JPH05175799A - 雑音除去回路 - Google Patents

雑音除去回路

Info

Publication number
JPH05175799A
JPH05175799A JP3341296A JP34129691A JPH05175799A JP H05175799 A JPH05175799 A JP H05175799A JP 3341296 A JP3341296 A JP 3341296A JP 34129691 A JP34129691 A JP 34129691A JP H05175799 A JPH05175799 A JP H05175799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
buffer circuit
capacitor
rapid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3341296A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayumi Kubota
歩 久保田
Masahiro Ishikawa
雅博 石川
Makoto Iwashima
誠 岩島
Hiroshi Kajinuma
寛 梶沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3341296A priority Critical patent/JPH05175799A/ja
Publication of JPH05175799A publication Critical patent/JPH05175799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査に必要な一通りの検査用入力信号のみで
回路素子およびその配線のオープン故障などの状態を簡
便に検査する。 【構成】 第1および第2のCMOSインバータ回路
3,4、コンデンサ5、コンデンサ5を急速充電する回
路6および、コンデンサ5を急速放電する回路6を有す
る雑音除去回路において、検査時にコンデンサ5の両端
電圧を観測するシュミットトリガインバータ8と、この
インバータ8の信号と第2のCMOSインバータ回路4
の出力信号とを比較するEX−OR回路9を設け、EX
−OR回路9による比較結果から急速充電回路6および
急速放電回路7またはその配線のオープン故障を検査す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOSスイッチング
回路に用いられる雑音防止回路に係り、特に回路を構成
する素子および配線の検査を行うことができる雑音防止
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の雑音除去回路としては、例えば実
開昭61−75637号公報等に示すものが知られてい
る。図7は、この種従来の雑音除去回路の一例を示す構
成図である。図7において、入力端子1と出力端子2間
には、第1および第2のCMOSインバータ回路3,4
が縦続接続されている。第1のCMOSインバータ回路
の出力側(第2のCMOSインバータ回路4の入力側)
と接地電位間にはコンデンサ5の両端が接続されてい
る。6は、第1のCMOSインバータ回路3の出力端と
電源端子8間に接続したコンデンサ急速充電回路であ
り、2つのPチャネルMOSトランジスタ6a,6bか
ら構成される。このMOSトランジスタ6aのゲートは
入力端子1に接続され、MOSトランジスタ6bのゲー
トは出力端子2に接続されている。また、7は、第1の
CMOSインバータ回路3の出力端と接地電位間に接続
したコンデンサ急速放電回路であり、2つのNチャネル
MOSトランジスタ7a,7bから構成される。このM
OSトランジスタ7aのゲートは入力端子1に接続さ
れ、MOSトランジスタ7bのゲートは出力端子2に接
続されている。なお、第1のCMOSインバータ回路3
の出力端と第2のCMOSインバータ回路の入力端およ
びコンデンサ5の接続点をPoとする。
【0003】次に、上記のように構成された従来の雑音
除去回路の動作を図8を参照して説明する。なお、図8
において、(a)は入力端子1に入力される信号S1の
波形であり、同図(b)は接続点Poの電圧S5の波形
であり、また、同図(c)は出力端子2に現れる信号S
2の波形である。
【0004】入力端子1に図8(a)のS1aに示され
るようなパルス幅の小さいノイズが入力されると、第1
のCMOSインバータ回路3を構成するPチャネルMO
SFET(不図示)が導通するから、これを通してコン
デンサ5に電流がながれることにより、接続点Poの電
圧S5は図8(b)のS5aに示すように徐々に上昇す
る。しかし、接続点Poの電圧が第2のCMOSインバ
ータ回路4のしきい値VTHを越えないうちに入力信号S
1がS1bのようにHレベルに戻ると、急速放電回路7
のNチャネルMOSトランジスタ7bがオンする。この
とき、第2のCMOSインバータ回路4の出力はHレベ
ルになっていることにより、急速放電回路7の他方のN
チャネルMOSトランジスタ7aがオンしているから、
接続点Poの電圧は図8(b)のS5bのように急速に
低下する。その結果、出力端子2に現れる出力信号S2
は、図8(c)のS2aに示すHレベルに保持される。
【0005】一方、入力端子1に図8(a)のS1cで
示すようなパルス幅の十分大きい正規の信号が入力され
たときは、接続点Poの電圧S5は、第1のCMOSイ
ンバータ回路3を通して図8(b)のS5cで示すよう
に徐々に上昇する。そして、その電圧が第2のCMOS
インバータ回路4のしきい値VTHを越えると、第2のC
MOSインバータ回路4の出力信号S2は図8(c)の
S2bに示すようにLレベルに反転する。これと同時に
急速充電回路6のPチャネルMOSトランジスタ6bが
オンする。このとき、入力信号S1がS1cに示すよう
にLレベルになっていることにより、急速充電回路6の
他方のPチャネルMOSトランジスタ6aがオンしてい
るから、コンデンサ5はMOSトランジスタ6a,6b
を通して電源電圧により急速充電され、接続点Poの電
圧は図8(b)のS5dのようになる。
【0006】次に、図8(a)のS1dに示されるよう
なノイズが入力端子1に入力されたときは、接続点Po
の電圧S5は第1のCMOSインバータ回路3を構成す
