JP3125200B2 - 負荷故障診断回路 - Google Patents

負荷故障診断回路

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JP3125200B2
JP3125200B2 JP05146820A JP14682093A JP3125200B2 JP 3125200 B2 JP3125200 B2 JP 3125200B2 JP 05146820 A JP05146820 A JP 05146820A JP 14682093 A JP14682093 A JP 14682093A JP 3125200 B2 JP3125200 B2 JP 3125200B2
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部制御装置によるス
イッチ回路のオン信号又はオフ信号と、1つのフォルト
出力端子における出力信号との組み合わせにより、負荷
が中途半端な開放状態のときである負荷オープンと負荷
ショ−トとを判断することができる負荷故障診断回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のランプ(負荷)を点灯す
る装置においては、負荷オープン(断線状態)又は負荷
ショート(短絡状態)の場合にフォルト信号を発生して
負荷の異常を検出する負荷故障診断回路が使用されてい
る。この負荷故障診断回路は、例えばICにより構成さ
れるが、ICパッケージのピン数が限られていることか
ら、1つのフォルト出力端子により負荷オープン又は負
荷ショートを検出するようにしている。
【0003】図3は、従来の負荷故障診断回路の一例を
示す。1はドライブIC、2はCPU等の外部制御装
置、3はランプ等の負荷、4はバッテリー等の外部電
源、11はスイッチ回路、12はコールドオープンフォ
ルト検出回路、13はホットオープンフォルト検出回
路、14は論理回路、15はゲートコントロール回路、
INは外部制御装置2からの制御信号が入力される入力
端子、OUTは負荷3が接続される出力端子、FTはフ
ォルト出力端子である。
【0004】スイッチ回路11は、外部制御装置2から
の制御信号によりオン状態とされたときに負荷3に駆動
電流を供給するためのものである。この例では2個のM
OSFET11A及び11Bから構成され、これらのF
ETは負荷電流を例えば100:1程度に分流するため
に並列に接続されている。電流負担の小さい方のFET
11Bの電流経路には検出抵抗Rが接続され、この検出
抵抗Rの端子電圧が後述するホットオープンフォルト検
出回路13に入力される。
【0005】コールドオープンフォルト検出回路12
は、スイッチ回路11がオフ状態のときに負荷オープン
(コールドオープン)を検出するものであって、比較回
路12Aと、基準電圧12Bと、定電流源12Cとによ
り構成されている。比較回路12Aの非反転入力端子に
基準電圧12Bが接続され、反転入力端子に出力端子O
UTが接続されている。出力端子OUTの負荷電流が例
えば50μA以下になったときに(負荷オープンの状
態)、比較回路12Aの反転入力端子の電圧が基準電圧
12Bよりも小さくなって比較回路12Aの出力AがH
(ハイレベル)となる検出信号となり、逆に、出力端子
OUTの負荷電流が例えば50μAを超えたときに(負
荷ショート又は正常の状態)、L(ロウレベル)となる
非検出信号となるように設定されている。定電流源12
Cは、バッテリー等の外部電源4の消費電力を小さく抑
制するためのものである。
【0006】ホットオープンフォルト検出回路13は、
スイッチ回路11がオン状態のときに負荷オープン(ホ
ットオープン)又は負荷ショートを検出するためのもの
であって、比較回路13Aと、基準電圧13Bと、検出
抵抗Rとにより構成されている。比較回路13Aの非反
転入力端子に基準電圧13Bが接続され、反転入力端子
に検出抵抗Rの高圧側の端子が接続されている。スイッ
チ回路11がオン状態において、出力端子OUTの負荷
電流が例えば50mA以下であるときに(負荷オープ
ン)、比較回路13Aの反転入力端子の電圧が基準電圧
13Bよりも小さくて比較回路13Aの出力BがHとな
る検出信号となり、逆に、出力端子OUTの負荷電流が
例えば50mAを超えたときに(負荷ショートの状態又
は正常な状態)、L(ロウレベル)となる非検出信号と
なるように設定されている。
【0007】論理回路14は、例えば排他的OR論理回
路により構成され、これにコールドオープンフォルト検
