JPH11301340A - 過電流検出システム - Google Patents
過電流検出システムInfo
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- JPH11301340A JPH11301340A JP10104932A JP10493298A JPH11301340A JP H11301340 A JPH11301340 A JP H11301340A JP 10104932 A JP10104932 A JP 10104932A JP 10493298 A JP10493298 A JP 10493298A JP H11301340 A JPH11301340 A JP H11301340A
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- circuit
- overcurrent
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- lighting
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ランプなどを点灯させる際に過電流制御を行
なわないようにして、ランプなどの点灯が安定するまで
の時間を短くするとともに、過電流制御波形によるノイ
ズが発生しないようにする。 【解決手段】 自動車などの車両に設けられたインパネ
部分のスイッチがオン状態にされて、ランプ点灯指示信
号が出力されたとき、予め設定されている突入電流のマ
スク期間が経過するまで、突入電流を制限することな
く、ランプ11に駆動電流を供給して、このランプ11
の点灯を開始させ、この後、突入電流のマスク期間が終
了した時点で、通常の過電流検出動作を開始し、ワイヤ
ーハーネスなどがショートして過大な電流が流れたと
き、これを検出して、ランプ11に対する給電を中止さ
せる。
なわないようにして、ランプなどの点灯が安定するまで
の時間を短くするとともに、過電流制御波形によるノイ
ズが発生しないようにする。 【解決手段】 自動車などの車両に設けられたインパネ
部分のスイッチがオン状態にされて、ランプ点灯指示信
号が出力されたとき、予め設定されている突入電流のマ
スク期間が経過するまで、突入電流を制限することな
く、ランプ11に駆動電流を供給して、このランプ11
の点灯を開始させ、この後、突入電流のマスク期間が終
了した時点で、通常の過電流検出動作を開始し、ワイヤ
ーハーネスなどがショートして過大な電流が流れたと
き、これを検出して、ランプ11に対する給電を中止さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに設け
られたランプなどを点灯させる際、ラッシュカレント
(突入電流)が流れても、誤動作しないようにした過電
流検出システムに関する。
られたランプなどを点灯させる際、ラッシュカレント
(突入電流)が流れても、誤動作しないようにした過電
流検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】白熱電球などのランプを点灯させる際
に、過大な突入電流の流入を防止する過電流制限回路と
して、従来、特開昭63−26909号公報に示す「直
流点燈電球の過大電流制限回路」が知られている。
に、過大な突入電流の流入を防止する過電流制限回路と
して、従来、特開昭63−26909号公報に示す「直
流点燈電球の過大電流制限回路」が知られている。
【0003】この直流点燈電球の過大電流制限回路で
は、図5に示すように、プラグ101を介して供給され
る商用交流電圧をダイオードブリッジ回路102、定電
圧ダイオード103によって整流する際、コイル104
によって電流制限をかけて、ダイオードブリッジ回路1
02から出力される直流電圧の電流値を規制するととも
に、ランプ106の抵抗値が小さいとき、このランプ1
06に直列に介挿された抵抗107によって、ランプ1
06に流れる電流の値を制限する。このように構成する
ことより、ランプ106の点燈開始時などのように、ラ
ンプ106の温度が低く、その抵抗値が小さい場合に
も、ランプ106に過大な電流が流れないようにしてラ
ンプ106を含む回路全体を保護する。
は、図5に示すように、プラグ101を介して供給され
る商用交流電圧をダイオードブリッジ回路102、定電
圧ダイオード103によって整流する際、コイル104
によって電流制限をかけて、ダイオードブリッジ回路1
02から出力される直流電圧の電流値を規制するととも
に、ランプ106の抵抗値が小さいとき、このランプ1
06に直列に介挿された抵抗107によって、ランプ1
06に流れる電流の値を制限する。このように構成する
ことより、ランプ106の点燈開始時などのように、ラ
ンプ106の温度が低く、その抵抗値が小さい場合に
も、ランプ106に過大な電流が流れないようにしてラ
ンプ106を含む回路全体を保護する。
【0004】またランプ106の点燈が開始されてから
