JP3128854B2 - 半導体製造装置制御システム - Google Patents

半導体製造装置制御システム

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JP3128854B2 JP03107687A JP10768791A JP3128854B2 JP 3128854 B2 JP3128854 B2 JP 3128854B2 JP 03107687 A JP03107687 A JP 03107687A JP 10768791 A JP10768791 A JP 10768791A JP 3128854 B2 JP3128854 B2 JP 3128854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCVDなどのプロセスに
よって半導体の成膜を行う半導体製造装置を制御するシ
ステムに関する。なお以下各図において同一の符号は同
一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の半導体製造装置は、そ
の装置が持っている反応室の数は一定であり、かつその
構成要素を制御するプログラムも、その装置と1対1に
対応している。この種の半導体製造装置は、反応室を
構成する要素(成膜原理を実現するもの)あるいは供給
されるガスの種類等により、生成できる膜の種類が限定
される(例えば酸化膜とか窒化膜等)。従って、複数の
反応室を持つ装置ではオペレータは今から生成しようと
いている膜がどの種類に属する膜なのかを判断し、どの
反応室で成膜すれば良いのかを指示している。この種
の半導体製造装置は数百以上の工程の中の1〜2工程を
サポートするものであり、1台で全ての処理ができるわ
けでは無い。また、1工程が完了した半導体ウェハを次
の工程に持っていく場合に、ウェハを装置外に出し大気
中に曝すことになる。しかしこのことは、プロセス過程
においては様々な問題を招く。例えば大気に曝すことに
よりウェハ表面が冷えて水分を吸収してしまったり、ウ
ェハ表面にパーティクル(ゴミ)が付着する。以上のこ
とにより、装置1台で複数の工程をサポートする装置、
すなわち複数の反応室を持ち、かつその真空装置内で連
続して複数のプロセスを実行する事が要求されている。
従来の装置では、ある連続プロセスを専用に行う固定の
手順をサポートする方法で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで稼動可能な反
応室の数は反応室のメンテナンスや故障等によって変動
する。また半導体製造装置の高稼動率を維持しながら各
種の半導体の成膜要求を満たすためには反応室で行う成
膜の種類や、成膜工程の順序等を適宜変更することが望
まれる。しかしながらこのためには従来の半導体製造装
置の制御プログラムは前記のように構成されているの
で装置を構成する反応室の数の増減に対しては、プログ
ラムを作り変える必要がある。また上述の要望を満たす
ためには従来の半導体製造装置の場合、前記に述べた
ようにオペレータがどの反応室でどのような成膜をすれ
ばよいかの指示を頻繁に発しなければならない。このた
め煩雑さにより、判断ミスあるいは操作ミスを引き起こ
す問題を抱えている。また従来の半導体製造装置は前記
で述べたように固定の連続プロセス手順をサポートし
ているだけであるため、今までと違うマルチプロセスを
行う場合には、そのプロセス専用に別の装置を用意する
必要がある。そこで本発明は上記問題点を解消できる半
導体製造装置制御システムを提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の制御システムでは、成膜処理用の増減
可能な複数の反応室(21など)、この反応室等の(真
空装置6などの)真空排気の制御を分担する真空排気制
御手段(真空PC2など)、(大気ロボット26,受渡
し容器23,装置内ロボット22などを介する)この半
導体製造装置の外側と前記反応室との間、および(装置
内ロボット22などを介する)前記反応室相互間のウェ
ハ搬送の制御を分担する搬送制御手段(搬送PC3な
ど)、前記反応室毎に設けられ当該の反応室の成膜プロ
セス機器(プロセス装置8など)の制御を分担する反応
室制御手段(反応室PC4など)、前記の各制御手段と
共通の通信回線(5など)で結合され、各種の成膜プロ
セス毎に成膜処理過程の順番(31など、以下プロセス
番号という)別の保持時間(32など)を定めた成膜レ
シピ(レシピデータRDなど)と、このプロセス番号別
の前記成膜プロセス機器のあるべきオン,オフ状態を定
めたプロセスデータ(PDなど)とを設定されて(補助
記憶装置11などに)記憶し、(CRT・キーボード9
などを介し)指定された前記成膜レシピによる成膜を前
記の各制御手段を介して実行するコンピュータ(1な
ど)、を備えた半導体製造装置において、 前記コンピ
ュータおよび各制御手段は夫々自領域(m1,m2,…
など)を割付られた同一構造の通信データメモリ(通信
データ領域M1,M2,…など)を備え、同一の通信デ
ータを自身内の前記通信データメモリ内の自領域内およ
び前記通信回線を介し他の全ての通信データメモリ内の
自領域内の同一アドレス領域へ書込むことによって、送
信相手の前記コンピュータまたは各制御手段への前記通
信データの送信を行えるようにし、前記コンピュータの
