JP3123340B2 - Ncデータ自動作成装置 - Google Patents
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Description
ム上でNC工作機械用のNCデータを自動作成するNC
データ自動作成装置に関する。
ータの作成が不可欠であり、NCデータの作成方法とし
ては、最近、CAD(コンピュータ援用設計)/CAM
(コンピュータ援用生産)システムを利用する方法(た
とえば、特開平5−329744号公報参照)が主流に
なりつつある。
データの作成方法にあっては、NCデータを作成する際
に、ワーク形状や加工方法などからあらかじめ必要とさ
れる前加工の追加や切削条件の変更などをオペレータの
判断によって行い、NCデータを作成した後、試加工を
行って不具合が発生しないかどうかを確認し、不具合が
発生した場合はNCデータの修正を行って、不具合が発
生しなくなるまで以上の作業を繰り返していた。前加工
の追加や切削条件の変更は、たとえば、加工穴とこれの
属する面とのなす角が大きいとき、加工穴とワーク面の
段差とが干渉するとき、加工面が粗いとき、加工穴が貫
通穴であるとき、穴どうしが干渉するときなどに必要と
なる。
ステムでは、加工部位のワーク情報(面斜度、段差、面
粗度、面材質など)を入力して工程の追加や切削条件の
変更を自動決定する機能はなく、上記したようにNCデ
ータの試加工によるチェックと修正作業が必要であり、
しかもこれらはオペレータの判断によって行われるた
め、試加工や修正作業に要する工数の増大のほかに、人
的要因によるチェックやデータ修正の間違いなどが生じ
るおそれがある。
鑑みてなされたものであり、CAD/CAMシステム上
でNC加工に最適な加工工程と切削条件を自動決定しう
る機能を備えたNCデータ自動作成装置を提供すること
を目的とする。
置は、上記目的を達成するために、加工部位が属する面
に対する当該加工部位の加工方向の傾斜度を算出する手
段と、前記傾斜度に応じて、加工条件を変更するか、加
工工程を追加するか、または、現在の加工情報を維持す
るかを選択実行する手段とを有して構成されている。
ワーク面の段差との干渉の有無を判定する手段と、干渉
有りと判定されたときに、加工部位の位置を変更する
か、または、加工工程を追加するかを選択実行する手段
とを有して構成されている。
たは2に記載の装置において、前記選択実行する手段
は、加工部位が属する面の粗度に応じて、加工工程を追
加するか、または、現在の加工情報を維持するかを選択
実行することを特徴とするものである。
たは2に記載の装置において、さらに、加工部位の加工
深さと当該加工部位の加工方向のワーク厚さとを比較し
て、当該加工部位が貫通穴かどうかを判定する手段と、
貫通穴と判定されたときに、加工条件を変更する手段
と、を有することを特徴とするものである。
タと工程順序データとに基づいて、穴どうしの干渉の有
無を判定する手段と、干渉有りと判定されたときに、後
から加工される加工部位に対して干渉部分を含む範囲で
の加工条件を変更する手段とを有して構成されている。
置にあっては、加工部位が属する面に対する当該加工部
位の加工方向の傾斜度に応じて、送り速度を遅くするな
ど加工条件を変更するか、座ぐり工程などの加工工程を
追加するか、または、現在の加工情報を維持するかが選
択実行され、加工部位と面との傾斜関係で加工しやすい
加工情報が作成される。
する場合は、干渉しないように加工部位の位置を変更す
るか、または、座ぐり工程などの加工工程を追加するか
が選択実行され、加工部位とワーク面の段差との干渉関
係で加工しやすい加工情報が作成される。
て、センタもみなどの加工工程を追加するか、または、
現在の加工情報を維持するかが選択実行され、面の粗度
との関係で加工しやすい加工情報が作成される。
切削距離を補正するなどの加工条件の変更が行われ、貫
通穴であることとの関係で加工しやすい加工情報が作成
される。
加工される加工部位に対して干渉部分を含む範囲におい
て送り速度を遅くするなどの加工条件の変更が行われ、
穴どうしの干渉関係で加工しやすい加工情報が作成され
る。
に説明する。図1は本発明によるNCデータ自動作成装
置の構成の一例を示す機能ブロック図である。上記装置
は、CAD/CAMシステム上に、ワーク図データを取
り込み、加工情報、加工部位のワーク情報(面粗度、面
