JP3127355B2 - 双方向データ通信方式 - Google Patents

双方向データ通信方式

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JP3127355B2
JP3127355B2 JP08027915A JP2791596A JP3127355B2 JP 3127355 B2 JP3127355 B2 JP 3127355B2 JP 08027915 A JP08027915 A JP 08027915A JP 2791596 A JP2791596 A JP 2791596A JP 3127355 B2 JP3127355 B2 JP 3127355B2
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厚典 櫻井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向伝送路に接
続された通信装置間の双方向データ通信方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、CATV伝送路のような分配網で
双方向データ通信を行う場合、通信可能なのはその伝送
路形態から双方向伝送路のセンタ局側に接続されたセン
タ通信制御装置と伝送路上に設置された網内データ通信
制御装置またはデータ通信端末装置間に限定されてい
た。すなわち、伝送路上に設置された網内データ通信制
御装置とデータ通信端末装置間の通信は不可能であっ
た。
【0003】一方、CATVシステムはその伝送路の双
方向性、広帯域性から情報インフラストラクチャとして
脚光を浴びるようになってきており、CATVシステム
を単なる多チャンネル映像サービスのみではなく、様々
な双方向データ通信サービスに利用しようとする動きが
広まってきた。そのためには前述のような伝送路上の通
信装置相互間で通信ができないということは大きな障害
であり、これを克服するための取り組みが行われ始めて
きている。
【0004】例えば、特開平1−227591号公報の
例では、周波数変換機能をもつ中継増幅装置を双方向C
ATVの伝送路上に配置することによって、伝送路上の
通信装置間の双方向通信を実現する方式を提案してい
る。
【0005】この方式によれば、網内データ通信制御装
置をセンタ局側ではない伝送路上の任意の場所に設置
し、この網内データ通信制御装置とデータ通信端末装置
の間で双方向データ通信することが可能になると考えら
れる。具体的には、中継増幅装置は、網内データ通信制
御装置からの上り搬送波fu1および網内データ通信制
御装置への下り搬送波fd1と、データ通信端末装置か
らの上り搬送波fu2およびデータ通信端末装置への下
り搬送波fd2との間で周波数変換して中継する。その
結果、網内データ通信制御装置からの上り搬送波fu1
は、中継増幅装置によって下り搬送波fd2に周波数変
換されてデータ通信端末装置に伝送される。さらに、デ
ータ通信端末装置からの上り搬送波fu2は、中継増幅
装置によって下り搬送波fd1に周波数変換されて網内
データ通信制御装置に伝送される。
【0006】これによれば、網内データ通信制御装置
は、中継増幅装置を介してデータ通信端末装置と双方向
に通信することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の双方
向データ通信方式によれば、双方向伝送路上に設置され
た網内データ通信制御装置とデータ通信端末装置の間で
双方向データ通信することが可能であるけれども、網内
データ通信制御装置とデータ通信端末装置との間の搬送
波は、合計4波の上り・下りの搬送波(fu1・fd
1、fu2・fd2)を必要とする。
【0008】これは、異なったサービスを同一の双方向
伝送路で行おうとした場合、網内データ通信制御装置の
数の2倍の上り/下り搬送波が新たに必要になるという
ことである。特に、CATVシステムにおいては上り周
波数帯域は一般に狭いことが多いので、複数台の網内デ
ータ通信制御装置を設置する場合や、網内データ通信制
御装置を増設する場合に、周波数効率が良いものとはな
らず、大きな課題となっていた。
【0009】さらに、CATVシステム等ではデータ通
信に用いられる搬送波は帯域が狭いため、中継増幅装置
は、周波数特性の良い周波数変換装置を、各データ収集
装置について2種用意する必要があり、コストが高くな
るという問題があった。
【0010】上記課題に鑑み本発明は、双方向伝送路に
おいて、周波数資源を有効に利用して双方向通信を行
い、伝送路上の網内データ通信制御装置とデータ通信端
末装置間で低コストで、しかも様々な双方向データ通信
サービスに応用できる双方向データ通信方式を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る双方向デー
タ通信方式は、センタ通信制御装置と網内データ通信制
御装置との間で双方向データ通信を行う第1の双方向通
信手段と、前記網内データ通信制御装置と複数のデータ
通信端末装置との間で双方向データ通信を前記センタ通
信制御装置を介して行う第2の双方向通信手段とを有
し、前記センタ通信制御装置は、前記第1の双方向通信
手段を用いて前記第2の双方向通信手段による通信の開
始/終了を制御する第1の通信制御手段と、前記第1お
よび第2の双方向通信手段により前記センタ通信制御装
置に送信される上りデータ電文の一部を解析するととも
に前記解析結果に基づき下りデータの信号送出処理する
第2の通信制御手段とを備えている。これにより網内デ
ータ通信制御装置とデータ通信端末装置との間での双方
向データ通信が、低コストでしかも周波数資源を有効に
