JP3125870B2 - 遅延計算方法及び遅延値計算プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

遅延計算方法及び遅延値計算プログラムを記録した記録媒体

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JP3125870B2
JP3125870B2 JP10190685A JP19068598A JP3125870B2 JP 3125870 B2 JP3125870 B2 JP 3125870B2 JP 10190685 A JP10190685 A JP 10190685A JP 19068598 A JP19068598 A JP 19068598A JP 3125870 B2 JP3125870 B2 JP 3125870B2
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
設計に関し、特に、半導体集積回路における信頼性の検
証に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタの微細化に伴い、ホ
ットエレクトロン効果に起因する遅延値の経年変化が無
視できなくなっている。
【0003】経年変化を考慮した遅延値の計算では、従
来、論理ブロックの入力波形なまり・入力信号周波数等
の論理レベル回路の計算から得られる入力ピン情報と、
遅延劣化量を定める諸係数等の論理ブロック内部に関す
る情報からなる入力ピン素子情報とを用いて論理ブロッ
クの遅延値の経年変化量を計算し、得られた結果を用い
てネットの遅延計算を実行していた。
【0004】図6は、遅延劣化量を考慮した論理レベル
回路の遅延値を計算する従来の方法である遅延計算方法
600を表す図である。論理ブロック毎に、入力ピン情
報602、経過年数情報603及び入力ピン素子情報6
04を基にして遅延劣化量計算605を実行する。この
計算を論理レベル回路を構成する全論理ブロックに対し
て行った結果からネット遅延計算606を実行し、遅延
計算結果607を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように入力ピンに
関する情報のみから論理レベル回路のネット遅延計算を
行う従来の遅延計算方法では、トランジスタゲート一段
構成のインバータブロック以外の論理ブロックでは、論
理ブロックでの遅延計算を単純に論理レベル回路に適用
すると精度が落ちてしまう。
【0006】一方で、従来の遅延計算方法で精度を保つ
ことも可能だが、このためには、前述のように論理ブロ
ック毎に遅延劣化量を計算するのではなく、論理ブロッ
ク内をトランジスタゲートに分解し、各ゲートに対して
波形なまりや動作周波数を計算した後に、遅延劣化量を
計算しなければならない。即ち、論理レベル回路を構成
する全トランジスタそれぞれに対して遅延劣化量の計算
を実行する必要があり、従来の遅延計算方法では高い精
度と少ない計算量の両立ができなかった。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、ホット
エレクトロン効果による遅延値の経年変化を考慮した遅
延計算において、少ない計算量で高い精度の遅延計算を
行うことができる遅延計算方法及び遅延計算プログラム
を記録した記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は以下の方法及び記録媒体を提供する。
【0009】即ち、本発明によれば、論理レベル回路を
構成する論理ブロック毎に求められる特性値である論理
ブロック特性値を基に、コンピュータを用いて前記論理
レベル回路全体の特性値である論理レベル回路特性値を
計算する特性値計算方法において、論理ブロックを構成
する一部のトランジスタについての特性値を前記論理ブ
ロック特性値とみなす論理ブロック特性値計算段階と、
論理ブロック特性値から論理レベル回路特性値を計算す
る段階とを含むことを特徴とする特性値計算方法が得ら
れる。
【0010】また、本発明によれば、上記の特性値計算
方法において、論理ブロック特性値計算段階は、該論理
ブロックの入力及び出力ピンに繋がったトランジスタに
ついての特性値を論理ブロック特性値とみなすことを特
徴とする特性値計算方法が得られる。
【0011】また、本発明によれば、入力ピン及び出力
ピンを備える論理ブロックの前記入出力ピン間の遅延値
であるピン間遅延値と、当該論理ブロックの出力ピンに
接続された当該他の論理ブロックまでの遅延値である配
線遅延値を、メモリに格納して当該データをCPUで処