自領域内には少なくとも前記の反応室制御手段の各々に
対して、かつ該制御手段の増加に対応し得るように割付
けた、前記プロセスデータを送信するための部分領域
(以下第1の部分領域という)を設け、前記の各反応室
制御手段の自領域内には夫々少なくとも前記搬送制御手
段に対して割付けた、ウェハの移動要求(搬入要求L、
搬出要求ULなど)を送信するための部分領域(以下第
2の部分領域という)を設け、前記搬送制御手段の自領
域内には少なくとも前記の反応室制御手段の各々に対し
て、かつ該制御手段の増加に対応し得るように割付け
た、前記移動要求に対する応答(搬入完了,搬出完了な
ど)を送信するための部分領域(以下第3の部分領域と
いう)を設けるようにし、
【0005】請求項2の制御システムでは、請求項1に
記載の制御システムにおいて、前記コンピュータは(C
RT・キーボード9,反応室別の有無,膜種記憶手段1
Aなどを介する)前記反応室ごとの有無、および前記反
応室ごとの成膜の種別としての膜種の登録に基づいて、
指定された前記成膜レシピに関わる前記反応室を決定
し、該反応室に関わる前記反応室制御手段に対応する第
1の部分領域へ該成膜レシピに関わるプロセスデータを
書込むようにし、これに応じて該当する前記反応室制御
手段および搬送制御手段は夫々前記第2,第3の部分領
域を用いて互に前記の送信を行うようにし、
【0006】請求項3の制御システムでは、請求項2に
記載の制御システムにおいて、前記コンピュータは指定
された前記成膜レシピの名前からこの成膜レシピに関わ
る反応室を決定し得るようにし、
【0007】請求項4の制御システムでは、請求項2ま
たは3に記載の制御システムにおいて、前記コンピュー
タは、単一の前記成膜レシピを指定され、かつこのレシ
ピに関わる前記反応室が複数あるときは、該反応室に対
応する各前記反応室制御手段の第1の部分領域へ指定さ
れた前記成膜レシピに関わるプロセスデータを夫々成膜
を施すべきウェハの枚数毎に振り分けて書込むように
し、また
【0008】請求項5の制御システムでは、請求項3に
記載の制御システムにおいて、前記コンピュータの自領
域内に前記反応室の別に、かつ該反応室の増加に対応し
得るように割付けた、前記搬送制御手段に送信すべき成
膜順序属性(SATなど)を書込むための部分領域(以
下第4の部分領域という)を設け、前記コンピュータ
は、同一のウェハに施すべき複数の夫々異なる前記膜種
の成膜レシピをその実行の順番と共に指定されたとき
は、指定された前記成膜レシピに関わる前記反応室制御
手段に対応する前記第1の部分領域へ該当する前記プロ
セスデータを書込むと共に、当該の反応室に対応する前
記第4の部分領域へ当該の成膜に対応する前記成膜順序
属性を書込むようにし、前記搬送制御手段はこの成膜順
序属性と当該の前記反応室制御手段から送信される前記
移動要求とから当該の反応室に搬入するウェハの取出元
と該反応室からの格納先とを判別するようにするものと
する。
【0009】
【作 用】(1)請求項1,2に関わる発明について:
コンピュータと各PC(専用コントローラ)とを高速の
通信回線で接続し、この回線を介してコンピュータ,真
空PC,搬送PCおよびN個の反応室PCが通信データ
メモリの内容をやりとりするようにし、コンピュータに
は反応室の有無および数を判断して、該当する反応室P
Cに実行を指定された成膜レシピに対応したプロセスデ
ータを転送する手段を設け、各反応室PCには搬送PC
にウェハの移動要求を出力する手段を設け、また搬送P
Cには、その要求がどの反応室PCからのものかを判断
して該当する反応室PCに対し応答する手段を設けるこ
とにより、反応室の増減・有無を意識することなくプロ
グラムが再利用できるようにする。
【0010】(2)請求項3,4に関わる発明につい
て:コンピュータに複数ある各反応室別に生成できる膜
の種類を登録する手段と、その登録したデータとオペレ
ータが指示する成膜レシピの名前とから現在生成すべき
膜種を判断し、成膜を行う反応室を自動的に判定し、該
当する反応室PCにプロセスデータを転送する手段とを
持たせることにより、指定された反応室へ自動的にウェ
ハを振り分けて膜を生成をすることを可能とする。
【0011】(3)請求項5に関わる発明について:コ
ンピュータには前記反応室PCに対して、成膜を実行す
る為に必要なプロセスデータと同時にその反応室で行う
成膜の順番が複数プロセスの先頭,中間,最終の何れか
に当たるかを識別できる順序属性情報を一緒に転送する
手段を設け、また搬送PCにはこの順序属性情報と反応
室PCからのウェハ移動要求とからウェハの取出元およ
び格納先を判断する手段を設けることにより、1枚のウ
ェハに対して可変の複数種類の膜を可変の順番で生成す
るマルチプロセスを実行できるようにする。
【0012】
【実施例】以下図1ないし図15を用いて本発明の実施
例を説明する。図1は本発明の一実施例としての半導体
製造装置の制御システムの構成図である。同図において
1はこのシステムを総括制御するコンピュータであり、
このコンピュータ1にはキーボードと組合されたグラフ
ィックCRTとしてのCRT・キーボード9,プリンタ
10,補助記憶装置11が接続されている。6は図2で
述べるようにこの半導体製造装置中の各種の真空装置を
総括してなる真空装置、7は同じくこの半導体製造装置
中の各種の搬送装置を総括してなる搬送装置、8(8−
