JP3124231B2 - 車両、特に鉄道車両用パンタグラフ - Google Patents

車両、特に鉄道車両用パンタグラフ

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ドイチェ・フォルシュングスアンスタルト・フュール・ルフト−ウント・ラウムファールト・アインゲトラーゲナー・フェライン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流の供給をうけ
る駆動装置を具備し、電流を導く架線から車両に電流を
伝える摺り板(Schleifkoerper)を備え、架線に向けら
れた摺り板の接触面の少なくとも一部に炭素を含有す
る、車両、特に鉄道車両用パンタグラフに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道、地下鉄、路面電車およびトロリー
バスのような人の輸送に使用する車両は、電気駆動装置
用の電流を摺り板上方の電線から取っている。架線は、
車線の上を走っている高架電線を第1に、そして第2に
車線内または車線の横に配置されているレール、すなわ
ち導電レールでもよい。摺り板は、走行中の確実な電流
伝達を保証するために、できるだけ永続的に架線と密着
させる必要があり、そのために摺り板の接触面を架線に
密着させておくために、できるだけ一様な押し上げ力を
必要とする。250km/hを超えるような速度で走行
する高速列車の場合のように、摺り板が架線に沿って高
速で運動するときに、摺り板と架線の密着が問題にな
る。このような速度の下では、摺り板が架線から乖離す
るのが認められ、火花浸食による摺り板の磨滅が促進さ
れる。このような乖離を防止するために、特にパンタグ
ラフの大きな質量に関連した大きなエネルギー使用量と
結びつけ、高い押し上げ圧力を作りださねばならない。
この種の高速列車の従来のパンタグラフは2組の摺り板
枠縁から作られており、これらは支持架台に互いに平行
に配置され、架線に対しほぼ垂直に縦長に並んでいる。
黒鉛製の滑り枠縁はアルミニウム製のU字状支持溝の中
で支持架台に固定されている。支持架台自体は腕の形を
したバランス装置取り付け金具の上で車両と結合されて
いる。
【0003】摺り板に使用した黒鉛材料は技術水準によ
っては激しい消耗を示す。磨滅による消耗部分は架線と
の摩擦接触によるもので、一方酸化による消耗部分は走
行中摺り板が架線から短時間乖離した際の火花の発生に
より生じる。さらなる問題は黒鉛材料の強度が低いこと
で、このため黒鉛枠縁の取り付け金具に溝部材を必要と
する。これに関連して、黒鉛枠縁は安定性の面から十分
認識することが第1であり、そして第2に黒鉛材料につ
いて一定の消耗までは十分な接触を保証するためには、
黒鉛枠縁の十分な高さが使われずに残っていることが問
題になる。黒鉛材料の消耗は、例えば、発熱を伴う高速
下の運転、並びに黒鉛表面が氷結によりきわめて平坦で
ない架線と対置するような寒冷下の運転の様に極端な条
件の下ではかなりのものになる。さらに溝支持体の中の
黒鉛枠縁の取り付け金具により気流に不利な形になり、
これが特に高速走行下で高い空気抵抗を持たせ且つ騒音
を発生させる原因になる。さらに、従来の摺り板が提示
する問題には、黒鉛枠縁とアルミニウム製溝支持体の間
にさまざまな温度膨張係数が存在することである。ここ
からこれら様々な成分の高価な化合物が生じ、それに応
じて費用がかかる。電流の遮断に導く、摺り板から架線
が時々乖離する現象に対処するために、すでに述べたよ
うに各パンタグラフには2組の摺り板が備えられてお
り、摺り板は平衡装置と相互に結合され、少なくとも一
つの摺り板が架線に接触するように保証されている。
【0004】米国特許第4,339,021号には、炭素繊維強
化炭素材製の摺り板から構成されている列車用パンタグ
ラフが開示されている。
【0005】さらに、特開昭63-140050号公報には、金
属粉末と黒鉛粉末の混合物に銅を被覆した炭素繊維を5
〜15重量%添加し、得られた混合物を圧縮し、焼結す
る集電材料が開示されている。炭素繊維は長さ0.2〜
10mmでコーティング厚さ1〜10μmのものが好ま
しい。
【0006】ドイツ公開特許公報第39 33 039号は、炭
素マトリックスおよび炭素強化繊維からなる耐酸化性C
FC複合材の製造方法を開示している。この複合材はま