所定時間が経過し、2つの抵抗108、109および1
つのコンデンサ110によって構成される時定数回路か
ら出力されるゲート信号がHiレベルになったとき、サ
イリスタ111をオン状態にして、抵抗112の両端に
電圧を発生させるとともに、この電圧を使用して、サイ
リスタ113をオン状態にし、これによって抵抗107
の両端をシャント(短絡)させ、ランプ106を安定的
に点燈させる。
所定時間が経過し、2つの抵抗108、109および1
つのコンデンサ110によって構成される時定数回路か
ら出力されるゲート信号がHiレベルになったとき、サ
イリスタ111をオン状態にして、抵抗112の両端に
電圧を発生させるとともに、この電圧を使用して、サイ
リスタ113をオン状態にし、これによって抵抗107
の両端をシャント(短絡)させ、ランプ106を安定的
に点燈させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た過大電流制限回路100では、コイル104と、抵抗
107とによって、回路始動時の突入電流を制限するよ
うにしているので、ランプ106の点燈を開始すると
き、ランプ106に十分な突入電流が流れなくなり、そ
の分だけ、ランプ106の温度が上昇しなくなって、ラ
ンプ106の温度が所定の温度に達するまでの時間が長
くなってしまうという問題があった。
た過大電流制限回路100では、コイル104と、抵抗
107とによって、回路始動時の突入電流を制限するよ
うにしているので、ランプ106の点燈を開始すると
き、ランプ106に十分な突入電流が流れなくなり、そ
の分だけ、ランプ106の温度が上昇しなくなって、ラ
ンプ106の温度が所定の温度に達するまでの時間が長
くなってしまうという問題があった。
【0006】そこで、このような問題を解決する方法と
して、ランプを始動させる際、ある程度の値(電流しき
い値)まで、突入電流を許容する過電流検出システムも
提案されているが、このような突入電流の電流値を制限
する方法を使用すると、ランプに流れる駆動電流の波形
が過電流制御波形になって、ノイズが発生してしまうと
いう問題があった。
して、ランプを始動させる際、ある程度の値(電流しき
い値)まで、突入電流を許容する過電流検出システムも
提案されているが、このような突入電流の電流値を制限
する方法を使用すると、ランプに流れる駆動電流の波形
が過電流制御波形になって、ノイズが発生してしまうと
いう問題があった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1で
は、ランプなどを点灯させる際に過電流制御を行なわな
いようにすることができ、これによってランプなどの点
灯が安定するまでの時間を短くすることができるととも
に、過電流制御波形によるノイズが発生しないようにす
ることができる過電流検出システムを提供することを目
的としている。
は、ランプなどを点灯させる際に過電流制御を行なわな
いようにすることができ、これによってランプなどの点
灯が安定するまでの時間を短くすることができるととも
に、過電流制御波形によるノイズが発生しないようにす
ることができる過電流検出システムを提供することを目
的としている。
【0008】また、請求項2では、コンデンサの容量を
変更するだけで、ランプなどを点灯させる際の過電流不
検出期間(マスク期間)を変更することができ、これに
よってランプなどの特性に応じて、回路の最適化を容易
に行なうことができる過電流検出システムを提供するこ
とを目的としている。
変更するだけで、ランプなどを点灯させる際の過電流不
検出期間(マスク期間)を変更することができ、これに
よってランプなどの特性に応じて、回路の最適化を容易
に行なうことができる過電流検出システムを提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、車両に搭載された電気負
荷が過電流状態になったとき、これを検出して、前記電
気負荷に対する給電を停止する過電流検出システムにお
いて、前記電気負荷に対する給電を開始するとき、計時
動作を開始して、予め設定されているマスク期間が経過
したとき、マスク期間終了信号を生成するマスク部と、
前記電気負荷に対する給電を開始したとき、前記電気負
荷に対する過電流検出を中止し、前記マスク部からマス
ク期間終了信号が出力された時点で、前記電気負荷に対
する過電流検出動作を開始する過電流検出部とを備えた
ことを特徴としている。
めに本発明は、請求項1では、車両に搭載された電気負
荷が過電流状態になったとき、これを検出して、前記電
気負荷に対する給電を停止する過電流検出システムにお
いて、前記電気負荷に対する給電を開始するとき、計時
動作を開始して、予め設定されているマスク期間が経過
したとき、マスク期間終了信号を生成するマスク部と、
前記電気負荷に対する給電を開始したとき、前記電気負
荷に対する過電流検出を中止し、前記マスク部からマス
ク期間終了信号が出力された時点で、前記電気負荷に対
する過電流検出動作を開始する過電流検出部とを備えた
