JP3136841B2 - 交流発電機用の励磁装置 - Google Patents

交流発電機用の励磁装置

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JP3136841B2 JP05141225A JP14122593A JP3136841B2 JP 3136841 B2 JP3136841 B2 JP 3136841B2 JP 05141225 A JP05141225 A JP 05141225A JP 14122593 A JP14122593 A JP 14122593A JP 3136841 B2 JP3136841 B2 JP 3136841B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流発電機用の励磁
装置に係り、特に、交流発電機用の励磁コイルに励磁電
流を供給するスイッチング素子等のオン・オフ駆動素子
が破損して短絡状態になったことを検知する機能を備え
た交流発電機用の励磁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機用の400Hzの交流電力を出力
する交流発電機、緊急用の商用周波数の電力を出力する
交流発電機等の励磁回路は、例えば、図4に示すように
構成されている。図4は励磁回路を主体にして記した図
であって、交流発電機(以下発電機と記す場合もある)
および励磁機の駆動機構および回路遮断器等の記載は省
略している。図4において、駆動機構(図示せず)が発
電機1と励磁機2を回転する。1Aは発電機本体、1a
は発電機の励磁コイル、1bは整流手段、2Aは励磁機
本体、2aは励磁機の励磁コイルをそれぞれ示してい
る。3p、3nは直流励磁電源であって、第1のオン・
オフ駆動素子例えば、トランジスタ4が導通すると、直
流励磁電源3p、3nから供給される電流が励磁機2の
励磁コイル2aに流れる。励磁コイル2aに電流が供給
されると、励磁機2は発電して整流手段1bで直流に整
流された励磁電流を発電機1の励磁コイル1aに供給す
る。発電機1はこの励磁電流を供給されて発電し、出力
回路5に発電電力を出力する。なお、発電機1による発
電電圧は、整流手段6によって直流に変換されて電圧比
較手段7に加えられる。この発電機1からの発電電圧信
号は電圧比較手段7で信号線8から入力する発電電圧基
準信号Vsと比較される。電圧比較手段7から出力する
偏差信号は偏差増幅手段9で偏差信号値に対応する補正
信号に変換され、パルス幅制御回路10で補正信号値に
対応する繰り返しパルス信号、例えば、PWMの信号に
変換される。パルス幅制御回路10から出力するパルス
信号は第2のオン・オフ駆動素子11の駆動端子、例え
ば、第2のオン・オフ駆動素子11がトランジスタの場
合はベース端子に入力する。従って、第2のオン・オフ
駆動素子11は入力するパルス信号の値に対応して導通
し、または非導通となる。第2のオン・オフ駆動素子1
1が導通すると、前述した第1のオン・オフ駆動素子4
が導通して励磁機2に励磁電流を供給する。図4におい
て、12及び13は夫々第2のオン・オフ駆動素子11
と第1のオン・オフ駆動素子4を結合する固定抵抗器、
14はフライホイールダイオードである。上述した電圧
比較手段7、偏差増幅手段9、パルス幅制御回路10、
第2のオン・オフ駆動素子11、第1のオン・オフ駆動
素子4等によって構成される回路は自動電圧調節機能
(AVR)aを構成していて、交流発電機1の出力電圧
値を信号線8から入力される発電電圧基準信号Vsに等
しくなるように機能している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな発電機用の励磁装置であると、回路が正常な場合は
発電機1の出力電圧値を発電電圧基準信号Vsに等しく
なるように機能しているが、第1のオン・オフ駆動素子
4がトランジスタによって構成されている場合、トラン
ジスタは過電圧、過電流に耐量が小さくて壊れやすいの
で、第1のオン・オフ駆動素子4が破損して短絡事故を
発生すると、励磁機2の励磁電流が連続して流れる。従