理し、ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮し
て計算する遅延計算方法において、ホットキャリア効果
に起因する経年変化を考慮しないでピン間遅延値及び配
線遅延値を計算する第1の遅延値計算段階と、入力ピン
及び出力ピンに接続されたトランジスタの遅延劣化量を
計算する遅延劣化量計算段階と、第1の遅延値計算段階
で計算されたピン間遅延値及び配線遅延値を、遅延劣化
量計算段階で計算された遅延劣化量で修正する第2の遅
延値計算段階とを含むことを特徴とする遅延計算方法が
得られる。
【0012】また、本発明によれば、ホットキャリア効
果に起因する経年変化を考慮して、入力ピン及び出力ピ
ンを備える論理ブロックの入出力ピン間の遅延値である
ピン間遅延値Tiopath_agedと、当該論理ブロックの出
力ピンに接続された当該他の論理ブロックまでの遅延値
である配線遅延値Tconnect_agedをコンピュータを用い
て計算する遅延計算方法において、ピンに繋がれたトラ
ンジスタの負荷容量をC[pF]、ピンの入力波形なま
りに依存する定数をα、β、ピンに繋がれたトランジス
タのチャネル幅をW[μm]として、入力ピンのストレ
ス量Sin及び出力ピンのストレス量Soutを、次の式1
【0013】
【数9】 により求めてメモリに記憶する段階と、ピンの物理構造
に依存する定数をγ、LSIの保証期間をτ[hou
r]、プロセスに依存する定数をε1、ε2、及びκ、ピ
ンの動作周波数をfin[Hz]、絶対温度をT[K]と
して、入力ピンの遅延劣化量δin[%]及び出力ピンの
遅延劣化量δout[%]を、次の式2
【0014】
【数10】 により求めてメモリに記憶する段階と、ホットキャリア
効果に起因する経年変化を考慮しない遅延計算方法によ
り求めたピン間遅延値及び配線遅延値をTiopath_fresh
[ps]、Tconnect_fresh[ps]、入力ピンから出
力ピンまでの全遅延のうち入力段及び出力段が占める割
合をλin及びλoutとして、前記ピン間遅延値T
iopath_aged及び配線遅延値Tconnect_agedを、次の式
【0015】
【数11】 及び次の式4
【0016】
【数12】 により求める段階とを含むことを特徴とする遅延計算方
法が得られる。
【0017】また、本発明によれば、ホットキャリア効
果に起因する経年変化を考慮して、複数の論理ブロック
により構成される論理レベル回路の遅延値を計算する遅
延計算方法において、上述の論理ブロックの遅延計算方
法により論理レベル回路を構成する全ての論理ブロック
の遅延値を計算する段階と、全ての論理ブロックの遅延
値から論理レベル回路の遅延値を求める段階とを含むこ
とを特徴とする遅延計算方法が得られる。
【0018】また、本発明によれば、論理レベル回路を
構成する論理ブロック毎に求められる特性値である論理
ブロック特性値を基に、前記論理レベル回路全体の特性
値である論理レベル回路特性値を計算する特性値計算プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体において、論理ブロックを構成する一部のトランジス
タについての特性値を論理ブロック特性値とみなす論理
ブロック特性値計算処理と、論理ブロック特性値から論
理レベル回路特性値を計算する処理とをコンピュータに
実行させることを特徴とする特性値計算プログラムを記
録した記録媒体が得られる。
【0019】また、本発明によれば、上述の特性値計算
プログラムを記録した記録媒体において、論理ブロック
特性値計算処理は、該論理ブロックの入力及び出力ピン
に繋がったトランジスタについての特性値を論理ブロッ
ク特性値とみなすことを特徴とする特性値計算プログラ
ムを記録した記録媒体が得られる。
【0020】また、本発明によれば、入力ピン及び出力
ピンを備える論理ブロックの入出力ピン間の遅延値であ
るピン間遅延値と、当該論理ブロックの出力ピンに接続
された当該他の論理ブロックまでの遅延値である配線遅
延値を、ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮
して計算する遅延計算プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、ホットキャリア効
果に起因する経年変化を考慮しないでピン間遅延値及び
配線遅延値を計算する第1の遅延値計算処理と、入力ピ
ン及び出力ピンに接続されたトランジスタの遅延劣化量
を計算する遅延劣化量計算処理と、第1の遅延値計算処
理で計算されたピン間遅延値及び配線遅延値を、遅延劣
化量計算段階で計算された遅延劣化量で修正する第2の