材質など)を入力することによって、NC加工に最適な
加工工程、切削条件を自動決定し、NCデータを自動作
成するものであって、入力情報を処理する情報入力処理
部10と、加工穴の3次元形状(ソリッドモデル)を作
成する3次元穴形状作成部11と、加工穴ごとに工程分
割を決定する工程分割決定部12と、ドリル加工の切削
条件を決定する切削条件決定部13と、加工穴とワーク
面との傾斜関係を検証する加工方向・面角度検証部14
と、加工穴の干渉関係を検証する穴干渉検証部15と、
加工面の面粗度を検証する面粗度検証部16と、切削条
件(特に送り速度)を変更する切削条件変更部17と、
加工部位に対する工程の最初に所定の工程を追加する工
程追加変更部18と、加工穴の位置を変更する穴位置変
更部19と、加工穴が貫通穴かどうかを検証する貫通穴
検証部20と、加工終了点を変更する加工終了点変更部
21と、使用工具を決定する工具決定部22と、加工順
序を決定する加工順序決定部23と、NCデータを作成
するNCデータ作成部24と、NCデータの作成に必要
な情報を記憶するデータファイル25と、加工種類ごと
のパラメトリック3次元穴形状データを登録した穴形状
パラメトリック図形ファイル26と、加工部位名ごとの
工程分割パターンを登録した工程分割パターンファイル
27と、ドリル加工の切削条件テーブルを登録した切削
条件データファイル28と、工具の選択情報を登録した
工具情報ファイル29と、加工種類による加工優先順位
を登録した加工順序決定ファイル30と、これらの全体
を制御する制御部31とから構成され、これらは入出力
インタフェース32を介して内部的に相互に接続され、
また、外部のCAD装置33、キーボード34、CRT
ディスプレイ35、およびプリンタ36などとも接続さ
れている。
キーボード34からの入力情報などを処理して、結果を
データファイル25に記憶させるものである。入力に必
要な情報は、ワーク形状データ、加工情報、加工部位の
座標値、公差、角度、名称、番号、加工面の面粗度、面
材質などである。入力方法は次のとおりである。
報は、ワークの設計時に作成されたワーク図データをC
AD装置33から取り込むことによって入力される。ワ
ーク図データは、ワークの形状を示すワーク形状データ
と、穴の座標値をキーにして加工情報を登録した加工情
報ファイルとからなっている(図5参照)。オペレータ
が、取り込まれたワーク形状データをCRT35の画面
上で見ながら、加工対象となる部位を指示すると、情報
入力処理部10は、それに該当する加工部位の名称、座
標値、加工情報を加工情報ファイルからデータファイル
25に取り込み、各加工部位ごとにオペレータによりキ
ーボード34を介してキー入力された加工部位番号を付
す。データファイル25の内容は、たとえば図6(A)
に示すとおりである。なお、加工情報は、あらかじめ定
義された所定の加工情報表記のパターンで表現されてい
る。
は、面ごとにオペレータによりキーボード34を介して
キー入力される。具体的には、ワークの面粗度は使用工
具等によって決定される仕上げの程度に応じてあらかじ
め番号が付されており、面粗度の情報入力はその番号を
キー入力することによって行われる。たとえば、素材の
ままは「1」、荒仕上面は「2」、中仕上面は「3」、
上仕上面は「4」などとする。また、ワークの面材質と
しては、たとえばアルミ合金、鋳鉄などの情報がキー入
力される。
以外の加工種類の場合、工程分割終了後に、工程分割さ
れた加工穴ごとに、オペレータによりキーボード34を
介してキー入力される。なお、ドリル加工の場合は、後
述するように、工程分割終了後に、工程分割された加工
穴ごとに自動決定される。
次元データを使用するが、これに限定されるわけではな
く、2次元データを使用することも可能である。ワーク
形状データが2次元データである場合は、ワークに基準
ポイントを付与し、各面の基準ポイント間の距離と、各
面の法線ベクトルとを入力することによって、疑似的に
3次元形状を作ることができ、3次元データを用いる場
合と同様に、本案を実現することができる。
ル25に入力された加工情報の内容から、穴形状パラメ
トリック図形ファイル26を参照しながら該当する加工
種類のパラメトリック3次元形状(形状を変数で定義し
たもの)を検索し、変数の値を設定することによって、
加工穴の3次元形状を自動作成するものである。処理の
結果は、データファイル25内の所定のメモリ領域に格
納される。