利用して実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1の双方向デ
ータ通信方式は、双方向伝送路のセンタ局側に接続され
たセンタ通信制御装置と、前記双方向伝送路上に接続さ
れた網内データ通信制御装置および前記網内データ通信
制御装置により制御される複数のデータ通信端末装置と
から成り、前記センタ通信制御装置と前記網内データ通
信制御装置との間で双方向データ通信を行う第1の双方
向通信手段と、前記網内データ通信制御装置と前記複数
のデータ通信端末装置との間で双方向データ通信を前記
センタ通信制御装置を介して行う第2の双方向通信手段
とを有し、前記センタ通信制御装置は、前記第1の双方
向通信手段を用いて前記第2の双方向通信手段による通
信の開始/終了を制御する第1の通信制御手段と、前記
第1および第2の双方向通信手段により前記センタ通信
制御装置に送信される上りデータ電文の一部を解析する
とともに前記解析結果に基づき下りデータの信号送出処
理する第2の通信制御手段とを備えている。CATV伝
送路のような分配型通信路において、網内データ通信制
御装置とデータ通信端末装置との間での双方向データ通
信が、低コストでしかも周波数資源を有効に利用して実
現できる。
【0013】本発明に係る請求項2の双方向データ通信
方式は、請求項1において、前記第1および第2の双方
向通信手段により前記センタ通信制御装置に送信される
上りデータ電文として、第1かまたは第2かの双方向通
信手段を区別する識別子を付加するよう構成されてい
る。センタ通信制御装置の通信制御手段において通信デ
ータ処理が高速に行える。
【0014】本発明に係る請求項3の双方向データ通信
方式は、請求項1または請求項2において、前記第2の
双方向通信手段により前記センタ通信制御装置に送信さ
れる上りデータ電文として、1通信毎の電文のデータ長
を示す識別子を付加するよう構成されている。センタ通
信制御装置は双方向データ通信サービスの内容とは独立
でしかも高速に通信処理が可能となり、汎用性が高くな
る。
【0015】本発明に係る請求項4の双方向データ通信
方式は、請求項1から請求項3までのいずれかにおい
て、前記第2の双方向通信手段による前記網内データ通
信制御装置と前記データ通信端末装置との間の通信が、
複数回の通信で1電文となるよう分割伝送するととも
に、前記複数通信であることの識別子を電文中に付加す
るよう構成されている。網内データ通信制御装置とデー
タ通信端末装置の間で大量のデータを、高い信頼性で通
信することが可能となる。
【0016】本発明に係る請求項5の双方向データ通信
方式は、請求項1において、前記網内データ通信制御装
置は、前記第2の双方向通信手段による通信の終了通知
として前記センタ通信制御装置に対し、センタ通信制御
装置が前記第1の通信制御手段により次回の第2の双方
向通信手段による通信を開始させるタイミングを付加し
て通知するよう構成されている。網内データ通信制御装
置が次の開始タイミングを設定できるので、網内データ
通信制御装置が提供するサービスに最適な間隔のデータ
収集を、センタ通信制御装置は変更せずに実現できる。
【0017】本発明に係る請求項6の双方向データ通信
方式は、請求項1において、前記網内データ通信制御装
置は、前記第2の双方向通信手段による通信の終了通知
として前記センタ通信制御装置に対し、センタ通信制御
装置が、前記第2の双方向通信手段を用いて次回に前記
データ通信端末装置へ送出する1つの電文データと送出
開始タイミングを付加して通知するよう構成されてい
る。網内データ通信制御装置が、センタ通信制御装置に
対して、第2の双方向通信手段による送出電文とタイミ
ングを設定するので、センタ通信制御装置が網内データ
通信制御装置に問い合わせる必要がなくなり、通信シー
ケンスを高速に処理できる。
【0018】本発明に係る請求項7の双方向データ通信
方式は、請求項6において、網内データ通信制御装置か
らセンタ通信制御装置への終了通知時に、1つの電文デ
ータと送出開始タイミングに加えて、繰り返し送出する
回数とその間隔を付加して通知するよう構成されてい
る。センタ通信制御装置からの送出コマンドを繰り返し
送出できるようにしたので、なお一層通信処理を高速に
行える。
【0019】本発明に係る請求項8の双方向データ通信
方式は、請求項6において、網内データ通信制御装置か
らセンタ通信制御装置への終了通知時に、複数の電文デ
ータと送出開始タイミングと1電文毎の送出間隔と送出
する回数を付加して通知するよう構成されている。セン
タ通信制御装置から複数種のコマンドを送出できるよう
に設定しているので、データ通信端末装置に対する個別
ポーリングへの応用も可能になるなど、通信サービスの
適用範囲が広くなる。
【0020】本発明に係る請求項9の双方向データ通信
方式は、請求項1において、前記センタ通信制御装置
は、前記第2の双方向通信手段により受信した上りデー
タ電文の一部を解析した結果として通信異常と判断した
とき、通信異常発生を前記第1の双方向通信手段の下り
信号により前記網内データ通信制御装置に通知するよう
構成されている。第2の双方向通信手段による双方向通
信中に、センタ通信制御装置が通信異常を検出した場
合、異常データをそのまま第2の双方向通信手段により
送出するのではなく、第1の双方向通信手段により網内
データ通信制御装置に異常発生を通知するようにしたの
で、通信異常発生を確実にしかも迅速に網内データ通信
制御装置が検出できる。
【0021】本発明に係る請求項10の双方向データ通
信方式は、請求項1において、前記網内データ通信制御
装置は、前記第2の双方向通信手段による双方向通信に
おいて、前記データ通信端末装置へ電文を送出し、前記