遅延値計算処理とをコンピュータに実行させることを特
徴とする特性値計算プログラムを記録した記録媒体が得
られる。
【0021】また、本発明によれば、ホットキャリア効
果に起因する経年変化を考慮して、入力ピン及び出力ピ
ンを備える論理ブロックの入出力ピン間の遅延値である
ピン間遅延値Tiopath_agedと、当該論理ブロックの出
力ピンに接続された当該他の論理ブロックまでの遅延値
である配線遅延値Tconnect_agedを計算する遅延計算プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体において、ピンに繋がれたトランジスタの負荷容量を
C[pF]、ピンの入力波形なまりに依存する定数を
α、β、ピンに繋がれたトランジスタのチャネル幅をW
[μm]として、入力ピンのストレス量Sin及び出力ピ
ンのストレス量Soutを、次の式1
【0022】
【数13】 により求める処理と、ピンの物理構造に依存する定数を
γ、LSIの保証期間をτ[hour]、プロセスに依
存する定数をε1、ε2、及びκ、ピンの動作周波数をf
in[Hz]、絶対温度をT[K]として、入力ピンの遅
延劣化量δin[%]及び出力ピンの遅延劣化量δ
out[%]を、次の式2
【0023】
【数14】 により求める処理と、ホットキャリア効果に起因する経
年変化を考慮しない遅延計算方法により求めたピン間遅
延値及び配線遅延値をTiopath_fresh[ps]、T
connect_fresh[ps]、入力ピンから出力ピンまでの
全遅延のうち入力段及び出力段が占める割合をλin及び
λoutとして、前記ピン間遅延値Tiopath_aged及び配線
遅延値Tconnect_agedを、次の式3
【0024】
【数15】 及び次の式4
【0025】
【数16】 により求める処理とをコンピュータに実行させることを
特徴とする特性値計算プログラムを記録した記録媒体が
得られる。
【0026】また、本発明によれば、ホットキャリア効
果に起因する経年変化を考慮して、複数の論理ブロック
により構成される論理レベル回路の遅延値を計算する遅
延値計算プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体において、上述の遅延値計算プログラムに
より、論理レベル回路を構成する全ての論理ブロックの
遅延値を計算する処理と、全ての論理ブロックの遅延値
から論理レベル回路の遅延値を求める処理とをコンピュ
ータに実行させることを特徴とする特性値計算プログラ
ムを記録した記録媒体が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】(1) 第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態である論理ブロック100の
遅延計算方法について、図1を参照して説明する。図1
は、論理ブロック100の内部の回路とその周辺情報並
びにピン間遅延値101及び配線遅延値102の関係を
示している。
【0028】ホットエレクトロン効果によってNチャネ
ル(以下Nchと記す)トランジスタが劣化を受ける。
Nchトランジスタは論理ブロック中の多くの個所に使
用されるが、論理ブロック内部の?で示した部分に使用
される場合は、トランジスタ間の距離が短いため波形な
まりや負荷容量が小さい状態で使用される。逆に、入力
ピンと出力ピンに直接繋がるNchトランジスタTr1
11とTr121(図中太線で示す)は、論理回路の配
置配線設計の結果として大きな波形なまりや負荷容量に
晒される可能性が高い。従って、NchトランジスタT
r111とTr121だけを対象に、ホットエレクトロ
ン効果の影響を計算する方法が効率的である。
【0029】論理レベル回路における最小単位は論理ブ
ロックであるため、計算に必要な内部のトランジスタな
どの情報は、論理ブロック単位の素子情報として独立し
て有する必要がある。従って、ブロック内部の回路に起
因するような負荷容量112や波形なまり114の情
報、Nchトランジスタのサイズの情報や遅延劣化量計
算のための係数などを、入出力ピンの素子情報として格
納する。これらの値と、論理レベル回路の計算で得られ
る、周波数113及び123、波形なまり114及び1
24から、入力ピン側のTr111と出力ピン側のTr
121の遅延劣化量を計算することができる。
【0030】入力ピンの遅延劣化量δin(%)は、次の
式5により求める。
【0031】
【数17】 ここで、γinは入力ピンの物理構造に依存する定数、τ
acはLSIの保証期間(hour)、Sinは入力ピンの
ストレス量、finは入力ピンの周波数(Hz)、ε1
