JP3409659B2 - 磁石式交流発電機を電源としたバッテリ充電装置 - Google Patents

磁石式交流発電機を電源としたバッテリ充電装置

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JP3409659B2 JP23827397A JP23827397A JP3409659B2 JP 3409659 B2 JP3409659 B2 JP 3409659B2 JP 23827397 A JP23827397 A JP 23827397A JP 23827397 A JP23827397 A JP 23827397A JP 3409659 B2 JP3409659 B2 JP 3409659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関により駆
動される磁石式交流発電機を電源として、バッテリを充
電するための直流出力を得るバッテリ充電装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】内燃機関により駆動される磁石式交流発
電機を電源としてバッテリを充電するバッテリ充電装置
として、図3に示したものが用いられている。このバッ
テリ充電装置では、3相の発電コイル1u〜1wを有す
る磁石式交流発電機1の出力電圧が、制御整流回路2を
通してバッテリ3に印加されている。制御整流回路2
は、ダイオードD1 〜D6 をブリッジ接続してなる周知
のダイオードブリッジ全波整流回路2Aを備えていて、
該整流回路2Aに発電機の出力が入力されている。整流
回路2Aの直流出力端子間にはバッテリ3がヒューズ4
を通して接続されるとともに、負荷5がスイッチ6を通
して接続される。 【0003】制御整流回路2においては、ダイオードブ
リッジ全波整流回路2Aのブリッジの下辺を構成するダ
イオードD4 ないしD6 にそれぞれサイリスタS1 ない
しS3 が逆並列接続され、これらのサイリスタのゲート
にそれぞれ抵抗R1 ないしR3 の一端が、またゲートカ
ソード間にそれぞれ抵抗R4 ないしR6 が接続されてい
る。整流回路2Aの正極性側の直流出力端子にPNPト
ランジスタTR1 のエミッタが接続され、該トランジス
タTR1 のコレクタは抵抗R1 ないしR3 の他端に接続
されている。トランジスタTR1 のベースと整流回路2
Aの負極性側直流出力端子との間にはツェナーダイオー
ドZDと抵抗R8 とが直列に接続されている。トランジ
スタTR1 とツェナーダイオードZDと抵抗R8 とによ
りサイリスタ制御回路2Bが構成されている。 【0004】図3に示した充電装置において、図示しな
い内燃機関が回転すると、発電コイル1u〜1wに交流
電圧が誘起する。バッテリの端子電圧(バッテリ電圧)
がツェナーダイオードZDのツェナー電圧により決まる
調整値以下のときにはツェナーダイオードZDがブレー
クダウンしない状態にあって、トランジスタTR1 にベ
ース電流が流れないため、該トランジスタは遮断状態に
ある。このとき発電コイル1u〜1wから整流回路2A
を通してバッテリ3に充電電流が供給される。機関の回
転速度の上昇に伴って発電コイル1u〜1wの出力電圧
が上昇していくと、やがて整流回路2Aの出力電圧が調
整値に達するため、ツェナーダイオードZDがブレーク
ダウンしてトランジスタTR1 にベース電流が流れる。
これによりトランジスタが導通して、サイリスタS1 〜
S3 にトリガ信号を与えるため、これらのサイリスタが
導通する。サイリスタS1 〜S3 が導通すると、これら
のサイリスタS1 〜S3 と整流回路のブリッジの下辺を
構成するダイオードD4 〜D6 とを通して発電コイル1
u〜1wの3相の出力が短絡されるため、整流回路2A
からバッテリ3に充電電流が供給されなくなり、バッテ
リ電圧が低下していく。バッテリ電圧の低下に伴って、
ツェナーダイオードZDの両端にかかる電圧が、ツェナ
ーダイオードZDのツェナー電圧よりも低くなると、ツ
ェナーダイオードZDが遮断状態になってトランジスタ
TR1 のベース電流を遮断するため、該トランジスタT
R1 が遮断状態になる。トランジスタTR1 が遮断状態
になると、サイリスタS1 〜S3 へのトリガ信号の供給
が停止するため、これらのサイリスタはそれぞれのアノ
ードの電位がカソードの電位よりも低くなってアノード
電流が保持電流を下回った時点で遮断状態になる。サイ