ず炭化し、続いて液状金属珪素を浸透させ、気孔空間で
炭素マトリックスおよび炭素繊維と反応させて炭化珪素
を形成する。この方法により耐酸化性は改善されるが、
強化繊維がひどく傷められるので、準延性が低下する。
【0007】ドイツ公開特許公報第39 33 039号に開示
されている方法と比肩できる方法としては、特に宇宙飛
行用の耐酸化性部材の製造法として知られているドイツ
公開特許公報第41 36 880号記載の方法がある。
【0008】空気力学を考慮して形成された高速パンタ
グラフ用摺り板は、ドイツ公告特許公報第28 30 027号
に開示されている。この摺り板はCu−炭素、CuCd
あるいはNiAgから形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,339,021
号から明らかになっている技術水準、すなわち車両に電
をうける駆動装置を具備し、電流が流れている架線か
ら車両に電流を伝える摺り板を備え、該摺り板は炭素繊
維強化炭素材を基材とする複合材からなる架線への電流
伝達領域を少なくとも一つ有する、車両、特に鉄道車両
用パンタグラフを開示している技術水準から出発する
と、本発明の課題は基本的には、この技術水準と比較し
て消耗現象が本質的に低減しており、また極端な運転条
件下でも改良された集電機能を示す、車両、特に鉄道車
両用パンタグラフの開発を進めることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】米国特許第4,339,021号
に関連して先に示したように、パンタグラフに関するこ
れらの課題は、液状珪素を浸透させ且つ炭素と反応させ
ることにより形成された炭化珪素と、その長さ方向が通
電方向と合致しているピン、繊維、フォイルまたはテー
プの形態の良導電性材料とを電流伝達領域に挿入する
(einlagern)ことにより解決される。炭素繊維強化炭
素材を基材とする複合材を使用することにより、黒鉛と
比較して、特に極端な走行条件の下で高い耐磨耗性が得
られ、さらにこの材料により黒鉛とは対照的に摺り板の
重量、ひいてはパンタグラフの重量を低減できる。質量
が本質的に小さいために架線に摺り板を押し付けるため
には、わずかな押し上げ力を使わねばならない。動力学
的力が小さいことから、架線沿いの凹凸が摺り板へぶつ
かる力も低下し、高速の下でも摺り板は架線との一様な
接触を維持できる。さらに、この種の摺り板は固有の高
い安定性を持っているので、摺り板を保持し導くための
高価な溝部材を必要としないことが判明した。炭素繊維
強化炭素材を基材とするこの種の複合材はその下側に固
定装置を備えているので、重量低減の他に、摺り板の高
さ全体をパンタグラフに活用できるので、高さのかなり
の部分を磨耗に利用でき、そのため耐用年数が長くなる
という利点も得られる。
【0011】さらに、高速列車で起きるような、高速下
の摺り板と架線の間の滑り接触によって生じる非常な高
温も、磨耗の促進については実質的な影響がないことが
判明した。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1により請求されたパンタ
グラフの実施態様では、摺り板の基本構造を形成する炭
素繊維強化炭素マトリックスに炭化珪素からなる層構造
体が挿入される。この種の炭化珪素層構造体は摺り板の
耐磨耗性を高める。この種の層構造体は薄く、耐磨耗性
を上げるほか、複合体の全体的強度を高める。炭化珪素
は、珪素が炭素マトリックスに浸透して、炭素マトリッ
クスの炭素と炭化珪素を形成して、炭素繊維強化炭素繊
維マトリックスとともに、高強度の複合体を形成するこ
とに特徴がある。さらに炭化珪素により摺り板の耐酸化
性が向上し、使用期間が延びる。
【0013】摺り板の耐磨耗性や重量にはできるだけ影
響を与えずに、摺り板の電気伝導度を上げるために、炭
素繊維強化炭素成形体に良導電性材料が挿入される。良
導電性材料は少量で、細い針金または繊維あるいはフォ
イルのような金属テープの形が好ましい。黒鉛で必要な
導電性を満足させる場合は、黒鉛成分が優先的に使用さ
れるが、摺り板の電気特性をさらに改善する必要がある
場合やさらに高度の消耗防止を要求される場合は、金属
成分が優先的に加えられる。
【0014】最大寸法を有する導電性向上成分が、摺り
板の接触表面もしくは架線の表面に対し垂直に配向して
いるのが好ましい。摺り板に金属を導入する方法として
