JP3131831U - 立体型広告体 - Google Patents

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Abstract


【課題】環状体の板状保持部と軸部材受入部間の弾性連結部材の伸縮で簡単に折り畳み、組み立てる立体型広告体。
【解決手段】4つの角部を有する広告表示用環状体1を備え、折り畳み可能とともに横断面四角形となる立体型広告体Aであって、軸部材25を受入可能な軸部材受入部6と、向かい合う2つのそれぞれの角部2、4より、前記軸部材受入部方向に延びる平板部9と、該平板部に連続するとともに、前記立体型広告体Aが立体状となったときに、軸部材受入部6に当接する当接部10とを有する第1および第2の板状保持部7、8と、前記板状保持部の平板部と軸部材受入部6に固定され、当接部10を軸部材受入部6に当接する方向に付勢する第1と第2の弾性連結部材13、14とを備え、軸部材受入部6に挿入可能な軸部材25を備える立体型広告体。
【選択図】図1

Description

この考案は、周面に広告、図案、写真等表示を施し、折り畳み状態から自動的に開いて立体的とし、軸に積重ねて展示できる立体型広告体に関する。
従来、スタンド型表示体として、前壁部と背壁部との間を脹らませて自立でき、何れの側をも正面として両面を表示に用いることを課題として、前壁部と背壁部との間の少なくとも底部を広げて立体化しうる手段が前壁部と背壁部との間に設けられているものが公開されている(特許文献1参照)。
特開2005−215663
特許文献1のスタンド型表示体は、前壁部と背壁部とを立体化させるために、
三角形状の台部を底部の前壁部と背壁部との間に装着すると共に、舟形状体の突っ張り片を天部の前壁部と背壁部との間に装着して、スタンド型表示体を筒状とするものであり、このスタンド型表示体を分解するには、突っ張り片の孔部を指を引っかけて取り外すと共に前記台部を底部より取り去り、前壁部と背壁部とを潰して平板状にし、折り曲げ部から二つ折りにするものです。
このスタンド型表示体では、台部と舟形状体は別に設けて、取り付けたり、取り外したりするので組み立て、折り畳みに手間がかかる問題があった。また、本願のような立体型広告体を複数積み上げて表示体を構成するものはなかった。
この考案は、このような問題点を解消するために、折り畳み可能な横断面四角形環状体の向かい合う角部に設けられた両側の板状保持部と中央の軸部材受入部との間に弾性連結部材が設けられ、折り畳み時弾性連結部材が伸張されて扁平に折り畳み、組み立て時にその弾性連結部材の付勢力により軸部材受入部の方へ引き寄せて自動的に横断面四角形の立体を構成でき、軸部材に複数備えて展示できる立体型広告体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 広告を表示可能な薄板状材料により形成され、縦方向に延びる4つの角部を有する広告表示用環状体を備え、向かい合う2つの前記角部を接近する方向に押圧することにより折り畳み可能であるとともに、向かい合う2つの前記角部が離間する方向に広がることにより横断面四角形となる立体型広告体であって、
前記立体型広告体は、向かい合う2つの前記角部を結ぶ対角線と他の2つの角部を結ぶ対角線の交点となる位置に設けられるとともに、軸部材を受入可能な軸部材受入部と、向かい合う2つのそれぞれの前記角部より、前記軸部材受入部方向に延びる平板部と、該平板部に連続するとともに、前記立体型広告体が立体状となったときに、前記軸部材受入部に当接する当接部とを有する第1および第2の板状保持部と、一端が前記第1の板状保持部の前記平板部に固定され、他端が前記軸部材受入部に固定され、前記第1の板状保持部の前記当接部を前記軸