JP3127692B2 - 車両搬送装置 - Google Patents

車両搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等車両の生産ラ
インにおける車両搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産ラインにおいて、組立ライ
ンで組み立てられた完成車を検査ラインへ乗せる場合、
従来は、完成車自体が走行して検査ラインに移行してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、近年では、
ライン換えの自動化が図れる完成車搬送装置の開発が強
く要望されていると共に、当該搬送装置において、いろ
いろな車種に対応できる汎用性の高いものにすることが
課題となっている。
【0004】本発明は、このような課題を解決するため
に提案されたもので、ライン換えの自動化が図れると共
にいろいろな車種に対応できて汎用性が高い車両搬送装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の、本発明に係る車両搬送装置は、隣接するライン間で
車両を受渡しする搬送装置であって、前記両ライン間に
跨がってエンドレス状に敷設された軌道と、該軌道上を
前記車両の前部を持ち上げた状態で牽引・走行して搬送
元ラインの終端部で受けた車両を搬送先ラインの始端部
へ渡すことが可能な台車と、前記搬送元ラインの終端部
で前記車両を一時的に停止させるタイヤストッパと、該
タイヤストッパによる前記車両の停止後に前記搬送元ラ
インの終端部で停止していた前記台車を上昇させて前記
車両の前部をライン上から持ち上げさせるリフター装置
とを備えると共に、前記タイヤストッパ全体をラインの
流れ方向に移動可能に設けたことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】前記構成によれば、搬送元ラインの終端部で一
時停止された車両は、台車の上昇によりその前部が持ち
上げられ、その後台車が軌道上を走行することで、車両
が自動的に搬送先ラインへ向けて牽引・搬送され、その
始端部に移載される。
【0008】また、タイヤストッパ全体を移動させてス
トッパ位置を切り換えることで、ライン上における車両
の停止位置が切り替わり、これにより、車種が変わって
も台車と車両前部の持上げ部とを同位置に位置決めで
き、車両前部を持ち上げて台車の牽引による搬送が可能
となる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明の一実施例
を説明する。図1は本発明に係る完成車搬送装置の全体
平面図である。図示のように、フロア1上には、スラッ
トコンベアからなる最終の組立ライン(搬送元ライン)
2と平行に同じくスラットコンベアからなる検査ライン
(搬送先ライン)3が敷設されると共に、これら両ライ
ン間で完成車Wを自動的に受渡しする完成車搬送装置4
が設置される。
【0010】前記完成車搬送装置4は、前記組立ライン
2の終端に位置して車両持上げ位置の切替機構を構成す
る左右一対のタイヤストッパ5と、前記完成車Wの前部
を持ち上げるための持上げ受具6を備えた複数のトロリ
ー台車7と、このトロリー台車7が走行するサーキット
(軌道)8と、同トロリー台車7を前記組立ライン2終
端の車両持上げ位置でリフトアップするリフター装置9
と、同トロリー台車7をリフトアップ後に組立ライン2
外のサーキット8上へ押し出す乗継ぎプッシャ10とを
主たる構成部材としている。
【0011】尚、図1中11は組立ライン2の駆動モー
タ、12a,12bはサーキット8の駆動装置でそのう
ち12aは後述するトロリーチェーン用であり、12b
はトロリー台車7用である。
【0012】前記サーキット8は、組立ライン2の終端
部と検査ライン3の始端部との間をループ状に敷設さ
れ、組立ライン2の終端部から検査ライン3の始端部へ
とトロリー台車7が完成車Wを牽引・搬送するサーキッ
ト部分8a以外は、即ちトロリー台車7が空で走行する
サーキット部分8bは、図2及び図3にも示すように、
フロア1下方へ埋設されている。
