JP3130746B2 - フレーム巡回型ノイズ除去装置 - Google Patents

フレーム巡回型ノイズ除去装置

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JP3130746B2
JP3130746B2 JP06303493A JP30349394A JP3130746B2 JP 3130746 B2 JP3130746 B2 JP 3130746B2 JP 06303493 A JP06303493 A JP 06303493A JP 30349394 A JP30349394 A JP 30349394A JP 3130746 B2 JP3130746 B2 JP 3130746B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオテープレコー
ダ(以下「VTR」という)で再生された時間軸誤差を
持った映像信号から、時間方向の相関を利用してノイズ
除去を行うフレーム巡回型ノイズ除去装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRはより一層の高画質化が求
められてきている。この要求に対応する技術の1つとし
てフレーム方向に処理を行う再生系の3次元NR(ノイ
ズ除去)技術がある。一般にVTRでは、ヘッド・ドラ
ムシリンダの回転速度のむらなどにより、再生信号中に
時間軸誤差が発生する。この時間軸誤差を持った信号で
時間方向に処理を行うと、画質劣化を引き起こしてしま
う。
【0003】特に高性能化が要求されるNR技術におい
ては時間方向処理が必要であり、そのためにはVTR再
生信号が持つ時間軸誤差を取り除いた信号で処理を行わ
なければならない。このような背景から、映像信号が持
つ時間軸誤差を除去する時間軸補正方法が、これまでに
数多く提案されている。以下、従来の時間軸誤差を持っ
た信号を入力としたフレーム巡回型ノイズ除去装置の一
例について、図面を参照しながら説明する。
【0004】図8は従来例のフレーム巡回型ノイズ除去
装置のブロック図である。図8において、入力端子7a
から入力されたVTRの再生映像信号は、水平同期分離
回路706およびA/D変換器701に入力される。P
LL回路703では、水平同期分離回路706で検出さ
れた入力映像信号中の同期信号の位相を基準とし、1水
平走査期間を例えば910分割するラインロッククロッ
クを発生する。ラインロッククロックには、1水平走査
期間ごとの時間軸誤差成分が含まれている。
【0005】この周波数910fH (fH は水平走査周
波数)のラインロッククロックが、A/D変換器701
およびメモリ702に入力される。このクロックを用い
て、入力映像信号はA/D変換器701でディジタル信
号に変換され、ノイズ除去回路704に入力される。ま
たこのクロックにしたがって、メモリ702からの映像
信号の読み出し、およびメモリ702への映像信号の書
き込みを行う。
【0006】ノイズ除去回路704では、A/D変換器
701でディジタル信号に変換された入力信号と、メモ
リ702から読み出されたフレーム遅延信号との間で非
相関成分の検出を行い、その成分からノイズ成分のみを
抽出し除去する。ノイズ成分が除去された信号は、D/
A変換器705でアナログ信号に変換され、出力端子7
bから出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、入力映像信号の水平同期信号の位相を基準
にラインロッククロックを発生するPLL回路703の
応答精度によっては、3次元NR処理におけるノイズ抽
出精度が影響を受け、十分なノイズ低減効果が得られな
い場合がある。また、固定のクロックでの処理でないた
め他のディジタル信号処理回路とのインタフェースが困
難となるという問題がある。
【0008】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、時間軸誤差を持った映像信号が入力された場合に
も高いノイズ低減効果を得ることができるとともに、他
のディジタル信号処理回路とのインタフェースが簡単に
実現できるフレーム巡回型ノイズ除去装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフレーム
巡回型ノイズ除去装置は、出力映像信号を1フレーム期
間保持するメモリと、固定の周波数で標本化された入力
映像信号から同期信号を検出し、その検出毎に同期信号
が持つ1標本化周期以下の時間軸誤差の検出を行う時間
軸誤差検出回路と、時間軸誤差検出回路で同期信号が検
出される都度、メモリへの出力映像信号の書き込みおよ
びメモリから1フレーム前の出力映像信号の読み出しを
所定のアドレスから始めるように、メモリの書き込みア
ドレスおよび読み出しアドレスを所定の番地にセットす
るとともに、時間軸誤差検出回路で検出した1標本化周
期以下の時間軸誤差を入力して1フレーム期間遅延さ
せ、遅延させている1フレーム期間前の1標本化周期以