部材受入部に当接する方向に付勢する第1の弾性連結部材と、一端が前記第2の前記板状保持部の前記平板部に固定され、他端が前記軸部材受入部に固定され、前記第2の板状保持部の前記当接部を前記軸部材受入部に当接する方向に付勢する第2の弾性連結部材とを備え、前記第1および第2の板状保持部が設けられていない2つの前記角部を押圧することにより折り畳み可能であり、かつ、前記2つの前記角部の押圧を解除することにより、前記1および前記2の弾性連結部の付勢力により、向かい合う2つの前記角部が離間する方向に広がり横断面四角形の立体状となるものであり、さらに、前記軸部材受入部に挿入可能な前記軸部材を備えることを特徴とする立体型広告体。
(2) 前記軸部材受入部および前記2つの板状保持部は、前記弾性連結部材を挿通する挿通孔が設けられ、前記弾性連結部材は一端が前記軸部材受入部に設けた挿通孔に挿通されて軸部材受入部に留められるとともに他端が前記板状保持部に設けた挿通孔に挿通されて板状保持部に留められるものである(1)に記載の立体型広告体。
(3) 前記板状保持部と前記軸部材受入部は、広告表示用環状体と縦方向の幅が略同一又は狭いものである(1)または(2)に記載の立体型広告体。
(4) 前記板状保持部の当接部は、前記板状保持部の端部に設けられた縦方向に延びる板体である(1)ないし(3)のいずれかに記載の立体型広告体。
(5) 前記軸部材受入部は、横断面四角形の筒体である(1)ないし(4)のいずれかに記載の立体型広告体。
(6) 前記軸部材受入部の両面と、前記板状保持部の当接部および平板部には、前記弾性連結部材を平行に通す2つの挿通孔が設けられている(1)ないし(5)のいずれかに記載の立体型広告体。
(7) 下部又は上部に配置する立体型広告体の軸部材受入部は、内部に軸部材の端部を受け止める軸受け止め部を設けた(1)ないし(6)のいずれかに記載の立体型広告体。
(8) 前記第1と第2の弾性連結部材は、ゴム紐である(1)ないし(7)のいずれかに記載の立体型広告体。
(9) 前記広告表示用環状体の少なくとも一面には広告、絵画、写真等各種表示を施した(1)ないし(8)のいずれかに記載の立体型広告体。
(10) 前記軸部材は前記軸部材受入部に挿入する円形状のものである(1)ないし(9)のいずれかに記載の立体型広告体。
(11) 前記軸部材は前記軸部材受入部に挿入する横断面四角形である(1)ないし(9)のいずれかに記載の立体型広告体。
(12) 前記軸部材は前記軸部材受入部に嵌合可能な横断面四角形軸部と円形状軸部を有する(1)ないし(9)のいずれかに記載の立体型広告体。
(13) 前記軸部材に複数の前記立体型広告体を積み重ねる時、前記立体型広告体間に間隔を設けるための介装部材が備えられた(1)ないし(12)のいずれかに記載の立体型広告体。
この考案の立体型広告体によれば、第1および第2の板状保持部が設けられていない2つの角部を押圧し、第1および第2の板状保持部が設けられている2つの角部を弾性連結部材の引張力に抗して離間する方向に広げることにより扁平状に折り畳みでき、前記第1および第2の板状保持部が設けられていない2つの角部の押圧を解除することにより向き合う2つの角部に設けられた第1と第2の板状保持部が弾性連結部材の引張力により中央の軸部材受入部に引張られて、向き合う2つの角部が近づく方向に移動されるとともに他の向き合う第2の角部が離間する方向に広がり自動的に横断面四角形の立体状が構成でき、かつ第1と第2の板状保持部が筋交いの働きをして広げた状態に保持でき、この立体型広告体を軸部材に複数積み重ねるだけで立体型広告体を作成できるので便利である。
この立体型広告体は周囲の少なくとも1面に広告、図案、写真等表示が表示できるので、便利である。また搬送時、不使用時は折り畳んで扁平にできるので、保管、運搬時に便利である。