るNチャネルMOSFET(不図示)を通して図8
(b)のS5eに示すように徐々に下降する。しかし、
第2のCMOSインバータ回路4のしきい値VTHを下ま
わらないうちに入力信号S1がS1eのようにLレベル
に戻ると、PチャネルMOSトランジスタ6a,6bが
共にオンするので、コンデンサ5は電源電圧まで急速充
電され、接続点Poの電圧は図8(b)のS5fに示す
ようになる。その結果、出力信号S2は、図8(c)の
S2bに示すようにLレベルを保持する。また、図8
(a)のS1fに示すような正規の信号が入力される
と、接続点Poの電圧は、図8(b)のS5gに示すよ
うに徐々に下降し、第1のCMOSインバータ回路4の
しきい値VTHを下まわると、出力端子2に現れる出力信
号S2は、図8(c)のS2cのように反転する。これ
に伴いNチャネルMOSトランジスタ7a,7bが共に
オンするので、接続点Poの電圧S5は、図8(b)の
S5hのように接地電位まで急速に降下する。
【0007】このように、雑音除去回路は連続的(また
はランダム)に発生する高周波のノイズ成分を確実に除
去することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の雑音除去回路にあっては、回路の検査をする
ときに観測できる端子が入力端子と出力端子の2つのみ
の構成となっているため、例えば、図8(a)のような
ノイズに相当する周波数の信号を検査用として入力端子
に加えたとき、MOSトランジスタが正常であれば、そ
の検査用の信号は除去されるから、出力端子2に現れる
出力信号S2は図8(c)のS2a,S2b,S2cの
ようになり、変化しない。ところが、急速充電回路6あ
るいは急速放電回路7を構成するMOSトランジスタの
それぞれがオープン故障しているときも、図8(a)の
信号を検査用として入力端子1に加えたとき、急速充電
回路6あるいは急速放電回路7のMOSトランジスタが
オープン故障を起こしていても、出力端子2に現れる出
力波形は、図8(b)のS2a〜S2cと同じ波形の信
号となってしまい、MOSトランジスタのオープン故障
を検出することができない。図9,10は急速充電回路
6のPチャネルMOSトランジスタがオープン故障して
いるとき、さらに図11,12は急速放電回路7のNチ
ャネルMOSトランジスタがオープン故障していると
き、それぞれ(a)に示すように、パルス幅の長い入力
信号またはパルス幅の短い入力信号が入力されたとき
の、接続点Poの電圧((b)に示す)と出力端子2の
信号((c)に示す)を示す。図9〜12からわかるよ
うに、図8(a)に示すような固定した周波数の検査信
号では急速充電回路6を急速放電回路7のMOSトラン
ジスタのオープン故障は検出できない。
【0009】そこで、従来においては、検査用の入力信
号の周波数を連続的に変化させて内部回路素子,配線の
検査に必要な複数の検査信号を発生させ、この検査信号
を雑音除去回路に加えたときの出力端子の出力状態を観
測することにより、回路素子および配線の状態を検査す
るようにしている。しかし、この検査方法では、検査に
時間がかかると共に、複数種類の検査信号を発生させる
ための特別な信号発生源が必要になり、コスト高になる
問題があった。
【0010】本発明の目的は、検査に必要な一通りの検
査用入力信号のみで回路素子およびその配線のオープン
故障などの状態を簡便に検査することができる雑音除去
回路を提供することにある
【0011】
【課題を解決するための手段】図1に対応づけて本発明
を説明すると、請求項1の発明は、スイッチング機能を
持つ第1のバッファ回路3と、第1のバッファ回路3の
出力端と第1の電源電位との間に接続されたコンデンサ
5と、第1のバッファ回路3の出力端と第1の電源電位
の間に接続され、コンデンサ5に蓄積されている電荷を
急速に放電させる急速放電回路7と、第1のバッファ回
路3の出力端と第2の電源電位の間に接続され、コンデ
ンサ5に電荷を急速に充電させる急速充電回路6と、第
1のバッファ回路3の出力端に接続されたスイッチング
機能を持つ第2のバッファ回路4と、少なくとも第1の
バッファ回路3への入力信号および第2のバッファ回路
4の出力信号に基づいて急速放電回路7および急速充電
回路6を択一的に作動させるよう構成された雑音除去回
路に適用される。そして、請求項1の発明では、第1の
バッファ回路3の出力端と第2のバッファ回路4の入力
端およびコンデンサ5の接続点Poの電圧を観測する観
測手段(シュミットトリガインバータ8に相当)と、こ
の観測手段により観測された電圧と第2のバッファ回路
4の出力信号とを比較する比較手段(EX−OR回路9
に相当)とを備えることにより、上述の目的を達成す
る。
【0012】請求項2の発明を図3に対応づけて説明す
ると、請求項2の発明も請求項1の発明と同様に構成さ
れる雑音除去回路に適用される。そして、上記目的は、
雑音除去時には急速充電回路6および前記急速放電回路
7の一方の入力として第2のバッファ回路4の出力信号
を入力し、検査時には急速充電回路6および急速放電回
路7の一方の入力として第1のバッファ回路3への入力
信号を入力するように切換える第1のスイッチ手段(ト
ランスミッションゲート17に相当)と、雑音除去時に
は第1のバッファ回路3の出力端がコンデンサ5、急速
充電回路6、急速放電回路7および2ののバッファ回路
4の入力端の接続点Poと電気的に切断されるように切
換える第2のスイッチ手段(トランスミッションゲート
13に相当)と、雑音除去時には第2のバッファ回路4
の出力信号を出力し、検査時には第2のバッファ回路4
の入力端とコンデンサとの接続点Poの電圧を出力信号
として出力するように切換える第3のスイッチ手段(ト
ランスミッションゲート15,16に相当)とを備える
ことにより、達成できる。
【0013】
【作用】請求項1の構成により、接続点Poの電圧を観
測手段により観測し、この観測結果と第2のバッファ回
路4の出力とを比較手段により比較することができるか
ら、この比較結果から急速放電回路7および急速充電回
路6の故障などの状態を簡便に検査することができる。
【0014】請求項2の構成により、急速充電回路6お
よび急速放電回路7によりCMOSインバータ回路を形
成し、接続点Poの電圧を取り出して観測することで急
速放電回路7および急速充電回路6の故障を簡便に検知
することができる。
【0015】