下の時間軸誤差と現在の1標本化周期以下の時間軸誤差
との間で減算を行うことにより現在の入力映像信号の時
間軸に対して1フレーム前の入力映像信号が持つ相対的
な時間軸誤差を算出して出力信号とする制御回路と、メ
モリから読み出された1フレーム前の出力映像信号に対
し、制御回路の出力信号に基づいて補間処理を行うデー
タ補間回路と、現在の入力映像信号とデータ補間回路の
出力信号との間でフレーム相関のないノイズ成分を抽出
除去し出力映像信号として出力するノイズ除去回路とを
備えている。
【0010】請求項2記載のフレーム巡回型ノイズ除去
装置は、請求項1記載のフレーム巡回型ノイズ除去装置
において、時間軸誤差検出回路は、入力映像信号と、入
力映像信号を1水平走査期間遅延させた信号と、この遅
延させた信号を更に1水平走査期間遅延させた信号とを
用いて演算を行い、入力映像信号から垂直方向に相関の
無いノイズ成分を除去した後で、同期信号の検出を行う
ようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載のフレーム巡回型ノイズ除去
装置は、請求項1記載のフレーム巡回型ノイズ除去装置
において、メモリは1次元のアドレス配置された構成を
有し、制御回路は、時間軸誤差検出回路で同期信号が検
出される都度、メモリの書き込みアドレスおよび読み出
しアドレスを所定数単位で更新セットするようにしたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4記載のフレーム巡回型ノイズ除去
装置は、請求項1記載のフレーム巡回型ノイズ除去装置
において、データ補間回路は、メモリから読み出された
1フレーム前の出力映像信号から第1および第2の標本
値を制御回路の出力信号である時間軸誤差に基づいて選
択する選択手段と、選択手段で選択された第1の標本値
に対して時間軸誤差に基づいた第1の係数を乗ずる第1
の乗算手段と、選択手段で選択された第2の標本値に対
して時間軸誤差に基づいた第2の係数を乗ずる第2の乗
算手段と、第1および第2の乗算手段の出力信号を加算
することにより時間軸の補正された信号を出力する加算
手段とからなることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明の構成によれば、時間軸誤差検出回路
が固定の周波数で標本化された入力映像信号から同期信
号を検出する都度、制御回路がメモリの書き込みアドレ
スおよび読み出しアドレスを所定の番地にセットし、メ
モリへの出力映像信号の書き込みおよびメモリから1フ
レーム前の出力映像信号の読み出しを所定のアドレスか
ら始めることにより、ノイズ除去回路に入力される入力
映像信号とメモリから読み出される1フレーム前の出力
映像信号との1標本化周期以上の誤差を除去することが
できる。さらに、時間軸誤差検出回路で同期信号を検出
する毎に同期信号が持つ1標本化周期以下の時間軸誤差
の検出を行い、制御回路において1フレーム期間前の1
標本化周期以下の時間軸誤差と現在の1標本化周期以下
の時間軸誤差との間で減算を行うことにより現在の入力
映像信号の時間軸に対して1フレーム前の入力映像信号
が持つ相対的な時間軸誤差を算出し、この相対的な時間
軸誤差に基づいてデータ補間回路で、メモリから読み出
した1フレーム前の出力映像信号に補間処理を行うこと
により、1標本化周期以下の誤差の補正を行うことがで
きる。その結果、データ補間回路の出力信号と入力映像
信号との時間軸が一致し、ノイズ除去回路では、この時
間軸の一致した信号間でノイズ除去処理を行うことによ
り、時間軸誤差を持った映像信号が入力された場合にも
高いノイズ低減効果が得られ、S/Nが改善される。
【0014】また、この装置における時間軸補正処理お
よびノイズ除去処理は全て固定の周波数上で行うため、
他のディジタル信号処理回路とのインタフェースが簡単
に実現できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の実施例におけ
るフレーム巡回型ノイズ除去装置のブロック図を示すも
のである。図1において、入力端子1aに入力された映
像信号は、時間軸誤差検出回路101およびノイズ除去
回路105の一方の入力(S1)へ供給される。メモリ
103には、ノイズ除去回路105の出力信号が入力さ
れる。
【0016】時間軸誤差検出回路101の出力は制御回
路102に供給され、そこで生成された制御信号は、メ
モリ103とデータ補間回路104に供給される。まず
時間軸誤差検出回路101では、入力映像信号から水平
同期信号の検出が行われ、その検出ごとに同期信号が持
っている時間軸誤差の検出を行い、結果を制御回路10
2に供給する。制御回路102では、時間軸誤差検出回
路101が水平同期信号を検出の都度、メモリ103を
制御するためのアドレスを発生するとともに、1フレー
ム間の相対的な時間軸誤差の算出を行う。
【0017】制御回路102によって発生されたアドレ