1,〜,8n)は夫々、この半導体製造装置中の#1〜
#nのn個(この例では3個)の反応室に関わる各種の
プロセス装置(例えばマイクロ波発生装置,各種のガス
の流量制御弁,ヒータ,モータ,計測器等)を総括して
なるプロセス装置である。そして2と3は夫々真空装置
6と搬送装置7を制御する専用コントローラとしての真
空PCと搬送PCであり、4(4−1,〜,4−n)は
夫々プロセス装置8−1,〜,8−nを制御する専用コ
ントローラとしての#1反応室PC〜#n反応室PCで
ある。これらの専用コントローラ2〜4は高速の共通の
通信回線5にコンピュータ1と共に接続され、お互いに
データの授受を行っている。なおコンピュータ1内の反
応室別の有無,膜種記憶手段1Aはコンピュータ1の本
発明に基づく主要な部分機能部の1つである。
【0013】図2は図1の制御システムを除く半導体製
造装置の要部のハード構成を示す。図2において21
(21−1,〜,21−n)は夫々#1〜#nの反応
室、27はこの#1〜#nの各反応室間に設けられた連
絡用の真空室、22はこの連絡用真空室内に設けられた
ウェハ搬送用のロボット(便宜上装置内ロボットとい
う)、23はウェハを大気中から連絡用真空室27内へ
またはその逆の経路に運ぶための受渡し容器であり、大
気・真空を繰り返し行っている部屋である。24は各部
屋を仕切るバルブ(仕切弁)、25は大気中にある複数
のウェハを格納するカセット、26はカセット25から
受渡し容器23の部屋まで、またはその逆の経路にウェ
ハを搬送する大気ロボットである。成膜を開始しようと
するときはこの大気ロボット26がカセット25からウ
ェハを取り出し、大気状態の受渡し容器23にそのウェ
ハを格納する。次に受渡し容器23の部屋を真空状態に
し、装置内ロボット22が受渡し容器23からウェハを
取り出し、該当する反応室21に取り出したウェハを格
納する。そこで仕切弁4を閉じ、反応室21内で実際の
膜付けが行われる。成膜が終わったウェハは逆の手順で
カセット25まで搬送される。 なお図1の真空装置6
は図2の#1〜#nの各反応室21−1,〜,21−n
および連絡用真空室27を真空にする装置、並びに受渡
し容器23を真空引きしたり、大気圧に戻したりする装
置等からなる。また図1の搬送装置7は図2における装
置内ロボット22,受渡し容器23,仕切弁24,カセ
ット25,大気ロボット26を含んでいる。
【0014】次に実際の成膜の過程を説明する。コンピ
ュータ1はどのような成膜を行うかの処方箋としてのレ
シピデータと、このレシピデータ中の成膜処理の過程の
順番(プロセスNO.という)別のプロセスデータとを
持っており、この両者(レシピデータおよびプロセスデ
ータ)の関係を図3に示す。即ち図3においてRDがレ
シピデータ、PDがプロセスデータであり、レシピデー
タRDはプロセスNO.31とその保持時間32との組
からなるデータが複数工程分、順番に配列されて構成さ
れる。そしてプロセスデータPDはレシビデータRDの
各プロセスNO.31に対応して設けられている。この
プロセスデータPDは当該のプロセス装置8を構成する
機器#1〜#N(但し図3では#の字が省略されてい
る。例えばマイクロ波発生装置,各種の弁,ヒータ,モ
ータ等)のこの工程においてあるべきONまたはOFF
状態を定めたデータである。このようにプロセスデータ
PDはプロセス装置の状態を定義したデータであり、そ
のプロセスデータPDをその保持時間32毎に切り換え
てプロセス装置を制御する。
【0015】図4,図5はこの制御の説明図である。こ
こでは#1反応室21−1で成膜が行われる例を示して
いる。この両図において(A)はウェハの搬送経路を、
(B)はレシピデータRDをそれぞれ示し、また(C)
はこのときのコンピュータ1、#1反応室PC4−1、
搬送PC3の動作および相互間の信号のやりとり等を示
している。即ち図4ではコンピュータ1は通信回線5を
介して、このプロセスデータPDとこのデータに対応す
る保持時間32を#1反応室PC4−1に転送する。#
1反応室PC4−1は、受け取ったデータから、そのプ
ロセス属性ATを判断し、搬送PC3,真空PC2に指
令を出す。このプロセス属性ATには、図(B)に示す
ように前処理P・ウェハ処理W・後処理Eがある。前処
理Pとは、ウェハを反応室21に入れる前に、反応室2
1の中を成膜できる状態にする前準備を行うプロセスで
ある。ウェハ処理Wは反応室21に入ったウェハに実際
に成膜するプロセスであり、後処理Eは成膜が終わった
ウェハを取り出した後に反応室21の中を掃除するプロ
セスである。従って前処理Pにおいてはコンピュータ1
からのプロセスNO.1データPDに基づく#1反応室
PC4−1のウェハ搬送開始要求により、搬送PC3は
ウェハをカセット25から連絡用真空室27内へ搬入し
(図4(A)の経路→)、#1反応室21−1の前
で待機させる(図4(A)の位置)。
【0016】一方、#反応室PC4−1は前処理Pの最
後のプロセス(NO.m)の保持時間32がタイムアッ
プしたタイミングで搬送PC3に対して、ウェハを#1
反応室21−1に入れてもらうための要求を行う。搬送
PC3はウェハ#1反応室21−1に入れ終わったタイ
ミング(図4(A)の位置)で#1反応室PC4−1
に搬送終了を告げ、そこで#1反応室PC4−1はさら
にコンピュータ1へプロセスNO.mが完了したことを