【実施例】−第1の実施例− 図1は、請求項1の発明にかかる実施例を示す構成図で
ある。図1において、雑音除去回路は、図5に示す場合
と同様に入力端子1と出力端子2間に縦続接続した第1
および第2のCMOSインバータ回路3,4と、充放電
用のコンデンサ5、コンデンサ5を急速充電させるPチ
ャネルMOSトランジスタ6a,6bからなる急速充電
回路6、およびコンデンサ5を急速放電させるNチャネ
ルMOSトランジスタ7a,7bからなる急速放電回路
7を備える。そして、本実施例では、第1のCMOSイ
ンバータ回路3の出力端と第2のCMOSインバータ回
路4の入力端およびコンデンサ5の接続点Poの電圧を
観測するシュミットトリガインバータ8およびこのシュ
ミットトリガインバータ8の出力信号と第2のCMOS
インバータ回路4の出力信号とを比較するEX−OR回
路(排他的論理和回路)9を新たに付加した点に特徴を
有する。
【0016】シュミットトリガインバータ8の入力端は
スイッチ素子(トランスミッションゲート)10を介し
て、第1のCMOSインバータ回路3の出力側に接続さ
れ、シュミットトリガインバータ8の出力信号はEX−
OR回路9の一方に入力される。EX−OR回路9の他
方の入力端はスイッチ素子(トランスミッションゲー
ト)11を介して第2のCMOSインバータ回路4の出
力端に接続され、EX−OR回路9の出力はモニタ端子
12に接続されている。
【0017】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て第1の実施例の動作について説明する。図2におい
て、(a)は検査用信号S10の波形を示し、(b)は
接続点Poの電圧S11の波形を示し、(c)はシュミ
ットトリガインバータ8の出力信号S12の波形を示
し、(d)は出力端子2に現れる信号S13の波形を示
し、また(e)はモニタ端子12に現れる信号S14の
波形を示す。
【0018】雑音除去回路を検査する場合は、まず、ス
イッチ素子10,11に外部からオン信号を与えてオン
状態に保持する。この状態で入力端子1に図2の(a)
に示す波形の検査用信号S10を加え、出力端子2,モ
ニタ端子12に現れる信号波形を観測することにより、
回路の状態を検査する。
【0019】次に、雑音除去回路が全て正常である場合
の動作について説明する。この場合、入力端子1に加え
られた検査用の信号S10が図2の(a)に示すように
「L」から「H」に変化すると、第1のCMOSインバ
ータ回路3を構成するNチャネルMOSFET(不図
示)および急速放電用MOSトランジスタ7bが非導通
状態から導通状態へ変化し、急速充電用MOSトランジ
スタ6aが導通状態から非導通状態へ変化する。しかし
ながら、第2のCMOSインバータ4の出力信号はまだ
変化しないために、急速放電用MOSトランジスタ7a
は非導通のままであり、急速充電用MOSトランジスタ
6bは導通状態のままである。したがって、コンデンサ
5に蓄積された電荷は、急速充電・放電回路6,7とは
無関係に第1のCMOSインバータ回路3を構成するN
チャネルMOSFETを介して放電され、接続点Poの
電圧は図2(b)のS11aに示すように下降する。そ
して、この電圧レベルが第2のCMOSインバータ回路
4のしきい値VTH以下になると、第2のCMOSインバ
ータ回路4の出力は「L」から「H」に反転する。これ
に伴い急速放電用NチャネルMOSトランジスタ7aが
導通するため、急速放電回路7を介してコンデンサ5の
電荷は急速に放電され、接続点Poの電圧は図2(b)
のS11bに示すようにアース電位まで急速に下降す
る。この時、コンデンサ5の電圧はシュミットトリガイ
ンバータ8のしきい値VTHS1以下になるため、シュミッ
トトリガインバータ8の出力は「L」から「H」に反転
し、図2(c)の実線に示すようにHレベルの信号S1
2aが出力される。また、第2のCMOSインバータ回
路4の出力が「L」から「H」へ反転することにより、
出力端子2に現れる信号S13も「L」から「H」に反
転した波形の信号となる。
【0020】一方、入力端子1に加えられている検査用
信号S10が図2(a)に示すように「H」から「L」
に変化すると、第1のCMOSインバータ回路3のPチ
ャネルMOSFET(不図示)および急速充電用MOS
トランジスタ6aが非導通状態から導通状態へ変化し、
急速放電用MOSトランジスタ7bが導通状態から非導
通状態へ変化する。しかしながら、第2のCMOSイン
バータ4の出力信号はまだ変化しないために、急速充電
用MOSトランジスタ6bは非導通のままであり、急速
放電用MOSトランジスタ7aは導通状態のままであ
る。したがって、急速充電・放電回路6,7とは無関係
に第1のCMOSインバータ回路3を構成するPチャネ
ルMOSFETを介してコンデンサ5に電荷が蓄積さ
れ、接続点Poの電圧は図2(b)のS11cのように
上昇する。そして、接続点Poの電圧が第2のCMOS
インバータ回路4のしきい値VTHを越えると、第2のC
MOSインバータ回路4の出力は「H」から「L」に反
転する。これに伴い、急速充電用トランジスタ6a,6
bが導通してコンデンサ5を電源電圧まで急速充電す
る。このとき、コンデンサ5の充電電圧はシュミットト
リガインバータ8のしきい値VTHS2以上になるため、シ
ュミットトリガインバータ8の出力信号S12cは図2
(c)の実線に示すように「H」から「L」に反転され
る。また、第2のCMOSインバータ回路4の出力が
「H」から「L」に反転することにより、出力端子2に
現れる信号S13も「H」から「L」に反転した波形の
信号となる。そして、図2(c)の実線に示す波形の信
号S12と図2(d)に示す波形の信号S13がEX−
OR回路9に入力されると、EX−OR回路9からは両
信号の排他的論理和の信号が取り出される。このとき、
両信号S12とS13は同一幅,同一位相であるため、
EX−OR回路9の出力信号はゼロとなりモニタ端子1
2の信号S14は「L」を維持する。この結果から、急
速充電回路6,急速放電回路7およびその配線にはオー
プン故障がないことを判別できる。
【0021】次に、例えば急速放電回路7のNチャネル
MOSトランジスタ7aにオープン故障が生じている場
合の動作について述べる。この場合、入力端子1に加え
られる検査用信号S10が図2の(a)に示すように
「L」から「H」に変化すると、第1のCMOSインバ
ータ回路3のNチャネルMOSFET(不図示)が導通
