JP3126919B2 - カラー表示装置用電極板とカラー表示装置 - Google Patents

カラー表示装置用電極板とカラー表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐薬品性・密着性
に優れたカラー表示装置用電極板及びそれを用いるカラ
ー表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー表示装置に用いられる電極板は、
一般的にガラス基板上に有機樹脂を材料としたカラーフ
ィルターを形成し、その上から同じく有機樹脂を材料と
した有機保護膜を塗布した後、導電性を持つ無機透明電
極を形成する事によって製造されている。その透明電極
の配線は、一般的には一旦一様な透明導電膜を形成した
後、ウェットエッチングによって所望の配線の形状を得
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ウェットエッチン
グによる配線加工を行う場合、さまざまな薬品を用いる
ために、透明導電膜の下地であるカラーフィルターある
いは透明な有機保護膜が薬品によって侵され、侵食を受
けるという問題が発生する。また有機樹脂膜上に無機薄
膜を形成するために、所定の加工に耐え得るだけの密着
性を持たせることが非常に難しい。
【0004】そのため、従来ではカラーフィルターある
いは有機保護膜と無機導電薄膜の間に他の薄膜(一般的
には二酸化珪素薄膜を用いる)を形成する事によって、
耐薬品性・密着性を向上させていた。しかし、二酸化珪
素薄膜はRFスパッタリング法によって形成されるが、
この方法は成膜速度が遅いことが工業上不利な点となっ
ている。また、二酸化珪素薄膜の成膜前のRF−プラズ
マによりカラーフィルターあるいは有機保護膜が物理的
・化学的に損傷を受けることから、後工程で電極板を生
産する場合の不安定さの主原因となっている。
【0005】本発明の課題は、カラーフィルターあるい
は有機保護膜の物理的・化学的な損傷を防ぐことであ
る。
【0006】また、本発明の課題はウェットエッチング
による透明導電膜形成時にカラーフィルターあるいは有
機保護膜を保護することである。
【0007】また、本発明の課題はカラーフィルターあ
るいは有機保護膜無機導電薄膜の間に従来一般的に用い
られている二酸化珪素薄膜を用いないカラー表示用電極
及びそれを用いるカラー表示装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、カラーフィルター
上に透明導電膜が形成されたカラー表示装置用電極板に
おいて、該カラーフィルターと該透明導電膜の間に該カ
ラーフィルターが少なくとも部分的に炭化された層を有
するカラー表示装置用電極板、または、カラーフィルタ
ーおよびカラーフィルターを保護する目的で形成されて
いる有機保護膜上に透明導電膜が形成されたカラー表
装置用電極板において、該有機保護膜と該透明導電膜の
間に該有機保護膜が少なくとも部分的に炭化された層を
有するカラー表示装置用電極板である。
【0009】本発明の上記カラー表示装置用電極板にお
いて、前記部分的炭化層では、炭化されている層におけ
るX線光電子分光法によるカルボキシル基に基因する信
号(ICOO)に対するC−C結合に基因する信号(I
C−C)の比率( C−C /I COO )は、炭化されて
いない内部のそれよりも大きいことが炭化層形成を意味
する。
【0010】本発明には前記電極板を用いるカラー表示
装置も含まれる。本発明で言う部分的に炭化した層とい
うのは、必ずしも一様なものである必要はなく、要求さ
れる水準以上の耐薬品性を持てば、炭化層は不均一な膜
厚のものでも良い。また、炭化層の厚みはある水準以上
の耐薬品性を満たせば良いが、極端に厚い場合は炭化層
によって透過率が著しく減少するために好ましくない。
【0011】このような少なくとも部分的に炭化した層
を形成する方法には様々な手段がある。例えば透明電極
を成膜する直前にカラーフィルター材料である有機樹脂
層、または該有機樹脂層に形成される有機樹脂からなる
透明な有機保護層をDC−プラズマあるいはRF−プラ
ズマに短時間曝す方法や、透明電極を成膜する直前に前
記カラーフィルター層または透明な有機保護層にイオン
を照射する方法がある。本発明においては、炭化層を形
成する条件の制御が容易に行えるイオン照射が望まし
く、イオン照射をするときのガス種としては具体的に
は、酸素ガスとアルゴンの混合ガス、アルゴンがあり、
酸素が最も好ましい。加速電圧100〜2000V、照
射時間は30〜200秒、とりわけ400〜1000
V、30〜60秒の照射条件が好ましい。これらの条件
はイオンエネルギー密度で表示すると0.01〜500
W・sec/cmとりわけ1〜50W・sec/cm
が最適であることを意味する。
【0012】本発明に求められる炭化層の炭化の程度に
は所定の範囲があり、あまりにも炭化が進んだ場合には
カラーフィルターの生産工程での種々の処理に耐え得る
だけの隣接層との密着性が乏しくなる。
【0013】本発明のカラーフィルターは、一般的には
顔料分散法や印刷法によって形成されたゼラチン、カゼ
イン、グリュー等の天然高分子またはアクリル系の合成
樹脂を材料として形成されるが、成膜方法や着色方法に
依らず透明樹脂であればいかなる樹脂でもよい。
【0014】さらに、本発明において用いることができ
る透明導電膜としては、ITOやスズ、アルミニウムを