連絡する。これによりコンピュータ1は前処理Pからウ
ェハ処理Wに関わるプロセスデータPDの送出へ切り換
える。
【0017】また図5では同様に、#1反応室PC4−
1はウェハ処理Wの最後のプロセス(NO.k)の保持
時間32がタイムアップしたタイミングで搬送PC3に
対してウェハの搬出要求をだす。これにより搬送PC3
はウェハを#1反応室21−1から連絡用真空室27へ
取り出し、この取り出しが終わったタイミング(図5
(A)の位置)で#1反応室PC4−1にウェハ取出
終了を告げ、そこで#1反応室PC4−1はさらにコン
ピュータ1へプロセスNO.kの完了を連絡する。これ
によりコンピュータ1はウェハ処理Wから後処理Eのプ
ロセスデータPDの送出へ切換える。
【0018】図6はコンピュータ1および各PC2〜4
が夫々、自身内に共有の形で持つ通信データの格納領域
(通信データ領域という)の構成を示す。即ちM1はコ
ンピュータ1が持つ通信データ領域であり、同様にM2
は真空PC2が、M3は搬送PC3が、M4−1は#1
反応室PC4−1が、またM4−nは#n反応室PC4
−nが夫々持つ通信データ領域で、これらの領域M1〜
M4−nは何れも同一の構成を持っている。そしてこの
各通信データ領域M1〜M4−n中においてm1はコン
ピュータ1の自領域(斜線部)、同様にm2は真空PC
2の自領域、m3は搬送PC3の自領域、m4−1は#
1反応室PC4−1の自領域、またm4−nは#n反応
室PC4−nの自領域である。コンピュータ1および各
PC2,〜,4−nは夫々、自身の自領域への書込みは
できるが、それ以外の領域については読込ができるだけ
である。この各自領域への書込は通信回線5によって各
通信データ領域M1〜M4−nへ一斉に行われ、これに
より自身外のコンピュータ1またはPC2,〜,4への
データ送信が行われることになる。
【0019】ところで本発明では図4,5で述べたよう
に各反応室PC4と搬送PC3の処理の過程を定義し、
またコンピュータ1および各PC2,〜,4−nが持つ
通信データ領域M1〜M4−n内においては、図7に示
すように#1反応室PC4−1〜#n反応室PC4−n
の夫々の自領域m4−1,〜,m4−n内の所定アドレ
ス位置に搬送PC3に対するウェハ搬送要求(搬入要求
および搬出要求)を書込むように、また搬送PC3の自
領域m3の所定アドレス位置に、各反応室PC4−1,
〜,4−nへの前記搬入要求に対す応答(搬入完了およ
び搬出完了)を書込むように予め定めて置く。そして各
反応室PC4−1,〜,4−nは搬送PC3の自領域m
3中の自身に対する応答データの書込位置を記憶してお
くように、また搬送PC3は各反応室PC4の自領域m
4−1,〜,m4−n中の搬送要求データの書込位置を
記憶しておくようにする。同様にコンピュータ1の自領
域m1中には、後述の図13に示すように各反応室PC
4−1,〜,4−nに夫々与えるプロセスデータPDの
書込のアドレス位置を予め定めて置き、各反応室PC4
−1,〜,4−nは夫々自身に与えられるこのプロセス
データPDの書込位置を記憶して置くようにする。これ
により、反応室21の増加に対しては反応室PC4を追
加してやればよく、既存のプログラムの変更を殆ど必要
としない。
【0020】次に、複数ある反応室21は、そこへ流す
ガスの種類によって成膜する膜の種類が異なってくるた
め、予め反応室の膜種を定義しておく。これを行うため
の信号をコンピュータ1のキーから入力できるようにし
ておき、後述の図10に示すようにコンピュータ1の内
部の反応室定義テーブル41に反応室の番号と膜種の関
係を登録しておく。図8はこの定義を行う際におけるC
RT・キーボード9の画面例を示す。この場合、#1反
応室21−1,#2反応室21−2,#3反応室21−
3の夫々の有無(つまり使用可否)および膜種がSIN
(窒化膜)であるかSIO(酸化膜)であるかの別を登
録している。
【0021】次に、この半導体製造装置の実際の成膜運
転の場合、オペレータはコンピュータ1の画面上から、
どのような成膜を行うかを予約(指示)する。この時、
オペレータはレシピデータ名と処理枚数を入力する。図
9はこの成膜予約時の画面例を示す。ここではこの処理
対象のウェハの枚数と、この夫々のウェハに#1レシピ
〜#3レシピの3つのレシピデータRDで規定される成
膜処理を施すことを予約している。
【0022】本発明ではこのレシピデータ名に膜種を定
義する機能を持たせ、コンピュータ1はこの名前と前記
反応室定義テーブル41とからこの成膜をどの反応室で
処理すべきかを判断し、該当する反応室PCにプロセス
データPDを転送することを決める。例えば、窒化膜の
場合には名前の前3文字を“SIN”、酸化膜の場合に
は“SIO”と先頭3文字から判断するようにする。
【0023】ここで図10を用い、反応室21の数を3
室として具体的な説明を行う。3つの反応室21が共に
窒化膜“SIN”処理を行う場合に、レシピ名“SIN
O1”、処理枚数10枚と予約を行い、運転をしたとす
ると1枚目のウェハは#1反応室で処理され、2枚目は
#2反応室で、3枚目は#3反応室でそれぞれ処理され
る。これは、コンピュータ1が1枚目の処理を判断する
場合、まずレシピ名の先頭3文字を読み出し、反応室定
義テーブル41内のSINの反応室にマッチする反応室
の番号を割出しプロセスデータPDを#1反応室のプロ
セスPCとしての#1反応室PC4−1に転送する。#