は、前述の方法で作られたC/C−SiC部材におい
て、後に摺り板接触面になる面に対し垂直なボーリング
孔を用意し、これに、例えば溶融銅を充填する方法があ
る。ここで、C/C−SiC部材がある形状で使用さ
れ、同時に接触板の集電側の反対側に位置する接触面の
気孔または貫通開口部の充填範囲内に溶融銅を注入す
る。気孔は空間占有物をCFKの生(グリーン)の成形
体に投入し、後に除去するによっても作ることができ
る。分散は、例えば、C/C部材の両側から種々の成分
を浸透させ、上述の浸透法で調節できる。さらに、C/
C−SiC成形体の残りの気孔は、例えば、溶融銅を用
いる液相浸透法により満たすことができる。
【0015】この種の摺り板の運転利用期間を延長する
ために、耐酸化性を高める炭化珪素のほかに、磨耗低減
成分を炭素繊維強化炭素材マトリックスや耐磨耗性向上
添加剤に加えることができる。これには炭化チタンおよ
び/または炭化ジルコニウムが適している。
【0016】本発明のパンタグラフの製造には、まずC
FKの生の成形体(炭素繊維強化ポリマー)を作り、こ
れをパンタグラフの形状に合わせる方法が適している。
続いて熱分解によりポリマーマトリックスを炭素に転換
し、多孔性C/C部材を形成する。熱分解後C/C部材
に残った空洞は液状金属で満たす(液相浸透)。液状珪
素は炭素マトリックスおよび炭素繊維とも反応し炭化珪
素を形成する。
【0017】炭化チタンおよび/または炭化ジルコニウ
ムの添加はCFKの生成形体の成形段階で行うことがで
き、その際添加位置を変更することにより添加剤分布が
傾斜したC/C−SiC部材を作ることができる。添加
は粉末の形で行ってCFKの生成形体の炭素繊維組織に
ちりばめるか、あるいは添加剤としての樹脂をCFKの
生成形体の製造の際にラミネート法または注入法を介し
て行うことができる。炭化チタンまたは炭化ジルコニウ
ムはごく限られた範囲の分布において最高の調整ができ
るので、各々の場合、CFKの生成形体の製造の際にこ
れらの成分を添加することは好ましい方法である。
【0018】摺り板の高電気伝導度、高強度、良好な耐
酸化性および低重量の間でバランスをとり最適化を計る
ために、摺り板質量に対する炭化珪素および添加した磨
耗低減成分の含有量を15〜50%とし、その際未結
合、すなわちフリーの珪素の含有量を部材質量の0〜1
0%とする。また炭化珪素のみでパンタグラフの耐磨耗
性と耐酸化性を上げる場合、炭化珪素は15〜50%の
範囲が有効である。
【0019】電気伝導度を引き上げる成分は摺り板に加
えることができるので、電流取り出し面に相対している
接触面の個々の層におけるその成分の容積分率を変える
ことができ、その際この成分の濃度は架線に向けられて
いる表面層の領域で最高になるようにすべきである。こ
れにより表面層の領域における電気伝導性並びに表面層
の耐酸化性が高められ、最終的にはすり減った摺り板で
も集電側の領域が磨耗を受けず、摺り板の安定性を最高
の状態にすることができる。
【0020】繊維、ピンおよび/またはテープとして使
用される良導電性材料は、横断面の寸法がフォイルでは
0.1〜0.5mm、テープやピンでは1〜5mmの範囲
にあるのがよい。良導電性材料は摺り板の限定された部
分に導入する。
【0021】良導電性材料としては銅を挙げることがで
きる。
【0022】導電性向上成分を用いると、摺り板を個々
のゾーンに区分することができ、その際摺り板の伝導性
向上ゾーンまたは面は、すでに説明したように、架線ま
たは接触表面に垂直および殊に滑り方向に垂直になるよ
うにするのが好ましい。この種のゾーンを挿入して導電
性を高めるためには、前記針金、薄板またはフォイルと
異なり大容量の挿入が好ましい。すなわち前記針金、薄
板またはフォイルの場合は、例えば、少量の取り扱いの
容易な部品を用いて接合する簡単な製造法によりこの種
の構造が作られるという利点がある。例えば、炭化珪素
を充填しているのが好ましい炭素繊維強化炭素材ゾーン
と黒鉛ゾーンとを交互に配置すると、一方では良導電性
を維持し、他方では消耗性にプラスの影響を与えること
ができる。
【0023】高導電性のゾーンは1〜5mmの厚さを持
ち、ゾーン間の平均距離は5〜10mmの範囲にある。
すなわち、幅が約40mmの摺り板はこの種の高導電性
ゾーンを2個または3個具備することができる。
【0024】本発明のパンタグラフは、一体型工法で作