複数の立体型広告体を軸部材に同じ向き或いは異なる向きに備えることができるので、広告、図案、写真等の表示の趣向を変化させることができる。
この考案の立体型広告体の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの考案の立体型広告体を同じ向きとした立体型広告体の斜視図、図2は図1の中央縦断面図、図3は立体型広告体を異なる向きとした立体型広告体の斜視図、図4はこの考案の立体型広告体を示す斜視図、図5は立体型広告体の一部破断斜視図、図6は立体型広告体の一部破断平面図、図7は線図で示す立体型広告体の平面図、図8は図6の一部破断正面図、図9は筒体に受け止め部を備えた場合の断面図、図10は板状保持部、軸部材受入部を幅狭とした別の実施例を示す断面図、図11は立体型広告体を折り畳んだ状態の平面図を示す。
図1ないし図10において、この考案の立体型広告体を説明する。
この考案の立体型広告体Aは、4つの角部2、3、4、5を有する横断面四角形の環状体1と、軸部材受入部6と、第1および第2の板状保持部7、8と、第1の弾性連結部材13、14と、軸部材25で構成される。
立体型広告体Aは、広告を表示可能な薄板状材料により形成され、縦方向に延びる4つの角部2、3、4、5を有する広告表示用環状体1を備え、向かい合う2つの前記角部2、4を接近する方向に押圧することにより折り畳み可能であるとともに、向かい合う2つの前記角部3、5が離間する方向に広がることにより横断面四角形となるものである。
前記広告表示用環状体1と、軸部材受入部6と、第1および第2の板状保持部7、8は、板紙、ダンボール紙、合成樹脂シート、布製シート等シート部材で構成される。
前記立体型広告体Aの前記環状体1の少なくとも一面には広告、絵画、写真等各種表示(図示せず)を印刷、描く、貼着等するのが好ましい。また、前記環状体1の周面には、個々に異なる広告、絵画、写真等各種表示を表示することも或いは連続した広告、絵画、写真等各種表示を表示することもできる。
前記立体型広告体Aは、向かい合う2つの前記角部2、4を結ぶ対角線Xと他の2つの角部3、5を結ぶ対角線Yの交点となる位置に設けられるとともに、軸部材25を受入可能な軸部材受入部6と、向かい合う2つのそれぞれの前記角部2、4より、前記軸部材受入部6の方向に延びる平板部9と、該平板部9に連続するとともに、前記立体型広告体Aが立体状となったときに、前記軸部材受入部6に当接する当接部10とを有する第1および第2の板状保持部7、8と、一端が前記第1の板状保持部7の前記平板部9に固定され、他端が前記軸部材受入部6に固定され、前記第1の板状保持部7の前記当接部10を前記軸部材受入部6に当接する方向に付勢する第1の弾性連結部材13と、一端が前記第2の前記板状保持部8の前記平板部9に固定され、他端が前記軸部材受入部6に固定され、前記第2の板状保持部8の前記当接部10を前記軸部材受入部6に当接する方向に付勢する第2の弾性連結部材14とを備え、前記第1および第2の板状保持部が設けられていない2つの前記角部3、5を押圧することにより折り畳み可能であり、かつ、前記2つの前記角部3、5の押圧を解除することにより、前記1および前記2の弾性連結部材13、14の付勢力により、向かい合う2つの前記角部が離間する方向に広がり横断面四角形の立体状となるものである。
そして、前記軸部材受入部6に挿入可能な前記軸部材25を備える。
この立体広告体Aの軸部材受入部6を軸部材25に挿入して複数個積み重ねて立体広告体を構成する。