1反応室PC4−1は1枚目のウェハを#1反応室に入
れてもらうように搬送PC3に要求をだす。入れ終わっ
た(#1反応室の前処理プロセスが終了し、ウェハ処理
に切り換わった)ならばコンピュータ1は2枚目のウェ
ハの処理に移行する。この時、2枚目も同様に窒化膜な
のでテーブル41を参照し、該当する#2反応室のプロ
セスPCとしての#2反応室PC4−2にプロセスデー
タを転送する。同様に3枚目以降も処理される。
【0024】次に図11を用い、3つある反応室21の
内、#1反応室21−1のみが窒化膜“SIN”の処理
を行う場合に、上記と同様の運転をする場合について説
明する。この時、反応室定義テーブル41は同図のよう
になっている。ここで、1枚目のウェハに対し、プロセ
スデータPDを#1反応室PC4−1に転送する。この
#1反応室PC4−1は1枚目のウェハを#1反応室2
1−1に入れてもらうように搬送PC3に要求をだす。
入れ終わった(#1反応室の前処理プロセスが終了し、
ウェハ処理に切り換わった)ならばコンピュータ1は2
枚目のウェハの処理に移行する。この時、2枚目も同様
に窒化膜なので反応室定義テーブル41を参照し、該当
する反応室が1枚目の処理に使用されているため、1枚
目のウェハの処理が終わり、カセット25に格納される
まで待ち、その格納のタイミングで次のウェハ搬送とプ
ロセスデータPDの授受を開始する。このように、コン
ピュータ1が運転する順番とその膜種を判断して、処理
できる反応室21を自動的に割出して成膜を行うことが
できる。
【0025】次に図12を用い1枚のウェハに対して、
複数の反応室21を介して複数膜を成膜する場合の対応
の仕方を説明する。この例では図12(A)に示すよう
に膜種として前述した窒化膜“SIN”、酸化膜“SI
O”のほかに燐シリコンガラス膜“PSG”の3種が存
在し、#1反応室では“SIO”,#2反応室では“P
SG”,#3反応室では“SIN”の成膜を行うことが
定義されている。オペレータは複数膜の連続処理を予約
する場合には、図12(B)のように、第1レシピ,第
2レシピ,第3レシピの名前と処理枚数を入力する。こ
こでは先頭の成膜がレシピPSG04、2番目の成膜が
レシピSIO02、最後の成膜がレシピSIN01で行
われるべきことを表している。また反応室の膜種も図1
2(A)に対応する反応室定義テーブル41のようにな
っているので、どのレシピがどの反応室で処理されるか
が判る。すなわち、この予約で成膜をすると1枚のウェ
ハに対して、#2反応室21−2で最初の成膜を、#1
反応室21−1で2番目の成膜を、#3反応室21−3
で3番目の成膜を夫々行い、この一連の処理を10枚の
ウェハに夫々実施することを意味する。
【0026】このような1枚のウェハに対する複数膜の
連続処理を行うためには、コンピュータ1は図6で述べ
た自身内の通信データ領域M1の自領域m1内の所定の
アドレス位置に、図13に示すように、今まで説明して
きたプロセスデータPD以外に、当該成膜の順序属性を
定義する情報(成膜順序属性という)SATを各反応室
21−1,〜,21−nの別に書込み、この情報SAT
を搬送PC3へ送信するようにする。成膜順序属性SA
Tとは1,2,3の3つの値を持ち、それぞれ先頭プロ
セス,中間プロセス,最終プロセスを意味する。ここで
先頭プロセスは、先頭レシピ(図12の例では第1レシ
ピ)の処理を行うプロセスを意味し、このとき処理する
ウェハの搬送元(ウェハをどこから持ってくるか)がカ
セット25であり、搬送先(処理後のウェハをどこへ持
っていくか)は当該の反応室とは別の反応室であること
をも示している。中間プロセスは、中間レシピ(図12
の例では第2レシピ)の処理を行うプロセスを意味し、
このときウェハの搬送元と搬送先がともに当該の反応室
とは別の反応室であることも示す。また最終プロセスは
最終レシピ(図12の例では第3レシピ)の処理を行う
プロセスを意味し、このときウェハの搬送元が当該プロ
セスとは別の反応室であり、搬送先がカセット25であ
ることも示す。
【0027】次に、この成膜順序属性情報SATを元に
して実際の成膜をする過程を図14および図15(A)
のタイミングチャートを用いて説明する。なおこの両図
14および図15(A)において(1)〜(9)の各タ
イムチャートは夫々対応しており、また時間の経過は図
14から図15(A)に向かって時点t1〜t16の順
に流れるものとする。また図15(B)はこの一連のタ
イムチャートに対応するウェハの搬送経路〜を示す
図である。ここで(1),(3),(5)の各タイムチ
ャートは夫々#1反応室PC4−1,#2反応室PC4
−2,#3反応室PC4−3が発するプロセス処理(前
処理P,ウェハ処理W,後処理E)についての制御出力
のタイミングを示している。またタイムチャート
(2),(4),(6)はコンピュータ1が#1反応室
21−1,#2反応室21−2,#3反応室21−3の
夫々についての図13で述べた成膜順序属性SATを有
効化する(セットする)タイミングを示し、またタイム
チャート(7),(8),(9)は夫々#1反応室PC
4−1,#2反応室PC4−2,#3反応室PC4−3
か搬送PCに対して発するウェハ搬入要求L,ウェハ搬
出要求ULの夫々の出力期間を示す。
【0028】即ちコンピュータ1は予約された情報から
まず、時点t1に#2反応室において、PSG04の第