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項2では、請求項1に記載の過
電流検出システムにおいて、前記マスク部は、複数の抵
抗と、複数のトランジスタとを有するマスク回路と、こ
のマスク回路に外付けされるコンデンサとによって構成
され、前記コンデンサの容量に応じて、マスク期間を決
めることを特徴としている。
電流検出システムにおいて、前記マスク部は、複数の抵
抗と、複数のトランジスタとを有するマスク回路と、こ
のマスク回路に外付けされるコンデンサとによって構成
され、前記コンデンサの容量に応じて、マスク期間を決
めることを特徴としている。
【0011】上記の構成により、請求項1では、電気負
荷に対する給電を開始するとき、電気負荷に対する給電
を開始したとき、過電流検出部によって、電気負荷に対
する過電流検出を中止するとともに、マスク部によっ
て、計時動作を開始し、予め設定されているマスク期間
が経過したとき、過電流検出部によって電気負荷に対す
る過電流検出動作を開始することにより、ランプなどを
点灯させる際に過電流制御を行なわないようにし、これ
によってランプなどの点灯が安定するまでの時間を短く
するとともに、過電流制御波形によるノイズが発生しな
いようにする。
荷に対する給電を開始するとき、電気負荷に対する給電
を開始したとき、過電流検出部によって、電気負荷に対
する過電流検出を中止するとともに、マスク部によっ
て、計時動作を開始し、予め設定されているマスク期間
が経過したとき、過電流検出部によって電気負荷に対す
る過電流検出動作を開始することにより、ランプなどを
点灯させる際に過電流制御を行なわないようにし、これ
によってランプなどの点灯が安定するまでの時間を短く
するとともに、過電流制御波形によるノイズが発生しな
いようにする。
【0012】また、請求項2では、マスク部として、複
数の抵抗と、複数のトランジスタとを有するマスク回路
と、このマスク回路に外付けされるコンデンサとによっ
て構成される回路を使用し、コンデンサの容量に応じ
て、マスク期間を決めることにより、コンデンサの容量
を変更するだけで、ランプなどを点灯させる際の過電流
不検出期間(マスク期間)を変更し得るようにし、これ
によってランプなどの特性に応じて、回路の最適化を容
易に行ない得るようにする。
数の抵抗と、複数のトランジスタとを有するマスク回路
と、このマスク回路に外付けされるコンデンサとによっ
て構成される回路を使用し、コンデンサの容量に応じ
て、マスク期間を決めることにより、コンデンサの容量
を変更するだけで、ランプなどを点灯させる際の過電流
不検出期間(マスク期間)を変更し得るようにし、これ
によってランプなどの特性に応じて、回路の最適化を容
易に行ない得るようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明による過電流検出シ
ステムの実施の形態を示すブロック図である。
ステムの実施の形態を示すブロック図である。
【0014】この図に示す過電流検出システム1は、入
力端子2と、コンデンサ3と、マスク回路4と、ロジッ
ク回路5と、パワーMOSドライブ回路6と、スイッチ
回路7と、シャント抵抗8と、電流検出回路9と、コン
パレータ回路10とを備えており、自動車などの車両に
設けられたインパネ部分のスイッチがオン状態にされ
て、ランプ点灯指示信号が出力されたとき、予め設定さ
れている突入電流のマスク期間が経過するまで、突入電
流を制限することなく、ランプ11に駆動電流を供給し
て、このランプ11の点灯を開始させる。また、突入電
流のマスク期間が終了した時点で、通常の過電流検出動
作を開始し、ワイヤーハーネスなどがショートして過大
な電流が流れたとき、これを検出して、ランプ11に対
する給電を中止させる。
力端子2と、コンデンサ3と、マスク回路4と、ロジッ
ク回路5と、パワーMOSドライブ回路6と、スイッチ
回路7と、シャント抵抗8と、電流検出回路9と、コン
パレータ回路10とを備えており、自動車などの車両に
設けられたインパネ部分のスイッチがオン状態にされ
て、ランプ点灯指示信号が出力されたとき、予め設定さ
れている突入電流のマスク期間が経過するまで、突入電
流を制限することなく、ランプ11に駆動電流を供給し
て、このランプ11の点灯を開始させる。また、突入電
流のマスク期間が終了した時点で、通常の過電流検出動
作を開始し、ワイヤーハーネスなどがショートして過大
な電流が流れたとき、これを検出して、ランプ11に対
する給電を中止させる。
【0015】入力端子2は、自動車などの車両に設けら
れたインパネ部分のスイッチがオン状態にされて、ラン
プ点灯指示信号(オン信号)が出力されたとき、これを
取り込んで、マスク回路4と、ロジック回路5とに供給
する。
れたインパネ部分のスイッチがオン状態にされて、ラン
プ点灯指示信号(オン信号)が出力されたとき、これを
取り込んで、マスク回路4と、ロジック回路5とに供給
する。