図6において、前記横断面四角形の環状体1は2つの直角形状に折り曲げた板体を向かい合わせて両端を接着して構成され、角部3、5を頂点とする3角形の2辺の端部の一方に折り目を介して板状保持部7、8が設けられ、他方には折り目を介して接着片18が設けられる。この2つの直角形状に折り曲げた板体の一端の折り目11で折り曲げて設けた板状保持部7、8の平板部9の基部9aに他端の折り目で折り曲げた接着片18を接着剤で接着して四角形の環状体1を構成する。そして、四角形の環状体1の角部2、4に板状保持部7、8が折り目11より折り曲げられ、自由端9bがその折り目11を支点として可動可能に設けられる。当接部10は自由端の折り目12より折り曲げられ、前記軸部材受入部6の側面に当接可能とされている。この当接部10は軸部材受入部6の側面に合致する四角形として当接時に軸部材受入部の両面を挟持させる。
四角形の環状体と板状保持部の設け方は、これに限るものではなく、四角形の環状体を設けて別に設けた板状保持部を取付て構成することもできる。
図3、図12、図13において、前記軸部材受入部6は、該立体型広告体Aとほぼ同じ高さであり、かつ向かい合う角部2、4を結ぶ対角線Xと向かい合う角部3、5を結ぶ対角線Yの交点に備えられ、内部に軸部材25が挿通可能に設けられる。
軸部材受入部6は、横断面四角形の筒体であり、両側面6aは前記板状保持部7、8の自由端の当接部10が当接可能な面積を有する。
筒体の軸部材受入部6は内部に受け止め部を設けないものと、受け止め部19を設けたものとすることができる。
図12は軸部材受入部の斜視図、図13は受け止め部を設けた軸部材受入部の斜視図を示す。
図12の軸部材受入部は、軸部材25に積み上げるときに中間に使用するもので、受け止め部を設けないで貫通した構造であり、積み重ねる場合に中間に使用するものである。
図13の軸部材受入部は、上または下に使用するもので、軸部材受入部6の一端寄りに受け止め部19が設けられ、軸部材25が軸部材受入部6の受け止め部19で受け止められる。図13に示す軸部材受入部6の内部に受け止め部19を設けたものは、上下に使用するものである。上部の立体型広告体Aに使用する軸部材受入部6は受け止め部19が上端寄りに設けられ、また、下部の立体型広告体Aに使用する軸部材受入部6は受け止め部19が下端寄りに設けられる。
前記軸部材受入部6の内部に設ける受け止め部19は、角形軸部材受入部6の1つの角部に対して直交する方向に所定間隔をおいて平行に切り込み20を中間まで入れ、その切り込み20の切り込み端を結ぶ線を折り目21とし、折り目21より角部を内側に折り込んで軸部材受入部の内部に断面L形の突出部22が設けられ、その突出部22の上面または下面が受け止め面となる。図2に示すように、積み上げる立体型広告体の一番上と一番下になる立体型広告体の軸部材受入部6の受け止め部19の端面間に軸部材25が備えられている。軸部材25に軸部材受入部6を備える構造は、これに限られるものではない。
図1ないし図9において、板状保持部7、8は、前記立体型広告体Aとほぼ同じ高さで、向かい合う2つのそれぞれの前記角部2、4より、前記軸部材受入部6の方向に延びる平板部9と、該平板部9に連続するとともに、前記立体型広告体Aが立体状となったときに、前記軸部材受入部6に当接する当接部10とを有する。
板状保持部7、8は、立体型広告体Aを横断面四角形とするとき向かい合う角部2、4を結ぶ対角線Xの方向に位置して自由端が前記軸部材受入部6に当接する長さであり、前記向かい合う角部2、4に基部9aが固定されて自由端9bが可動可能に備えられる。前記一方の板状保持部7は前記軸部材受入部6と角部2、4を結ぶ対角線Xの一方側に角部3の折り目11より傾斜状に備えられ、かつ他方の板状保持部8は前記軸部材受入部6と角部2、4を結ぶ対角線Xの他方側に角部5の折り目11より前記一方の板状保持部7の傾斜とは対称とした傾斜状に備えられる。