するので、このMOSFETを通してコンデンサ5の電
荷は徐々に放電される。そして、接続点Poの電圧が第
2のCMOSインバータ回路4のしきい値VTH以下にな
って、第2のCMOSインバータ回路4の出力信号が
「L」から「H」へ反転しても急速放電用MOSトラン
ジスタ7aはオープン故障しているために、コンデンサ
5に蓄積された電荷は常に第1のCMOSインバータ回
路3のNチャネルMOSFETによってのみ放電され、
接続点Poの電圧は図2(b)のS11dに示すように
なる。したがって、接続点Poの電圧がシュミットトリ
ガインバータ8のしきい値VTHS1を下回るまでに、急速
放電用MOSトランジスタ7aが正常な場合よりも時間
がかかり、シュミットトリガインバータ8の出力信号
は、図2(c)に破線に示すように波形の信号のS12
bのように正常時よりも遅れて「L」から「H」へ反転
する。
【0022】図2(c)の破線に示す波形の出力信号S
12bと図2の(d)に示す波形の出力信号S13がE
X−OR回路9に入力されると、EX−OR回路9から
は両信号の排他的論理和である図2(e)の破線に示す
波形の出力信号S14aが出力される。したがって、モ
ニタ端子12からこの信号S14aを観測することによ
り、急速放電回路7に故障が生じていることを判定でき
る。また、急速放電用NチャネルMOSトランジスタ7
bにオープン故障が発生した場合にも、同様にして、急
速放電回路7の故障を判定できる。
【0023】次に、例えば急速充電回路6のPチャネル
MOSトランジスタ6bにオープン故障が生じている場
合について述べる。この場合、入力端子1に加えられる
検査用信号S10が図2の(a)に示すように「H」か
ら「L」に変化すると、第1のCMOSインバータ回路
3のPチャネルMOSFET(不図示)が導通するた
め、このMOSFETを通してコンデンサ5が徐々に充
電される。そして、接続点Poの電圧が第2のCMOS
インバータ回路4のしきい値VTH以上になって、第2の
CMOSインバータ回路4の出力信号が「L」から
「H」へ反転しても急速充電用MOSトランジスタ6b
はオープン故障しているために、コンデンサ5に蓄積さ
れる電荷は常に第1のCMOSインバータ回路3のPチ
ャネルMOSFETによってのみ充電され、接続点Po
の電圧は図2(b)のS11dに示すようになる。した
がって、接続点Poの電圧がシュミットトリガインバー
タ8のしきい値VTHS2を上回るまでに、急速充電用MO
Sトランジスタ6bが正常な場合よりも時間がかかり、
シュミットトリガインバータ8の出力信号は、図2
(c)に破線に示すように波形の信号のS12dのよう
に正常時よりも遅れて「L」から「H」へ反転する。
【0024】図2(c)の破線に示す波形の出力信号S
12dと図2の(d)に示す波形の出力信号S13がE
X−OR回路9に入力されると、EX−OR回路9から
は両信号の差である図2(e)の破線に示す波形の信号
S14bが出力される。したがって、この信号S14b
を観測することにより、急速充電回路6に故障が生じて
いることを判定できる。また、急速充電用MOSトラン
ジスタ6aにオープン故障が発生した場合にも同様にし
て急速充電回路6の故障を判定できる。更に、急速充電
用MOSトランジスタ6a,6bおよび急速放電用MO
Sトランジスタ7a,7bのゲート配線が断線した場合
にも、急速充電・放電回路6,7の異常を判定すること
ができる。
【0025】このように第1の実施例においては、回路
内部の信号をシュミットトリガインバータにより観測
し、この観測された信号と第2のCMOSインバータ回
路の出力信号とのEX−OR論理をとるようにしたの
で、一通りの検査用信号で急速充電・放電回路内部の全
ての素子のオープン故障および配線の断線を検査するこ
とができ、回路の検査時間も短くて済むという効果があ
る。
【0026】−第2の実施例− 図3は、請求項1の発明にかかる他の実施例を示す構成
図であり、図4は、その動作説明用のタイミングチャー
トである。図3において、図1と同一または相当部分に
は同一符号を付して、その構成説明を省略し、図1と異
なる部分を重点に述べる。この実施例において、図1と
異なる点は、図3からも明らかなように、接続点Poの
電圧を観測する観測回路およびこの観測回路からの出力
信号と第2のCMOSインバータ回路4の出力信号とを
比較する回路を別のデジタル回路により構成したところ
にある。
【0027】すなわち、観測回路は、スイッチ素子10
を通して得られる接続点Poの電圧をそれぞれ一方の入
力とし、基準電圧VHまたVLを他方の入力とする一対の
OPアンプ21,22から構成される。
【0028】比較回路は、OPアンプ21の出力信号2
1a、入力信号S10およびスイッチ素子11を通して
得られる第2のCMOSインバータ回路4の出力信号S
13を3入力とするNORゲート23と、OPアンプ2
2の出力信号22a、入力信号S10およびスイッチ素
子11を通して得られる第2のCMOSインバータ回路
4の出力信号S13を3入力とするANDゲート24
と、NORゲート23の出力信号23aおよびANDゲ
ート24の出力信号24aを2入力とするORゲート2
5とから構成される。ORゲート25の出力信号25a
はモニタ端子12に出力される。また、入力端子1と比
較回路のNORゲート23およびANDゲート24の入
力端間を結ぶラインには、雑音除去時にオフし、検査時
にオンするスイッチ素子(トランスミッションゲート)
26が接続されている。
【0029】次に、図4のタイミングチャートを参照し
て第2の実施例の動作について説明する。雑音除去回路
を検査する場合は、スイッチ素子10,11および26
をオン状態に保持する。この状態で、入力端子1に図4
の(a)に示す信号S10を加え、出力端子2およびモ
ニタ端子12に現れる信号波形を観測することにより、
回路の状態を検査できる。
【0030】雑音除去回路が全て正常である場合におい
て、入力端子1に検査用の信号S10(図4(a)参
照)が加えられると、第1および第2のCMOSインバ
ータ回路3,4、急速充電・放電回路6,7およびコン
デンサ5が第1の実施例と同様に動作するから、接続点
Poの電圧S11は、図4(b)の実戦に示す波形とな
る。これに伴い出力端子2には、図4(c)に示す波形
の信号S13が出力される。また、観測回路の各OPア
ンプ21,22からは、実戦波形の信号S11に応じて
