の線材刃を、前記取付け突起の貫通孔に、それぞれ貫設し、かつこの取付け突起の螺子部に螺合する固定具の螺杆で緊締するに際し、この取付け突起の螺子部に、この固定具の螺杆を螺入し、この螺杆の下端で、前記線材刃を、圧着して緊締する構成と、
またこの草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の勾玉状でなる平板刃の取付け孔を、前記取付け突起に、それぞれ遊嵌し、かつこの取付け突起の螺子部に螺合する固定具の螺杆で緊締するに際し、この固定具の鍔状に広がった上面の下面と、基板の上面とで、平板刃の基端部を緊締する構成と、
を必要時に、それぞれ選択可能とすることを特徴とする構成とした草刈り・稲刈り用の刃物である。
従って、請求項1は、次の「イ」〜「チ」の特徴を有する。
「イ」 線材刃の取付け基端を、基板の周辺部に設けた取付け突起と固定具で、この基板の周辺部に設ける構成とし、草の条件(堅軟、長短、太い、細い、密度等)に係らず、その根元から刈取りが行える。
「ロ」 線材刃を、取付け突起の貫通孔に貫通し、この貫通した線材刃を、直接、かつ底部と螺杆の下端で圧着して取付ける構成とし、この線材刃の安定性が図れ、また離脱防止及び/又は危険性を回避できる。
また「ハ」 線材刃を、取付け突起の貫通孔に貫通し、この貫通した線材刃を、前述の如く取付ける構成とし、この線材刃の取付けの容易化、迅速化、又は簡便化等が図れ、また取扱いの容易な線材刃を提供できる。
「ニ」 平板刃の取付け基端を、基板の周辺部に設けた取付け突起と固定具で、この基板の周辺部に設ける構成とし、草の条件に係らず、その根元から刈取りが行える。
「ホ」 平板刃を、取付け突起に遊嵌し、この取付け突起が設けられた基板の上面と、取付け突起の螺子部に螺合する螺杆を備えた固定具の下面で、直接緊締して取付ける構成とし、この平板刃の安定性の向上と、また離脱防止及び/又は危険性を回避できる。
また「ヘ」 平板刃を、基板の上面と、螺杆を備えた固定具の下面で、直接緊締して取付ける構成とし、この平板刃の取付けの容易化、迅速化、又は簡便化等を図りつつ、取扱いの容易な平板刃を提供できる。
尚、「ト」 平板刃の取付け用の孔を、長孔とし、この平板刃の前進及び/又は後退を可能としたので、衝撃時の平板刃の緩衝効果と、破損の防止が図れ、また作業者への衝撃の緩和効果等がある。
さらに、 「チ」線材刃と平板刃との切替えを可能として、利便性と、汎用性の向上と、全ての植物、又は枝葉、低木等の刈取りに有益な草刈り・稲刈り用の刃物を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1−1は草刈り機の一例を示した側面図、図1−2は他の草刈り機の一例を示した側面図、図1−3は簡易型の稲収穫機の使用状態の一例を示した斜視図、図2は第一の実施例であり線材刃を取付け突起の貫通孔に挿入した状態の俯瞰図、図3は図2の状態の線材刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図、図4は図2の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図5は図2に示した取付け突起の螺子部と固定具の螺杆との関係を示した拡大断面図、図6は図2の第一の実施例の他の例を示した俯瞰図、図7は図6の状態の線材刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図、図8は図6の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図9は図2の第一の実施例のさらに他の例を示した俯瞰図、図10は図9の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図11は図2の第一の実施例の別の例を示した俯瞰図、図12は図11の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図13は第二の実施例であり線材刃を取付け突起の貫通孔に挿入し、押さえ円板を分解して示した俯瞰図、図14は図13の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図である。
そして、図15は第三の実施例であり平板刃の取付け孔を取付け突起に遊嵌した状態の俯瞰図、図16は図15の状態の平板刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図、図17は図15の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図18は図15に示した取付け突起の螺子部と固定具の螺杆との関係を示した拡大断面図、図19は図15の第一の実施例の他の例を示した俯瞰図、図20は図19の状態の平板刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図、図21は図19の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図22は図15の第一の実施例のさらに他の例を示した俯瞰図、図23は図22の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図24は図15の第一の実施例の別の例を示した俯瞰図、図25は図24の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図、図26は第四の実施例であり平板刃を取付け突起に遊嵌し、押さえ円板を分解して示した俯瞰図、図27は図26の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図である。