ε2、及びκはプロセスに依存する定数、Tは絶対温度
(K)を表す。上記のSinは次の式6により求める。
【0032】
【数18】 ここで、Cinは入力ピンのトランジスタの負荷容量(p
F)、α、βは入力ピンの入力波形なまりに依存する定
数、Winは入力ピンのNchトランジスタのW値(μ
m)を表す。
【0033】出力ピンの遅延劣化量δout(%)は、次
の式7により求める。
【0034】
【数19】 ここで、γoutは出力ピンの物理構造に依存する定数、
outは出力ピンのストレス量、foutは出力ピンの周波
数(Hz)である。上記のSoutは次の式8により求め
る。
【0035】
【数20】 ここで、Coutは出力ピンのトランジスタの負荷容量
(pF)、α、βは出力ピンの入力波形なまりに依存す
る定数、Woutは出力ピンのNchトランジスタのW値
(μm)である。
【0036】ホットエレクトロン効果による遅延劣化量
を、ピン間遅延値および配線遅延値に反映させる場合、
入力ピン側のTr1の遅延劣化量はピン間遅延値に、出
力ピン側のTr2の遅延劣化量はピン間遅延値と配線遅
延値の双方に影響を与える。従って、これら各々を係数
を伴う式で演算することにより、ホットエレクトロン効
果を考慮した遅延計算を実現することができる。遅延劣
化量を考慮したピン間遅延値Tiopath_aged(ps)、
遅延劣化量を考慮した配線遅延値Tconnect_aged(p
s)は、次の式3及び式4により求める。
【0037】
【数21】
【0038】
【数22】 ここでλin及びλoutは入力ピンから出力ピンまでの全
遅延のうちそれぞれ入力段及び出力段が占める割合を示
す。
【0039】(2)第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態である遅延計算方法200に
ついて図2を参照して説明する。遅延計算方法200
は、論理ブロックにより構成される論理レベル回路の遅
延計算方法である。
【0040】論理レベル回路を構成する論理ブロックの
ひとつに着目し、ブロック外部の素子に関する情報であ
る入力ピン情報202と、経過年数情報203と、ブロ
ック内部の素子に関する情報である入力ピン素子情報2
04を基に、その論理ブロックの入力ピンに接続された
Nchトランジスタで生じる遅延劣化量を計算する遅延
劣化量計算205を行う。ここで入力ピン情報202は
論理レベル回路の計算で得られる回路情報201のうち
入力ピンに関する情報である。また、入力ピン素子情報
204は論理ブロック内部に関する情報である。
【0041】同様に、経過年数情報203と、ブロック
外部の素子に関する情報である出力ピン情報206と、
ブロック内部の素子に関する情報である出力ピン素子情
報207を基に、その論理ブロックの出力ピンに接続さ
れたNchトランジスタで生じる遅延劣化量を計算する
遅延劣化量計算208を行う。ここで出力ピン情報20
6は論理レベル回路の計算で得られる回路情報201の
うち出力ピンに関する情報である。また、出力ピン素子
情報207は論理ブロック内部に関する情報である。
【0042】遅延劣化量計算205及び208の結果を
基に、ピン間遅延計算209を実行する。また、遅延劣
化量計算208の結果を基に、配線遅延計算210を実
行して遅延計算結果211を得る。
【0043】(3)第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態である遅延計算方法300に
ついて図3を参照して説明する。図3は、ホットエレク
トロン効果による遅延値の経年変化を考慮した、論理レ
ベル回路の遅延計算方法を説明する図である。
【0044】最初に、論理レベル回路301に関する情
報から、遅延計算302と動作周波数計算303を行
う。
【0045】遅延計算302は、ホットエレクトロン効
果を考慮しない旧来からの遅延計算手法であり、論理レ
ベル回路中の各論理ブロックについて、入力ピンの波形
なまり、出力ピンの負荷容量、ピン間遅延値、配線遅延
値を計算する。一方、動作周波数計算303は、確率伝
播手法による周波数計算手法であり、論理レベル回路中
の各論理ブロックについて、各ピンの動作周波数を計算
する。
【0046】遅延計算302及び動作周波数計算303
の計算結果は、言い換えると、入力ピン情報302、出
力ピン情報305、及びピン間・配線遅延値306とな
る。
【0047】ここで、入力ピン情報302は入力ピンの
波形なまりと動作周波数である。出力ピン情報305は
出力ピンの負荷容量と動作周波数である。また、ピン間
・配線遅延値306はピン間遅延値及び配線遅延値であ
る。
【0048】これらのうちの入力ピン情報304及び出