ることができる摺り板に特徴があるので、摺り板に気流
に有利な特徴をもたせることが可能である。高速鉄道用
パンタグラフでは、この摺り板は騒音の抑制を確実なも
のにし、さらに滑り線沿いの一様な接触に負の作用があ
る摺り板領域内のふれまわしを低下させる。さらに、従
来技術では支持溝部材が必要であるにもかかわらず、摺
り板がそのような特徴を持っているので、速度が増加し
た場合摺り板は架線に対する接触面に向上した押し上げ
圧力を受ける可能性がある。これには、反対側の電流取
り出し側よりも接触面の方に強い湾曲を持ち、したがっ
て、架線に向かって減圧が生じる、飛行機の主翼の断面
のような形が適合している。さらに、材料強度が高いこ
とから、中空断面の形をした摺り板を作ることができ、
これは質量低減に伴う利点が得られる。中空摺り板を含
むこの種の特徴のある摺り板の製造には次のような方法
が適している。すなわち、生の状態の炭素繊維強化炭素
複合材を作り、続いて液状珪素を浸透させ、さらに熱処
理して炭化珪素からなる層構造を形成させ、硬化させ
る。この方法により後処理を必要としない、最終形状を
有する高強度の摺り板が得られる。もちろん生の状態で
は、成形体を望みの形状に容易に合わせることができ
る。
【0025】車両、特に高速列車は走行方向が一方向に
固定されていないので、接触面すなわち架線に垂直な方
向の軸の周りを摺り板が回転でき、摺り板の断面を走行
方向に合致させるように回転させることは、摺り板の気
流に有利な断面と組み合わせると特に有利である。これ
は調整駆動装置、例えば電気サーボモーターにより行う
ことができる。
【0026】
【発明の効果】前記実施態様から明らかなように、本発
明のパンタグラフによると、2個の摺り板を用いている
従来の方法とは異なり、各パンタグラフは1個の摺り板
で済ますことができ、軽量で、良好な接触特性およびそ
れらから得られる架線に沿った静かな走行および滑り接
触に関して利益を得ることができる。
【0027】
【実施例】本発明のさらなる利点は以下の図面による実
施例の説明により明らかになるであろう。
【0028】図1に概略示すように、パンタグラフは架
線2に沿って架線と滑り接触する摺り板1を具備してい
る。摺り板1は継ぎ手3を介してアーム4に固定され、
アーム4は一方では継ぎ手3の反対側の端にある取り付
け金具5で車両側の支持枠6と結合されている。摺り板
1は油圧または空気圧要素7を介して架線2に接触して
おり、要素7は支持枠6とアーム4の間で契合され、架
線2への摺り板1の必要な押し上げ圧を保証している。
摺り板1の接触面8は継ぎ手3により、運転中架線に対
し平坦になる。
【0029】摺り板1は翼の形をしており、その縦方向
が架線2を横断している。架線2方向の幅は約20〜3
0cmで、枠縁状の摺り板1の長さが選択されているの
で、架線2に対し偏心的な摺り板1も架線との接触を維
持している。通常架線は斜め且つジグザグな形に張られ
ているので、架線は走行中摺り板上であちこちに移動す
る。
【0030】さらに、アーム4に取り付けられた摺り板
1は軸9の周りで回転矢印10の方向に電気サーボモー
ター11の上で向きを変えかつ固定することができる。
サーボモーター11を介して、架線2に沿って車両の走
行方向に応じて、摺り板は180度回転する。これは架
線2の方向または走行方向において摺り板1の横断面が
様々な形に見え、したがって横断面が走行方向により回
転できる場合は特に有利である。
【0031】パンタグラフの摺り板1は、図2に示すよ
うに、炭素繊維強化炭素成形体12から作られている。
この成形体12は横方向の繊維13と縦方向の繊維14
からなる炭素繊維構造を持っている。この繊維成形体
は、まず摺り板1の最終形状に対応した形に作り、さら
に液状珪素を浸透させ、炭素マトリックス中の炭素と珪
素が反応してできた炭化珪素15で最終的には満たさ
れ、強い結合が得られる。さらに、層15には粉末状添
加剤16が加えられ、成形体12は銅ピン29を備えて
いる。炭素繊維強化炭素成形体12を使用したこの摺り
板は、図2で特に誇張して示している個々の炭化珪素層
構造により耐磨耗性が向上した、軽くて形状の安定した
構造を持っている。さらに、添加された銅ピン29によ
り導電性が向上する。炭素繊維強化炭素成形体12の下
側にはアルミニウム製の接触板が予め用意されており、
この板から電流が取り出される。さらに炭素繊維強化炭