って、自動電圧調節機能(AVR)aは無制御状態にな
って、発電機1の発電電圧は過電圧状態になる。このよ
うな事故の場合、図示しない過電圧リレーや過電流リレ
ーが働いて発電機1の運転を停止させるが、故障箇所を
発見するためには、自動電圧調節機能(AVR)aを回
路から切り離し、さらに、第1、第2のオン・オフ駆動
素子(トランジスタ)4、11を切り離して各端子間の
導通状態をテスター等で測定する必要がある。そのため
に故障箇所を発見して修復するのに多くの時間を要する
ことになる。本発明は上記従来の課題(問題点)を解決
し、第1のオン・オフ駆動素子が破損して導通状態にな
った場合に、出力が過電圧になる原因を早期に発見する
とともに、故障の修復を迅速に行えるようにするため
の、第1のオン・オフ駆動素子の故障検出機能を設けた
交流発電機用の励磁装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づく交流発電機用の励磁装置において
は、励磁機の励磁電流を制御する第1のオン・オフ駆動
素子の導通時に作動する第1の半導体リレー式検出手段
と、第1のオン・オフ駆動素子に駆動信号を供給する第
2のオン・オフ駆動素子の導通時に作動する第2の半導
体リレー式検出手段とを備え、第1の半導体リレーのa
接点と第2の半導体リレーのb接点との直列回路を通し
て直流定電圧電源よりコンデンサを充電させ、コンデン
サ電圧が所定値まで上昇したとき、第1のオン・オフ駆
動素子が短絡故障であることを判定し、かつ、第1の半
導体リレーのb接点と第2の半導体リレーのa接点との
並列回路を上記コンデンサに対し、並列に接続する故障
検出手段を備えて構成される。
【0005】
【作用】本発明は、上述のように、第1のオン・オフ駆
動素子が短絡故障であることを判定する故障判定機能を
備えたので、第1のオン・オフ駆動素子の短絡故障発生
と同時に故障箇所を表示でき、また、故障発生と同時に
発電機の機能を停止させることができる。従って、速や
かに故障修復が実行できる。
【0006】
【実施例】本発明に基づく交流発電機(以下発電機と記
す)用の励磁装置の実施例を図1乃至図3を参照して詳
細に説明する。図1は発電機用の励磁装置の概要回路構
成を示すブロック図であって、励磁装置の主要回路を、
また、図2は図1の主要回路に組み込まれる本発明に基
づく故障検出回路を示している。図1及び図2は励磁回
路と故障検出回路を主体にして記した図であって、発電
機および励磁機の駆動機構および回路遮断器、励磁電源
以外の電源回路等の記載は省略している。また、従来の
技術の説明で図4に示した要素・部品類と共通の要素・
部品類は同一の符号を使用している。図1において、図
示しない駆動機構によって発電機1および励磁機2が駆
動されるようになっている。1Aは発電機本体、1aは
発電機1の励磁コイル、1bは整流手段、2Aは励磁機
本体、2aは励磁機の励磁コイルをそれぞれ示してい
る。3p、3nは直流励磁電源であって、図示しない電
池か整流回路から供給され、3pが同直流励磁電源のプ
ラス側(プラス電源ということもある)、3nは直流励
磁電源のマイナス側(マイナス電源ということもある)
をそれぞれ示している。直流励磁電源3p、3nは励磁
機2の励磁コイル2aを経由した第1のオン・オフ駆動
素子4と、第2のオン・オフ駆動素子11に電流を供給
する。本実施例では、第1のオン・オフ駆動素子4およ
び第2のオン・オフ駆動素子11をトランジスタとして
説明する。上述のように回路が構成されているので第1
のオン・オフ駆動素子4が導通すると励磁機2が発電
し、その出力を整流手段1bで直流にして励磁コイル1
aに励磁電流として供給され、発電機1が発電し、その
出力回路5より負荷回路に発電電力を供給する。図示し
ない発電機電圧設定器にて設定され、信号線8から供給
される発電電圧基準信号Vsは電圧比較手段7に入力し
て、整流手段6によって直流にして入力される発電機1
の発電電圧信号と比較される。電圧比較手段7によって
得られた偏差信号は、偏差増幅手段9により偏差信号値
に対応する補正信号に変換される。偏差増幅手段9の出