ドーした酸化亜鉛、または電気抵抗の低い金、銀、銅
などの貴金属をITOまたは酸化インジウムなどの透明
導電酸化膜で挟んだ膜を用いることができる。
【0015】本発明のカラー表示装置用電極板は図1〜
図2に示す断面を有する。また、本発明のカラー表示装
置用電極板においては、カラーフィルターと透明電極も
しくは有機保護膜と透明電極の間に少なくとも部分的に
炭化された層が下地を保護するように動く。
【0016】
【発明の実施の形態】以下実施例によりさらに詳細に説
明する。 実施例1 ガラス基板上にゼラチンからなるカラーフィルターを形
成し、カラーフィルター付きガラス基板を形成した。ア
クリル系の有機樹脂であるポリグリジシルメタクリレー
トに硬化剤として無水トリメティック酸を添加し、20
0℃で1時間焼成した。上記の方法により作成した有機
保護膜の表面をX線光電子分光法により測定したとこ
ろ、検出された極表面の炭素量と酸素量の比(C/Oと
する)は1.47であった。検出されるCls軌道の信
号を解析した結果、C−C結合に規定される信号(I
C-C)とCOO結合に規定される信号(ICOO)の比(I
C-C/ICOO)は4.93であった。この有機保護膜付ガ
ラス基板の透過率を測定すると78%であった。
【0017】上記の方法により有機保護膜を形成したガ
ラス基板を真空槽に導入し、その後有機保護膜に対して
イオンエネルギー密度20W・sec/cm2,加速電圧1
000Vの条件で酸素イオンを100秒間照射した。そ
の後基板を取り出し、X線光電子分光法により有機保護
膜表面を測定したところ、C/Oは2.21となり、イ
オン照射前と比較して大きくなった。検出されるCls
軌道の信号を解析した結果、IC-C/ICOOは19.7と
なり、イオン照射前と比較して大きくなった。この有機
保護膜付ガラス基板の透過率を測定すると74%であっ
た。
【0018】前記事実を確認した後、同一の方法でカラ
ーフィルター上に有機保護膜を形成したガラス基板を真
空槽に導入した。その後有機保護膜に対してイオンエネ
ルギー密度20W・sec/cm2、加速電圧1000Vの
条件で酸素イオンを100秒間照射した。その後直ちに
DCプラズマを用いたスパッタ法により酸化インジウム
酸化スズ透明導電膜(以下ITO)を形成した。この試
料を真空槽から取り出した後、40℃の10重量%水酸
化カリウム水溶液中に浸漬させたところ、60分以上浸
漬させてもITOの剥離は全く発生しなかった。
【0019】上記方法により形成した電極板に対して、
塩酸および塩化鉄水溶液を用いた10分間のウェットエ
ッチングによる70μmライン/20μmスペースピッ
チの電極形成を施したところ、所定の形状を持つ電極を
得ることができた。
【0020】実施例2 ガラス基板上にゼラチンからなるカラーフィルターを形
成し、カラーフィルター付ガラス基板を作成した。アク
リル系の有機樹脂であるポリグリジシルメタクリレート
に硬化剤として無水トリメティック酸を添加し、スピン
コート法により上記カラーフィルター付ガラス基板上に
塗布し、200℃で1時間焼成した。上記の方法により
作成した有機保護膜の表面をX線光電子分光法により測
定したところ、検出された極表面の炭素量と酸素量の比
(C/Oとする)は1.47であった。検出されるCl
s軌道の信号を解析した結果、C−C結合に規定される
信号(IC-C)とCOO結合に規定される信号(ICOO
の比(IC-C/ICOOとする)は4.93であった。この
有機保護膜付ガラス基板の透過率を測定すると78%で
あった。
【0021】上記の方法により有機保護膜を形成したガ
ラス基板を真空槽に導入し、その後有機保護膜に対して
イオンエネルギー密度20W・sec/cm2、加速電圧1
00Vの条件でアルゴンイオンを30秒間照射した。そ
の後基板を取り出し、X線光電子分光法により有機保護
膜表面を測定したところ、C/Oは2.95となり、イ
オン照射前と比較して大きくなった。検出されるCls
軌道の信号を解析した結果、IC-C/ICOOは22.3と
なり、イオン照射前と比較して大きくなった。この有機
保護膜付ガラス基板の透過率を測定すると73%であっ
た。
【0022】前記事実を確認した後、同一の方法でカラ
ーフィルター上に有機保護膜を形成したガラス基板を真
空槽に導入した。その後有機保護膜に対してイオンエネ
ルギー密度20W・sec/cm2、加速電圧100Vの条件
でアルゴンイオンを30秒間照射した。その後直ちにD
Cプラズマを用いたスパッタ法によりITOを形成し
た。この試料を真空槽から取り出した後、40℃の10
重量%水酸化カリウム水溶液中に浸漬させたところ、6
0分以上浸漬させてもITOの剥離は全く発生しなかっ
た。
【0023】上記方法により形成した電極板に対して、
塩酸および塩化鉄水溶液を用いた10分間のウェットエ
ッチングによる70μmライン/20μmスペースピッ
チの電極形成を施したところ、所定の形状を持つ電極を
得ることができた。
【0024】実施例3 ガラス基板上にゼラチンからなるカラーフィルターを形
成し、カラーフィルター付ガラス基板を作成した。上記
の方法により作成したカラーフィルターの表面をX線光
電子分光法により測定したところ、検出された極表面の
炭素量と酸素量の比(C/Oとする)は1.02であっ
た。検出されるCls軌道の信号を解析した結果C−C
結合に規定される信号(IC-C)とCOO結合に規定さ
れる信号(ICOO)の比(IC-C/ICOOとする)は4.
