JP3125226U - 多層断熱壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高気密・高断熱木造住宅における耐震性と断熱性の高い性能維持を目的に、汎用性の高い且つ施行の容易な壁を提供することが課題である。
【解決手段】 壁の隅に使用する特殊な形状の支持具と平壁に使用する特殊な形状の支持具とに依り、断熱材に釘穴等の瑕をつけることなく、断熱材を多層に挟持することで課題を解決している。
【選択図】図2

Description

本考案は、断熱材を多層に設けることのできる建築物の壁構造に関するものである。
近年では、一般の木造住宅においても省エネルギ−の観点から高気密、高断熱の木造住宅が普通に建てられるようになってきているが、基本的には断熱をどのような壁或は屋根等の構造体として実現するか、と言う点で考えられ、最近では殆どが外断熱工法に依る様々な壁或は屋根の構造体が使用されている。例えば、外壁材の裏面にスチレンフォ−ム又はウレタンフォ−ム等の保温板を重ね張りした断熱層を設ける壁の構造体或はグラスウ−ルとプラスチックフィルムの組み合わせにより形成する断熱層を設ける壁の構造体、又この構造体における釘に依り断熱層を固定する釘穴での或は断熱層の隙間からの空気流通の問題を解決するために為された、柱と外壁材の間に弱熱伝導性の部材を介在させて内壁材の施工直前に、室内側から外装材の裏面にスプレ−発砲断熱材を吹き付けて連続した断熱気密層を形成する壁構造体が知られている。更には、木造軸部の外面に1層目の板状断熱材を全面的に張設し、その外面における木造軸部の対応する位置又はそれと直交する位置に所定間隔毎で下地胴縁を設けて、それを1層目の板状断熱材を貫通して木造軸部に釘打で固定し、下地胴縁間に2層目の板状断熱材を挿入した後に、2層目の板状断熱材及び下地胴縁の外面に外装材を張設する壁構造体とこの構造体の有する気密性保持上の難点を解決しようとして為された、木造軸部の側面間に直交して1層目の下地胴縁が一定間隔で設けられ、その相対する1層目の下地胴縁間に1層目の板状断熱材が嵌装され、木造軸部外面と1層目の板状断熱材の外面にわたりシ−トが張設され、木造軸部に沿ってシ−ト外面から2層目の下地胴縁が一定間隔で設けられて、その相対する2層目の下地胴縁間に2層目の板状断熱材が嵌挿されて成る壁構造体などが公知されている。
また、壁の隅における断熱材と外装材の下地材との固定手段に適切なものが無く、平壁と同様に断熱効果及び耐震強度を有する壁の構築が望まれているのが現状である。
特開平7−145643号公報 実公昭62−12004号公報 特開平6−49918号公報
前記、従来公知の高気密・高断熱木造住宅における壁構造体においては、外壁の厚手化と断熱材を多層に設けることが耐震上困難である問題或は真空断熱材等の薄型高断熱材を使用する壁構造体としては不向きであり断熱材を固定するためには個々の構造体でその手段が異なり汎用性に乏しい問題があることに鑑み、極めて汎用性の高い断熱材固定手段を有する特に木造住宅における耐震性壁構造体を提供することが本考案の課題である。
本考案の基本的技術は、先に同一出願人により実用新案登録が為されているブラケットと同様の機能を有する汎用ブラケットに依り、断熱材を多層に設けることのできる壁構造である。即ち、室内側断熱材を挟持する角柱の交わる2辺側面と結合する屈曲2側面を立設し、対角側には互いに交わる外装材の内側面に結合する2側面を立設する略L字状の出隅支持具と、該支持具と略同形の、結合面を逆にして取り付ける入隅支持具と、外装材の内側に形成する通気層の室内側空間部に設ける平壁用支持具に依って支持される外側間柱の側面で結合し内側間柱とは支持具補助材を介して外補助材の前面で結合する接続面を立設し外側断熱材を垂直方向で支持して前記外側間柱及び前記外側断熱材の横振れを防止する平面壁の、外側間柱間の内法長さに等しい長さの板状水平支持具とに依り、前記外側断熱材と前記室内側断熱材の外側に設ける平板との間に薄型断熱材を嵌挿し、各断熱材に瑕を付けることなく構成し得る木造住宅における多層断熱壁として目的を達成するものである。
本考案により、極めて容易に施行ができ、耐震性と高性能の断熱性を有する多層に断熱材を重ねる木造建築物の外壁を構築できる効果を有するものである。
以下、本考案の実施態様を図面に示す実施例に従って詳述する。
図1及び図2は、本考案の壁構造を示す斜視図であり、図3は同実施例の横断面である。外装材1の内側に設ける通気層15内に該外装材1を取り付ける外側間柱5を配置する平壁の、平壁用支持具8により挟持されて立つ前記外側間柱5の側面に当接し固定する側面を端部に立設し、背側には薄型断熱材12に接して、室内側断熱材13を挟持する内側間柱4及び角型の本柱6に固定し前記薄型断熱材12を挟持する支持具受補助材7に当接固定する側面を立設する長方形状の外側間柱5の横振れを防止する水平支持具11に依り、外側断熱材14を垂直方向で支え薄型断熱材12を水平方向で支えて3重の断熱材を有する平壁を形成すると共に、隅に設ける大半が角柱である本柱6の通常は直交する2辺に接して固定するL字状の側面を立設し、その対角側には外装材1の直交する内側面に直接或は補助材を介してその内側面に当接する側面を立設する出隅支持具9と該出隅支持具9と略同形状の入隅支持具10を逆にして使用し外装材1の内側面と支持具受補助材7に固定して、平壁の交わる隅部を構成している。内側断熱材13の室内側側面には内装材3が設けられ、中間に用いられる薄型断熱材12と内側断熱材13との間には平板2を設けてある。