図4(c),(d)に示した波形の信号21a,22a
がそれぞれ出力される。そして、この出力信号21a,
22aおよび検査用信号S10,出力信号S13がNO
Rゲート23,ANDゲート24に入力される。NOR
ゲート23の論理和否定による出力はゼロとなり、ま
た、ANDゲート24の論理積による出力もゼロを維持
する。この結果から、急速充電・放電回路6,7に故障
がないことを判別できる。
【0031】次に、例えば急速放電回路7のMOSFE
Tトランス7aにオープン故障が生じている場合の動作
について述べる。この場合、入力端子1に加えられる検
査用信号S10が図4の(a)に示すように「L」から
「H」に変化すると、第1のCMOSインバータ回路3
のNチャネルMOSFET(不図示)が導通するので、
このMOSFETを通してコンデンサ5の電荷は徐々に
放電される。そして、接続点Poの電圧が第2のCMO
Sインバータ回路4のしきい値VTH以下となって、第2
のCMOSインバータ回路4の出力信号が「L」から
「H」へ反転しても急速放電用MOSトランジスタ7a
はオープン故障しているために、コンデンサ5に蓄積さ
れた電荷は常に第1のCMOSインバータ回路3のNチ
ャネルMOSFETによってのみ放電され、接続点Po
の電圧は図4(b)のS11dに示すようになる。した
がって、接続点Poの電圧がOPアンプ22の基準電圧
Lを下回るまで、急速放電用MOSトランジスタ7a
が正常な場合よりも時間がかかり、OPアンプ22の出
力信号22aは、図4(e)に破線22a1に示したよ
うに正常時よりも遅れて「L」から「H」へ反転する。
【0032】図4(e)の破線に示す波形の出力信号2
2a1と図4の(a),(c)に示す波形の信号S1
0,S13がANDゲート24に入力されると、AND
ゲート24からは図4(g)の破線に示す波形の信号2
4aが出力される。したがって、ORゲート25を通し
てモニタ端子12に出力される信号25aを観測するこ
とにより、急速放電回路7に故障が生じていることを判
定できる。また、急速放電用NチャネルMOSトランジ
スタ7bにオープン故障が発生した場合でも、同様にし
て、急速放電回路7の故障を判定できる。
【0033】次に、例えば急速充電回路6のPチャネル
MOSトランジスタ6aにオープン故障が生じている場
合の動作について述べる。この場合、入力端子1に加え
られる検査用信号S10が図4の(a)に示すように
「H」から「L」に変化すると、第1のCMOSインバ
ータ回路3のPチャネルMOSFET(不図示)が導通
するため、このMOSFETを通してコンデンサ5が徐
々に充電される。そして、接続点Poの電圧が第2のC
MOSインバータ回路4のしきい値VTH以上となって、
第2のCMOSインバータ回路4の出力信号が「L」か
ら「H」へ反転しても急速充電用MOSトランジスタ6
bはオープン故障しているために、コンデンサ5に蓄積
される電荷は常に第1のCMOSインバータ回路3のP
チャネルMOSFETによってのみ充電され、接続点P
oの電圧は図4(b)のS11dに示すようになる。し
たがって、接続点Poの電圧がOPアンプ21の基準電
圧VHを上回るまでに、急速充電用MOSトランジスタ
6bが正常な場合よりも時間がかかり、OPアンプ21
の出力信号は、図4(d)に破線に示すように波形の信
号の21a1に示したように正常時よりも遅れて「H」
から「L」へ反転する。
【0034】図4(d)の破線に示す波形の出力信号2
1a1と図4の(a),(c)に示す波形の信号S1
0,S13がNORゲート23に入力されると、NOR
ゲート23からは図4(f)の破線に示す波形の信号2
3aが出力される。したがって、ORゲート25を通し
てモニタ端子12に出力される信号25aを観測するこ
とにより、急速充電回路6に故障が生じていることを判
定できる。また、急速充電用MOSトランジスタ6aに
オープン故障が発生した場合にも同様にして急速充電回
路6の故障を判定できる。更に、急速充電用MOSトラ
ンジスタ6a,6bおよび急速放電用MOSトランジス
タ7a,7bのゲート配線が断線した場合にも、急速充
電・放電回路6,7の異常を判定することができる。
【0035】−第3の実施例− 図5は、請求項2の発明にかかる実施例を示す構成図で
ある。図5において、図1と同一の部分には同一符号を
付してその構成説明を省略し、図1と異なる部分を重点
に述べる。本実施例において図1と異なる点は次の通り
である。図5からも明らかなように、第1および第2
のCMOSインバータ回路3,4の出力端にそれぞれ直
列に接続され、かつそれぞれの出力ラインを短絡,開放
する第1および第2のトランスミッションゲート13,
14を設けたこと、第1のトランスミッションゲート
13の後段側において、第2のCMOSインバータ回路
4の入力端とココンデンサ5の一端と急速充電回路6お
よび急速放電回路7とが接続される接続点Poと出力端
子2間に接続され、接続点Poの電圧を取り出す第3の
トランスミッションゲート15を設けたこと、第2の
トランスミッションゲート14の後段と出力端子2間に
接続され、第2のCMOSインバータ回路4の出力を取
り出す第4のトランスミッションゲート16を設けたこ
と、入力端子1と急速充電用MOSトランジスタ6b
のゲート間および入力端子1と急速放電用MOSトラン
ジスタ7aのゲート間を共通して短絡,開放する第5の
トランスミッションゲート17を接続したこと、第1
〜第5のトランスミッションゲート13〜17を御制御
するCMOSインバータ回路18を設けたところにあ
る。
【0036】次に動作について説明する。図5におい
て、クロックCKが「L」でCMOSインバータ回路1
8の出力CKBが「H」のとき、第1,第2および第4
のトランスミッションゲート13,14および16が導
通し、第3および第5のトランスミッションゲート15
および17が遮断される。これにより、雑音除去回路は
従来と同様に機能する。
【0037】一方、クロックCKが「H」でCMOSイ
ンバータ回路18の出力CKBが「L」のときは、第
1,第2および第4のトランスミッションゲート13,
14および16が遮断され、第3および第5のトランス
ミッションゲート15および17が導通する。これによ
り、急速充電・放電回路6,7の故障を検査できる。例
えば、急速放電回路7のMOSトランジスタ7a,7b
のいずれか一方がオープン故障している場合を考える。