リスタS1 〜S3 が遮断状態になると、整流回路2Aか
らバッテリ3への充電電流の供給が再開される。これら
の動作の繰り返しにより、バッテリ電圧が調整値付近に
保たれる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図3に示したバッテリ
充電装置においては、図4(A)または図4(B)に示
すように、バッテリ電圧VB が調整値Vsに達すると、
サイリスタS1 〜S3 が導通状態を保持している間、整
流回路2Aの出力が停止するため、負荷5を通して流れ
る負荷電流によりバッテリ電圧VB が低下していく。バ
ッテリ電圧の低下により、ツェナーダイオードZDの両
端にかかる電圧が、該ツェナーダイオードのツェナー電
圧よりも低くなって、ツェナーダイオードZDが遮断状
態になると、サイリスタS1 〜S3 のそれぞれのアノー
ドの電位がカソードの電位を下回ったときに、サイリス
タS1 〜S3 が遮断状態になる。サイリスタS1 〜S3
が遮断状態になると、整流回路2Aの出力が回復するた
め、バッテリ電圧が調整値に向って再び上昇していく。
従って、バッテリ電圧VB の波形は、図4(A)または
(B)に示すように調整値Vsを最大値として変化する
三角波形となり、この三角波形の電圧の平均値は図示の
Vavとなる。 【0006】図3のバッテリ充電装置においては、負荷
電流が定格値にあるときに、バッテリ電圧の平均値Vav
が適正値になるように、調整値Vs が定められており、
負荷電流が定格値にあるときのバッテリ電圧VB の波形
は図4(A)に示したようになる。 【0007】これに対し、負荷電流が小さいとき(軽負
荷時)には、図4(B)に示すようにバッテリVB の端
子電圧の低下が少くなるため、バッテリVB の最低値が
上昇して、バッテリ電圧VB の平均値Vavが定格負荷時
よりも高くなり、バッテリが過充電状態になるおそれが
あった。 【0008】本発明の目的は、磁石式交流発電機を電源
としたバッテリ充電装置において、バッテリに接続され
る負荷が軽い時にバッテリの端子電圧の平均値が高くな
ってバッテリの過充電状態が生じるのを防止することに
ある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関によ
り駆動される磁石式交流発電機と、該磁石式交流発電機
の出力が交流入力端子間に印加され、直流出力端子間に
バッテリが接続されるダイオードブリッジ全波整流回路
と、該整流回路のブリッジの下辺を構成する複数のダイ
オードにそれぞれ逆並列接続されたサイリスタと、該整
流回路の直流出力端子間の電圧に応じてサイリスタを制
御するサイリスタ制御回路とを備えて、整流回路の直流
出力端子間に接続されたバッテリを充電するバッテリ充
電装置に係わるものである。 【0010】本発明においては、上記サイリスタ制御回
路に、整流回路の正極性側出力端子とサイリスタのゲー
トにつながる回路との間に設けられて導通した際に整流
回路の正極性の直流出力端子側からサイリスタにトリガ
信号を与えるトリガ信号供給用スイッチと、整流回路の
直流出力端子間の電圧が調整値を超えたときにトリガ信
号供給用スイッチに駆動信号を与えて該トリガ信号供給
用スイッチを導通させるスイッチ駆動回路と、トリガ信
号供給用スイッチが遮断状態にあるときに調整値を第1
の値とし、トリガ信号供給用スイッチが導通したときに
調整値を第1の値よりも小さい第2の値に切り換える調
整値切替え回路とを設けた。 【0011】上記のように、調整値切替え回路を設け
て、トリガ信号供給用スイッチが遮断状態にあるときに
調整値を第1の値とし、トリガ信号供給用スイッチが導
通して調整動作が開始されたときに、調整値を第2の値
まで低下させるようにすると、バッテリ電圧の波形は、
バッテリに接続されている負荷の大小の如何に係わりな
く、第1の値の調整値と第2の値の調整値との間を変化
する三角波形となるため、バッテリ電圧の平均値は、定
格負荷時よりも、負荷電流によるバッテリ電圧の低下が
少い軽負荷時の方が低くなり、軽負荷時にバッテリ電圧
の平均値が上昇してバッテリの過充電が生じるのを防ぐ
ことができる。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるバッテリ充
電装置の構成例を示したもので、同図において1は内燃
機関により駆動される磁石式交流発電機、2は磁石式交
流発電機1の出力を整流して設定値以下に制限された直