【0016】マスク回路4は、図2のタイミング図に示
すように、図示しないイネーブル信号(オン信号)が入
力されているとき、内部に設けられた各トランジスタな
どを待機状態にし、この後入力端子2を介してランプ点
灯指示信号が供給されたとき、予め設定されている電流
値を持つ充電電流で、外付けされているコンデンサ3の
充電を開始し、このコンデンサ3の両端電圧が予め設定
されているしきい値を越えたとき、マスク期間終了信号
を生成して、これをロジック回路5に供給する。
すように、図示しないイネーブル信号(オン信号)が入
力されているとき、内部に設けられた各トランジスタな
どを待機状態にし、この後入力端子2を介してランプ点
灯指示信号が供給されたとき、予め設定されている電流
値を持つ充電電流で、外付けされているコンデンサ3の
充電を開始し、このコンデンサ3の両端電圧が予め設定
されているしきい値を越えたとき、マスク期間終了信号
を生成して、これをロジック回路5に供給する。
【0017】この場合、マスク回路4としては、例えば
図3に示すように、複数の抵抗30と、複数のトランジ
スタ31とによって構成される回路を使用する。
図3に示すように、複数の抵抗30と、複数のトランジ
スタ31とによって構成される回路を使用する。
【0018】このマスク回路4では、イネーブル信号が
入力されたとき、各トランジスタ31のうち、予め決ま
っているトランジスタ31を待機状態にし、この状態
で、CI入力端子13にオン信号が入力されたとき、C
O端子14に接続されたコンデンサ3の充電を開始し、
このコンデンサ3に充電された電荷によって、コンデン
サ3の両端電圧が所定の電圧以上になったとき、これを
検出して、Hi信号(マスク期間終了信号)を生成し、
これを出力端子15から出力する。
入力されたとき、各トランジスタ31のうち、予め決ま
っているトランジスタ31を待機状態にし、この状態
で、CI入力端子13にオン信号が入力されたとき、C
O端子14に接続されたコンデンサ3の充電を開始し、
このコンデンサ3に充電された電荷によって、コンデン
サ3の両端電圧が所定の電圧以上になったとき、これを
検出して、Hi信号(マスク期間終了信号)を生成し、
これを出力端子15から出力する。
【0019】この際、このマスク回路4では、コンデン
サ3の容量によって、マスク期間(マスク時間)の長さ
が決まることから、マスク期間を長くする場合には、コ
ンデンサ3の容量を大きくし、またマスク期間を短くす
るときには、コンデンサ3の容量を小さくする。なお、
コンデンサ3が無いときには、マスク期間が“0ms”
になる。なお、図中12はBIS(バイアス)端子であ
り、定電圧約0.8Vを印加して、定電流回路のバイア
スに利用している。
サ3の容量によって、マスク期間(マスク時間)の長さ
が決まることから、マスク期間を長くする場合には、コ
ンデンサ3の容量を大きくし、またマスク期間を短くす
るときには、コンデンサ3の容量を小さくする。なお、
コンデンサ3が無いときには、マスク期間が“0ms”
になる。なお、図中12はBIS(バイアス)端子であ
り、定電圧約0.8Vを印加して、定電流回路のバイア
スに利用している。
【0020】また、シャント抵抗8は、一端が電源ライ
ン16に接続され、他端がスイッチ回路7を構成するM
OSトランジスタ素子18のドレインに接続された電流
値検出用の抵抗であり、スイッチ回路7がオン状態にな
って、ランプ11に駆動電流が供給されているとき、こ
の駆動電流の電流値に応じた検出電圧を生成して、これ
を電流検出回路9に供給する。
ン16に接続され、他端がスイッチ回路7を構成するM
OSトランジスタ素子18のドレインに接続された電流
値検出用の抵抗であり、スイッチ回路7がオン状態にな
って、ランプ11に駆動電流が供給されているとき、こ
の駆動電流の電流値に応じた検出電圧を生成して、これ
を電流検出回路9に供給する。
【0021】電流検出回路9は、シャント抵抗8から出
力される検出電圧を取り込んで、ランプ11に流れる駆
動電流の電流値を示す電流値検出信号に変換する変換器
を備えており、シャント抵抗8から出力される検出電圧
を電流値検出信号に変換し、これをコンパレータ回路1
0に供給する。
力される検出電圧を取り込んで、ランプ11に流れる駆
動電流の電流値を示す電流値検出信号に変換する変換器
を備えており、シャント抵抗8から出力される検出電圧
を電流値検出信号に変換し、これをコンパレータ回路1
0に供給する。
【0022】コンパレータ回路10は、電流検出回路9
から出力される電流値検出信号で示される駆動電流の電
流値と、予め設定されている電流しきい値とを比較する
比較器を備えており、駆動電流の電流値が電流しきい値
を越えているとき、これを検出して、過電流検出信号を
生成し、これをロジック回路5に供給する。
から出力される電流値検出信号で示される駆動電流の電
流値と、予め設定されている電流しきい値とを比較する
比較器を備えており、駆動電流の電流値が電流しきい値
を越えているとき、これを検出して、過電流検出信号を