データ通信端末装置から一定時間経過した後にも応答が
無い場合、前記網内データ通信制御装置が終了の疑似応
答信号を送出するよう構成されている。センタ通信制御
装置がコマンド送出後一定時間経過後に、網内データ通
信制御装置が終了の疑似応答信号を返すようにしたの
で、センタ通信制御装置ではコマンド送出の都度、一定
時間待ち続けなければならない、ということが解消さ
れ、通信処理の高速化が実現できる。
【0022】本発明に係る請求項11の双方向データ通
信方式は、請求項1から請求項10のいずれかにおい
て、前記双方向伝送路上に接続された網内データ通信制
御装置および前記網内データ通信制御装置により制御さ
れる複数のデータ通信端末装置とを、少なくとも2以上
の異なるサービス毎に複数設けるよう構成されている。
【0023】同一のシステム上で複数の双方向データ通
信サービスを低コストで実現できる。
【0024】本発明に係る請求項12の双方向データ通
信方式は、請求項1から請求項10のいずれかにおい
て、前記双方向伝送路上に接続された網内データ通信制
御装置および前記網内データ通信制御装置により制御さ
れる複数のデータ通信端末装置とを、少なくとも2以上
の異なるサービス毎に設けるとともに、前記第1および
第2の双方向通信手段のデータ電文にサービス識別子を
付加するよう構成されている。センタ通信制御装置にお
いて通信制御処理が高速に行える。
【0025】本発明に係る請求項13の双方向データ通
信方式は、請求項1ら請求項12のいずれかにおいて、
前記センタ通信制御装置は、ケーブルテレビシステムに
おけるホームターミナル制御部を包含するよう構成され
ている。双方向伝送路にケーブルテレビ伝送路を使用
し、センタ通信制御装置内にCATVホームターミナル
制御部を包含しているので、双方向データ通信サービス
と伝送路上のCATV加入者宅に設置されたホームター
ミナル制御を共存させることが可能となり、設置済みの
CATV設備を利用して新たな双方向データ通信サービ
スを実現できる。
【0026】本発明に係る請求項14の双方向データ通
信方式は、請求項11から請求項13のいずれかにおい
て、前記センタ通信制御装置は、上りと下りを一対とし
た通信ポートを複数ポート設け、前記ポート毎にサービ
スを割り当てるとともに、ポート毎の第1および第2の
双方向通信手段の上りと下りの通信帯域として占有帯域
を個別に割りつけるよう構成されている。センタ通信制
御装置に通信ポートを複数設けることにより、同一シス
テムで異なるサービスを同時にしかも独立に実現するこ
とが可能となり、それぞれのサービスを低コストで提供
できる。
【0027】本発明に係る請求項15の双方向データ通
信方式は、請求項14において、前記センタ通信制御装
置は、上りと下りを一対とした通信ポートを複数ポート
設け、前記複数の通信ポートでの通信速度は通信ポート
毎に可変とするよう構成されている。各通信ポートの通
信速度はポート毎に可変とすることにより、実現するサ
ービスの要求に応じた処理性能を実現することができ
る。
【0028】以下、本発明の双方向データ通信方式に係
る実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施形態として、CATVシステム上で本発明の双方向
データ通信方式を使用した遠隔検針システムの構成図で
ある。この遠隔検針システムは、センタ通信制御装置
1、双方向伝送路2、網内データ通信制御装置としての
検針センタ装置3、データ通信端末装置としての検針端
末4から成り、さらにセンタ通信制御装置1は、第1通
信制御部5、第2通信制御部6を有し、第1の双方向通
信手段としてセンタ通信制御装置1と検針センタ装置3
の間で下り搬送波fd、上り搬送波fuにて双方向通信
する通信路、第2の双方向通信手段として検針センタ装
置3と検針端末4とが、センタ通信制御装置1を介して
下り搬送波fd、上り搬送波fuにて双方向通信する通
信路を有している。前記第2の双方向通信手段において
は、センタ通信制御装置1は、データの変更は一切行わ
ず、受信したデータをそのまま折り返すのみである。第
1通信制御部5は、第1の双方向通信手段を用いて第2
の双方向通信手段による通信の開始/終了を制御する。
第2通信制御部6は、第1および第2の双方向通信手段
によりセンタ通信制御装置1に送信される上り電文の一
部を解析するとともにその解析結果に基づいて下りデー
タの信号送出処理を行う。なお、本明細書においてはセ
ンタ通信制御装置1から送出される信号方向を下り、セ
ンタ通信制御装置1へ向かって送出される信号方向を上
りと呼ぶ。また、同図では、CATV伝送システム本来
の映像データ送出に関する構成は本発明の要部ではない
ので省略している。
【0030】センタ通信制御装置1内の第1通信制御部
5は、第2の双方向通信手段による双方向通信を開始さ
せるために、第1の双方向通信手段により検針センタ装
置3に対する問い合わせコマンドを送出部9から送出
し、前記コマンドは変調器10で変調された後、混合分
波器11から他の映像信号などと周波数多重されて伝送
路2に送出される。図2(a)に、問い合わせコマンド
のデータフォーマットの一例を示す。同図のように問い
合わせコマンドは、同期コード、識別フラグ、検針セン
タ番号、センタ通信制御装置番号、コマンドコード、チ
ェックコードの各フィールドから成る。「同期コード」
はコマンドの先頭を表す。「識別フラグ」は、本パケッ
トが第1の双方向通信手段によるものか、第2の双方向
通信手段によるものかを識別するためのコードで、問い
合わせコマンドは第1の双方向通信手段によるものであ
るためその値が1となっている。「検針センタ番号」は