力信号はパルス幅制御回路10に入力して偏差値に対応
してパルス幅が変化する繰り返しパルス信号に変換され
る。パルス幅制御回路10のパルス出力は第2のオン・
オフ駆動素子(トランジスタ)11のベース端子に入力
する。第2のオン・オフ駆動素子11にPNPトランジ
スタを使用して、このトランジスタのエミッタをプラス
電源3pに接続し、コレクタを2個の直列接続した抵抗
器12、13を経由してマイナス電源3nに接続し、抵
抗器12、13の接続点をNPNトランジスタを使用し
た第1のオン・オフ駆動素子4のベース端子に接続して
いる。直流励磁電源のプラス電源3pと第1のオン・オ
フ駆動素子(トランジスタ)4のコレクタ端子との間に
は所定値の固定抵抗器15に直列接続した第1の検出手
段16を接続し、直流励磁電源のマイナス電源3nと第
2オン・オフの駆動素子(トランジスタ)11のコレク
タ端子との間には所定値の固定抵抗器17に直列接続し
た第2の検出手段18を接続している。第1および第2
の検出手段16、18は、それぞれ、例えば、フォトモ
スリレー等のリレー機能を使用して第1のオン・オフ駆
動素子4、または第2のオン・オフ駆動素子11の導通
非導通を検出し、後述する所定回路に接続したリレー接
点部を開閉する。励磁電源のプラス電源3pと第1のオ
ン・オフ駆動素子(トランジスタ)4のコレクタ端子と
の間には、また、フライホイールダイオード14が接続
されている。
【0007】次に、図2を参照して本発明に基づく故障
検出回路例を説明する。同図において、20p、20n
は、故障検出回路に供給する直流定電圧電源回路を示し
ている。同図において、20pは直流電源回路のプラス
側、20nは直流電源回路のマイナス側を示している。
また、本回路では、前述した第1の検出手段である半導
体リレー16、第2の検出手段である半導体リレー18
にそれぞれ電圧を印加したり、しなかったりしたときの
オン・オフ動作を、説明の便宜上機械式リレーの接点に
準じて、無電流時開接点即ちa接点、無電流時閉接点即
ちb接点のように記し、ゲート回路もリレー回路も論理
回路上同一なので、回路説明も機械式リレー回路のよう
に説明する。即ち、検出手段に、電圧値変化等を検知し
て無接点リレーを機能させても、有接点のリレーを使用
しても同様に本発明の技術思想を実現できる。直流定電
圧電源回路20p、20nの間には、所定値の固定抵抗
器21、第1の半導体リレー16のa接点16a、第2
の半導体リレー18のb接点18b、および所定容量の
コンデンサ23が直列に接続されている。コンデンサ2
3の端子電圧は故障検出手段24に入力し、第1のオン
・オフ駆動素子(トランジスタ)4が短絡故障になる
と、故障検出手段24の出力に故障検出信号25を発生
する。第1の半導体リレー16のb接点16bと第2の
半導体リレー18のa接点18aとの並列回路には所定
値の固定抵抗器22とが直列に接続され、これらに対し
てコンデンサ23が並列に接続されている。
【0008】次に、図1、図2に示した励磁回路の働き
を説明する。電圧設定器にて設定された発電電圧基準信
号Vsが信号線8から電圧比較手段7に入力され、電圧
比較手段7においての発電機1の出力電圧フィードバッ
ク信号と比較される。電圧比較手段7から出力される偏
差信号は偏差増幅手段9で偏差信号値に対応し、上述し
た偏差をなくすように励磁回路を駆動する補正値の信号
に変換されてパルス幅制御回路10に入力し、この補正
信号値に対応してパルス幅が変化する繰り返しパルス信
号に変換される。パルス幅制御回路10から出力するパ
ルス信号は第2のオン・オフ駆動素子(トランジスタ)
11のベース端子に入力する。パルス幅制御回路10か
ら出力するパルス信号がロウレベルになると第2のオン
・オフ駆動素子(トランジスタ)11を導通させるよう
にしておくと、第1のオン・オフ駆動素子(トランジス
タ)4にベース電流が流れて第1のオン・オフ駆動素子
(トランジスタ)4は導通して励磁機2の励磁コイル2
aに励磁電流を流す。また、パルス幅制御回路10から
出力するパルス信号がハイレベルになると第2のオン・
オフ駆動素子(トランジスタ)11を非導通にさせるよ