出回路12の出力Aとホットオープンフォルト検出回路
13の出力Bが入力される。この論理回路14の出力即
ちフォルト出力端子FTの出力は、表1に示すとおりで
ある。なお、この例では、フォルト出力端子FTの出力
がLのときに、負荷オープン又は負荷ショートに対応す
るフォルト信号となるが、この論理に限定されるもので
はない。
【0008】
【表1】
【0009】上記表1から分かるように、スイッチ回路
11がオフ状態であるときは、出力A及び出力Bの両者
がHのときに論理回路14からフォルト信号が発生し、
このときは負荷オープン(コールドオープン)の状態と
判断される。また、スイッチ回路11がオン状態である
ときは、出力A及び出力BがいずれもH又はLのときに
論理回路14からフォルト信号が発生し、負荷オープン
又は負荷ショートのいずれかであると判断される。しか
し、このままでは負荷オープンなのか負荷ショートなの
かの区別はできないので、次いで、外部制御装置2によ
りスイッチ回路11を強制的にオフ状態とし、このとき
フォルト信号が発生するか否かで負荷オープン又は負荷
ショートを区別している。即ち、スイッチ回路11をオ
フ状態にしたときにフォルト信号が発生すれば、コール
ドオープンフォルトであるので、スイッチ回路11のオ
ン状態でのフォルト信号は負荷オープン(ホットオープ
ン)であることが分かる。逆に、スイッチ回路11をオ
フ状態にしたときにフォルト信号が発生しなければ、ス
イッチ回路11のオン状態でのフォルト信号は負荷ショ
ートであることが分かる。
【0010】ゲートコントロール回路15は、外部制御
装置2からの制御信号や、図示しない過熱検出回路、過
電圧検出回路等よりの検出信号を受けて、スイッチ回路
11のオン・オフをコントロールしたり、図示しない他
の出力端子に出力信号を供給したりするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の構
成の負荷故障診断回路によれば、外部制御装置2からの
オン・オフ信号と、フォルト出力端子におけるフォルト
信号の組み合わせによって、負荷オープン又は負荷ショ
ートの状態を判別することができる。
【0012】しかし、このように負荷オープン又は負荷
ショートを明確に区別できるのは、出力端子OUTにお
ける負荷電流が、コールドオープンフォルト検出回路1
2によるコールドオープンフォルト検出電流である50
μA以下の場合と、ホットオープンフォルト検出回路1
3によるホットオープンフォルト検出電流である50m
A以上の場合であって、負荷電流が、コールドオープン
フォルト検出電流である50μA以上でホットオープン
フォルト検出電流である50mA以下の中途半端な開放
状態である場合は、負荷3がたとえホットオープンの状
態であっても負荷ショートと判断してしまう問題があ
る。
【0013】詳しく説明すると、負荷電流が上記検出電
流の中間値例えば10mAの場合(実質的に負荷オープ
ンの状態)は、スイッチ回路11がオン状態であると出
力A及び出力BがともにHとなるのでフォルト出力端子
FTはフォルト信号(L)となり、外部制御装置2はス
イッチ回路11のオン信号とフォルト信号(L)との組
み合わせにより、負荷オープン又は負荷ショートの状態
であると判断する。次いで、外部制御装置2からのオフ
信号によりスイッチ回路11がオフ状態に切り換わる
と、コールドオープンフォルト検出回路12においては
負荷3に検出電流(50μA)以上の電流が流れていて
比較回路12Aの反転入力端子の電圧は基準電圧12B
よりも大きいため出力AはLとなるが、ホットオープン
フォルト検出回路13においてはスイッチ回路11がオ
フ状態であって検出抵抗Rに電流が流れないため比較回
路13Aの反転入力端子の電圧は基準電圧13Bよりも
小さくて出力BはHであり、その結果、論理回路14の
出力はHとなり、フォルト出力端子FTは非フォルト信
号(H)となる。
【0014】従って、このときの外部制御装置2よりの
オフ信号と非フォルト信号(H)との組み合わせでは、
コールドオープンとはならないため、外部制御装置2は
スイッチ回路11が直前にオン状態であったときには負
荷ショートであると判断してしまう。このように、負荷
3が中途半端な開放状態のときは、負荷3が実際には負
荷オープンの状態であっても外部制御装置2は負荷ショ
ートであると誤診することになり、負荷オープンの状態
を正確に判断することができない。
【0015】本発明は、以上の事情に基づいてなされた
ものであって、その目的は、負荷がコールドオープンフ