1レシピを実行するためのプロセスデータPDを図13
に示した構成のコンピュータの通信用自領域m1を用
い、通信回線5を介し#2反応室PC4−2に順次(プ
ロセスNO.順に)、転送開始する。同時にコンピュー
タ1は搬送PC3に対し、このレシピが先頭であること
を示す情報、つまり#2反応室の成膜順序属性SAT
(値“1”)を同様に転送する。従って、搬送PC3は
時点t2からt3の間にカセット25からウェハを取り
出し、#2反応室にウェハを搬入する(図15(B)の
経路)。ウェハが#2反応室に搬入された(#2反応
室の処理が前処理Pからウェハ処理Wに切り換わった)
時点t3で、コンピュータ1は2番目の第2レシピを見
てそれに該当する#1反応室21−1のPC4−1に対
しにレシピ“SIO02”のプロセスデータPDの転送
を開始する。同時に、搬送PC3にはこのレシピが中間
レシピであることを示す情報、つまり#1反応室の成膜
順序属性(値“2”)を転送する。そこで、#1反応室
PC4−1は当該の前処理Pの最後のプロセスがタイム
アップしたタイミングt4で搬送PC3に搬入要求を出
力する。このとき搬送PC3は#1反応室PC4−1が
中間プロセスを処理中なので、搬送元は別の反応室であ
ると判断し、#2反応室PC4−2のウェハ処理が終わ
る時点t5まで待ち、次に時点t6にかけて#2反応室
PC4−2の搬出要求ULによって#2反応室からウェ
ハを搬出し、さらに時点t7にかけてそのウェハを#1
反応室21−1に搬入する(図15(B)の経路)。
ここで#1反応室へ搬入し終わったタイミングt7で#
1反応室PC4−1の制御動作は前処理Pからウェハ処
理Wに切り換わる。
【0029】この時点でコンピュータ1は第3レシピ
“SIN01”の処理を行う#3反応室PC4−3へプ
ロセスデータPDの転送を開始すると共に、搬送PC3
へ#3反応室の成膜順序属性SAT(値“3”)を転送
する。これにより#3反応室PC4−3は#2反応室P
C4−2の前処理Pが終わる時点t9まで待って、搬送
PC3へ搬入要求Lを発する。搬送PC3は#3反応室
PC4−3が最終プロセスを処理中であるので、ウェハ
の搬送元は別の反応室であると判断し、#1反応室PC
4−1のウェハ処理Wの終了する時点t10まで待ち、
次の時点t11にかけて#1反応室PC4−1の搬出要
求ULによってウェハを#1反応室から搬出し、さらに
時点t12へかけてそのウェハを#3反応室21−3に
搬入する(図15(B)の経路)。
【0030】この搬入完了時点t12から#3反応室P
C4−3はウェハ処理Wを開始する。この最終レシピの
ウェハ処理Wを終了したタイミングt14で、#3反応
室PC4−3は搬送PC3に搬出要求ULを出力し、搬
送PC3はウェハを#3反応室から搬出し、さらにカセ
ット25へ搬送する(図15(B)の経路)。これに
より、1枚のウェハに対して3種の複合プロセスが完了
する。また、最終レシピ“SIN01”が#3反応室で
前処理Pを終了したタイミングで、コンピュータ1は次
のウェハに対して先頭レシピの処理を開始する(#2反
応室PCに対してPSG04のプロセスデータの転送を
開始する。)
【0031】ここでレシピの順番情報(成膜順序属性)
SATは先に述べた単一成膜の場合や2種の成膜の場合
でも付けられる。単一成膜の場合にはレシピは先頭でか
つ最終と定義(つまり同一反応室の属性SATの設定領
域に値“1”および“3”をセット)し、2種成膜の場
合には先頭レシピと最終レシピで対応が可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1に関わる発明によれば、成膜処
理用の増減可能な複数の反応室(21)、この反応室等
の(真空装置6の)真空排気の制御を分担する真空排気
制御手段(真空PC2)、(大気ロボット26,受渡し
容器23,装置内ロボット22などを介する)この半導
体製造装置の外側と前記反応室との間、および(装置内
ロボット22などを介する)前記反応室相互間のウェハ
搬送の制御を分担する搬送制御手段(搬送PC3)、前
記反応室毎に設けられ当該の反応室の成膜プロセス機器
(プロセス装置8)の制御を分担する反応室制御手段
(反応室PC4)、前記の各制御手段と共通の通信回線
(5)で結合され、各種の成膜プロセス毎に成膜処理過
程の順番(31、以下プロセス番号という)別の保持時
間(32)を定めた成膜レシピ(レシピデータRD)
と、このプロセス番号別の前記成膜プロセス機器のある
べきオン,オフ状態を定めたプロセスデータ(PD)と
を設定されて(補助記憶装置11などに)記憶し、(C
RT・キーボード9を介し)指定された前記成膜レシピ
による成膜を前記の各制御手段を介して実行するコンピ
ュータ(1)、を備えた半導体製造装置において、前記
コンピュータおよび各制御手段は夫々自領域(m1,m
2,…)を割付られた同一構造の通信データメモリ(通
信データ領域M1,M2,…)を備え、同一の通信デー
タを自身内の前記通信データメモリ内の自領域内および
前記通信回線を介し他の全ての通信データメモリ内の自
領域内の同一アドレス領域へ書込むことによって、送信
相手の前記コンピュータまたは各制御手段への前記通信
データの送信を行えるようにし、前記コンピュータの自
領域内には少なくとも前記の反応室制御手段の各々に対
して、かつ該制御手段の増加に対応し得るように割付け
た、前記プロセスデータを送信するための部分領域(以