流電圧を出力する電圧調整機能を備えた制御整流回路、
3は制御整流回路2の出力端子間にヒューズ4を介して
接続されたバッテリ、5はバッテリ3の両端にスイッチ
6を介して接続された負荷である。この例では、磁石式
交流発電機1と制御整流回路2とにより本発明に係わる
バッテリ充電装置が構成されている。 【0013】磁石式交流発電機1は、内燃機関のクラン
ク軸に取り付けられた図示しない磁石回転子と、機関の
ケースなどに設けられた固定子取付け部に固定された固
定子とからなる周知のものである。図示の例では、発電
機1の固定子側に3相の発電コイル1u〜1wが設けら
れていて、これら3相の発電コイルが三角結線されてい
る。 【0014】制御整流回路2は、ダイオードD1 ないし
D6 をブリッジ接続してなる3相全波整流回路2Aと、
ブリッジの下辺を構成するダイオードD4 ないしD6 に
それぞれ逆並列接続されたサイリスタS1 ないしS3
と、整流回路2Aの出力電圧を検出して該出力電圧が第
1の値に達したときにサイリスタS1 ないしS3 にトリ
ガ信号を与え、整流回路2Aの出力電圧が第1の値より
も低い第2の値まで低下したときにサイリスタS1 ない
しS3 へのトリガ信号の供給を停止するサイリスタ制御
回路2Bとからなっている。 【0015】更に詳細に説明すると、サイリスタ制御回
路2Bは、整流回路2Aの正極性側の直流出力端子にエ
ミッタが接続されたPNPトランジスタTR1 と、トラ
ンジスタTR1 のコレクタとサイリスタS1 ないしS3
のゲートとの間にそれぞれ接続されたトリガ信号供給用
抵抗R1 ないしR3 と、サイリスタS1 ないしS3 のゲ
ートカソード間にそれぞれ接続された抵抗R4 ないしR
6 と、整流回路2Aの正極性側直流出力端子とトランジ
スタTR1 のベースとの間に接続された抵抗R7 と、ト
ランジスタTR1 のベースにカソードが接続されたツェ
ナーダイオードZDと、ツェナーダイオードZDのアノ
ードと整流回路の負極性側の直流出力端子との間に接続
された抵抗R8 と、抵抗R8 の高電位側の端子に一端が
接続された抵抗R9 と、抵抗R9 の他端にコレクタが接
続され、エミッタが整流回路2Aの負極性側直流出力端
子に接続されたNPNトランジスタTR2 と、トランジ
スタTR2 のベースとトランジスタTR1 のコレクタと
の間に接続された抵抗R10とからなっている。 【0016】このサイリスタ制御回路2Bにおいては、
トランジスタTR1 により、整流回路2Aの正極性側直
流出力端子とサイリスタS1 〜S3 のゲートにつながる
回路との間に設けられて、導通した際に整流回路の正極
性側直流出力端子側からサイリスタS1 〜S3 のゲート
にトリガ信号を与えるトリガ信号供給用スイッチ2B1が
構成されている。 【0017】また整流回路2Aの直流出力端子間に接続
された抵抗R7 とR8 との直列回路により、整流回路2
Aの出力電圧を分圧する抵抗分圧回路が構成され、この
抵抗分圧回路とツェナーダイオードZDとにより、整流
回路の出力電圧がバッテリ電圧の調整値を超えたときに
トリガ信号供給用スイッチ(トランジスタTR1 )2B1
に駆動信号(スイッチを導通させるための信号、図示の
例ではベース電流)を与えて該トリガ信号供給用スイッ
チを導通させるスイッチ駆動回路2B2が構成されてい
る。 【0018】また抵抗R1 〜R3 と、トリガ信号供給用
スイッチ2B1と、トリガ信号供給用スイッチ駆動回路2
B2とにより、整流回路2Aの出力電圧がバッテリ電圧の
調整値を超えたときに整流回路2Aの正極性側の直流出
力端子側からサイリスタS1ないしS3 のゲートにトリ
ガ信号を与えるサイリスタトリガ回路が構成されてい
る。 【0019】更に、抵抗分圧回路を構成する抵抗R7 及
びR8 のうち、整流回路2Aの負極性側の直流出力端子
側に設けられた抵抗R8 の高電位側の端子に抵抗R9 を
通してコレクタが接続されたNPNトランジスタTR2
と、トランジスタTR2 のベースとトランジスタTR1
のコレクタとの間に接続された抵抗R10とにより、トリ
ガ信号供給用スイッチ2B1が遮断状態にあるときに前記
調整値を第1の値とし、トリガ信号供給用スイッチ2B1
が導通したときに前記調整値を第1の値よりも小さい第
2の値に切り換える調整値切替え回路2Cが構成されて
いる。 【0020】なお図示の例では、抵抗R7 とR8 との間
にツエーダイオードZDを挿入しているが、抵抗R7 と
R8 とを直結して、該抵抗R7 とR8 との接続点とトラ
