JP3125086U - 側溝の蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】開渠部を有する側溝において、コンクリート製の蓋と、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋との組み合わせにより前記開渠部の開口が塞がれており、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋を、前記コンクリート製の蓋より面積が小さくすることにより、レジンコンクリート製の蓋を簡単に持ち上げることが可能、また、排水効率も充分に確保することができる側溝を提供することを目的としている。
【解決手段】開渠部を有する側溝において、コンクリート製の蓋と、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋との組み合わせにより前記開渠部の開口が塞がれており、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋は、前記コンクリート製の蓋より面積が小さいことを特徴とする側溝の蓋。
【選択図】 図1

Description

この考案は、雨水などを流すために施工される側溝の蓋に関するものである。
道路に沿った場所など、様々な場所に雨水などを流すために側溝が施工されている。従来、側溝の多くは断面がU字型をしたコンクリート製ブロックを用いて施工されたものが多かったが、近年、上面の一部が暗渠で他の部分が開渠となり、下側が開いた自由勾配側溝用のブロックを用いて施工された側溝が多くなっている。
このような側溝用ブロック110は、従来例を示す図6および図7のようにインバートコンクリート118が現場で打設されて、側溝100の底面となるようにした、下方119が開いた逆U字型の断面の長細いコンクリート製のブロックである。この側溝用ブロック110を用いて施工した側溝100は、従来のU字溝と異なり底面に自由な高さでインバートコンクリートを現場で打設することができる。したがって、側溝の底面の勾配を自由に変えることが可能となっている。
そして自由勾配側溝用ブロック110の上部(天場、上面)112は、長手方向の中央付近が上面に開口102の形成された開渠105となっており、その他の部分(開渠の両側)はコンクリート製の上面により塞がれた暗渠103となっていることが一般的である。
上面に形成された開口102は流れの方向に延びた長方形であり、その長辺となる両縁には、上面112から1段凹んだ蓋受け用の縁111が設けられている。そして、側溝100を施工した後は、蓋受け用の縁111にコンクリート製の蓋120が掛かるように載せることにより開口102を塞ぐことができる。
上記開口に取り付けられる従来のコンクリート蓋には、奥行き35mm以上の切欠き部が形成されている。この切欠き部は、道路上の雨水を側溝の中に落とす目的もあるが、蓋を開閉するための目的もあった。
このように、雨水の飲み込みができ、また、手の甲が入る程度の切欠きを蓋に設けておくことがメンテナンスなどのために必要なのであるが、この切欠きに歩行者がつまずいて転倒することがある。あるいは、女性の歩行者がハイヒールのかかとを落とすなどの事故も多い。そこで、特開2001−3440公報(特許文献1参照)においては、このようなトラブルを未然に防止することを目的としている。
すなわち、自由勾配側溝などの開渠部に設けられた開口102を、コンクリート製の蓋120と、それより長さの短いグレーチング蓋121の組み合わせで覆うようにしたものである。
このようにすると、コンクリート蓋120の切欠きを小さくするか、あるいは無くしてもコンクリート蓋120を持ち上げることが可能となり、また、排水効率も充分に確保することができるようになる。
また、従来のように、グレーチング蓋121に多大な費用をかけずに排水効率の良い側溝を提供することも可能としている。
特開2001−3440公報
しかしながら、グレーチング蓋121により開口102を覆うと、グレーチング蓋121を通して雨水が側溝100に排水されるので路面の排水効率を高くできるものの、コンクリート蓋に比べると歩きにくいという問題があった。
また、グレーチング蓋121は鋼製であるため、やはり維持管理のための側溝清掃に際して作業者の負担が大きく、その軽減が求められていた。
この考案は、これらの問題を解決するものであり、開渠部を有する側溝において、コンクリート製の蓋と、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋との組み合わせにより前記開渠部の開口が塞がれており、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋を、前記コンクリート製の蓋より面積が小さくすることにより、レジンコンクリート製の蓋を簡単に持ち上げることが可能、また、排水効率も充分に確保することができる側溝を提供することを目的としている。