うにしておくと、第1のオン・オフ駆動素子(トランジ
スタ)4にはベース電流が流れないので第1のオン・オ
フ駆動素子(トランジスタ)4は非導通になり、励磁機
2の励磁コイル2aに励磁電流を流さない。従って、励
磁機2は、パルス幅制御回路10から出力するパルス信
号のハイ、ロウ各レベルの比率に対応する平均値に従っ
た電流を発電機1の励磁コイル1aに流す。このため、
上記ハイレベル、ロウレベルの比率を自動調節すること
により発電機出力電圧が常に設定器で設定された基準電
圧で定まる電圧になるよう自動制御される。
【0009】次に、図1、図2に示した本発明に基づく
故障検出機能の働きを図3をも参照して詳細に説明す
る。説明に使用する符号は図1、図2と同一である。図
3は横軸に時間の流れ、縦軸には第2のオン・オフ駆動
素子11、第2の半導体リレーのb接点18b、第1の
オン・オフ駆動素子4、第1の半導体リレーのa接点1
6a、それぞれの動作状態と、コンデンサ23の充電電
圧及び故障検出信号25を示している。なお、図3では
図示の都合上、第1及び第2のオン・オフ駆動素子の記
載を第1の駆動素子、第2の駆動素子と略記している。
図3に示す動作状態で、ONは導通時、OFFは非導通
時を示している。図1に示した第2のオン・オフ駆動素
子11が図3に示した時間tn乃至toの間のように非
導通であると、固定抵抗器17と直列接続した第2の半
導体リレー18には電流が流れない。従って、第2の半
導体リレー18のb接点18bは閉状態である。第2の
オン・オフ駆動素子11が非導通であると、第1のオン
・オフ駆動素子4も非導通なので、固定抵抗器15と直
列接続した第1の半導体リレー16には電流が流れず、
第1の半導体リレー16のa接点16aは開状態であ
る。従って、コンデンサ23は充電されず故障検出手段
24の検出信号25は出力しない。また、コンデンサ2
3と並列接続した第2の半導体リレー18のa接点18
aは開状態であるが、第1の半導体リレー16のb接点
16bは閉状態である。従ってコンデンサ23の端子は
固定抵抗器22の抵抗値で短絡されている。図1に示し
た第2のオン・オフ駆動素子11が図3に示した時間t
o乃至tpの間のように導通されると、固定抵抗器17
と直列接続した第2の半導体リレー18に電流が流れる
ので、第2の半導体リレー18のb接点18bは開状態
になる。第2のオン・オフ駆動素子11が導通すると、
第1のオン・オフ駆動素子4も導通するので、固定抵抗
器15と直列接続した第1の半導体リレー16にも電流
が流れ、第1の半導体リレー16のa接点16aは閉状
態である。従って、コンデンサ23は充電されず、故障
検出手段24の検出信号25は出力しない。また、並列
接続した第2の半導体リレー18のa接点18aは閉状
態であるが、第1の半導体リレー16のb接点16bは
開状態である。従ってコンデンサ23の端子は固定抵抗
器22の抵抗値で短絡されたままである。即ち、第1の
オン・オフ駆動素子4と、第2のオン・オフ駆動素子1
1が正常に機能していると、コンデンサ23は充電され
ず、故障検出手段24の検出信号25は出力しない。例
えば、上述した時刻toにおいて第2の半導体リレー1
8のb接点18bと第1の半導体リレー16のa接点1
6aそれぞれの導通非導通が切り替わるタイミングに遅
れがあって、瞬間的に直流電源回路のプラス側20pと
故障検出手段24の入力端子が固定抵抗器21を介して
短絡してコンデンサ23に漏れ電流が流れ、これにより
コンデンサ23に電荷が蓄積しても、コンデンサ23に
並列接続した第2の半導体リレー18のa接点18aと
第1の半導体リレー16のb接点16bと抵抗器22か
らなる回路の働きによって、前記漏れ電流によるコンデ
ンサ23の蓄積電荷は確実に放電され、故障検出手段2
4への入力電圧は大きくならず、故障検出回路24が誤
って機能されて故障信号が出力されることはない。
【0010】今、例えば、図3における、時刻t1とt
2の間において、第1のオン・オフ駆動素子4が破損し
て永久短絡状態になると、時間t1乃至t2間において
は、正常な通電時と同様の動作状態を示すが、時刻t2