図28〜図33は平板刃の各形状(形態)を示したものであり、図28は剣形状でストレートな刃部を有する正面図、図29は勾玉形状でストレートな刃部を有する正面図、図30は勾玉形状で雲波模様の刃部を有する正面図、図31は細長ブレード形状(略ネクタイ形状)でストレートな刃部を有する正面図、図32は細長ブレード形状で一部に雲波模様の刃部を有する正面図、図33は細長ブレード形状で全体に雲波模様の刃部を有する正面図である。
以下、本発明の実施例を順次説明する。図1−1と図1−2は、草刈り機Aの各例を示したものであり、A1は柄、A2はハンドル、A3は駆動部、A4は回転軸鞘管、A5は回転軸、A6はカバー、A7は肩掛けベルトを示している。
◎ 図2〜図14に示した線材刃に関する第一の実施例、第二の実施例を説明する。
そして、この第一の実施例、第二の実施例において共通する構成を説明すると、1は金属製、樹脂製等の平板状の基板で、この基板1のセンターは草刈り機Aの回転軸A5に嵌合される取付け孔2を有する。そして、この基板1の周辺部100(円周端に近い位置)には複数の取付け突起3が対称位置関係に設けられている。そして、この取付け突起3には螺子部300と、この螺子部300に直交する貫通孔301が設けられており、この貫通孔301は、基板1の軸心方向に向っている。尚、各取付け突起3及び螺子部300、貫通孔301等の構造は、全く同じとなっている。従って、この貫通孔301は、基板1の軸心において交差する構造である。このように、取付け突起3を、基板1の周辺部100に設ける構成であって、軸心より離れた位置関係であるので、後述の線材刃5に惰力が付き減速現象が軽微なため草刈能力が高いことが特徴である。尚、この線材刃5は、貫通孔301に挿入されるとともに、貫通する構造である。またこの線材刃5は、堅固な障害物(ブロック塀、石垣、鉄柱等)周りの軟らかい草の背丈(70mm以下)、茎(4mm以下)等の少量の草刈作業に適している。またこの線材刃5の形態としては、例えば、一面側に刃部を形成すること、短手方向に断面視して角型、又は長手方向で円弧形状、直線形状や、或いは先端側に膨出部位を設ける構成(線材刃5の耐久性、破損の回避、草刈りの効率化等が可能「他の例も同じ」)等が考えられる。
6は螺杆600を備えた固定具で、この固定具6の上面6aには把持突条(可動手段の一例である)601を有する。そして、この固定具6の螺杆600は、前記取付け突起3の螺子部300に螺入される。またこの取付け突起3の螺子部300は、基板1の回転方向と逆螺子とする。これによって、基板1の回転に対しても、固定具6の螺杆600が螺戻しない構造とする。
この第一の実施例、第二の実施例において、固定具6のみを利用して線材刃5を取付ける(緊締)する一例を、図2〜図12を参照に説明すると、この線材刃5を、取付け突起3の貫通孔301に挿入し、かつ基板1の周辺部100方向より行い、その挿入端(基板1の軸心方向)を、貫通孔301より突出する。この状態において、図5の如く、取付け突起3の螺子部300に固定具6の螺杆600を順次螺入することで、この螺子部300の底部(取付け突起3の底部)と、螺杆600の下端とで圧着する。
尚、この圧着の際に、螺子部300の上面に固定具6の下面が接触することが理想であるが、後述する第二の実施例との部品の共通化等を考慮した場合には、接触しない構成もあり得る。但し、圧着状態は確保することが望ましい。またこの圧着の場合に、貫通孔301に対して螺子部300の底部を深く(H)する構成とすれば、この線材刃5を撓むように緊締し、その抜け防止と、基板1及び/又は線材刃5のブレ防止に有効と考えられる。以上の作業と緊締を、他の取付け突起3と線材刃5並びに固定具6でそれぞれ行うことで、この基板1に線材刃5がそれぞれ取付けられる。尚、図6〜図8に示した基板1の孔7は、空気抜きと、軽量化等に寄与できる。そして、この軽量化は、肩掛け方式の草刈り機、手持ち方式の草刈り機等に有益である。また本発明では、線材刃5の取付け、取外しが簡便であり、かつ何人も容易に、この取付け等の作業が行えること、この作業が安全であり、また迅速に行えること等特徴がある(他の各実施例も同じ)。
次に、図13、図14は押さえ円板8を利用する第二の実施例における取付け方法であって、この押さえ円板8は基板1の外側寸法と略同じとする。そして、この押さえ円板8には、基板1の取付け突起3の螺子部300に対応する取付け孔10を複数開設する。この第二の実施例では、強度の確保と、草刈り刃物の雑草、茎等の陥没防止、又は安全性の確保、またブレ防止等のために、鍔片800を繞設し、押さえ円板8の基板部801より上方に突出する構成を採用することも可能である。この例においては、前述の如く、全ての取付け突起3に各線材刃5をそれぞれ貫通した後(原則として、複数作業の際は、一つの作業として説明する)に、この取付け突起3の上面に、押さえ円板8の下面を接触するとともに、螺子部300に取付け孔10を整合する。この状態において、前述の例と同様に、螺子部300に固定具6の螺杆600を挿入し、線材刃5を圧着して取付ける。そして、この第二の実施例では、押さえ円板8の上面に、固定具6の下面に接触する(圧接される)。この接触を図ることで、押さえ円板8の安全性と、ブレ防止を図ることを意図する。尚、第一の実施例との部品の共通化等を考慮した場合には、接触しない構成もあり得る。但し、圧着状態は確保することが望ましい。