また、従来のように、グレーチングに多大な費用をかけずに排水効率の良い側溝を提供することもこの考案の目的としている。
このため、この考案の側溝の蓋においては、開渠部を有する側溝において、コンクリート製の蓋と、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋との組み合わせにより前記開渠部の開口が塞がれており、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋は、前記コンクリート製の蓋より面積が小さいことを特徴としている。
このように、面積の小さいレジンコンクリート製の蓋などの貫通孔を有する蓋を側溝本体に載せて開口を蓋する構造を採用することにより、コンクリート蓋に切欠きを設けるよりも排水効率は高くなる。また、レジンコンクリート製の蓋であれば非常に軽いので手でも簡単に取り外すことができる。したがって、レジンコンクリート製の蓋を取り外した後にコンクリート製の蓋に手を掛けることにより、コンクリート製の蓋の切欠きが小さくても、あるいは切欠きがなくてもコンクリート製の蓋の裏側に手の甲まで入るので、簡単に持ち上げることができる。
コンクリート蓋の着脱用に治具を用いる場合は、切欠きがある方が望ましいが、この考案では、手が入るほどでなくて良いので、躓いたり、ヒールが落ちることのない2cm以下にすることができる。
この考案の側溝の蓋においては、前記レジンコンクリート製の蓋が、上下貫通孔が下向きに拡がるテーパ状断面を備えていることをも特徴としている。
したがって、貫通孔が目詰まりしにくく、また貫通孔が目詰まりしても裏側から突き出して簡単に除去することができる。
この考案の側溝の蓋においては、前記レジンコンクリート製の蓋が、上面に所定の間隔で複数の滑り止め突起が形成されていることをも特徴としている。
したがって、レジンコンクリート製の蓋の上面に所定の間隔で設けた複数の滑り止め突起により、非常に歩き易い状態の蓋を開口に施すことができる。
この考案の側溝の蓋においては、前記レジンコンクリート製の蓋は、所定の間隔で複数の樹脂ロッド製補強筋が内蔵されていることをも特徴としている。
したがって、レジンコンクリート製の蓋の強度を保持することができるばかりでなく、レジンコンクリート製の蓋の軽量化をも何ら阻害することがなく、非常に軽量な側溝の蓋を提供することが可能である。
また、側溝用ブロックの型枠と比べると、蓋の型枠を新しくするコストは微々たるものであるため、レジンコンクリート製の蓋を所定の型枠で成形することにより、施工済みの側溝にもこの考案を適用することができるようになる。
この考案は、以上のように、開渠部を有する側溝において、コンクリート製の蓋と、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋との組み合わせにより前記開渠部の開口が塞がれており、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋を、前記コンクリート製の蓋より面積が小さくすることにより、レジンコンクリート製の蓋を簡単に持ち上げることが可能、また、排水効率も充分に確保することができる側溝を提供することが可能となった
また、従来のように、グレーチングに多大な費用をかけずに排水効率の良い側溝を提供するができる。
以下に図面を参照してこの考案の側溝の蓋の実施の形態を詳細に説明する。
図1はこの考案の側溝の蓋の平面図、図2はその側面図、図3はその正面図、図4は自由勾配側溝用のブロックへこの考案の側溝の蓋を取り付けた状態の断面図、図5はその平面図である。
図1ないし図3に、この考案に係る側溝の蓋11を示してある。この側溝の蓋11は、これから側溝用ブロックを用いて施工する側溝、および、既に側溝用ブロックを埋設して施工された側溝に取り付けられる。
図1ないし図3に示した側溝の蓋では、長さlが100mmの1枚のレジンコンクリート製の蓋11により側溝上面の開渠部の開口を塞いでいる。そして、このレジンコンクリート製の蓋11は、開渠部の開口の大部分を塞ぐコンクリート製の蓋より面積が小さいことが必要である。
また前記レジンコンクリート製の蓋11はほぼ中央にその幅方向に沿って形成された上下貫通孔12を備え、また該上下貫通孔12は下向きに拡がるテーパ状断面に成形されている。
このように、面積の小さいレジンコンクリート製の蓋11を側溝本体に載せて開口を蓋する構造を採用することにより、コンクリート製の蓋11に切欠きを設けるよりも排水効率は高く、また、レジンコンクリート製の蓋11であれば非常に軽いので手でも簡単に取り外すことができる。