素成形体12には、図2に示すように、モデルとして概
略を示す炭素繊維からなる3つの組織層18が、接触面
8および縦方向に延びた架線2に対し垂直に挿入されて
いる。この組織層は架線に対し垂直に形成されるのが好
ましい。炭素繊維強化炭素成形体12による接触面8か
ら摺り板の下側19まで一貫して良好な電気接触は、炭
素繊維強化炭素成形体12に作られている孔の中に液状
の銅を満たして作られる、金属のピンまたは棒状部材2
9を挿入することにより達成される。これにより良好な
通電が保証される。このために接触板17は個々の金属
ピン29を互いに結合することができ、ピンと同様に銅
で作ることもできる。
【0032】図2に示す摺り板構造体を用いることによ
り、走行中に作用する動力学的力の少ない、軽くて、高
強度の配置が得られ、調整要素7の上でアーム4に作用
する押し上げ力を比較的小さく保つことができる。
【0033】図3には、図2の構造に対応して炭素繊維
強化炭素成形体12の空洞に、炭化珪素と場合によって
は伝導性添加剤が充填される配置を示す。この炭素繊維
強化炭素成形体には接触面8に対し垂直にそして架線2
を横断して3枚の薄い黒鉛薄板または黒鉛フィルム20
が使用されている。この黒鉛薄板は摺り板1の接触面8
から下側19への電流の流れを良くするために用いる。
図3の実施態様では、図2の伝達板17は使用されな
い。すなわちこの伝達機能は炭素繊維強化炭素成形体1
2の下部領域が受け持つからである。とはいうものの、
図3の実施態様の下側19には図2に示すような接触板
17を追加して設けてもよい。
【0034】図1の3によって説明されているように、
摺り板を具備したパンタグラフは、例えば、高速列車用
のパンタグラフのような高速での使用に適しているの
で、図4の6に示すように、断面が気流に有利な特性を
持っている。
【0035】図4に示すように、気流断面図21は中線
22について対称になっており、丸くなった気流先端部
23と反対側の端に位置するシャープな気流終端部24
を持ち、矢印25は走行に伴って生ずる風の流れる方向
を示している。この断面図によると摺り板の周囲には渦
のない気流が流れている。このような断面図をそれぞれ
の走行方向または気流方向25に適合するために、図1
で説明したように、摺り板はサーボモーター11の上で
回転することができる。
【0036】図5は図4の断面図とは反対に中線22に
関して上側すなわち接触面8の方が下側19より大きく
弓形に丸く突き出ている気流断面図26を示している。
これにより断面図の周囲を流れる空気により接触面8に
減圧が生じ、これが摺り板1を架線2に押し付け、その
際この減圧とそれに伴う押し上げ力が車両の速度上昇と
ともに高められる。
【0037】図6には接触面8に垂直な方向に比較的分
厚い断面を有する断面図を示している。この図では伝達
板17は伝達板17によりいかなるふれまわしを起こさ
ないために、伝達板が断面図の外部形状に適合するよう
に、配置されている。さらに固定要素28が伝達板17
の下側から出っ張っており、この固定要素28を長くす
ると、回転軸9の周りで断面を図1のサーボモーター1
1を介して走行方向に応じて回転できることを暗示して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】架線に接した集電用パンタグラフの概略図であ
る。
【図2】架線に密着した摺り板の内部構造を示してい
る、摺り板の部分切り欠き概略図である。
【図3】複合体、すなわち摺り板に挿入されている個々
の黒鉛薄板または黒鉛層を示す概略図である。
【図4】摺り板の気流に有利な断面の略図である。
【図5】摺り板の気流に有利な別の断面図である。
【図6】支持板を有する摺り板の断面図である。
【符号の説明】
1 摺り板 2 架線 3 継ぎ手 4 アーム 5 取り付け金具 6 支持枠 7 油圧または空気圧要素 8 接触表面 11 サーボモーター 12 炭素繊維強化炭素成形体 13 横方向の繊維 14 縦方向の繊維 15 炭化珪素 16 添加剤 17 接触板/伝達板 18 炭素繊維組織層 20 黒鉛薄板/黒鉛フィルム 21 気流断面図 26 気流断面図 27 気流断面図 28 固定要素 29 銅ピン
