JP3131395B2 - カーペット - Google Patents

カーペット

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JP3131395B2
JP3131395B2 JP08351442A JP35144296A JP3131395B2 JP 3131395 B2 JP3131395 B2 JP 3131395B2 JP 08351442 A JP08351442 A JP 08351442A JP 35144296 A JP35144296 A JP 35144296A JP 3131395 B2 JP3131395 B2 JP 3131395B2
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Inventor
広明 工藤
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池田物産株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機な
どの乗り物或いはホテル、家屋などの建物に敷き設され
てなるカーペット、特にその取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカーペットを図5乃至図7(特開
平4ー113942号公報参照)を用いて説明する。
【0003】従来のカーペット1は、「床部材」として
の室内化粧部材2の下部面2a上に配設されてなり且つ
バッキング材3を裏側に配すると共にその表面にパイル
4が積層されてなるカーペット本体5と、該カーペット
1の端部1aのバッキング材3の裏面3aに夫々の端部
6a,6aを重ねて、縫い糸7により固持してなる取っ
手6とよりなる。
【0004】符号8は係合部材で、前記室内化粧部材2
の下部面2a上に支持してなる面ファスナなどよりな
る。符号9は被係合部材で、前記カーペット1のバッキ
ング材3の裏面3aの端部の適宜の位置に縫い糸7によ
り支持されてなり、前記係合部材に係合離脱自在に支持
されてなる。
【0005】図5に示すように、カーペット1に切り込
み10を形成することで、例えば図示しないセキュリテ
イボックスなどをカーペット1の下側に配設しておい
て、取っ手6を持ち上げることで、該セキュリテイボッ
クスなどを露出させるようにしても良いことになる。
【0006】図8は別の従来例で、前記カーペット本体
5の端部より舌状に突出させ且つ前記パイル4側を表面
にして折り返すことで、被係合部材11を形成してもの
で、前記係合部材8に被係合部材11のパイル4が係合
可能であるものでもよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来例の場合には、前記カーペット本体5と別物の
取っ手6を縫製により固持してなるので、部品費がかか
り、原価高騰の一原因になるおそれがあり、改善が求め
られている。
【0008】また、該取っ手6にストッパがないので、
自然に下がり変形の後、カーペット本体5の裏面側に入
り込んでしまうおそれがあり、かかる場合に、取っ手6
が取り難くなるという課題がある。
【0009】また、取っ手6を引っ張り上げても、該引
っ張り荷重を付与した位置と、被係合部9の位置とが異
なる為、操作性に改善が求められている。
【0010】また、図8に示す従来例の場合には、別部
品ではないものの、カーペット本体5の歩留りに改善が
求められている。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、カーペット本体をめくる時の
操作性が著しく向上し、常に取っ手を掴むことが可能な
るようにし、原価低減を図ることのできるカーペットを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、床部材の面上に配設されてなり
且つ裏面のバッキング材にパイルが積層されてなるカー
ペット本体と、該カーペット本体の裏面に基部が固設さ
れてなり且つ該カーペット本体に形成されてなるスリッ
トを介して該カーペット本体の上方に突設されてなる取
っ手とより構成されてなり、該取っ手は前記カーペット
本体と略同一材料よりなることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のカーペ
ットであって、前記取っ手は、スリットの上方でパイル
側が外側を向くように折り返されてなることを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項1又は2記載のカーペッ
トであって、前記取っ手の基部は、床部材に固設してな
る係合部材に対し、係合離脱自在なることを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
何れかに記載のカーペットであって、前記取っ手は、前
記カーペット本体の端部でパイル側が外側を向くように
折り返されることにより基部が形成され、該基部から前
記スリットを介して掴み部がカーペット本体上に挿通さ
れてなることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3
何れかに記載のカーペットであって、前記取っ手の基部
は、前記カーペット本体の端部でバッキング材同士が直
接面接触して保持され、該基部から前記スリットを介し
て取っ手の掴み部がカーペット本体上に挿通されてなる
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、前記カーペット本体
と略同一材料よりなる取っ手を、前記カーペット本体の
スリットを介してカーペット本体の上方に突設されてな
るので、該取っ手は、カーペット本体の裏面に入り込ま
ず、常に取っ手を掴むことが可能なるので、めくる時の
操作性が著しく向上することになる。
【0017】請求項2によれば、該取っ手のパイルが、
カーペット本体のパイルに絡み合うことで、スリットか
ら該取っ手が抜け落ちないことになる。
【0018】請求項3によれば、取っ手の摘み部に連接
してなる取っ手の基部が、床部材の係合部材に対して係
合離脱自在であることは、取っ手の摘み部に加えた引っ
張り力が直接係合部材との離脱の原因になるので、カー
ペット本体めくり作業の操作性が著しく向上することに
なる。
【0019】請求項4によれば、カーペットの端部より
パイルが外側を向いて折り返されてなるので、該パイル
が前記係合部材に係合離脱が自在である。
【0020】また、取っ手がカーペット本体の端部から
外側に突出されてなるものではなく、カーペット本体そ
のものと一体になっている外観を呈してなるので、見栄
えが著しく向上する。
【0021】請求項5によれば、前記取っ手の基部のパ
イルが前記係合部材に係合離脱自在である。
【0022】また、取っ手がカーペット本体の端部から
外側に突出されてなるものではなく、カーペット本体そ