本コマンドの宛先である検針センタ装置の固有番号を示
す。「センタ通信制御装置番号」は本コマンドの送信元
であるセンタ通信制御装置の固有番号を示す。「コマン
ドコード」は本コマンドが問い合わせであることを示
す。「チェックコード」は、通信データの誤り検出のた
めのチェックコードである。
【0031】双方向伝送路2は、CATV伝送システム
における伝送路であり、上り搬送波と下り搬送波を、本
図では図示していない複数のテレビジョン信号と周波数
多重により伝送している。
【0032】検針センタ装置3は、前記問い合わせコマ
ンドを受信すると第2の双方向通信手段を使用して、す
なわち各検針端末4.1〜4.nに対してセンタ通信制
御装置1を介して検針コマンドを送信する。そして、各
検針端末4.1〜4.nが、前記コマンドを受信し、そ
の応答としてセンタ通信制御装置1を介して送信する検
針値レスポンスを受信して、各検針端末4から検針デー
タを収集する。そして最後に、センタ通信制御装置1に
対して第1の双方向通信手段により1回の双方向データ
通信の終了を通知する。ここで、検針コマンドとは、検
針端末4に接続された検針メータ12の指針値の送信を
指示するコマンドである。図2(b)に、検針コマンド
のデータフォーマットの一例を示す。同図のように検針
コマンドは、同期コード、識別フラグ、パケット長、検
針端末番号、検針センタ番号、コマンドコード、チェッ
クコードの各フィールドから成る。「同期コード」はコ
マンドの先頭を表す。「識別フラグ」は、前述の問い合
わせコマンドの場合と同じであり、本検針コマンドの場
合は第2の双方向通信手段によるものであるからその値
は2である。「パケット長」は本コマンドの全体のバイ
ト数である。「検針端末番号」は本コマンドの宛先検針
端末を示す。「検針センタ番号」は本コマンドの送信元
である検針センタ装置の固有番号を示す。「コマンドコ
ード」は本コマンドが検針要求であることを示す。「チ
ェックコード」は、通信データの誤り検出のためのチェ
ックコードである。
【0033】端末装置4は、上記の検針コマンドを下り
搬送波fdで受信し、電文中の宛先検針端末番号が自端
末の固有番号と一致すると、検針メータ12の検針値を
読み取って、上り搬送波fuで検針値レスポンスを送信
する。図2(c)に、検針値レスポンスのデータフォー
マットの一例を示す。検針値レスポンスは、同期コー
ド、識別フラグ、パケット長、検針センタ番号、検針端
末番号、レスポンスコード、検針値、チェックコードの
各フィールドから成る。「同期コード」はレスポンスの
先頭を表す。「識別フラグ」は、前述の検針コマンドと
同様にその値は2である。「パケット長」は本レスポン
スの全体のバイト数である。「検針センタ番号」は本レ
スポンスの宛先である検針センタ装置の固有番号を示
す。「検針端末番号」は発信元の検針端末の固有番号を
表す。「レスポンスコード」は本レスポンスが検針値応
答であることを示す。「検針値」は検針メータの指針値
を表す。「チェックコード」は誤り検出のためのチェッ
クコードである。
【0034】検針メータ12.1〜12.nは、それぞ
れ電力、ガス、水道等のメータである。
【0035】センタ通信制御装置1は、双方向伝送路2
のセンタ局側(CATVセンタ)に設けられ、第1通信
制御部5、第2通信制御部6、送出部9を備えている。
第1通信制御部5は、第1の双方向通信手段により検針
センタ装置3に問い合わせコマンドを送出することによ
り、検針センタ装置3と検針端末4の間の第2の双方向
通信手段による双方向データ通信を開始させる。次に、
第2通信制御部6は、第2の双方向通信手段により、前
記問い合わせコマンドに対する応答である検針コマンド
を検針センタ装置3から受信し、電文中の識別フラグを
判定し、識別フラグが第2の双方向通信手段を示してい
るので、そのまま検針端末4に折り返し送出する。さら
に、検針端末4からの検針値レスポンスも検針コマンド
と同様に第2の双方向通信手段により検針センタ装置3
に折り返し送出する。そして、最後に検針センタ装置3
から検針終了レスポンスを第1の双方向通信手段により
受信するのである。図2(d)に検針終了レスポンスの
データフォーマットの一例を示す。検針終了レスポンス
は、同期コード、識別フラグ、センタ通信制御装置番
号、検針センタ番号、レスポンスコード、次開始タイミ
ング、チェックコードの各フィールドから成る。「同期
コード」はレスポンスの先頭を表す。「識別フラグ」
は、前述の問い合わせコマンドと同様にその値は1であ
る。「センタ通信制御装置番号」は本レスポンスの宛先
であるセンタ通信制御装置の固有番号を示す。「検針セ
ンタ番号」は発信元の検針センタ装置の固有番号を表
す。「レスポンスコード」は本レスポンスが検針終了で
あることを示す。「次開始タイミング」はセンタ通信制
御装置1に設定するもので、次の問い合わせコマンドを
送出して欲しいタイミングを表す。「チェックコード」
は誤り検出のためのチェックコードである。
【0036】変調器10は、センタ通信制御装置1から
のデータ(検針コマンド、検針値レスポンスなど)を下
り搬送波fdにて変調し、混合分波器11を介して双方
向伝送路2上に送出する。復調器7は、混合分波器11
により分波された上り搬送波fuのデータを元のデータ
に復調し、センタ通信制御装置1に出力する。混合分波
器11は、変調器10からの下り搬送波fdのデータを
他の複数の映像搬送波と混合して双方向伝送路2に送出
し、また、双方向伝送路2からの上り搬送波fuのデー
タを分波して復調器7に出力する。
【0037】以上のように構成された本発明の第1の実
施形態における遠隔検針システムについて、その動作を
説明する。
【0038】図3は、検針センタ装置3が端末装置4.