◎ 図15〜図27に示した平板刃に関する第三の実施例、第四の実施例を説明する。
そして、この第三の実施例、第四の実施例において共通する構成を説明するが、前述の第一の実施例等と共通の構成は省略し、相違点のみ説明する。15は樹脂製、金属製等の平板形態でなる平板刃で、この平板刃15は、図28〜図33に示した各形態があるので後述する。そして、この平板刃15は、刃物本体15aを刃身1500と、刃部1501で構成し、その基端部15bに取付け用の長孔1502を形成する。またこの基端部15bは刃物本体15aに対して肉厚とする。尚、平板刃15を、基板1の周辺部100に取付けることにより、この平板刃15に惰力が付き減速現象が軽微なため草刈能力が高い特徴があるが、この第三の実施例、第四の実施例では、前述の線材刃5に比し、更なる効果が期待できる。
この第三の実施例、第四の実施例において、固定具6のみを利用して平板刃15を取付ける(緊締)する一例を、図15〜図25を参照に説明すると、この平板刃15の長孔1502を、基板1の周辺部100に設けた取付け突起3の外周部に遊嵌し、かつこの平板刃15の基端部15bの肉厚が、取付け突起3の立上り長さ(L)と略同一とする。この状態において、図18の如く、取付け突起3の螺子部300に固定具6の螺杆600を順次螺入し、この固定具6の下面と、基板1の上面とで、平板刃の基端部15bを挾持、緊締する。
尚、この緊締の際に、固定具6の下面と、基板1の上面とで、平板刃15を挾持することが理想であるが、後述する第四の実施例との部品の共通化等を考慮した場合には、挾持を望まない構成もあり得る。但し、緊締(取付け)状態は確保することが望ましい。またこの挾持、緊締が図れる構成とすれば、この平板刃15の強固な緊締、その抜け防止と、基板1及び/又は平板刃15のブレ防止に有効と考えられる。以上の作業と緊締を、他の取付け突起3と平板刃15並びに固定具6でそれぞれ行うことで、この基板1に平板刃15がそれぞれ取付けられる。尚、図19〜図21に示した基板1の孔7は、空気抜きと、軽量化等に寄与できる。そして、この軽量化は、肩掛け方式の草刈り機、手持ち方式の草刈り機等に有益である。
次に、図26、図27は押さえ円板8を利用する第四の実施例における取付け方法であって、この押さえ円板8は基板1の外側寸法と略同じとする。そして、この押さえ円板8には、基板1の取付け突起3の螺子部300に対応する取付け孔10を複数開設する。この第四の実施例では、強度の確保と、草刈り刃物の雑草、茎等への陥没防止、又は安全性の確保、またブレ防止等のために、鍔片800を繞設し、押さえ円板8の基板部801より上方に突出する構成を採用することも可能である。この例においては、前述の如く、全ての取付け突起3に各平板刃15をそれぞれ貫通した後(原則として、複数作業の際は、一つの作業として説明する)に、この取付け突起3の上面に、押さえ円板8の下面を接触するとともに、螺子部300に取付け孔10を整合する。この状態において、前述の例と同様に、螺子部300に固定具6の螺杆600を挿入し、平板刃15を挾持して取付ける。そして、この第四の実施例では、押さえ円板8の上面に、固定具6の下面に接触する(圧接される)。この接触を図ることで、押さえ円板8の安全性と、ブレ防止を図ることを意図する。尚、第三の実施例との部品の共通化等を考慮した場合には、接触しない構成もあり得る。但し、挾持状態は確保することが望ましい。
尚、図28〜図33は平板刃15の各形状(形態)を示したものであり、図28は剣形状でストレートな刃部1501を有する正面図、図29は勾玉形状でストレートな刃部1501を有する正面図であり、また図30は勾玉形状で雲波模様Bの刃部1501を有する正面図、図31は細長ブレード形状(略ネクタイ形状)でストレートな刃部1501を有する正面図であり、さらに図32は細長ブレード形状で一部に雲波模様Bの刃部1501を有する正面図であり、図33は細長ブレード形状で全体に雲波模様Bの刃部1501を有する正面図である。尚、この雲波模様Bは一例であり限定されない。そして、この刃部1501の構成は一例であり、図30〜図33の形態は、強靭性、回転力等の向上と、草刈りの効率化が図れる特徴がある。
また図1−3は、簡易型の稲刈り機Cの一例を示したものであり、大型のコンバインが入らない狭い水田用として有益である。例えば、段々畑、棚田に使用する。稲刈り機Cは、前述の草刈り機Aとほぼ同じ構成・効果であり、その説明は省略する。但し、刃物の大きさが変更される例もあり得る。また稲に限らず、麦等の他の作物に利用できる。