スにしたがって、メモリ103へのデータの書き込みお
よび読み出しを行う。メモリ103から読み出されたデ
ータは、制御回路102で算出された時間軸誤差情報に
基づいてデータ補間回路104で補間処理が施され、そ
の結果がノイズ除去回路105の他方の入力(S0’)
へ供給される。
【0018】ノイズ除去回路105では、入力端子1a
からの入力映像信号とデータ補間回路104の出力信号
との間でフレーム相関の無いノイズ成分を抽出し除去し
た結果を、出力信号として出力端子1bより出力する。
以上のように構成されたこの実施例のフレーム巡回型ノ
イズ除去装置について、以下その動作を説明する。
【0019】この実施例は、入力映像信号を時間軸誤差
を持つVTRの再生信号とする。この入力映像信号は固
定の周波数で標本化された信号であり、この実施例では
1水平走査期間(以下「1H期間」という)を910分
割とする。図1の入力端子1aに入力された映像信号
は、まず時間軸誤差検出回路101においてノイズ成分
の除去が行われる。一例として、入力信号と、その信号
を1H期間遅延させた信号と、さらに1H期間遅延させ
た信号との3つの信号間で演算を行うことにより、垂直
方向に相関の無いノイズ成分の除去を行う。これは、ノ
イズ成分の妨害による水平同期信号部分の誤検出を防止
するための処理である。このようにしてノイズ成分が除
去された信号から、同期信号の立ち下がり部分の検出を
行う。
【0020】図2において、しきい値THに対し水平方
向に連続する標本点D0,D1の関係が、D0>TH≧
D1であった場合に、同期信号と判断する。また以上の
ような方法で同期信号が検出される度に、その同期信号
が持つ1標本化周期(以下「1CLK」という)以下の
時間軸誤差を算出する。演算式を(数1)に示す。
【0021】
【数1】時間軸誤差=(TH−D1)/(D0−D1) このようにして算出された時間軸誤差と、水平同期信号
の検出タイミングを受けて制御回路102が動作する。
この制御回路102は、メモリ103の書き込みおよび
読み出しを制御するためのアドレス発生と、1フレーム
間の時間軸を一致させるために必要な時間軸誤差情報の
算出とを行う。
【0022】まず、制御回路102におけるメモリ10
3の書き込みおよび読み出し制御用のアドレス発生方法
について説明する。一般的にVTRの再生信号は時間軸
誤差を持っているため、1H期間910CLKに対し、
各ラインで数CLKのばらつきがある。したがって、あ
るラインの水平同期信号が検出されてから次の同期検出
があるまでには、1ラインのCLK数が910±数CL
Kとなることが考えられる。この実施例ではこの数CL
Kの誤差を、メモリによる遅延段数をその誤差に応じて
変化させることにより除去する。
【0023】この実施例で用いるメモリ103を図3に
示すような2次元のアドレス配置されたメモリとした場
合、例えばkライン目の水平同期信号が検出されたと
き、垂直方向のアドレスをk番地(k=0,1,2,
…,523,524)にセットし、水平方向のアドレス
は0にリセットする。この水平アドレスは、0,1,
2,…,909とカウントし、同期信号の検出の度にリ
セットされる。
【0024】例えばnライン目が数CLKの誤差を持ち
1H期間が910CLKを越える場合は、次の同期信号
が検出されるまでは水平アドレスを909でホールドす
るような制御が行われる。また、メモリ103に図4に
示すような1次元のアドレス配置されたメモリを用いた
場合について説明する。固定周波数910fH で標本化
された入力映像信号において、1H期間の有効画素数を
768とする。
【0025】例えばKライン目の同期信号が検出される
と、アドレスは768×K(K=0,1,2,…,52
4)に設定され、このアドレスから有効画素エリアのデ
ータ768画素の書き込みおよび読み出しを行った後、
次の同期信号の検出が行われるまでメモリへのアクセス
を止める。図4に示すように1次元のアドレス配置され
たメモリを、768画素を1つの単位とした構成要素か
らなるメモリとして考え、入力映像信号から水平同期信
号が検出される毎に、メモリ制御用のアドレスを768
単位で更新していく。
【0026】このアドレスにしたがってデータの書き込
みおよび読み出しを行うことにより、1次元アドレス配
置メモリにおいても、2次元アドレス配置メモリと同様
の処理が実現できる。以上のアドレス制御により設定さ
れたアドレスにしたがって、同期検出時の図2の信号D
1を基準にデータの書き込みおよび読み出しを行えば、
図1における現在の入力信号であるS1と、メモリ10
3から読み出される1フレーム期間前の信号S0との間
における1CLK以上の誤差を除去することができる。
【0027】さらに、1CLK以下の時間軸誤差の除去
を行う。まず、制御回路102で、信号S1の時間軸を
基準とした場合に、これに対し信号S0が持つ相対的な
時間軸誤差を算出する。制御回路102は、時間軸誤差
検出回路101で(数1)によって算出された1CLK
以下の時間軸誤差を受け、これを内部の遅延回路によっ