【0013】また、前記サーキット8は、図4にも示す
ように、トロリー台車7のフロント及びリアトロリー2
0a,20bが転動する台車レール21と、トロリーチ
ェーン22のパワートロリー23が転動するチェーンレ
ール24とからなる。これら両レール21,24の内、
台車レール21だけがリフター装置9部で分断され、こ
の分断された両端部間を切替レール21aがリフター装
置9により昇降可能になっている(図2参照)。
【0014】前記トロリー台車7は、図4〜図6にも示
すように、前記フロント及びリアトロリー20a,20
bを垂設したベース30の側面にフロア1上をレール板
31を介して転動可能な補助車輪32を備えると共に、
ベース30の上面にサーキット8のセンターラインから
若干ずれて立設した支持筒33内に、持上げ受具6のベ
ース34に垂設した支持軸35がベアリング36を介し
て水平回転可能に嵌合されてなる。
【0015】なお、図4中26は、連なった後続のトロ
リー台車7のフロントトロリー20aに対するパワート
ロリー23のプッシャードッグ25の係合を逃がすため
の逃がし片である。また、このプッシャードッグ25は
ウェイトにより常にフロントトロリー20aと係合する
方向に付勢されていて、チェーンレール24の所定位置
に設けた図示しないレバー等により強制的にフロントト
ロリー20aから離脱されるようにもなっている。
【0016】前記ベース34の上面には、完成車Wのセ
ンターメンバ前部に突設したジャッキアップ部Wa を受
けるための受けゴム37と同ジャッキアップ部Wa を台
車走行方向に係止するための受け金38とがそれぞれボ
ルト39で固着されている。
【0017】また、持上げ受具6のベース34とトロリ
ー台車7のベース30との間には、両端部がそれぞれ水
平方向へ回転自在にピン40a,40b結合されて、ス
プリング41付きのショックアブソーバ(ダンパ)42
が介設される。このショックアブソーバ42は、持上げ
受具6に図6で示す矢印方向の回転力が作用して縮む際
に大きな力を吸収し一定速度(低速)で縮む一方、伸び
側ではダンパ効果はなく付属のスプリング41の力で瞬
時に元へ復元する特性を備えるものである。
【0018】前記タイヤストッパ5は、図7及び図8に
も示すように、架台45上に敷設された左右一対のレー
ル46上にスライドテーブル47が前後方向(ラインの
流れ方向)に摺動可能に設けられ、このスライドテーブ
ル47上に支持筒48を介してストッパ棒49が水平方
向に回転可能に支持されてなる。このストッパ棒49の
先端には完成車WのタイヤWb と転接するローラ50が
組み込まれている。
【0019】図示例では、前記左,右両架台45の内、
左側のものはフロア1のピット内に固定的に設けられる
と共に、右側のものはフロア1のピット内を図示しない
所定の駆動手段により昇降可能に設けられている。
【0020】そして、前記架台45の外側縁部には、ス
ライドテーブル47を車種に対応して位置決めするため
に、前端限ストッパ51と中間ストッパ52と後端限ス
トッパ53との三つのストッパが設けられると共に、こ
れらのストッパに対応する位置検出用の三つのリミット
スイッチ54〜56がそれぞれ架台後方に延出された支
持杆59上に設けられる。
【0021】前記中間ストッパ52はそのストッパ片5
7が送りネジ機構等からなる駆動装置58によりレール
46と直交する方向へ進退してスライドテーブル47の
前端に対し係脱可能になっている。図示例では、中間ス
トッパ52が一つだけ設けられているが、複数設けて多
数車種に対応させても良いことは言うまでもない。
【0022】前記スライドテーブル47は、前記架台4
5に前横向きに取り付けられたエアシリンダ60により
駆動される。また、前記ストッパ棒49は、スライドテ
ーブル47上に揺動可能に支持されたエアシリンダ61
により、支持筒48に固設したクランク部材62を介し
て図中矢印方向に回転駆動される。
【0023】なお、図中63は、ストッパ棒49が完成
車WのタイヤWb と転接する位置で一時的に固定するた
めのロック装置であり、その本体部内に支持筒48に固
設した固定板64の先端部が回転して入り込んだ際に当
該先端部に形成した孔65内に図示しないピンを上方か