1に対して遠隔検針する場合における各装置間の通信シ
ーケンスを示す。同図において、第1の双方向通信手段
によるものを鎖線、第2の双方向通信手段によるものを
実線で示している。
【0039】まず、センタ通信制御装置1の第1通信制
御部5が図2(a)に示した問い合わせコマンドを第1
の双方向通信手段により検針センタ装置3に向けて送出
する(図3のS31)。
【0040】これを受信した検針センタ装置3では、図
2(b)に示した検針コマンドを、検針対象である端末
装置4.1を受信端末に指定し、識別フラグに“2”を
付与して第2の双方向通信手段を使用し、センタ通信制
御装置1に向けて送出する(S32)。センタ通信制御
装置1は、このコマンドを受信し、第2通信制御部6に
より識別フラグを判定し、そのまま双方向伝送路2に折
り返し送出する(S33)。この検針コマンドは、検針
センタ装置3、検針端末4.1〜4.nに送られる。各
装置では、この通信データを同じように復調し元のコマ
ンドを得るが、この検針コマンドの宛先が先に記したよ
うに検針端末4.1と指定されているので、検針端末
4.1以外では廃棄される。
【0041】この検針コマンドの宛先に指定された検針
端末4.1では、本コマンドを受信し宛先が自端末であ
ることを認識すると、次にコマンドの解釈を行う。そし
て、検針要求のコマンドであることを解釈すると、検針
端末4.1に接続された検針メータ12.1からその検
針値を読み取る。検針値を読み取った検針端末4.1
は、図2(c)に示した検針値レスポンスとして、検針
センタ装置3を宛て先に指定し、第2の双方向通信手段
を使用する識別フラグ“2”を付与し、応答を示すコー
ドと実際の検針値を設定して、センタ通信制御装置1に
向けて双方向伝送路2に送出する(S34)。
【0042】この検針値レスポンスは、検針コマンドと
同じように、第2の双方向通信手段によりセンタ通信制
御装置1に送られ、センタ通信制御装置1では第2通信
制御部6が識別フラグを判定して、そのまま折り返して
双方向伝送路2に送出し、前記レスポンスで宛先に指定
されている検針センタ装置3により受信される(S3
5)。その後、検針センタ装置3が、1回の検針終了
と、次開始タイミングを設定する図2(d)の検針終了
レスポンスを、第1の双方向通信手段によりセンタ通信
制御装置1に送出し、1つの検針端末に対する検針処理
を終了する(S36)。終了処理は第1通信制御部5に
おいて行われる。ここで、次開始タイミングとして、時
刻を特定する方式と、現在から何秒後といった指定をす
る方式などが考えられる。
【0043】検針センタ装置3は、上記の処理をそれぞ
れ検針端末4.1〜4.nに対して行い、検針データ収
集処理を行う。この場合、第2の双方向通信手段による
通信データには、図2(b),(c)でも示されるよう
にパケット長が付加されている。これはセンタ通信制御
装置1が、第2の双方向通信手段においては同期コー
ド、識別フラグ、パケット長までを判定すれば、後の電
文内容は関知せず、高速に通信処理を行えるようにする
ためである。これにより、センタ通信制御装置1は、双
方向データ通信サービスの内容とは独立に通信処理する
ことが可能となり、汎用的に様々なサービスに使用でき
る。
【0044】なお、検針センタ装置などの網内データ通
信制御装置が制御するデータは、各種メータの検針値に
限らず、どのようなデータであってもよい。例えば、遠
隔医療支援システムを考えた場合、家庭から患者の心電
図データが送られる場合が想定される。心電図データは
場合によっては数百キロバイトにも及ぶため、何回かに
分割されて送出される。この場合、第2の双方向通信手
段により伝送されるパケットには、全部で何分割されて
おり、該パケットは全体の何番目かを識別するフラグを
付与することにより、データの欠落を検出することが可
能となる。
【0045】また、第2の双方向通信手段による双方向
通信中に、センタ通信制御装置が通信異常を検出した場
合、異常データをそのまま第2の双方向通信手段により
送出するのではなく、第1の双方向通信手段により検針
センタ装置に異常発生を通知することにより、通信異常
発生を確実にしかも迅速に検針センタ装置が検出できる
ようにすることも可能である。
【0046】(実施の形態2)本発明の第2の実施形態
として、第1の実施形態の構成を緊急警報システムに適
用した場合を説明する。本緊急警報システムは、第1の
実施形態に対して、図1の検針センタ装置3の代わり
に、図4に示すようにセキュリティセンタ装置20を、
検針端末4.1〜4.nの代わりに火災、ガス漏れ等の
緊急事態を検出する各センサからの信号を入力しセキュ
リティセンタ装置20と通信するセキュリティ端末2
1.1〜21.mを備える点が異なっている。また、第
1の実施形態と同じ構成要素は説明を省略する。
【0047】緊急警報システムは、平常時は各端末から
のデータはセンタに不要であり、ひとたび端末で異常を
検出すれば、できるだけ速やかにセンタに通知しなけれ
ばならないという特徴を有する。従って、第1の実施形
態で示したようなポーリングによるデータ収集は適さな
い。そのため、本実施形態では、センタ通信制御装置1
が第2の双方向通信手段を利用してすべてのセキュリテ
ィ端末21を受信対象にしてセキュリティコマンドを一
定間隔に送出し、異常を検出したセキュリティ端末21
が前記コマンドに応答してセンタ通信制御装置1を介し
てセキュリティセンタ装置20に異常発生を通知するよ
うにしたものである。このとき、センタ通信制御装置1
が送出するセキュリティコマンド電文内容や送出回数な
どは、セキュリティセンタ装置20から設定できるよう