5から加工部位名称と、穴ごとに組み合わさせている加
工種類とを読み取り、工程分割パターンファイル27に
あらかじめ登録されている加工部位名称ごとの工程分割
パターンを検索して、加工穴ごとに工程分割を自動決定
するものである(図6参照)。処理の結果(図6(C)
参照)は、データファイル25内の所定のメモリ領域に
格納される。
条件(送り速度など)を自動決定するものである。具体
的には、工程分割終了後に、オペレータにより入力され
た工具種類(高速度鋼または超硬合金)と、データファ
イル25にすでに入力されている面材質および加工情報
の加工種類(ドリルの種類)とから、切削条件データフ
ァイル28にあらかじめ登録されている切削条件テーブ
ルを検索して、工程分割された加工穴ごとに切削条件を
自動決定する。処理の結果はデータファイル25内の所
定のメモリ領域に格納される。なお、切削条件データフ
ァイル28内の切削条件テーブルの一例は図7に示すと
おりであり、ここでは、切削条件として切削速度(m/m
in)の値を例示してある。
ワーク面との傾斜関係を検証するものである。具体的に
は、加工穴40の存在する面42aの法線ベクトルV1
と当該加工穴40の加工方向V2 とのなす角θを計算
し、このθ値を所定値と比較して、切削条件(特に送り
速度)を変更するか、座ぐり工程を追加するか、また
は、こうした切削条件の変更や工程の追加といった補正
を行わないかを判定する(図8(A)参照)。すなわ
ち、180>θ≧Aの場合は、補正は行わず、A>θ≧
Bの場合は、切削条件の変更を行い、B>θ≧Cの場合
は、座ぐり工程の追加を行うものとする。切削条件の変
更は切削条件変更部17で実行され、座ぐり工程の追加
は工程追加変更部18で実行される。これらの処理の内
容は、後で説明する。なお、本実施例では、上記定数A
〜Cの値を、たとえばA=170°、B=150°、C
=100°に設定してあるが、これに限定されるもので
はなく、加工精度を考慮して、適当に設定すればよい。
たとえば、加工精度が高いときには、定数BとCとの差
が2〜3°程度であっても座ぐり工程を追加すべき場合
がある。
る。まず、加工穴40の存在する面42a上の2つのベ
クトルV3 とV4 の外積をとって両ベクトルに垂直なベ
クトルV1 を求め、これを面の法線ベクトルとする(図
8(B)参照)。そして、この法線ベクトルV1 と、穴
の加工方向を示すベクトルV2 との内積(V1 ,V2)
を計算し、下記の式にあてはめてcosθを求め、ここ
から最終的にθの値を求める。 cosθ=(V1 ,V2 )/|V1 |・|V2 | ここで、|V1 |と|V2 |はそれぞれベクトルV1 と
V2 の大きさである。
検証するものである。加工穴の干渉関係には、ワーク面
の段差に対するものと、他の穴に対するものとがある。
ては、加工穴40の口元がワーク面42の段差と干渉す
るかどうかを判定し、干渉する場合は、オペレータの選
択に従って、加工穴40の位置を変更するか、または、
座ぐり工程を追加するかを決定する(図9(A)参
照)。上記干渉の有無の判定は、加工穴40の座標値を
中心として加工径の1/2を半径とする円周41と、加
工穴40が存在する面42aと他の段部の面42bとの
交線43とが交わるかどうか、つまり交点が存在するか
どうかによって行う(図9(B)参照)。また、穴位置
の変更は穴位置変更部18で実行され、座ぐり工程の追
加は工程追加変更部17で実行される。これらの処理の
内容は、後で説明する。
でに加工されている穴または加工前のワークの素材形状
として開いている穴(両者を含めて穴44)と、後から
加工される工程分割された穴40とが干渉するかどうか
を判定し、干渉する場合は、後から加工する穴に対して
干渉部分46の切削条件(特に送り速度)を変更すべき
旨の信号を発生する(図10参照)。穴どうしが干渉す
る場合には、穴48を開ける際に工具48が切削抵抗の
小さいほう、つまりすでに存在する穴44のほうへ逃げ
てしまって(特に図10(A)参照)、所望の穴48が
得られなくおそれがあるからである。上記干渉の有無の
判定は、本システムではすべての穴が3次元形状のソリ
ッドモデルで構築されているため、ソリッドモデルを用
いた周知の干渉チェックの方法を用いて行う。また、切
削条件の変更は切削条件変更部16で実行される。この
処理の内容は後で説明する。
に入力された加工面の面粗度が所定値(素材のままの面