力ピン情報305に加え、入力ピン素子情報307及び
出力ピン素子情報308を用いて、遅延劣化量計算30
9及び310を行う。
【0049】入力ピン素子情報307は論理ブロック内
部に関する情報であり、ここでは、入力ピンに接続され
たNchトランジスタのチャネルの幅を表すW値等のよ
うに、式5及び6に用いる諸係数等を表す。同様に、出
力ピン素子情報308は式7及び8に用いる諸係数等を
表す。
【0050】遅延劣化計算309及び310は入出力の
各ピンについて、入力波形なまり、出力負荷容量、動作
周波数、Nchトランジスタサイズから、遅延劣化量の
計算式を用いて遅延劣化量を計算する。
【0051】入力ピンの遅延劣化量計算309は、遅延
計算302で得られた入力ピンの波形なまりと、動作周
波数計算303で得られた動作周波数と、入力ピン素子
情報307から得られた入力ピンのNchトランジスタ
サイズおよび係数を用いて、入力ピンの遅延劣化量を計
算する(式5及び6)。
【0052】出力ピンの遅延劣化量計算310は、遅延
計算302で得られた出力ピンの負荷容量と、動作周波
数計算303で得られた動作周波数と、出力ピン素子情
報308から得られた出力ピンのNchトランジスタサ
イズおよび係数を用いて、出力ピンの遅延劣化量を計算
する(式7及び8)。
【0053】遅延劣化量計算309及び310の後で、
入出力ピンの遅延劣化量からピン間遅延値変化量311
を求め、出力ピンの遅延劣化量から配線遅延値変化量3
12を求める。
【0054】遅延値修正313は、遅延計算302で得
られたピン間・配線遅延値306を、ピン間遅延値変化
量311及び配線遅延値変化量312で修正し(数3及
び4)、最終的に遅延計算結果314を得る。
【0055】(4)数式の導出過程等 以上の説明で用いた式1〜4の導出過程等を説明する。
尚、式5及び7は式2から、式6及び8は式1からそれ
ぞれ直接に求められるので、ここでの説明は省略する。
【0056】(A)式2の導出過程 MOSトランジスタのホットキャリアによる劣化は、D
Cストレス時間tdcに関して指数関数的に進行する。劣
化度をDとすると、Dは次の式9で表される。
【0057】
【数23】 ここで、n及びAはプロセス及びバイアスで決まる値で
ある。
【0058】また、劣化度Dはドレイン電流Idsや相互
コンダクタンスgmを用いて次の式10及び11で表さ
れる。
【0059】
【数24】 更に、劣化度Dは基板電流Isubを用いて次の式12で
表される。
【0060】
【数25】 ここで、Wはトランジスタの幅、B及びmはプロセス及
びバイアスで決まる値である。尚、式12はC. Hu
等が提案した式である(C. Hu等 IEEE Transaction on
Electron Devices Vol. ED-32, No. 2, pp375, 198
5)。
【0061】このとき、次の式13
【0062】
【数26】 を定義すると、DCバイアスストレス下では、次の式1
【0063】
【数27】 ACバイアスストレス下では、次の式15
【0064】
【数28】 と表される。更に、ACバイアスが周期Tの繰り返し波
形のとき、式15は次の式16
【0065】
【数29】 と変形できる。
【0066】DCストレスとACストレスが等しくなる
条件より、次の式17が成り立つ。
【0067】
【数30】 式17に式14及び式16を代入して整理すると、次の
式18及び式19が得られる。
【0068】
【数31】 但し、f=1/Tである。
【0069】インバータのように、入力信号の電位が0
→VDD又はVDD→0に変化し、それに伴い出力信号がV
DD→0又は0→VDDに変化する回路を考えるとき、次の
式20のようになる。
【0070】
【数32】 即ち、入出力信号が遷移中のみストレスが加わり、入出
力が0又はVDDの時のストレスは無視できる。よって、
式19のSは入出力が0−VDD間でフル振動する範囲で
は、周波数に依存しない。
【0071】図4のようなインバータにおいて入力がL
→Hと変化したときの伝搬遅延tpdを考える。この時の
pdは主にNchトランジスタの電流駆動能力で決定
し、次の式21で簡単に表すことができる。ここで、a
は定数、Cは出力負荷容量を表す。
【0072】
【数33】 ここで移動度をμn、ゲート酸化膜容量をCox、ゲート
幅をW、ゲート長をLとするとき、Knは次の式22で
表される。
【0073】
【数34】 ホットキャリア劣化により、NchトランジスタのKn
がΔKnだけ減少した時、tpdがδだけ増加したとする
と、次の式23が成り立つ。
【0074】
【数35】 式9より、ΔKnは次の式24で表される。