にしている。
【0048】このような緊急警報システムにおける各装
置間の通信シーケンスを図4を用いて説明する。図4に
おいても、図3と同様に第1の双方向通信手段によるも
のを鎖線、第2の双方向通信手段によるものを実線で示
している。
【0049】まず、センタ通信制御装置1が問い合せコ
マンドをセキュリティセンタ装置20に向けて送出する
(図4のS41)。
【0050】セキュリティセンタ装置20は、上記問い
合せコマンドに対し、以降センタ通信制御装置1から送
出させるセキュリティコマンド電文そのものと、送出間
隔、送出回数をレスポンスとして応答する(S42)。
前記レスポンスを受信したセンタ通信制御装置1では、
指定された通りの電文のセキュリティコマンドを第2の
双方向通信手段にて指定された間隔で指定された回数だ
け送出する(S43)。ここで、セキュリティコマンド
とは、セキュリティ端末において火災、ガス漏れ等の異
常が検出された場合に、その内容を通知することを指示
するコマンドである。このコマンドは全セキュリティ端
末を受信対象としている。すなわち、電文中の宛先セキ
ュリティ端末番号は、あらかじめ決められた全端末を意
味する番号が格納されている。また、送出回数は無限回
数などとすることも可能である。
【0051】セキュリティ端末21.1〜21.mは、
それぞれセンサが接続され、常にその状態を監視してい
るが、火災、ガス漏れ等の異常や緊急事態を検出してい
ない場合は、セキュリティコマンドに応答しない。一
方、異常を検出した場合は、セキュリティコマンドに対
して第2の双方向通信手段により、異常検出レスポンス
をセンタ通信制御装置1を介してセキュリティセンタ装
置20に送信する(S44)。
【0052】このようにして、セキュリティセンタ装置
20では、特定の端末装置21.1に異常が発生したこ
とを、セキュリティセンタ装置20からの定期的なコマ
ンド送出なしに検出することが可能となる(S45)。
【0053】なお、本実施形態ではセキュリティセンタ
装置20からセンタ通信制御装置1に設定するセキュリ
ティコマンドを、1つだけとしたが、複数種のコマンド
を設定して、その送出間隔を設定するようにしても構わ
ない。この場合は、第1の実施形態で示したような検針
システムにおける個別ポーリング(データ収集)システ
ムへの応用や、システム動作モード設定コマンドとセキ
ュリティコマンドの組み合わせなど様々のシステムへの
適用範囲が広がる。
【0054】さらに、センタ通信制御装置1からのセキ
ュリティコマンドに対し、平常時は全端末が無応答であ
り、そのためセンタ通信制御装置1ではコマンド送出の
都度、一定時間待ち続けなければならない。この時間を
短縮するために、コマンド送出後一定時間経過後にセキ
ュリティセンタ装置20が終了の疑似応答信号を返すよ
うにすることもできる(S46)。
【0055】(実施の形態3)図5は、本発明の第3の
実施形態における双方向データ通信システムの構成図で
ある。本実施形態では、第1の実施形態に示した遠隔検
針システムと、第2の実施形態に示した緊急警報システ
ムとを包含した構成となっている。同図において、第
1、第2の実施形態と同一の構成要素は説明を省略し
て、異なる点を中心に説明する。また、センタ通信制御
装置1内のサービス毎の第1および第2の通信制御部は
一括して通信制御部とした。
【0056】図5では、検針サービスを行うためのデー
タ通信処理の手順、及びセキュリティサービスを行うた
めのデータ通信処理の手順は、それぞれ第1の実施形態
および第2の実施形態と同一である。但し、センタ通信
制御装置1は上り/下りを一対とした通信ポートを2つ
有しており、それぞれのポートが検針サービスとセキュ
リティサービスに割り当てられており、第1および第2
の双方向通信手段は、サービス毎に存在している。
【0057】すなわち、検針サービスにおいては検針サ
ービス通信制御部30が、検針サービスの第1の双方向
通信手段により、検針センタ装置3と検針端末4の間の
第2の双方向通信手段による双方向データ通信を開始さ
せる。そして、この第2の双方向通信手段による双方向
データ通信の終了時に、検針センタ装置3から第1の双
方向通信手段により検針サービス通信制御部30に終了
を通知する。
【0058】また、セキュリティサービスにおいては、
セキュリティサービスの第1の双方向通信手段によりセ
キュリティセンタ装置20からセキュリティサービス通
信制御部34に設定されたセキュリティコマンド電文と
送出間隔に従って、セキュリティコマンドが送出され、
異常を検出したセキュリティ端末21のみが第2の双方
向通信手段によりレスポンスを応答し、セキュリティサ
ービス通信制御部34で折り返しされ、セキュリティセ
ンタ装置20に送られる。
【0059】検針サービス通信制御部30は第1通信ポ
ート31を介して、検針センタ装置3及び検針端末4と
双方向通信するが、このとき下りデータは第1変調器3
2により下り搬送波fd1にて送出される。また、上り
データは搬送波fu1にて受信され、第1復調器33に
より復調されて第1通信ポート31により受信する。
【0060】第1変調器32で変調されたデータは、下
り搬送波fd1で送出され、双方向伝送路2上の検針セ
ンタ装置3、検針端末4のみで受信される。また、検針
センタ装置3、検針端末4からの上りデータは上り搬送
波fu1で送出され、第1復調器33で元のデータに復
調されてから、第1通信ポート31から検針サービス通
信制御部30に送られる。このようにして、下り搬送波
fd1、上り搬送波fu1にて、検針サービスの第1及