ォルト検出電流以上でホットオープンフォルト検出電流
以下の中間値で中途半端な開放状態になった場合にも、
負荷オープンの状態を確実に判断できる負荷故障診断回
路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部制御装置
よりの制御信号により、外部電源と出力端子との間に接
続された負荷のオン・オフを制御するスイッチ回路と、
スイッチ回路がオフ状態のときの負荷の検出電流がコー
ルドオープンフォルト検出電流以下のときに論理信号か
らなる検出信号を発生するコールドオープンフォルト検
出回路と、スイッチ回路がオン状態のときの負荷の検出
電流がコールドオープンフォルト検出電流よりは大きい
ホットオープンフォルト検出電流以下のときに前記検出
信号の論理とは反対の論理信号からなる検出信号を発生
するホットオープンフォルト検出回路と、スイッチ回路
がオン状態またはオフ状態の一方の状態のときにホット
オープンフォルト検出回路及びコールドオープンフォル
ト検出回路よりの両出力信号を反転し、他方の状態のと
きに両出力信号をそのまま出力する第1の論理回路と、
外部制御装置によりスイッチ回路をオン状態からオフ状
態に切り換えたときに直前のオン状態における前記第1
の論理回路の一方の出力信号のレベルを一定時間維持さ
せるディレイ回路と、このディレイ回路の出力信号と前
記第1の論理回路の他方の出力信号とを受けて負荷オー
プン又は負荷ショートに対応するフォルト信号を発生さ
せる第2の論理回路とを備え、前記スイッチ回路がオン
状態で第2の論理回路よりフォルト信号が発生したとき
に、外部制御回路からのオフ信号によりスイッチ回路を
オフ状態に切り換え、このときディレイ回路による信号
のレベルの維持時間内に第2の論理回路から出力される
信号のレベルにもとづいて負荷オープンか否かを判別す
ることをことを特徴とする。
【0017】
【作用】スイッチ回路がオン状態のときに負荷電流がコ
ールドオープンフォルト検出電流以上でホットオープン
フォルト検出電流以下の中間値で中途半端な開放状態
(オープン)となったときには、コールドオープンフォ
ルト検出回路における出力(例えばH)とホットオープ
ンフォルト検出回路における出力(例えばL)との組み
合わせが、第1の論理回路よりそのまま出力される。
【0018】これらの出力を受けた第2の論理回路から
はフォルト信号(例えばL)が発生し、これがフォルト
出力端子に供給される。このフォルト信号を受けると外
部制御装置により負荷オープン又は負荷ショートの状態
であると判断される。次いで、外部制御回路によりスイ
ッチ回路をオフ状態に切り換えると、切り換え直前の第
1の論理回路の一方の出力(例えばL)がディレイ回路
により一定時間だけ持続して出力される。ここでスイッ
チ回路をオフにした後は、中途半端なオ−プンの場合の
両検出回路の出力の組み合わせは、負荷ショ−トの場合
の両検出回路の出力の組み合わせと同じになってしまう
が、スイッチ回路がオン状態のときの組み合わせが異な
るため、例えば中途半端なオ−プンのときはH、Lの組
み合わせ、また負荷ショ−トのときはL、Hの組み合わ
せとなるため、この差異に着目して第1の論理回路の一
方の出力信号をディレイ回路により一定時間維持し、そ
の維持時間内に第2の論理回路の出力信号を外部制御装
置により読み取ることにより、負荷の状態がショートで
はなくて中途半端なオープンであることが分かる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の負荷故障診断回路の一例であり、図3の
構成において抵抗Rの高圧側を比較回路13Aの正極側
に、また基準電圧13Bを比較回路13Aの負極側に接
続すると共に、論理回路14を第1の論理回路16に置
換し、この第1の論理回路16の第3の入力端子にはス
イッチ回路11のオン・オフ信号が出力されるゲートコ
ントロール回路15の出力端子を接続する。この第1の
論理回路16の一方の出力端子にディレイ回路17を接
続し、このディレイ回路17の出力端子と第1の論理回
路16の他方の出力端子とを第2の論理回路18に接続
し、この第2の論理回路18の出力端子をフォルト出力
端子FTに接続したものであり、その他は図4と同様の
構成である。
【0020】第1の論理回路16は、ゲートコントロー
ル回路15の出力がHのときにコ−ルドオ−プンフォル
ト検出回路12及びホットオープンフォルト検出回路1
3の出力をそのまま出力させ(つまり第1の論理回路1
6の図中上側、下側の出力端子に夫々両検出回路12、