生成し、これをロジック回路5に供給する。
【0023】ロジック回路5は、ランプ点灯指示信号の
入力有無、マスク期間終了信号の入力有無、過電流検出
信号の入力有無に応じて、ランプ駆動信号の出力有無を
判定する判定器を備えており、図4に示すファンクショ
ンテーブルに示すように、入力端子2を介してランプ点
灯指示信号が供給されているとき、ランプ駆動信号を生
成して、これをパワーMOSドライブ回路6に供給する
とともに、マスク回路4からマスク期間終了信号が出力
された時点で、コンパレータ回路10から過電流検出信
号が出力されているかどうかの判定を開始する。そし
て、入力端子2からランプ点灯指示信号が出力されなく
なったとき、あるいはコンパレータ回路10から過電流
検出信号が出力されたとき、ランプ駆動信号の生成を停
止する。
入力有無、マスク期間終了信号の入力有無、過電流検出
信号の入力有無に応じて、ランプ駆動信号の出力有無を
判定する判定器を備えており、図4に示すファンクショ
ンテーブルに示すように、入力端子2を介してランプ点
灯指示信号が供給されているとき、ランプ駆動信号を生
成して、これをパワーMOSドライブ回路6に供給する
とともに、マスク回路4からマスク期間終了信号が出力
された時点で、コンパレータ回路10から過電流検出信
号が出力されているかどうかの判定を開始する。そし
て、入力端子2からランプ点灯指示信号が出力されなく
なったとき、あるいはコンパレータ回路10から過電流
検出信号が出力されたとき、ランプ駆動信号の生成を停
止する。
【0024】パワーMOSドライブ回路6は、電源ライ
ン17を介して供給される電源電圧を使用して動作する
IC回路を備えており、ロジック回路5からランプ駆動
信号が出力されたとき、スイッチオン信号を生成して、
これをスイッチ回路7に供給する。
ン17を介して供給される電源電圧を使用して動作する
IC回路を備えており、ロジック回路5からランプ駆動
信号が出力されたとき、スイッチオン信号を生成して、
これをスイッチ回路7に供給する。
【0025】スイッチ回路7は、ドレインがシャント抵
抗8の他端に接続され、ソースがランプ11の一端に接
続されるMOSトランジスタ素子18と、一端がパワー
MOSドライブ回路6の出力端子に接続され、他端がM
OSトランジスタ素子18のゲートに接続される電流値
制限用の抵抗19と、カソードがMOSトランジスタ素
子18のゲートに接続されるゲート電圧制限用の定電圧
ダイオード20と、カソードがMOSトランジスタ素子
18のソースに接続され、アノードが定電圧ダイオード
20のアノードに接続されるゲート電圧制限用の定電圧
ダイオード21とを備えており、パワーMOSドライブ
回路6からスイッチオン信号が出力されたとき、MOS
トランジスタ素子18をオン状態にして、シャント抵抗
8を介して供給される駆動電流をランプ11に供給し、
このランプ11を点灯させる。
抗8の他端に接続され、ソースがランプ11の一端に接
続されるMOSトランジスタ素子18と、一端がパワー
MOSドライブ回路6の出力端子に接続され、他端がM
OSトランジスタ素子18のゲートに接続される電流値
制限用の抵抗19と、カソードがMOSトランジスタ素
子18のゲートに接続されるゲート電圧制限用の定電圧
ダイオード20と、カソードがMOSトランジスタ素子
18のソースに接続され、アノードが定電圧ダイオード
20のアノードに接続されるゲート電圧制限用の定電圧
ダイオード21とを備えており、パワーMOSドライブ
回路6からスイッチオン信号が出力されたとき、MOS
トランジスタ素子18をオン状態にして、シャント抵抗
8を介して供給される駆動電流をランプ11に供給し、
このランプ11を点灯させる。
【0026】このように、この実施の形態では、自動車
などの車両に設けられたインパネ部分のスイッチがオン
状態にされて、ランプ点灯指示信号が出力されたとき、
予め設定されている突入電流のマスク期間が経過するま
で、突入電流を制限することなく、ランプ11に駆動電
流を供給して、このランプ11の点灯を開始させ、この
後、突入電流のマスク期間が終了した時点で、通常の過
電流検出動作を開始し、ワイヤーハーネスなどがショー
トして過大な電流が流れたとき、これを検出して、ラン
プ11に対する給電を中止させるようにしているので、
ランプ11などを点灯させる際に過電流制御を行なわな
いようにすることができ、これによってランプ11など
の点灯が安定するまでの時間を短くすることができると
ともに、過電流制御波形によるノイズが発生しないよう
にすることができる。
などの車両に設けられたインパネ部分のスイッチがオン
状態にされて、ランプ点灯指示信号が出力されたとき、
予め設定されている突入電流のマスク期間が経過するま
で、突入電流を制限することなく、ランプ11に駆動電
流を供給して、このランプ11の点灯を開始させ、この
後、突入電流のマスク期間が終了した時点で、通常の過
電流検出動作を開始し、ワイヤーハーネスなどがショー
トして過大な電流が流れたとき、これを検出して、ラン