フロントページの続き (73)特許権者 596100111 ドイチェ・フォルシュングスアンスタル ト・フュール・ルフト−ウント・ラウム ファールト・アインゲトラーゲナー・フ ェライン DEUTSCHE FORSCHUNG SANSTALT FUER LUFT − UND RAUMFAHRT E. V. ドイツ連邦共和国、51147 ケルン、リ ンダー・ヘーエ(番地なし) LINDER HOEHE, 51147 KOELN, GERMANY (72)発明者 ヴァルター・クレンケル ドイツ連邦共和国、71634 ルートヴィ ッヒスブルク、マルクグレーニンガース トラーセ 49 (72)発明者 ベルンハルト・ハイデンライヒ ドイツ連邦共和国、70193 シュツット ガルト、フォイエルラインストラーセ 4 (56)参考文献 特開 昭63−140050(JP,A) 特開 昭61−245957(JP,A) 特開 平2−65603(JP,A) 特開 平5−49103(JP,A) 実開 平2−49301(JP,U) 特許144980(JP,C2)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流の供給をうける駆動装置を具備し、
    電流が流れている架線から車両に電流を伝える摺り板を
    備え、該摺り板は炭素繊維強化炭素材を基材とする複合
    材からなる架線への電流伝達領域を少なくとも一つ有
    し、且つ良導電性材料が挿入されている、車両、特に鉄
    道車両用パンタグラフにおいて、 前記電流伝達領域に、液状珪素を浸透させ且つ炭素と反
    応させることにより形成された炭化珪素が挿入されてお
    り、その際前記炭化珪素の含有率が前記摺り板(1)の
    厚さにより変わり、前記架線に向けられている前記摺り
    板(1)の表面領域(8)における含有率が最も高く、
    そしてその長さ方向が電流方向となるようにピン、繊
    維、フォイルまたはテープの形態の良導電性材料が挿入
    されていることを特徴とするパンタグラフ。
  2. 【請求項2】 前記炭化珪素(15)の少なくとも一部
    が他の摩耗低減性成分で置換されており、且つ炭化珪素
    または炭化珪素と前記他の摩耗低減性成分の含有量が摺
    り板の質量に対し15〜50%である請求項1記載のパ
    ンタグラフ。
  3. 【請求項3】 前記他の摩耗低減性成分が粉末の形態で
    挿入されている請求項2記載のパンタグラフ。
  4. 【請求項4】 前記良導電性材料(16)の含有率が前
    記摺り板(1)の厚さにより変わり、前記架線に向けら
    れている前記摺り板(1)の表面領域(8)における含
    有率が最も高い請求項1記載のパンタグラフ。
  5. 【請求項5】 前記炭化珪素(15)および/または前
    記良導電性材料(16)の含有率が材料の厚さにより傾
    斜をもって変動している請求項4記載のパンタグラフ。
  6. 【請求項6】 前記良導電性材料(16、20)が架線
    (2)の延長方向または滑り方向に対し垂直に並んでい
    る請求項1記載のパンタグラフ。
  7. 【請求項7】 前記良導電性材料(16、20)がフォ
    イル状の場合は断面寸法が0.1〜0.5mmの範囲に
    あり、テープまたはピン状の場合は断面寸法が1〜5m
    mの範囲にある請求項1または6記載のパンタグラフ。
  8. 【請求項8】 前記良導電性材料が限定されたゾーンに
    濃縮されており、前記ゾーン(20)が1〜5mmの範
    囲の厚さを有し、且つ前記ゾーン(20)相互の平均間
    隔が5〜10mmの範囲にある請求項1記載のパンタグ
    ラフ。
  9. 【請求項9】 炭化珪素および良導電性材料を含有する
    炭化繊維強化炭素材(12)を良導電性黒鉛(20)と
    組み合わせて摺り板(1)を形成する請求項1記載のパ
    ンタグラフ。
  10. 【請求項10】 前記摺り板(1)が空気力学的(2
    1、26、27)特色を持っており、走行中の向かい風
    によって前記摺り板(1)が前記架線(2)に押し付け
    られるような形状特性(26)を前記摺り板(1)が具
    備しており、且つ前記摺り板(1)の断面が中空になっ
    ている請求項1記載のパンタグラフ。
  11. 【請求項11】 前記摺り板(1)が一体型に作られて
    いる請求項1記載のパンタグラフ。
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