JP3126347B2 - 高吸水性ポリマーの製造法 - Google Patents

高吸水性ポリマーの製造法

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JP3126347B2 JP11009576A JP957699A JP3126347B2 JP 3126347 B2 JP3126347 B2 JP 3126347B2 JP 11009576 A JP11009576 A JP 11009576A JP 957699 A JP957699 A JP 957699A JP 3126347 B2 JP3126347 B2 JP 3126347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高吸水性ポリマー
の製造法に関するものである。本発明で得られる高吸水
性ポリマーは、純水に対する吸水能力はもちろん、生理
食塩水、人工尿等の種々の電解質水溶液に対しても、従
来にはない吸水能力を示し、しかもゲル強度が強いの
で、各種の吸水材料、特に、衛生材料分野に対して有利
に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、高吸水性ポリマーは、生理用品や
紙おむつ等の衛生材料分野のみならず、止水剤、結露防
止材、さらに鮮度保持材、溶剤脱水材等の産業用途、緑
化、農園芸用途等にも実用化されつつあり、今後、応用
範囲はさらに拡大されていくと思われる合成ポリマーで
ある。この種の高吸水性ポリマーとしては、澱粉‐アク
リロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、カルボキ
シメチルセルロース架橋体、ポリアクリル酸(塩)架橋
体、アクリル酸(塩)‐ビニルアルコール共重合体、ポ
リエチレンオキサイド架橋体等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に高吸水性ポリ
マーの吸水能力は概念的に次式で表わされる。 すなわち、架橋密度が小さいほど、吸水能力は大きくな
る傾向にあるが、原料としてアクリル酸及びそのアルカ
リ金属塩を主成分とするアクリル酸系モノマーを使用し
て高吸水性ポリマーを製造すると、たとえ架橋剤を使用
しなくても自己架橋が過度に進行して、吸水能力が低下
してしまうという問題点がある。この問題点に対して
は、重合条件を温和にすることにより、ある程度自己架
橋を抑制し、吸水能の低下を抑えることはできるが、重
合条件の微妙なコントロールが必要になり、工業的な安
定生産を考慮した場合、再現性等に問題が生じる。
【0004】すなわち、アクリル酸系モノマーを原料と
して高吸水性ポリマーを製造する場合、自己架橋という
構造上十分に解明されていない部分が、吸水能力、再現
性等に対しての障壁となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸水能力が飛
躍的に大きく、且つゲル強度も強いポリアクリル酸
(塩)系高吸水性ポリマーを、再現性良く製造する方法
を提供しようとするものである。
【0006】本発明者等は、前記の問題点を解決する目
的で種々検討を重ねた結果、ポリマーの重合時に次亜リ
ン酸化合物を共存させることにより、自己架橋が制御さ
れて、純水はもちろん、種々の電解質水溶液に対して
も、従来にはない吸水能力を示し、しかも、ゲル強度が
強い高吸水性ポリマーが再現性良く得られることを見出
して、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明による高吸水性ポリマーの製
造法は、アクリル酸及びそのアルカリ金属塩を主成分と
する水溶性モノマーを重合させて高吸水性ポリマーを製
造するに際して、次亜リン酸化合物の共存下に逆相懸濁
重合を行ない、下記の(A)及び(B)の吸水能力を有
する高吸水性ポリマーを得ること、を特徴とするもので
ある。 吸水能力(A):人工尿が40〜86g/gであるこ
と。 吸水能力(B):0.9%生理食塩水が57〜123g
/gであること。 (ただし、吸水能力とは、高吸水性ポリマー1gを40
0メッシュのナイロン袋に入れ、1リットルの0.9%
生理食塩水又は人工尿に1時間浸漬した後、ナイロン袋
を引き上げ、15分間水切りした後、重量を測定し、ブ
ランク補正して、高吸水性ポリマーが吸収した0.9%
生理食塩水又は人工尿の重量とする。)
【0008】
【発明の実施の形態】<モノマー>本発明において重合
させるべきモノマーは、アクリル酸及びそのアルカリ金
属塩等に代表される自己架橋が起こりやすいアクリル酸
系モノマーを主成分として含有するものである。ここで
言うアルカリ金属塩とは、アクリル酸のカルボキシル基