プ11に対する給電を中止させるようにしているので、
ランプ11などを点灯させる際に過電流制御を行なわな
いようにすることができ、これによってランプ11など
の点灯が安定するまでの時間を短くすることができると
ともに、過電流制御波形によるノイズが発生しないよう
にすることができる。
【0027】また、上述した実施の形態では、マスク回
路4として、複数の抵抗30と、複数のトランジスタ3
1とを使用した回路を使用するようにしているが、コン
デンサ3を充電する充電器と、コンデンサ3の両端電圧
と予め設定されている電圧しきい値とを比較する比較器
とを組み合わせた回路を使用するようにしても良い。
路4として、複数の抵抗30と、複数のトランジスタ3
1とを使用した回路を使用するようにしているが、コン
デンサ3を充電する充電器と、コンデンサ3の両端電圧
と予め設定されている電圧しきい値とを比較する比較器
とを組み合わせた回路を使用するようにしても良い。
【0028】また、マスク回路4として、一般的に使用
されているタイマ回路などを使用するようにしても良
い。
されているタイマ回路などを使用するようにしても良
い。
【0029】このようにしても、上述した実施の形態と
同様に、ランプ11などを点灯させる際に過電流制御を
行なわないようにすることができ、これによってランプ
11などの点灯が安定するまでの時間を短くすることが
できるとともに、過電流制御波形によるノイズが発生し
ないようにすることができる。
同様に、ランプ11などを点灯させる際に過電流制御を
行なわないようにすることができ、これによってランプ
11などの点灯が安定するまでの時間を短くすることが
できるとともに、過電流制御波形によるノイズが発生し
ないようにすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の過電流検出システムでは、ランプなどを点灯さ
せる際に過電流制御を行なわないようにすることがで
き、これによってランプなどの点灯が安定するまでの時
間を短くすることができるとともに、過電流制御波形に
よるノイズが発生しないようにすることができる。
求項1の過電流検出システムでは、ランプなどを点灯さ
せる際に過電流制御を行なわないようにすることがで
き、これによってランプなどの点灯が安定するまでの時
間を短くすることができるとともに、過電流制御波形に
よるノイズが発生しないようにすることができる。
【0031】また、請求項2の過電流検出システムで
は、コンデンサの容量を変更するだけで、ランプなどを
点灯させる際の過電流不検出期間(マスク期間)を変更
することができ、これによってランプなどの特性に応じ
て、回路の最適化を容易に行なうことができる。
は、コンデンサの容量を変更するだけで、ランプなどを
点灯させる際の過電流不検出期間(マスク期間)を変更
することができ、これによってランプなどの特性に応じ
て、回路の最適化を容易に行なうことができる。
【図1】本発明による過電流検出システムの実施の形態
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すマスク回路の動作例を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図3】図1に示すマスク回路の詳細な回路構成例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】図1に示すロジック回路の動作例を説明するの
に必要なファンクションテーブルを示す模式図である。
に必要なファンクションテーブルを示す模式図である。
【図5】特開昭63−26909号公報に示す「直流点
燈電球の過大電流制限回路」の概要を示す回路図であ
る。
燈電球の過大電流制限回路」の概要を示す回路図であ
る。
1:過電流検出システム 2:入力端子 3:コンデンサ(マスク部) 4:マスク回路(マスク部) 5:ロジック回路(過電流検出部) 6:パワーMOSドライブ回路 7:スイッチ回路 8:シャント抵抗(過電流検出部) 9:電流検出回路(過電流検出部) 10:コンパレータ回路(過電流検出部) 11:ランプ(電気負荷) 12:BIS端子 13:CI入力端子 14:CO端子 15:出力端子 16、17:電源ライン 18:MOSトランジスタ素子 19、30:抵抗 20、21:定電圧ダイオード 31:トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹澤 亮 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載された電気負荷が過電流状態
になったとき、これを検出して、前記電気負荷に対する
給電を停止する過電流検出システムにおいて、 前記電気負荷に対する給電を開始するとき、計時動作を
開始して、予め設定されているマスク期間が経過したと
き、マスク期間終了信号を生成するマスク部と、 前記電気負荷に対する給電を開始したとき、前記電気負
荷に対する過電流検出を中止し、前記マスク部からマス