ンジスタTR1 のベースとの間にツェナーダイオードZ
Dを、そのアノードをトランジスタTR1 側に向けた状
態で接続するようにしてもよい。 【0021】図1に示したバッテリ充電装置において、
図示しない内燃機関が回転すると、発電コイル1u〜1
wに交流電圧が誘起する。整流回路2Aの出力端子間の
電圧(バッテリの端子電圧)がツェナーダイオードZD
のツェナー電圧により決まる調整値以下のときにはツェ
ナーダイオードZDがブレークダウンしない状態にあっ
て、トランジスタTR1 にベース電流が流れないため、
該トランジスタは遮断状態にある。このとき発電コイル
1u〜1wから整流回路2Aを通してバッテリ3に充電
電流が供給される。 【0022】トランジスタTR1 が遮断状態にあるとき
にはトランジスタTR2 にベース電流が流れないため、
該トランジスタTR2 が遮断状態にある。この状態で
は、抵抗R9 が抵抗R8 から切り離されているため、バ
ッテリ電圧の調整値は第1の値にある。 【0023】機関の回転速度の上昇に伴って発電コイル
1u〜1wの出力電圧が上昇していくと、やがて整流回
路2Aの出力電圧が第1の値の調整値に達するため、ツ
ェナーダイオードZDがブレークダウンしてトランジス
タTR1 にベース電流が流れる。これによりトランジス
タが導通して、サイリスタS1 〜S3 にトリガ信号を与
えるため、サイリスタS1 〜S3 が導通する。サイリス
タS1 〜S3 が導通すると、これらのサイリスタS1 〜
S3 と整流回路2Aのブリッジの下辺を構成するダイオ
ードD4 〜D6 とを通して発電コイル1u〜1wの3相
の出力が短絡されるため、整流回路2Aからバッテリ3
に充電電流が供給されなくなり、バッテリの端子電圧が
低下していく。 【0024】またトランジスタTR1 が導通すると、ト
ランジスタTR2 にベース電流が流れて該トランジスタ
TR2 が導通するため、抵抗R9 が抵抗R8 に対して並
列に接続される。これにより、バッテリ電圧の調整値が
上記第1の値よりも小さい第2の値に切り替えられる。 【0025】バッテリ3の端子電圧が第2の調整値より
も低くなると、ツェナーダイオードZDの両端にかかる
電圧がそのツェナー電圧よりも低くなるため、ツェナー
ダイオードZDが遮断状態になってトランジスタTR1
のベース電流を遮断する。これにより、トランジスタT
R1 が遮断状態になって、サイリスタS1 〜S3 へのト
リガ信号の供給が停止するため、サイリスタS1 〜S3
はそれぞれのアノードの電位がカソードの電位よりも低
くなってアノード電流が保持電流を下回った時点で遮断
状態になる。サイリスタS1 〜S3 が遮断状態になる
と、整流回路2Aからバッテリ3への充電電流の供給が
再開される。これらの動作の繰り返しにより、バッテリ
3の端子電圧が調整値以下に保たれる。トランジスタT
R1 が遮断状態になることにより調整値切替え回路のト
ランジスタTR2 も遮断状態になるため、バッテリ電圧
の調整値は第1の値に切り替わる。 【0026】上記のように、バッテリ電圧の調整値を第
1の値と第2の値とに切り替える調整値切替え回路を設
けて、調整動作が行われていないとき(トランジスタT
R1が遮断状態にあってサイリスタS1 〜S2 が導通し
ていないとき)に調整値を第1の値とし、調整動作が開
始された時に該調整値を第2の値とするようにすると、
バッテリ電圧VB は、バッテリに接続された負荷の大小
の如何に係わりなく、第1の調整値と第2の調整値との
間を変化する三角波形となる。 【0027】図4(C)は、本発明に係わる充電装置を
用いた場合のバッテリ電圧の波形を定格負荷時と軽負荷
時とについて示したもので、同図においてVs1及びVs2
はそれぞれバッテリ電圧の調整値の第1の値及び第2の
値、VB 及びVB ´はそれぞれ定格負荷時及び軽負荷時
のバッテリ電圧である。定格負荷時のバッテリ電圧の平
均値はVav、軽負荷時のバッテリ電圧の平均値はVav´
となり、負荷の変化に伴うバッテリ電圧の平均値の変化
は僅かとなる。また軽負荷時には定格負荷時よりもバッ
テリ電圧の平均値が僅かに低くなり、軽負荷時に過充電
状態が生じるのが防止される。 【0028】図1に示した例では、抵抗R9 を、スイッ
チ駆動回路2B2の抵抗分圧回路の下辺の抵抗R8 に対し
て並列に接続したり、該抵抗R9 を抵抗R8 から切り離
したりすることにより、バッテリ電圧の調整値を切り替
えているが、図2に示すように、スイッチ駆動回路2B2