であることを示す「1」)であるかどうかを判定し、面
粗度が所定値(「1」)である場合は、センタもみ工程
を追加すべき旨の信号を発生する(図11参照)。セン
タもみ工程の追加は、工程追加変更部17で実行され
る。この処理の内容は後で説明する。
り速度)を変更する機能を有している。具体的には、加
工穴40の加工方向と面42の法線ベクトルとのなす角
θが所定の範囲内にある(170°>θ≧150°)場
合には、工具がぶれないように、切削条件の送り速度を
遅くし(図8(A)参照)、また、穴どうしが干渉する
場合には、工具48の逃げを防止するために、穴44と
穴40とが干渉し合う直前から干渉部分46を含む範囲
Dにわたって穴40の切削条件の送り速度を遅くする
(図10参照)。どの程度遅くするかは、両者の場合と
も、たとえば、実際の設計では状況に応じて1/2〜1
/3程度遅くするが、安全を考慮すると、1/3程度遅
くするのが好ましい。処理の結果は、データファイル2
5内の所定のメモリ領域に格納される。
分割工程群の最初に所定の工程を追加して、加工情報を
自動作成(更新)する機能を有している。具体的には、
まず、加工穴40の加工方向と面42の法線ベクトルと
のなす角θが所定の範囲内にある(150°>θ≧10
0°)場合には、面斜度が大きくて工具がぶれるおそれ
が大きいため、当該加工穴40に対する工程分割された
工程群の最初に座ぐり工程を追加する。座ぐり工程を追
加する場合は、ワーク面42に対する加工穴40の口元
の高低差を求め、それを加工深さaとするとともに、1
工程目の加工の加工径よりもやや大きい値を座ぐり加工
の加工径とする(座ぐり加工径>1工程目の加工径)
(以上、図8(A)参照)。また、加工穴40の口元が
ワーク面42の段差と干渉する場合においてオペレータ
が座ぐり加工の追加を選択した場合には、図8(A)の
場合と同様に、加工径と加工深さaを決定する。図9
(A)の斜線部分50は、座ぐり加工で切削される部分
である(以上、図9(A)参照)。これらの処理の結果
は、データファイル25内の所定のメモリ領域に格納さ
れる。
である場合には、工具48のぶれを防止するため、工程
分割された工程群の最初にセンタもみ工程を追加する
(図11参照)。センタもみ工程とは、加工の際に、加
工面が粗いため工具がぶれて加工しにくい場合に、工具
48が加工面に食いつきやすいように、あらかじめ通常
よりも遅い速度で少し切り込みを付ける加工をいう。セ
ンタもみ工程は、1工程目の工具48の先端部を用いて
行う(図11(B)参照)。その後、同じ工具48を使
って1工程目の加工を行う(図11(C)参照)。この
処理の結果は、データファイル25内の所定のメモリ領
域に格納される。
ワーク面42の段差と干渉する場合に、オペレータの選
択に従って加工穴40の位置を変更するものである(図
9参照)。この場合には、オペレータによって新たな座
標値がキー入力されると、それを処理して、結果をデー
タファイル25に送り、座標値を変更後の値に更新させ
る。
から加工穴40の加工深さdと当該加工穴40の加工方
向のワークの厚さとを読み取り、両値を比較して、当該
加工穴40が貫通穴かどうかを判定し、貫通穴である場
合は、加工終了点を変更すべき旨の信号を発生するもの
である(図12参照)。加工終了点の変更は、次に説明
する加工終了点変更部21で実行される。
である場合に、工具48の加工終了点を変更して、NC
データ作成時に必要な切削距離を修正する。具体的な修
正方法は、下記のとおりである。 切削距離=工具先端長さ(b)+食い付きエアカット量
(c)+加工深さ(d)+抜けエアカット量(e) 貫通穴の場合に上記のような修正を行うのは、加工穴の
加工深さと切削距離とが等しい場合、加工終了位置に工
具がくると加工穴の抜け口の部分にバリなどが発生する
おそれがあるため、抜けエアカット量を切削距離に加え
ることにより、穴の抜け口の部分まで完全に切削できる
ようにするためである。バリ等の発生は、加工側の面5
2および抜け側の面54がすでに面加工されているきれ
いな面か、または加工されていない素材のままかによっ
て異なるので、食い付きエアカット量(c)と抜けエア
カット量(e)は、加工側の面52および抜け側の面5
4の面粗度に応じて適当に設定する。たとえば、面粗度
が「1」(素材のまま)の場合は両エアカット量を3mm
とし、面粗度が「2」以上(面加工済)の場合は2mmと
する。このとき、加工側の面52の面粗度は、加工穴の