【0075】
【数36】 式23より、δ=γΔKnとすると次の式25となる。
【0076】
【数37】 式19及び25から、次の式26が得られる。
【0077】
【数38】 Aは温度に依存するパラメータであり、実測データから
例えば次の式27のように表すことができる。
【0078】
【数39】 ここで、A、tac、nを次の式28のように置く。
【0079】
【数40】 すると、式2を得ることができる。
【0080】
【数41】 (B)式1の導出過程 ストレスSは負荷容量CとトランジスタのW(Nch及
びPchトランジスタのいずれか一方又は両方)の比C
/Wと、ピンの入力信号の立ち上がり及び立ち下がり時
間Tr及びTfとに依存し、次の式29で表される。
【0081】
【数42】 Sは例えばある回路でC/W、Tr、Tfを変えてSPI
CE等の回路シミュレータ等により次の式30を計算す
ることにより得られる。
【0082】
【数43】 式30で得られたSをC/Wの関数で近似すると例えば
式1となる。
【0083】
【数44】 但し、α、βは回路構成とTr、Tfに依存する定数であ
る。
【0084】(C)式3及び4について 図5のように遅延値が等しいインバータ3段で構成され
る論理ブロックにおいて、入力がL→Hの時のλは次の
式31で表される。
【0085】
【数45】 入力がH→Lの時のλは次の式32で表される。
【0086】
【数46】 図5と同様に、遅延値が等しいインバータ4段におい
て、入力がL→Hの時のλは式33で表される。
【0087】
【数47】 入力がH→Lの時のλは次の式34で表される。
【0088】
【数48】 以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知
識の範囲内でその変更や改良が可能であることは勿論で
ある。
【0089】
【発明の効果】論理回路におけるホットエレクトロン効
果による遅延値の経年変化量は、入力波形なまりが大き
いトランジスタおよび出力負荷容量が大きいトランジス
タで顕著となる。
【0090】論理ブロック内の論理回路はあらかじめL
SI上で小さな面積上に配置配線されるため、ブロック
内部では入力波形なまりや出力負荷容量が大きくならな
い。これに対して論理ブロックの入出力ピンと繋がるト
ランジスタの場合、他のブロックとの距離や配線の長さ
は配置配線ツールによって決定されるため、入力ピンに
ついては入力波形なまりが、出力ピンについては出力負
荷容量が大きくなる傾向にある。
【0091】従って、論理回路におけるホットエレクト
ロン効果による遅延値の経年変化量は、本発明の遅延計
算のように、その論理ブロックの入出力ピンに着目する
ことで、十分な精度の計算が可能となる。
【0092】即ち、本発明によれば、ホットエレクトロ
ン効果による遅延値の経年変化を考慮した遅延計算を実
行する際に、入力ピンと出力ピンの遅延値の経年変化量
を用いて、パス遅延計算およびネット遅延計算を行うこ
とにより、高精度でありながら計算量を少なく抑えた遅
延計算を行うことができる。このようにして計算された
パス遅延値およびネット遅延値は、回路シミュレータや
静的タイミング解析に直接利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】論理ブロック内部の回路とその周辺情報並びに
ピン間遅延値及び配線遅延値の関係を示す図である。
【図2】論理ブロックにより構成される論理レベル回路
の遅延計算方法である遅延計算方法200を説明する図
である。
【図3】ホットエレクトロン効果による遅延値の経年変
化を考慮した、論理レベル回路の遅延計算方法を説明す
る図である。
【図4】インバータの入力がLからHに変化したときの
伝搬速度tpdを説明する図である。
【図5】インバータ3段で構成される論理ブロックの遅
延値を説明する図である。
【図6】遅延劣化量を考慮した従来の遅延計算方法60
0を説明する図である。
【符号の説明】
100 論理ブロック 101 ピン間遅延値 102 配線遅延値 111、121 Nchトランジスタ 112、122 負荷容量 113、123 周波数 114、124 波形なまり 200、300、600 遅延計算方法 201、601 回路情報 202、304、602 入力ピン情報 203、603 経過年数情報 204、307、604 入力ピン素子情報 205、208、309、310、605 遅延劣化量
計算 206、305 出力ピン情報 207、308 出力ピン素子情報 209 ピン間遅延計算 210、606 配線遅延計算 211、314、607 遅延計算結果 301 論理レベル回路 302 遅延計算 303 動作周波数計算 306 ピン間・配線遅延値 311 ピン間遅延値変化量 312 配線遅延値変化量 313 遅延値修正