平壁用支持具8、横振れを防止する水平支持具11、出隅支持具9及び入隅支持具10の各支持具は、外側間柱5と支持具受補助財7或は外側間柱5と本柱6にビス或は釘等で固定され、外側断熱材14、薄型断熱材12、内側断熱材13を挟みこんで固定することで各断熱材に釘等に依る瑕が付くことが無く壁を構成できることになる。従って、支持具の長さ,巾等の変更だけで容易に断熱材を重ねて多層壁を形成することが可能となる。
図4は、図1乃至図3に示す壁構造の実施例における出隅支持具9の一実施例である。断面が四角の本柱6の直交する2辺に釘などにより取り付けられる側面9aをL字状に立設し、その対角側の2辺と、この2辺の両端部にそれぞれ直角に交わる2辺に、外側間柱5及び適に設ける取付板に固定する側面9bを立設して成る平板状の出隅支持具9であり、予め設ける取付穴9cを通して釘或はビス等で平壁用支持具8に固定できるようになっているものである。
図5は、図1乃至図3に示す壁構造の実施例における入隅支持具10の一実施例である。図4に示す出隅支持具9と略同形で内側間柱4と支持具受補助材7を介して固定するL字状に直交する側面10bとその対角側には直交する外装材1に固定する直交する側面10aを立設する平板状の入隅支持具10で、取付穴10c部で釘などに依り、それぞれの立設面で固定できるようになっている。
また、これらの支持具は垂直方向での固定も取付穴を通して、平壁用支持具にビス等で固定できるようになっているものである。
本字実施例においては、直交する四角の隅に対応する支持具を示してあるが、直交以外の角度で隅を形成する場合でも立設する側面の交わる角度を本柱などの隅の角度に合わせるだけで同じ効果を得る壁の構造とすることができる。
図6は、図1乃至図3に示す壁の水平支持具11の一実施例である。外側間柱5の間隔に等しい長さ或は外側間柱5が嵌る切欠を穿つ前記長さの二倍程度の長さの平板状の支持具であり横振れを防止する為に使用するものである。外側間柱5の側面に固定する取付穴11bと支持具受補助材7と平板2を介して内側間柱4の側面に固定する取付穴11cを施す結合側面を立設して、外側断熱材14を垂直方向で支えて取付穴11cを通してビス或は釘打などで取付けられるものである。
この支持具の長さは外側間柱5間の長さで形成することが普通ではあるが、材料の強度によりその整数倍の長さも可能と成るものであり、この場合には間柱の嵌る切欠部を設けておけば良い。
以上、説明したように、本考案にあっては使用する断熱材にビス或は釘穴等の瑕を付けることなく,特に木造建築物の耐震性を有する高気密・高断熱壁を構成するもので、各支持具の形状等の変更は設計上の問題となる。
今後に期待される真空断熱材が薄型の高断熱材として本考案における実施がより最適なものとなる。
本考案における多層壁の一実施例を示す斜視図である。 同上部分断面斜視図である。 同上横断面図である。 出隅支持具の実施例を示す斜視図である。 入隅支持具の実施例を示す斜視図である。 水平支持具の実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1 外装材
2 平板
3 内装材
4 内側間柱
5 外側間柱
6 本柱
7 支持具受補助材
8 平壁用支持具
9 出隅支持具
10 入隅支持具
11 水平支持具
12 薄型断熱材
13 内側断熱材
14 外側断熱材
15 通気層

Claims (1)

  1. 内装材の外側面に接する室内側断熱材を挟持する角柱の交わる2辺と同一角度で結合する2側面を立設し、対角側には、外装材の交わる2辺の内壁面に結合する2側面を立設する出隅支持具と、該支持具と略同形の結合面を逆にして使用する入隅支持具と、外装材の内側に設ける通気層内に施し平壁用支持具によって支持される外側間柱の側面で結合し内側間柱とは支持具受補助材を介して該補助材の前面で結合する接続面を立設し外側断熱材を垂直方向に支持して前記外側間柱の横振れを防止する平板状壁の水平支持具とに依り支えられる壁であり、前記外側断熱材と前記室内側断熱材の外側に設ける平板との間に薄型断熱材を嵌挿し、各断熱材に瑕をつけることなく構成し得る多層断熱壁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016061039A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 積水化学工業株式会社 建築物に内断熱構造を設ける改修方法,建築物の内断熱構造及び建築物

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