て1フレーム期間遅延する。そして、1フレーム期間前
の時間軸誤差J0と、現在の入力ラインの時間軸誤差J
1との間で減算を行い、現在の入力ラインの時間軸を基
準とした場合に、それに対して1フレーム前のラインが
持つ相対的な時間軸誤差ERRを算出する。演算式を
(数2)に示す。
【0028】
【数2】ERR=J1−J0 以上説明してきた方法により制御回路102で算出され
た時間軸誤差ERRと、制御回路102で発生されたア
ドレスにしたがってメモリ103から読み出されたフレ
ーム遅延信号とを受けて、データ補間回路104におい
て補間処理を行う。
【0029】このデータ補間回路104では、入力され
たフレーム遅延信号に対し、1フレーム間の時間軸誤差
ERRに基づいて時間軸補正が施される。まず、図5に
示すようなmフレームnライン目と、m−1フレームn
ライン目からそれぞれ検出された時間軸誤差J1,J0
の間に、J1>J0という関係がある場合の補正方法に
ついて図6を用いて説明する。
【0030】図6において、標本点D1,D2から時間
軸が補正されたD1’を求めるときの演算式を(数3)
に示す。
【0031】
【数3】D1’=D1×(1−ERR)+D2×ERR また時間軸誤差J1,J0の間に、J1<J0という関
係がある場合の補正方法について図7を用いて説明す
る。図7において、標本点D0,D1から時間軸が補正
されたD1’を求めるときの演算式を(数4)に示す。
【0032】
【数4】D1’=D1×(1−ERR)+D0×ERR ERR=0の場合は、D1’=D1である。上記の(数
3)あるいは(数4)を用いて時間軸誤差に応じた補正
処理を行うことにより、フレーム間で時間軸の一致した
信号を得ることができる。
【0033】例えば、データ補間回路104は、メモリ
から読み出された1フレーム前の出力映像信号から第1
および第2の標本値を制御回路102の出力信号である
時間軸誤差に基づいて選択する選択手段と、選択手段で
選択された第1の標本値に対して時間軸誤差に基づいた
第1の係数を乗ずる第1の乗算手段と、選択手段で選択
された第2の標本値に対して時間軸誤差に基づいた第2
の係数を乗ずる第2の乗算手段と、第1および第2の乗
算手段の出力信号を加算することにより時間軸の補正さ
れた信号を出力する加算手段とからなる。
【0034】以上説明してきた方法により得られた時間
軸の一致した2つの信号S0’,S1を入力として、ノ
イズ除去回路105では時間方向に相関の無いノイズ成
分のみを抽出し、入力信号から除去することにより、S
/Nの改善された出力映像信号を得ることができる。以
上のようにこの実施例によれば、時間軸誤差を持つ映像
信号が入力された場合に1CLK以上の時間軸誤差はメ
モリの遅延段数を時間軸誤差に応じて可変することによ
り除去し、さらに1CLK以下の誤差を直線補間処理に
より補正することにより、時間軸の一致した信号間でN
R処理を行うことができ、高いノイズ低減効果が得ら
れ、S/Nが改善される。
【0035】また、この装置における時間軸補正処理お
よびノイズ除去処理は全て固定の周波数のクロックにて
動作するため、他のディジタル信号処理回路とのインタ
フェースが簡単に実現できる。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、時間軸誤差検
出回路が固定の周波数で標本化された入力映像信号から
同期信号を検出する都度、制御回路がメモリの書き込み
アドレスおよび読み出しアドレスを所定の番地にセット
し、メモリへの出力映像信号の書き込みおよびメモリか
ら1フレーム前の出力映像信号の読み出しを所定のアド
レスから始めることにより、ノイズ除去回路に入力され
る入力映像信号とメモリから読み出される1フレーム前
の出力映像信号との1標本化周期以上の誤差を除去する
ことができる。さらに、時間軸誤差検出回路で同期信号
を検出する毎に同期信号が持つ1標本化周期以下の時間
軸誤差の検出を行い、制御回路において1フレーム期間
前の1標本化周期以下の時間軸誤差と現在の1標本化周
期以下の時間軸誤差との間で減算を行うことにより現在
の入力映像信号の時間軸に対して1フレーム前の入力映
像信号が持つ相対的な時間軸誤差を算出し、この相対的
な時間軸誤差に基づいてデータ補間回路で、メモリから
読み出した1フレーム前の出力映像信号に補間処理を行
うことにより、1標本化周期以下の誤差の補正を行うこ
とができる。その結果、データ補間回路の出力信号と入
力映像信号との時間軸が一致し、ノイズ除去回路では、
この時間軸の一致した信号間でノイズ除去処理を行うこ
とにより、時間軸誤差を持った映像信号が入力された場
合にも高いノイズ低減効果が得られ、S/Nが改善され
る。
【0037】また、この装置における時間軸補正処理お
よびノイズ除去処理は全て固定の周波数上で行うため、
他のディジタル信号処理回路とのインタフェースが簡単
に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のフレーム巡回型ノイズ除