第1〜第5のトランスミッションゲート13〜17を検
査用の状態に切換えて入力端子1に図2の(a)に示す
ような「L」から「H」に変化する検査用信号を加える
と、この信号は急速放電用MOSトランジスタ7a,7
bの両方のゲートに入力される。しかし、MOSトラン
ジスタ7a,7bにオープン故障が生じているために、
急速放電回路7は動作せず、コンデンサ5の電荷も放電
されない。その結果、正常時では「L」レベルであるべ
き出力端子2の出力波形はコンデンサ5に蓄積された電
荷によって「H」レベルとなる。したがって、この出力
波形と入力端子1に加えられた信号波形とを観測するこ
とにより、急速放電回路7に故障が生じていることを判
断できる。また、MOSトランジスタ7a,7bのゲー
ト配線が断線した場合なども、同様に出力端子2の出力
波形に異常が現れて、急速放電回路7の故障を判断でき
る。
【0038】次に、急速充電回路6のMOSトランジス
タ6a,6bのいずれか一方にオープン故障が生じてい
る場合について述べる。この場合、入力端子1に「H」
から「L」に変化する検査信号が入力されたとすると、
この信号は急速充電用MOSトランジスタ6a,6bの
両方のゲートに入力される。しかし、MOSトランジス
タ6a,6bにオープン故障が生じているために、急速
充電回路6は動作せず、コンデンサ5を充電することが
できない。その結果、正常時ではHレベルであるべき出
力端子2の出力波形は「L」レベルとなる。したがっ
て、この出力波形と入力端子1に加えられた信号波形と
を観測することにより、急速充電回路6に故障が生じて
いることを判断できる。そして、MOSトランジスタ6
a,6bのゲート配線の断線などによる急速充電回路6
の故障の発生も判断できる。
【0039】このように第3の実施例においては、回路
の検査時に第1および第2のCMOSインバータ回路
3,4の出力端をそれぞれのトランスミッションゲート
13,14により開放し、かつ、第3のトランスミッシ
ョンゲート15によりコンデンサ5との接続点Poの電
圧が出力端子2に取り出せるように切換え、さらに急速
充電用MOSトランジスタ6bのゲートおよび急速放電
用MOSトランジスタ7aのゲートに検査信号を加える
ように回路を再構成して、急速充電回路6および急速放
電回路7によりCMOSインバータ回路を形成し、接続
点Poの電圧を観測するようにしたから、急速充電用お
よび急速放電回路の故障を簡便に検査することができる
とともに、素子数の増加も少なくて済み、かつ、従来の
ような特別の検査用信号発生源も不要になる。
【0040】−第4の実施例− 図6は、請求項2の発明にかかる他の実施例を示す構成
図である。図6において、図5と同一の部分には同一符
号を付してその構成説明を省略し、図5と異なる部分を
重点に説明する。本実施例において図5と異なる点は、
図5における第1のCMOSインバータ回路3とそのト
ランスミッションゲート13、および第2のCMOSイ
ンバータ回路4とそのトランスミッションゲート14に
代えてクロック制御型の第1のCMOSインバータ回路
19および第2のCMOSインバータ回路20を設け、
この各第1および第2のクロック制御型CMOSインバ
ータ回路19,20は入力端子1と出力端子2間に縦続
接続したところにある。なお、コンデンサ5、急速充電
用MOSトランジスタ6a,6b、急速放電用MOSト
ランジスタ7a,7b、およびトランスミッションゲー
ト制御用のCMOSインバータ回路18は図5と同一の
接続構成になっている。
【0041】次に動作について説明する。クロック制御
型のCMOSインバータ回路19,20はその制御用の
クロックCKが「H」のときインバータ回路として機能
し、制御用のクロックCKが「L」のときハイインピー
ダンスとなるものである。今、クロックCKが「H」
で、CMOSインバータ回路18の出力CKBが「L」
であるとすると、第1および第2のクロック制御型CM
OSインバータ回路19,20は共にインバータ回路と
して機能し、さらにトランスミッションゲート16が導
通し、トランスミッションゲート15,17が遮断状態
におかれる。これにより、雑音除去回路回路は従来と同
様に機能する。
【0042】一方、クロックCKが「L」でCMOSイ
ンバータ回路18の出力CKBが「H」のときは、第1
および第2のクロック制御型CMOSインバータ回路1
9,20の出力はハイインピーダンスとなる。そして、
トランスミッションゲート16が遮断状態に置かれ、ト
ランスミッションゲート15,17は導通状態におかれ
る。このため、急速充電用MOSトランジスタ6a,6
bおよび急速放電用MOSトランジスタ7a,7bのゲ
ート電極が入力端子1に接続され、急速充電・放電回路
6,7によるCMOSインバータ回路が構成され、第2
の実施例と全く同様にして急速充電・放電回路6,7の
故障を検査することができる。
【0043】なお、上記実施例では、スイッチング機能
を有するバッファ回路にCMOSインバータ回路を用い
た場合について説明したが、これに限定されない。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、第1のバッファ回路と第2のバッファ回路および
コンデンサの接続点の出力端の電圧を観測手段で観測
し、当該観測手段にて観測した結果と第2のバッファ回
路の出力する信号とを比較手段で比較する構成としたこ
とにより、検査に必要な一通りの検査用信号のみで急速
充電回路および急速放電回路の故障などの状態を簡便に
検査することができる。また、請求項2に記載の発明に
よれば、検査時に第1,第2および第3のスイッチ手段
を切換えることによって、第1のバッファ回路と第2の
バッファ回路とは無関係に急速放電回路と急速充電回路
の動作を直接監視することができる回路構成としたこと
により、急速充電回路および急速放電回路の故障を簡便
に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】第1の実施例における動作説明用のタイミング
チャートである。
【図3】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図4】第2の実施例における動作説明用のタイミング
チャートである。
【図5】本発明の第3の実施例を示す構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す構成図である。