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 G06F 17/50

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理レベル回路を構成する論理ブロック
    毎に求められる特性値である論理ブロック特性値を基
    に、コンピュータを用いて前記論理レベル回路全体の特
    性値である論理レベル回路特性値を計算する特性値計算
    方法において、該論理ブロックの入力及び出力ピンに繋がったトランジ
    スタについての特性値を前記論理ブロック特性値とみな
    す論理ブロック特性値計算段階と、 前記論理ブロック特性値から前記論理レベル回路特性値
    を計算する段階とを含むことを特徴とする特性値計算方
    法。
  2. 【請求項2】 入力ピン及び出力ピンを備える論理ブロ
    ックの前記入出力ピン間の遅延値であるピン間遅延値
    と、当該論理ブロックの出力ピンに接続された当該他の
    論理ブロックまでの遅延値である配線遅延値を、メモリ
    にデータとして格納し、当該データをCPUで処理し、
    ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮して計算
    する遅延計算方法において、 ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮しないで
    前記ピン間遅延値及び配線遅延値を計算する第1の遅延
    値計算段階と、 前記入力ピン及び出力ピンに接続されたトランジスタの
    遅延劣化量を計算する遅延劣化量計算段階と、 前記第1の遅延値計算段階で計算された前記ピン間遅延
    値及び配線遅延値を、前記遅延劣化量計算段階で計算さ
    れた遅延劣化量で修正する第2の遅延値計算段階とを含
    むことを特徴とする遅延計算方法。
  3. 【請求項3】 ホットキャリア効果に起因する経年変化
    を考慮して、入力ピン及び出力ピンを備える論理ブロッ
    クの前記入出力ピン間の遅延値であるピン間遅延値T
    iopath_agedと、当該論理ブロックの出力ピンに接続さ
    れた当該他の論理ブロックまでの遅延値である配線遅延
    値Tconnect_agedをコンピュータを用いて計算する遅延
    計算方法において、 ピンに繋がれたトランジスタの負荷容量をC[pF]、
    ピンの入力波形なまりに依存する定数をα、β、ピンに
    繋がれたトランジスタのチャネル幅をW[μm]とし
    て、入力ピンのストレス量Sin及び出力ピンのストレス
    量Soutを、次の式1 【数1】 により求めてメモリに記憶する段階と、 ピンの物理構造に依存する定数をγ、LSIの保証期間
    をτ[hour]、プロセスに依存する定数をε1
    ε2、及びκ、ピンの動作周波数をfin[Hz]、絶対
    温度をT[K]として、入力ピンの遅延劣化量δ
    in[%]及び出力ピンの遅延劣化量δout[%]を、次
    の式2 【数2】 により求めてメモリに記憶する段階と、 ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮しない遅
    延計算方法により求めたピン間遅延値及び配線遅延値を
    iopath_fresh[ps]、Tconnect_fresh[ps]、
    入力ピンから出力ピンまでの全遅延のうち入力段及び出
    力段が占める割合をλin及びλoutとして、前記ピン間
    遅延値Tiopath_aged及び配線遅延値T
    connect_agedを、次の式3 【数3】 及び次の式4 【数4】 により求める段階とを含むことを特徴とする遅延計算方
    法。
  4. 【請求項4】 ホットキャリア効果に起因する経年変化
    を考慮して、複数の論理ブロックにより構成される論理
    レベル回路の遅延値を計算する遅延計算方法において、 請求項2及び3のいずれかに記載の遅延計算方法によ
    り、前記論理レベル回路を構成する全ての前記論理ブロ
    ックの遅延値を計算する段階と、 全ての前記論理ブロックの遅延値から論理レベル回路の
    遅延値を求める段階と、 を含むことを特徴とする遅延計算方法。
  5. 【請求項5】 論理レベル回路を構成する論理ブロック
    毎に求められる特性値である論理ブロック特性値を基
    に、前記論理レベル回路全体の特性値である論理レベル