の抵抗分圧回路の上辺の抵抗R7 に対して並列に抵抗R
9 を接続したり、該抵抗R9 を抵抗R7 から切り離した
りすることにより、調整値を切り替えるようにしてもよ
い。図2に示した例では、トランジスタTR1のコレク
タと抵抗R1 〜R3 の共通接続点との間にリレーコイル
RYが接続され、抵抗R9 は該リレーに設けられた常閉
接点Rybを介して抵抗R7 の両端に並列接続されてい
る。リレーコイルRY及び接点Rybを有するリレーと、
抵抗R9 とにより、調整値切替え回路2Cが構成されて
いる。 【0029】図2に示した例では、トランジスタTR1
が遮断状態にあるとき(調整動作が行われていないと
き)にリレーコイルRYが消勢状態にあるため、抵抗R
9 が抵抗R8 に接続されている。このときバッテリの調
整電圧は第1の値にある。バッテリ電圧が第1の値の調
整値に達してトランジスタTR1 が導通すると、リレー
コイルRYが励磁されるため、接点Rybが開いて抵抗R
9 を抵抗R7 から切り離す。これにより調整値が第1の
値よりも小さい第2の値に切り替わる。その他の点は図
1に示した例と同様である。 【0030】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、調整値
切替え回路を設けて、トリガ信号供給用スイッチが遮断
状態にあるときに調整値を第1の値とし、トリガ信号供
給用スイッチが導通して調整動作が開始されたときに、
調整値を第2の値まで低下させるようにしたので、バッ
テリに接続されている負荷の大小の如何に係わりなく、
バッテリ電圧の波形を、第1の値の調整値と第2の値の
調整値との間を変化する三角波形とすることができ、軽
負荷時にバッテリ電圧の平均値が高くなるのを防いで、
バッテリの過充電が生じるのを防止することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わるバッテリ充電装置の構成例を示
した回路図である。 【図2】本発明に係わるバッテリ充電装置の他の構成例
を示した回路図である。 【図3】従来のバッテリ充電装置の構成例を示した回路
図である。 【図4】(A)ないし(C)は、従来のバッテリ充電装
置による場合と、本発明に係わるバッテリ充電装置によ
る場合とについて、バッテリ電圧の変化を示した波形図
である。 【符号の説明】 1 磁石式交流発電機 2 制御整流回路 2A ダイオードブリッジ全波整流回路 2B サイリスタ制御回路 2B1 トリガ信号供給用スイッチ 2B1 スイッチ駆動回路 2C 調整値切替え回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/14 H02P 9/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内燃機関により駆動される磁石式交流発
    電機と、前記磁石式交流発電機の出力が交流入力端子間
    に印加され、直流出力端子間にバッテリが接続されるダ
    イオードブリッジ全波整流回路と、前記整流回路のブリ
    ッジの下辺を構成する複数のダイオードにそれぞれ逆並
    列接続されたサイリスタと、前記整流回路の直流出力端
    子間の電圧に応じて前記サイリスタを制御するサイリス
    タ制御回路とを備えて、前記整流回路の直流出力端子間
    に接続されたバッテリを充電するバッテリ充電装置にお
    いて、 前記サイリスタ制御回路は、 前記整流回路の正極性側出力端子と前記サイリスタのゲ
    ートにつながる回路との間に設けられて、導通した際に
    前記整流回路の正極性の直流出力端子側から前記サイリ
    スタにトリガ信号を与えるトリガ信号供給用スイッチ
    と、 前記整流回路の直流出力端子間の電圧が調整値を超えた
    ときに前記トリガ信号供給用スイッチに駆動信号を与え
    て該トリガ信号供給用スイッチを導通させるスイッチ駆
    動回路と、 前記トリガ信号供給用スイッチが遮断状態にあるときに
    前記調整値を第1の値とし、前記トリガ信号供給用スイ
    ッチが導通したときに前記調整値を前記第1の値よりも
    小さい第2の値に切り換える調整値切替え回路と、 を具備していることを特徴とする磁石式交流発電機を電
    源としたバッテリ充電装置。
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