ク期間終了信号が出力された時点で、前記電気負荷に対
する過電流検出動作を開始する過電流検出部と、 を備えたことを特徴とする過電流検出システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の過電流検出システムに
おいて、 前記マスク部は、複数の抵抗と、複数のトランジスタと
を有するマスク回路と、このマスク回路に外付けされる
コンデンサとによって構成され、前記コンデンサの容量
に応じて、マスク期間を決める、 ことを特徴とする過電流検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104932A JPH11301340A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 過電流検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104932A JPH11301340A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 過電流検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11301340A true JPH11301340A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14393879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10104932A Abandoned JPH11301340A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 過電流検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11301340A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100717950B1 (ko) | 2006-02-10 | 2007-05-11 | 지멘스 오토모티브 주식회사 | 자동차의 램프 구동 장치 및 방법 |
JP2012005317A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Yokogawa Electric Corp | 直流電源回路 |
JP2013065528A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Toshiba Lighting & Technology Corp | Led点灯装置およびled照明装置 |
JP2014184949A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-10-02 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具 |
US10028363B2 (en) | 2015-08-27 | 2018-07-17 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for lamp control in vehicle |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10104932A patent/JPH11301340A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100717950B1 (ko) | 2006-02-10 | 2007-05-11 | 지멘스 오토모티브 주식회사 | 자동차의 램프 구동 장치 및 방법 |
JP2012005317A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Yokogawa Electric Corp | 直流電源回路 |
JP2013065528A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Toshiba Lighting & Technology Corp | Led点灯装置およびled照明装置 |
JP2014184949A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-10-02 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具 |
US10028363B2 (en) | 2015-08-27 | 2018-07-17 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for lamp control in vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040628 |