下第1の部分領域という)を設け、前記の各反応室制御
手段の自領域内には夫々少なくとも前記搬送制御手段に
対して割付けた、ウェハの移動要求(搬入要求L、搬出
要求UL)を送信するための部分領域(以下第2の部分
領域という)を設け、前記搬送制御手段の自領域内には
少なくとも前記の反応室制御手段の各々に対して、かつ
該制御手段の増加に対応し得るように割付けた、前記移
動要求に対する応答(搬入完了,搬出完了)を送信する
ための部分領域(以下第3の部分領域という)を設ける
ようにし、
【0033】請求項2に関わる発明によれば、請求項1
に記載の制御システムにおいて、前記コンピュータは
(CRT・キーボード9,反応室別の有無,膜種記憶手
段1Aなどを介する)前記反応室ごとの有無、および前
記反応室ごとの成膜の種別としての膜種の登録に基づい
て、指定された前記成膜レシピに関わる前記反応室を決
定し、該反応室に関わる前記反応室制御手段に対応する
第1の部分領域へ該成膜レシピに関わるプロセスデータ
を書込むようにし、これに応じて該当する前記反応室制
御手段および搬送制御手段は夫々前記第2,第3の部分
領域を用いて互に前記の送信を行うようにし、
【0034】請求項3に関わる発明によれば、請求項2
に記載の制御システムにおいて、前記コンピュータは指
定された前記成膜レシピの名前からこの成膜レシピに関
わる反応室を決定し得るようにし、
【0035】請求項4に関わる発明によれば、請求項2
または3に記載の制御システムにおいて、前記コンピュ
ータは、単一の前記成膜レシピを指定され、かつこのレ
シピに関わる前記反応室が複数あるときは、該反応室に
対応する各前記反応室制御手段の第1の部分領域へ指定
された前記成膜レシピに関わるプロセスデータを夫々成
膜を施すべきウェハの枚数毎に振り分けて書込むように
し、
【0036】請求項5に関わる発明によれば、請求項3
に記載の制御システムにおいて、前記コンピュータの自
領域内に前記反応室の別に、かつ該反応室の増加に対応
し得るように割付けた、前記搬送制御手段に送信すべき
成膜順序属性(SAT)を書込むための部分領域(以下
第4の部分領域という)を設け、前記コンピュータは、
同一のウェハに施すべき複数の夫々異なる前記膜種の成
膜レシピをその実行の順番と共に指定されたときは、指
定された前記成膜レシピに関わる前記反応室制御手段に
対応する前記第1の部分領域へ該当する前記プロセスデ
ータを書込むと共に、当該の反応室に対応する前記第4
の部分領域へ当該の成膜に対応する前記成膜順序属性を
書込むようにし、前記搬送制御手段はこの成膜順序属性
と当該の前記反応室制御手段から送信される前記移動要
求とから当該の反応室に搬入するウェハの取出元と該反
応室からの格納先とを判別するようにしたので、
【0037】複数反応室で構成される半導体製造装置に
おいて、その反応室の増減に対して、装置を制御するプ
ログラムの変更が容易に行なえる。また、オペレータが
意識することなく成膜しようとするウェハを自動的に該
当する反応室に割り振りができるために、操作上のミ
ス、人的ミスを防止できる。更には、多品種少量生産な
どで成膜の順番を、従来では装置を個別に持って組換え
ていたが、本発明では同じ装置内で、かつオペレータの
指示に従って自由に組み換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての制御システムの構成図
【図2】同じく装置のハードの要部構成図
【図3】同じく装置運転用データの構成の説明図
【図4】同じく前処理からウェハ処理への切り替わりと
ウェハの搬送の説明図
【図5】同じくウェハ処理から後処理への切り替わりと
ウェハの搬送の説明図
【図6】同じく通信用データ領域の構成図
【図7】同じく通信用データ領域の搬送PCと反応室P
C間の情報受渡し領域の説明図
【図8】同じく反応室の有無および膜種を定義する画面
を示す図
【図9】同じく成膜予約を行う画面を示す図
【図10】同じく反応室3室で同一の単一成膜を行う場
合の設定入力画面を示す図
【図11】同じく単一反応室で単一の成膜を行う場合の
設定入力画面を示す図
【図12】同じく同一ウェハに複数反応室で一室づつ順
番に異なる成膜を施す複合プロセスの場合の設定入力画
面を示す図
【図13】同じく複合プロセスにおける成膜順序属性の
説明図
【図14】同じく図12の設定に対応する複合プロセス
のタイムチャート
【図15】図14に続くタイムチャート
【符号の説明】
1 コンピュータ 1A 反応室別の有無,膜種記憶手段 2 真空PC 3 搬送PC 4(4−1,〜,4−n) 反応室PC 4−1 #1反応室PC 4−n #n反応室PC 5 通信回線 6 真空装置 7 搬送装置 8(8−1,〜,8−n) プロセス装置 9 CRT・キーボード 21(21−1,〜,21−3) 反応室 22 装置内ロボット 23 受渡し容器 24 仕切弁 25 カセット 26 大気ロボット 27 連絡用真空室 RD レシピデータ PD プロセスデータ 31 プロセスNO. 32 保持時間 AT プロセス属性 P 前処理 W ウェハ処理 E 後処理 M1〜M4−n 通信データ領域 m1 コンピュータ自領域 m2 真空PC自領域 m3 搬送PC自領域 m4−1 #1反応室PC自領域 m4−n #n反応室PC自領域 41 反応室定義テーブル SAT 成膜順序属性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/02 H01L 21/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成膜処理用の増減可能な複数の反応室、こ