存在する面の面粗度をデータファイル25から検索し、
また、抜け側の面54の面粗度は、構築される3次元形
状(ソリッドモデル)に干渉する(具体的には、接す
る)面を捜し、この面の面粗度をデータファイル25か
ら検索することによって求める(以上、図12参照)。
この処理の結果は、データファイル25内の処理のメモ
リ領域に格納される。
ら加工情報、工程、工具種類などを読み取り、工具情報
ファイル29にあらかじめ登録されている工具の情報を
検索して、各工程に最も適した使用工具を自動決定する
ものである。具体的には、加工情報から判明する加工種
類、加工径、加工深さから工具のサイズを決定した後、
このサイズに合致し、かつ工具種類(高速度鋼または超
硬合金)が同じものを、工具が登録されている工具情報
ファイル29から検索することによって使用工具を決定
する。処理の結果は、データファイル25内の処理のメ
モリ領域に格納される。
5から加工部位ごとの分割された工程番号情報を読み取
り、加工順序決定ファイル30にあらかじめ登録されて
いる加工種類による加工優先順位に基づいて、所定のル
ールに従って、加工順序を自動決定するものである(図
13参照)。処理の結果は、データファイル25内の処
理のメモリ領域に格納される。なお、この処理の詳細は
後で説明する。
25に記憶されている諸情報の中から、NC工作機械を
運転するのに必要な情報(加工の順序、経路などを示す
位置情報や加工に必要な情報)をすべて自動的に数値化
(NCデータ化)する機能を有している。
して本装置の動作を説明する。図2と図3は本装置の各
部の動作を示すメインフローチャートである。
ると、情報入力処理部10は、CAD33またはキーボ
ード34からの入力情報などを処理して、結果をデータ
ファイル25に格納する(S1)。すなわち、CAD装
置33からワーク図データ(ワーク形状データと加工情
報ファイル)(図5参照)を取り込んだ後、取り込んだ
ワーク形状データをCRT35の画面上に表示させ、そ
れを見たオペレータによって加工対象となる部位が指示
されると、それに該当する加工部位の名称、座標値、加
工情報を加工情報ファイルからデータファイル25に取
り込み、各加工部位ごとにオペレータによりキー入力さ
れた加工部位番号を付す。この処理で得られたデータフ
ァイル25の内容は、たとえば図6(A)に示すとおり
である。また、ワークの面粗度、面材質などの情報は、
オペレータによりキー入力されるたびに、面ごとにデー
タファイル25に格納する。
状作成部11は、データファイル25に入力された加工
情報の内容から、穴形状パラメトリック図形ファイル2
6を参照しながら該当する加工種類のパラメトリック3
次元形状を検索し、変数の値を設定することによって、
加工穴の3次元形状を自動作成し、結果をデータファイ
ル25に格納する(S2)。
ファイル25から加工部位名称と加工部位ごとに組み合
わさせている加工情報中の加工種類とを読み取り(図6
(A)参照)、工程分割パターンファイル27に登録さ
れている加工部位名称ごとの工程分割パターンを検索し
て(図6(B)参照)、加工穴ごとに工程分割を自動決
定し、結果をデータファイル25に格納する(S3)。
この処理で得られた工程分割後加工情報は、たとえば図
6(C)に示すとおりである。
加工については、オペレータにより、工程分割された加
工穴ごとに工具種類(高速度鋼または超硬合金)の情報
入力が行われ、切削条件決定部13は、オペレータによ
り入力された工具種類(高速度鋼または超硬合金)と、
データファイル25にすでに入力されている面材質およ
び加工情報の加工種類(ドリルの種類)とから、切削条
件データファイル28に登録されている切削条件テーブ
ルを検索して(図7参照)、工程分割された加工穴ごと
に切削条件を自動決定する。また、その他の加工種類に
ついては、工程分割された加工穴ごとに、再度オペレー
タによりキーボード34を介してキー入力を行って、切
削条件を設定する。この処理で設定された切削条件は、
データファイル25に格納する(S4)。
は、加工穴40の存在する面42の法線ベクトルV1 と
当該加工穴40の加工方向V2 とのなす角θを計算し
(S5)、このθ値を所定値と比較して、θ値がどの範
囲内にあるかを判定する(S6)(図8参照)。
た場合は、ワーク面42の傾斜が小さく工具がぶれるお
それは小さいので、何らの補正を行わずにただちにS9
に進む。