を、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、で中和させて得
られた塩のことである。生成ポリマーの性能、価格等の
面からいえば、アクリル酸を水酸化ナトリウムにて中和
した塩が特に好ましく用いられる。
【0009】アクリル酸系モノマーの中和度は任意であ
るが、生成高吸水性ポリマーの性能のトータルバランス
を考える場合には、アクリル酸系モノマー標品中の全カ
ルボキシル基の50〜95モル%が中和されていること
が、特に好ましい。このような主成分としてのアクリル
酸及びそのアルカリ金属塩には、例えばメタクリル酸
(塩)、マレイン酸(塩)、イタコン酸(塩)、アクリ
ルアミド、2‐アクリルアミド‐2‐メチルプロパンス
ルホン酸、2‐(メタ)アクリロイルエタンスルホン
酸、2‐ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のコ
モノマーを少量共重合させることもできる。
【0010】また、上記アクリル酸系モノマーには、架
橋剤成分を併用することもできる。架橋剤成分として
は、分子内に二個以上の重合性不飽和基を有し、かつ前
記アクリル酸系モノマーと共重合性を示す水溶性化合
物、例えばN,N′‐メチレンビスアクリルアミド、
N,N′‐メチレンビスメタクリルアミド等のビスアク
リルアミド類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
等の長鎖ジアクリレート類等が一般的であり、且つ好ま
しい。
【0011】上記架橋剤成分は、モノマー水溶液に対し
て、約0.001〜0.5重量%、好ましくは約0.0
05〜0.3重量%、の範囲で用いるのが適当である。
【0012】本発明に於いては、自己架橋がコントロー
ルされるので、吸水能力は架橋剤の添加量によりほぼ決
定される。よってより再現性良く目的とする高吸水性ポ
リマーを得ることができる。
【0013】<ラジカル重合開始剤>本発明に従って高
吸水性ポリマーを製造する場合にはラジカル重合開始剤
を用いるのが普通である。本発明の製造法に於いて用い
られるラジカル重合開始剤としては、水溶性のラジカル
重合開始剤、例えば、過硫酸カリウムや過硫酸アンモニ
ウム等の過硫酸塩や、2,2′‐アゾビス‐(2‐アミ
ジノプロパン)塩酸塩等のアゾ系開始剤が好ましい。こ
れらの水溶性ラジカル開始剤は混合して使用しても良い
し、又、例えば、亜硫酸塩のような還元性物質や、アミ
ン類等を組合せてレドックス型の開始剤にして使用する
ことも可能である。過硫酸塩等は、モノマー水溶液に対
して、通常は約0.001〜5.0重量%、好ましくは
約0.01〜1.0重量%、の範囲で用いるのが適当で
ある。
【0014】<次亜リン酸化合物>本発明による高吸水
性ポリマーの製造法は、重合時に次亜リン酸化合物を共
存させることを一つの主要な特徴とするものである。
【0015】本発明における次亜リン酸化合物として
は、次亜リン酸、次亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸カ
リウム、次亜リン酸カルシウム、次亜リン酸バリウム、
次亜リン酸アンモニウム等が一般的であり、且つ好まし
い。
【0016】しかし、その他の金属塩も同様に使用で
き、且つ2種以上の混合使用もさしつかえない。本発明
における次亜リン酸化合物の作用は、未だ十分に解明さ
れてはいないが、アクリル酸系モノマーの重合に於いて
本来的に生ずる自己架橋の制御に何らかの関係を有する
ものと解される。本発明で再現性良く高吸水性ポリマー
を得ることができたのは、重合時の自己架橋というよう
な一般的にコントロールしにくい架橋が次亜リン酸化合
物の使用により適当に制御されたことによるものと解さ
れる。又、架橋の均一性が増すので、吸水能力が向上
し、そして、ゲル強度も強くなるものと推定されてい
る。
【0017】<重 合> 本発明における重合は、モノマー水溶液を界面活性剤の
存在/不存在下で、炭化水素溶媒中に懸濁させて重合を
行う逆相懸濁重合法にて実施されることが重要である。
【0018】アクリル酸およびそのアルカリ金属塩の溶
液中での濃度は、20〜80%、特に30〜60%、で
あることが好ましい。
【0019】次亜リン酸化合物は、いずれの重合方法に
於いても、モノマー水溶液を調製する段階で添加するの
が普通である。次亜リン酸化合物の添加量は、モノマー
濃度や中和度にも依存するが、一般的に、モノマー水溶
液中の濃度として、10〜10,000ppm 程度、好ま
しくは、100〜2,000ppm 、である。
【0020】
【実施例】以下の実験例は、本発明をより詳細に説明す
るためのものである。尚、高吸水性ポリマーの吸水能力