去装置のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例における時間軸誤差検出回
路の動作を説明するための図である。
【図3】この発明の一実施例におけるメモリ制御を説明
するための図である。
【図4】この発明の一実施例におけるメモリ制御を説明
するための図である。
【図5】この発明の一実施例におけるデータ補間回路の
動作を説明するための図である。
【図6】この発明の一実施例におけるデータ補間回路の
動作を説明するための図である。
【図7】この発明の一実施例におけるデータ補間回路の
動作を説明するための図である。
【図8】従来例のフレーム巡回型ノイズ除去装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
101 時間軸誤差検出回路 102 制御回路 103 メモリ 104 データ補間回路 105 ノイズ除去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217 H04N 5/93

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力映像信号を1フレーム期間保持する
    メモリと、 固定の周波数で標本化された入力映像信号から同期信号
    を検出し、その検出毎に前記同期信号が持つ1標本化周
    期以下の時間軸誤差の検出を行う時間軸誤差検出回路
    と、 前記時間軸誤差検出回路で前記同期信号が検出される都
    度、前記メモリへの前記出力映像信号の書き込みおよび
    前記メモリから1フレーム前の出力映像信号の読み出し
    を所定のアドレスから始めるように、前記メモリの書き
    込みアドレスおよび読み出しアドレスを所定の番地にセ
    ットするとともに、前記時間軸誤差検出回路で検出した
    1標本化周期以下の時間軸誤差を入力して1フレーム期
    間遅延させ、遅延させている1フレーム期間前の1標本
    化周期以下の時間軸誤差と現在の1標本化周期以下の時
    間軸誤差との間で減算を行うことにより現在の入力映像
    信号の時間軸に対して1フレーム前の入力映像信号が持
    つ相対的な時間軸誤差を算出して出力信号とする制御回
    路と、 前記メモリから読み出された1フレーム前の出力映像信
    号に対し、前記制御回路の出力信号に基づいて補間処理
    を行うデータ補間回路と、 前記現在の入力映像信号と前記データ補間回路の出力信
    号との間でフレーム相関のないノイズ成分を抽出除去し
    前記出力映像信号として出力するノイズ除去回路とを備
    えたフレーム巡回型ノイズ除去装置。
  2. 【請求項2】 前記時間軸誤差検出回路は、前記入力映
    像信号と、前記入力映像信号を1水平走査期間遅延させ
    た信号と、この遅延させた信号を更に1水平走査期間遅
    延させた信号とを用いて演算を行い、前記入力映像信号
    から垂直方向に相関の無いノイズ成分を除去した後で、
    同期信号の検出を行うようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のフレーム巡回型ノイズ除去装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリは1次元のアドレス配置され
    構成を有し、 前記 制御回路は、前記時間軸誤差検出回路で同期信号が
    検出される都度、前記メモリの書き込みアドレスおよび
    読み出しアドレスを所定数単位で更新セットするように
    したことを特徴とする請求項1記載のフレーム巡回型ノ
    イズ除去装置。
  4. 【請求項4】 前記データ補間回路は、前記メモリから
    読み出された1フレーム前の出力映像信号から第1およ
    び第2の標本値を前記制御回路の出力信号である時間軸
    誤差に基づいて選択する選択手段と、前記選択手段で選
    択された第1の標本値に対して前記時間軸誤差に基づい
    た第1の係数を乗ずる第1の乗算手段と、前記選択手段
    で選択された第2の標本値に対して前記時間軸誤差に基
    づいた第2の係数を乗ずる第2の乗算手段と、前記第1
    および第2の乗算手段の出力信号を加算することにより
    時間軸の補正された信号を出力する加算手段とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のフレーム巡回型ノイズ
    除去装置。
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JP4523476B2 (ja) * 2005-04-15 2010-08-11 三菱電機株式会社 雑音除去装置および雑音除去装置用プログラム

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