ら挿入するものである。
【0024】また、図9に示すように、前記ストッパ棒
49による複数のタイヤ規制位置に対応したフロア1上
に、前記規制位置に実際にタイヤWb が有るか否かを検
出するための、複数組(図示例では5組)の光電スイッ
チ69a〜69eからなるタイヤ検出装置69を設ける
と好適である。
【0025】前記リフター装置9は、図10及び図11
にも示すように、フロア1のピット内に固設された外枠
体70に内枠体71がその後端部において左右一対のリ
ニアガイド72を介して昇降自在に支持されてなる。な
お、図10及び図11には示していないが、内枠体71
の前端部も左右一対のガイドレール73およびローラ7
4によりフロア1側に昇降自在に支持されている。
【0026】前記外枠体70の水平延長部70aの上面
には左右一対のリニアガイド75を介してスライダ76
が前後方向へ移動可能に設けられ、このスライダ76に
前記水平延長部70aの上面に横後向きに取り付けたエ
アシリンダ77のピストンロッド77a先端がピン結合
されている。
【0027】そして、前記スライダ6には左右一対のチ
ェーン78の一端が固定され、このチェーン78の他端
は上下二つのスプロケット79a,79bに案内されて
内枠体71の下部中央に固定されている。従って、内枠
体71はエアシリンダ77の伸長作動で上昇し、収縮作
動で下降することになる。
【0028】前記内枠体71の上部には前述した切替レ
ール21aが一体的に組み付けられると共に、この切替
レール21aの右側部にトロリー台車7の前端規制を行
う台車ストッパ80が、また左側部にトロリー台車7の
後端規制を行う台車位置決め装置90がそれぞれ設けら
れる。
【0029】前記台車ストッパ80は、図12〜図14
にも示すように、切替レール21aに取付板81を介し
て揺動自在に下向きに取り付けられたエアシリンダ82
のピストンロッド82a先端が同じく取付板81に揺動
自在に支持されたベルクランク83の下端にピン結合さ
れ、このベルクランク83上端の切欠孔84にピン結合
したストッパ片85が取付板81に前記切替レール21
aと直交する方向へ摺動自在に支持されてなる。
【0030】従って、ストッパ片85はエアシリンダ8
2の伸長作動で前進してトロリー台車7のフロントトロ
リー20aと係合し、収縮作動で後退してフロントトロ
リー20aから離脱することになる。このストッパ片8
5の係合,離脱状態を検出する二つの近接スイッチ86
a,86bが取付板81にブラケット87を介して取り
付けられる。
【0031】前記台車位置決め装置90は、図15にも
示すように、切替レール21aにブラケット91を介し
て揺動自在に後横向きに取り付けられたエアシリンダ9
2のピストンロッド92a先端が同じくブラケット91
に揺動自在に支持されたベルクランク状の回動レバー9
3の一端にピン結合されてなる。
【0032】従って、回動レバー93はエアシリンダ9
2の伸長作動で図中時計回りに回動してその他端部がト
ロリー台車7のフロントトロリー20aと係合し、収縮
作動で反時計回りに回動してフロントトロリー20aか
ら離脱することになる。この回動レバー93の係合,離
脱状態は図示しない近接スイッチで検出される。
【0033】なお、図10及び図11中の95a,95
bは内枠体71の上昇限と下降限を内枠体71に設けた
ドッグ96により検出する近接スイッチ、97はトロリ
ー台車7の有無を検出するリミットスイッチであり、9
8は内枠体71の上昇限で一時的にロックするためのエ
アシリンダでそのピストンロッド98a先端に連結した
ストッパ片99が内枠体71に設けた受け部材100の
下面に着脱可能になっている。
【0034】また、図7及び図8中の101は、前述し
た乗継ぎプッシャ10におけるトロリー台車7押出用の
エアシリンダであり、フロア1のピット内に設けた架構
102上に横架されると共に、そのピストンロッド10
1a先端には切替レール21aに連接した案内レール1
03に支持されて小台車104が連結されている。
【0035】このように構成されるため、完成車Wが組
立ライン2から検査ライン3へ搬送されるにあたって
は、予めトロリー台車7がトロリーチェーン22により