及びゲル強度は次の様にして測定した。
【0021】吸水能力 (1) 高吸水性ポリマー0.2gを1000gの純水に
入れ、マグネットスターラーで攪拌しながら1時間吸水
させる。吸水後、100メッシュのフルイで自然濾過
し、濾液重量を測定する。下式より高吸水性ポリマー1
gが吸水した純水の重量を吸水能とした。 (g/g‐ポリマー)
【0022】(2) 高吸水性ポリマー1gを400メッ
シュのナイロン袋(10cm×10cmの大きさ)に入れ、
1リットルの0.9%生理食塩水に1時間浸漬する。そ
の後、ナイロン袋を引き上げ、15分水切り後、重量測
定をし、ブランク補正をして、高吸水性ポリマー1gが
吸収した0.9%生理食塩水の重量を吸水能力とした。
さらに、0.9%生理食塩水を人工尿に代えて、同様の
吸水能力を測定した。
【0023】ゲル強度 高吸水性ポリマー0.5gに純水100gを吸水させ
(200倍吸水)、吸水後のゲルをレオメーター(不動
工業NMR-2002J 型)にて、セルがゲル中に入り込む時点
の力をゲル強度とした。
【0024】重合例A 攪拌機、還流冷却機、温度計、窒素ガス導入管を付設し
た容量500mlの四つ口丸底フラスコに、シクロヘキサ
ン121gを入れ、ソルビタンモノステアレート0.9
gを添加して溶解させた後、窒素ガスを吹込み、溶存酸
素を追い出した。
【0025】別に、容量300mlのコニカルビーカー中
でアクリル酸30gを外部より氷冷しながら、これに水
79.65gに溶解させた12.3gの純度95%の水
酸化ナトリウムを加えて、カルボキシル基の70%を中
和した。この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後
のモノマー濃度として、30重量%に相当する。次い
で、所定量の架橋剤及び過硫酸カリウム0.104gを
加えて溶解した後、窒素ガスを吹込んで溶存酸素を追い
出した。
【0026】前記の四つ口丸底フラスコの内容物に、こ
の容量300mlのコニカルビーカーの内容物を添加し、
攪拌して分散させ、窒素ガスをバブリングさせながら油
浴によりフラスコ内温を昇温させたところ、60℃付近
に達してから内温が急激に上昇し、数十分後75℃に達
した。次いで、その内温を60〜65℃に保持し、かつ
攪拌しながら3時間反応させた。尚、攪拌は250rpm
で行ない3時間反応させた後、攪拌を停止すると、湿潤
ポリマー粒子が丸底フラスコの底に沈降したので、デカ
ンテーションでシクロヘキサン相と容易に分離できた。
分離した湿潤ポリマーを減圧乾燥機に移し、80〜90
℃に加熱して付着したシクロヘキサン及び水を除去した
ところ、さらさらとした粉末ポリマー40gが得られ
た。
【0027】重合例B 攪拌機、還流冷却機、温度計、窒素ガス導入管を付設し
た容量500mlの四つ口丸底フラスコに、シクロヘキサ
ン121gを入れ、ソルビタンモノステアレート0.9
を添加して溶解させた後、窒素ガスを吹込み、溶存酸素
を追い出した。
【0028】別に、容量300mlのコニカルビーカー中
でアクリル酸30gを外部より氷冷しながら、これに水
48.74gに溶解させた12.3gの純度95%の水
酸化ナトリウムを加えて、カルボキシル基の70%を中
和した。この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後
のモノマー濃度として、40重量%に相当する。次い
で、所定量の架橋剤及び、過硫酸カリウム0.104g
を加えて溶解した後、窒素ガスを吹込んで溶存酸素を追
い出した。
【0029】前記の四つ口丸底フラスコの内容物に、こ
の容量300mlのコニカルビーカーの内容物を添加し、
攪拌して分散させ、窒素ガスをバブリングさせながら油
浴によりフラスコ内温を昇温させたところ、60℃付近
に達してから内温が急激に上昇し、数十分後75℃に達
した。次いで、その内温を60〜65℃に保持し、かつ
攪拌しながら3時間反応させた。尚、攪拌は250rpm
で行ない3時間反応させた後、攪拌を停止すると、湿潤
ポリマー粒子が丸底フラスコの底に沈降したので、デカ
ンテーションでシクロヘキサン相と容易に分離できた。
分離した湿潤ポリマーを減圧乾燥機に移し、80〜90
℃に加熱して付着したシクロヘキサン及び水を除去した
ところ、さらさらとした粉末ポリマー40gが得られ
た。
【0030】重合例C アクリル酸30gを容量100mlのフラスコに入れ、氷
冷しなから攪拌下に22.6重量%の水酸化ナトリウム
水溶液58.7gを滴下して、アクリル酸の80%を中
和させた。次いで、これに過硫酸カリウム0.1gを加
え、攪拌して室温で溶解させた。
【0031】別に、予め系内を窒素ガス置換した還流冷
却器付きの500mlフラスコにシクロヘキサン163.