上記レジンコンクリートは、骨材として砂、砂利、軽量骨材などを使用することはセメントコンクリートと同じであるが、結合材としてセメントなどの鉱物質結合材ではなく、熱硬化性樹脂、一般的には不飽和ポリエステル樹脂を使用しており、軽量化が図られている。もちろん、不飽和ポリエステル樹脂以外のエポキシ樹脂その他の熱硬化性樹脂を使用することもできる。
したがって、レジンコンクリート製の蓋11を取り外した後にコンクリート製の蓋に手を掛けることにより、連設したコンクリート製の蓋の切欠きが小さくても、あるいは切欠きがなくてもコンクリート製の蓋の裏側に手の甲まで入るので、簡単に持ち上げることができる。
また、上下貫通孔12を下向きに拡がるテーパ状断面に成形することにより、貫通孔12が目詰まりしにくく、また貫通孔12が目詰まりしても裏側から突き出して簡単に除去することができる。
この考案の側溝の蓋においては、前記レジンコンクリート製の蓋11は、上面に所定の間隔で複数の滑り止め突起13が形成されている。この滑り止め突起13は、レジンコンクリート製の蓋11の成形時に一体的に形成することができる。
したがって、レジンコンクリート製の蓋11の上面に所定の間隔で設けた該複数の滑り止め突起13により、ハイヒールでも滑りにくい、非常に歩き易い状態の蓋を開口に施すことができる。
この考案の側溝の蓋においては、前記レジンコンクリート製の蓋11は、所定の間隔で複数の樹脂ロッド製補強筋14が内蔵されている。樹脂ロッド製補強筋14としては、ガラス繊維強化樹脂ロッドや、CFRPロッド(高強度炭素繊維をエポキシ樹脂をマトリックスとして引抜き成形でロッド状に加工した緊張材・鉄筋代替材)、その他の高強度繊維を樹脂でロッド状に固めたものが利用できる。
したがって、レジンコンクリート製の蓋11の強度を保持することができるばかりでなく、レジンコンクリート製の蓋の軽量化をも何ら阻害することがなく、非常に軽量な側溝の蓋を提供することが可能である。
さらにこの考案の側溝の蓋においては、前記レジンコンクリート製の蓋11は、図4および図5に示すように、開渠部22を有する側溝21において、コンクリート製の蓋23と、上下貫通孔12を備えたレジンコンクリート製の蓋11との組み合わせにより前記開渠部22の開口に取り付けられる。
そして、図示したように、上下貫通孔12を備えたレジンコンクリート製の蓋11は、前記コンクリート製の蓋23より面積が小さく、一対のコンクリート製の蓋23の中間に収納固定されている。
レジンコンクリート製の蓋11の底面は、その幅方向の端が弧状にR加工してあり、同様に側溝21の開渠部22の両端も上記Rに対応するR加工が施されている。24はレジンコンクリート製の蓋11の底面に形成した段差で、レジンコンクリート製の蓋11を車の通行などで傾かないようにして、確実に側溝21の開渠部22の所定位置に保持するためのものである。
以上、この考案を自由勾配側溝用のブロックを用いて施工された側溝について説明してきたが、自由勾配側溝用のブロックを用いて施工された側溝以外のU字溝、その他の側溝に適用できることはいうまでもない。
この考案の側溝の蓋の平面図である。 その側面図である。 その正面図である。 自由勾配側溝用のブロックへこの考案の側溝の蓋を取り付けた状態の断面図である。 その平面図である。 従来の側溝を示す平面図である。 従来の側溝を示す断面図である。
符号の説明
11 レジンコンクリート製の蓋
12 上下貫通孔
13 滑り止め突起
14 樹脂ロッド製補強筋
21 側溝
22 開渠部
23 コンクリート製の蓋
24 段差

Claims (4)

  1. 開渠部を有する側溝において、コンクリート製の蓋と、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋との組み合わせにより前記開渠部の開口が塞がれており、上下貫通孔を備えたレジンコンクリート製の蓋は、前記コンクリート製の蓋より面積が小さいことを特徴とする側溝の蓋。
  2. 請求項1において、前記レジンコンクリート製の蓋は、上下貫通孔が下向きに拡がるテーパ状断面を備えていることを特徴とする側溝の蓋。
  3. 請求項1または2において、前記レジンコンクリート製の蓋は、上面に所定の間隔で複数の滑り止め突起が形成されていることを特徴とする側溝の蓋。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記レジンコンクリート製の蓋は、所定の間隔で複数の樹脂ロッド製補強筋が内蔵されていることを特徴とする側溝の蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019049191A (ja) * 2018-10-12 2019-03-28 西松建設株式会社 切削セグメント

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