図1−1は草刈り機の一例を示した側面図 図1−2は他の草刈り機の一例を示した側面図 図1−3は簡易型の稲刈り機の使用状態の一例を示した斜視図 図2は第一の実施例であり線材刃を取付け突起の貫通孔に挿入した状態の俯瞰図 図3は図2の状態の線材刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図 図4は図2の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図5は図2に示した取付け突起の螺子部と固定具の螺杆との関係を示した拡大断面図 図6は図2の第一の実施例の他の例を示した俯瞰図 図7は図6の状態の線材刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図 図8は図6の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図9は図2の第一の実施例のさらに他の例を示した俯瞰図 図10は図9の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図11は図2の第一の実施例の別の例を示した俯瞰図 図12は図11の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図13は第二の実施例であり線材刃を取付け突起の貫通孔に挿入し、押さえ円板を分解して示した俯瞰図 図14は図13の線材刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図15は第三の実施例であり平板刃の取付け孔を取付け突起に遊嵌した状態の俯瞰図 図16は図15の状態の平板刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図 図17は図15の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図18は図15に示した取付け突起の螺子部と固定具の螺杆との関係を示した拡大断面図 図19は図15の第一の実施例の他の例を示した俯瞰図 図20は図19の状態の平板刃を固定するための固定具を分解して示した俯瞰図 図21は図19の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図22は図15の第三の実施例のさらに他の例を示した俯瞰図 図23は図22の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図24は図15の第三の実施例の別の例を示した俯瞰図 図25は図24の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図26は第四の実施例であり平板刃を取付け突起に遊嵌し、押さえ円板を分解して示した俯瞰図 図27は図26の平板刃の組付け(取付け)を示した俯瞰図 図28は平板刃を剣形状とし、ストレートな刃部を有する正面図 図29は平板刃を勾玉形状とし、ストレートな刃部を有する正面図 図30は平板刃を勾玉形状とし、雲波模様の刃部を有する正面図 図31は平板刃を細長ブレード形状(略ネクタイ形状)とし、ストレートな刃部を有する正面図 図32は平板刃を細長ブレード形状とし、その一部に雲波模様の刃部を有する正面図 図33は平板刃を細長ブレード形状とし、その全体に雲波模様の刃部を有する正面図
符号の説明
1 基板
100 周辺部
2 取付け孔
3 取付け突起
300 螺子部
301 貫通孔
5 線材刃
6 固定具
6a 上面
600 螺杆
601 把持突条
7 孔
8 押さえ円板
800 鍔片
801 基板部
10 取付け孔
15 平板刃
15a 刃物本体
15b 基端部
1500 刃身
1501 刃部
1502 長孔
A 草刈り機
A1 柄
A2 ハンドル
A3 駆動部
A4 回転軸鞘管
A5 回転軸
A6 カバー
A7 肩掛けベルト
B 雲波模様
C 稲刈り機
(H) 深く
(L) 立上り長さ

Claims (1)

  1. センターに取付け孔を開設した基板と、この基板の上面に対称位置関係となる内側に螺子部を刻設した複数の取付け突起を形成するとともに、この取付け突起に貫設し、かつ前記基板のセンターに向かって開設してなる貫通孔と、前記取付け突起の螺子部に螺合する螺杆を備え、かつその上面に把持突条、又は嵌合溝等の可動手段を設けた固定具と、で構成した草刈り・稲刈り用の刃物であって、
    この草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の線材刃を、前記取付け突起の貫通孔に、それぞれ貫設し、かつこの取付け突起の螺子部に螺合する固定具の螺杆で緊締するに際し、この取付け突起の螺子部に、この固定具の螺杆を螺入し、この螺杆の下端で、前記線材刃を、圧着して緊締する構成と、
    またこの草刈り・稲刈り用の刃物用の複数の勾玉状でなる平板刃の取付け孔を、前記取付け突起に、それぞれ遊嵌し、かつこの取付け突起の螺子部に螺合する固定具の螺杆で緊締するに際し、この固定具の鍔状に広がった上面の下面と、基板の上面とで、平板刃の基端部を緊締する構成と、
    を必要時に、それぞれ選択可能とすることを特徴とする構成とした草刈り・稲刈り用の刃物。
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