4g及びソルビタンモノラウリレート1.9gを仕込
み、室温で攪拌して界面活性剤を溶解させた後、前記の
フラスコ内容物を滴下して懸濁させた。再び系内を窒素
ガスで充分に置換した後、昇温して油浴温度を55〜6
0℃に保持しながら、3時間反応させた。生成した重合
液を減圧下で蒸発乾固することにより、微粒状の乾燥ポ
リマーを得た。
【0032】重合例D 攪拌機、還流冷却機、滴下ロート、窒素ガス導入管を付
した500mlの四つ口丸底フラスコにn‐ヘキサン22
8mlを入れ、ソルビタンモノステアレート1.8gを添
加して溶解させた後、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を
追い出した。
【0033】別に容量300mlのコニカルビーカー中
で、アクリル酸30gを外部より氷冷しながら、これに
水39gに溶解した13.1gの純度95%の水酸化ナ
トリウムの水溶液を加えて、カルボキシ基の75%を中
和した。水相中のモノマー濃度は45重量%であった。
次いで、過硫酸カリウムの0.1gを加えて溶解したの
ち、窒素ガスを吹き込んで、溶存する酸素を追い出し
た。
【0034】前記の四つ口丸底フラスコの内容部に、こ
の容量300mlのコニカルビーカー内容物を添加し、攪
拌して分散させ、窒素ガスを少量ずつ導入しながら、油
浴により、フラスコの内温を60〜65℃に保持しなが
ら、6時間反応を行なわせた。
【0035】反応後、攪拌を停止すると、湿潤ポリマー
粒子が丸底フラスコの底に沈降した。n‐ヘキサンを減
圧下で留去し、残った湿潤ポリマーを80〜90℃の温
度で減圧下で乾燥させたところ、さらさらとした粉末ポ
リマー40gが得られた。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】実施例及び比較例 重合例A〜Dに於いて、モノマーを調製する際に、次亜
リン酸化合物及び必要に応じて架橋剤を所定量添加し、
前記重合例に従って高吸水性ポリマーを製造した(実施
例1〜22)。
【0040】第1表に、次亜リン酸化合物の種類及び添
加量、架橋剤の種類及び添加量についてまとめた。
【0041】尚、次亜リン酸ナトリウムを添加せず重合
例A〜Dに従って製造した高吸水性ポリマーを比較例
(比較例1〜4)とし、第2表にまとめた。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】
【発明の効果】本発明によって製造される高吸水性ポリ
マーは、純水に対する吸水能力はもちろん、生理食塩
水、人工尿等の種々の電解質水溶液に対しても、従来に
はない吸水能力を示し、しかもゲル強度が強いものであ
る。又、再現性も良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−255804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 220/06 C08F 2/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル酸及びそのアルカリ金属塩を主成
    分とする水溶性モノマーを重合させて高吸水性ポリマー
    を製造するに際して、次亜リン酸化合物の共存下に逆相
    懸濁重合を行ない、下記の(A)及び(B)の吸水能力
    を有する高吸水性ポリマーを得ることを特徴とする、高
    吸水性ポリマーの製造法。吸水能力(A):人工尿が40〜86g/gであるこ
    と。 吸水能力(B):0.9%生理食塩水が57〜123g
    /gであること。 (ただし、吸水能力とは、高吸水性ポリマー1gを40
    0メッシュのナイロン袋に入れ、1リットルの0.9%
    生理食塩水又は人工尿に1時間浸漬した後、ナイロン袋
    を引き上げ、15分間水切りした後、重量を測定し、ブ
    ランク補正して、高吸水性ポリマーが吸収した0.9%
    生理食塩水又は人工尿の重量とする。)
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