【図7】従来の雑音除去回路の構成図である。
【図8】従来における動作説明用のタイミングチャート
である。
【図9】従来における動作説明用のタイミングチャート
である。
【図10】従来における動作説明用のタイミングチャー
トである。
【図11】従来における動作説明用のタイミングチャー
トである。
【図12】従来における動作説明用のタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 第1のCMOSインバータ回路 4 第2のCMOSインバータ回路 5 コンデンサ 6 急速充電回路 7 急速放電回路 8 トランスミッションゲート 9 EX−OR回路 13,14,15,16,17 トランスミッションゲ
ート 18 CMOSインバータ回路 19,20 クロック制御型CMOSインバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶沼 寛 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング機能を持つ第1のバッファ回
    路と、 前記第1のバッファ回路の出力端と第1の電源電位との
    間に接続されたコンデンサと、 前記第1のバッファ回路の出力端と第1の電源電位の間
    に接続され、前記コンデンサに蓄積されている電荷を急
    速に放電させる急速放電回路と、 前記第1のバッファ回路の出力端と第2の電源電位の間
    に接続され、前記コンデンサに電荷を急速に充電させる
    急速充電回路と、 前記第1のバッファ回路の出力端に接続されたスイッチ
    ング機能を持つ第2のバッファ回路と、 少なくとも前記第1のバッファ回路への入力信号および
    前記第2のバッファ回路の出力信号に基づいて前記急速
    放電回路および前記急速充電回路を択一的に作動させる
    よう構成された雑音除去回路において、 前記第1のバッファ回路の出力端と第2のバッファ回路
    の入力端およびコンデンサの接続点の電圧を観測する観
    測手段と、 前記観測手段により観測された電圧と前記第2のバッフ
    ァ回路の出力信号とを比較する比較手段とを備えたこと
    を特徴とする雑音除去回路。
  2. 【請求項2】 スイッチング機能を持つ第1のバッファ
    回路と、 前記第1のバッファ回路の出力端と第1の電源電位との
    間に接続されたコンデンサと、 前記第1のバッファ回路の出力端と第1の電源電位の間
    に接続され、前記コンデンサに電荷を急速に放電させる
    急速放電回路と、 前記第1のバッファ回路の出力端と第2の電源電位の間
    に接続され、前記コンデンサに蓄積されている電荷を急
    速に充電させる急速充電回路と、 前記第1のバッファ回路の出力端に接続されたスイッチ
    ング機能を持つ第2のバッファ回路と、 少なくとも前記第1のバッファ回路への入力信号および
    前記第2のバッファ回路の出力信号に基づいて前記急速
    放電回路および前記急速充電回路を択一的に作動させる
    よう構成された雑音除去回路において、 雑音除去時には前記急速充電回路および前記急速放電回
    路の一方の入力として前記第2のバッファ回路の出力信
    号を入力し、検査時には前記急速充電回路および前記急
    速放電回路の一方の入力として前記第1のバッファ回路
    への入力信号を入力するように切換える第1のスイッチ
    手段と、 雑音除去時には前記第1のバッファ回路の出力端が前記
    コンデンサ、前記急速充電回路、前記急速放電回路およ
    び前記第2ののバッファ回路の入力端の接続点と電気的
    に切断されるように切換える第2のスイッチ手段と、 雑音除去時には前記第2のバッファ回路の出力信号を出
    力し、検査時は前記第2のバッファ回路の入力端と前記
    コンデンサとの接続点の電圧を出力信号として出力する
    ように切換える第3のスイッチ手段とを備えたことを特
    徴とする雑音除去回路。
JP3341296A 1991-12-24 1991-12-24 雑音除去回路 Pending JPH05175799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341296A JPH05175799A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 雑音除去回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341296A JPH05175799A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 雑音除去回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05175799A true JPH05175799A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18344957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3341296A Pending JPH05175799A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 雑音除去回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05175799A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6366160B1 (en) * 1993-03-10 2002-04-02 Advanced Micro Devices, Inc. Waveshaper for false edge rejection of an input signal
JP2007096661A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Ricoh Co Ltd 遅延回路、遅延回路におけるコンデンサの充放電方法及び遅延回路を使用した電源システム装置