13の出力が発生することになる。)、ゲートコントロ
ール回路15の出力がLのときに両検出回路12、13
の出力を反転して出力端子に出力させる機能を有するも
のである。
【0021】第2の論理回路18は例えばAND回路に
より構成されている。ディレイ回路17は、第1の論理
回路16の一方の出力を反転するためのインバータ17
Aと、このインバータ17Aの出力によりオン・オフが
制御されるNチャネル型のMOSFET17Bと、この
FET17Bに電流を供給する定電流源17Cと、FE
T17Bのドレインとソース間に接続されたコンデンサ
17Dとにより構成されている。このFET17Bは、
ゲートにH(ハイレベル)の信号が入力されるとオン状
態となるものである。
【0022】この負荷故障診断回路における各部の状態
は、表2に示す通りである。
【0023】
【表2】
【0024】この表2から分かるように、スイッチ回路
11がオフ状態で負荷オ−プンのときは、出力A及び出
力Bが夫々H、Lであり、第1の論理回路16からこの
組み合わせが反転してL、Hの信号が発生するので、第
2の論理回路18からこのフォルト信号(L)が発生す
る。従ってフォルト信号とスイッチ回路11のオフ信号
(L)との組み合わせから外部制御装置2により負荷オ
ープン(コールドオープン)の状態と正確に判断され
る。
【0025】一方、スイッチ回路11がオン状態である
ときは、出力A及び出力Bが夫々H、Lとなり、この組
み合わせが第1の論理回路16から出力され、第2の論
理回路18からフォルト信号(L)に対応する信号が発
生する。このフォルト信号(L)とスイッチ回路11の
オン信号(H)との組み合わせから外部制御装置2によ
り負荷オープン又は負荷ショートのいずれかであると判
断される。なおディレイ回路17の出力Eはインバ−タ
17の入力と同じになる。
【0026】次いで、外部制御装置2によりスイッチ回
路11を強制的にオフ状態とし、このとき出力A、Bが
夫々H、Lであれば、つまりフォルト出力端子FTの信
号がLであれば、スイッチ回路11のオフ信号(L)と
フォルト信号(L)との組み合わせからコールドオープ
ンフォルトであるので、スイッチ回路11の直前のオン
状態でのフォルト信号は負荷オープン(ホットオープ
ン)であることが分かる。逆に、スイッチ回路11をオ
フ状態にしたときにフォルト信号(H)が発生すれば、
スイッチ回路11のオフ信号(L)とフォルト信号
(H)との組み合わせからスイッチ回路11の直前のオ
ン状態でのフォルト信号は負荷ショートであることが分
かる。
【0027】ところで、負荷電流が、コールドオープン
フォルト検出電流(50μA)以上でホットオープンフ
ォルト検出電流(50mA)以下の中間値(例えば10
mA)である中途半端な開放状態(実質的に負荷オープ
ンの状態)である場合について、図2のタイムチャート
を参照して説明すると、外部制御装置2から入力端子I
Nにオン信号が入力されていてスイッチ回路11がオン
状態にあると、コールドオープンフォルト検出回路12
に流れる電流は検出電流(50μA)以上であるから出
力AはHであり、ホットオープンフォルト検出回路13
に流れる電流は検出電流50mA以下であるから出力は
Lとなる。従って第1の論理回路16の出力端子は夫々
H、Lであるからフォルト出力端子FTはフォルト信号
(L)となり、この場合は外部制御装置2はスイッチ回
路11のオン信号(H)とフォルト信号(L)との組み
合わせにより、負荷オープン又は負荷ショートの状態で
あると判断する。
【0028】次いで、時刻T3 において外部制御装置2
から入力端子INにオフ信号(L)が入力されてスイッ
チ回路11がオフ状態に切り換わると、中途半端なオ−
プンのときには、ホットオ−プン検出回路13の出力B
はLのままであるがコ−ルドオ−プンフォルト検出回路
12には、検出電流(50μA)以上の電流が流れるの
で、出力Aは負荷ショ−トの場合と同様にLになる。そ
してゲ−トコントロ−ル回路15よりの出力がHからL
に切り換わるので、第1の論理回路16の出力は入力を
反転した信号が出力される。つまり出力Dは出力Aが反
転したH、もう一方の出力(ディレイ回路17の入力)
は出力Bが反転したHとなる。
【0029】ディレイ回路17の入力がLからHに反転
するとFET17Bの入力はHからLになるのでコンデ
ンサ17Dの充電が開始され、ディレイ回路17の出力
Eはその充電時間だけLに維持され、その後Hになる。
従ってこの充電時間(維持時間)内では第2の論理回路