び第2の双方向通信手段を構成している。
【0061】一方、セキュリティサービス通信制御部3
4は第2通信ポート35を介して、セキュリティセンタ
装置20及びセキュリティ端末21と双方向通信する
が、このとき下りデータは第2変調器36により下り搬
送波fd2にて送出される。また、上りデータは上り搬
送波fu2にて受信され、第2復調器37により復調さ
れて第2通信ポート35により受信する。
【0062】セキュリティサービスにおいても、検針サ
ービスの場合と同様な仕組みで、下り搬送波fd2、上
り搬送波fu2にて、セキュリティサービスの第1及び
第2の双方向通信手段を構成している。
【0063】このように本実施形態では、センタ通信制
御装置1に通信ポートを複数設け、ポート毎に第1およ
び第2の双方向通信手段を有しているので、同一センタ
通信制御装置で異なるサービスを同時にしかも独立に実
現することが可能となり、それぞれのサービスを低コス
トで提供できることになる。
【0064】なお、通信ポートは1つのみでなおかつ同
一システム上に複数のサービスを実現することもでき
る。この場合、第1および第2の双方向通信手段を複数
のサービスで共有することになるので、電文毎にサービ
スを識別するためのサービスフラグが必要となる。第1
の実施形態の図2(a)の問い合わせコマンド及び図2
(d)の検針終了レスポンスにサービスフラグを付与し
た例を図6(a),(b)に示す。
【0065】前述の通信ポートが単一の場合は、第1お
よび第2の双方向通信手段を複数のサービスで共有する
ことになるので、通信に関わる処理速度は複数ポート使
用時に比べて劣るが、変調器および復調器が1つで実現
できるなどコストやシステム保守の面でのメリットがあ
る。
【0066】また、複数ポート使用時は各通信ポートの
通信速度はポート毎に可変とすることにより、実現する
サービスの要求に応じた処理性能を実現することができ
る。
【0067】さらに、双方向伝送路2にケーブルテレビ
伝送路を使用し、センタ通信制御装置1内にCATVホ
ームターミナル制御部を包含して、双方向データ通信サ
ービスと伝送路上のCATV加入者宅に設置されたホー
ムターミナル制御を共存させることも可能となる。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る双方向データ通信方式によ
れば、CATV伝送路のような分配型通信路において、
網内データ通信制御装置とデータ通信端末装置との間で
の双方向データ通信が、低コストでしかも周波数資源を
有効に利用して実現できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における遠隔検針シス
テムの構成図である。
【図2】第1の実施形態における問い合わせコマンド、
検針コマンド、検針値レスポンス、検針終了レスポンス
のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における通信シーケン
スを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における緊急警報シス
テムの通信シーケンスを示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における双方向データ
通信システムの構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態における問い合わせコ
マンド、検針終了レスポンスのデータフォーマットの一
例を示す図である。
【符号の説明】
1……センタ通信制御装置 2……双方向伝送路 3……検針センタ装置(網内データ通信制御装置) 4……検針端末(データ通信端末装置) 5……第1通信制御部 6……第2通信制御部 20……セキュリティセンタ装置(網内データ通信制御
装置) 21……セキュリティ端末(データ通信端末装置) 30……検針サービス通信制御部 31……第1通信ポート 34……セキュリティサービス通信制御部 35……第2通信ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−206082(JP,A) 特開 平9−65322(JP,A) 特開 平4−63082(JP,A) 特開 平1−227591(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04N 7/173

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向伝送路のセンタ局側に接続された
    センタ通信制御装置と、前記双方向伝送路上に接続され
    た網内データ通信制御装置および前記網内データ通信制
    御装置により制御される複数のデータ通信端末装置とか
    ら成り、前記センタ通信制御装置と前記網内データ通信
    制御装置との間で双方向データ通信を行う第1の双方向
    通信手段と、前記網内データ通信制御装置と前記複数の
    データ通信端末装置との間で双方向データ通信を前記セ
    ンタ通信制御装置を介して行う第2の双方向通信手段と
    を有し、前記センタ通信制御装置は、前記第1の双方向
    通信手段を用いて前記第2の双方向通信手段による通信
    の開始/終了を制御する第1の通信制御手段と、前記第
    1および第2の双方向通信手段により前記センタ通信制
    御装置に送信される上りデータ電文の一部を解析すると
    ともに前記解析結果に基づき下りデータの信号送出処理
    する第2の通信制御手段とを備えたことを特徴とする双