    回路特性値を計算する特性値計算プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、該論理ブロックの入力及び出力ピンに繋がったトランジ
    スタについての特性値を前記論理ブロック特性値とみな
    す論理ブロック特性値計算処理と、 前記論理ブロック特性値から前記論理レベル回路特性値
    を計算する処理とをコンピュータに実行させることを特
    徴とする特性値計算プログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 入力ピン及び出力ピンを備える論理ブロ
    ックの前記入出力ピン間の遅延値であるピン間遅延値
    と、当該論理ブロックの出力ピンに接続された当該他の
    論理ブロックまでの遅延値である配線遅延値を、ホット
    キャリア効果に起因する経年変化を考慮して計算する遅
    延計算プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体において、 ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮しないで
    前記ピン間遅延値及び配線遅延値を計算する第1の遅延
    値計算処理と、 前記入力ピン及び出力ピンに接続されたトランジスタの
    遅延劣化量を計算する遅延劣化量計算処理と、 前記第1の遅延値計算処理で計算された前記ピン間遅延
    値及び配線遅延値を、前記遅延劣化量計算段階で計算さ
    れた遅延劣化量で修正する第2の遅延値計算処理とをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とする特性値計算プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 ホットキャリア効果に起因する経年変化
    を考慮して、入力ピン及び出力ピンを備える論理ブロッ
    クの前記入出力ピン間の遅延値であるピン間遅延値T
    iopath_agedと、当該論理ブロックの出力ピンに接続さ
    れた当該他の論理ブロックまでの遅延値である配線遅延
    値Tconnect_agedを計算する遅延計算プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 ピンに繋がれたトランジスタの負荷容量をC[pF]、
    ピンの入力波形なまりに依存する定数をα、β、ピンに
    繋がれたトランジスタのチャネル幅をW[μm]とし
    て、入力ピンのストレス量Sin及び出力ピンのストレス
    量Soutを、次の式1 【数5】 により求める処理と、 ピンの物理構造に依存する定数をγ、LSIの保証期間
    をτ[hour]、プロセスに依存する定数をε1
    ε2、及びκ、ピンの動作周波数をfin[Hz]、絶対
    温度をT[K]として、入力ピンの遅延劣化量δ
    in[%]及び出力ピンの遅延劣化量δout[%]を、次
    の式2 【数6】 により求める処理と、 ホットキャリア効果に起因する経年変化を考慮しない遅
    延計算方法により求めたピン間遅延値及び配線遅延値を
    iopath_fresh[ps]、Tconnect_fresh[ps]、
    入力ピンから出力ピンまでの全遅延のうち入力段及び出
    力段が占める割合をλin及びλoutとして、前記ピン間
    遅延値Tiopath_aged及び配線遅延値T
    connect_agedを、次の式3 【数7】 及び次の式4 【数8】 により求める処理とをコンピュータに実行させることを
    特徴とする特性値計算プログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 ホットキャリア効果に起因する経年変化
    を考慮して、複数の論理ブロックにより構成される論理
    レベル回路の遅延値を計算する遅延計算プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 請求項6及び7のいずれかに記載の遅延値計算プログラ
    ムにより、前記論理レベル回路を構成する全ての前記論
    理ブロックの遅延値を計算する処理と、 全ての前記論理ブロックの遅延値から論理レベル回路の
    遅延値を求める処理とをコンピュータに実行させること
    を特徴とする特性計算プログラムを記録した記録媒体。
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