JP2008288809A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Fuji Electric Device Technology Co Ltd ノイズ除去回路、絶縁トランスを用いた信号伝送回路および電力変換装置
US7692455B2 (en) 2006-11-09 2010-04-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor devices for receiving a current mode signal and methods of operating the same
JP2012063309A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体集積回路及びノイズ耐性検査方法
CN107689786A (zh) * 2017-09-12 2018-02-13 上海剑桥科技股份有限公司 用于gpio接口的按键开关消抖电路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6366160B1 (en) * 1993-03-10 2002-04-02 Advanced Micro Devices, Inc. Waveshaper for false edge rejection of an input signal
JP2007096661A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Ricoh Co Ltd 遅延回路、遅延回路におけるコンデンサの充放電方法及び遅延回路を使用した電源システム装置
US7692455B2 (en) 2006-11-09 2010-04-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor devices for receiving a current mode signal and methods of operating the same
JP2008288809A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Fuji Electric Device Technology Co Ltd ノイズ除去回路、絶縁トランスを用いた信号伝送回路および電力変換装置
JP2012063309A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体集積回路及びノイズ耐性検査方法
CN107689786A (zh) * 2017-09-12 2018-02-13 上海剑桥科技股份有限公司 用于gpio接口的按键开关消抖电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5293082A (en) Output driver for reducing transient noise in integrated circuits
CA1138124A (en) Test circuit arrangement for integrated circuit
JPH0879043A (ja) セルフ・リセット論理回路
US6201431B1 (en) Method and apparatus for automatically adjusting noise immunity of an integrated circuit
US5105100A (en) Easily and quickly testable master-slave flipflop circuit
EP0372273B1 (en) Pass gate multiplexer
US4540904A (en) Tri-state type driver circuit
US5097159A (en) Delay circuit for delaying an output signal relative to an input signal for a specified time interval
US6211709B1 (en) Pulse generating apparatus
JP3408408B2 (ja) Cr発振回路
JPH05175799A (ja) 雑音除去回路
JPH10111343A (ja) 集積回路
EP0436358B1 (en) Integrated circuit having power supply connection integrity monitor
US5343479A (en) Semiconductor integrated circuit having therein circuit for detecting abnormality of logical levels outputted from input buffers
US4117348A (en) Multi-phase clock monitor circuit
US6219808B1 (en) Semiconductor device capable of carrying out high speed fault detecting test
US6933743B2 (en) Dual mode analog differential and CMOS logic circuit
JP3002653B2 (ja) Ic試験装置
KR100214517B1 (ko) 칩의 오동작 방지회로
JP2540765B2 (ja) 誤動作防止テスト回路
JP3125200B2 (ja) 負荷故障診断回路
US6717438B2 (en) Clocked half-rail differential logic with single-rail logic
KR20020048547A (ko) 디지털 신호를 아날로그 신호로 변환시키는 변환기에서결함이 있는 스위치들을 검출하는 테스트시간을감소시키는 디코더
KR100290892B1 (ko) 씨모스전압레벨쉬프트회로
SU651274A1 (ru) Выходной узел тестера дл контрол логических устройств

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050408

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250