前記板状保持部7、8の当接部10は、前記板状保持部の端部に折り目12を介して設けられた縦方向に延びる板体で、折り目12を支点として当接部10が鋭角ないし直角に、或いは逆に鈍角ないしほぼ真っ直ぐに屈曲可能とされている。両側の板状保持部7、8に折り目12を介して連続される当接部10は前記軸部材受入部6の側面6aに当接可能とされている。
前記板状保持部7、8と前記軸部材受入部6の縦方向の幅は、環状体と同じに限るものではなく、例えば、図10に示すように、前記板状保持部7、8と前記軸部材受入部6の縦方向の幅を環状体1の縦方向の幅より狭くすることができる。
前記軸部材受入部6および前記2つの板状保持部7、8との間を弾性連結部材13、14で連結するために、前記軸部材受入部6および前記2つの板状保持部7、8の平板部9と当接部10とに弾性連結部材13、14を挿通する挿通孔15、16、17が設けられ、前記弾性連結部材13、14は一端が前記軸部材受入部6に設けた挿通孔15に挿通されて軸部材受入部6に留められ、当接部10の挿通孔16に通されるとともに他端が前記板状保持部7、8の平板部9に設けた挿通孔17に挿通されて板状保持部7、8に留められる。
前記軸部材受入部6の側面6aに弾性連結部材を挿通する2つの挿通孔15、前記板状保持部7、8の当接部10に弾性連結部材を挿通する2つの挿通孔16、板状保持部7、8の平板部9に弾性連結部材を挿通する2つの挿通孔17が同じ間隔をおいて設けられている。前記軸部材受入部6の側面6aにはほぼ中央に2つの挿通孔15、板状保持部7、8の当接部10にはほぼ中央に2つの挿通孔16、また、平板部9には自由端9b寄りの位置で中央に2つの挿通孔17が設けられている。
前記弾性連結部材13、14は前記挿通孔15、16、17を通じて両端が軸部材受入部6と両側の板状保持部7、8とに留められ、折り畳み状態には前記軸部材受入部と前記一対の板状保持部とが付勢力すなわち復元力に抗して離反され、かつ四角形の横断面四角形態には付勢力で近接する方向に常時付勢される。前記弾性連結部材13、14は環状体1の折り畳み状態とするとき、付勢力に抗して最大に伸ばされ、また、環状体1を四角形状態とするとき、付勢力により縮ませて板状保持部の自由端の当接部10が中央の軸部材受入部6の側面6aに当接するようにする。前記弾性連結部材13、14は、例えば、ゴム紐とする。ゴム紐は挿通孔15、16、17に遊動自由に挿入され、環状体を折り畳み状態と横断面四角形とに変位するためのストロークだけ伸縮可能とする。実施例では、前記軸部材受入部6の側面6aの2つの挿通孔15、当接部10の2つの挿通孔16、平板部9の2つの挿通孔17にゴム紐が平行に備えられる。
中央の軸部材受入部6と両側の板状保持部7、8との間にゴム紐を装着する場合を説明する。
ゴム紐は軸部材受入部6の側面6aの上下2箇所の挿通孔15の1方の挿通孔15から挿入して内面でコ字状に折り曲げて他方の挿通孔15から出し、ゴム紐の両端を板状保持部7、8の自由端側の当接部10の上下2箇所の挿通孔16を通して板状保持部7、8の中央部の上下2箇所の挿通孔17を通じて一方側から他方側に通し、他方側において端部に抜け止め部材23が取り付けられる。ゴム紐の長さは環状体を四角形とするときに、軸部材受入部6と、板状保持部7、8の当接部10と、板状保持部7、8の中央部を結ぶ長さより若干短い長さとして常時軸部材受入部側に付勢できるようにする。
ゴム紐の伸縮は、環状体を折り畳み状態とするとき、図11に示すように当接部10と平板ぶ9が「へ」の字状に伸ばされて、軸部材受入部と板状保持部の中央部に保持したゴム紐が最大長に伸び、環状体を正方形にするときは、図6、図7に示すようにゴム紐の復元力で板状保持部7、8が軸部材受入部6側に引き寄せられて最小長に縮み、当接部10の先端が軸部材受入部6に当たって当接部10が平板部9に対して鋭角に曲げられて軸部材受入部6の側面6aに当接され、軸部材受入部6が両側の当接部10で弾力的に挟持状態とされる。