22であった。このカラーフィルター付ガラス基板の透
過率を測定すると78%であった。
【0025】上記の方法によりゼラチンからなるカラー
フィルターを形成したガラス基板を真空槽に導入し、そ
の後ゼラチン層に対してイオンエネルギー密度20W・
sec/cm2、加速電圧1000Vの条件で酸素イオンを
100秒間照射した。その後基板を取り出しX線光電子
分光法によりゼラチン層表面を測定したところ、C/O
は2.30となり、イオン照射前と比較して大きくなっ
た。検出されるCls軌道の信号を解析した結果、I
C-C/ICOOは6.31となり、イオン照射前と比較して
大きくなった。このカラーフィルター付ガラス基板の透
過率を測定すると74%であった。
【0026】前記事実を確認した後、同一の方法でカラ
ーフィルターを形成したガラス基板を真空槽に導入し
た。その後カラーフィルターに対して加速電圧1000
Vの条件で酸素イオンを100秒間照射した。その後直
ちにDCプラズマを用いたスパッタ法によりITOを形
成した。この試料を真空槽から取り出した後、40℃の
10重量%水酸化カリウム水溶液中に浸漬させたとこ
ろ、60分以上浸漬させてもITOの剥離は全く発生し
なかった。
【0027】上記方法により形成した電極板に対して、
塩酸および塩化鉄水溶液を用いた10分間のウェットエ
ッチングによる70μmライン20μmスペースピッチ
の電極形成を施したところ、所定の形状を持つ電極を得
ることができた。
【0028】実施例4 前記実施例と同一の方法により、イオン照射の条件また
はカラーフィルターおよび有機保護膜を変えてイオン照
射ならびにITO成膜、耐アルカリ性、パターニング性
の評価を表1に示したものである。
【0029】
【表1】
【0030】※耐アルカリ性評価は、40℃の10重量
%水酸化カリウム水溶液中に30分間浸漬させ、剥離が
起こるかどうかで判断した。目視で全く剥離が認められ
ないものを(◎)、微小の膜浮き(ふくらみ)が認めら
れるものを合格(○)、膜が明らかに剥離しているもの
を不合格(△または×)と判定する。 ※パターニング性は塩酸および塩化鉄水溶液を用いた1
0分間のウエットエッチングによる70μmライン/2
0μmスペースピッチの電極形成を施した時のライン形
状から判断した。正確な電極パターンが形成されたもの
を(◎)、電極パターンの端部に微小なダレが認められ
る程度のものを合格(○)として、電極パターンがえぐ
られていたり、部分的に欠落しているものを不合格(△
または×)と判定する。
【0031】比較例1 ガラス基板上にゼラチンからなるカラーフィルターを形
成し、カラーフィルター付ガラス基板を作成した。アク
リル系の有機樹脂であるポリグリジシルメタクリレート
に硬化剤として無水トリメティック酸を添加し、スピン
コート法により上記カラーフィルター付ガラス基板上に
塗布し、200℃で1時間焼成した。上記方法にて形成
した有機保護膜付ガラス基板を真空槽に導入し、その後
直ちにDCプラズマを用いたスパッタ法によりITO膜
を形成した。この試料を真空槽より取り出し、40℃の
10重量%水酸化カリウム水溶液中に浸漬させたとこ
ろ、10分浸漬させたところでITOが剥離してしまっ
た。
【0032】上記方法にて形成した電極板に対して、塩
酸および塩化鉄水溶液を用いた10分間のウェットエッ
チングによる70μmライン/20μmスペースピッチ
の電極形成を施したところ、ITO膜がウエットエッチ
ング中に剥離してしまった。
【0033】比較例2 ガラス基板上にゼラチンからなるカラーフィルターを形
成し、カラーフィルター付ガラス基板を作成した。アク
リル系の有機樹脂であるポリグリシジルメタクリレート
に硬化剤として無水トリメティック酸を添加し、スピン
コート法により上記カラーフィルター付ガラス基板上に
塗布し、200℃で1時間焼成した。上記の方法により
作成した有機保護膜の表面をX線光電子分光法により測
定したところ、検出された極表面の炭素量と酸素量の比
(C/Oとする)は1.47であった。検出されるCl
s軌道の信号を解析した結果、C−C結合に規定される
信号(IC-C)とCOO結合に規定される信号(ICOO
の比(IC-C/ICOOとする)は4.93であった。
【0034】この有機保護膜付ガラス基板を真空槽に導
入し、その後有機保護膜に対してイオンエネルギー密度