    の反応室等の真空排気の制御を分担する真空排気制御手
    段、この半導体製造装置の外側と前記反応室との間、お
    よび前記反応室相互間のウェハ搬送の制御を分担する搬
    送制御手段、前記反応室毎に設けられた当該の反応室の
    成膜プロセス機器の制御を分担する反応室制御手段、前
    記の各制御手段と共通の通信回線で結合され、各種の成
    膜プロセス毎に成膜処理過程の順番(以下プロセス番号
    という)別の保持時間を定めた成膜レシピと、このプロ
    セス番号別の前記成膜プロセス機器のあるべきオン,オ
    フ状態を定めたプロセスデータとを設定されて記憶し、
    指定された前記成膜レシピによる成膜を前記の各制御手
    段を介して実行するコンピュータ、を備えた半導体製造
    装置において、前記コンピュータおよび各制御手段は夫
    々自領域を割付けられた同一構造の通信データメモリを
    備え、同一の通信データを自身内の前記通信データメモ
    リ内の自領域内および前記通信回線を介し他の全ての通
    信データメモリ内の自領域内の同一アドレス領域へ書込
    むことによって、送信相手の前記コンピュータまたは各
    制御手段への前記通信データの送信を行えるようにし、
    前記コンピュータの自領域内には少なくとも前記の反応
    室制御手段の各々に対して、かつ該制御手段の増加に対
    応し得るように割付けた、前記プロセスデータを送信す
    るための部分領域(以下第1の部分領域という)を設
    け、前記の各反応室制御手段の自領域内には夫々少なく
    とも前記搬送制御手段に対して割付けた、ウェハの移動
    要求を送信するための部分領域(以下第2の部分領域と
    いう)を設け、前記搬送制御手段の自領域内には少なく
    とも前記の反応室制御手段の各々に対して、かつ該制御
    手段の増加に対応し得るように割付けた、前記移動要求
    に対する応答を送信するための部分領域(以下第3の部
    分領域という)を設けるようにしたことを特徴とする半
    導体製造装置制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の制御システムにおいて、
    前記コンピュータは前記反応室ごとの有無、および前記
    反応室ごとの成膜の種別としての膜種の登録に基づい
    て、指定された前記成膜レシピに関わる前記反応室を決
    定し、該反応室に関わる前記反応室制御手段に対応する
    第1の部分領域へ該成膜レシピに関わるプロセスデータ
    を書込むようにし、これに応じて該当する前記反応室制
    御手段および搬送制御手段は夫々前記第2,第3の部分
    領域を用いて互に前記の送信を行うようにしたことを特
    徴とする半導体製造装置制御システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の制御システムにおいて、
    前記コンピュータは指定された前記成膜レシピの名前か
    らこの成膜レシピに関わる反応室を決定し得るようにし
    たことを特徴とする半導体製造装置制御システム。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の制御システムに
    おいて、前記コンピュータは、単一の前記成膜レシピを
    指定され、かつこのレシピに関わる前記反応室が複数あ
    るときは、該反応室に対応する各前記反応室制御手段の
    第1の部分領域へ指定された前記成膜レシピに関わるプ
    ロセスデータを夫々成膜を施すべきウェハの枚数毎に振
    り分けて書込むようにしたことを特徴とする半導体製造
    装置制御システム。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の制御システムにおいて、
    前記コンピュータの自領域内に前記反応室の別に、かつ
    該反応室の増加に対応し得るように割付けた、前記搬送
    制御手段に送信すべき成膜順序属性を書込むための部分
    領域(以下第4の部分領域という)を設け、前記コンピ
    ュータは、同一のウェハに施すべき複数の夫々異なる前
    記膜種の成膜レシピをその実行の順番と共に指定された
    ときは、指定された前記成膜レシピに関わる前記反応室
    制御手段に対応する前記第1の部分領域へ該当する前記
    プロセスデータを書込むと共に、当該の反応室に対応す
    る前記第4の部分領域へ当該の成膜に対応する前記成膜
    順序属性を書込むようにし、前記搬送制御手段はこの成
    膜順序属性と当該の前記反応室制御手段から送信される
    前記移動要求とから当該の反応室に搬入するウェハの取
    出元と該反応室からの格納先とを判別するようにしたこ
    とを特徴とする半導体製造装置制御システム。
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