板状保持部7、8の自由端の当接部10が軸部材受入部6の両面にゴム紐の付勢力で当接されることにより正方形の環状体の角部2、4を結ぶ対角線X上で両側の板状保持部、軸部材受入部が一列状態で結合され、軸部材受入部は板状保持部でぐらつくことなく保持される。環状体1が四角形とされるとき、角部2、4を結ぶ対角線X上の両側の板状保持部7、8が中央の軸部材受入部6にゴム紐で当接されることにより、筋交いの役目をするので、組み立てた四角形が無闇に歪むことがない。
前記抜け止め部材23は、例えばゴム紐の端部を挿入して留める留め部材である。留め金は例えば金属製の板体で、中間にゴム紐を通す穴が設けられ、ゴム紐を通して端部を結び目を設けて抜けないように留め、ゴム紐に張力がかかるも板状保持部7、8の挿通孔17より抜けないようにしてある。
図14ないし図16に軸部材の実施例を示す。図14は、横断面円形の軸部材の斜視図、図15は横断面角形の軸部材の斜視図、図16は横断面が円形部と角形部を設けた軸部材の斜視図、図17は介在部材の斜視図である。
図14において、前記軸部材25は、前記軸部材受入部に挿入する横断面円形のものである。この軸部材25に立体型広告体Aの各環状体1の軸部材受入部6を回転自由に備える。軸部材25が横断面円形の場合には、環状体1の軸部材受入部6を回転自由に備えることができる。
図15において、前記軸部材受入部6に挿入する横断面四角形の軸部材26である。軸部材26が横断面四角形の場合には、環状体1を所望の向きとして前記軸部材受入部6を備えることができる。
図16において、前記軸部材受入部6に挿入する横断面四角形軸部と円形状軸部を有する軸部材27である。
軸部材の形状は、前記のものに限るものでなく、前記軸部材受入部6に嵌合できる形状であればよい。
図1に示す立体型広告体Aは、複数の環状体1を真っ直ぐに積み重ねた場合である。
図1、図3では、一番上と一番下の立体型広告体Aの軸部材受入部6は図13に示すものであり、軸部材25が一番上と一番下の立体型広告体Aの軸部材受入部6の受け止め部19間に備えられている。中間に設ける立体型広告体Aの軸部材受入部6は図12に示すものである。立体型広告体Aを構成する環状体1の軸部材受入部6が断面円形の軸部材25に回転可能に備えられている。
前記軸部材25に複数の前記立体型広告体Aを積み重ねる時、前記立体型広告体A間に間隔を設けるための介装部材28が備えられて、各立体型広告体Aの回転を円滑にできるようにする。
介装部材28は、軸部材25を挿通する穴を有する円形、四角形等適宜形状の座板であり、各立体型広告体Aの軸部材受入部6間に備えて、立体型広告体Aが回転しやすくする。介装部材28は、積み重ねる立体型広告体A、軸部材受入部6等の間にできる間隙に応じた厚みとする。
実施例では、軸部材は断面円形の棒状の場合で、軸部材受入部6の受け止め部19間に備える場合を示したが、これに限られるものでなく、、例えば、軸部材を立体型広告体の上下に露出するようにもでき、或いは軸部材は床などに置くことが出来るように下部に据え付ける台等を取り付けてもよい。介装部材は軸部材に固定して設けてもよい。
図1、図3に示す立体型広告体は、軸部材に回転自由に備えられたもので、周囲の各面の広告、図案、写真等表示を何れの方向からも見ることができて便利である。広告、図案、写真等表示をした立体型広告体を複数積み重ねて立体型広告体の表示面に個々に異なる或いは連続した広告、絵画、写真等各種表示を表示することができ、使用価値を向上できる。実施例では、軸部材は断面正方形の棒状の場合を示したが、これに限られるものではなく、他の形状でもよく、また、例えば、軸部材を立体型広告体の上下に露出するようにもでき、或いは軸部材は床などに置くことが出来るように下部に据え付ける台等を取り付けてもよい。