500W・sec/cm2、加速電圧1000Vの条件でア
ルゴンイオンを100秒間照射した。その後基板を取り
出し、X線光電子分光法により有機保護膜表面を測定し
たところ、C/Oは6.88となり、イオン照射前と比
較して大きくなった。検出されるCls軌道の信号を解
析した結果、IC-C/ICOOは46.3となり、イオン照
射前と比較して大きくなった。この有機保護膜付ガラス
基板の透過率を測定すると52%であった。透過率が2
0%以上低下し、明らかな着色が認められた。
【0035】前記事実を確認した後、同一の方法でカラ
ーフィルター上に有機保護膜を形成したガラス基板を真
空槽に導入した。その後有機保護膜に対してイオンエネ
ルギー密度500W・sec/cm2、加速電圧1000V
の条件でアルゴンイオンを100秒間照射した。その後
直ちにDCプラズマを用いたスパッタ法によりITOを
形成した。この試料を真空槽から取り出した後、40℃
の10重量%水酸化カリウム水溶液中に浸漬させたとこ
ろ、60分以上浸漬させてもITOの剥離は全く発生し
なかった。
【0036】上記方法により形成した電極板に対して、
塩酸および塩化鉄水溶液を用いた10分間のウェットエ
ッチングによる70μmライン/20μmスペースピッ
チの電極形成を施したところ、ITO膜がウェットエッ
チング中に剥離してしまった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも部分的に炭
化された表面を持つカラーフィルターまたは有機保護膜
を持つカラー表示装置用電極板を用いることにより、従
来必要とされた透明無機薄膜を形成することなく、後工
程で必要となる耐薬品性・密着性を飛躍的に向上させる
ことが可能となる。所定のパターンの透明電極膜の加工
が容易となるため、カラー表示装置の生産に好適なカラ
ー表示装置用電極板となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー表示装置用電極板の一実施形
態を示す断面図である。
【図2】 本発明のカラー表示装置用電極板の一実施形
態を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 智則 神奈川県相模原市西橋本五丁目8番1号 日本板硝子フアイン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1335 505 G02B 5/20 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーフィルター上に透明導電膜が形成
    されたカラー表示装置用電極板において、該カラーフィ
    ルターと該透明導電膜の間に該カラーフィルターが少な
    くとも部分的に炭化された層を有することを特徴とする
    カラー表示装置用電極板。
  2. 【請求項2】 炭化された層におけるX線光電子分光法
    によるカルボキシル基に基因する信号(ICOO)に対
    するC−C結合に基因する信号(IC−C)の比率(
    C−C /I COO )を、炭化されていない内部のそれよ
    りも大きくしたことを特徴とする請求項1記載のカラ
    示装置用電極板。
  3. 【請求項3】 炭化された層は、酸素イオンまたはアル
    ゴンイオンを含むガスイオンをカラーフィルターに衝突
    させて形成したことを特徴とする請求項2記載のカラ
    示装置用電極板。
  4. 【請求項4】 カラーフィルターおよびカラーフィルタ
    ーを保護する目的で形成されている有機保護膜上に透明
    導電膜が形成されたカラー表示装置用電極板において、
    該有機保護膜と該透明導電膜の間に該有機保護膜が少な
    くとも部分的に炭化された層を有することを特徴とする
    カラー表示装置用電極板。
  5. 【請求項5】 炭化されている層におけるX線光電子分
    光法によるカルボキシル基に基因する信号(ICOO
    に対するC−C結合に基因する信号(IC−C)の比率
    C−C /I COO )を、炭化されていない内部のそ
    れよりも大きくしたことを特徴とする請求項4記載のカ
    ー表示装置用電極板。
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