のものと一体になっている外観を呈してなるので、見栄
えが著しく向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の第1実
施形態の説明図であり、従来例の説明と対応する部位に
は、同一の符号を付して説明する。
【0024】符号1は、カーペットで、該カーペット1
は、「床部材」としての室内化粧部材2の下部面2a上
及び「床部材」としての図示しないフロアパネル夫々に
連続的に配設されてなる。
【0025】該カーペット1は、バッキング材3を裏側
に配すると共にその表面にパイル4が積層されてなるカ
ーペット本体5と、取っ手21とよりなる。
【0026】該取っ手21は、該カーペット本体5の端
部5aでパイル4側が外側を向くように折り返されて表
側の部材と縫い糸7により縫製されてなる基部22と、
該カーペット本体5に端部5aに沿って形成されてなる
スリット23を介して該カーペット本体5の上方に突設
されてなる掴み部24とよりなる。
【0027】該取っ手21は、前記カーペット本体5と
略同一材料よりなる。
【0028】前記取っ手21の基部22は、「床部材」
としての室内化粧部材2の下部面2a上及びフロアパネ
ルに固設してなる面ファスナなどよりなる係合部材8に
対し、パイル4が係合離脱自在で、被係合部材としての
機能を有する。
【0029】前記取っ手21の掴み部24は、前記カー
ペット本体5の上面のパイル4上で再びパイル4が外側
になるように折り返され、その端部24aで縫い糸7に
より縫製されてなる。
【0030】図1に示すように、カーペット1に切り込
み10を形成することで、例えば図示しないセキュリテ
イボックスなどをカーペット1の下側に配設しておい
て、取っ手21を持ち上げることで、該セキュリテイボ
ックスなどを露出させるようにしても良いことになる。
【0031】以上説明したように、このような実施形態
では、前記カーペット本体5と略同一材料よりなる取っ
手21を、前記カーペット本体5に形成したスリット2
3を介してカーペット本体5の上方に突設されてなる
が、該取っ手21のパイル4とカーペット本体5のパイ
ル4との絡み及び前記掴み部24の端部24aがスリッ
ト23に干渉するので、該取っ手21は、カーペット本
体5の裏面に入り込まず、常に取っ手21がカーペット
本体5の上面にあって掴むことが可能なり、めくる時の
操作性が著しく向上することになる。
【0032】取っ手21の摘み部24に連接してなる取
っ手21の基部22が、「床部材」としての室内化粧部
材2の係合部材8に対して係合離脱自在であることは、
取っ手21の摘み部24に加えた引っ張り力が直接係合
部材8との離脱の原因になるので、カーペット本体5の
めくり作業の操作性が著しく向上することになる。
【0033】カーペット1の端部1aよりパイル4が外
側を向いて折り返されてなるので、該パイル4が前記係
合部材8に係合離脱が自在である。
【0034】また、取っ手21がカーペット本体5の端
部5aから外側に突出されてなるものではなく、カーペ
ット本体5そのものと一体になっている外観を呈してな
るので、見栄えが著しく向上する。
【0035】図4は、本発明の第2実施形態で、前記第
1実施形態と異なる点は、取っ手の構造である。
【0036】取っ手31の基部32は、前記カーペット
本体5と別体であり、該カーペット本体5の端部5aで
バッキング材3、3同士が直接面接触して保持され、該
基部32から前記スリット23を介して取っ手31の掴
み部33がカーペット本体5上に挿通されてなる。
【0037】かかる構成によれば、前記取っ手31の基
部32のパイル4が前記係合部材8に係合離脱自在であ
る。
【0038】また、取っ手31がカーペット本体5の端
部5aから外側に突出されてなるものではなく、カーペ
ット本体5そのものと一体になっている外観を呈してな
るので、見栄えが著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
【図2】図1のAーA線に沿った断面図である。
【図3】図1に示す取っ手にする前の状態を示す斜視図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態の図2相当断面図であ
る。
【図5】従来例のカーペットの斜視図である。
【図6】図5のBーB線に沿った断面図である。
【図7】図5のC−C線に沿った断面図である。
【図8】別の従来例を示す図7相当断面図である。
【符号の説明】
1 カーペット 1a カーペットの端部 2 「床部材」としての案内化粧部材 2a 案内化粧部材の下部面 3 バッキング材 3a バッキング材の裏面 4 パイル 5 カーペット本体 5a カーペット本体の端部 6、21、31 取っ手 7 縫い糸 8 係合部材 9、11 被係合部材 10 切り込み 22、32 取っ手の基部 23 スリット 24、33 取っ手の掴み部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部材の面上に配設されてなり且つ裏面
    のバッキング材にパイルが積層されてなるカーペット本
    体と、該カーペット本体の裏面に基部が固設されてなり
    且つ該カーペット本体に形成されてなるスリットを介し
    て該カーペット本体の上方に突設されてなる取っ手とよ
    り構成されてなり、該取っ手は前記カーペット本体と略
    同一材料よりなることを特徴とするカーペット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカーペットであって、 前記取っ手は、スリットの上方でパイル側が外側を向く
    ように折り返されてなることを特徴とするカーペット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカーペットであっ
    て、 前記取っ手の基部は、床部材に固設してなる係合部材に
    対し、係合離脱自在なることを特徴とするカーペット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3何れかに記載のカ
    ーペットであって、 前記取っ手は、前記カーペット本体の端部でパイル側が
    外側を向くように折り返されることにより基部が形成さ
    れ、該基部から前記スリットを介して掴み部がカーペッ
    ト本体上に挿通されてなることを特徴とするカーペッ
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3何れかに記載のカ
    ーペットであって、 前記取っ手の基部は、前記カーペット本体の端部でバッ
    キング材同士が直接面接触して保持され、該基部から前
    記スリットを介して取っ手の掴み部がカーペット本体上
    に挿通されてなることを特徴とするカーペット。
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