リフター装置9の切替レール21a上に運ばれ、所定位
置にてパワートロリー23のプッシャードッグ25がト
ロリー台車7のフロントトロリー20aから離脱される
と同時に、台車ストッパ80と台車位置決め装置90と
により固定・位置決めされる。
【0036】この状態から、図示しないコントローラか
らの信号に基づくエアシリンダ60の伸長作動と中間ス
トッパ52の前端規制により、タイヤストッパ5のスラ
イドテーブル47が車種に対応した所定の位置に固定・
位置決めされる。
【0037】この後、エアシリンダ61の収縮作動によ
りストッパ棒49が組立ライン2上のタイヤ規制位置ま
で回動し、ロック装置63により一時的に固定される。
【0038】これにより、組立ライン2のスラットコン
ベアで搬送されてきた完成車Wは、そのタイヤWb がス
トッパ棒49に当たって停止される。即ち、前記ストッ
パ棒49には、前記タイヤW b と接する部分にローラ5
0(図7及び図8参照)が設けてあり、タイヤW b が当
たると、スラットコンベアの進路に対して、タイヤW b
が逆転することが可能であり、これにより、スラットコ
ンベアを停止させることなく、完成車Wを停止させるこ
とができるのである(但し、完成車Wの駐車ブレーキは
解除されている)。尚、タイヤW b の逆転は、ストッパ
棒49とタイヤW b が当たってから、トロリー台車7が
完成車Wを持ち上げるまでの短時間のみである。この停
止位置で、完成車Wのジャッキアップ部Wa と前述した
トロリー台車7の持上げ受具6との上下方向位置が一致
するように、前記スライドテーブル47の固定位置が予
め設定されている。
【0039】従って、例えば、図7及び図8の状態から
エアシリンダ60を収縮作動させて後端限ストッパ53
によりスライドテーブル47を後端規制することで、ス
トッパ棒49による完成車Wの停止位置が変わり、前述
した車両とジャッキアップ部Wa の設置位置が異なる車
両であっても、前記後端限ストッパ53の位置設定によ
り、当該車両のジャッキアップ部Wa を停止位置が常に
一定であるトロリー台車7の持上げ受具6に対し上下方
向位置を合致させられることは言うまでもない。
【0040】前記所定の停止位置に完成車Wが停止した
のをタイヤ検出装置69等で確認したら、リフター装置
9のエアシリンダ77の伸長作動により左右一対のチェ
ーン78を介して、内枠体71が外枠体70に案内され
て切替レール21a及びトロリー台車7と共に上昇され
る。
【0041】前記上昇により、持上げ受具6がやがて完
成車Wのジャッキアップ部Wa と当接し、これより完成
車Wの前部を持ち上げて完成車Wの前輪を組立ライン2
上から浮かすことになる。
【0042】そして、内枠体71の上昇限を近接スイッ
チ95aで確認したら、エアシリンダ98の伸長作動で
ストッパ片99が受け部材100に係合して内枠体71
を一時的にロックする一方、エアシリンダ101の伸長
作動で小台車104を介してトロリー台車7が切替レー
ル21a上から完成車Wを牽引・搬送するサーキット部
分8aの台車レール21上へ押し出される。この際、予
めタイヤストッパ5のストッパ棒49は組立ライン2上
から後退させられている。
【0043】これによって、完成車Wもトロリー台車7
に牽引・搬送されて組立ライン2上からフロア1上に押
し出され、これより再びトロリーチェーン22で駆動さ
れるトロリー台車7に牽引・搬送されて検査ライン3上
に移載される。
【0044】なお、前記チェーン駆動によるトロリー台
車7の前進開始時には、持上げ受具6の回転中心とジャ
ッキアップ部Wa とのオフセットに起因して持上げ受具
6に瞬間的な回転力が発生するが、これはショックアブ
ソーバ42により効果的に吸収される。この結果、ジャ
ッキアップ部Wa の傷付きや完成車Wの持上げ受具6か
らの落下等が未然に回避される。
【0045】通常の前進時には、前記ショックアブソー
バ42の特性により持上げ受具6がトロリー台車7に対
してゆっくり回転することが可能となるため、図1に示
すように、完成車Wは搬送軌跡中でトロリー台車7に対
し適宜持上げ受具6と一体となって回転しつつ搬送され
る。
【0046】このようにして、完成車Wは、車種を問わ