°と判定された場合は、工具がぶれるおそれがあるの
で、切削条件変更部17を駆動して、切削条件の中の送
り速度を遅くし(たとえば、1/3)、この結果をデー
タファイル25に格納する(S7)。
定された場合は、ワーク面42の傾斜がさらに大きく送
り速度を遅くしても工具がぶれるおそれがあるので、工
程追加変更部18を駆動して、当該加工穴40に対する
工程分割された工程群の最初に座ぐり工程を追加し、こ
の結果をデータファイル25に格納する(S8)。この
とき、座ぐり加工の加工深さaは、ワーク面42に対す
る加工穴40の口元の高低差と等しく設定され、また、
その加工径は、1工程目の加工の加工径よりもやや大き
い値に設定される(座ぐり加工径>1工程目の加工径)
(以上、図8参照)。
検証とそれに伴う補正処理が終了すると、穴干渉検証部
15は、加工穴40の口元がワーク面42の段差と干渉
するかどうかを判定し(S9)(図9参照)、干渉しな
い場合はただちにS13に進むが、干渉する場合は、オ
ペレータの選択に従って、S11(穴位置の変更)に進
むか、またはS12(座ぐり工程の追加)に進むかを決
定する(S10)。
は、穴位置変更部19を駆動して、オペレータによりキ
ー入力された座標値をデータファイル25にフィードバ
ックして、当該加工穴40の座標値を変更後の値に更新
させる(S11)。
加を選択した場合は、工程追加変更部18を駆動して、
当該加工穴40に対する工程分割された工程群の最初に
座ぐり工程を追加し、この結果をデータファイル25に
格納する(S12)。このとき、座ぐり加工の加工深さ
aは、ワーク面42の段差と等しく設定され、また、そ
の加工径は、1工程目の加工の加工径よりもやや大きい
値に設定される(以上、図9参照)。
検証とそれに伴う補正処理が終了すると、面粗度検証部
16は、データファイル25に記憶されている加工面4
2の面粗度が所定値(「1」)であるかどうかを判定し
(S13)、面粗度が所定値(「1」)より大きい場合
はただちにS15に進むが、面粗度が所定値(「1」)
である場合は、工程追加変更部18を駆動して、工程分
割された工程群の最初にセンタもみ工程を追加し、この
結果をデータファイル25に格納する(S14)(図1
1参照)。センタもみ工程の追加によって、工具48の
ぶれが防止される。
正処理が終了すると、貫通穴検証部20は、データファ
イル25から加工穴40の加工深さdと当該加工穴40
の加工方向のワークの厚さとを読み取り、両値を比較し
て、当該加工穴40が貫通穴かどうかを判定する(S1
5)。当該加工穴40が貫通穴でない場合はただちにS
17に進むが、貫通穴である場合は、加工終了点変更部
21を駆動して、加工終了点を変更する。つまり、下記
の式、 切削距離=工具先端長さ(b)+食い付きエアカット量
(c)+加工深さ(d)+抜けエアカット量(e) によって切削距離を修正し、結果をデータファイル25
に格納する(S16)(図12参照)。
すると、工具決定部22は、データファイル25から加
工情報、工程、工具種類などを読み取り、工具情報ファ
イル29に登録されている工具情報を検索して、各工程
に最も適した使用工具を自動決定し、結果をデータファ
イル25に格納する(S17)。
ファイル25から加工部位ごとの分割された工程番号情
報を読み取り、加工順序決定ファイル30に登録されて
いる加工種類による加工優先順位に基づいて、所定のル
ールに従って、加工順序を自動決定し、結果をデータフ
ァイル25に格納する(S18)(図13参照)。
チャートである。まず、加工順序番号Nを1にリセット
し(S22)、データファイル25内の各加工穴の小さ
い工程番号の中から加工優先順位の高いものを選択する
(S23)。それから、S23で選択したものの中に同
じ加工種類が複数個存在するかどうかを判断し(S2
4)、複数個存在しない、つまりただ1個である場合
は、その工程に加工順序番号を付し(S25)、N値を
1だけインクリメントし(S26)、残工程があれば
(S30)S23に戻る。
個存在すると判断された場合は、その中で加工部位番号
の最も小さいものに加工順序番号を付し(S27)、N
値を1だけインクリメントし(S28)、同じ加工寸法
のものが他に存在すれば(S29)S27に戻る。すな
わち、S27〜S29のステップによって、加工部位番
号の最も小さいものから順に加工順序番号が付されるこ
とになる。S29で同じ加工寸法のものが他に存在しな