以降は、第2のオン・オフ駆動素子11が非導通になっ
ても第1のオン・オフ駆動素子4は非導通にならない。
従って、第2の半導体リレー18のb接点18bは閉状
態であり、第1の半導体リレー16のa接点16aも閉
状態のままである。従って、時刻t1以降直流電源回路
20p、20nからの電流が固定抵抗器21を経由して
コンデンサ23を充電し、故障検出回路24への入力電
圧が所定の検出電圧値以上になると、故障検出回路24
の出力回路に故障検出信号出力25を出力する。また、
第2の半導体リレー18のa接点18aは開状態で、第
1の半導体リレー16のb接点16bは開状態のままで
あり、コンデンサは放電されない。このように、第1の
オン・オフ駆動素子4が短絡故障すると、前述した自動
電圧調節機能Sの働きに関係なく発電機出力電圧が過電
圧となるので、発電機負荷保護のため、きわめて短時間
に故障検出することが出来るようになっている。そし
て、この故障信号によって機能する保護機器を設けるこ
とによって過電圧保護がなされる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、次
のような優れた効果を有する。機械式のリレーを使用
せず、半導体リレーを使用しているので、高速での故障
検出が可能となった。例えば400HZでスイッチング
動作する半導体リレーを使用しているので、第1のオン
・オフ駆動素子の短絡故障発生後50msec以下で故
障検出して、発電機の過電圧から発電機負荷を速やかに
保護できる。コンデンサ23の放電回路の働きで、第
1、第2の各オン・オフ駆動素子4、11のスイッチン
グのON、OFFのズレに伴う接点16a、18bのス
イッチング速度のバラツキに基づく故障検出手段の誤動
作がない。半導体リレー接点16aと18bが両方と
も閉となってから、一定時間経過した場合を短絡故障と
しているので検出時間を調整でき、ノイズに基づく故障
検出手段の誤動作はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく交流発電機用の励磁装置の実施
例を説明する概要構成ブロック図であって、交流発電機
用の励磁装置の全体構成例を示す。
【図2】図1の交流発電機に適用する故障検出回路の構
成例を示す。
【図3】図1及び図2に示す本発明の故障検出回路の動
作説明図である。
【図4】交流発電機用の励磁装置の従来例を説明する概
要構成ブロック図である。
【符号の説明】
1:交流発電機 2:励磁機 3p、3n:直流励磁電源 4:第1のオン・オフ駆動素子(トランジスタ) 11:第2のオン・オフ駆動素子(トランジスタ) 16、18:検出手段(半導体リレー) 16a、18a:検出手段16および18の無電流時開
接点回路(a接点) 16b、18b:検出手段16および18の無電流時閉
接点回路(b接点) 24:故障検出手段 25:故障検出信号出力 S:自動電圧調節機能

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流発電機用励磁機の励磁電流を制御す
    る第1のオン・オフ駆動素子と、該第1のオン・オフ
    動素子に駆動信号を供給する第2のオン・オフ駆動素子
    と、励磁コイルに電力を供給する励磁電源とを有する交
    流発電機用の励磁装置において、 上記第1のオン・オフ駆動素子の導通時に作動する第1
    半導体リレー式検出手段と、 上記第2のオン・オフ駆動素子の導通時に作動する第2
    半導体リレー式検出手段とを備え、 上記第1の半導体リレーのa接点と第2の半導体リレー
    のb接点との直列回路を通して直流定電圧電源よりコン
    デンサを充電させ、コンデンサ電圧が所定値まで上昇
    たとき、上記第1のオン・オフ駆動素子が短絡故障であ
    ると判定し、かつ、第1の半導体リレーのb接点と第2
    の半導体リレーのa接点との並列回路を上記コンデンサ
    に対し並列に接続する故障検出手段を備えたことを特徴
    とする交流発電機用の励磁装置。
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