18の入力はH、Lであるからフォルト信号は(L)と
なり、外部制御装置2は負荷オ−プンの状態であること
を判別できる。
【0030】なお、ディレイ回路17により遅延される
T3 からT4 までの一定時間Δtは、外部制御装置2が
フォルト信号を読み込むことができる例えば100μs
程度の時間であればよい。
【0031】これに対し負荷ショ−トの場合は、スイッ
チ回路11がオンのときは表2からわかるように出力
A、Bは夫々L、Hであり、スイッチ回路11をオフに
すると、出力A、Bは中途半端なオ−プンのときと同様
に夫々L、Lとなる。しかしながらオンのときの状態が
中途半端なオ−プンのときとは異なるので、オフになっ
たとき、出力DはLからHに変わるが、ディレイ回路1
7の入力はHのままである。従ってディレイ回路17の
維持時間内には第2の論理回路の両入力(出力D、E)
はH、Hであるからフォルト信号はHとなり、負荷ショ
−トと判定できる。
【0032】以上説明したように、本実施例に係る負荷
故障診断回路によれば、第1の論理回路16の一方の出
力レベルを一定時間維持するディレイ回路17を設ける
という簡単な手段により、負荷電流が、コールドオープ
ンフォルト検出電流以上でホットオープンフォルト検出
電流以下の中途半端な開放状態であるときにも、ホット
オープンの状態を確実に検出することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、負荷がコールドオープ
ンフォルト検出電流以上でホットオープンフォルト検出
電流以下の中間値で中途半端な開放状態になった場合に
も、負荷オープンの状態を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る負荷故障診断回路の一例
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例を説明するタイムチャートであ
る。
【図3】従来の負荷故障診断回路の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 ドライブIC 2 外部制御装置 3 負荷 11 スイッチ回路 12 コールドオープンフォルト検出回路 13 ホットオープンフォルト検出回路 14 論理回路 15 ゲートコントロール回路 IN 入力端子 OUT 出力端子 FT フォルト出力端子 16 第1の論理回路 17 ディレイ回路 18 第2の論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部制御装置よりの制御信号により、外
    部電源と出力端子との間に接続された負荷のオン・オフ
    を制御するスイッチ回路と、 スイッチ回路がオフ状態のときの負荷の検出電流がコー
    ルドオープンフォルト検出電流以下のときに論理信号か
    らなる検出信号を発生するコールドオープンフォルト検
    出回路と、 スイッチ回路がオン状態のときの負荷の検出電流がコー
    ルドオープンフォルト検出電流よりは大きいホットオー
    プンフォルト検出電流以下のときに前記検出信号の論理
    とは反対の論理信号からなる検出信号を発生するホット
    オープンフォルト検出回路と、 スイッチ回路がオン状態またはオフ状態の一方の状態の
    ときにホットオープンフォルト検出回路及びコールドオ
    ープンフォルト検出回路よりの両出力信号を反転し、他
    方の状態のときに両出力信号をそのまま出力する第1の
    論理回路と、 外部制御装置によりスイッチ回路をオン状態からオフ状
    態に切り換えたときに直前のオン状態における前記第1
    の論理回路の一方の出力信号のレベルを一定時間維持さ
    せるディレイ回路と、 このディレイ回路の出力信号と前記第1の論理回路の他
    方の出力信号とを受けて負荷オープン又は負荷ショート
    に対応するフォルト信号を発生させる第2の論理回路と
    を備え、 前記スイッチ回路がオン状態で第2の論理回路よりフォ
    ルト信号が発生したときに、外部制御回路からのオフ信
    号によりスイッチ回路をオフ状態に切り換え、このとき
    ディレイ回路による信号のレベルの維持時間内に第2の
    論理回路から出力される信号のレベルにもとづいて負荷
    オープンか否かを判別することを特徴とする負荷故障診
    断回路。
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