ければ、S30の判断を介して再びS23に戻る。
(C)の注記の記載例で表現すれば、まず、工程番号1
の中から、優先順位の高い加工種類CをもつF2−1が
選択され(S23)、これに加工順序番号N=1が付さ
れる(S25)。次に、優先順位の高い加工種類Dをも
つF1−1、F3−1が選択され(S23)、加工部位
番号の小さいF1のほうから順に加工順序番号N=2、
N=3が付される(S27〜S29)。次に、工程番号
2の中から、優先順位の高い加工種類DをもつF2−
2、F3−2が選択され(S23)、加工部位番号の小
さいF2のほうに加工順序番号N=4が付され(S2
7)、他にこれと同じ加工寸法のものが存在しないので
(S29)、再び、S23に戻って、優先順位の高い加
工種類DをもつF3−2が選択され、これに加工順序番
号N=5が付される(S25)。次に、工程番号2の中
から、残りのF1−2が選択され(S23)、これに加
工順序番号N=6が付される(S25)。次に、工程番
号3の中から、加工種類TをもつF2−3、F3−3が
選択され(S23)、加工部位番号の小さいF2のほう
に加工順序番号N=7が付され(S27)、他にこれと
同じ加工寸法のものが存在しないので(S29)、再
び、S23に戻ってF3−3が選択され、これに加工順
序番号N=8が付される(S25)。すなわち、加工順
序は、図13(C)に示すようになる。
5は、S18で決定された加工順序により、データファ
イル25からS2で作成された3次元穴形状を読み取
り、すでに加工されている穴44または加工前のワーク
の素材形状として開いている穴44と、後から加工され
る工程分割された穴40とが干渉しているかどうかを判
定し(S19)、干渉していない場合はただちにS21
に進む。これに対し、穴どうしが干渉している場合は、
切削条件変更部17を駆動して、穴44と穴40とが干
渉し合う直前から干渉部分46を含む範囲Dにわたって
穴40の切削条件の中の送り速度を遅くし(たとえば、
1/3)、この結果をデータファイル25に格納する
(S20)(図10参照)。これにより、工具48が切
削抵抗の小さい穴44のほうへ逃げるのが防止される。
正処理が終了すると、NCデータ作成部24は、データ
ファイル25に記憶されている諸情報の中から、NC工
作機械を運転するのに必要な情報をすべてNCデータ化
し、結果をデータファイル25に格納する(S21)。
する面とのなす角が大きいとき、加工穴とワーク面の段
差とが干渉するとき、加工面が粗いとき、加工穴が貫通
穴であるとき、または、穴どうしが干渉するときに、加
工がしやすくなるように、適宜、自動的に、送り速度を
遅くしたり、座ぐり工程を追加したり、センタもみ工程
を追加したり、穴位置を変更したり、または、切削距離
を補正するようにしたので、CAD/CAMシステム上
で、NC加工に最適な加工工程と切削条件を自動決定で
きるようになり、従来のように工程変更や切削条件の変
更などの修正作業や試加工などの工数が不要となり、N
Cデータの作成時間が大幅に短縮されることになる。
れの属する面とのなす角が大きい場合でも、NC加工に
最適な加工しやすい加工情報が自動的に作成される。
ク面の段差とが干渉する場合でも、NC加工に最適な加
工しやすい加工情報が自動的に作成される。
請求項2の発明の効果に加えて、加工部位の属する面が
粗い場合でも、NC加工に最適な加工しやすい加工情報
が自動的に作成される。
請求項2の発明の効果に加えて、加工部位が貫通穴であ
る場合でも、NC加工に最適な加工しやすい加工情報が
自動的に作成される。
する場合でも、NC加工に最適な加工しやすい加工情報
が自動的に作成される。
の一例を示す機能ブロック図
ート
に供する図
図
Claims (5)
- 【請求項1】 入力されたワークの図形データおよび加
工情報からNCデータを自動的に作成するNCデータ自
動作成装置において、 加工部位が属する面に対する当該加工部位の加工方向の
傾斜度を算出する手段と、 前記傾斜度に応じて、加工条件を変更するか、加工工程
を追加するか、または、現在の加工情報を維持するかを
選択実行する手段と、 を有することを特徴とするNCデータ自動作成装置。 - 【請求項2】 入力されたワークの図形データおよび加
工情報からNCデータを自動的に作成するNCデータ自
動作成装置において、 加工部位とワーク面の段差との干渉の有無を判定する手
段と、 干渉有りと判定されたときに、加工部位の位置を変更す