図18は、この考案の立体型広告体を同じ向きに積んだ場合の斜視図である。
図18に示す立体型広告体Aは、軸部材26が断面四角形であり、各立体型広告体Aを90度向きを変え、回転方向には固定的に積み重ねた場合を示す。
複数の立体型広告体Aを軸部材26に異なる向きに備えることにより、広告、図案、写真等の表示の趣向を変化させることができる。複数の立体型広告体Aを同じ向きの備えることもできる。
この考案の立体型広告体を組み立てる場合について説明する。
ゴム紐の基端部は中央の軸部材受入部の挿通孔を介して内部でコ字状に折り曲げて保持され、そのゴム紐の両端は両側の当接部の挿通孔を通して板状保持部の挿通孔に挿通されて端部を抜け止め部材で留め、板状保持部と軸部材受入部とがゴム紐で常時近づく方向に付勢されているので、立体型広告体Aの環状体を折り畳むときは、角部3、5を外部より押圧して相互に近接させ、中央の軸部材受入部に対して環状体の角部2、4が離反する方向にゴム紐が伸ばされて板状保持部が離反されて環状体が折り畳まれ、また、組み立てるときは、角部3、5の押圧を解除することにより、ゴム紐の復元力で中央の軸部材受入部に両側の板状保持部が引き寄せられて、環状体の角部2、4が近づく方向に引っ張られ、横断面四角形に組み立てられる。
この横断面四角形の環状体1の軸部材受入部6を軸部材25、26、27に介装部材28を介在させて備えて立体型広告体が構成される。
この考案の立体型広告体によれば、前記両側の板状保持部は角部に基端を固定して自由端を可動自由とし、左右の板状保持部の平板部と当接部と、中央の軸部材受入部との間にゴム紐により左右均等の張力がかけられるているので、ゴム紐に抗して環状体を左右対称に折り畳みができ、かつゴム紐の付勢力で左右対称に横断面四角形に組み立てできる。この組み立てた環状体を積み重ねて簡単に立体型広告体を構成できる。
また搬送時、不使用時には、立体型広告体を構成する各環状体を折り畳んで小容積として収納保管、搬送等ができる。
この考案は上記実施形態に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。
この考案の立体型広告体で、立体型広告体を同じ向きとした斜視図である。 図1の中央縦断面図である。 立体型広告体を異なる向きとした斜視図である。 この考案の立体型広告体を示す斜視図である。 立体型広告体の一部破断斜視図である。 立体型広告体の一部破断平面図である。 線図で示す立体型広告体の平面図である。 図6の一部破断正面図である。 軸部材受入部に受け止め部を備えた場合の断面図である。 板状保持部、軸部材受入部を幅狭とした別の実施例を示す断面図である。 立体型広告体を折り畳んだ状態の平面図である。 軸部材受入部の斜視図である。 受け止め部を設けた軸部材受入部の斜視図である。 断面円形の軸部材の斜視図である。 断面角形の軸部材の斜視図である。 円形部と角形部を設けた軸部材の斜視図である。 介在部材の斜視図である。 この考案の立体型広告体を同じ向きに積んだ場合の斜視図である。
符号の説明
A 立体型広告体
1 環状体
2 角部
3 角部
4 角部
5 角部
6 軸部材受入部
7 板状保持部
8 板状保持部
9 平板部
10 当接部
11 折り目
12 折り目
13 弾性連結部材
14 弾性連結部材
15 挿通孔
16 挿通孔
17 挿通孔
19 受け止め部
23 抜け止め部材
25 軸部材
26 軸部材
27 軸部材
28 介装部材

Claims (13)