    方向データ通信方式。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の双方向通信手段に
    より前記センタ通信制御装置に送信される上りデータ電
    文として、第1かまたは第2かの双方向通信手段を区別
    する識別子を付加したことを特徴とする請求項1に記載
    の双方向データ通信方式。
  3. 【請求項3】 前記第2の双方向通信手段により前記セ
    ンタ通信制御装置に送信される上りデータ電文として、
    1通信毎の電文のデータ長を示す識別子を付加したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の双方向デ
    ータ通信方式。
  4. 【請求項4】 前記第2の双方向通信手段による前記網
    内データ通信制御装置と前記データ通信端末装置との間
    の通信が、複数回の通信で1電文となるよう分割伝送す
    るとともに、前記複数通信であることの識別子を電文中
    に付加したことを特徴とする請求項1から請求項3まで
    のいずれかに記載の双方向データ通信方式。
  5. 【請求項5】 前記網内データ通信制御装置は、前記第
    2の双方向通信手段による通信の終了通知として前記セ
    ンタ通信制御装置に対し、センタ通信制御装置が前記第
    1の通信制御手段により次回の第2の双方向通信手段に
    よる通信を開始させるタイミングを付加して通知するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の双方向データ通信方
    式。
  6. 【請求項6】 前記網内データ通信制御装置は、前記第
    2の双方向通信手段による通信の終了通知として前記セ
    ンタ通信制御装置に対し、センタ通信制御装置が、前記
    第2の双方向通信手段を用いて次回に前記データ通信端
    末装置へ送出する1つの電文データと送出開始タイミン
    グを付加して通知することを特徴とする請求項1に記載
    の双方向データ通信方式。
  7. 【請求項7】 網内データ通信制御装置からセンタ通信
    制御装置への終了通知時に、1つの電文データと送出開
    始タイミングに加えて、繰り返し送出する回数とその間
    隔を付加して通知することを特徴とする請求項6に記載
    の双方向データ通信方式。
  8. 【請求項8】 網内データ通信制御装置からセンタ通信
    制御装置への終了通知時に、複数の電文データと送出開
    始タイミングと1電文毎の送出間隔と送出する回数を付
    加して通知することを特徴とする請求項6に記載の双方
    向データ通信方式。
  9. 【請求項9】 前記センタ通信制御装置は、前記第2の
    双方向通信手段により受信した上りデータ電文の一部を
    解析した結果として通信異常と判断したとき、通信異常
    発生を前記第1の双方向通信手段の下り信号により前記
    網内データ通信制御装置に通知することを特徴とする請
    求項1に記載の双方向データ通信方式。
  10. 【請求項10】 前記網内データ通信制御装置は、前記
    第2の双方向通信手段による双方向通信において、前記
    データ通信端末装置へ電文を送出し、前記データ通信端
    末装置から一定時間経過した後にも応答が無い場合、前
    記網内データ通信制御装置が終了の疑似応答信号を送出
    することを特徴とする請求項1に記載の双方向データ通
    信方式。
  11. 【請求項11】 前記双方向伝送路上に接続された網内
    データ通信制御装置および前記網内データ通信制御装置
    により制御される複数のデータ通信端末装置とを、少な
    くとも2以上の異なるサービス毎に複数設けたことを特
    徴とする請求項1から請求項10までのいずれかに記載
    の双方向データ通信方式。0
  12. 【請求項12】 前記双方向伝送路上に接続された網内
    データ通信制御装置および前記網内データ通信制御装置
    により制御される複数のデータ通信端末装置とを、少な
    くとも2以上の異なるサービス毎に設けるとともに、前
    記第1および第2の双方向通信手段のデータ電文にサー
    ビス識別子を付加したことを特徴とする請求項1から請
    求項10までのいずれかに記載の双方向データ通信方
    式。
  13. 【請求項13】 前記センタ通信制御装置は、ケーブル
    テレビシステムにおけるホームターミナル制御部を包含
    したことを特徴とする請求項1から請求項12までのい
    ずれかに記載の双方向データ通信方式。
  14. 【請求項14】 前記センタ通信制御装置は、上りと下
    りを一対とした通信ポートを複数ポート設け、前記ポー
    ト毎にサービスを割り当てるとともに、ポート毎の第1
    および第2の双方向通信手段の上りと下りの通信帯域と
    して占有帯域を個別に割りつけたことを特徴とする請求
    項11から請求項13までのいずれかに記載の双方向デ
    ータ通信方式。
  15. 【請求項15】 前記センタ通信制御装置は、上りと下
    りを一対とした通信ポートを複数ポート設け、前記複数
    の通信ポートでの通信速度は通信ポート毎に可変とした
    ことを特徴とする請求項14に記載の双方向データ通信
    方式。
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