ず、順次、トロリーチェーン22で駆動されるトロリー
台車7により検査ライン3へ自動的に牽引・搬送され
る。
【0047】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、完成車Wの搬
送方向を逆回りに設定するなど種々の変更が可能なこと
はいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、隣
接するライン間で車両を受渡しする搬送装置であって、
前記両ライン間に跨がってエンドレス状に敷設された軌
道と、該軌道上を前記車両の前部を持ち上げた状態で牽
引・走行して搬送元ラインの終端部で受けた車両を搬送
先ラインの始端部へ渡すことが可能な台車と、前記搬送
元ラインの終端部で前記車両を一時的に停止させるタイ
ヤストッパと、該タイヤストッパによる前記車両の停止
後に前記搬送元ラインの終端部で停止していた前記台車
を上昇させて前記車両の前部をライン上から持ち上げさ
せるリフター装置とを備えると共に、前記タイヤストッ
パ全体をラインの流れ方向に移動可能に設けたので、搬
送元ラインの終端部で一時停止された車両は、台車の上
昇によりその前部が持ち上げられ、その後台車が軌道上
を走行することで、車両が自動的に搬送先ラインへ向け
て牽引・搬送され、その始端部に移載される。
【0049】また、車両停止手段としてのタイヤストッ
パ全体をラインの流れ方向に移動可能に設けたので、タ
イヤストッパ全体を移動させてストッパ位置を切り換え
ることで、ライン上における車両の停止位置が切り替わ
り、これにより、車種が変わっても台車と車両前部の持
上げ部とを同位置に位置決めでき、車両前部を持ち上げ
て台車の牽引による搬送が可能となり、簡単な構成で汎
用性の高い搬送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の一実施例の全体平面図
である。
【図2】同じく組立ラインの終端部の側面図である。
【図3】同じく検査ラインの始端部の側面図である。
【図4】同じくトロリー台車の側面図である。
【図5】同じくトロリー台車の背面図である。
【図6】同じくトロリー台車の平面図である。
【図7】同じく組立ラインの終端部の拡大平面図であ
る。
【図8】同じく組立ラインの終端部の拡大側面図であ
る。
【図9】同じく組立ラインの終端部の変形例を示す拡大
平面図である。
【図10】同じくリフター装置の平面図である。
【図11】同じくリフター装置の側面図である。
【図12】同じく台車ストッパの側面図である。
【図13】同じく台車ストッパの平面図である。
【図14】同じく台車ストッパの背面図である。
【図15】同じく台車位置決め装置の平面図である。
【符号の説明】
1 フロア 2 組立ライン 3 検査ライン 4 完成車搬送装置 5 タイヤストッパ 6 持上げ受具 7 トロリー台車 8 サーキット 9 リフター装置 10 乗継ぎプッシャ 21a 切替レール 42 ショックアブソーバ 47 スライドテーブル 49 ストッパ棒 60 エアシリンダ 70 外枠体 71 内枠体 76 スライダ 77 エアシリンダ 78 チェーン 80 台車ストッパ 90 台車位置決め装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するライン間で車両を受渡しする搬
    送装置であって、前記両ライン間に跨がってエンドレス
    状に敷設された軌道と、該軌道上を前記車両の前部を持
    ち上げた状態で牽引・走行して搬送元ラインの終端部で
    受けた車両を搬送先ラインの始端部へ渡すことが可能な
    台車と、前記搬送元ラインの終端部で前記車両を一時的
    に停止させるタイヤストッパと、該タイヤストッパによ
    る前記車両の停止後に前記搬送元ラインの終端部で停止
    していた前記台車を上昇させて前記車両の前部をライン
    上から持ち上げさせるリフター装置とを備えると共に、
    前記タイヤストッパ全体をラインの流れ方向に移動可能
    に設けたことを特徴とする車両搬送装置。
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