  1. 広告を表示可能な薄板状材料により形成され、縦方向に延びる4つの角部を有する広告表示用環状体を備え、向かい合う2つの前記角部を接近する方向に押圧することにより折り畳み可能であるとともに、向かい合う2つの前記角部が離間する方向に広がることにより横断面四角形となる立体型広告体であって、
    前記立体型広告体は、向かい合う2つの前記角部を結ぶ対角線と他の2つの角部を結ぶ対角線の交点となる位置に設けられるとともに、軸部材を受入可能な軸部材受入部と、向かい合う2つのそれぞれの前記角部より、前記軸部材受入部方向に延びる平板部と、該平板部に連続するとともに、前記立体型広告体が立体状となったときに、前記軸部材受入部に当接する当接部とを有する第1および第2の板状保持部と、一端が前記第1の板状保持部の前記平板部に固定され、他端が前記軸部材受入部に固定され、前記第1の板状保持部の前記当接部を前記軸部材受入部に当接する方向に付勢する第1の弾性連結部材と、一端が前記第2の前記板状保持部の前記平板部に固定され、他端が前記軸部材受入部に固定され、前記第2の板状保持部の前記当接部を前記軸部材受入部に当接する方向に付勢する第2の弾性連結部材とを備え、前記第1および第2の板状保持部が設けられていない2つの前記角部を押圧することにより折り畳み可能であり、かつ、前記2つの前記角部の押圧を解除することにより、前記1および前記2の弾性連結部の付勢力により、向かい合う2つの前記角部が離間する方向に広がり横断面四角形の立体状となるものであり、さらに、前記軸部材受入部に挿入可能な前記軸部材を備えることを特徴とする立体型広告体。
  2. 前記軸部材受入部および前記2つの板状保持部は、前記弾性連結部材を挿通する挿通孔が設けられ、前記弾性連結部材は一端が前記軸部材受入部に設けた挿通孔に挿通されて軸部材受入部に留められるとともに他端が前記板状保持部に設けた挿通孔に挿通されて板状保持部に留められるものである請求項1に記載の立体型広告体。
  3. 前記板状保持部と前記軸部材受入部は、広告表示用環状体と縦方向の幅が略同一又は狭いものである請求項1または2に記載の立体型広告体。
  4. 前記板状保持部の当接部は、前記板状保持部の端部に設けられた縦方向に延びる板体である請求項1ないし3のいずれかに記載の立体型広告体。
  5. 前記軸部材受入部は、横断面四角形の筒体である請求項1ないし4のいずれかに記載の立体型広告体。
  6. 前記軸部材受入部の両面と、前記板状保持部の当接部および平板部には、前記弾性連結部材を平行に通す2つの挿通孔が設けられる請求項1ないし5のいずれかに記載の立体型広告体。
  7. 下部又は上部に配置する立体型広告体の軸部材受入部は、内部に軸部材の端部を受け止める軸受け止め部が設けられる請求項1ないし6のいずれかに記載の立体型広告体。
  8. 前記第1と第2の弾性連結部材は、ゴム紐である請求項1ないし7のいずれかに記載の立体型広告体。
  9. 前記広告表示用環状体の少なくとも一面には広告、絵画、写真等各種表示が施される請求項1ないし8のいずれかに記載の立体型広告体。
  10. 前記軸部材は前記軸部材受入部に挿入する円形状のものである請求項1ないし9のいずれかに記載の立体型広告体。
  11. 前記軸部材は前記軸部材受入部に挿入する横断面四角形である請求項1ないし9のいずれかに記載の立体型広告体。
  12. 前記軸部材は、前記軸部材受入部に嵌合可能な横断面四角形軸部と円形状軸部を有する請求項1ないし9のいずれかに記載の立体型広告体。
  13. 前記軸部材に複数の前記立体型広告体を積み重ねる時、前記立体型広告体間に間隔を設けるための介装部材が備えられた請求項1ないし12のいずれかに記載の立体型広告体。
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