るか、または、加工工程を追加するかを選択実行する手
段と、 を有することを特徴とするNCデータ自動作成装置。 - 【請求項3】 さらに、前記選択実行する手段は、 加工部位が属する面の粗度に応じて、加工工程を追加す
るか、または、現在の加工情報を維持するかを選択実行
することを特徴とする請求項1または2に記載の NCデ
ータ自動作成装置。 - 【請求項4】 さらに、 加工部位の加工深さと当該加工部位の加工方向のワーク
厚さとを比較して、当該加工部位が貫通穴かどうかを判
定する手段と、 貫通穴と判定されたときに、加工条件を変更する手段
と、 を有することを特徴とする請求項1または2に記載の N
Cデータ自動作成装置。 - 【請求項5】 入力されたワークの図形データおよび加
工情報からNCデータを自動的に作成するNCデータ自
動作成装置において、 穴形状データと工程順序データとに基づいて、穴どうし
の干渉の有無を判定する手段と、 干渉有りと判定されたときに、後から加工される加工部
位に対して干渉部分を含む範囲での加工条件を変更する
手段と、 を有することを特徴とするNCデータ自動作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06074812A JP3123340B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | Ncデータ自動作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06074812A JP3123340B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | Ncデータ自動作成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276185A JPH07276185A (ja) | 1995-10-24 |
JP3123340B2 true JP3123340B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=13558106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06074812A Expired - Fee Related JP3123340B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | Ncデータ自動作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123340B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
WO2002010870A1 (fr) * | 2000-07-31 | 2002-02-07 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Systeme cam integre, procede de creation integree de donnees cn, systeme de cocneption d'une piece a façonner, dispositif de creation de donnees de façonnage, et programme |
KR100821799B1 (ko) * | 2003-07-04 | 2008-04-11 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 자동 프로그래밍 방법 및 장치 |
JP4196936B2 (ja) * | 2004-11-16 | 2008-12-17 | 三菱電機株式会社 | 穴加工用ncプログラム作成装置及び穴加工ncプログラム作成装置用プログラム |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP06074812A patent/JP3123340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07276185A (ja) | 1995-10-24 |
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